株式会社グラフィコ
GRAPHICO,Inc.
品川区大崎一丁目6番1号
証券コード:49300
業界:その他製品
有価証券報告書の提出日:2023年9月29日

 

回次

第23期

第24期

第25期

第26期

第27期

決算年月

2019年6月

2020年6月

2021年6月

2022年6月

2023年6月

売上高

(千円)

3,377,742

3,499,270

4,096,628

4,111,511

5,079,165

経常利益

(千円)

205,750

222,061

274,575

211,847

322,724

当期純利益

(千円)

144,168

148,723

182,625

145,607

221,391

持分法を適用した場合の投資利益

(千円)

資本金

(千円)

10,000

10,000

241,026

245,661

248,579

発行済株式総数

(株)

800,000

800,000

925,100

932,780

938,540

純資産額

(千円)

1,141,248

1,289,971

1,934,421

2,093,537

2,315,127

総資産額

(千円)

1,581,644

1,681,886

2,321,570

2,694,130

3,842,772

1株当たり純資産額

(円)

1,426.56

1,612.46

2,091.14

2,244.51

2,466.93

1株当たり配当額

(うち1株当たり中間配当額)

(円)

(-)

(-)

(-)

(-)

(-)

1株当たり当期純利益金額

(円)

180.21

185.90

204.74

156.58

236.76

潜在株式調整後1株当たり当期純利益金額

(円)

192.34

150.35

230.10

自己資本比率

(%)

72.2

76.7

83.3

77.7

60.2

自己資本利益率

(%)

13.5

12.2

11.3

7.2

10.0

株価収益率

(倍)

18.7

12.9

8.9

配当性向

(%)

営業活動による

キャッシュ・フロー

(千円)

223,561

178,084

159,495

550,291

481,506

投資活動による

キャッシュ・フロー

(千円)

1,888

6,529

9,110

21,410

765,567

財務活動による

キャッシュ・フロー

(千円)

250,000

441,524

209,269

673,732

現金及び現金同等物の期末残高

(千円)

227,175

398,694

671,641

310,301

700,103

従業員数

(人)

51

51

54

58

50

株主総利回り

(%)

52.8

55.2

(比較指標:TOPIX)

(%)

(-)

(-)

(-)

(96.3)

(117.8)

最高株価

(円)

8,890

4,325

2,639

最低株価

(円)

3,830

1,860

1,800

 

(注) 1.当社は連結財務諸表を作成しておりませんので、連結会計年度に係る主要な経営指標等の推移については記載しておりません。

2.「収益認識に関する会計基準」(企業会計基準第29号 2020年3月31日)等を第26期の期首から適用しており、第26期以降に係る主要な経営指標等については、当該会計基準等を適用した後の指標となっております。

3.持分法を適用した場合の投資利益については、関連会社がないため記載しておりません。

 

4.1株当たり配当額及び配当性向については、配当を実施していないため、記載しておりません。

5.第23期及び第24期の潜在株式調整後1株当たり当期純利益金額については、潜在株式は存在するものの、当社株式は非上場であり、期中平均株価が把握できないため記載しておりません。

6.第25期の潜在株式調整後1株当たり当期純利益については、当社は2020年9月24日に東京証券取引所JASDAQ(スタンダード)に上場したため、新規上場日から第25期の末日までの平均株価を期中平均株価とみなして算定しております。

7.第23期及び第24期の株価収益率については、当社株式が非上場であるため記載しておりません。

8.従業員数は就業人員であります。なお、平均臨時雇用者数は、臨時従業員数が従業員数の100分の10未満であるため、記載を省略しております。

9.第23期から第25期の株主総利回り及び比較指標については、2020年9月24日をもって東京証券取引所JASDAQ(スタンダード)に上場したため、記載しておりません。

10.最高・最低株価は、2022年4月3日以前は東京証券取引所JASDAQ(スタンダード)におけるものであり、2022年4月4日以降は東京証券取引所スタンダード市場における株価を記載しております。

11.第23期及び第24期の最高株価、最低株価については、2020年9月24日をもって東京証券取引所JASDAQ(スタンダード)に上場したため記載しておりません。

 

 

2 【沿革】

当社は、1994年に化粧品や健康食品の商品企画・販売促進・マーケティング等、クリエイティブ制作を行う企画事務所として創業しました。1996年11月に現在の株式会社グラフィコの前身である「有限会社スタジオグラフィコ」を設立し、日本の大手メーカーの商品企画をはじめ、米国や韓国などの海外商品を日本市場向けにプロデュースした経験と実績を経て、2004年に自社オリジナル商品を企画開発及び販売し、メーカー事業をスタートしました。自社オリジナル商品に加え、オキシクリーンの独占販売権を取得し、日本のドラッグストア、GMS(General Merchandise Storeの略で大規模総合スーパー)、ホームセンター、バラエティストアを中心に展開しております。

当社は「モノ創りで、笑顔を繋ぐ。」という経営ビジョンのもと、製造、物流を外部へ委託することにより、商品企画、開発、マーケティング、プロモーション、セールスに経営資源を集中し、幸せで豊かな生活を楽しんでいただける商品を世の中へ送り出しております。

 

設立後の沿革は以下のとおりであります。

年月

事項

1996年11月

有限会社スタジオグラフィコを設立

2000年9月

株式會社スタジオグラフィコに組織変更

2004年7月

オリジナル商品を開発、市場へ投下開始

2005年7月

株式会社トランスフォースと販売業務の移管に関する業務移管契約を締結

2008年7月

Church & Dwight Co., Inc.より「オキシクリーン」の内国企業において、唯一、日本オリジナル商品の販売を含む独占販売権(※)を取得

2013年6月

株式会社トランスフォースを完全子会社化

2013年11月

本社を東京都品川区へ移転

2013年11月

株式会社グラフィコへ社名変更

2014年5月

株式会社トランスフォースを清算

2014年6月

株式会社H&Dコーポレーションと「なかったコトに!」の韓国国内における独占販売契約を締結、韓国市場への本格参入開始

2014年9月

大阪オフィスの開設

2017年6月

みらいファーマ株式会社を完全子会社化

2017年7月

みらいファーマ株式会社を吸収合併

2017年7月

銀座オフィスの開設

2020年9月

東京証券取引所JASDAQ(スタンダード)に株式を上場

2021年9月

監査役会設置会社から監査等委員会設置会社へ移行

2022年4月

東京証券取引所の市場区分見直しに伴い、東京証券取引所スタンダード市場へ移行

2023年2月

医薬品事業を吸収分割により株式会社ミンラックへ承継

 

(※)例外的に海外の多国籍企業が米国において仕入れた商品を日本国内の小売店舗で販売することが許容されております。

 

 

3 【事業の内容】

当社は「モノ創りで、笑顔を繋ぐ。」を経営ビジョンとして、変容する働き方やライフスタイルの中で頑張る方々を応援し、心身ともに健康的で美しくありたいと願う女性達やご家族に笑顔で幸せな生活を楽しんでいただくための商品を創出するメーカーです。商品企画開発から、マーケティング、プロモーション、セールスまでを一貫して行い、それぞれにベストな生産方法や工場を選出して製造する機動的なファブレススタイル(製造設備を自社で保有せず、外部へ製造委託する業務形態)を取っております。健康食品、化粧品、日用雑貨を中心に展開しており、女性の潜在ニーズを引き出し、新発想の商品を世の中に定着させることで、ミリオンセラー(累計販売数100万個超え)の商品を複数展開しております。商品をひと目で理解できるパッケージ、ネーミング、店頭販促物、PR活動により生活者の共感や悩みの解決を提案しており、自社オリジナル商品のみならず、海外メーカーからオキシクリーンの日本オリジナル商品の販売を含む独占販売権を取得し、正規輸入販売元として日本国内にてマーケティングを行い販売しております。

主要な販売チャネルはドラッグストア、GMS、ホームセンター、バラエティストアであり、自社にて通信販売も行っております。海外においては各国の代理店を通じて販売を行っております。

当社は健康食品、化粧品、日用雑貨、医薬品の企画及び販売を主たる事業とする単一セグメントでありますが、商品カテゴリーを健康食品を中心とする「ヘルスケア」、化粧品を中心とする「ビューティケア」、日用雑貨の「ハウスホールド」、医療用医薬品と一般用医薬品の「医薬品」、「その他」に区分しております。

なお、「医薬品」カテゴリーにつきましては、2022年11月22日に「会社分割(簡易吸収分割)に関するお知らせ」として公表しておりますとおり、2023年2月1日を効力発生日として他社に医薬品事業を承継しております。

最近の商品カテゴリー別の売上実績は以下のとおりであります。

回次

第26期

第27期

決算年月

2022年6月

2023年6月

商品カテゴリー

売上高

(千円)

構成比

(%)

売上高

(千円)

構成比

(%)

ヘルスケア

310,393

7.5

193,092

3.8

ビューティケア

501,533

12.2

479,105

9.4

ハウスホールド

3,162,912

76.9

4,300,751

84.7

医薬品

103,855

2.5

65,882

1.3

その他

32,816

0.8

40,333

0.8

合計

4,111,511

100.0

5,079,165

100.0

 

 

(1) 商品化から販売までの流れ

当社は、製造、物流を外部へ委託するファブレス企業であり、商品の企画、開発、マーケティング、プロモーション、セールスに経営資源を集中しております。「生活者が必要としている」「使用実感が高い」「ポジティブな気持ちになる」商品を企画開発しており、常に使う人の立場で考え、シーズ(原材料や技術等に基づく製品アイデアや消費者自身が気が付いていないニーズ)を探り、ニーズを把握し、「①調査→②企画→③開発→④宣伝→⑤販売」の5アクションで独自性のある複数のヒット商品を生み出しております

 

2023年6月30日現在、当社におけるミリオンセラー(累計出荷数100万個超え)の商品は以下のとおりであります。

 満腹30倍 キャンディシリーズ ※2005年3月発売

 なかったコトに! サプリメントシリーズ ※2009年5月発売

 ウィズフェム よもぎ温座パット(個包装換算) ※2008年10月発売

 オキシクリーン(粉タイプ) ※2008年10月発売

 オキシクリーン マックフォースシリーズ ※2009年8月発売

 フットメジ 足用角質クリアハーブ石けんシリーズ ※2010年5月発売

 フットメジ 足用ピーリングスプレー ※2014年3月発売

 スキンピース ファミリーUVシリーズ ※2016年3月発売

 

 

 ① 調査

調査段階においては、ブランド育成のため、新商品として可能性のあるアイテムを検討し、ターゲットとする市場規模や顧客、想定される競合先(商品)、商品の使用感、成分等の調査、分析を行っております。また商品のネーミング候補に係る商標権等について第三者の知的財産権侵害の可能性の事前調査も可能な限り対応を行っております。

② 企画

当社はクリエイティブ事務所として創業以来培われたノウハウを活かして、商品企画、パッケージ企画、コンセプト設計、マーケティングリサーチ等を実施しながら、当社のメインターゲットである女性の潜在ニーズを探り、市場が必要とする商品かつ効果が実感できる商品企画を目指しております。企画部門のほとんどは30代から50代の女性で構成され、ターゲットとなるお客様のニーズをくみ上げることが可能な体制となっており、企画段階においては、「ターゲット層の見極め」「マーケット分析」「市場ニーズの高い商品企画」「効果実感の高い商品」を意識して商品化を進めております。

③ 開発

当社はファブレスメーカー(製造設備を自社で保有せず、外部へ製造委託するメーカー)として最適な原料・資材の調達、生産委託先の選定や製造管理等を行うことで、製造コストを抑え、市場ニーズの変化に対応できる機動力を高めて、当社の強みである顧客訴求力の高い表現方法やニーズを捉えるデザイン・表現等のクリエイティブ力を活かした独自性のあるアイデア商品を柔軟に展開できる体制となっております。その他、当社開発商品以外に、当社のマーケティング力を活かして、オキシクリーンの日本における独占販売権取得による海外商品の輸入販売や、製造元との協議による日本向け商品の共同開発を行っております。

④ 宣伝

当社は、販促計画及び広告戦略を立案し、その戦略を推進するための効果的なセールス・プロモーションツール(営業用提案資料)を制作しております。制作した各種店頭用販促物や印刷媒体を活用し、費用対効果を検討しながら雑誌やウェブ等のメディアを主体に広告宣伝活動を実施し、各ブランドの認知度向上への取組みを行っております。

⑤ 販売

市場、競合、商品使用感等についての分析を基に、より効果的な販売戦略を立案し、消費者に訴求力のある販促物を活用しながら、販売店舗の売り場作りやPB(プライベート・ブランド)商品等の提案営業を進めております。当社の主要な顧客は国内の問屋であり、問屋を通じて国内のドラッグストア、GMS(General Merchandise Storeの略で大規模総合スーパー)、ホームセンター、バラエティストア等へ販売しております。海外事業においても国内外の代理店を通じ、中国、韓国、米国、香港、台湾、タイ等で商品を販売しております。また、自社サイトや他社のプラットフォームを活用した通信販売も行っております。

 

(2) 当社商品について

当社は健康食品、化粧品、日用雑貨、医薬品の企画及び販売を主たる事業とする単一セグメントであるため、セグメント情報に代えて商品カテゴリー(健康食品を中心とする「ヘルスケア」、化粧品を中心とする「ビューティケア」、日用雑貨の「ハウスホールド」)別に、ブランド名及び代表商品の概要を記載しております。

なお、「医薬品」カテゴリーにつきましては、2023年2月1日を効力発生日として他社に承継しているため、記載を省略しております。

カテゴリー毎の主なブランド名及び代表商品は以下のとおりです。

① ヘルスケア

ブランド名

代表商品の概要

なかったコトに!

食事のおともに飲むことで、気にせず食事を楽しめるサプリメントシリーズです。

満腹30倍

水を含むと30倍以上に膨らむ種(タネ)バジルシード(シソ科メボウキ属の多年草であるバジルの種)を用いたキャンディシリーズです。

 

 

 

② ビューティケア

ブランド名

代表商品の概要

フットメジ

洗って足の角質や菌・ニオイをケアできる「足用角質クリアハーブ石けん」をはじめとするフットケアシリーズです。

優月美人

韓国の「よもぎ蒸し」をイメージして開発された、下着に貼って温めるタイプの「よもぎ温座パット」をはじめとした温活サポートブランドです

スキンピース

途上国の教育・産業支援を行う「FEEL PEACE プロジェクト」から生まれたブランド。シアバター(シアの木「シアーバターノキ」の実の種から採れる天然の植物油脂)と食べ物由来成分(※)で作った高保湿スキンケアシリーズです。

 

(※)食べ物由来成分だけを使用しているという意味です。食べ物ではありません。

 

③ ハウスホールド

ブランド名

代表商品の概要

オキシクリーン

酸素パワーで衣類等の汚れ・シミを落とす酸素系漂白剤ブランドです。衣類だけでなくキッチンやお風呂など家中の汚れ(※1)にも使用でき米国大手家庭用消費材メーカーであるChurch & Dwight Co., Inc.が世界展開するブランドで、内国企業において、唯一、日本オリジナル商品の販売を含む独占販売権(※2)を取得して展開しております。

 

(※1)すべての汚れ・ニオイが落ちるわけではありません。

(※2)例外的に海外の多国籍企業が米国において仕入れた商品を日本国内の小売店舗で販売することが許容されております。

 

事業系統図に示すと、以下のとおりであります。

 


 

 

 

4 【関係会社の状況】

該当事項はありません。

 

5 【従業員の状況】
(1) 提出会社の状況

 

 

 

2023年6月30日現在

従業員数(人)

平均年齢(歳)

平均勤続年数(年)

平均年間給与(千円)

50

40.8

5.8

5,755

 

(注) 1.当社は単一セグメントであるため、セグメントごとの記載はしておりません。

2.臨時従業員については、総数が従業員の100分の10未満であるため、記載を省略しております。

3.平均年間給与は、休職者を除く報告日現在の在籍者について、賞与及び基準外賃金を含む理論年収で算出しております。

 

(2) 労働組合の状況

労働組合は結成されておりませんが、労使関係は円満に推移しております。

 

 (3) 管理職に占める女性労働者の割合、男性労働者の育児休業取得率及び労働者の男女の賃金の差異

当事業年度

補足説明

管理職に占める

女性労働者の

割合(%)(注1)

男性労働者の

育児休業取得率(%)(注2)

労働者の男女の

賃金の差異(%)(注1)

全労働者

正規雇用

労働者

パート・

有期労働者

33.3%

100.0%

73.0%

73.5%

 

(注)1 「女性の職業生活における活躍の推進に関する法律」(平成27年法律第64号)の規定に基づき算出したもので

         あります。

  2 「育児休業、介護休業等育児又は家族介護を行う労働者の福祉に関する法律」(平成3年法律第76号)の規定

         に基づき、「育児休業、介護休業等育児又は家族介護を行う労働者の福祉に関する法律施行規則」(平成3

         年労働省令第25号)第71条の4第1号における育児休業等の取得割合を算出したものであります。

 

1 【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】

文中の将来に関する事項は、本書提出日現在において、当社が判断したものであります。

(1)経営方針

当社は「モノ創りで、笑顔を繋ぐ。」を経営ビジョンとして、変容する働き方やライフスタイルの中で頑張る方々を応援し、笑顔で幸せな生活を楽しんでいただくための商品を創出するメーカーとして、常にお客様の立場に立って、興味・共感を得られる実感値の高いモノ創りに挑戦し続けてまいります。

コロナ禍からウィズコロナへの移行において、生活様式に関連した消費行動の変容を中心に、当社の強みである企画・開発力、プロモーション力を活かし、多様化する消費者ニーズを捉えた高付加価値で競争力の高い商品の開発に取り組んでおり、主力ブランドにおきましては新商品投入や既存商品のリニューアル、商品ラインナップの拡充に向けた取り組みを進めております。

当社は、ESGやSDGsへの取り組みも重視しており、途上国の産業基盤の確立に資する化粧品の企画・販売を行うフィール・ピースプロジェクト、つめかえ用商品の投入やパッケージ仕様変更による廃棄プラスチックの削減、返品等の廃棄対象商品を単純焼却ゼロ・埋め立て処分ゼロでリサイクルを行うゼロエミッション達成に向けた取り組みなどを継続して推進しているなど、事業を通じて社会課題の解決に貢献し、会社の持続的な成長と中長期的な企業価値の向上に努めてまいります。

 

(2)経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等

当社は、中長期かつ持続的な成長を実現するため、収益力の維持及び向上を経営目標としており、売上高営業利益率を重要な経営指標と位置付けて、経営課題に取り組んでおります。

 

(3)経営環境及び優先的に対処すべき課題

今後のわが国の経済の見通しにつきましては、新型コロナウィルス感染症の分類変更による個人消費の持ち直しインバウンド需要の回復の兆しきが見られております。しかし、地政学的リスクの高まりに端を発する原油高に伴う原材料費等の値上がりや世界的な金融引き締めが続く中での為替動向を含めた先行き不透明な状況が経済活動や個人消費に影響を及ぼすことも考えられることから、引き続き楽観できない状況が続くものと予想されます。

当社が属する健康食品、化粧品及び日用雑貨業界におきましては、幅広い年代で健康維持・増進や衛生への意識の高まりを見せております。また、在宅勤務の広がりによる生活行動の変化、女性の社会進出や働き方、ライフスタイル、消費者の購買行動が大きく変わり市場構造の変化が進む中で、多種多様な業界の企業が参入しております。コロナ禍での巣ごもり需要を受けて日用品や衛生用品の需要が増加しており、その傾向は今後も続くものと想定しております。さらに、訪日外国人の増加、外出自粛の緩和により化粧品や健康食品などの需要も緩やかに回復してくるものと想定しております。

このような状況下において、収益の柱であるハウスホールドの「オキシクリーン」ではPR活動や販促施策を通じて、リピート需要の拡大を図るとともに、新商品の市場への投下による新規ユーザーの獲得も強化していき、売上を拡大していく方針であります。また、フェムテック関連商品の需要が高まる中、「ウィズフェム」ではD2Cへの取り組みを強化するとともに、新たにコミュニティサイトを開設し、より多くの女性特有のお悩みに寄り添える活動を実施してまいります。加えて、ウィズコロナに即した商品開発や販売施策も実施してまいります。今後も高品質・高付加価値な商品を継続的に開発し、市場へ投入できる体制を整え、より一層の業容拡大を推進していくためには、様々な課題に対処していくことが必要であり、以下の項目を今後の事業展開における優先的に対処すべき課題として認識しております。

 

① 収益基盤の維持・向上

 当社は経営ビジョンである「モノ創りで、笑顔を繋ぐ。」という想いのもと、「本当に求められている物」とは何かを、常に消費者の立場で考え、独自性のある商品力で高付加価値、そして人々を楽しく幸せにできる商品づくりに取り組んでおり、企画製造販売のファブレスメーカーとしてアイデアや企画力を武器に収益基盤を構築してまいりました。

 当事業年度においてもハウスホールド(日用雑貨)カテゴリーで好調の「オキシクリーン」、ビューティケアカテゴリーのフェムテック商品である「よもぎ温座パット」を中心とした重点ブランドの強化と高付加価値商品の開発及びプロモーション強化に注力いたしました。ブランド認知拡大やリピーターの増加に加え、ドラッグストアやホームセンターだけでなくスーパーマーケット、GMSへの導入店舗拡大により好調に推移しております。販売面においても積極的な店頭販売活動を展開し、店頭での販売促進、SNS・広告などを活用した販促活動を強化し、ブランド認知率向上を図るとともに、既存取引先との関係強化に注力してまいりました。

 このような環境の中で、中長期かつ持続的な成長を実現するためには、収益基盤の維持と向上が重要な課題であると認識しております。
 既存事業においては、引き続き取引先との連携をより強化することで、事業の活性化と収益獲得機会の確実な取り込みを行います。また、日用品や衛生用品の需要の高まりで販売が好調に推移している「オキシクリーン」では米国Church & Dwight Co., Inc.と日本用のオリジナル新商品の開発を進めており、日本での販売活動における中長期的な関係強化を図って行くと共に、新たな日用雑貨品の投下により収益拡大を進めてまいります。

 一方、コロナ禍での売り場減少による影響を受けているヘルスケアやビューティケアのカテゴリーにおいても、話題性の獲得が期待できる企画商品の開発を行っております。さらに、SNSやWEB、テレビ等の広域プロモーションを中心とした宣伝・PR活動の積極的な展開による認知率向上への取り組みや、更なる品質向上・安全性確保のための品質管理体制の強化を進めてまいります。
 また、昨今社会問題にもなっており、将来的な市場拡大が期待される、フェムテック、フェムケアカテゴリーでは、「ウィズフェム」としてリブランディングを行うとともに、新商品の投下やD2Cへの取り組み強化に加えてコミュニティサイトの開設等、より多くの女性特有のお悩みに寄り添える活動を実施してまいります。
 海外事業においては、現地代理店との連携強化や国・地域毎の顧客層等を明確にした上で、経済状況や今後の成長性、消費者ニーズを的確に把握しながら、増大する収益機会を確実に取り込み、引き続き市場開拓活動に取り組んでまいります。

 

 ② 商品の開発について

 当社の事業を取り巻く市場環境や消費者、競合他社の状況は常に変化を続けており、市場予測には不確定要素が増えてきているため、より競争力の高い新商品の企画・開発が重要な課題であると考えております。そのため、マーケティング機能をより強化するとともに、商品の企画開発体制を強化していく方針であります。ハウスホールドカテゴリーでは「オキシクリーン」の新商品の開発を進めており、「ウィズフェム」「フットメジ」におきましても、お客様の声を基にした新商品のリリースを予定しております。新商品の投下により、店頭展開のさらなる拡大を図ると共に、新販路開拓などにも注力してまいります。

 

 ③ 有能な人材の獲得、育成

 当社の継続的な発展及び経営基盤の安定をはかるためには、より柔軟な働き方の導入と有能な人材の獲得、育成を行っていくことが重要であると考えております。人材の獲得につきましては、即戦力を有する中途採用と若手有望社員の獲得のバランスを重視しつつ、積極的に採用活動を行ってまいります。また、人材の育成につきましても、会社と社員の成長が有機的に連動し、社員のモチベーション向上につながる社内教育制度及び評価制度が整備されていることが重要であると考え、見直しも含めて充実させていくことに注力してまいります。

 

 ④ 内部管理体制の強化について

 健全な会社運営においては、内部管理体制の強化が必須であると認識しております。当社は、管理体制を強化するため担当部門人員の整備やコンプライアンス遵守のためのチェックフローを確立し、内部監査担当者によるモニタリングを定期的に実施し、監査等委員や会計監査人と連携をはかることで、適切に運用しております。今後も、更なる経営の安定性や健全性を目標に内部管理体制の強化に取り組んでまいります。

 

 

3 【事業等のリスク】

以下において、当社の事業展開にあたり、リスク要因となる可能性があると考えられる主な事項を記載しております。当社としては、必ずしも事業展開上のリスク要因に値しないと考えられる事項についても、投資判断上、重要と考えられるものについては、投資者への積極的な情報開示の観点から記載しております。当社は、これらのリスクを認識した上で、発生の回避及び発生した場合には当該リスクによる影響が最小限となるよう対応に努める方針でありますが、当社株式への投資判断は、本項及び本項以外の記載も併せて慎重に検討した上で行われる必要があります。

なお、文中の将来に関する事項は、本書提出日現在において判断したものであり、以下の記載は当社の事業もしくは当社株式への投資に関するすべてのリスクを網羅するものではありませんので、ご留意下さい。

 

(1) ファブレス企業であることについて

当社は、製造から在庫の管理、物流業務までを外部へ委託しているファブレス企業であります。商品を安定的に市場に提供するには、これら外部委託業者が安定的に稼動していることが必要であるため、品質維持管理の状況等の定期的なモニタリングに加え、不測の事態に備えて複数の外部委託業者を選定する等、業務上のリスクを軽減させる取り組みを行っております。しかしながら、外部委託業者において、何らかの理由によりサービスの遅延及び障害等により商品供給に支障が生じた場合には、当社の事業及び業績に影響を及ぼす可能性があります。

 

(2) 商品に関するリスクについて

当社の主力商品である「オキシクリーン」の2023年6月期における全売上高に占める割合は、全体の84.7%であり、特定の商品に依存している状況にあります。今後は、主力商品の売上安定化を図るとともに、主力商品及び主力商品以外のブランドにおける新商品投入や既存商品のリニューアルにより、リスク分散を図ってまいりますが、主力商品の売上が低下した場合等には、当社の事業及び業績に影響を及ぼす可能性があります。

また、各取引先とは良好な関係を構築しておりますが、何らかの要因により、商製品及び原材料の仕入先との取引やオキシクリーン等の独占販売権取得先との契約の継続が困難になった場合には、当該取引先に関連する一部商品の販売や取扱いに支障が生じる可能性があります。

 

(3) 主力商品となる新商品を生み出すことができないリスクについて

当社の更なる成長のためには、継続的に新商品を投入する必要があります。その対策として、商品の企画設計を目的とし、消費動向分析結果に基づく、マーケティング及び顧客訴求力の高い表現方法やニーズを捉えるデザイン・表現等のクリエイティブノウハウの充実とその蓄積を行っております。新商品の開発は、新ブランドの立ち上げを伴うものだけでなく、既存の商品ブランド内での新商品展開にも注力し、主力ブランドの販売拡大も行っております。しかしながら、主力商品となる消費者ニーズにマッチした新商品を継続的に生み出すことができない場合、当社の事業及び業績に影響を及ぼす可能性があります。

 

(4) 競合商品の出現について

当社では独自の商品を企画、開発しておりますが、競合他社により類似商品が販売されることによる競争激化や類似商品による低価格化の可能性があります。当社では、これらリスクに対しては、①ニッチ市場での先行者利益の獲得、②パッケージやネーミング、形状の独自性、③外部委託業者との独占製造契約を締結する等様々な対策を講じておりますが、当社の想定以上に競争が激化した場合には、当社の事業及び業績に影響を及ぼす可能性があります。

 

 

(5) 安定的な調達・仕入価格・原価率の変動等について

当社では、商品、製品及び原材料を外部から仕入れておりますが、仕入先の経営方針の変更、商品や素材の価格変動、在庫状況等により安定的な調達が困難になる可能性があります。また、卸先より返品が発生した場合は、売上高の減少により、原価率が一時的に上昇します。また、海外から輸入する場合においては、為替変動によっても仕入価格が変動します。

当社では、安定的な調達を実現するため、迅速な情報収集や調達先の多様化、事前の価格交渉によるリスク分散、価格転嫁等、様々な対応策を進めており、また、返品による一時的な原価上昇を抑制するため、卸先との契約内容を継続的に見直すとともに、返品予測の精度向上に努めておりますが、突発的事情により安定的調達ができなくなった場合、仕入価格が急激かつ想定を大幅に超えて上昇した場合、また、当社想定を上回る返品が発生した場合は、当社の事業及び業績に影響を及ぼす可能性があります。

 

(6) 在庫のリスクについて

当社は、当事業年度末時点において1,463,959千円の棚卸資産を保有しております。顧客の需要予測や仕入先の供給状況を把握し、在庫の適正な水準を維持し、現状においては不安定な国際情勢を考慮に入れ、一部の輸入品などの安定供給在庫を確保するなど、適切な在庫管理に努めております。しかしながら、想定を超える需要が発生した場合には、販売機会を失うこととなります。また、市場環境の悪化により大きく需要が減少し、滞留在庫が増大した場合は、当社の経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。

 

(7) 知的財産管理について

当社は、商品の企画段階から入念なマーケティングに基づき商品開発をしており、商品リリース前には商標権等の取得により知的財産権の確保に努めております。

当社では、第三者の知的財産権を侵害しない体制として、管理部にて特許及び商標チェック等を実施しております。しかしながら、予期せず当社が第三者の知的財産権を侵害した場合には、当該第三者から損害賠償請求や使用差止請求等の訴えを起こされる可能性があり、これらに対する対価の支払い等が発生する可能性があります。

また、当社が保有する知的財産権についても、第三者により侵害される可能性があり、当社が保有する権利が履行できない場合もあります。このような状況が発生した場合、当社の事業及び業績に影響を及ぼす可能性があります。

 

 

(8) 許認可及び法的規制について

当社の一部商品の販売においては、下表に掲げる許認可を必要としているものがあります。さらに「特定商取引に関する法律」、「医薬品、医療機器等の品質、有効性及び安全性の確保等に関する法律(薬機法)」、「健康増進法」、「不当景品類並びに不当表示防止法」、「容器包装に係る分別収集及び再商品化の促進等に関する法律(容器包装リサイクル法)」等の法令の遵守が求められております。当社では、これらの法令を遵守するためにコンプライアンス規程の制定及び運用、信頼性保証部によるチェックに加えて顧問弁護士による厳正な外部チェックを行っており、必要に応じて各種法令を管轄する省庁への確認を徹底しております。さらに役職員への法令等の周知とその遵守のため研修会を実施するとともに、外部コンサルタントを起用し、法令の周知徹底に努めております。

認可等の名称

所轄官庁等

有効期限

主な許認可等取り消し事由

化粧品製造販売業許可

東京都

2025年10月12日

 

医薬品、医療機器等の品質、有効性及び安全性の確保に関する法律その他薬事に関する法令若しくはこれに基づく処分に違反する行為があったとき、又は役員等が欠格条項に該当した場合(医薬品、医療機器等の品質、有効性及び安全性の確保等に関する法律第75条第1項)

 

医薬部外品製造販売業許可

東京都

2025年10月12日

 

本書提出日現在、当社が知りうる限りにおいて、取消事由に該当する事実は発生しておりません。

しかしながら、予期せぬ人的ミス等により、法令に抵触する可能性は完全に排除することはできず、万一、当社又は当社の役職員が法令に抵触した場合や、その結果として、許認可が取消又は更新不可となった場合などには、商品の販売停止や信頼性の低下により、当社の事業及び業績に影響を及ぼす可能性があります。また、これらの許認可及び法的規制については、将来変更される可能性があり、その対応に遅れた場合には、当社の事業及び業績に影響を及ぼす可能性があります。

 

(9) 個人情報保護について

当社は、通信販売において会員情報などの個人情報を保有しております。これら個人情報の管理にあたってはシステム上でのセキュリティを強化するとともに、全ての役職員が個人情報保護規程を厳格に遵守し、徹底した管理体制のもと、個人情報流出防止に取り組んでおります。さらに、個人情報保護法の施行に対応して、「プライバシーマーク(JISQ15001)」を認証取得しており、外部機関による情報セキュリティに係る監査を受けております。しかしながら、外部からの侵入者及び内部関係者等により個人情報が不正流出した場合、信頼性の低下を招き、当社の事業及び業績に影響を及ぼす可能性があります。

 

(10) 特定人物への依存について

当社の創業者であり、代表取締役である長谷川純代は、最高経営責任者として経営方針及び事業戦略等を決定する一方で、女性向け商品の企画、マーケティングやデザインに精通しているため、当社の事業推進における同氏への依存度は特に高くなっております。同じ水準で商品を企画出来るように、組織の更なる体系化や人材育成等を行い、同氏への依存度を低下させるべく努めております。しかしながら、同氏の退任若しくは業務執行が困難となった場合、当社の事業及び業績に影響を及ぼす可能性があります。

 

 

(11) 小規模組織であることについて

当社は、2023年6月30日現在、取締役8名、従業員50名と小規模組織であり、内部管理体制はこの規模に応じたものとなっております。しかしながら、事業の拡大に応じた内部管理体制の整備が順調に進まなかった場合、事業拡大に支障をきたし、当社の事業及び業績に影響を及ぼす可能性があります。

 

(12) 人材の獲得及び育成について

当社では、今後想定される事業拡大や新規事業の展開に伴い、継続した人材の確保が必要であると考えております。特に新商品開発や営業に関わる優秀な人材、マネジメント能力を有する人材の確保に努めるとともに、教育体制の整備を進め、人材の定着と能力の底上げに取り組んでおります。しかしながら、当社が求める人材が必要な時期に十分に確保・育成できなかった場合、あるいは人材の流出が進んだ場合には、経常的な業務運営及び事業拡大に支障が生じ、当社の事業及び業績に影響を及ぼす可能性があります。

 

(13) カントリーリスクについて

当社では、商製品及び原材料の一部を中国、韓国及び米国等の諸外国から輸入するとともに、国内外の代理店を通じ、中国、韓国、米国、香港、台湾、タイ等において商品を販売しておりますが、諸外国政府による規制や法令の改正、政治的、経済的な不安定さや当該地域における災害・疫病の発生等に起因したカントリーリスクが存在します。カントリーリスクに対しては、回避策を講じてリスク管理に努めておりますが、これらカントリーリスクを完全に回避できるものではなく、リスクが顕在化した場合には、当社の事業及び業績に影響を及ぼす可能性があります。

また、これらの国の現地通貨に対する為替相場の変動が業績に影響を及ぼす可能性がありますが、これらの為替変動リスクに対し、当社は、海外向売上の大半を国内代理店を通じた円建て取引とする等リスクの軽減に努めております。

 

(14) 商品の品質や安全性について

当社は、商品の品質や安全性を保つために、所定の条件に基づく商品の保存期間による変化を検査する経時検査、保管状況の定期的な確認、製造工場への定期的な視察等を徹底し、法令等を遵守するための体制整備、各種法令を管轄する省庁への確認を行っております。

当社の商品及び競合他社の商品、並びにそれらの原材料の品質や安全性について疑義が生じるような問題が発生した場合は、当社の事業及び業績に影響を及ぼす可能性があります。また、当社の商品に品質欠陥や安全性に関する問題が生じなかった場合においても、風評被害等により、同様の影響を受ける可能性があります。

 

(15) 自然災害、事故等について

当社は、本社所在地である東京都に加えて、大阪に事業所を有しております。また、国内外に多くの取引先を有しておりますが、これら事業拠点が、地震、津波、台風等の自然災害、疫病の発生や事故、火災、テロ等の被害を受けた場合、在庫商品の消失、破損及び物流の混乱、商品販売活動の停止等により事業活動に支障が生じ、当社の事業及び業績に影響を及ぼす可能性があります。

また、世界的に感染が拡大した新型コロナウイルス感染症に対して、当社では感染拡大防止や従業員及び関係者の皆様の安全確保を最優先に事業活動への影響も最小限に抑えるため、テレワークや時差出勤の実施、デジタルツールの活用、アルコール消毒、マスク着用の徹底、デスクパーティションの設置等の必要な対策を継続してまいりますが、今後さらに長期化し市況が大きく減退した場合や当社・取引先等で感染症が発生し拡大した場合には当社の財政状態及び経営成績に影響を与える可能性があります。

 

 

(16) 配当政策について

当社は、株主に対する利益還元と同時に、財務体質の強化及び競争力の確保を経営の重要課題として位置づけております。現時点では、当社は成長過程にあると考えており、内部留保の充実を図り、事業拡大と事業の効率化のための投資に充当していくことが株主に対する最大の利益還元につながると考えております。このことから、当社は現在まで配当を実施しておらず、今後においても持続的な成長に必要な設備投資等や経営基盤の強化に係わる内部留保を確保しつつ、将来的には財政状態及び経営成績並びに経営全般を総合的に判断し、利益配当を行っていく方針であります。なお、現時点において配当実施の可能性及びその実施時期については未定であります。

 

(17) 新株予約権の行使による株式価値の希薄化について

当社はストックオプション制度を採用しております。当該ストックオプションは、会社法の規定に基づき、当社の役員、従業員及び外部協力者に対して新株予約権を付与したものであります。本書提出日現在、新株予約権による潜在株式は62,360株であり、発行済株式総数及び潜在株式数の合計の6.2%に相当しております。これらは、当社の業績向上への意欲と士気(インセンティブ)を高めることを目的として実施しており、必ずしも既存株主の利害と相反するものではないと考えておりますが、新株予約権の行使が行われた場合には、当社株式の1株当たりの価値は希薄化し、将来における株価形成へ影響を及ぼす可能性があります。

 

 

4 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】
(1)経営成績等の状況の概要

当社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下、「経営成績」という。)の状況の概要は次のとおりであります。

 
① 経営成績の状況

(当事業年度の営業の概況)

 

2022年6月

2023年6月

増減額

増減率(%)

売上高(千円)

4,111,511

5,079,165

967,654

23.5

営業利益(千円)

225,909

274,797

48,888

21.6

経常利益(千円)

211,847

322,724

110,877

52.3

当期純利益(千円)

145,607

221,391

75,784

52.0

1株当たり当期純利益(円)

156.58

236.76

 

 

 当社の当事業年度における業績は、新型コロナウイルス感染症拡大の影響で長期化する外出自粛等で化粧品需要が減少しており、「ビューティケア」では苦戦を強いられましたが、一方で、コロナ禍における日用品や衛生用品の巣ごもり需要を受けて「ハウスホールド」の酸素系漂白剤「オキシクリーン」が好調に推移し業績を牽引しました。「ヘルスケア」におきましても、通年でインバウンド需要減少の影響で苦戦を強いられました。

以上の結果、当事業年度の売上高は5,079,165千円前年同期比23.5%増)、営業利益は274,797千円前年同期比21.6%増)、経常利益は322,724千円前年同期比52.3%増)、当期純利益は221,391千円前年同期比52.0%増)となりました。

 

② 財政状態の状況

 

2022年6月

2023年6月

増減額

総資産(千円)

2,694,130

3,842,772

1,148,642

純資産(千円)

2,093,537

2,315,127

221,590

自己資本比率(%)

77.7

60.2

△17.5

1株当たり純資産(円)

2,244.51

2,466.93

 

 

(資産)

 当事業年度末における総資産は、前事業年度末に比べ1,148,642千円増加し、3,842,772千円となりました。流動資産は、前事業年度末に比べ346,214千円増加し、2,921,528千円となりました。これは主に、2022年9月に資金調達を行ったことにより現金及び預金389,801千円増加したことに加え、原材料及び貯蔵品146,314千円増加、さらに余剰資金の一部を為替ヘッジ対策を目的として、外貨建て債券で運用を開始したことにより投資有価証券797,091千円増加した一方で、商品及び製品272,503千円減少したことによるものであります。

 

(負債)

当事業年度末における負債は、前事業年度末に比べ927,051千円増加し、1,527,644千円となりました。これは主に、前事業年度末に季節借入として行っていた短期借入金200,000千円を返済した一方で、長期的な運転資金を確保し安定的な経営戦略を採用するために、社債および長期借入金にてそれぞれ500,000千円ずつの資金調達を行ったことによるものであります。

 

(純資産)

当事業年度末における純資産は、前事業年度末に比べ221,590千円増加し、2,315,127千円となりました。これは主に、当期純利益の計上により利益剰余金が221,391千円増加したことによるものであります。

この結果、自己資本比率は60.2%(前事業年度末77.7%)となりました。

 

③ キャッシュ・フローの状況

 

2022年6月

2023年6月

増減額

営業活動によるキャッシュ・フロー(千円)

△550,291

481,506

1,031,798

投資活動によるキャッシュ・フロー(千円)

△21,410

△765,567

△744,157

財務活動によるキャッシュ・フロー(千円)

209,269

673,732

464,463

現金及び現金同等物の増減額(千円)

△361,340

389,801

751,141

現金及び現金同等物の期首残高(千円)

671,641

310,301

△361,340

現金及び現金同等物の期末残高(千円)

310,301

700,103

389,801

 

 

 当事業年度末における現金及び現金同等物(以下、「資金」という。)は、前事業年度末に比べ389,801千円増加し、700,103千円となりました。

当事業年度における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。

 

(営業活動によるキャッシュ・フロー)

当事業年度における営業活動による資金の増加は、481,506千円となりました。これは主に、税引前当期純利益の計上322,724千円、棚卸資産の減少額126,189千円の増加要因と、売上債権の増加額70,564千円、法人税等の支払額34,818千円等の減少要因によるものであります。

 

(投資活動によるキャッシュ・フロー)

当事業年度における投資活動による資金の減少は、765,567千円となりました。これは投資有価証券の取得による支出763,512千円によるものであります。

 

(財務活動によるキャッシュ・フロー)

当事業年度における財務活動による資金の増加は、673,732千円となりました。これは主に、長期借入れによる収入500,000千円社債の発行による収入492,960千円として資金を調達した一方で、前年度末季節借入として行っていた短期借入金を200,000千円返済したこと、調達資金の一部について既に期限返済および償還が行われていることによるものであります。

 

キャッシュ・フロー関連指標の推移

 

2022年6月

2023年6月

自己資本比率(%)

77.7

60.2

時価ベースの自己資本比率(%)

70.0

51.7

キャッシュ・フロー対有利子

負債比率(年)

1.8

インタレスト・カバレッジ・

レシオ(倍)

99.0

 

 自己資本比率             :自己資本/総資産

   時価ベースの自己資本比率       :株式時価総額/総資産

   キャッシュ・フロー対有利子負債比率  :有利子負債/営業キャッシュ・フロー

   インタレスト・カバレッジ・レシオ   :営業キャッシュ・フロー/利払い

  (注)1.当社は連結財務諸表を作成していないため、単体ベースの財務数値により計算しております。

2.2021年6月期は有利子負債及び利払いがないため、キャッシュ・フロー対有利子負債比率及びインタレスト・カバレッジ・レシオは記載しておりません。

3.2022年6月期は営業キャッシュ・フローがマイナスのため表示しておりません。

 

④ 生産、受注及び販売の実績

 当社は健康食品、化粧品、日用雑貨の企画及び販売を主たる事業とする単一セグメントであります。

a.生産実績

  当事業年度における生産実績は、次のとおりであります。

当事業年度

(自 2022年7月1日

至 2023年6月30日)

生産高(千円)

前年同期比(%)

196,808

168.6

 

    (注) 1.金額は、製造原価によっております。

 

b.受注実績

  当社は、見込生産を行っているため、該当事項はありません。

 

c.販売実績

  当事業年度における販売実績は、次のとおりであります。

区分

当事業年度

(自 2022年7月1日

至 2023年6月30日)

販売高(千円)

前年同期比(%)

ヘルスケア

193,092

62.2

ビューティケア

479,105

95.5

ハウスホールド

4,300,751

136.0

医薬品

65,882

63.4

その他

40,333

122.9

合計

5,079,165

123.5

 

    (注) 1.当社は単一セグメントであるため、セグメント情報に代えて商品カテゴリー毎の販売実績を記載し

                 ております。

          2.主な相手先別の販売実績及び当該販売実績の総販売実績に対する割合は次のとおりであります。

相手先

前事業年度

(自 2021年7月1日

至 2022年6月30日)

当事業年度

(自 2022年7月1日

至 2023年6月30日)

金額(千円)

割合(%)

金額(千円)

割合(%)

株式会社あらた

2,034,627

49.5

2,667,959

52.5

中央物産株式会社

1,083,655

26.4

1,326,544

26.1

 

       3.主な相手先別の販売実績のうち、当該販売実績の総販売実績に対する割合が10%未満の相手先につ

         きましては記載を省略しております。

 

(2)経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容

 経営者の視点による当社の経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。

 なお、文中の将来に関する事項は、提出日現在において判断したものであります。

 

① 経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容

当事業年度におけるわが国の経済は、ウィズコロナの新たな段階への移行が進み、インバウンド需要の回復の兆しや、経済活動の正常化への動きがみられ、緩やかに回復しておりました。一方、地政学的リスクの上昇により端を発した原材料価格の高騰、世界的な金融引締め等による景気下振れリスク、為替相場の変動に対する懸念等、依然として先行きが不透明な状態が継続しておりました。

当社が属する健康食品、化粧品及び日用雑貨業界におきましては、国内の個人消費に緩やかな持ち直しの動きが見られると共に、訪日外国人によるインバウンド需要に回復基調も見られております。一方で、原材料価格や物流費の高騰に直面すると共に、輸入商品におきましては為替相場の変動の影響もあり、各種消費財の値上げが継続しており、今後の消費動向も含めた影響の予測が難しい状況にありました。また、業態間の競争環境が激化しており、業界再編の動きや人で不足による物流コスト上昇を解消するための生産性向上のへの取組み、デジタル化進展への対応など業界を取り巻く環境は大きく変化してまいりました。

このような状況の下、当社は「モノ創りで、笑顔を繋ぐ。」を経営ビジョンとして、変容する働き方やライフスタイルの中で頑張る方々を応援し、笑顔で幸せな生活を楽しんでいただくための商品を創出するメーカーとして、常にお客様の立場に立って、興味・共感を得られる実感値の高いモノ創りに挑戦し続けてまいりました。

コロナ禍からウィズコロナへの移行において、生活様式に関連した消費行動の変容を中心に、当社の強みである企画・開発力、プロモーション力を活かし、多様化する消費者ニーズを捉えた高付加価値で競争力の高い商品の開発に取り組んでおり、主力ブランドにおきましては新商品投入や既存商品のリニューアル、商品ラインナップの拡充に向けた取り組みを進めております。

当社は、ESGやSDGsへの取り組みも重視しており、途上国の産業基盤の確立に資する化粧品の企画・販売を行うフィール・ピースプロジェクト、つめかえ用商品の投入やパッケージ仕様変更による廃棄プラスチックの削減、返品等の廃棄対象商品を単純焼却ゼロ・埋め立て処分ゼロでリサイクルを行うゼロエミッション達成に向けた取り組みなどを継続して推進しているなど、事業を通じて社会課題の解決に貢献し、会社の持続的な成長と中長期的な企業価値の向上に努めてまいります。

 

a.売上高

当事業年度の販売面におきましては、引き続き販売先との緊密な連携関係のもと、一層の取り組み強化や流通チャネル戦略により営業効率を上げ、さらなる生産性向上の実現と強固な収益基盤の構築に努めました。また、SNSやWEB、テレビ等でのプロモーションを中心とした宣伝・PR活動の積極展開によるさらなる認知率向上への取り組みを行いました。ハウスホールドの「オキシクリーン」が引き続きコロナ禍での衛生意識の高まりやプロモーション活動の強化により、リピート需要を背景に業績を牽引しました。その他のカテゴリーでは新商品の投入、既存商品のリニューアルを実施いたしましたが、ヘルスケアは前年からのインバウンド需要減少に伴う展開店舗の減少の影響で苦戦を強いられ、ビューティケアもコロナ禍での外出自粛の影響からの回復が遅れており、前年を下回る結果となりました。この結果、当事業年度の売上高は5,079,165千円前年同期比23.5%増)となりました。

 

b.営業利益

利益面では、昨今の原油高等による原材料価格や仕入れ価格の上昇及び急激な円安の影響により売上原価率が前期比で7.0ポイント上昇したものの、利益構造改革を実行したことにより、販売費及び一般管理費のうち、主に物流関連費において79,732千円、一般経費において28,416千円のコスト削減を実現いたしました。この結果、営業利益は274,797千円前年同期比21.6%増)となりました。当社が目標とする経営指標である売上高営業利益率は5.4%(前期比2.3ポイント減少)となりました。

 

c.経常利益

外貨建て債券の取得による為替リスクヘッジ対策を行ったことにより、営業外収益として為替差益46,455千円を計上したことなどにより、経常利益は322,724千円前年同期比52.3%増)となりました。

 

d.当期純利益

 特別利益及び特別損失の発生はなく、当期純利益は221,391千円前年同期比52.0%増)となりました。

 

当社は健康食品、化粧品、日用雑貨、医薬品の企画及び販売を主たる事業とする単一セグメントであるため、セグメント情報に代えて商品カテゴリー毎の取り組み状況について記載しております。カテゴリーは、健康食品を中心とする「ヘルスケア」、化粧品を中心とする「ビューティケア」、日用雑貨の「ハウスホールド」、医療用医薬品と一般用医薬品の「医薬品」、「その他」で構成されております。

なお、「医薬品」カテゴリーにつきましては、2022年11月22日に「会社分割(簡易吸収分割)に関するお知らせ」として公表しておりますとおり、2023年2月1日を効力発生日として他社に医薬品事業を承継しております。

 

 

 

2022年6月

2023年6月

前年同期比

 

金額(千円)

構成比

(%)

金額(千円)

構成比

(%)

金額(千円)

増減率

(%)

ヘルスケア

310,393

7.6

193,092

3.8

△117,300

△37.8

ビューティケア

501,533

12.2

479,105

9.4

△22,427

△4.5

ハウスホールド

3,162,912

76.9

4,300,751

84.7

1,137,838

36.0

医薬品

103,855

2.5

65,882

1.3

△37,973

△36.6

その他

32,816

0.8

40,333

0.8

7,517

22.9

合計

4,111,511

100.0

5,079,165

100.0

967,654

23.5

 

 

(ヘルスケア)

ヘルスケアに区分される商品におきましては、インバウンド需要に回復の兆しが見えてきていることもあり、特定店舗における販売はコロナ前の水準に戻ってきております。全体としてはコロナ禍での売り場減少、ヘルスケア市場全体の低下が影響したことにより、売上は低調に推移いたしました。その結果、ヘルスケア商品の売上高は、193,092千円前年同期比37.8%減)となりました。

 

(ビューティケア)

ビューティケアに区分される商品におきましては、フェムテック商品である「よもぎ温座パット」において、リブランディングを行うと共に、積極的にPR活動やメディア露出を行った成果もあり、売上拡大に貢献いたしました。また、足ケアブランド「フットメジ」では世界的人気のサッカー漫画「キャプテン翼」との期間限定コラボ―レーション商品を発表したものの、コロナ禍での売り場減少の影響が続いたこともあり、売上は前年を上回ることが出来ませんでした。その結果、ビューティケア商品の売上高は、479,105千円前年同期比4.5%減)となりました。

 

(ハウスホールド)

ハウスホールドに区分される商品におきましては、酸素系漂白剤ブランド「オキシクリーン」では、継続して積極的なPRイベントの実施や更なる認知度向上のためのプロモーション活動を実施してまいりました。認知度は引続き向上しており、導入店舗数の増加、つめかえタイプの商品を中心としたリピート需要も好調に推移いたしました。その結果、ハウスホールド商品の売上高は4,300,751千円前年同期比36.0%増)となりました。

 

(医薬品)

2023年2月1日を効力発生日として行った会社分割により他社に医薬品事業を譲渡したため、2023年1月で事業を終了しております。当事業年度の医薬品の売上高は65,882千円前年同期比36.6%減)となりました。

 

(その他)

その他売上につきましては、主として植物石鹸等のプライベートブランド商品を販売しており、売上高は40,333千円前年同期比22.9%増)となりました。

 

② 重要な会計方針及び見積り

当社の財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成されております。その作成には、経営者による会計方針の選択、適用、資産・負債及び収益・費用の報告金額及び開示に影響を与える見積りを必要としております。これらの見積りについては、過去の実績等を勘案し合理的に判断しておりますが、実際の結果は、見積りによる不確実性のため、これらの見積りとは異なる場合があります。

当社の財務諸表の作成にあたって採用している重要な会計方針は「第5 経理の状況 1.財務諸表等 (1)財務諸表 注記事項 (重要な会計方針)」及び「第5 経理の状況 1 財務諸表等(1)財務諸表 注記事項 (重要な会計上の見積り)」に記載しております。

 

③ 経営成績に重要な影響を与える要因

当社経営成績等に重要な影響を与える要因は、「第2 事業の状況 3 事業等のリスク」に記載のとおり 、事業環境、事業運営・組織体制、取引先の動向、関連する法的規制、人材の確保、自然災害や疫病の発生等の様々な要因があると認識しております。

そのため、当社は常に市場動向に留意しつつ内部管理体制を強化し、柔軟な働き方の導入と有能な人材の獲得、より一層商品力・競争力の高い企画開発やお客様への認知率向上、取引先との連携強化による収益基盤の向上等の施策を実施していく事により当社の経営成績に重要な影響を与えるリスク要因を分散・低減し、適切に対応を行ってまいります。

 

④ 資本の財源及び資金の流動性

当社の運転資金需要のうち主なものは、売上原価に係るもの、人件費、広告宣伝費や物流費等の営業費用であります。短期運転資金は、自己資金を基本としておりますが、不足事態に備え、金融機関と合計800,000千円のコミットメントライン契約や当座貸越契約を締結しております。設備投資資金や長期運転資金については、自己資金を基本としておりますが、世界的な金融市場の不安定な状況を鑑みて、当事業年度において金融機関からの長期借入や社債発行等を検討した上で運転資金の調達を行っております。当事業年度末における借入金及び社債を含む有利子負債残高は875,000千円、現金及び現金同等物は700,103千円であり、一定の流動性を確保しております。

なお、当社のキャッシュ・フローにつきましては「第2 事業の状況 4 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの分析 (1)経営成績等の状況の概要 ③キャッシュ・フローの状況」に記載のとおりであります。

 

 

⑤ 経営戦略の現状と見通し

当社は『モノ創りで、笑顔を繋ぐ。』という経営ビジョンのもと、「本当に求められている物」とは何かを、常に消費者の立場で考え、独自性のある商品力で高付加価値、そして人々を楽しく幸せにできる商品づくりに取り組んでまいりました。当社が属する健康食品、化粧品、日用雑貨及び医薬品業界におきましては、健康志向の高まり、女性の社会進出やライフスタイルの変化などにより消費者ニーズは多様化しております。当社は消費者との更なる信頼関係構築のために、既存の重点ブランドにおいて、効果的な広告宣伝活動による認知度向上を図るとともに、消費者ニーズに基づいた商品企画で市場や消費者の求める安全性と確かな品質を届ける企業として、市場シェアの更なる拡大を目指してまいります。また、将来的な国内市場の縮小に備えたグローバル化の推進を行い、世界に貢献出来る企業へ成長したいと考えております。

そのため当社は、「第2 事業の状況 1 経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」に記載のとおり、様々な施策に取り組み、収益拡大を図るとともに、より一層社会に貢献してまいります。

 

⑥ 経営者の問題認識と今後の方針

当社が今後一層の成長を図るためには、経営者は、「第2 事業の状況 1 経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」に記載の様々な課題に対処していく必要があると認識しております。それらの課題に対応するために、経営者は常に外部環境の構造やその変化に関する情報の入手及び分析を行い、現在及び将来における事業環境を認識したうえで、当社の経営資源を最適に配分し、最適な解決策を実施していく方針であります。

 

 

5 【経営上の重要な契約等】

 独占販売権を受けている契約

相手先の名称

相手先の所在地

契約品目

契約内容

契約期間

Church&Dwight Co., Inc.

米国

オキシクリーン

内国企業において、唯一、日本オリジナル商品の販売を含む独占販売権(※)を取得

2021年7月15日~

2024年7月14日

以降3年毎の自動更新

 

(※)例外的に海外の多国籍企業が米国において仕入れた商品を日本国内の小売店舗で販売することが許容されております。

 

2 【主要な設備の状況】

当社における主要な設備は、以下のとおりであります。

2023年6月30日現在

事業所名
(所在地)

サービスの名称

設備の内容

帳簿価額

従業員数
(人)

建物
(千円)

工具、器具
及び備品
(千円)

ソフトウエア
 (千円)
 

ソフトウエア仮勘定
 (千円)

合計
(千円)

本社

(東京都品川区)

全社(共有)

本社設備

6,077

2,206

17,900

26,184

47

合計

6,077

2,206

17,900

26,184

47

 

(注) 1.現在休止中の設備はありません。

2.上記の他、本社建物を賃借しており、年間賃借料は33,360千円であります。

3.当社は単一セグメントであるため、セグメントごとの記載はしておりません。

4.従業員数は就業人員であります。なお、臨時雇用者数は、従業員の総数の100分の10未満であるため、記載を省略しております。

 

① 【株式の総数】

種類

発行可能株式総数(株)

普通株式

3,200,000

3,200,000

 

 

② 【発行済株式】

種類

事業年度末現在
発行数(株)
(2023年6月30日)

提出日現在
発行数(株)
(2023年9月29日)

上場金融商品取引所名又は登録認可金融商品取引業協会名

内容

普通株式

938,540

938,540

東京証券取引所
スタンダード市場

完全議決権株式であり、権利内容に何ら限定のない当社における標準となる株式であり、単元株式数は100株であります。

938,540

938,540

 

(注)提出日現在の発行数には、2023年9月1日からこの有価証券報告書提出日までの新株予約権の行使により発行された株式数は、含まれておりません。

 

① 【ストックオプション制度の内容】

第1回新株予約権

決議年月日

2014年6月17日

付与対象者の区分及び人数(名)

当社取締役 2
当社監査役 3
当社従業員 22(注)1

新株予約権の数(個) ※

1,254 [1,254](注)4

新株予約権の目的となる株式の種類、内容及び数(株) ※

普通株式 25,080 [25,080](注)2、3、4

新株予約権の行使時の払込金額(円)※

658(注)2、3、5

新株予約権の行使期間 ※

2016年7月1日~2024年6月16日

新株予約権の行使により株式を発行する場合の株式の発行価格及び資本組入額(円) ※

発行価格  658
資本組入額 329(注)2、3

新株予約権の行使の条件 ※

(注)6

新株予約権の譲渡に関する事項 ※

新株予約権を譲渡することができない。

組織再編成行為に伴う新株予約権の交付に関する事項 ※

(注)7

 

※ 当事業年度の末日(2023年6月30日)における内容を記載しております。当事業年度の末日から提出日の前月末現在(2023年8月31日)にかけて変更された事項については、提出日の前月末現在における内容を[ ]内に記載しており、その他の事項については当事業年度の末日における内容から変更はありません。

 

(注) 1.権利の喪失等により、本書提出日現在の前月末における付与対象者の区分及び人数は、当社取締役2名、当社従業員8名の合計10名となっております。

2.2014年6月17日開催の当社取締役会の決議に基づき、2014年7月11日付けをもって普通株式1株を200株の割合で株式分割をしたことにより、「新株予約権の目的となる株式の種類、内容及び数」、「新株予約権の行使時の払込金額」及び「新株予約権の行使により株式を発行する場合の株式の発行価格及び資本組入額」が調整されておりますが、上記は調整後の内容を記載しております。

3.2015年10月7日開催の当社取締役会の決議に基づき、2015年10月31日付けをもって普通株式1株を20株の割合で株式分割をしたことにより、「新株予約権の目的となる株式の種類、内容及び数」、「新株予約権の行使時の払込金額」及び「新株予約権の行使により株式を発行する場合の株式の発行価格及び資本組入額」が調整されておりますが、上記は調整後の内容を記載しております。

4.新株予約権1個当たりの目的となる株式数は、20株であります。なお、普通株式について株式の分割又は株式併合を行う場合には、未行使の新株予約権についてその1個当たりの目的たる株式数を次の算式に従い調整するものとし、調整により生じる1株未満の端数は切り捨て、金銭による調整は行わない。

 

調整後付与株式数=調整前付与株式数×株式分割又は株式併合の比率

 

 

また、割当日後に、当社が合併又は会社分割を行う場合、株式無償割当てを行う場合、その他付与株式の調整を必要とする場合には、付与株式数は必要かつ合理的な範囲で適切に調整される。

5.普通株式について株式分割又は株式併合を行う場合には、行使価額を次の算式に従い調整するものとし、調整により生じる1円未満の端数は切り上げる。

調整後行使価額=調整前行使価額×

株式分割又は株式併合の比率

 

時価を下回る払込金額で普通株式を発行し、又は自己株式の処分等を行う場合には、次の算式により行使価額を調整し、調整により生じる1円未満の端数は切り上げる。

調整後行使価額=調整前行使価額 ×

既発行株式数 +

新規発行株式数×1株当たりの払込金額

1株当たりの時価

既発行株式数+新規発行株式数

 

上記算式において、「既発行株式数」とは、発行済株式総数から当社が保有する自己株式の総数を控除した数とし、自己株式の処分を行う場合には、「新規発行株式数」を「処分する自己株式数」に、「払込金額」を「処分価額」に読み替えるものとする。当社が合併又は会社分割を行う場合、株式の無償割当を行う場合、その他行使価額の調整を必要とする場合には、行使価額は必要かつ合理的な範囲で適切に調整される。

 

6.新株予約権の主な行使条件

① 本新株予約権の権利者は、本新株予約権の行使時において、当社の取締役、監査役、従業員、その他これに準ずる地位にあることを要する。

② 以下の事由に該当しないことを条件とする。ただし、取締役会が行使を認めた場合はこの限りでは無い。

(1) 新株予約権者が禁錮以上の刑に処せられた場合

(2) 新株予約権者が、会社の書面による事前の承認を得ずに、当社と競合する業務を営む法人を直接若しくは間接に設立し、又はその役員若しくは使用人に就任するなど、名目を問わず会社と競業した場合

(3) 新株予約権者が法令違反その他不正行為により会社の信用を損ねた場合

(4) 新株予約権者が差押、仮差押、仮処分、強制執行若しくは競売の申立を受け、又は公租公課の滞納処分を受けた場合

(5) 新株予約権者が支払停止若しくは支払不能となり、又は振り出し若しくは引き受けた手形若しくは小切手が不渡りとなった場合

(6) 新株予約権者につき破産、民事再生手続開始、会社整理開始、会社更生手続開始、特別清算手続開始その他これらに類する手続開始の申立があった場合

(7) 新株予約権者につき解散の決議が行われた場合

(8) 新株予約権者が本新株予約権の要項又は本新株予約権に関して会社と締結した契約に違反した場合

③ その他権利行使の条件については、当社と新株予約権者との間で締結する総数引受契約に定めるところによる。

7.当社が、合併(当社が合併により消滅する場合に限る。)、吸収分割、新設分割、株式交換又は株式移転(これらを総称して「組織再編行為」という。)を行う場合においては、組織再編行為の効力発生日の直前の時点において本新株予約権を保有する新株予約権者に対し、会社法第236条第1項第8号イ乃至ホに掲げる株式会社(以下「再編対象会社」という。)の新株予約権を以下の条件に基づきそれぞれ交付する。この場合においては、残存する本新株予約権は消滅し、再編対象会社は新たに新株予約権を発行するものとする。ただし、以下の条件に沿って再編対象会社の新株予約権を交付する旨を、吸収合併契約、新設合併契約、吸収分割契約、新設分割計画、株式交換契約又は株式移転計画において定めた場合に限るものとする。

① 交付する再編対象会社の新株予約権の数

組織再編行為の効力発生日の直前の時点において新株予約権者が保有する本新株予約権の数と同一の数とする。

② 新株予約権の目的である株式の種類

再編対象会社の普通株式とする。

③ 新株予約権の目的である株式の数

組織再編行為の条件等を勘案の上、上記4に準じて決定する。

④ 新株予約権の行使に際して出資される財産の価額

交付される新株予約権の行使に際して出資される財産の価額は、組織再編行為の条件等を勘案の上調整した再編後の行使価額に上記③に従って決定される当該新株予約権の目的である再編対象会社の株式の数を乗じて得られる金額とする。

⑤ 新株予約権を行使することができる期間

交付される新株予約権を行使することができる期間は、上記新株予約権の行使期間に定める期間の開始日と組織再編行為の効力発生日のいずれか遅い日から、上記新株予約権の行使期間に定める本新株予約権を行使することができる期間の満了日までとする。

⑥ 新株予約権の行使により株式を発行する場合における増加する資本金及び資本準備金に関する事項

上記株式の発行価格及び資本組入額に準じて決定する。

⑦ 新株予約権の取得事由及び行使の条件

新株予約権の取得事由及び行使の条件は、上記6及び下記の8の定めに準じて、組織再編行為の際に当社で定める。

⑧ 譲渡による本新株予約権の取得の制限

譲渡による新株予約権の取得については、再編対象会社取締役会の承認を要する。

8.本新株予約権の取得事由

新株予約権者が、上記6に定める条件に該当しなくなった場合には、当社は、取締役会の決議により別途定める日において、新株予約権者が保有する新株予約権のすべてを無償で取得することができる。

 

 

第2回新株予約権

決議年月日

2014年12月25日

付与対象者の区分及び人数(名)

当社取締役 3
当社監査役 1
当社従業員 13(注)1

新株予約権の数(個) ※

94 [94](注)3

新株予約権の目的となる株式の種類、内容及び数(株) ※

普通株式 1,880 [1,880](注)2、3

新株予約権の行使時の払込金額(円)※

1,500(注)2、4

新株予約権の行使期間 ※

2016年12月27日~2024年12月25日

新株予約権の行使により株式を発行する場合の株式の発行価格及び資本組入額(円) ※

発行価格 1,500
資本組入額 750(注)2

新株予約権の行使の条件 ※

(注)5

新株予約権の譲渡に関する事項 ※

本新株予約権を譲渡するには、取締役会の承認を受けなければならない。

組織再編成行為に伴う新株予約権の交付に関する事項 ※

(注)6

 

※ 当事業年度の末日(2023年6月30日)における内容を記載しております。当事業年度の末日から提出日の前月末現在(2023年8月31日)にかけて変更された事項については、提出日の前月末現在における内容を[ ]内に記載しており、その他の事項については当事業年度の末日における内容から変更はありません。

 

(注) 1.権利の喪失等により、本書提出日現在の前月末における付与対象者の区分及び人数は、当社取締役2名、当社従業員6名の合計8名となっております。

2.2015年10月7日開催の当社取締役会の決議に基づき、2015年10月31日付けをもって普通株式1株を20株の割合で株式分割をしたことにより、「新株予約権の目的となる株式の種類、内容及び数」、「新株予約権の行使時の払込金額」及び「新株予約権の行使により株式を発行する場合の株式の発行価格及び資本組入額」が調整されておりますが、上記は調整後の内容を記載しております。

3.新株予約権1個当たりの目的となる株式数は、20株であります。なお、普通株式について株式の分割又は株式併合を行う場合には、未行使の新株予約権についてその1個当たりの目的たる株式数を次の算式に従い調整するものとし、調整により生じる1株未満の端数は切り捨て、金銭による調整は行わない。

 

調整後付与株式数=調整前付与株式数×株式分割又は株式併合の比率

 

 

また、割当日後に、当社が合併又は会社分割を行う場合、株式無償割当てを行う場合、その他付与株式の調整を必要とする場合には、付与株式数は必要かつ合理的な範囲で適切に調整される。

4.普通株式について株式分割又は株式併合を行う場合には、行使価額を次の算式に従い調整するものとし、調整により生じる1円未満の端数は切り上げる。

調整後行使価額=調整前行使価額×

株式分割又は株式併合の比率

 

時価を下回る払込金額で普通株式を発行し、又は自己株式の処分等を行う場合には、次の算式により行使価額を調整し、調整により生じる1円未満の端数は切り上げる。

調整後行使価額=調整前行使価額 ×

既発行株式数 +

新規発行株式数×1株当たりの払込金額

1株当たりの時価

既発行株式数+新規発行株式数

 

上記算式において、「既発行株式数」とは、発行済株式総数から当社が保有する自己株式の総数を控除した数とし、自己株式の処分を行う場合には、「新規発行株式数」を「処分する自己株式数」に、「払込金額」を「処分価額」に読み替えるものとする。当社が合併又は会社分割を行う場合、株式の無償割当を行う場合、その他行使価額の調整を必要とする場合には、行使価額は必要かつ合理的な範囲で適切に調整される。

 

5.新株予約権の主な行使条件

① 本新株予約権の権利者は、本新株予約権の行使時において、当社の取締役、監査役、従業員、その他これに準ずる地位にあることを要する。

② 以下の事由に該当しないことを条件とする。ただし、取締役会が行使を認めた場合はこの限りでは無い。

(1) 新株予約権者が禁錮以上の刑に処せられた場合

(2) 新株予約権者が、会社の書面による事前の承認を得ずに、当社と競合する業務を営む法人を直接若しくは間接に設立し、又はその役員若しくは使用人に就任するなど、名目を問わず会社と競業した場合

(3) 新株予約権者が法令違反その他不正行為により会社の信用を損ねた場合

(4) 新株予約権者が差押、仮差押、仮処分、強制執行若しくは競売の申立を受け、又は公租公課の滞納処分を受けた場合

(5) 新株予約権者が支払停止若しくは支払不能となり、又は振り出し若しくは引き受けた手形若しくは小切手が不渡りとなった場合

(6) 新株予約権者につき破産、民事再生手続開始その他これらに類する手続開始の申立があった場合

(7) 新株予約権者が本新株予約権の要項又は本新株予約権に関して会社と締結した契約に違反した場合

③ その他権利行使の条件については、当社と新株予約権者との間で締結する総数引受契約に定めるところによる。

6.当社が、合併(当社が合併により消滅する場合に限る。)、吸収分割、新設分割、株式交換又は株式移転(これらを総称して「組織再編行為」という。)を行う場合においては、組織再編行為の効力発生日の直前の時点において本新株予約権を保有する新株予約権者に対し、会社法第236条第1項第8号イ乃至ホに掲げる株式会社(以下「再編対象会社」という。)の新株予約権を以下の条件に基づきそれぞれ交付する。この場合においては、残存する本新株予約権は消滅し、再編対象会社は新たに新株予約権を発行するものとする。ただし、以下の条件に沿って再編対象会社の新株予約権を交付する旨を、吸収合併契約、新設合併契約、吸収分割契約、新設分割計画、株式交換契約又は株式移転計画において定めた場合に限るものとする。

① 交付する再編対象会社の新株予約権の数

組織再編行為の効力発生日の直前の時点において新株予約権者が保有する本新株予約権の数と同一の数とする。

② 新株予約権の目的である株式の種類

再編対象会社の普通株式とする。

③ 新株予約権の目的である株式の数

組織再編行為の条件等を勘案の上、上記3に準じて決定する。

④ 新株予約権の行使に際して出資される財産の価額

交付される新株予約権の行使に際して出資される財産の価額は、組織再編行為の条件等を勘案の上調整した再編後の行使価額に上記③に従って決定される当該新株予約権の目的である再編対象会社の株式の数を乗じて得られる金額とする。

⑤ 新株予約権を行使することができる期間

交付される新株予約権を行使することができる期間は、上記新株予約権の行使期間に定める期間の開始日と組織再編行為の効力発生日のいずれか遅い日から、上記新株予約権の行使期間に定める本新株予約権を行使することができる期間の満了日までとする。

⑥ 新株予約権の行使により株式を発行する場合における増加する資本金及び資本準備金に関する事項

上記株式の発行価格及び資本組入額に準じて決定する。

⑦ 新株予約権の取得事由及び行使の条件

新株予約権の取得事由及び行使の条件は、上記5及び下記の7の定めに準じて、組織再編行為の際に当社で定める。

⑧ 譲渡による本新株予約権の取得の制限

譲渡による新株予約権の取得については、再編対象会社取締役会の承認を要する。

7.本新株予約権の取得事由

新株予約権者が、上記5に定める条件に該当しなくなった場合には、当社は、取締役会の決議により別途定める日において、新株予約権者が保有する新株予約権のすべてを無償で取得することができる。

 

 

第3回新株予約権

決議年月日

2015年10月15日

付与対象者の区分及び人数(名)

当社取締役 1
当社従業員 11(注)1

新株予約権の数(個) ※

43 [43](注)3

新株予約権の目的となる株式の種類、内容及び数(株) ※

普通株式 860 [860](注)2、3

新株予約権の行使時の払込金額(円)※

1,500(注)2、4

新株予約権の行使期間 ※

2017年10月16日~2027年10月15日

新株予約権の行使により株式を発行する場合の株式の発行価格及び資本組入額(円) ※

発行価格 1,500
資本組入額 750(注)2

新株予約権の行使の条件 ※

(注)5

新株予約権の譲渡に関する事項 ※

本新株予約権を譲渡するには、取締役会の承認を受けなければならない。

組織再編成行為に伴う新株予約権の交付に関する事項 ※

(注)6

 

※ 当事業年度の末日(2023年6月30日)における内容を記載しております。当事業年度の末日から提出日の前月末現在(2023年8月31日)にかけて変更された事項については、提出日の前月末現在における内容を[ ]内に記載しており、その他の事項については当事業年度の末日における内容から変更はありません。

 

(注) 1.権利の喪失等により、本書提出日現在の前月末における付与対象者の区分及び人数は、当社従業員2名となっております。

2.2015年10月7日開催の当社取締役会の決議に基づき、2015年10月31日付けをもって普通株式1株を20株に分割したことにより、「新株予約権の目的となる株式の種類、内容及び数」、「新株予約権の行使時の払込金額」及び「新株予約権の行使により株式を発行する場合の株式の発行価格及び資本組入額」が調整されておりますが、上記は調整後の内容を記載しております。

3.新株予約権1個当たりの目的となる株式数は、20株であります。なお、普通株式について株式の分割又は株式併合を行う場合には、未行使の新株予約権についてその1個当たりの目的たる株式数を次の算式に従い調整するものとし、調整により生じる1株未満の端数は切り捨て、金銭による調整は行わない。

 

調整後付与株式数=調整前付与株式数×株式分割又は株式併合の比率

 

 

また、割当日後に、当社が合併又は会社分割を行う場合、株式無償割当てを行う場合、その他付与株式の調整を必要とする場合には、付与株式数は必要かつ合理的な範囲で適切に調整される。

4.普通株式について株式分割又は株式併合を行う場合には、行使価額を次の算式に従い調整するものとし、調整により生じる1円未満の端数は切り上げる。

調整後行使価額=調整前行使価額×

株式分割又は株式併合の比率

 

時価を下回る払込金額で普通株式を発行し、又は自己株式の処分等を行う場合には、次の算式により行使価額を調整し、調整により生じる1円未満の端数は切り上げる。

調整後行使価額=調整前行使価額 ×

既発行株式数 +

新規発行株式数×1株当たりの払込金額

1株当たりの時価

既発行株式数+新規発行株式数

 

上記算式において、「既発行株式数」とは、発行済株式総数から当社が保有する自己株式の総数を控除した数とし、自己株式の処分を行う場合には、「新規発行株式数」を「処分する自己株式数」に読み替えるものとする。当社が合併又は会社分割を行う場合、株式の無償割当を行う場合、その他行使価額の調整を必要とする場合には、行使価額は必要かつ合理的な範囲で適切に調整される。

 

5.新株予約権の主な行使条件

① 当社の普通株式が日本国内の証券取引所に上場した場合に限り行使することができる。

② 本新株予約権者は、本新株予約権の行使時において、当社の取締役、監査役、従業員、その他これに準ずる地位にあることを要する。

③ 以下の事由に該当しないことを条件とする。ただし、取締役会が行使を認めた場合はこの限りでは無い。

(1) 新株予約権者が禁錮以上の刑に処せられた場合

(2) 新株予約権者が、会社の書面による事前の承認を得ずに、当社と競合する業務を営む法人を直接若しくは間接に設立し、又はその役員若しくは使用人に就任するなど、名目を問わず会社と競業した場合

(3) 新株予約権者が法令違反その他不正行為により会社の信用を損ねた場合

(4) 新株予約権者が差押、仮差押、仮処分、強制執行若しくは競売の申立を受け、又は公租公課の滞納処分を受けた場合

(5) 新株予約権者が支払停止若しくは支払不能となり、又は振り出し若しくは引き受けた手形若しくは小切手が不渡りとなった場合

(6) 新株予約権者につき破産、民事再生手続開始、その他これらに類する手続開始の申立があった場合

(7) 新株予約権者が本新株予約権の要項又は本新株予約権に関して会社と締結した契約に違反した場合

④ その他権利行使の条件については、当社と新株予約権者との間で締結する割当契約に定めるところによる。

6.当社が、合併(当社が合併により消滅する場合に限る。)、吸収分割、新設分割、株式交換又は株式移転(これらを総称して「組織再編行為」という。)を行う場合においては、組織再編行為の効力発生日の直前の時点において本新株予約権を保有する新株予約権者に対し、会社法第236条第1項第8号イ乃至ホに掲げる株式会社(以下「再編対象会社」という。)の新株予約権を以下の条件に基づきそれぞれ交付する。この場合においては、残存する本新株予約権は消滅し、再編対象会社は新たに新株予約権を発行するものとする。ただし、以下の条件に沿って再編対象会社の新株予約権を交付する旨を、吸収合併契約、新設合併契約、吸収分割契約、新設分割計画、株式交換契約又は株式移転計画において定めた場合に限るものとする。

① 交付する再編対象会社の新株予約権の数

組織再編行為の効力発生日の直前の時点において新株予約権者が保有する本新株予約権の数と同一の数とする。

② 新株予約権の目的である株式の種類

再編対象会社の普通株式とする。

③ 新株予約権の目的である株式の数

組織再編行為の条件等を勘案の上、上記3に準じて決定する。

④ 新株予約権の行使に際して出資される財産の価額

交付される新株予約権の行使に際して出資される財産の価額は、組織再編行為の条件等を勘案の上調整した再編後の行使価額に上記③に従って決定される当該新株予約権の目的である再編対象会社の株式の数を乗じて得られる金額とする。

⑤ 新株予約権を行使することができる期間

交付される新株予約権を行使することができる期間は、上記新株予約権の行使期間に定める期間の開始日と組織再編行為の効力発生日のいずれか遅い日から、上記新株予約権の行使期間に定める本新株予約権を行使することができる期間の満了日までとする。

⑥ 新株予約権の行使により株式を発行する場合における増加する資本金及び資本準備金に関する事項

上記株式の発行価格及び資本組入額に準じて決定する。

⑦ 新株予約権の取得事由及び行使の条件

新株予約権の取得事由及び行使の条件は、上記5及び下記の7の定めに準じて、組織再編行為の際に当社で定める。

⑧ 譲渡による新株予約権の取得の制限

譲渡による新株予約権の取得については、再編対象会社取締役会の承認を要する。

7.本新株予約権の取得事由

新株予約権者が、上記5に定める条件に該当しなくなった場合には、当社は、取締役会の決議により別途定める日において、新株予約権者が保有する新株予約権のすべてを無償で取得することができる。

 

 

第4回新株予約権

決議年月日

2015年10月15日

付与対象者の区分及び人数(名)

当社従業員 5(注)1

新株予約権の数(個) ※

2 [2](注)2

新株予約権の目的となる株式の種類、内容及び数(株) ※

普通株式 40 [40](注)2

新株予約権の行使時の払込金額(円)※

1,500(注)3

新株予約権の行使期間 ※

2018年5月14日~2028年5月13日

新株予約権の行使により株式を発行する場合の株式の発行価格及び資本組入額(円) ※

発行価格 1,500
資本組入額 750

新株予約権の行使の条件 ※

(注)4

新株予約権の譲渡に関する事項 ※

本新株予約権を譲渡するには、取締役会の承認を受けなければならない。

組織再編成行為に伴う新株予約権の交付に関する事項 ※

(注)5

 

※ 当事業年度の末日(2023年6月30日)における内容を記載しております。当事業年度の末日から提出日の前月末現在(2023年8月31日)にかけて変更された事項については、提出日の前月末現在における内容を[ ]内に記載しており、その他の事項については当事業年度の末日における内容から変更はありません。

 

(注) 1.権利の喪失等により、本書提出日現在の前月末における付与対象者の区分及び人数は、当社従業員1名となっております。

2.新株予約権1個当たりの目的となる株式数は、20株であります。なお、普通株式について株式の分割又は株式併合を行う場合には、未行使の新株予約権についてその1個当たりの目的たる株式数を次の算式に従い調整するものとし、調整により生じる1株未満の端数は切り捨て、金銭による調整は行わない。

 

調整後付与株式数=調整前付与株式数×株式分割又は株式併合の比率

 

 

また、割当日後に、当社が合併又は会社分割を行う場合、その他付与株式の調整を必要とする場合には、付与株式数は必要かつ合理的な範囲で適切に調整される。

3.普通株式について株式分割又は株式併合を行う場合には、行使価額を次の算式に従い調整するものとし、調整により生じる1円未満の端数は切り上げる。

調整後行使価額=調整前行使価額×

株式分割又は株式併合の比率

 

時価を下回る払込金額で普通株式を発行し、又は自己株式の処分等を行う場合には、次の算式により行使価額を調整し、調整により生じる1円未満の端数は切り上げる。

調整後行使価額=調整前行使価額 ×

既発行株式数 +

新規発行株式数×1株当たりの払込金額

1株当たりの時価

既発行株式数+新規発行株式数

 

上記算式において、「既発行株式数」とは、発行済株式総数から当社が保有する自己株式の総数を控除した数とし、自己株式の処分を行う場合には、「新規発行株式数」を「処分する自己株式数」に読み替えるものとする。当社が合併又は会社分割を行う場合、株式の無償割当を行う場合、その他行使価額の調整を必要とする場合には、行使価額は必要かつ合理的な範囲で適切に調整される。

 

4.新株予約権の主な行使条件

① 当社の普通株式が日本国内の証券取引所に上場した場合に限り行使することができる。

② 本新株予約権者は、本新株予約権の行使時において、当社の取締役、監査役、従業員、その他これに準ずる地位にあることを要する。

③ 以下の事由に該当しないことを条件とする。ただし、取締役会が行使を認めた場合はこの限りでは無い。

(1) 新株予約権者が禁錮以上の刑に処せられた場合

(2) 新株予約権者が、会社の書面による事前の承認を得ずに、当社と競合する業務を営む法人を直接若しくは間接に設立し、又はその役員若しくは使用人に就任するなど、名目を問わず会社と競業した場合

(3) 新株予約権者が法令違反その他不正行為により会社の信用を損ねた場合

(4) 新株予約権者が差押、仮差押、仮処分、強制執行若しくは競売の申立を受け、又は公租公課の滞納処分を受けた場合

(5) 新株予約権者が支払停止若しくは支払不能となり、又は振り出し若しくは引き受けた手形若しくは小切手が不渡りとなった場合

(6) 新株予約権者につき破産、民事再生手続開始、その他これらに類する手続開始の申立があった場合

(7) 新株予約権者が本新株予約権の要項又は本新株予約権に関して会社と締結した契約に違反した場合

④ その他権利行使の条件については、当社と新株予約権者との間で締結する割当契約に定めるところによる。

5.当社が、合併(当社が合併により消滅する場合に限る。)、吸収分割、新設分割、株式交換又は株式移転(これらを総称して「組織再編行為」という。)を行う場合においては、組織再編行為の効力発生日の直前の時点において本新株予約権を保有する新株予約権者に対し、会社法第236条第1項第8号イ乃至ホに掲げる株式会社(以下「再編対象会社」という。)の新株予約権を以下の条件に基づきそれぞれ交付する。この場合においては、残存する本新株予約権は消滅し、再編対象会社は新たに新株予約権を発行するものとする。ただし、以下の条件に沿って再編対象会社の新株予約権を交付する旨を、吸収合併契約、新設合併契約、吸収分割契約、新設分割計画、株式交換契約又は株式移転計画において定めた場合に限るものとする。

① 交付する再編対象会社の新株予約権の数

組織再編行為の効力発生日の直前の時点において新株予約権者が保有する本新株予約権の数と同一の数とする。

② 新株予約権の目的である株式の種類

再編対象会社の普通株式とする。

③ 新株予約権の目的である株式の数

組織再編行為の条件等を勘案の上、上記2に準じて決定する。

④ 新株予約権の行使に際して出資される財産の価額

交付される新株予約権の行使に際して出資される財産の価額は、組織再編行為の条件等を勘案の上調整した再編後の行使価額に上記③に従って決定される当該新株予約権の目的である再編対象会社の株式の数を乗じて得られる金額とする。

⑤ 新株予約権を行使することができる期間

交付される新株予約権を行使することができる期間は、上記新株予約権の行使期間に定める期間の開始日と組織再編行為の効力発生日のいずれか遅い日から、上記新株予約権の行使期間に定める本新株予約権を行使することができる期間の満了日までとする。

⑥ 新株予約権の行使により株式を発行する場合における増加する資本金及び資本準備金に関する事項

上記株式の発行価格及び資本組入額に準じて決定する。

⑦ 新株予約権の取得事由及び行使の条件

新株予約権の取得事由及び行使の条件は、上記4及び下記の6の定めに準じて、組織再編行為の際に当社で定める。

⑧ 譲渡による新株予約権の取得の制限

譲渡による新株予約権の取得については、再編対象会社取締役会の承認を要する。

6.本新株予約権の取得事由

新株予約権者が、上記4に定める条件に該当しなくなった場合には、当社は、取締役会の決議により別途定める日において、新株予約権者が保有する新株予約権のすべてを無償で取得することができる。

 

 

第5回新株予約権

決議年月日

2019年5月31日

付与対象者の区分及び人数(名)

当社取締役 4
当社監査役 3
当社従業員 45
外部協力者 2(注)1

新株予約権の数(個) ※

34,500 [34,500](注)2

新株予約権の目的となる株式の種類、内容及び数(株) ※

普通株式 34,500 [34,500](注)2

新株予約権の行使時の払込金額(円)※

1,550(注)3

新株予約権の行使期間 ※

2021年6月4日~2031年6月3日

新株予約権の行使により株式を発行する場合の株式の発行価格及び資本組入額(円) ※

発行価格 1,550
資本組入額 775

新株予約権の行使の条件 ※

(注)4

新株予約権の譲渡に関する事項 ※

本新株予約権を譲渡するには、取締役会の承認を受けなければならない。

組織再編成行為に伴う新株予約権の交付に関する事項 ※

(注)5

 

※ 当事業年度の末日(2023年6月30日)における内容を記載しております。当事業年度の末日から提出日の前月末現在(2023年8月31日)にかけて変更された事項については、提出日の前月末現在における内容を[ ]内に記載しており、その他の事項については当事業年度の末日における内容から変更はありません。

 

(注) 1.権利の喪失等により、本書提出日現在の前月末における付与対象者の区分及び人数は、当社取締役2名、当社取締役(監査等委員)1名、当社従業員33名、外部協力者1名の合計37名となっております。

2.新株予約権1個当たりの目的となる株式数は、1株であります。なお、普通株式について株式の分割又は株式併合を行う場合には、未行使の新株予約権についてその1個当たりの目的たる株式数を次の算式に従い調整するものとし、調整により生じる1株未満の端数は切り捨て、金銭による調整は行わない。

 

調整後付与株式数=調整前付与株式数×株式分割又は株式併合の比率

 

 

また、割当日後に、当社が合併又は会社分割を行う場合、その他付与株式の調整を必要とする場合には、付与株式数は必要かつ合理的な範囲で適切に調整される。

3.普通株式について株式分割又は株式併合を行う場合には、行使価額を次の算式に従い調整するものとし、調整により生じる1円未満の端数は切り上げる。

調整後行使価額=調整前行使価額×

株式分割又は株式併合の比率

 

時価を下回る払込金額で普通株式を発行し、又は自己株式の処分等を行う場合には、次の算式により行使価額を調整し、調整により生じる1円未満の端数は切り上げる。

調整後行使価額=調整前行使価額 ×

既発行株式数 +

新規発行株式数×1株当たりの払込金額

1株当たりの時価

既発行株式数+新規発行株式数

 

上記算式において、「既発行株式数」とは、発行済株式総数から当社が保有する自己株式の総数を控除した数とし、自己株式の処分を行う場合には、「新規発行株式数」を「処分する自己株式数」に読み替えるものとする。当社が合併又は会社分割を行う場合、株式の無償割当を行う場合、その他行使価額の調整を必要とする場合には、行使価額は必要かつ合理的な範囲で適切に調整される。

 

4.新株予約権の主な行使条件

① 当社の普通株式が日本国内の証券取引所に上場した場合に限り行使することができる。

② 本新株予約権者は、本新株予約権の行使時において、当社の取締役、監査役、従業員、その他これに準ずる地位にあることを要する。

③ 以下の事由に該当しないことを条件とする。ただし、取締役会が行使を認めた場合はこの限りでは無い。

(1) 新株予約権者が禁錮以上の刑に処せられた場合

(2) 新株予約権者が、会社の書面による事前の承認を得ずに、当社と競合する業務を営む法人を直接若しくは間接に設立し、又はその役員若しくは使用人に就任するなど、名目を問わず会社と競業した場合

(3) 新株予約権者が法令違反その他不正行為により会社の信用を損ねた場合

(4) 新株予約権者が差押、仮差押、仮処分、強制執行若しくは競売の申立を受け、又は公租公課の滞納処分を受けた場合

(5) 新株予約権者が支払停止若しくは支払不能となり、又は振り出し若しくは引き受けた手形若しくは小切手が不渡りとなった場合

(6) 新株予約権者につき破産、民事再生手続開始、その他これらに類する手続開始の申立があった場合

(7) 新株予約権者が本新株予約権の要項又は本新株予約権に関して会社と締結した契約に違反した場合

④ その他権利行使の条件については、当社と新株予約権者との間で締結する割当契約に定めるところによる。

5.当社が、合併(当社が合併により消滅する場合に限る。)、吸収分割、新設分割、株式交換又は株式移転(これらを総称して「組織再編行為」という。)を行う場合においては、組織再編行為の効力発生日の直前の時点において本新株予約権を保有する新株予約権者に対し、会社法第236条第1項第8号イ乃至ホに掲げる株式会社(以下「再編対象会社」という。)の新株予約権を以下の条件に基づきそれぞれ交付する。この場合においては、残存する本新株予約権は消滅し、再編対象会社は新たに新株予約権を発行するものとする。ただし、以下の条件に沿って再編対象会社の新株予約権を交付する旨を、吸収合併契約、新設合併契約、吸収分割契約、新設分割計画、株式交換契約又は株式移転計画において定めた場合に限るものとする。

① 交付する再編対象会社の新株予約権の数

組織再編行為の効力発生日の直前の時点において新株予約権者が保有する本新株予約権の数と同一の数とする。

② 新株予約権の目的である株式の種類

再編対象会社の普通株式とする。

③ 新株予約権の目的である株式の数

組織再編行為の条件等を勘案の上、上記2に準じて決定する。

④ 新株予約権の行使に際して出資される財産の価額

交付される新株予約権の行使に際して出資される財産の価額は、組織再編行為の条件等を勘案の上調整した再編後の行使価額に上記③に従って決定される当該新株予約権の目的である再編対象会社の株式の数を乗じて得られる金額とする。

⑤ 新株予約権を行使することができる期間

交付される新株予約権を行使することができる期間は、上記新株予約権の行使期間に定める期間の開始日と組織再編行為の効力発生日のいずれか遅い日から、上記新株予約権の行使期間に定める本新株予約権を行使することができる期間の満了日までとする。

⑥ 新株予約権の行使により株式を発行する場合における増加する資本金及び資本準備金に関する事項

上記株式の発行価格及び資本組入額に準じて決定する。

⑦ 新株予約権の取得事由及び行使の条件

新株予約権の取得事由及び行使の条件は、上記4及び下記の6の定めに準じて、組織再編行為の際に当社で定める。

⑧ 譲渡による新株予約権の取得の制限

譲渡による新株予約権の取得については、再編対象会社取締役会の承認を要する。

6.本新株予約権の取得事由

新株予約権者が、上記4に定める条件に該当しなくなった場合には、当社は、取締役会の決議により別途定める日において、新株予約権者が保有する新株予約権のすべてを無償で取得することができる。

 

② 【ライツプランの内容】

該当事項はありません。

 

(4) 【発行済株式総数、資本金等の推移】

年月日

発行済株式総
数増減数(株)

発行済株式総
数残高(株)

資本金増減額
(千円)

資本金残高
(千円)

資本準備金増
減額(千円)

資本準備金残
高(千円)

2020年9月23日

(注)1.

80,000

880,000

150,512

160,512

150,512

150,512

2020年10月16日

(注)2.

42,000

922,000

79,018

239,530

79,018

229,530

2021年1月1日~

2021年6月30日

(注)3.

3,100

925,100

1,495

241,026

1,495

231,026

2021年7月1日~

2022年6月30日

(注)3.

7,680

932,780

4,635

245,661

4,635

235,661

2022年7月1日~

2023年6月30日

(注)3.

5,760

938,540

2,918

248,579

2,918

238,579

 

(注)1.有償一般募集(ブックビルディング方式による募集)

  発行価格    4,090円

  引受価額  3,762.80円

  資本組入額 1,881.40円

2.有償第三者割当(オーバーアロットメントによる売出しに関連した第三者割当増資)

  発行価格  3,762.80円

  資本組入額 1,881.40円

  割当先 株式会社SBI証券

3.新株予約権の権利行使による増加であります。

 

(5) 【所有者別状況】

 

 

 

 

 

 

 

 

2023年6月30日現在

区分

株式の状況(1単元の株式数100株)

単元未満株
式の状況

(株)

政府及び地
方公共団体

金融機関

金融商品取
引業者

その他の法

外国法人等

個人その他

個人以外

個人

株主数(人)

1

15

27

12

6

1,179

1,240

所有株式数

(単元)

39

710

99

89

15

8,423

9,375

1,040

所有株式数の割合(%)

0.42

7.57

1.06

0.95

0.16

89.84

100.00

 

(注) 自己株式は、「単元未満株式の状況」に74株含まれています。

 

 

(6) 【大株主の状況】

2023年6月30日現在

氏名又は名称

住所

所有株式数
(株)

発行済株式
(自己株式を
除く。)の
総数に対する
所有株式数
の割合(%)

長谷川 純代

東京都品川区

390,900

41.65

嶋津 貴和

福岡県北九州市八幡西区

125,000

13.32

松井証券株式会社

東京都千代田区麹町1丁目4番地

25,000

2.66

高柳 薫

東京都墨田区

17,500

1.86

株式会社SBI証券

東京都港区六本木1丁目6番1号

13,800

1.47

浜本 憲至

大阪府東大阪市

13,700

1.46

中根 一輝

愛知県西尾市

12,200

1.30

GMOクリック証券株式会社

東京都渋谷区道玄坂1丁目2番3号

10,800

1.15

村松 太郎

神奈川県三浦郡葉山町

10,000

1.07

楽天証券株式会社

東京都港区南青山2丁目6番21号

8,700

0.93

627,600

66.87

 

(注)発行済株式(自己株式を除く。)の総数に対する所有株式数の割合は、小数点第3位を切り捨てております。

 

① 【貸借対照表】

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

(単位:千円)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

前事業年度

(2022年6月30日)

当事業年度

(2023年6月30日)

資産の部

 

 

 

流動資産

 

 

 

 

現金及び預金

310,301

700,103

 

 

受取手形

13,173

5,628

 

 

電子記録債権

81,614

49,065

 

 

売掛金

488,570

599,229

 

 

商品及び製品

1,301,783

1,029,279

 

 

原材料及び貯蔵品

288,364

434,679

 

 

前渡金

8,579

11,190

 

 

前払費用

37,686

38,773

 

 

その他

46,326

54,813

 

 

貸倒引当金

1,088

1,235

 

 

流動資産合計

2,575,313

2,921,528

 

固定資産

 

 

 

 

有形固定資産

 

 

 

 

 

建物

29,864

26,195

 

 

 

 

減価償却累計額

18,195

19,342

 

 

 

 

建物(純額)

11,669

6,852

 

 

 

工具、器具及び備品

28,934

28,416

 

 

 

 

減価償却累計額

23,625

25,624

 

 

 

 

工具、器具及び備品(純額)

5,308

2,791

 

 

 

有形固定資産合計

16,977

9,644

 

 

無形固定資産

 

 

 

 

 

ソフトウエア

18,865

17,900

 

 

 

無形固定資産合計

18,865

17,900

 

 

投資その他の資産

 

 

 

 

 

投資有価証券

797,091

 

 

 

繰延税金資産

44,756

63,466

 

 

 

その他

38,216

33,140

 

 

 

投資その他の資産合計

82,973

893,699

 

 

固定資産合計

118,816

921,244

 

資産合計

2,694,130

3,842,772

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

(単位:千円)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

前事業年度

(2022年6月30日)

当事業年度

(2023年6月30日)

負債の部

 

 

 

流動負債

 

 

 

 

買掛金

151,951

182,346

 

 

短期借入金

200,000

 

 

1年内償還予定の社債

100,000

 

 

1年内返済予定の長期借入金

100,000

 

 

未払金

190,544

233,102

 

 

未払法人税等

7,509

101,162

 

 

預り金

6,185

8,899

 

 

その他

39,262

121,938

 

 

流動負債合計

595,453

847,449

 

固定負債

 

 

 

 

社債

350,000

 

 

長期借入金

325,000

 

 

資産除去債務

5,139

5,194

 

 

固定負債合計

5,139

680,194

 

負債合計

600,593

1,527,644

純資産の部

 

 

 

株主資本

 

 

 

 

資本金

245,661

248,579

 

 

資本剰余金

 

 

 

 

 

資本準備金

235,661

238,579

 

 

 

資本剰余金合計

235,661

238,579

 

 

利益剰余金

 

 

 

 

 

その他利益剰余金

 

 

 

 

 

 

繰越利益剰余金

1,599,059

1,820,451

 

 

 

利益剰余金合計

1,599,059

1,820,451

 

 

自己株式

229

293

 

 

株主資本合計

2,080,152

2,307,316

 

評価・換算差額等

 

 

 

 

その他有価証券評価差額金

15,578

 

 

繰延ヘッジ損益

13,385

23,389

 

 

評価・換算差額等合計

13,385

7,810

 

純資産合計

2,093,537

2,315,127

負債純資産合計

2,694,130

3,842,772

 

② 【損益計算書】

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

(単位:千円)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

前事業年度

(自 2021年7月1日

 至 2022年6月30日)

当事業年度

(自 2022年7月1日

 至 2023年6月30日)

売上高

4,111,511

5,079,165

売上原価

2,234,229

3,117,699

売上総利益

1,877,281

1,961,466

販売費及び一般管理費

※1・2 1,651,371

※1・2 1,686,668

営業利益

225,909

274,797

営業外収益

 

 

 

受取利息

6

10

 

有価証券利息

11,434

 

為替差益

46,455

 

受取補償金

6,070

 

その他

2,529

2,286

 

営業外収益合計

8,606

60,187

営業外費用

 

 

 

支払利息

76

3,248

 

社債利息

1,320

 

社債発行費

7,039

 

為替差損

22,581

 

その他

10

652

 

営業外費用合計

22,669

12,260

経常利益

211,847

322,724

税引前当期純利益

211,847

322,724

法人税、住民税及び事業税

50,653

117,582

法人税等調整額

15,586

16,249

法人税等合計

66,239

101,332

当期純利益

145,607

221,391