シンメンテホールディングス株式会社

Shin Maint Holdings Co.,Ltd.
品川区東大井二丁目13番8号
証券コード:60860
業界:サービス業
有価証券報告書の提出日:2023年5月26日

(1)連結経営指標等

回次

第34期

第35期

第36期

第37期

第38期

決算年月

2019年2月

2020年2月

2021年2月

2022年2月

2023年2月

売上高

(千円)

14,152,117

15,678,393

14,420,064

16,434,392

19,408,149

経常利益

(千円)

644,305

854,320

704,477

923,082

1,054,694

親会社株主に帰属する当期純利益

(千円)

501,909

591,978

436,610

571,101

687,999

包括利益

(千円)

502,084

591,454

424,409

573,224

696,042

純資産額

(千円)

2,272,402

2,618,356

2,862,491

2,708,066

2,954,660

総資産額

(千円)

5,025,148

5,897,734

5,886,291

6,746,816

7,059,773

1株当たり純資産額

(円)

213.30

246.91

270.06

265.10

296.29

1株当たり当期純利益金額

(円)

47.50

55.95

41.18

54.46

68.72

潜在株式調整後1株当たり当期純利益金額

(円)

47.22

55.64

自己資本比率

(%)

45.2

44.4

48.6

40.1

41.9

自己資本利益率

(%)

24.9

24.2

15.9

20.5

24.3

株価収益率

(倍)

22.4

18.7

21.2

16.7

21.6

営業活動によるキャッシュ・フロー

(千円)

760,776

1,061,544

212,731

1,169,408

766,234

投資活動によるキャッシュ・フロー

(千円)

83,326

23,924

229,896

21,665

198,223

財務活動によるキャッシュ・フロー

(千円)

242,945

426,021

179,722

421,338

701,041

現金及び現金同等物の期末残高

(千円)

2,327,962

2,939,561

2,742,674

3,512,410

3,379,379

従業員数

(名)

181

189

202

217

253

〔外、平均臨時雇用者数〕

146

135

128

154

170

(注)1.「収益認識に関する会計基準」(企業会計基準第29号 2020年3月31日)等を当連結会計年度の期首から適用しており、当連結会計年度に係る主要な経営指標等については、当該会計基準等を適用した後の指標等となっております。

2.2020年3月1日付で普通株式1株につき2株の割合で株式分割を行いました。第34期の期首に株式分割が行われたと仮定して1株当たり純資産額、1株当たり当期純利益金額及び潜在株式調整後1株当たり当期純利益金額を算定しております。

3.第36期、第37期及び第38期の潜在株式調整後1株当たり当期純利益金額については、潜在株式が存在しないため、記載しておりません。

 

(2)提出会社の経営指標等

回次

第34期

第35期

第36期

第37期

第38期

決算年月

2019年2月

2020年2月

2021年2月

2022年2月

2023年2月

売上高

(千円)

305,412

370,192

1,088,639

1,191,398

968,616

経常利益

(千円)

16,301

22,053

770,359

872,818

591,007

当期純利益又は当期純損失(△)

(千円)

9,889

50,674

718,491

838,457

562,516

資本金

(千円)

234,542

236,000

236,000

236,000

236,000

発行済株式総数

(株)

5,384,100

5,416,500

10,833,000

10,833,000

10,833,000

純資産額

(千円)

1,275,250

978,550

1,504,565

1,617,496

1,738,608

総資産額

(千円)

1,972,798

1,626,767

2,182,922

2,673,667

2,609,330

1株当たり純資産額

(円)

119.70

92.28

141.95

158.34

174.35

1株当たり配当額

(円)

26

34

15

19

23

(1株当たり中間配当額)

-)

-)

-)

-)

-)

1株当たり当期純利益金額又は1株当たり当期純損失金額(△)

(円)

0.94

4.79

67.77

79.95

56.19

潜在株式調整後1株当たり当期純利益金額

(円)

0.93

自己資本比率

(%)

64.6

60.2

68.9

60.5

66.6

自己資本利益率

(%)

0.8

57.9

53.7

33.5

株価収益率

(倍)

1,138.0

12.9

11.4

26.4

配当性向

(%)

1,389.1

22.1

23.8

40.9

従業員数

(名)

〔外、平均臨時雇用者数〕

-〕

-〕

-〕

-〕

-〕

株主総利回り

(%)

94

94

80

85

137

(比較指標:東証マザーズ

指数)

(%)

74.1

76.3

173.3

59.8

103.2

最高株価

(円)

3,150

3,405

※1,245

1,278

1,519

1,597

最低株価

(円)

1,701

1,288

※980

581

763

860

 

(注)1.「収益認識に関する会計基準」(企業会計基準第29号 2020年3月31日)等を当事業年度の期首から適用しており、当事業年度に係る主要な経営指標等については、当該会計基準等を適用した後の指標等となっております。

2.当社は、2020年3月1日付で普通株式1株につき2株の割合で株式分割を行いました。これに伴い、第34期の期首に当該株式分割が行われたと仮定し、1株当たり純資産額、1株当たり当期純利益金額又は1株当たり当期純損失金額及び潜在株式調整後1株当たり当期純利益金額を算定しております。

3.潜在株式調整後1株当たり当期純利益金額については、第35期は、潜在株式が存在するものの、1株当たり当期純損失であるため、記載しておりません。また、第36期、第37期及び第38期は潜在株式が存在しないため、記載しておりません。

4.第35期の自己資本利益率、株価収益率、配当性向については、当期純損失であるため記載しておりません。

5.第34期の1株当たり配当額には、特別配当4円を含んでおります。

6.第35期の1株当たり配当額には、特別配当4円を含んでおります。

7.第38期の1株当たり配当額には、記念配当3円を含んでおります。

8.最高株価及び最低株価は2022年4月4日より東京証券取引所(グロース市場)におけるものであり、それ以前は東京証券取引所(マザーズ市場)におけるものであります。

※印は株式分割による権利落後の最高・最低株価を示しております。

 

2【沿革】

 当社は、1985年8月に千葉県我孫子市に設立された「クロダ株式会社」を1999年10月に飲食チェーン店のメンテナンス業を行うことを目的として買い取り、商号、目的を変更し、東京都港区に「株式会社トレス・プロジェクト」として創業いたしました。

 株式会社トレス・プロジェクト設立以後の当社の企業集団に係る経緯は、次のとおりであります。

年月

概要

1999年10月

東京都港区赤坂にメンテナンス業(「緊急メンテナンスサービス」)を事業目的とした、株式会社トレス・プロジェクト(現シンプロメンテ株式会社)を創業

2002年 5月

東京都品川区南大井に本店移転

2004年12月

商号を株式会社トレス・プロジェクトからシンプロメンテ株式会社に変更

2005年 5月

ISO9001:2000を取得(適用範囲:本社)

2006年 3月

東京都品川区北品川に本店移転

2006年 4月

大阪府大阪市中央区に大阪営業所を新設

2006年 5月

事前に不具合を防止する「予防メンテナンスサービス」を開始

2006年 9月

厨房機器メーカーを対象とした「メンテナンスアウトソーシングサービス」を開始

2008年 4月

福岡県福岡市南区に福岡営業所を新設

2008年 5月

株式会社ダスキンと提携

2009年 5月

東京都品川区東大井に本店移転

2009年 7月

株式会社ダスキンと業務提携し、「緊急駆けつけサービス」を開始

2011年 7月

大阪府大阪市東淀川区に大阪営業所を移転

2011年 8月

愛知県名古屋市西区に名古屋営業所を新設

2012年 4月

宮城県仙台市宮城野区に仙台営業所を新設

2013年11月

東京都品川区東大井に本店移転

2013年12月

東京証券取引所マザーズに上場

2017年 9月

株式会社乃村工藝社と資本業務提携

2017年 9月

株式会社テスコを株式交換により子会社化

2017年 9月

吸収分割により、メンテナンス事業をシンプロメンテ分割準備株式会社へ承継し、社名をシンメンテホールディングス株式会社と商号変更

2017年 9月

シンプロメンテ株式会社(旧シンプロメンテ分割準備株式会社)と株式会社テスコを子会社とする持株会社体制へ移行

2022年 4月

東京証券取引所の市場区分の見直しにより、東京証券取引所のマザーズ市場からグロース市場へ移行

3【事業の内容】

 当社グループは、大手飲食業界や物販・小売業、介護業などを主要顧客として、店舗・施設の設備・機器及び内外装等の不具合に対して、顧客本部に代ってメンテナンスを行うことを主たる業務としております。具体的には、全国の店舗・施設からのメンテナンス依頼を当社グループで受け付け、依頼の種類、地域、内容等に応じて、全国の10,000社を超える当社協力業者(メンテキーパー(注1))から適切な業者を選定・手配し、店舗・施設の設備・機器及び内外装等の不具合を解決するメンテナンスサービスをワンストップで提供しております。

 また、当社は、有価証券の取引等の規制に関する内閣府令第49条第2項に規定する特定上場会社等に該当しております。これにより、インサイダー取引規制の重要事実の軽微基準については連結ベースの数値に基づいて判断することとなります。

 

〔事業系統図〕

 

0101010_001.png

 

 当社グループの事業は、ワンストップメンテナンスサービスとメンテナンスアウトソーシングサービスに大別されます。ワンストップメンテナンスサービスでは、店舗・施設の設備・機器及び内外装等の突発的なトラブル発生時に対応する緊急メンテナンスサービスと店舗・施設の設備・機器等の点検・整備・洗浄・清掃を定期的に行う予防メンテナンスサービスを提供しております。メンテナンスアウトソーシングサービスでは当社グループのメンテナンス体制を厨房機器メーカーに提供することによって、メーカー自社のメンテナンス対応力を向上させるサポートを行っております。

 具体的な内容は以下のとおりとなります。

 なお、当社グループのセグメントは単一でありますが、事業毎にサービス内容が異なるため、個別に内容を記載しております。

 

1.ワンストップメンテナンスサービス

(1)緊急メンテナンスサービス

 当社グループは、顧客のあらゆる不具合に対して、トータルメンテナンスサービスを提供しております。当該サービスにおいては、店舗・施設で突発的に発生した不具合に対して、24時間365日修理依頼を受け付け、全国規模で当社がネットワーク化したメンテキーパーから適切な業者の選出・手配を行い、不具合に対する修理・修繕による原状復帰を迅速に行っております。

 このサービスの特徴は、①24時間365日修理依頼を受け付けること、②依頼受付時に店舗・施設への問診を行った上で、店舗・施設で自ら対応可能なトラブルに対しては対応アドバイスを行い、顧客に不要なコスト負担や時間ロスを発生させないこと、③確実かつスピーディーにメンテナンス完了確認と報告を行うこと、④受け付けた修理依頼についてはメンテナンスデータとしてWEB等を利用した情報管理により店舗・施設の本部と共有化が可能なことです。

 

 また、当社グループの本社及び各営業所には、メンテナンス道場(注2)を設け、顧客自らが一定の店舗・施設の各種設備・機器の修繕が可能となるような研修を施すことによって、店舗・施設メンテナンスに関する知識、意識の向上を図ると共に、顧客との長期的な関係の構築を図ることを目指しております。

<サービス内容及び対象>

厨房機器、給排水衛生設備、空調・給排気・ダクト設備、電気設備、照明機器、ガス設備、内外装、看板、外構、開口部・自動ドア・ガラス・鍵、リフト、シャッター、防災設備等に対するメンテナンス

(注1) 顧客店舗・施設・本部のメンテナンスを行う委託先協力業者に対する当社の呼称であります。

(注2) 店舗・施設の修理、修繕に関する研修を顧客向けに行う当社の店舗・施設メンテナンスの研修所に対する呼称であります。

〔事業系統図〕

 

0101010_002.png

 

(2)予防メンテナンスサービス

 店舗・施設運営に支障をきたす突発的な設備・機器の不具合の発生を未然に防ぐために、メンテキーパーを手配し、定期的に点検や整備、清掃、分解洗浄等を行うサービスであります。

 夏期にフル稼働となるエアコンに対するシーズン前の点検や整備、作動状態を良好に維持するための分解薬品洗浄、冷凍冷蔵庫や製氷機等の冷機器類のコンデンサ目詰まりに対する薬品洗浄、排水管やグリストラップの定期的な清掃・洗浄などを行います。当社グループでは、店舗・施設の業態や規模、営業時間等を考慮してメンテナンス実施計画をカスタマイズし、実施にあたっては計画に沿ったメンテキーパーの進捗管理やイレギュラーケースが発生した場合の迅速な調整を行い、実施完了までトータルに管理しております。

 このサービスの特徴は、①店舗・施設の状況に合わせたメンテナンス実施計画をカスタマイズして作成した上で作業を実施すること、②作業実施内容については報告書として記録して店舗・施設の本部と共有すること、③作業実施後の修理・修繕のアフターフォローが迅速に行えることであります。

<サービス内容及び対象>

空調・給排気・ダクト設備、厨房機器、排水管・グリストラップ、受水槽・ポンプ関連、看板、防災設備等に対する定期点検、整備、清掃、洗浄

〔事業系統図〕

 

0101010_003.jpg

 

 

2.メンテナンスアウトソーシングサービス

 当社グループが厨房機器メーカーの実施するメンテナンスサービスのアウトソーサー(注3)として活動するサービスであります。

 厨房機器メーカーは、自社製品の販売先に対する更なるサービス向上のために修理・修繕といったメンテナンス体制の強化が求められている反面、技術労働者の減少や自社のみでの夜間・休日の対応体制構築が困難であることから、外部の力を効率良く活用したいと考えております。一方、当社は、メンテキーパーに対するメンテナンス依頼件数増加の取り組みと継続的なメンテキーパーのネットワーク活動の活性化を検討しておりました。そのため、双方の思惑が合致し、事業として開始いたしました。当社グループでは、厨房機器メーカーのコールセンターから修理依頼を受け付け、メンテキーパーの選出・手配を行います。そして、現場でのメンテキーパーによる修理・修繕の完了後、コールセンター宛に完了報告書を提出するところまでが主たる業務となります。

 また、2[沿革]にも記載のとおりですが、厨房機器メーカー以外にも、2008年5月に株式会社ダスキンとの業務提携により、株式会社ダスキンの顧客で個人経営飲食店等を対象にメンテナンスアウトソーシングサービスを提供しております。

 このサービスの特長として、①コールセンター機能だけでなく、進捗管理や請求処理サポートなどのオペレーションセンター機能を提供すること、②メンテナンスに関する予防・改善措置の提案等のコンサルテーションを実施することが挙げられます。

(注3) 言語の厳密な解釈では、受託企業はアウトソーシー(outsourcee)ですが、一般的に広く「受託企業=アウトソーサー」と認識されているために、それに倣います。

〔事業系統図〕

 

0101010_004.png

 

4【関係会社の状況】

名称

住所

資本金又は出資金

(千円)

主要な事業の内容

議決権の所有(又は被所有)割合

(%)

関係内容

(連結子会社)

 

 

 

 

 

シンプロメンテ㈱

(注)1,2

東京都品川区

10,000

メンテナンス

サービス

100.0

役員の兼任5名

㈱テスコ

(注)1,3

東京都三鷹市

10,000

メンテナンス

サービス

100.0

役員の兼任4名

(注)1.特定子会社であります。

2.シンプロメンテ㈱については、売上高(連結会社相互間の内部売上高を除く)の連結売上高に占める割合が10%を超えております。

主要な損益情報等

① 売上高

10,511,887千円

② 経常利益

646,891千円

③ 当期純利益

443,570千円

④ 純資産額

1,025,727千円

⑤ 総資産額

3,223,372千円

3.㈱テスコについては、売上高(連結会社相互間の内部売上高を除く)の連結売上高に占める割合が10%を超えております。

主要な損益情報等

① 売上高

8,898,718千円

② 経常利益

412,564千円

③ 当期純利益

277,680千円

④ 純資産額

1,370,827千円

⑤ 総資産額

2,439,047千円

5【従業員の状況】

(1)連結会社の状況

 

2023年2月28日現在

事業部門の名称

従業員数(名)

メンテナンスサービス

222

〔153〕

全社(共通)

31

〔17〕

合計

253

170

(注)1.従業員数は就業人員であります。

2.従業員数欄の〔外書〕は、臨時従業員(契約社員及びパートタイマーを含み、派遣社員を除く)の最近1年間の平均雇用人員であります。

3.当社グループは単一セグメントであるため、セグメントごとの記載を省略しております。

4.全社(共通)は総務、人事、経理及び財務等の管理部門の従業員であります。

5.前事業年度末に比べ従業員数が36名増加しております。主な理由は、業容の拡大に伴い期中採用が増加したことによるものであります。

 

(2)提出会社の状況

 当社は従業員はおりません。

 

(3)労働組合の状況

 当社には労働組合は結成されておりませんが、連結子会社である株式会社テスコにのみ労働組合が結成されております。なお、労使関係は円満に推移しており、特記すべき事項はありません。

 

2【事業等のリスク】

 当社グループの事業上のリスクと考えられる主な事項を以下に記載しております。また、必ずしもリスク要因に該当しない事項であっても、投資判断上、あるいは当社を理解する上で重要と考えられる事項については、投資家及び株主に対する積極的な情報開示の観点から記載しております。

 当社グループは、これらのリスク発生の可能性を認識した上で、発生の回避及びその対応に努める方針ではありますが、投資判断は、記載事項及び本稿以外の記載事項を慎重に検討した上で行われる必要があります。

 また、以下の記載は本株式への投資に関するリスクすべてを網羅するものではありませんので、その点にご留意下さい。なお、文中における将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。

 

(1)事業内容等に係わるリスクについて

① 外食業界への業績依存について

 当社グループは、創業当初より飲食チェーン店舗のメンテナンスを手掛けており、外食業界に属する企業に対する売上高は、全体の74.7%を占めております(2023年2月期)。

 当社グループは、物販、介護施設、ホテル、病院などの外食産業以外の業種への展開を急速に進めており、当社売上全体に占める外食産業比率の低下を確実に図っておりますが、他社との競合による価格競争の発生等の影響で、主力取引先である外食産業からのメンテナンス依頼が減少する等の影響により、当該業績が悪化する可能性があります。また、計画どおりに新規市場での顧客獲得ができない場合には、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。

 

② 特定取引先への業績依存について

 当社グループは、売上高の53.4%、売上総利益の49.4%を外食業界、物販、介護施設の販売先上位10社に依存しております(2023年2月期)。当社グループは、当該販売先との良好な関係を構築しておりますが、当該販売先との取引の失注、契約終了等が生じた場合や、当該販売先のメンテナンス需要の動向等により、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。

 

③ 気候変動による業績への影響について

 当社グループの主力取引先である外食産業では、冷凍・冷蔵機器及び空調設備は重要な設備機器であり、これらの設備機器への負荷が大きくなる夏場(6~8月)にかけて、緊急メンテナンスサービスの需要が高くなる傾向にあります。この夏場における気候の状況によっては、外食産業におけるメンテナンス需要が変動し、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。

 

④ 主要顧客のメンテナンス内製化について

 当社グループの事業は、顧客である店舗本部及び各店舗、各施設等からのメンテナンス依頼の受託であります。顧客が外注割合を高め、当社に対する発注を増やした場合には、当社の売上・利益は増加し、逆に顧客が店舗・施設のメンテナンスの内製化を強化し、当社グループに対する発注を減らした場合には、当社グループの売上・利益は減少することになります。したがって、顧客の店舗・施設メンテナンスに関する外注政策により、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。

 

⑤ メンテキーパーへの外注について

 当社グループではメンテナンス業務のほとんどを外注先であるメンテキーパーに委託しております。メンテキーパーへ業務を委託するにあたり、資質、メンテナンススキル、機動性、資格の保有状況及び過去の実績等を総合的に調査の上で決定し、管理を行っております。

 しかしながら、メンテキーパーのメンテナンス能力低下・経営状況の悪化、メンテキーパーの対応不良による得意先からのクレーム発生、現場での事故発生等による当社評判の低下及び損害賠償責任の負担、メンテキーパーの新規開拓の遅れ、当社グループによるメンテキーパーの維持管理状況の悪化等により、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。

 

⑥ 競合関係に伴うリスクについて

 当社グループが事業を遂行するメンテナンス市場は、厳しい競合状況に置かれています。当社グループは、国内の同業他社、店舗・施設の施工業者及びメンテナンスサービスを提供する業者と競合しておりますが、これらの競合会社のなかには、対応スピード、修繕等の技術、人材等、一部の面で、当社グループよりも優位性のある会社が存在する可能性があります。

 メンテキーパーは、対応スピード、修繕技術等の競争力を有していると当社グループは認識しております。しかし、メンテキーパーの競争力が低下した場合、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。

 

⑦ 基幹システムのシステムダウンについて

 人的過失、自然災害、停電など様々な原因により、メンテシステムがシステムダウンを起こし、メンテキーパー手配、請求業務等が利用できない等の障害が発生する可能性があります。当社グループでは、システムのバックアップを行うとともに、緊急時の対応については、システム会社等による早期の復旧を図る体制を構築しております。しかしながら、大規模災害等、想定を超えるシステム障害が発生した場合には、メンテキーパーへの手配遅延等による当社グループのサービスの低下等が発生し、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。

 

(2)当社グループの事業運営体制に係わるリスクについて

① 現経営陣への依存について

 当社グループの経営陣は、創業者である内藤秀雄を始めとして、メンテナンス業務及び当該業務に付随する特有の管理業務に関する豊富な経験と知識を有しており、当社グループの経営方針・利益計画の策定及び執行、メンテキーパーに対する管理等につき、重要な役割を果たしております。

 当社グループは、組織体制の整備を図り、特定の取締役に依存しない体制の構築に努めておりますが、予期せぬ事情により、当該取締役が離職した場合には、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。

 

② 譲渡制限付株式報酬制度について

 当社グループでは、株主の皆様と一層の価値共有を進め、中長期的な企業価値の向上を目的として、役員及び従業員への権譲渡制限付株式の付与を実施しております。今後も業績向上等、当社グループの成長に貢献すると考えられる役員及び従業員には、権譲渡制限付株式の付与を行っていく方針であります。そのため、権譲渡制限付株式の付与が実施された場合は、当社の株式の流動性が低下する可能性があります。

 

(3)その他

① 激甚災害等について

 当社グループ役職員の大半は、当社又は子会社の本社において業務を行っているため、地震・台風・津波等による激甚災害、テロ、強毒性インフルエンザ等の感染症等により、当社又は子会社の本社又は役職員が被害を受けた場合、当社グループの事業活動の継続に支障をきたす可能性があります。また、大規模災害等によりメンテキーパー等が罹災し、サービスの提供が困難になった場合には、当社グループへの発注が減少する等、事業及び業績に影響を与える可能性があります。

 

② 新型コロナウイルス感染症拡大の影響について

 新型コロナウイルス感染症拡大による当社グループへの影響については、次期連結会計年度においては徐々に低減が見込まれるものの収束時期の見通しは未だに立っておらず、不透明な事業環境が一定期間にわたり継続するとの仮定を置いております。なお、新型コロナウイルス感染症拡大による影響は、不確定要素が多く、収束までの期間が長期化した場合は、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。

4【経営上の重要な契約等】

  (株式会社乃村工藝社との資本業務提携)

  当社は2017年4月27日開催の取締役会において、株式会社乃村工藝社との間で資本提携及び業務提携を行うこと を決議し、また、2021年11月4日開催の取締役会において、株式会社乃村工藝社との間で業務提携をさらに強化、拡充していくことを決議し、両社間で業務提携契約を締結しております。

 

2【主要な設備の状況】

(1)提出会社

2023年2月28日現在

 

事業所名

(所在地)

設備の内容

帳簿価額(千円)

従業員数

(名)

建物

工具、

器具及び備品

リース

資産

ソフト

ウエア

その他

合計

本社

(東京都品川区)

本社機能他

1,069

7,965

9,035

-〔-〕

(注)1.現在休止中の主要な設備はありません。

2.帳簿価額のうち「その他」の主な内訳は車両運搬具であります。

 

(2)国内子会社

2023年2月28日現在

 

会社名

事業所名

(所在地)

設備の内容

帳簿価額(千円)

従業員数

(名)

建物

工具、

器具及び備品

リース

資産

ソフト

ウエア

その他

合計

シンプロメンテ㈱

本社

(東京都品川区)

本社機能他

68,496

12,543

8,026

12,503

7,843

109,414

137〔74〕

㈱テスコ

本社

(東京都三鷹市)

本社機能他

56,517

12,386

16,009

12,797

7,077

104,788

116〔96〕

(注)1.現在休止中の主要な設備はありません。

2.帳簿価額のうち「その他」の主な内訳は車両運搬具であります。

3.従業員数欄の〔外書〕は、臨時従業員の年間平均雇用人員であります。

4.上記の他、連結会社以外の者から賃借している設備の内容は下記のとおりであります。

会社名

事業所名

(所在地)

設備の内容

床面積(㎡)

年間賃借料(千円)

シンプロメンテ㈱

本社

(東京都品川区)

本社事務所

1,749.62

43,577

㈱テスコ

本社

(東京都三鷹市)

本社事務所

1,254.04

30,524

①【株式の総数】

種類

発行可能株式総数(株)

普通株式

24,000,000

24,000,000

 

①【ストックオプション制度の内容】

   該当事項はありません。

②【ライツプランの内容】

 該当事項はありません。

(5)【所有者別状況】

 

 

 

 

 

 

 

2023年2月28日現在

区分

株式の状況(1単元の株式数 100株)

単元未満株式の状況(株)

政府及び地方公共団体

金融機関

金融商品取引業者

その他の法人

外国法人等

個人

その他

個人以外

個人

株主数(人)

5

16

28

38

2

1,865

1,954

所有株式数

(単元)

9,475

273

12,121

20,969

11

65,461

108,310

2,000

所有株式数の割合

(%)

8.75

0.25

11.19

19.36

0.01

60.44

100.00

(注)自己株式860,791株は、「個人その他」に8,607単元、「単元未満株式の状況」に91株含まれております。

(6)【大株主の状況】

 

 

2023年2月28日現在

氏名又は名称

住所

所有株式数

(株)

発行済株式(自己株式を除く。)の総数に対する所有株式数の割合(%)

内藤 秀雄

神奈川県横浜市西区

2,331,100

23.37

内藤 剛

東京都港区

784,000

7.86

株式会社乃村工藝社

東京都港区台場2丁目3-4

686,848

6.88

NORTHERN TRUST

CO.(AVFC) SUB A/C

NON TREATY

(常任代理人 香港上海銀行東京支店 カストディ業務部)

50 BANK STREET

CANARY WHARF

LONDON E14 5NT,

UK

(東京都中央区日本橋3丁目11-1)

522,300

5.23

日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口)

東京都港区浜松町2丁目11-3

426,800

4.27

株式会社日本カストディ銀行(信託口)

東京都中央区晴海1丁目8-12

418,900

4.20

株式会社Shu Management

東京都港区高輪2丁目1-58

400,000

4.01

FCP SEXTANT AUTOUR DU MONDE

(常任代理人 香港上海銀行東京支店 カストディ業務部)

9 AVENUE PERCIER 7 5008 PARIS

(東京都中央区日本橋3丁目11-1)

400,000

4.01

合田 利恵

福岡県福岡市中央区

378,000

3.79

Goldman Sachs Bank Europe SE,Luxembourg Branch

(ゴールドマン・サックス証券株式会社)

32-40 Boulevard Grande-Duchesse Charlotte,Luxembourg

(東京都港区六本木6丁目10-1)

355,000

3.55

6,702,948

67.21

(注)1.上記のほか、自己株式が860,791株あります。

 

 

 

   2.アミラル・ジェスチョンから2022年3月8日付で大量報告書に係る変更報告書が提出されておりますが、当社としては、当事業年度末における実質所有株式数の確認ができませんので、上記大株主の状況には含めておりません。なお、当該大量保有報告書に係る変更報告書による2022年3月1日現在の株式保有状況は以下のとおりであります。

氏名又は名称

住所

所有株式数

(株)

発行済株式(自己株式を除く。)の総数に対する所有株式数の割合(%)

アミラル・ジェスチョン(AMIRAL GESTION)

103 RUE DE GRENELLE 75007 PARIS FRANCE

822,000

8.24

   3.ブイアイエス・アドバイザーズ・エルピーから2022年7月27日付で大量報告書に係る変更報告書が提出されておりますが、当社としては、当事業年度末における実質所有株式数の確認ができませんので、上記大株主の状況には含めておりません。なお、当該大量保有報告書に係る変更報告書による2022年7月21日現在の株式保有状況は以下のとおりであります。

氏名又は名称

住所

所有株式数

(株)

発行済株式(自己株式を除く。)の総数に対する所有株式数の割合(%)

ブイアイエス・アドバイザーズ・エルピー(VIS Advisors,LP)

New York,NY 10022 U.S.A.488 Madison Avenue 21st floor

767,800

7.69

 

 

①【連結貸借対照表】

 

 

(単位:千円)

 

前連結会計年度

(2022年2月28日)

当連結会計年度

(2023年2月28日)

資産の部

 

 

流動資産

 

 

現金及び預金

3,479,786

3,378,902

受取手形及び売掛金

2,000,581

-

受取手形

-

56,545

売掛金

-

2,210,362

商品

85,992

83,069

未成業務支出金

83,288

135,595

未収還付法人税等

125,963

97,159

その他

303,407

301,797

貸倒引当金

4,445

54

流動資産合計

6,074,574

6,263,378

固定資産

 

 

有形固定資産

 

 

建物(純額)

78,105

125,013

車両運搬具(純額)

13,229

13,131

工具、器具及び備品(純額)

10,961

25,999

リース資産(純額)

18,765

24,036

その他

6,000

有形固定資産合計

※1 121,062

※1 194,180

無形固定資産

 

 

のれん

55,003

33,002

ソフトウエア

38,468

25,301

ソフトウエア仮勘定

-

5,684

その他

3,755

3,755

無形固定資産合計

97,228

67,744

投資その他の資産

 

 

投資有価証券

188,232

283,972

繰延税金資産

95,913

99,088

その他

169,805

151,408

投資その他の資産合計

453,951

534,469

固定資産合計

672,241

796,394

資産合計

6,746,816

7,059,773

 

 

 

 

(単位:千円)

 

前連結会計年度

(2022年2月28日)

当連結会計年度

(2023年2月28日)

負債の部

 

 

流動負債

 

 

買掛金

2,192,781

2,524,193

1年内返済予定の長期借入金

240,000

160,000

リース債務

6,243

6,125

未払金

342,358

389,595

未払法人税等

314,776

148,978

その他

122,138

154,771

流動負債合計

3,218,298

3,383,664

固定負債

 

 

長期借入金

507,000

347,000

リース債務

16,003

20,742

資産除去債務

23,040

32,800

役員退職慰労引当金

274,407

320,905

固定負債合計

820,450

721,448

負債合計

4,038,749

4,105,112

純資産の部

 

 

株主資本

 

 

資本金

236,000

236,000

資本剰余金

719,216

719,216

利益剰余金

2,488,564

2,982,474

自己株式

728,116

983,476

株主資本合計

2,715,663

2,954,213

その他の包括利益累計額

 

 

その他有価証券評価差額金

7,597

446

その他の包括利益累計額合計

7,597

446

純資産合計

2,708,066

2,954,660

負債純資産合計

6,746,816

7,059,773

【連結損益計算書】

 

 

(単位:千円)

 

 前連結会計年度

(自 2021年3月 1日

 至 2022年2月28日)

 当連結会計年度

(自 2022年3月 1日

 至 2023年2月28日)

売上高

16,434,392

19,408,149

売上原価

12,808,061

15,109,567

売上総利益

3,626,330

4,298,581

販売費及び一般管理費

※1 2,721,737

※1 3,245,117

営業利益

904,593

1,053,464

営業外収益

 

 

受取利息

106

935

受取配当金

2,700

2,700

保険解約返戻金

22,673

-

その他

2,714

2,653

営業外収益合計

28,194

6,289

営業外費用

 

 

支払利息

2,750

4,248

持分法による投資損失

5,914

-

自己株式取得費用

893

766

その他

147

45

営業外費用合計

9,705

5,060

経常利益

923,082

1,054,694

特別利益

 

 

固定資産売却益

※2 232

※2 1,608

関係会社株式売却益

9,039

-

特別利益合計

9,271

1,608

特別損失

 

 

事務所移転費用

-

4,320

減損損失

-

19,575

その他

-

122

特別損失合計

-

24,019

税金等調整前当期純利益

932,354

1,032,283

法人税、住民税及び事業税

412,095

351,009

法人税等調整額

50,842

6,725

法人税等合計

361,252

344,283

当期純利益

571,101

687,999

親会社株主に帰属する当期純利益

571,101

687,999

①【貸借対照表】

 

 

(単位:千円)

 

前事業年度

(2022年2月28日)

当事業年度

(2023年2月28日)

資産の部

 

 

流動資産

 

 

現金及び預金

1,002,508

928,606

前払費用

3,799

2,358

関係会社短期貸付金

30,000

未収還付法人税等

125,963

97,122

その他

※2 59,336

※2 27,082

流動資産合計

1,221,606

1,055,169

固定資産

 

 

有形固定資産

 

 

工具、器具及び備品(純額)

1,200

1,069

その他(純額)

5,438

7,965

有形固定資産合計

※1 6,639

※1 9,035

投資その他の資産

 

 

投資有価証券

188,232

283,972

関係会社株式

1,213,170

1,213,170

敷金及び保証金

1,607

1,175

保険積立金

37,227

43,432

繰延税金資産

5,184

874

その他

2,500

投資その他の資産合計

1,445,421

1,545,125

固定資産合計

1,452,061

1,554,161

資産合計

2,673,667

2,609,330

 

 

 

 

(単位:千円)

 

前事業年度

(2022年2月28日)

当事業年度

(2023年2月28日)

負債の部

 

 

流動負債

 

 

1年内返済予定の長期借入金

240,000

160,000

未払金

14,504

22,214

未払法人税等

6,396

4,897

その他

13,863

15,705

流動負債合計

274,763

202,817

固定負債

 

 

長期借入金

507,000

347,000

役員退職慰労引当金

274,407

320,905

固定負債合計

781,407

667,905

負債合計

1,056,170

870,722

純資産の部

 

 

株主資本

 

 

資本金

236,000

236,000

資本剰余金

 

 

資本準備金

194,320

194,320

その他資本剰余金

524,895

524,895

資本剰余金合計

719,216

719,216

利益剰余金

 

 

その他利益剰余金

 

 

繰越利益剰余金

1,397,994

1,766,422

利益剰余金合計

1,397,994

1,766,422

自己株式

728,116

983,476

株主資本合計

1,625,094

1,738,161

評価・換算差額等

 

 

その他有価証券評価差額金

7,597

446

評価・換算差額等合計

7,597

446

純資産合計

1,617,496

1,738,608

負債純資産合計

2,673,667

2,609,330

②【損益計算書】

 

 

(単位:千円)

 

 前事業年度

(自 2021年3月 1日

 至 2022年2月28日)

 当事業年度

(自 2022年3月 1日

 至 2023年2月28日)

売上高

※2 1,191,398

※2 968,616

売上原価

売上総利益

1,191,398

968,616

販売費及び一般管理費

※1 346,146

※1 375,911

営業利益

845,251

592,705

営業外収益

 

 

受取利息

※2 263

※2 61

受取配当金

7,689

2,700

保険解約返戻金

22,673

その他

278

196

営業外収益合計

30,904

2,958

営業外費用

 

 

支払利息

2,444

3,844

自己株式取得費用

893

766

その他

45

営業外費用合計

3,337

4,655

経常利益

872,818

591,007

特別利益

 

 

固定資産売却益

352

関係会社株式売却益

17,000

特別利益合計

17,000

352

税引前当期純利益

889,818

591,360

法人税、住民税及び事業税

48,361

28,084

法人税等調整額

2,999

759

法人税等合計

51,361

28,843

当期純利益

838,457

562,516