株式会社ジャパンディスプレイ

港区西新橋三丁目7番1号
証券コード:67400
業界:電気機器
有価証券報告書の提出日:2023年6月26日

(1) 連結経営指標等

 

回次

第17期

第18期

第19期

第20期

第21期

決算年月

2019年3月

2020年3月

2021年3月

2022年3月

2023年3月

売上高

(百万円)

636,661

504,022

341,694

295,946

270,746

経常損失(△)

(百万円)

40,564

57,854

32,656

7,964

42,924

親会社株主に帰属する
当期純損失(△)

(百万円)

106,585

101,417

42,696

8,096

25,818

包括利益

(百万円)

107,181

99,886

35,923

3,683

35,216

純資産額

(百万円)

862

53,363

41,829

72,768

124,431

総資産額

(百万円)

538,502

389,746

224,998

258,275

222,696

1株当たり純資産額

(円)

1.37

43.91

42.70

24.93

11.12

1株当たり

当期純損失(△)

(円)

128.41

116.56

17.93

2.08

5.46

潜在株式調整後
1株当たり当期純利益

(円)

自己資本比率

(%)

0.2

13.1

17.6

28.2

55.8

自己資本利益率

(%)

303.8

406.1

94.2

14.4

26.2

株価収益率

(倍)

0.54

0.42

2.68

23.08

7.33

営業活動による
キャッシュ・フロー

(百万円)

6,604

87,111

23,121

21,673

65,665

投資活動による
キャッシュ・フロー

(百万円)

36,614

28,069

9,145

95

9,777

財務活動による
キャッシュ・フロー

(百万円)

30,968

57,682

20,230

14,769

27,685

現金及び現金同等物
の期末残高

(百万円)

68,988

66,380

55,347

50,939

25,754

従業員数

(人)

10,085

8,815

8,443

6,600

4,776

(外、平均臨時
雇用者数)

(5,806)

(2,986)

(3,118)

(2,314)

(868)

 

(注) 1.第17期における親会社株主に帰属する当期純損失の主な要因は、減損損失の計上によるものです。

2.第18期における親会社株主に帰属する当期純損失の主な要因は、事業構造改善費用の計上によるものです。

3.第19期における親会社株主に帰属する当期純損失の主な要因は、減損損失の計上によるものです。

4.第17期、第18期、第19期、第20期及び第21期の潜在株式調整後1株当たり当期純利益については、潜在株式は存在するものの、1株当たり当期純損失であるため記載しておりません。

5.従業員数は就業人員(当社グループからグループ外への出向者を除き、グループ外から当社グループへの出向者を含む。)であり、臨時雇用者数(パートタイマー、人材会社からの派遣社員、季節工を含む。)は、年間の平均人員を( )外数で記載しております。

6.第19期より、固定資産売却益の表示方法を営業外収益から特別利益へ変更し、第17期及び第18期の関連する主要な経営指標等について、表示方法の変更の内容を反映させた組替え後の数値を記載しております。

7.「収益認識に関する会計基準」(企業会計基準第29号 2020年3月31日)等を第20期の期首から適用しており、第20期以降に係る主要な経営指標等については、当該会計基準等を適用した後の指標等となっております。

 

(2) 提出会社の経営指標等

 

回次

第17期

第18期

第19期

第20期

第21期

決算年月

2019年3月

2020年3月

2021年3月

2022年3月

2023年3月

売上高

(百万円)

633,893

481,316

331,174

285,873

250,956

経常損失(△)

(百万円)

42,631

56,371

36,778

13,127

39,687

当期純損失(△)

(百万円)

119,586

114,965

33,040

16,197

15,190

資本金

(百万円)

114,362

190,562

202,757

100

100

発行済株式総数

(株)

 

 

 

 

 

普通株式

 

846,165,800

846,165,800

846,165,800

1,296,165,800

3,880,388,022

A種優先株式

 

1,020,000,000

1,020,000,000

1,020,000,000

B種優先株式

 

672,000,000

672,000,000

372,000,000

D種優先株式

 

500

500

E種優先株式

 

1,939

5,540

5,540

純資産額

(百万円)

28,662

8,761

112

18,299

89,989

総資産額

(百万円)

516,395

360,392

205,820

227,148

190,331

1株当たり純資産額

(円)

33.94

62.28

54.97

36.49

5.55

1株当たり配当額

(円)

(うち1株当たり中間配当額)

(-)

(-)

(-)

(-)

(-)

1株当たり当期純損失(△)

(円)

144.07

132.13

13.87

4.16

3.21

潜在株式調整後
1株当たり当期純利益

(円)

自己資本比率

(%)

5.6

2.4

0.0

8.0

47.2

自己資本利益率

(%)

880.7

751.6

176.7

28.1

株価収益率

(倍)

0.48

0.37

3.46

11.54

12.46

配当性向

(%)

従業員数

(人)

4,403

3,023

2,967

2,900

2,834

(外、平均臨時雇用者数)

(376)

(380)

(393)

(373)

(334)

株主総利回り

(比較指標:配当込みTOPIX)

(%)

35.8

25.4

24.9

24.9

20.7

95.0

85.9

122.1

124.6

131.8

最高株価

(円)

189

93

66

50

80

最低株価

(円)

50

38

41

32

38

 

(注) 1.第17期における当期純損失の主な要因は、減損損失の計上によるものです。

2.第18期における当期純損失の主な要因は、事業構造改善費用の計上によるものです。

3.第19期における当期純損失の主な要因は、事業構造改善費用及び減損損失の計上によるものです。

4.第17期、第18期、第19期、第20期及び第21期の潜在株式調整後1株当たり当期純利益については、潜在株式は存在するものの、1株当たり当期純損失であるため記載しておりません。

5.第18期における自己資本利益率については、期首及び期末の自己資本の合計がマイナスのため記載しておりません。

6.配当性向については、配当を行っていないため記載しておりません。

7.従業員数は就業人員(当社から社外への出向者を除き、社外から当社への出向者を含む。)であり、臨時雇用者数(パートタイマー、人材会社からの派遣社員、季節工を含む。)は、年間の平均人員を( )外数で記載しております。

8.最高株価及び最低株価は、2022年4月3日以前は東京証券取引所市場第一部におけるものであり、2022年4月4日以降は東京証券取引所プライム市場におけるものであります。

9.第19期より、固定資産売却益の表示方法を営業外収益から特別利益へ変更し、第17期及び第18期の関連する主要な経営指標等について、表示方法の変更の内容を反映させた組替え後の数値を記載しております。

10.「収益認識に関する会計基準」(企業会計基準第29号 2020年3月31日)等を第20期の期首から適用しており、第20期以降に係る主要な経営指標等については、当該会計基準等を適用した後の指標等となっております。

 

2 【沿革】

年月

概要

2002年10月

東京都千代田区神田練塀町に中小型液晶ディスプレイ製造及び関連製品の開発、設計、製造及び販売を事業目的とする(株)日立ディスプレイズを設立。

(株)日立製作所より、日立顕示器件(蘇州)有限公司(2012年3月にSuzhou JDI Devices Inc.へ社名変更)、深圳日立賽格顕示器有限公司(2012年3月にShenzhen JDI Inc.へ社名変更)、及び高雄日立電子股份有限公司(2012年3月にKaohsiung Opto-Electronics Inc.へ社名変更)を取得し連結子会社化。

2003年7月

(株)日立デバイスエンジニアリングを吸収合併し、(株)日立ディスプレイデバイシズと(株)日立ディスプレイテクノロジーズへ会社分割。

2008年3月

 

(株)日立製作所100%出資から、(株)日立製作所50.2%、キヤノン(株)24.9%、松下電器産業(株)(現パナソニック(株))24.9%出資に変更。

2010年6月

(株)日立製作所がパナソニック(株)が保有する(株)日立ディスプレイズの全株式を譲受。

2010年7月

千葉県茂原市に(株)日立ディスプレイプロダクツ(2012年4月に(株)ジャパンディスプレイイーストプロダクツへ社名変更)を設立。

2011年4月

(株)日立ディスプレイデバイシズ及び(株)日立ディスプレイテクノロジーズを吸収合併。

2011年9月

東京都千代田区丸の内に中小型ディスプレイデバイス及び関連製品の開発、設計、製造及び販売を事業目的とした(株)ジャパンディスプレイ統合準備会社が発足。

2011年11月

(株)産業革新機構(現(株)INCJ、以下「INCJ」といいます。)、(株)日立製作所、(株)東芝、ソニー(株)の4社が、(株)日立ディスプレイズ、東芝モバイルディスプレイ(株)、ソニーモバイルディスプレイ(株)の統合契約を締結。

2012年2月

(株)ジャパンディスプレイ統合準備会社が、海外販売連結子会社4社(JDI Display America, Inc.、JDI Europe GmbH、JDI Taiwan Inc.、JDI Korea Inc.)を設立。

2012年3月

(株)ジャパンディスプレイ統合準備会社が、海外販売連結子会社2社(JDI China Inc.、JDI Hong Kong Limited)を設立。

 

(株)ジャパンディスプレイ統合準備会社が、社名を(株)ジャパンディスプレイ(旧(株)ジャパンディスプレイ)に変更。

 

(株)日立製作所が、キヤノン(株)が保有する(株)日立ディスプレイズの全株式を譲受。

 

旧(株)ジャパンディスプレイが、(株)日立ディスプレイズの全株式を取得。

 

旧(株)ジャパンディスプレイが、ソニー(株)、(株)東芝、(株)日立製作所よりそれぞれソニーモバイルディスプレイ(株)(2012年4月に(株)ジャパンディスプレイウェストへ社名変更)、東芝モバイルディスプレイ(株)(2012年4月に(株)ジャパンディスプレイセントラルへ社名変更)、(株)日立ディスプレイズ(2012年4月に(株)ジャパンディスプレイイーストへ社名変更)の全株式を取得。

2012年7月

(株)ジャパンディスプレイイーストが、素尼移動顕示器(蘇州)有限公司(2012年8月にSuzhou JDI Electronics Inc.に社名変更)の全株式を取得。

2013年1月

(株)ジャパンディスプレイイーストを存続会社とし、同社の親会社である旧(株)ジャパンディスプレイ、旧(株)ジャパンディスプレイの子会社である(株)ジャパンディスプレイセントラル、(株)ジャパンディスプレイウェスト、及び(株)ジャパンディスプレイイーストの子会社である(株)ジャパンディスプレイイーストプロダクツを吸収合併する合併契約を締結。

2013年4月

上記合併を実施し、(株)ジャパンディスプレイイーストは、(株)ジャパンディスプレイへ社名変更。本社を東京都港区へ移転。

2013年6月

Nanox Philippines Inc.を連結子会社化。

 

茂原工場において第6世代LTPS液晶ラインでの量産開始。

2014年3月

東京証券取引所市場第一部に株式を上場。

 

 

年月

概要

2016年12月

白山工場において第6世代LTPS液晶ラインでの量産開始。

2017年9月

JDI Taiwan Inc.の子会社が提出会社からKaohsiung Opto-Electronics Inc.の全株式を取得し、子会社化。

2018年3月

Shenzhen JDI Inc.の全株式を譲渡。

2018年5月

Suzhou JDI Devices Inc.の全株式を譲渡。

2018年6月

能美工場を売却。

2020年3月

Ichigo Trust(以下「いちご」といいます。)との資本提携契約に基づき、いちごに対する第三者割当増資を実施。いちごが筆頭株主となる。

2020年10月

白山工場を売却。

2021年12月

JDI Taiwan Inc.が Kaohsiung Opto-Electronics Inc.の全株式を譲渡。

2022年4月

東京証券取引所の市場区分の見直しにより市場第一部からプライム市場へ移行。

2022年12月

Suzhou JDI Electronics Inc.の全株式を譲渡。

2023年1月

いちごが支配株主となる。

2023年3月

東浦工場での生産を停止。

 

 

 

以下は、2013年4月に合併するまでの当社の沿革図であります。

 


 

※株式会社ジャパンディスプレイウェストは2010年4月にエプソンイメージンデバイス株式会社から、中小型TFT液晶ディスプレイ事業資産の一部を譲り受けました。

 

 

3 【事業の内容】

当社グループ(当社及び当社の関係会社)は、当社、海外製造子会社1社、海外販売子会社等7社で構成されており、主な事業内容は、ディスプレイ及び関連製品の開発、設計、製造及び販売事業です。

ディスプレイは、電子機器の出力装置として文字、写真、動画等の画像を表示する電子部品です。当社グループが手掛けるディスプレイは、主としてスマートフォン、車載用機器、ウェアラブル機器、VR機器等に搭載されています。

なお、当社グループの事業は、ディスプレイ事業の単一セグメントであるため、事業別セグメント情報の記載を省略しています。

 

[事業系統図]

以上述べた事項を事業系統図によって示すと次のとおりであります。

(2023年3月31日時点)

 


 

 

 

4 【関係会社の状況】

 

名称

住所

資本金

主要な事業
の内容

議決権の所有
(又は被所有)
割合(%)

関係内容

(連結子会社)

 

 

 

 

 

JDI Display
 America,Inc.
 (注)1、3

米国
 カリフォルニア州

200

千USD

ディスプレイの販売

100.0

当社グループが製造したディスプレイの販売を行っております。
 役員の兼任1名

JDI Europe GmbH
 (注)1、3

ドイツ
 ミュンヘン市

5,000

千EUR

ディスプレイの販売

100.0

当社グループが製造したディスプレイの販売を行っております。

 役員の兼任1名

JDI Korea Inc.
 (注)1

韓国
 ソウル市

600

百万KRW

ディスプレイの販売

100.0

当社グループが製造したディスプレイの販売を行っております。
 役員の兼任1名

JDI China Inc.
 (注)1

中国
 上海市

2,500

千USD

ディスプレイの販売

100.0

当社グループが製造したディスプレイの販売を行っております。
 役員の兼任1名

JDI Hong Kong Limited
 (注)1、3

香港

1,500

千HKD

ディスプレイの販売

100.0

当社グループが製造したディスプレイの販売を行っております。

 役員の兼任1名

Nanox Philippines Inc.
 (注)1

フィリピン

954

百万円

TFT液晶モジュールの後工程製造

100.0

後工程の製造委託
 役員の兼任1名

JDI Taiwan Inc.
 (注)1

台湾
 台北市

3,570

百万NTD

ディスプレイの販売等

100.0

当社グループが製造したディスプレイの販売等を行っております。
 役員の兼任1名

その他1社

 

 

 

 

 

(その他の関係会社)

 

 

 

 

 

いちご

 (注)4

 

(注) 1.特定子会社に該当しております。

2.有価証券届出書又は有価証券報告書を提出している会社はありません。

3.JDI Hong Kong Limited、JDI Europe GmbH及びJDI Display America, Inc.については、売上高(連結会社相互間の内部売上高を除く。)の連結売上高に占める割合が10%を超えております。

主要な損益情報等

 

JDI Hong Kong Limited

JDI Europe GmbH

JDI Display America,Inc.

(1) 売上高

114,658百万円

55,097百万円

51,406百万円

(2) 経常利益

37百万円

2,271百万円

651百万円

(3) 当期純利益

22百万円

1,542百万円

472百万円

(4) 純資産額

4,963百万円

10,182百万円

3,283百万円

(5) 総資産額

17,480百万円

25,638百万円

19,432百万円

 

4.いちごの状況については、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項 (関連当事者情報)」において記載しているため、記載を省略しております。

 

 

5 【従業員の状況】
(1) 連結会社の状況

  2023年3月31日現在

部門区分

従業員数(人)

製造部門

4,148

(842)

非製造部門

628

(26)

合計

4,776

(868)

 

(注) 1.従業員数は就業人員(当社グループからグループ外への出向者を除き、グループ外から当社グループへの出向者を含む。)であり、臨時雇用者数(パートタイマー、人材会社からの派遣社員、季節工を含む。)は、年間の平均人員を( )外数で記載しております。

2.当社グループはディスプレイ事業の単一セグメントであるため、セグメント別従業員数の記載を省略しております。

3.前連結会計年度末に比べ従業員数が1,824名減少しておりますが、主として製造連結子会社であったSuzhou JDI Electronics Inc.(以下「SE」といいます。)の株式譲渡に伴い、同社を連結範囲から除外したことによるものです。

 

(2) 提出会社の状況

  2023年3月31日現在

従業員数(人)

平均年齢(歳)

平均勤続年数(年)

平均年間給与(千円)

2,834

(334)

47.8

21.5

7,254

 

(注) 1.平均年間給与は、賞与及び基準外賃金を含んでおります。

2.従業員数は就業人員(当社から社外への出向者を除き、社外から当社への出向者を含む。)であり、臨時雇用者数(パートタイマー、人材会社からの派遣社員、季節工を含む。)は、年間の平均人員を( )外数で記載しております。

3.当社はディスプレイ事業の単一セグメントであるため、セグメント別従業員数の記載を省略しております。

 

(3) 労働組合の状況

当社において労働組合(ジャパンディスプレイ労働組合)が結成されており労使関係は円満に推移しております

 

(4) 管理職に占める女性労働者の割合、男性労働者の育児取得率及び労働者の男女の賃金の差異

①提出会社

当事業年度

管理職に占める女性労働者の割合(%)

(注1)

男性労働者の育児休業取得率(%)

(注2)

労働者の男女の賃金の差異(%)(注1)

全労働者

正規雇用

労働者

パート・

有期労働者

1.7

87.0

67.0

67.4

57.2

 

(注) 1.「女性の職業生活における活躍の推進に関する法律」(平成27年法律第64号)の規定に基づき算出したものであります。

2.「育児休業、介護休業等育児又は家族介護を行う労働者の福祉に関する法律」(平成3年法律第76号)の規定に基づき、「育児休業、介護休業等育児又は家族介護を行う労働者の福祉に関する法律施行規則」(平成3年労働省令第25号)第71条の4第2号における育児休業等及び育児目的休暇の取得割合を算出したものであります。

 

3 【事業等のリスク】

当社グループでは、「内部統制システム構築の基本方針」に規定する「損失の危機の管理」に基づき、リスクの未然防止及び発生時の影響の最小化に向けて、「リスク管理規則」等の必要な規則及び体制を整備しています。リスク管理規則では、「リスクを特定・分析し、対策を講じる」プロセスを毎年実行し、持続的、かつ円滑な事業運営を図ることを目的としたリスク管理の運用ルールを定め、サステナビリティ推進部が主管部門となって運用を行っています。

事業に係るリスクは、リスク管理フローに沿って担当各部門にて、想定されるリスクの起こりやすさ(頻度)と起こった場合の影響度(売上・利益への影響等)を評価し、重要度の高いリスクを優先に回避策・軽減(低減)策・移転策を検討・立案・実行しています。これらの対策については、期中にサステナビリティ推進部が担当部門に対するヒアリング等を通じて有効性評価を行い、実施状況を継続的に確認しています。年度毎のリスク評価結果は、マネジメントレビューを経て、取締役会に報告されるとともに、全社員に展開されます。また、事業計画や中期事業計画等の策定においては、その策定プロセスの中でリスクを分析し、対策も合わせて計画に織り込んでいます。

なお、文中における将来に関する事項は、本有価証券報告書提出日現在において当社グループが判断したものです。

 

当社グループでは、事業のリスクを以下のとおり「事業活動リスク」「財務リスク」「経済リスク」「自然・事故災害リスク」「法務リスク」「労務リスク」「社会リスク」「政治リスク」の8つに分類しています。

 

(1) 事業活動リスク

① 市場動向・商品市況・競争環境の変動

当社グループは、売上の大半をディスプレイに依拠しており、事業及び業績は、国内外におけるディスプレイ市場及びディスプレイを搭載する完成品市場の影響を受けます。完成品の市況は、景気の変動等による個人消費の動向、消費者の嗜好、季節性等に大きく左右され、これらの変動により受注が減少した場合には、部品や完成品の過剰在庫、又は工場稼働率低下による機会損失が生じ、当社グループの事業、業績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。また、競合他社との競争の結果、販売価格が低下し、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。

このため、当社グループは、「世界初、世界一」独自技術を価値創造の源泉とし、脱過当競争・脱コモディティ化を図り、販売価格水準の維持及び向上を目指すとともに、原材料や部品の削減、歩留りの改善等によるコスト低減に取り組み、販売価格の下落に備えておりますが、脱過当競争・脱コモディティ化が進展せず、当社グループでのコスト低減幅以上に販売価格が下落した場合又は利益率の低い製品の販売比率が拡大する場合には、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。

 

② 技術・研究開発

当社グループは、高度な技術を必要とするディスプレイの製造・販売を行っているため、技術の優位性の確保は、当社グループの競争力にとって極めて重要です。当社グループは、従来技術と比較して大幅な低消費電力や高精細化を実現するバックプレーン技術や次世代OLED等、唯一無二の技術を開発し、ディスプレイ市場におけるニーズをけん引している状況にあると認識しておりますが、最新の技術を利用した製品を迅速に顧客に提供するためには、継続的な研究開発は不可欠です。

かかる研究開発において、当社グループでは、明確な開発方針のもと、研究開発対象の厳選、開発段階での進捗レビュー及び継続是非の判断を実施しています。しかしながら、こうした施策にもかかわらず、成果が収益に繋がらない場合、又は想定した成果を得られず当社グループの技術優位性が損なわれる場合は、当社グループの事業、業績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。

 

③ 生産活動

当社グループが営むディスプレイ事業は、大規模な生産設備の取得及び維持、大量かつ安定的な電力供給、並びに多くの従業員の雇用を要する、固定費比率が比較的高い事業です。したがって、顧客需要の減少、他社との競合等により当社グループの工場の稼働率が低下する場合には、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。また、電力会社による電力供給の制限や、石油・天然ガスの輸入価格の高騰又は円安等による電気料金の値上げが行われる場合には、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。

また、当社グループは、原材料・部品等を複数の仕入先から購入しており、原材料等が適時、適量に調達できることを前提とした生産体制を敷いています。しかしながら、原材料・部品等の一部については、その特殊性から仕入先が限定されているものや仕入先の切替えが困難なものもあります。仕入先の経営環境の悪化や災害等により必要な原材料・部品等の供給遅延、供給不足又は価格高騰等が生じた場合には、当社グループの製品の納期に遅延が生じる可能性、又は他の仕入先からの購入のための費用増加が生じる可能性があります。また、調達した原材料・部品等に欠陥や瑕疵が存在した場合や、当社グループ若しくはその顧客の求める仕様が満たされていない場合には、当社グループの製品の品質及び評価に影響を及ぼす可能性、当社グループ又はその顧客に対するクレーム、訴訟に発展する可能性、又は調達した原材料・部品等の評価減や返品等に伴う費用増加が生じる可能性があります。

更に、高精細、低消費電力といった高付加価値のディスプレイの生産には、精緻な生産技術と成熟したスキルを要します。当社グループが生産する製品はカスタム品が大半であり、製品ごとに部材や製造装置の設定が変更となることが多いため、特にノウハウの蓄積が少ない新技術を採用した製品の生産活動においては、製品の歩留り向上に時間を要することや、品質トラブルが生じることがあります。また、顧客との契約に基づく供給義務の履行のため、歩留りが低い状況においても製品の製造を継続する必要が生じる場合もあります。当社グループでは、開発、設計、プロセス、製造、品質保証の各分野の摺合せを綿密に行うことで、そうした問題の発生の極小化を図るとともに、問題が発生した際には早期に解決を図るための体制を構築し、生産ライン従事者のスキル向上のための教育プログラムも完備しています。しかしながら、そうした対策をもってしても、歩留りの悪化や品質トラブルが生じた場合には、当社グループの製品の評価に影響を及ぼす可能性、又は当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。

 

④ 経営戦略

当社グループは、企業競争力強化や収益性向上、長期的な供給体制の維持、新技術及び新製品の開発のため、部材メーカー、装置メーカー、完成品メーカーを含む外部企業との協業を実施しており、今後も研究開発、製造等の分野において競争力を強化するため、外部企業との新たな協業に加え、戦略的提携及び買収等を実施する可能性があります。これらの協業、戦略的提携及び買収等は、資金調達の制約、戦略上の目標変更、技術管理又は製品開発等の事業上の問題の発生、若しくは許認可等の規制上の問題、市場の変動等により、実施又は維持ができなくなる可能性があるほか、実施後に十分な成果が得られない可能性があり、そのような場合には、当社グループの業績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。

 

⑤ 特定のアプリケーション及び顧客への依存

社グループの売上高は、特定のアプリケーション又は製品、及び特定の顧客への販売に相当程度依存しています。当該アプリケーション又は製品の市場における需要の減退、当該顧客のブランド力の低下、当社グループの製品が顧客の要求する水準を満たせない場合、又は競合他社による当社グループ製品に代替する新製品の開発等による当社グループ製品の競争力低下等により、受注の減少、利益率の低下、又は取引条件の悪化が生じた場合には、当社グループの業績に悪影響を与える可能性があります。

 

⑥ 固定資産の減損

当社グループは、多くの有形固定資産を保有しています。固定資産の連結貸借対照表計上額につきましては、当該資産から得られる将来のキャッシュ・フローの見積りに基づく残存価額の回収可能性を定期的に評価していますが、競合やその他の理由によって事業収益性が低下し当該資産が十分なキャッシュ・フローを創出できないと判断される場合には、減損の認識が必要となり、当社グループの業績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。

 

⑦ 事業構造改善費用

当社グループでは将来にわたり競争力を確保するため、必要に応じ生産効率の低い生産拠点の閉鎖や研究開発の中止等の事業構造改善を実施する場合があります。その場合において、設備の減損や従業員の処遇に関する事業構造改善費用が発生するほか、技能を有する従業員の流出等の可能性があり、当社グループの業績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。

 

⑧ 気候変動リスク

当社グループは、2022年度からTCFDの枠組みに基づくシナリオ分析を実施し、気候変動に伴うリスクと機会を明確化しており、今後対策を今後脱炭素化(カーボンニュートラル)への取組みを強化してまいりますが、かかる取組みに伴う費用負担や、将来的なカーボンプライシングの導入による費用の増加が、当社グループの業績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。また、カーボンニュートラルに向けた取組みが顧客からの要求水準に満たない場合、顧客との取引が制限される可能性があります。更に、慢性的な気温上昇に伴う自然災害の頻発化や甚大化によるサプライチェーンの混乱や、生産性の低下、洪水等に備えるためのBCP対応コストの増加が、当社グループの業績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。

 

(2) 財務リスク

① 資金調達・資金繰り

当社グループを取り巻く事業環境は、世界的なインフレによる民生機器出荷台数の減少及び部材・エネルギー費等のコスト上昇により厳しい状況にあり、当社グループにおいては、当期も厳しい業績とフリー・キャッシュ・フローの赤字が継続する見込みとなっております。一方、当社は、前期においていちご及びINCJの支援を受けたことにより、当連結会計年度末現在の借入金残高は0円の無借金状態となり、財務状況は大幅に改善しております。(その後、2023年5月30日付でいちごより40億円の短期借入を行っております。)また、2023年3月22日付で、いちごに対する第三者割当により第13回新株予約権を発行しており、今後、いちごによる当該新株予約権の行使がされた場合は、最大約1,734億円の調達がされることとなるため、当面の資金繰りに目途は立っております。

しかしながら、いちごにより当該新株予約権の行使がなされない場合、若しくは行使が一部に留まり十分な資金が確保できない場合、かつ、金融機関等からの調達が十分に実行できない場合には、手許資金が当社の事業遂行上必要な水準を下回る場合があります。

なお、第13回新株予約権の半数の行使期間は、2023年6月1日から2028年5月31日までであり、残り半数の行使期間は、2023年12月1日から2028年11月30日となっております。

 

② 大株主との関係

いちごは、本有価証券報告書提出日現在、当社の発行済株式に係る議決権数の78.2%に相当する株式を直接保有する支配株主となっており、当社の株主総会の特別決議を要する事項(他社との合併等の組織再編、重要な資産や事業等の売却、定款の変更等)及び普通決議を要する事項(取締役の選解任、剰余金の処分や配当の決定等)について、拒否権を含む重大な影響力を有しております。また、いちごとの間の投資一任契約に基づき、いちごから投資運用に関する権限を受託しているいちごアセットマネジメント・インターナショナル・ピーティーイー・リミテッドへの投資助言を行う、いちごアセットマネジメント株式会社の代表取締役社長であるスコット キャロン氏は、当社の代表執行役会長CEO兼取締役です。

この状況に対し、当社は、2021年3月期に指名委員会等設置会社に移行しており、社外取締役が過半数を占める監査委員会、指名委員会及び報酬委員会を設けることで独立性の担保を図っています。また、事前承認事項等の設定はありません。更に、スコット キャロン氏は、当社によるいちご及びその関係会社との取引において利益相反の懸念を回避する観点から、かかる取引に関する取締役会の審議及び決議には参加しておりません。それでもなお、株主総会の承認を必要とする事項に関し、いちごが影響を及ぼす可能性があります。

また、いちごは、当社の企業価値向上を支援するスポンサーとして、長期的視点から株式を保有する意向を当社に対して示しておりますが、一方で、「④上場維持基準への不適合」に記載のとおり、当社は、東京証券取引所プライム市場における上場維持基準の適合に向けて、いちごの持株処分による持株比率低下を図る必要があります。かかる状況下、今後、当該上場維持基準への適合に向けていちごが当社株式の一部を売却した場合、又はその他の理由に当社株式の一部又は全部を売却した場合には、売却の方式、タイミング、規模等によっては、当社株式の需給関係及び市場価格に影響を与える可能性があります。

また、当社第2位の株主であるINCJにつきましても、当該上場維持基準への適合に向け、持分処分による持株比率の低下を図る必要があります。なお、INCJは、産業競争力強化法等の一部を改正する法律(平成30年法律第26号)による改正前の産業競争力強化法に基づく経済産業大臣の認可を得た上で行われた、旧株式会社産業革新機構(現株式会社産業革新投資機構)からの新設分割により設立された会社であるところ、当該認可に係る告示(20180913経第4号)における「認可条件」として、産業競争力強化法(設立時の名称は「産業活力の再生及び産業活動の革新に関する特別措置法(産活法)」)に基づき設立されておりますが、同法により2025年3月までに保有する全ての株式等を処分する必要があります。

 

③ 株式の希薄化

当社の本有価証券報告書提出日現在の発行済株式数は、普通株式3,880,388,022株、及び普通株式の取得請求権を有し議決権のないE種優先株式5,540株です。また、いちごに対し、普通株式を目的とする第13回新株予約権を発行しております。

E種優先株式の全てが普通株式に転換された場合に交付される株式数2,308,329,640株(議決権数23,083,296個)に、第13回新株予約権が全て行使された場合に交付される株式数3,852,444,400株(議決権数38,524,444個)を合算した総数は6,160,774,040株(議決権数61,607,740個)であり、本有価証券報告書提出日現在の普通株式の発行済株式総数3,880,388,022(議決権数38,803,443個)を分母とする希薄化率は158.77%(議決権ベースの希薄化率は158.77%)に相当します。

このように、E種優先株式の普通株式への転換請求権が行使された場合や、第13回新株予約権が行使された場合は、当社普通株式の1株当たりの株式価値及び持分割合が希薄化し、当社株式の市場価格に影響を及ぼす可能性があります。

 

④ 上場維持基準への不適合

前連結会計年度末現在において、当社の「流通株式比率」は14.6%であり、東京証券取引所プライム市場の上場維持基準である当該比率35%以上を満たしておりません。東京証券取引所の規則上、当社は2022年4月4日付の市場区分の変更前に東京証券取引所市場第一部に上場していたことから、2025年3月末までの経過措置期間内に適合することが必要となります。一方で、東京証券取引所の規則には、第三者が事業再生を支援するために一定の上場株券等を所有する場合であって、5年以内に上記の上場維持基準に適合する見込みを有すると東京証券取引所が認めるときには、5年間(又は東京証券取引所が認めた期間)、上場維持基準の適合の猶予が認められる特例があります。当社は、事業再生支援目的でいちごとの資本提携契約を締結し出資を受けていることから、5年後の2028年3月末までを計画期間とする特例適用が認められております。

プライム市場の流通株式比率に適合するためには、前連結会計年度末現在78.2%の当社普通株式を保有するいちごの持株処分による持株比率低下を図ることが最大の課題であります。また、同時点で当社普通株式の5.5%を保有する当社第2位の株主であるINCJの持分につきましても、持株処分による持株比率の低下が必要となります。

当社は、プライム市場の流通株式比率の適合に向けていちご及びINCJと持株比率の低下等について協議をしてまいりますが、そのためにも、成長戦略「METAGROWTH 2026」に沿って、早期の業績等改善を進めていく必要があると認識しており、今後一層業績改善に向けた取組みに注力してまいります。しかしながら、こうした取組みをもってしても、2028年3月末までの猶予期間内に流通株式比率が上場維持基準に適合しない場合は、上場廃止となります。

 

⑤ 継続企業の前提に関する重要事象等

当社グループは、当連結会計年度において6期連続で営業損失及び重要な減損損失を、9期連続で親会社株主に帰属する当期純損失を計上したことにより、継続企業の前提に重要な疑義を生じさせるような状況が存在しております。

当該状況を解消するため、当社グループは、全社的な事業構造改革として、設備利用効率の改善、資産規模の適正化による生産性向上及びサプライチェーンの見直し等によるコストの更なる削減に取り組んでおります。この戦略的取組みの一環として、2022年10月28日開催の取締役会において、製造連結子会社SEの全株式をSuzhou Dongshan Precision Manufacturing Co., Ltd.に売却することを決議し、同社との間で株式譲渡契約を締結し、2023年1月までに株式譲渡を含む全ての手続を完了いたしました。また、2023年3月を目途に生産終了を決議していた東浦工場に関して、同年3月10日付の取締役会決議に基づき、同工場内一部建物の賃貸先であるソニーセミコンダクタマニュファクチャリング株式会社に対し、2024年4月1日を物件引渡日として同工場の建物を譲渡することにつき、同社との間で最終契約を締結いたしました。今後も既存事業の選択と集中を進め、収益性の更なる向上に向けた経営資源の最適化に引き続き取り組んでまいります。

上記施策に加え、技術基盤を価値創造の源泉とし、脱過当競争・脱コモディティ化により収益性の抜本的な改善を図るための成長戦略「METAGROWTH 2026」を2022年5月13日付で発表し、引き続き推進しております。本成長戦略における主な事業戦略として、同年3月30日に発表した超高移動度酸化物半導体バックプレーン技術「HMO」、同年5月13日に発表した次世代OLED「eLEAP」のほか、車載及びVR製品、並びにそれらに関連する知的財産権の積極活用等を中心に製品・事業ポートフォリオを再編し、早期の黒字体質の安定化と事業成長を図っていく方針であります。

財務面では、世界的なインフレ高進やサプライチェーンにおけるリスクに備えた手許資金確保の重要性に鑑み、INCJとの間で、2019年9月2日付当社借入金(元本総額200億円)の2023年2月28日までの返済期限再延長につき合意した後、同年2月10日付の取締役会決議に基づくいちごからの短期借入(元本総額200億円、以下「2023年2月10日付当社新規借入」といいます。)を原資として、全額を返済完了いたしました。

また、本追加資本提携契約に基づき、いちごは、当社に対する債権総額約1,017億円(2022年12月22日付Short-Term Loan Agreementに基づく当社借入280億円、2023年2月10日付当社新規借入200億円及び同年2月27日付でINCJから譲渡された当社債務約537億円の合計に相当)のうち150億円を、2023年2月27日付で放棄しました。

さらに、本追加資本提携契約に基づき、いちごに対する当社普通株式(一部放棄後の債権残額の現物出資による総額約867億円の調達)及び当社普通株式を目的とした第13回新株予約権(行使時の調達総額:最大約1,734億円)について、2023年3月22日付でそれぞれ払込み及び発行手続を完了しております。

以上の施策により、当社借入金の全額が自己資本に振り替わったことで、大幅な負債圧縮、長期安定的な資本構成及び将来的な資金需要に対する財務施策の機動性向上を確保することとなりました。加えて、今後の資金需要に応じた機動的な借入実施(いちごからの同年5月30日付元本総額40億円)、第13回新株予約権の行使のほか、低効率資産の売却又は流動化等も含め、引き続き適時適切な資金調達策を講じてまいります。

一方で、昨今の世界的な原材料費の高騰、エネルギー費高騰による動力費や輸送費の負担増加及びグローバルな消費減退等の影響により、早期の業績回復による黒字転換が遅延し、当社グループ資金繰りに重要な影響を及ぼす可能性を勘案すると、現時点では継続企業の前提に関する重要な不確実性が認められます。

 

(3) 経済リスク

① 経済状況の変動

当社グループは、グローバルに事業活動を行っているため、世界経済の動向に起因する完成品需要の変動により、当社グループの事業、業績及び財政状態が影響を受ける可能性があります。とりわけ、VR機器等高価な民生機器や耐久消費財である自動車の需要は、経済状況の影響を強く受けるため、国内外の景気が悪化する場合等には、それら完成品に採用される当社製品の需要が減退し、その結果、当社グループの事業、業績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。

 

② 為替相場の変動

当社グループは、取引先及び取引地域が世界各地にわたっており、外貨建で取引されている製品・サービス等のコスト及び販売価格は為替の影響を受けるため、為替相場の変動により当社グループの事業、業績及び財政状態が悪化する可能性があります。加えて、海外子会社の現地通貨建の資産・負債は、連結財務諸表作成の際には円換算されるため、当社グループの財政状態は為替相場の変動による影響を受けます。

 

(4) 自然・事故災害リスク

① 災害・その他の要因による影響

当社グループは、製造拠点を日本及びフィリピンに、販売拠点をグローバルに展開しています。また、中国及び台湾のEMS(電子機器受託製造)企業と提携し、後工程生産を委託しています。地震、津波、豪雨、洪水、落雷等の自然災害、コンピュータウィルスの感染、顧客データの漏洩、部品調達先等の罹災によるサプライチェーン上の混乱、疫病の発生や蔓延、戦争、テロ行為、暴動あるいは労働争議等が発生し、当社グループの拠点やEMS企業が大打撃を被った場合には、生産・出荷や販売活動が停止する恐れがあります。また、災害により電力供給量の低下や物流ルートの遮断等、社会インフラが不安定化した場合には、生産能力の低下、原材料の調達難、製品供給の遅延等、当社グループの事業、業績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。

かかる災害による損害の発生に備え、当社グループは、建物、構築物、装置、在庫及び運搬中の貨物の代替コスト及び、事業の中断、製造物責任等に対して適切と判断するレベルの補償範囲をカバーする各種保険に加入しておりますが、当該保険には免責金額が設定されているものがあるなど、全ての損害額がカバーされるものではありません。

 

② 環境規制その他の法的規制

当社グループの事業は、国内外の様々な法令、規則等による制約を受けています。また、世界各地域において、大気汚染、土壌汚染、水質汚濁、有害物質、廃棄物処理、製品リサイクル、地球温暖化防止、エネルギー等に関する様々な環境関連法令の適用を受けています。当社グループは、これらの規制に細心の注意を払いつつ事業を行っておりますが、製品の製造販売活動や設備投資が制約を受けるなど、事業展開に支障が生じる可能性があるほか、各種の法規制が制定又は変更された場合には、その遵守対応のための費用が増加する可能性があります。また、当社グループにおいてこうした法規制の違反が発生した場合には、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性や社会的評価に影響を与える可能性があります。

 

(5) 法務リスク

① 重要な訴訟の発生

2020年7月16日付で、当社の過年度決算における不適切な会計処理により損害を被ったとして、当社の株主1名及び当該株主が代表取締役を務める国内法人株主2名から、当社並びに当社の元取締役及び現取締役合計10名に対し、連帯して約3,858百万円の損害賠償を請求する訴訟が提起されております。当社は、原告の主張を踏まえて適切に対応してまいります。

 

② 知的財産権

当社グループは、当社技術の保護に向け、適切な国・地域での知的財産権の取得に努めていますが、一部の国・地域によっては固有の事由により知的財産権による保護が十分にされていない可能性があります。また、当社グループは、第三者からの使用許諾を受けて第三者の知的財産権を使用する場合がありますが、今後、必要な使用許諾を第三者から受けられなくなる可能性や、当社グループにとって不利な条件での使用許諾しか受けられなくなる可能性、競合他社が当社グループより有利な条件で第三者から使用許諾を受け当社グループの競争力が相対的に低くなる可能性があります。

 

③ 訴訟その他法的手続

当社グループは、先端技術を用いたディスプレイの製造及び販売を行っていますが、先端技術を用いた製品については欠陥や瑕疵が製品の出荷までに発見されにくく、製品の出荷後に品質問題が発生した場合には、製品の回収及び修理、デザインの変更等に多大な費用を要するとともに、技術者等人的資源の投入を要する可能性があり、また、顧客との関係及び当社グループへの信用に影響を及ぼす可能性があります。当社グループの製品の欠陥や瑕疵により当社グループ又はその顧客に対する訴訟が提起される可能性もあり、当社グループはグローバルに事業活動を展開しているため、各国で訴訟その他の法的手続の当事者となるリスクを有しています。当社グループが訴訟その他の法的手続の当事者となった場合、各国の法制度・裁判制度の違いもあり、事案によっては巨額の損害賠償金や罰金等の支払を命じられる可能性もあります。

また、当社グループは、ディスプレイ事業における競争法違反の可能性に関し、日本及び他の国・地域において、調査の開始又は訴訟の提起がされる可能性があります。これらの調査や訴訟の結果、当社グループに対して、複数の国・法域において課徴金や損害賠償の支払が命じられる可能性があります。かかる規制当局による処分や訴訟について、その結果を予測することは困難ですが、その解決には相当の時間及び費用を要する可能性があるとともに、その結果によっては、当社グループの事業、業績、財政状態、及び社会的評価に影響を及ぼす可能性があります。

 

(6) 労務リスク

① 人材確保

当社グループは、技術部門において専門性の高い優秀な人材を採用又は育成することにより、競争優位性を確保することができると考えています。しかしながら、専門性の高い優秀な人材は限られていることから、人材の採用及び確保の競争は激化しております。優秀な人材を確保又は育成できない場合には、業績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。

また、当社グループから、専門性の高い優秀な人材が競合他社に移籍した場合には、その者が有する当社グループの知識やノウハウの流出により、当社の競争力が相対的に低くなるおそれがあります。また、当社グループの経営は、現経営陣の能力と貢献に相当程度依存しており、何らかの理由により経営陣が辞任しその代替が確保できない場合や、経営陣の健康状態、訴訟その他の不測の事態への対応により当社グループの経営に十分注力できない場合等には、当社グループの事業、業績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。

 

(7) 社会リスク

① 情報セキュリティ

当社グループは、当社グループ・顧客・取引先の技術、研究開発、製造、販売及び営業活動に関する機密情報、並びにステークホルダーの個人情報を様々な形態で保持及び管理しています。当社グループにおいてはこれらの機密情報を保護するために適切な管理を行っていますが、かかる管理が将来にわたって常に有効である保証はありません。予期せぬサイバー攻撃等の事態により当社グループが保持又は管理する情報が流出し、第三者がこれを不正に取得又は使用するような事態が生じた場合には、当社グループに対して損害賠償を求める訴訟が提起されるなど、当社グループの事業、業績、財政状態、及び社会的評価に影響を与える可能性があります。

 

② 感染症の拡大

当社グループは、新型コロナウイルス感染症の世界的拡大時に、従業員に対する在宅勤務や時差出勤の推奨、作業スペースの隔離、また不要不急な出張の禁止やウェブ会議システムの活用等により接触を抑える対策を実施し、社員やその家族の安全を優先しつつ、生産体制の維持を図りました。また、サプライヤーとの連携により、最大限の部材確保に努め、生産への影響の最小化を図りました。

新型コロナウイルスは、感染症法上5類に位置付けられましたが、今後感染が再拡大した場合、又は他の感染症が流行した場合は、当社又は当社の事業活動に関係する調達、生産、物流等の取引先において、原材料の調達、製品生産の遅れ、又は販売先からの受注減少が予想され、当社グループの業績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。

 

③ サプライチェーンにおける人権に関わるリスク

2020年にオーストラリアのシンクタンクが、当社を含む複数の企業がウイグル人の強制労働によって製造されたとされる部品を調達しているとの報告書を出しました。これについて、当社は、強制労働を行っていたとされた、サプライヤーの下請企業2社について事実関係の調査を行いましたが、強制労働があったことを示す事実は確認されませんでした。強制労働があったことを示す事実は確認されなかったものの、その後、上記サプライヤーからは、当該下請企業2社との取引を停止し、それぞれ他のサプライヤーへの切り替えを完了したと報告を受けており、当社も当該事実を確認しております。

当社グループは、全てのサプライヤーに対して「サプライヤーCSR推進ガイドブック」を配布し、強制労働や児童労働をはじめとするいかなる人権侵害にも加担しないことを要請するとともに、「サプイヤーCSR自己監査票」による調査の実施、及び定期的なモニタリングを実行してまいりますが、将来にわたって常にこれら施策が有効である保証はなく、サプライヤーにおいて人権侵害が起きた場合、当社の事業活動に必要な部材の調達が困難となることや、顧客、その他の取引先との取引が停止されることにより、当社グループの業績、財務状況、社会的評価に影響を及ぼす可能性があります。

また、米国で2022年6月21日「ウイグル強制労働防止法(UFLPA)」に基づく輸入禁止措置が施行され、中国の新疆ウイグル自治区が関与する製品は、強制労働により生産されたとみなされ輸入が原則禁止されています。UFLPAに基づく輸出管理規制により、サプライヤーとの取引関係悪化や、国レベルでの制裁措置による貿易制限が生じることにより、当社グループの業績、財務状況に影響を及ぼす可能性があります。

 

④ 内部統制

当社グループは、コンプライアンス遵守、財務報告の適正性確保を達成するために内部統制システムを整備し、運用してまいりましたが、2020年3月期に、過年度決算において架空在庫計上や費用先送り等による不適切な会計処理を継続的に行っていたことが判明し、財務報告に係る内部統制に重要な不備があったことが判明しております。当社は、財務報告に係る内部統制の重要性を十分認識しており、不備を是正するため、2020年4月にガバナンス向上委員会を設置の上、同委員会が検討・策定した内部統制機能の強化を含む再発防止策について、具体的な詳細を定め、全社一丸となって実行いたしました。

その結果、2021年3月期末日においては、開示すべき重要な不備が解消しており、内部統制は有効である旨、2021年6月28日付「内部統制報告書」において開示いたしました。当社は、再発防止の取組みを今後も継続的に実行し、一層コンプライアンス重視の経営を行っていくほか、社内の意思疎通・相互理解の促進によるコミュニケーション向上等により、内部統制の強化を図っております。その一環として、財務報告に係る内部統制の整備及び運用を重要な経営課題の一つとして位置付け、グループを挙げて関係会社の管理体制等の点検・改善等に取り組んでおりますが、将来にわたって常に有効な内部統制システムを整備及び運用できる保証はなく、また、内部統制に本質的に内在する固有の限界があるため、今後、上記の対応が有効に機能しなかった場合や、財務報告に係る内部統制の不備又は開示すべき重要な不備が発生した場合には、当社グループの財務報告の信頼性に影響が及ぶ可能性があります。

 

(8) 政治リスク

① 地政学的リスク

当社グループは、日本とフィリピンに製造拠点を有し、中国と台湾に後工程の製造委託をしています。また、グローバルに販売拠点を有し、海外顧客への売上高が当社グループ全体の売上高の大きな割合を占めております。海外事業の展開にあたっては、グローバル子会社の異動、外国における経済情勢や政治情勢の不安定化、新興国でのインフレーション等に基づく賃金の上昇及び現地従業員との関係悪化、外国為替管理の強化、予期しない法規制の新設又は変更、税制、法制度及び事業環境の差異及びその不利益な変更、課税等の行政上の措置、戦争及びテロ等の軍事的影響、反日感情による非買運動等の地政学的リスク要因があり、これらの要因が当社グループの事業、業績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。

 

5 【経営上の重要な契約等】

(いちごとの追加資本提携契約の締結)

当社は、2023年2月10日開催の取締役会の決議に基づき、同日付で、いちごとの間で、いちごに対する第三者割当による普通株式(調達総額867億円)及び普通株式を目的とする第13回新株予約権(行使時の調達総額1,734億円)の発行による追加の資金調達に関する追加資本提携契約(以下、「本追加資本提携契約」という。)を締結いたしました。

 

(いちごとのShort-Term Loan Agreementの締結)

当社は、2023年2月10日開催の取締役会の決議に基づき、同日付で、いちごとの間でShort-Term Loan Agreementを締結いたしました。なお、本Short-Term Loan Agreementにつきましては、同日付の本追加資本提携契約に基づく、2023年3月22日付の普通株式に係る払込みにおいて、金銭債権の現物出資(デット・エクイティ・スワップ)により、返済が完了しております。

 

(1)

借入先

いちご

(2)

借入金額

200億円

(3)

借入金利

TIBOR+スプレッド(固定金利)

(4)

借入実行日

2023年2月27日

(5)

返済期限

2023年3月22日(期限前弁済可)

(6)

担保の有無

なし

 

 

(INCJとのA種優先株式譲渡契約の締結)

当社は、2023年2月10日開催の取締役会の決議に基づき、同日付で、INCJとの間でA種優先株式譲渡契約を締結いたしました。なお、2023年2月27日付で取得したA種優先株式1,020,000,000株につきましては、2023年3月10日付で全て消却しております。

 

(ソニーセミコンダクタマニュファクチャリング株式会社との東浦工場譲渡契約の締結)

当社は、2023年3月10日開催の取締役会の決議に基づき、当社東浦工場の建物及び付帯設備等をソニーセミコンダクタマニュファクチャリング株式会社に譲渡(帳簿価額:53.7億円)することを決議し、同日付で同社との間で物件引渡日を2024年4月1日とした最終契約を締結いたしました。

 

(株式会社JOLEDとのスポンサー支援に関する基本合意書の締結)

当社は、2023年3月27日開催の取締役会の決議に基づき、同日付で、株式会社JOLEDとの間でスポンサー支援に関する基本合意書を締結いたしました。

 

2 【主要な設備の状況】

当社グループにおける主要な設備は、次のとおりであります。

(1) 提出会社

 

 

 

 

 

2023年3月31日現在

事業所名
(所在地)

セグメントの

名称

設備の内容

帳簿価額

従業員数
(人)

建物及び

構築物
(百万円)

土地
(百万円)
(面積㎡)

機械装置

及び運搬具
(百万円)

その他
(百万円)

合計
(百万円)

茂原工場
(千葉県茂原市)

ディスプレイ

液晶ディスプレイ研究開発・製造

27,280

5,242

(373,464.56)

2,150

1,002

35,674

1,303

(150)

石川工場
(石川県能美郡

川北町)

ディスプレイ

液晶ディスプレイ研究開発・製造

4,476

1,275

(97,175.86)

985

391

7,127

432

(20)

東浦工場
(愛知県知多郡

東浦町)

ディスプレイ

液晶ディスプレイ研究開発・製造

5,370

(-)

96

77

5,543

314

(62)

鳥取工場
(鳥取県鳥取市)

ディスプレイ

液晶ディスプレイ研究開発・製造

792

0

(113,038.06)

227

209

1,228

496

(76)

 

(注)1.東浦工場は、2023年3月に液晶ディスプレイの生産を終了し、2023年4月以降は東浦工場の建物内に「東浦エンジニアリングセンター」を設置し、同拠点にて設計や試作・解析等の事業活動を継続しております。

2.帳簿価額のうち「その他」は、工具、器具及び備品及び無形固定資産の合計であります。

3.従業員数の( )は、臨時雇用者数を外書しております。

4.東浦工場は上記のほか、土地を賃借しております。年間賃借料は175百万円であります。

 

(2) 在外子会社

主要な設備に該当するものはありません。

 

① 【株式の総数】

 

種類

発行可能株式総数(株)

普通株式

10,000,000,000

A種優先株式

1,020,000,000

B種優先株式

672,000,000

C種優先株式

672,000,000

D種優先株式

500

E種優先株式

5,540

10,000,000,000

 

(注) 当社の各種類株式の発行可能種類株式総数の合計は12,364,006,040株であり、当社定款に定める発行可能株式総数10,000,000,000株を超過しますが、発行可能種類株式総数の合計が発行可能株式総数以下であることは、会社法上要求されておりません。

 

① 【ストック・オプション制度の内容】

ストック・オプション制度の内容は「第5経理の状況、1連結財務諸表等、(1)連結財務諸表 注記事項」の(ストック・オプション等関係)に記載しております。

 

② 【ライツプランの内容】

該当事項はありません。

 

(5) 【所有者別状況】

普通株式

 

 

2023年3月31日現在

区分

株式の状況(1単元の株式数 100株)

単元未満
株式の状況
(株)

政府及び
地方公共
団体

金融機関

金融商品
取引業者

その他の
法人

外国法人等

個人
その他

個人以外

個人

株主数(人)

8

31

564

167

299

70,631

71,700

所有株式数
(単元)

723,965

106,217

2,786,275

31,172,267

21,005

3,993,714

38,803,443

43,722

所有株式数の
割合(%)

1.865

0.273

7.180

80.333

0.054

10.292

100.00

 

(注) 自己株式67株は、「単元未満株式の状況」に含まれております。

 

E種優先株式

 

2023年3月31日現在

区分

株式の状況(1単元の株式数 100株)

単元未満
株式の状況
(株)

政府及び
地方公共
団体

金融機関

金融商品
取引業者

その他の
法人

外国法人等

個人
その他

個人以外

個人

株主数(人)

1

1

所有株式数
(単元)

55

55

40

所有株式数の
割合(%)

100.00

100.00

 

 

 

(6) 【大株主の状況】

2023年3月31日現在

氏名又は名称

住所

所有株式数
(株)

発行済株式
(自己株式を除く。)の総数に対する所有株式数の割合(%)

いちご(常任代理人 香港上海銀行東京支店)

Elgin Court. Elgin Avenue, P.O. Box 448 Grand Cayman, KY1-1106, Cayman Islands(東京都中央区日本橋3丁目11番1号)

3,034,227,762

78.19

株式会社INCJ

東京都港区虎ノ門1丁目3番1号

214,000,000

5.51

日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口)

東京都港区浜松町2丁目11番3号

66,060,700

1.70

日亜化学工業株式会社

徳島県阿南市上中町岡491番地100

34,965,000

0.90

JP MORGAN CHASE BANK 385781(常任代理人 株式会社みずほ銀行決済営業部)

25 BANK STREET, CANARY WHARF, LONDON, E14 5JP, UNITED KINGDOM(東京都港区2丁目15番1号品川インターシティA棟)

12,691,114

0.33

羽田タートルサービス株式会社

東京都大田区羽田5丁目3-1スカイプラザオフィス12階

9,627,000

0.25

内海 章雄

東京都大田区

9,432,700

0.24

ジャパンディスプレイ持株会

東京都港区西新橋3丁目7番1号ランディック第2新橋ビル

6,355,697

0.16

SSBTC CLIENT OMNIB US ACCOUNT(常任代理人 香港上海銀行東京支店)

ONE LINCOLN STREET, BOSTON MA USA 02 111(東京都中央区日本橋3丁目11番1号)

5,419,072

0.14

内海晴和企画株式会社

東京都大田区羽田5丁目3-1スカイプラザオフィス10階

5,392,000

0.14

3,398,171,045

87.56

 

(注)上記の所有株式数のうち、信託業務に係る株式数は、次のとおりであります。

日本マスタートラスト信託銀行株式会社

66,060,700

 

 

なお、所有株式に係る議決権の個数の多い順上位10名は、以下のとおりです。

 

氏名又は名称

住所

所有議決権数
(個)

総株主の議決権に対する所有議決権数の割合 (%)

いちご(常任代理人 香港上海銀行東京支店)

Elgin Court. Elgin Avenue, P.O. Box 448 Grand Cayman, KY1-1106, Cayman Islands(東京都中央区日本橋3丁目11番1号)

30,342,222

78.19

株式会社INCJ

東京都港区虎ノ門1丁目3番1号

2,140,000

5.51

日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口)

東京都港区浜松町2丁目11番3号

660,607

1.70

日亜化学工業株式会社

徳島県阿南市上中町岡491番地100

349,650

0.90

JP MORGAN CHASE BANK 385781(常任代理人 株式会社みずほ銀行決済営業部)

25 BANK STREET, CANARY WHARF, LONDON, E14 5JP, UNITED KINGDOM(東京都港区2丁目15番1号品川インターシティA棟)

126,911

0.33

羽田タートルサービス株式会社

東京都大田区羽田5丁目3-1スカイプラザオフィス12階

96,270

0.25

内海 章雄

東京都大田区

94,327

0.24

ジャパンディスプレイ持株会

東京都港区西新橋3丁目7番1号ランディック第2新橋ビル

63,556

0.16

SSBTC CLIENT OMNIB US ACCOUNT(常任代理人 香港上海銀行東京支店)

ONE LINCOLN STREET, BOSTON MA USA 02 111(東京都中央区日本橋3丁目11番1号)

54,190

0.14

内海晴和企画株式会社

東京都大田区羽田5丁目3-1スカイプラザオフィス10階

53,920

0.14

33,981,653

87.56

 

 

① 【連結貸借対照表】

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

(単位:百万円)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

前連結会計年度

(2022年3月31日)

当連結会計年度

(2023年3月31日)

資産の部

 

 

 

流動資産

 

 

 

 

現金及び預金

52,247

26,220

 

 

売掛金

56,341

40,900

 

 

未収入金

23,508

18,323

 

 

商品及び製品

19,418

18,635

 

 

仕掛品

13,218

11,802

 

 

原材料及び貯蔵品

16,415

29,881

 

 

その他

5,472

5,339

 

 

貸倒引当金

92

249

 

 

流動資産合計

186,529

150,853

 

固定資産

 

 

 

 

有形固定資産

 

 

 

 

 

建物及び構築物

※4 134,927

※4 121,093

 

 

 

 

減価償却累計額

92,216

81,452

 

 

 

 

建物及び構築物(純額)

※1 42,710

39,640

 

 

 

機械装置及び運搬具

※4 336,975

※4 326,222

 

 

 

 

減価償却累計額

328,649

322,529

 

 

 

 

機械装置及び運搬具(純額)

※1 8,326

3,692

 

 

 

土地

※1 6,663

6,552

 

 

 

リース資産

1,628

1,828

 

 

 

 

減価償却累計額

1,091

985

 

 

 

 

リース資産(純額)

536

843

 

 

 

建設仮勘定

1,836

5,293

 

 

 

その他

※4 29,374

※4 24,469

 

 

 

 

減価償却累計額

27,268

23,120

 

 

 

 

その他(純額)

2,105

1,349

 

 

 

有形固定資産合計

62,179

57,371

 

 

無形固定資産

 

 

 

 

 

のれん

412

275

 

 

 

その他

※4 1,016

※4 841

 

 

 

無形固定資産合計

1,429

1,117

 

 

投資その他の資産

 

 

 

 

 

投資有価証券

17

248

 

 

 

繰延税金資産

385

189

 

 

 

その他

7,735

12,918

 

 

 

貸倒引当金

2

1

 

 

 

投資その他の資産合計

8,136

13,354

 

 

固定資産合計

71,745

71,843

 

資産合計

258,275

222,696

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

(単位:百万円)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

前連結会計年度

(2022年3月31日)

当連結会計年度

(2023年3月31日)

負債の部

 

 

 

流動負債

 

 

 

 

買掛金

58,266

44,616

 

 

電子記録債務

691

606

 

 

1年内返済予定の長期借入金

※1,※3 20,000

-

 

 

未払金

14,477

9,263

 

 

未払法人税等

764

60

 

 

賞与引当金

2,906

2,703

 

 

前受金

3,330

3,188

 

 

事業構造改善引当金

-

1,977

 

 

契約損失引当金

215

4,277

 

 

その他

14,158

16,467

 

 

流動負債合計

114,811

83,162

 

固定負債

 

 

 

 

長期借入金

※1,※3 53,680

-

 

 

事業構造改善引当金

-

725

 

 

退職給付に係る負債

10,060

8,213

 

 

その他

6,954

6,164

 

 

固定負債合計

70,695

15,102

 

負債合計

185,507

98,265

純資産の部

 

 

 

株主資本

 

 

 

 

資本金

100

100

 

 

資本剰余金

54,525

141,205

 

 

利益剰余金

3,688

22,129

 

 

自己株式

0

0

 

 

株主資本合計

58,314

119,175

 

その他の包括利益累計額

 

 

 

 

その他有価証券評価差額金

0

0

 

 

為替換算調整勘定

13,552

3,901

 

 

退職給付に係る調整累計額

859

1,112

 

 

その他の包括利益累計額合計

14,413

5,014

 

新株予約権

40

240

 

純資産合計

72,768

124,431

負債純資産合計

258,275

222,696

 

【連結損益計算書】

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

(単位:百万円)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

前連結会計年度

(自 2021年4月1日

 至 2022年3月31日)

当連結会計年度

(自 2022年4月1日

 至 2023年3月31日)

売上高

295,946

270,746

売上原価

※1,※3 276,255

※1,※3 285,934

売上総利益又は売上総損失(△)

19,691

15,188

販売費及び一般管理費

※2,※3 28,268

※2,※3 29,197

営業損失(△)

8,576

44,386

営業外収益

 

 

 

受取利息

68

108

 

為替差益

1,604

2,699

 

業務受託料

470

628

 

受取賃貸料

524

589

 

補助金収入

105

75

 

その他

1,260

1,472

 

営業外収益合計

4,034

5,573

営業外費用

 

 

 

支払利息

1,283

1,198

 

株式交付費

-

383

 

減価償却費

54

70

 

業務委託費

571

726

 

その他

1,512

1,733

 

営業外費用合計

3,421

4,111

経常損失(△)

7,964

42,924

特別利益

 

 

 

固定資産売却益

※4 417

※4 206

 

関係会社株式売却益

※5 5,378

※5 13,471

 

事業構造改善費用戻入益

※6 571

※6 1,041

 

債務免除益

-

※7 15,000

 

特別利益合計

6,367

29,719

特別損失

 

 

 

減損損失

※8 3,478

※8 2,803

 

事業構造改善費用

-

※1,※9 5,884

 

訴訟損失引当金繰入額

※10 724

-

 

その他

※11 13

-

 

特別損失合計

4,215

8,687

税金等調整前当期純損失(△)

5,812

21,893

法人税、住民税及び事業税

2,304

3,930

法人税等調整額

177

5

法人税等合計

2,126

3,925

当期純損失(△)

7,938

25,818

非支配株主に帰属する当期純利益

157

-

親会社株主に帰属する当期純損失(△)

8,096

25,818

 

① 【貸借対照表】

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

(単位:百万円)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

前事業年度

(2022年3月31日)

当事業年度

(2023年3月31日)

資産の部

 

 

 

流動資産

 

 

 

 

現金及び預金

25,990

9,686

 

 

売掛金

※4 69,655

※4 46,463

 

 

未収入金

※4 25,651

※4 19,105

 

 

製品

3,452

4,448

 

 

仕掛品

12,296

11,786

 

 

原材料及び貯蔵品

12,430

27,077

 

 

前払費用

1,559

1,532

 

 

その他

2,817

2,475

 

 

貸倒引当金

1,237

-

 

 

流動資産合計

152,616

122,575

 

固定資産

 

 

 

 

有形固定資産

 

 

 

 

 

建物

※1,※5 38,572

※5 36,166

 

 

 

構築物

※5 2,185

※5 2,073

 

 

 

機械及び装置

※1,※5 7,263

※5 3,746

 

 

 

車両運搬具

※5 1

※5 1

 

 

 

工具、器具及び備品

※5 1,445

※5 1,281

 

 

 

土地

※1 3,068

3,066

 

 

 

建設仮勘定

1,698

5,183

 

 

 

有形固定資産合計

54,236

51,518

 

 

無形固定資産

 

 

 

 

 

特許権

23

12

 

 

 

借地権

0

0

 

 

 

ソフトウエア

※5 214

※5 398

 

 

 

その他

449

372

 

 

 

無形固定資産合計

688

784

 

 

投資その他の資産

 

 

 

 

 

投資有価証券

17

248

 

 

 

関係会社株式

2,185

2,185

 

 

 

関係会社出資金

9,796

226

 

 

 

長期貸付金

1

1

 

 

 

長期前払費用

7,328

7,147

 

 

 

その他

279

5,645

 

 

 

貸倒引当金

2

1

 

 

 

投資その他の資産合計

19,606

15,453

 

 

固定資産合計

74,531

67,756

 

資産合計

227,148

190,331

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

(単位:百万円)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

前事業年度

(2022年3月31日)

当事業年度

(2023年3月31日)

負債の部

 

 

 

流動負債

 

 

 

 

買掛金

※4 84,158

※4 47,163

 

 

電子記録債務

691

606

 

 

1年内返済予定の長期借入金

※1,※3 20,000

-

 

 

未払金

※4 12,922

※4 8,581

 

 

未払費用

※4 6,633

※4 4,793

 

 

未払法人税等

24

24

 

 

賞与引当金

2,462

2,418

 

 

前受金

1,285

2,991

 

 

前受収益

1

2

 

 

有償支給取引に係る負債

※4 9,749

※4 10,933

 

 

事業構造改善引当金

-

1,977

 

 

契約損失引当金

215

4,277

 

 

その他

1,435

2,526

 

 

流動負債合計

139,578

86,296

 

固定負債

 

 

 

 

長期借入金

※1,※3 53,680

-

 

 

退職給付引当金

10,880

9,254

 

 

繰延税金負債

159

137

 

 

訴訟損失引当金

1,124

1,124

 

 

事業構造改善引当金

-

725

 

 

その他

3,426

2,804

 

 

固定負債合計

69,270

14,046

 

負債合計

208,848

100,342

純資産の部

 

 

 

株主資本

 

 

 

 

資本金

100

100

 

 

資本剰余金

 

 

 

 

 

資本準備金

-

43,340

 

 

 

その他資本剰余金

35,979

79,319

 

 

 

資本剰余金合計

35,979

122,659

 

 

利益剰余金

 

 

 

 

 

その他利益剰余金

 

 

 

 

 

 

繰越利益剰余金

17,821

33,011

 

 

 

利益剰余金合計

17,821

33,011

 

 

自己株式

0

0

 

 

株主資本合計

18,258

89,748

 

評価・換算差額等

 

 

 

 

その他有価証券評価差額金

0

0

 

 

評価・換算差額等合計

0

0

 

新株予約権

40

240

 

純資産合計

18,299

89,989

負債純資産合計

227,148

190,331

 

② 【損益計算書】

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

(単位:百万円)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

前事業年度

(自 2021年4月1日

 至 2022年3月31日)

当事業年度

(自 2022年4月1日

 至 2023年3月31日)

売上高

※1 285,873

※1 250,956

売上原価

※1 279,776

※1 280,231

売上総利益又は売上総損失(△)

6,096

29,274

販売費及び一般管理費

※2 22,994

※2 23,889

営業損失(△)

16,898

53,164

営業外収益

 

 

 

受取利息

※1 52

2

 

受取配当金

-

※1 13,110

 

為替差益

2,166

699

 

業務受託料

470

628

 

受取賃貸料

524

564

 

補助金収入

2

2

 

貸倒引当金戻入額

3,367

-

 

その他

404

2,486

 

営業外収益合計

6,988

17,493

営業外費用

 

 

 

支払利息

1,197

1,141

 

減価償却費

※3 54

※3 70

 

業務受託費

571

726

 

支払補償費

326

-

 

株式交付費

-

383

 

その他

1,069

1,694

 

営業外費用合計

3,217

4,016

経常損失(△)

13,127

39,687

特別利益

 

 

 

固定資産売却益

※4 413

※4 205

 

関係会社株式売却益

-

※5 15,995

 

事業構造改善費用戻入益

※6 979

※6 1,041

 

債務免除益

-

※7 15,000

 

特別利益合計

1,392

32,243

特別損失

 

 

 

減損損失

※8 3,099

※8 2,803

 

事業構造改善費用

-

※9 2,329

 

訴訟損失引当金繰入額

※10 724

-

 

その他

※11 13

-

 

特別損失合計

3,836

5,132

税引前当期純損失(△)

15,571

12,576

法人税、住民税及び事業税

600

2,634

法人税等調整額

25

21

法人税等合計

625

2,613

当期純損失(△)

16,197

15,190