株式会社東武住販

下関市岬之町11番46号
証券コード:32970
業界:不動産業
有価証券報告書の提出日:2023年8月30日

回次

第36期

第37期

第38期

第39期

第40期

決算年月

2019年5月

2020年5月

2021年5月

2022年5月

2023年5月

売上高

(千円)

7,128,251

6,850,200

7,754,089

7,483,283

7,673,114

経常利益

(千円)

589,101

407,248

572,803

567,269

547,694

当期純利益

(千円)

412,495

276,205

391,561

387,550

376,829

持分法を適用した場合
の投資利益

(千円)

資本金

(千円)

302,889

302,889

302,889

302,889

302,889

発行済株式総数

(株)

2,712,400

2,712,400

2,712,400

2,712,400

2,712,400

純資産額

(千円)

2,969,319

3,120,776

3,459,677

3,764,893

4,074,282

総資産額

(千円)

4,513,560

5,437,502

5,164,511

5,366,387

5,668,621

1株当たり純資産額

(円)

1,094.91

1,172.39

1,285.25

1,398.66

1,502.88

 

1株当たり配当額

(うち1株当たり中間配当額)

(円)

30.00

30.00

31.00

34.00

37.00

(―)

(―)

(―)

(―)

(―)

 

1株当たり当期純利益金額

(円)

152.10

102.02

145.93

143.98

139.91

潜在株式調整後
1株当たり当期純利益金額

(円)

自己資本比率

(%)

65.8

57.4

67.0

70.2

71.9

自己資本利益率

(%)

14.8

9.1

11.9

10.7

9.6

株価収益率

(倍)

7.0

9.2

7.4

7.0

8.1

配当性向

(%)

19.7

29.4

21.2

23.6

26.4

営業活動による
キャッシュ・フロー

(千円)

762,462

871,083

1,472,678

59,567

97,690

投資活動による
キャッシュ・フロー

(千円)

82,003

100,461

192,011

66,955

11,486

財務活動による
キャッシュ・フロー

(千円)

133,906

678,888

847,480

138,229

98,297

現金及び現金同等物の
期末残高

(千円)

883,926

591,269

1,024,456

759,704

747,610

従業員数

(名)

134

129

127

127

130

株主総利回り

(%)

67.8

62.4

72.8

70.5

80.9

(比較指標:配当込みTOPIX)

(%)

(88.6)

(94.1)

(118.2)

(120.3)

(137.8)

最高株価

(円)

2,090

1,179

1,332

1,197

1,257

最低株価

(円)

835

631

817

971

968

 

 

(注) 1.当社は連結財務諸表を作成しておりませんので、連結会計年度に係る主要な経営指標等の推移については記載しておりません。

2.「収益認識に関する会計基準」(企業会計基準第29号 2020年3月31日)等を第39期の期首から適用しており、第39期以降に係る主要な経営指標等については、当該会計基準等を適用した後の指標等となっております。

3.持分法を適用した場合の投資利益については、関連会社を有していないため記載しておりません。

4.潜在株式調整後1株当たり当期純利益金額については、潜在株式が存在しないため記載しておりません。

5.平均臨時雇用者数は、従業員数の100分の10未満であるため、記載を省略しております。

6.最高・最低株価は、2022年4月3日以前が東京証券取引所JASDAQ(スタンダード)におけるものであり、2022年4月4日以降は東京証券取引所スタンダード市場におけるものであります。

 

 

2 【沿革】

当社は、1984年9月に、現代表取締役社長の荻野利浩により、山口県下関市長府に不動産の販売、賃貸及び仲介を主要事業とする有限会社東武住販として設立されました。その後、「あるものを活かす」という観点から、戸建住宅の中古不動産の仕入れ、リフォーム及び販売のビジネスモデルを確立し、2009年1月ごろから自社不動産売買事業が本格的に始動して、現在に至っております。当社の変遷は、次のとおりであります。

年月

概要

1984年9月

山口県下関市長府において、不動産の販売、賃貸及び仲介等を目的として有限会社東武住販を設立(資本金300万円)

1984年12月

山口県知事から宅地建物取引業免許を取得(免許番号:(1)第1852号)

1985年4月

山口県下関市壇之浦町に本社を移転

1986年7月

山口県下関市岬之町に本社を移転

1989年8月

株式会社東武住販に組織変更

1990年2月

不動産関連情報提供及びシステム開発を行う株式会社マネジメントケアーに出資(その後、完全子会社化及び株式会社東武メディアへの社名変更の後、2001年11月に介護福祉事業を開始し、2008年5月に当社が吸収合併)

1990年5月

山口県下関市南部町に本社ビル完成・移転

1990年7月

代表取締役社長の荻野利浩他当社役員の出資により株式会社東武エステートを設立(2001年10月に株式会社人財プロモーションに社名変更後、2010年5月に人材派遣・紹介及び不動産売買仲介事業を行う株式会社人財プロモーションを吸収合併し、2011年11月に人材派遣・紹介事業を営業譲渡)

1991年3月

一般建設業許可取得(現許可番号:般-28  第14622号)

1995年11月

建設大臣(現国土交通大臣)から宅地建物取引業免許を取得(現免許番号:(6)第5407号)

1995年11月

福岡県北九州市門司区に北九州店(現北九州門司店)開設

1996年1月

山口県宇部市大字西岐波に宇部店開設(2001年5月に同市中野開作に移転)

1996年12月

携帯ショップ事業においてデジタルツーカー(現ソフトバンク)携帯ショップ1号店として東駅店(山口県下関市)を開設(2004年7月にau携帯ショップ1号店としてイオン長府店を山口県下関市に開設した後、2008年12月にソフトバンク携帯ショップ全店を事業譲渡し、2015年1月にイオン長府店の閉鎖をもって携帯ショップ事業を廃止)

2000年3月

山口県山口市楠木町に山口店開設(2009年9月に同市中央に移転)

2002年2月

福岡県北九州市小倉北区に北九州小倉店開設(2004年4月に同市八幡西区船越に移転し、北九州八幡店と改称)

2003年11月

山口県下関市岬之町に本社を移転

2005年4月

福岡県春日市昇町に福岡店開設(2021年7月に同市春日原東町に移転し、春日原駅東口店と改称)

2008年5月

山口県山陽小野田市におのだサンパーク店開設(2019年12月に宇部店に統合)

2010年6月

福岡県宗像市栄町に赤間駅南口店開設

2011年4月

福岡県北九州市小倉北区に北九州小倉店開設

2011年8月

山口県周南市三番町に周南店開設

2012年3月

福岡県福岡市東区水谷に千早駅前店開設

2013年1月

福岡県久留米市中央町にJR久留米駅前店開設

2014年5月

東京証券取引所JASDAQ(スタンダード)及び福岡証券取引所Q-Boardに上場

2014年9月

佐賀県佐賀市駅前中央に佐賀駅店開設(2020年4月に同市駅南本町に移転)

2015年2月

広島県広島市安佐南区中筋に広島安佐南店開設(2018年10月に同市南区京橋町に移転し、広島駅前店と改称)

2015年6月

大分県大分市大字椎迫に大分店開設

2016年4月

山口県下関市川中本町に新下関店開設(2020年10月に本店営業部販売課に統合)

2016年6月

福岡県福岡市博多区博多駅前に福岡支社開設

2017年4月

福岡県飯塚市新飯塚に飯塚店開設

2018年2月

福岡県京都郡苅田町に苅田店開設

2019年2月

山口県防府市駅南町に防府店開設

2019年8月

熊本県熊本市西区上熊本に上熊本駅店開設

2022年4月

東京証券取引所の市場区分の見直しにより、東京証券取引所JASDAQ(スタンダード)から東京証券取引所スタンダード市場へ移行

2023年7月

福岡県糸島市前原東に糸島店開設

 

 

3 【事業の内容】

当社は、中国地方及び九州地方において、不動産の売買、賃貸、その他不動産に関連する事業を行っております。特に、リフォームを施した戸建住宅の中古住宅等を提供しております。

その主な事業内容と当該事業に係る位置づけは、次のとおりであります。なお、次の4事業は「第5 経理の状況  1 財務諸表等  (1) 財務諸表  注記事項」に掲げるセグメントの区分と同一であります。

 

事業区分

概要

不動産売買事業

自社不動産売買事業

当社所有の不動産の販売を行います。
主に築年数20~40年程度の戸建住宅及びマンションの中古住宅を仕入れ、水回り設備を取り替えるリフレッシュ・リフォーム(注1)を施す等、当社独自の再生ノウハウを活用して、中古住宅の販売に多くの実績を有します。主な顧客層として年収300万円前後、20~30代の一次取得者を対象としております。なお、顧客のニーズに応じて、一部、新築戸建住宅の販売や土地のみの販売も行います。

また顧客が所有する不動産の各種リフォーム工事を請負います。

不動産売買仲介事業

他者所有の不動産の売買仲介を行います。

不動産賃貸事業

不動産賃貸仲介事業

他者所有の不動産の賃貸の仲介を行います。

不動産管理受託事業

他者所有の不動産の賃貸管理業務を受託します。

自社不動産賃貸事業

当社所有の不動産の賃貸を行います。

不動産関連事業

保険代理店事業

住宅等の火災保険等の代理店販売を行います。

その他事業

介護福祉事業

主に介護福祉に関する用品販売等、器具レンタル、シルバー・リフォーム(注2)工事の請負を行います。

 

(注) 1.リフレッシュ・リフォームとは、住宅の内外装やキッチン、バス、トイレ等の水回り設備において経年劣化や部材の陳腐化等により修繕する箇所を改装・改良することを指します。

2.シルバー・リフォームとは、住宅の内外装や設備において住まわれている方が高齢、加齢又は身体の障害により使用困難になった箇所を改装・改良することを指します。

 

 

以上述べた事項を事業系統図で示すと次のとおりであります。

●不動産売買事業

 


 

●不動産賃貸事業

 


 

●不動産関連事業

 


 

●その他事業

 


 

 

4 【関係会社の状況】

該当事項はありません。

 

5 【従業員の状況】
(1) 提出会社の状況

2023年5月31日現在

従業員数(名)

平均年齢(歳)

平均勤続年数(年)

平均年間給与(円)

130

40.8

7.6

4,621,923

 

 

セグメントの名称

従業員数(名)

不動産売買事業

87

不動産賃貸事業

14

不動産関連事業

2

その他事業

5

全社(共通)

22

合計

130

 

(注) 1.従業員数は就業人員数であります。なお、当社から社外への出向者、社外から当社への受入出向者はおりません。

2.平均年間給与は、賞与、基準外賃金及び譲渡制限付株式報酬(2023年5月2日管理職向けに付与)を含んでおります。

3.全社(共通)は、管理部門、経営企画室及び内部監査室に所属している従業員であります。

4.平均臨時雇用者数は、従業員数の100分の10未満であるため、記載を省略しております。

 

(2) 労働組合の状況

当社の労働組合は、結成されておりませんが、労使関係は良好であります。

 

(3) 管理職に占める女性労働者の割合、男性労働者の育児休業取得率及び労働者の男女の賃金の差異

当事業年度

補足説明

 管理職に占める女性労働者の割合(%)
 (注)1

男性労働者の育児休業取得率(%)(注)1

労働者の男女の賃金の差異(%)(注)1、2

正規雇用労働者

パート・有期労働者(注)3

全労働者

正規雇用労働者

パート・有期労働者(注)4

3.1

25

61.2

62.4

24.1

 

(注) 1.「女性の職業生活における活躍の推進に関する法律」(平成27年法律第64号)の規定に基づき算出したものであります。

2.パート・有期労働者は、再雇用社員、パートタイマーを対象に算出しております。なお、パートタイマーについては、フルタイム換算をせず実際に支給した賃金に基づき算出しております。

3.当事業年度のパート・有期労働者に育休取得の対象者はおりません。

4.当社では、就業規則等の制度上、男女の間において昇進・昇給等の運用上の差を設けておりません。パート・有期労働者における男女の賃金の差異については、男性労働者が管理職層もしくは歩合給対象者の再雇用社員が多く含まれているのに対し、女性労働者はパートタイマーしか在籍していないことが要因として挙げられます。

 

 

3 【事業等のリスク】

有価証券報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、経営者が財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に重要な影響を与える可能性があると認識している主要なリスクは、以下のとおりであります。

なお、文中の将来に関する事項は、当事業年度末現在において当社が判断したものであります。

 

(1) 事業環境について

①  顧客の購入意欲について

当社の不動産売買事業においては、景気、金利、地価、税制及び政策等によって、中古住宅に対する顧客の購入意欲が大きく左右されます。

当社においては、需要の高い不動産をタイムリーに提供できるようにするために、これらの外部動向について分析を行い、あわせて地域の特性と需要に応じた不動産のタイムリーな仕入れ、魅力ある中古住宅にするためのリフォーム工事、顧客の購入意欲を喚起する広告宣伝及び営業活動を行っております。

しかしながら、今後の景気の悪化、物価上昇による可処分所得の減少を含めた所得の低下、金利の上昇、地価の上昇、税制及び政策の変更等があった場合は、顧客の購入意欲の減退につながり、当社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に影響を及ぼす可能性があります。

 

②  競合について

当社の不動産売買事業は、仕入れや販売に関する当社独自のノウハウこそあるものの、技術の独自性等に基づくものではないため、参入障壁は高くありません。特に景気の低迷や節約志向が拡大傾向にある経済環境においては、一例として買取再販のフランチャイズチェーンに加入する等して、当社と類似する事業を展開する事業者が参入する事例もあります。その場合、中古住宅等の仕入れで競合が発生することもあるため、一部には仕入価格の上昇となることも想定されます。

当社は、中古住宅のリフォーム、仕入れの見極め等、様々なノウハウの蓄積に努め、マニュアルとしてまとめております。また、中国地方及び九州地方において中古住宅等の取引の実績も積み重ねて、人脈や情報ネットワークを構築してまいりました。さらに中古住宅等の仕入れにおいては、仕入れに多額の資金を必要とする等、財務の面で負担が大きいため、財務体質の強化にも努めております。

しかしながら、競合他社の参入に伴い、差別化のための各種方策等が必要になった場合、又は当社の提供する不動産に競争力がないと顧客が判断した場合は、当社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に影響を及ぼす可能性があります。

 

③  販売用不動産の仕入れ及び工事原価について

当社の自社不動産売買事業においては、顧客ニーズの高い立地の不動産を、安価かつ安定的に仕入れることが重要となります。

当社においては、中古住宅等の売却情報を同業他社、金融機関及び取引先等のルートで入手しており、今後もこれらのネットワークを拡大及び強化する方針であります。あわせて、WEB広告あるいはテレビコマーシャル等を通して一般の方からも直接に中古住宅の売却情報を得られるよう努めております。また、リフォームにおいても、キッチン、バス、トイレ等の水回り設備を除き、可能な範囲で既設部分の再利用を提案することで、低価格化を実現しております。

しかしながら、競争激化や一部の商品市況の上昇等、経済環境の変化に伴う仕入価格の上昇、建材価格の上昇や工事業者側の人手不足による人件費の上昇等があった場合、あるいは当社の再生基準に適合する中古住宅を十分に確保できなかった場合は、当社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に影響を及ぼす可能性があります。

 

④  販売用不動産及び仕掛販売用不動産等について

当社の自社不動産売買事業においては、中古住宅等を仕入れており、常に一定規模の棚卸資産を所有するよう努めております。当事業年度末の総資産に占める販売用不動産及び仕掛販売用不動産等の割合は、68.2%となっております。

当社においては、今後も、積極的に中古住宅等を仕入れてまいりますが、並行して、中古住宅等の在庫管理をより高度化するとともに販売力の強化も推進することにより、引き渡しまでに要する期間を短縮し、需給バランスに配慮した在庫回転率の向上に努めていく方針であります。

しかしながら、経済環境の変化等により期限までに引き渡しできなかった場合、又は顧客の住宅ローン審査の結果、引き渡しができなかった場合等、滞留在庫が大幅に増加すると当社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に影響を及ぼす可能性があります。

 

⑤  工事協力会社について

当社の自社不動産売買事業においては、各店舗の地域ごとに、当社が設定した一定の技術水準を満たす工事協力会社を選定し、リフォーム工事を発注しております。また、実際のリフォーム工事においては、工事協力会社と当社との間で打合せや報告により、厳格な品質管理及び工程管理を実現しております。さらに、工事協力会社の代替を可能にするため、キッチン等の住宅設備については同一の規格品を使用しております。

しかしながら、今後の営業地域の拡大や取り扱い物件の増加等に伴い、工事協力会社をタイムリーに確保することができなかった場合、又は新型ウイルス感染症の再拡大・自然災害・安全保障の危機等による経済活動の停滞が長期化する等の要因により工事協力会社の経営破綻等が発生した場合は、代替業者との調整に伴う工事遅延等が発生し、当社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に影響を及ぼす可能性があります。

 

⑥  契約不適合責任について

当社の自社不動産売買事業においては、宅地建物取引業法及び住宅の品質確保の促進等に関する法律の規定に基づき、中古住宅については引き渡し後2年間、新築住宅については引き渡し後10年間の契約不適合責任を負っております。

当社においては、仕入れの時に入念な現況調査を行い、基礎部分で致命的な欠陥がある等、再生に適さないと判断した場合には買取の対象から除外する、あるいは建屋を解体して更地にすることにより、当社の提供する中古住宅の品質を一定に維持しております。また、リフォーム施工時においては、法定水準を満たすような厳格な品質管理を、顧客への引き渡し時においては、建物状況調査(インスペクション)を実施しております。

しかしながら、引き渡し後の不動産が契約内容に適合していないと判断される場合は、当社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に影響を及ぼす可能性があります。

 

⑦  自然災害等について

当社の自社不動産売買事業においては、台風や地震等の自然災害等により中古住宅の購入に対する顧客の購入意欲が減退する可能性、あるいは引き渡し前の中古住宅が破損倒壊するおそれがあります。

当社は、地域拡大による収益規模拡大を図る方針の下、中国地方及び九州地方に出店しております。現在、店舗を構える山口県、福岡県、広島県、大分県、佐賀県及び熊本県については、地震保険の保険料が最も低い地域となっております(出所:損害保険料算出機構 2021年6月10日届出)。ただし、当社の取得した中古住宅については、1981年6月以降に建築された物件であっても必要に応じて補強工事を行い耐震性能を高めております。

また、当社の営業エリアでは、台風や豪雨といった気象災害による損失が発生する場合がありますので、損害保険による補償により当該損失を抑制しております。

しかしながら、今後当社の営業地域において不測の自然災害が発生した場合あるいは水回り品等を生産するメーカーのサプライチェーンに何らかの支障が発生し、水回り品等の供給が止まった場合は、当社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に影響を及ぼす可能性があります。

 

⑧  有利子負債への依存と資金調達について

当社の自社不動産売買事業においては、常に仕入代金の支払いが販売代金の入金より先行しますが、当該仕入資金は、主に金融機関からの借入により調達しております。なお、当事業年度末の総資産額に占める有利子負債の割合は、16.3%となっております。

当社においては、事業運営に応じた機動的な調達という観点から、また、不動産に関する情報収集といった副次的な観点からも、金融機関からの借入を今後も継続していく方針であり、金融機関との良好な関係を構築しております。一方で金融機関への依存リスクや金利変動リスクにも配慮していく必要があると認識しており、60%以上の自己資本比率を維持することを目指しております。

仮に、金融環境の変化に伴い、支払利息の負担が増加し、借入による調達がタイムリーに行えない場合は、当社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に影響を及ぼす可能性があります。

 

(2) 法令等について

①  法的規制や免許・許認可事項について

当社の各セグメントにおいては、以下のような法令等に基づいて事業を運営しており、これらの法的規制を受けております。

セグメントの名称

主な適用法令

不動産売買事業

民法、宅地建物取引業法、都市計画法、不当景品類及び不当表示防止法、不動産の表示に関する公正競争規約、住宅の品質確保の促進等に関する法律、下請法、個人情報の保護に関する法律、犯罪による収益の移転防止に関する法律、建築士法、建設業法等

不動産賃貸事業

宅地建物取引業法、不当景品類及び不当表示防止法、不動産の表示に関する公正競争規約、マンション管理の適正化の推進に関する法律、下請法、個人情報の保護に関する法律等

不動産関連事業

保険業法、特定商取引に関する法律、外国為替及び外国貿易法、個人情報の保護に関する法律、金融商品の販売等に関する法律等

その他事業

介護保険法、特定商取引に関する法律、不当景品類及び不当表示防止法、下請法、個人情報の保護に関する法律等

 

 

当社においては、これらの法令等の遵守のために、朝礼でのコンプライアンス重視の考えの唱和、関連する社内規程の整備、社内勉強会の実施や社外研修制度の活用、内部監査室や監査役による法令遵守の確認に加え、内部通報制度の運用等、積極的なコンプライアンス活動に取り組んでおります。

なお、当社の不動産売買事業においては、事業活動を推進するに際して、以下のとおり、宅地建物取引業法に定める宅地建物取引業免許、建設業法に定める一般建設業許可を得ております。前者においては、一定人数の資格取得者の登録義務等が許可要件として定められており、後者においては、専任技術者の設置等が許可要件として定められております。

 

免許、登録等の別

番 号

有効期間

取消条項

宅地建物取引業免許

国土交通大臣

(6)第5407号

自 2018年11月9日

至 2023年11月8日

宅地建物取引業法

第66条及び第67条

一般建設業許可

山口県知事許可

(般-3)第14622号

自 2022年3月27日

至 2027年3月26日

建設業法

第3条

 

 

当社におきましては、過去において、これら許可要件の欠格事実はありません。

しかしながら、今後これらの法令等の改正や新たな法令等により規制強化が行われた場合、何らかの事情により法令遵守ができなかった場合、又は今後何らかの事情により免許、許可及び登録の取り消し処分が発生した場合は、事業活動に大きく影響して、当社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に影響を及ぼす可能性があります。

 

②  個人情報の管理について

当社の事業活動全般においては、仕入先、顧客(潜在顧客含む。)等に関して、住所、氏名等の個人情報を多く有しております。

当社においては、個人情報の保護に関する法律に従い、個人情報の管理に関する社内規程を整備し、当該規程に沿って情報の一元管理を図るとともに、電子記録媒体に対する使用を制限する等により、漏えい防止策に取り組んでいるほか、行政手続における特定の個人を識別するための番号の利用等に関する法律(いわゆるマイナンバー法)等に基づき、社内規程及び基本方針を整備して、マイナンバーを取り扱う担当者及び機種等を厳しく限定したうえで、漏えい防止に取り組んでおります。

しかしながら、不測の事態により、当社が保有する個人情報が外部へ漏えいした場合、あるいはマイナンバー制度において適切な対応ができない場合は、当社の信用の毀損や対応コストの負担につながり、当社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に影響を及ぼす可能性があります。

 

③  訴訟等について

当社は、現時点において業績に重要な影響を及ぼす訴訟を提起されている事実はありません。

当社においては、顧客等との間でトラブルが発生した場合、担当者からリスク情報の報告を受けて、訴訟の可能性を事前に把握するよう努め、これら情報を顧問弁護士と共有するとともに、適時、取締役会に訴訟の可能性のある事案を報告することにより、迅速かつ適切な対応を心がけております。

しかしながら、販売した不動産における契約不適合や債権未回収等の権利関係をめぐった顧客等との間でトラブルが発生した場合、又はリフォーム工事期間中に近隣からの騒音クレーム等が発生した場合は、これらに起因する訴訟が発生し、当社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に影響を及ぼす可能性があります。

 

(3) その他

①  人材の確保と育成について

不動産業界の競争激化の中で業績拡大を図るためには、専門的なスキルを持つスペシャリスト、全体を統括できるマネージャーの確保が重要であると考えております。

当社においては、これらの人材を確保するため、従業員の採用の強化、教育研修の充実を推進しております。また、人事制度を通して、公正な評価と報酬への正当な反映を実現するとともに、時差出勤及び有給休暇取得キャンペーンの推進等、職場環境の改善に努め、退職金制度を導入する等、福利厚生や待遇の充実を図っております。これらの施策によりモラールの向上及び退職者数の抑制に努めているほか、採用担当者を置いてより多くの優秀な人材を採用する等の体制強化を図っております。また、勉強会や階層別研修等の各種研修を通じて従業員の能力向上及び知識の蓄積を図るとともに話し合い等を通して、現場における問題意識の共有にも努めております。

しかしながら、一定の採用ができなかった場合、教育研修の効果が十分でなかった場合、多くの人材の社外流出が発生した場合は、当社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に影響を及ぼす可能性があります。

 

②  特定人物への依存について

当社代表取締役社長である荻野利浩氏は、当社創業者であり、2023年5月31日時点において筆頭株主として発行済株式総数2,712,400株(うち自己株式は1,414株)に対して1,047,700株(持株比率38.64%)を所有し、最高経営責任者として経営方針や経営戦略の決定等、当社の事業活動上の重要な役割を果たしております。

当社においては、同人に対して過度に依存しないよう、合議制や権限委譲を推進することにより意思決定の合理化を図るとともに、経営管理ツールの高度化を進めております。

しかしながら、現時点において、同人が何らかの理由により経営者として業務を遂行できなくなった場合は、当社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に影響を及ぼす可能性があります。

 

 ③ 経済活動・金融市場の大きな変動について

新型コロナウィルス感染症の影響は、感染症の落ち着き及び治療法の向上等により経済活動への影響は縮小しており、当社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に影響は小さくなっております。しかしながら今後、同様の新型感染症の拡大や、その他安全保障の危機の高まり、自然災害やその激甚化等により、経済活動及び金融市場に大きな影響、変動があり長期化した場合、当社の仕入活動、販売活動及び価格変動により、当社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に影響を与える可能性があります。

5 【経営上の重要な契約等】

該当事項はありません。

 

2 【主要な設備の状況】

2023年5月31日現在

事業所名
(所在地)

セグメント
の名称

設備の内容

帳簿価額(千円)

従業員数
(名)

建物

土地
(面積㎡)

その他

合計

本社事務所
(山口県下関市)

不動産売買事業
不動産賃貸事業

不動産関連事業

その他事業

全社(共通)

店舗
統括業務施設

201,515

67,367

(1,172.58 )

12,226

281,109

43

東武ビル
(山口県下関市)

不動産賃貸事業

不動産関連事業
全社(共通)

賃貸物件
業務施設

22,394

15,591

(398.32)

749

38,735

 

(注) 1.帳簿価額のうち「その他」は、「構築物」、「車両運搬具」、「工具、器具及び備品」及び「リース資産」の合計であります。

2.平均臨時雇用者数は、従業員数の100分の10未満であるため、記載を省略しております。

3.現在休止中の主要な設備はありません。

4.上記の他、他の者から賃借している主な設備の内容は次のとおりであります。

事業所名
(所在地)

セグメントの名称

設備の内容

従業員数
(名)

土地面積
(㎡)

年間賃借料
(千円)

一の宮事務所
(山口県下関市)

不動産賃貸事業

賃貸物件

938.00

10,560

 

 

① 【株式の総数】

 

種類

発行可能株式総数(株)

普通株式

8,000,000

8,000,000

 

 

① 【ストックオプション制度の内容】

該当事項はありません。

 

② 【ライツプランの内容】

該当事項はありません。

 

 

(5) 【所有者別状況】

2023年5月31日現在

区分

株式の状況(1単元の株式数  100株)

単元未満
株式の状況
(株)

政府及び
地方公共
団体

金融機関

金融商品
取引業者

その他の
法人

外国法人等

個人
その他

個人以外

個人

株主数
(人)

3

12

35

7

7

5,806

5,870

所有株式数
(単元)

442

367

2,178

418

7

23,691

27,103

2,100

所有株式数
の割合(%)

1.63

1.35

8.04

1.54

0.03

87.41

100.00

 

(注)自己株式1,414株は、「個人その他」に14単元、「単元未満株式の状況」に14株含まれております。

 

(6) 【大株主の状況】

2023年5月31日現在

氏名又は名称

住所

所有株式数
(株)

発行済株式
(自己株式を除く。) 
の総数に対する
所有株式数の割合
(%)

荻野利浩

山口県下関市

1,047,700

38.64

株式会社O T C

山口県下関市みもすそ川町23番43号

138,400

5.10

浜本憲至

大阪府東大阪市

60,000

2.21

東武住販社員持株会

山口県下関市岬之町11番46号

52,400

1.93

大阪中小企業投資育成株式会社

大阪府大阪市北区中之島三丁目3番23号

45,400

1.67

若杉精三郎

大分県別府市

38,100

1.40

荻野しとみ

山口県下関市

33,600

1.23

株式会社西京銀行

山口県周南市平和通一丁目10番の2

30,000

1.10

磯本憲二

福岡県北九州市門司区

28,000

1.03

藤本茂

兵庫県神戸市東灘区

25,700

0.94

1,499,300

55.30

 

(注)発行済株式(自己株式を除く。)の総数に対する所有株式数の割合は、小数点第3位以下を切り捨てて記載しております。

 

① 【貸借対照表】

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

(単位:千円)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

前事業年度

(2022年5月31日)

当事業年度

(2023年5月31日)

資産の部

 

 

 

流動資産

 

 

 

 

現金及び預金

883,782

871,689

 

 

売掛金

44,136

33,914

 

 

販売用不動産

2,304,105

2,481,980

 

 

仕掛販売用不動産等

1,193,556

1,386,296

 

 

商品

701

1,141

 

 

貯蔵品

4,494

3,484

 

 

前渡金

36,803

40,608

 

 

前払費用

23,930

48,936

 

 

その他

37,772

12,113

 

 

流動資産合計

4,529,284

4,880,166

 

固定資産

 

 

 

 

有形固定資産

 

 

 

 

 

建物

487,067

478,513

 

 

 

 

減価償却累計額

144,874

159,743

 

 

 

 

建物(純額)

※1 342,192

※1 318,769

 

 

 

構築物

12,019

12,719

 

 

 

 

減価償却累計額

8,452

9,043

 

 

 

 

構築物(純額)

3,567

3,676

 

 

 

車両運搬具

14,673

14,722

 

 

 

 

減価償却累計額

14,542

14,021

 

 

 

 

車両運搬具(純額)

130

701

 

 

 

工具、器具及び備品

57,800

67,203

 

 

 

 

減価償却累計額

42,958

52,167

 

 

 

 

工具、器具及び備品(純額)

14,842

15,036

 

 

 

土地

※1 292,840

※1 275,303

 

 

 

リース資産

10,620

10,620

 

 

 

 

減価償却累計額

10,620

10,620

 

 

 

有形固定資産合計

653,574

613,487

 

 

無形固定資産

 

 

 

 

 

ソフトウエア

27,745

15,610

 

 

 

無形固定資産合計

27,745

15,610

 

 

投資その他の資産

 

 

 

 

 

投資有価証券

25,580

27,875

 

 

 

出資金

280

280

 

 

 

破産更生債権等

809

755

 

 

 

長期前払費用

15,406

8,986

 

 

 

繰延税金資産

67,582

74,869

 

 

 

その他

46,880

47,304

 

 

 

貸倒引当金

756

714

 

 

 

投資その他の資産合計

155,783

159,357

 

 

固定資産合計

837,102

788,455

 

資産合計

5,366,387

5,668,621

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

(単位:千円)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

前事業年度

(2022年5月31日)

当事業年度

(2023年5月31日)

負債の部

 

 

 

流動負債

 

 

 

 

買掛金

174,699

142,272

 

 

短期借入金

※2 336,800

※2 66,800

 

 

1年内返済予定の長期借入金

※1 188,616

※1 187,796

 

 

未払金

79,257

71,174

 

 

未払費用

108,999

104,157

 

 

未払法人税等

90,624

103,555

 

 

前受金

19,760

12,536

 

 

預り金

71,897

79,031

 

 

前受収益

3,656

3,382

 

 

完成工事補償引当金

5,200

7,400

 

 

その他

206

22,587

 

 

流動負債合計

1,079,717

800,694

 

固定負債

 

 

 

 

長期借入金

※1 405,032

※1 669,119

 

 

退職給付引当金

33,424

40,151

 

 

資産除去債務

63,712

64,749

 

 

その他

19,607

19,625

 

 

固定負債合計

521,776

793,645

 

負債合計

1,601,493

1,594,339

純資産の部

 

 

 

株主資本

 

 

 

 

資本金

302,889

302,889

 

 

資本剰余金

 

 

 

 

 

資本準備金

258,039

258,039

 

 

 

その他資本剰余金

551

6,460

 

 

 

資本剰余金合計

258,590

264,499

 

 

利益剰余金

 

 

 

 

 

利益準備金

1,870

1,870

 

 

 

その他利益剰余金

 

 

 

 

 

 

別途積立金

320,000

320,000

 

 

 

 

繰越利益剰余金

2,894,118

3,179,428

 

 

 

利益剰余金合計

3,215,988

3,501,298

 

 

自己株式

17,794

1,220

 

 

株主資本合計

3,759,674

4,067,466

 

評価・換算差額等

 

 

 

 

その他有価証券評価差額金

5,219

6,815

 

 

評価・換算差額等合計

5,219

6,815

 

純資産合計

3,764,893

4,074,282

負債純資産合計

5,366,387

5,668,621

 

② 【損益計算書】

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

(単位:千円)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

前事業年度

(自 2021年6月1日

 至 2022年5月31日)

当事業年度

(自 2022年6月1日

 至 2023年5月31日)

売上高

※1 7,483,283

※1 7,673,114

売上原価

※2 5,250,433

※2 5,472,143

売上総利益

2,232,850

2,200,970

販売費及び一般管理費

 

 

 

販売手数料

109,149

106,854

 

広告宣伝費

202,485

205,680

 

役員報酬

69,740

63,220

 

給料及び手当

578,849

579,566

 

賞与

70,703

67,754

 

退職給付費用

14,099

9,059

 

法定福利費

104,653

106,881

 

租税公課

204,174

201,842

 

減価償却費

32,571

33,904

 

賃借料

68,056

64,499

 

その他

212,094

212,205

 

販売費及び一般管理費合計

1,666,576

1,651,470

営業利益

566,274

549,500

営業外収益

 

 

 

受取利息

154

167

 

受取配当金

489

531

 

保険差益

176

538

 

違約金収入

3,600

800

 

その他

410

511

 

営業外収益合計

4,831

2,549

営業外費用

 

 

 

支払利息

3,287

3,911

 

その他

548

444

 

営業外費用合計

3,835

4,355

経常利益

567,269

547,694

税引前当期純利益

567,269

547,694

法人税、住民税及び事業税

181,548

178,850

法人税等調整額

1,829

7,985

法人税等合計

179,718

170,864

当期純利益

387,550

376,829

 

1.報告セグメントの概要

当社の報告セグメントは、当社の構成単位のうち分離された財務情報が入手可能であり、取締役会が、経営資源の配分の決定及び業績を評価するために、定期的に検討を行う対象となっているものであります。

当社は、営業所を拠点として事業活動を行っており、事業の内容、役務の提供方法及び類似性に基づき事業を集約し「不動産売買事業」「不動産賃貸事業」「不動産関連事業」の3つを報告セグメントとしております。

「不動産売買事業」は、当社所有の不動産の販売、他者所有の不動産の売買仲介及び他者所有の不動産の各種リフォーム工事を行います。

「不動産賃貸事業」は、他者所有の不動産の賃貸の仲介、他者所有の不動産の賃貸管理業務及び自社所有の不動産の賃貸を行います。

「不動産関連事業」は、住宅等の火災保険等の代理店販売及び不動産関連商品の販売を行います。