株式会社一蔵
さいたま市北区大成町四丁目699番地1
証券コード:61860
業界:サービス業
有価証券報告書の提出日:2023年6月29日

(1) 連結経営指標等

 

回次

第29期

第30期

第31期

第32期

第33期

決算年月

2019年3月

2020年3月

2021年3月

2022年3月

2023年3月

売上高

(千円)

16,839,904

18,247,615

14,153,646

18,567,414

19,747,349

経常利益又は経常損失(△)

(千円)

609,866

340,966

1,533,827

625,215

570,173

親会社株主に帰属する
当期純利益又は親会社株主に帰属する当期純損失(△)

(千円)

142,663

119,084

2,454,338

617,047

597,264

包括利益

(千円)

95,610

103,863

2,453,215

655,122

666,744

純資産額

(千円)

5,844,415

5,913,608

3,422,608

3,404,476

3,994,030

総資産額

(千円)

18,562,292

18,574,059

17,849,455

18,196,352

19,136,278

1株当たり純資産額

(円)

1,075.37

1,079.80

620.75

617.46

724.39

1株当たり当期純利益
又は1株当たり当期純損失(△)

(円)

26.34

21.82

446.07

111.91

108.32

潜在株式調整後1株
当たり当期純利益

(円)

自己資本比率

(%)

31.5

31.8

19.2

18.7

20.9

自己資本利益率

(%)

2.4

2.0

52.6

18.1

16.1

株価収益率

(倍)

21.9

17.7

3.4

5.3

営業活動による
キャッシュ・フロー

(千円)

899,711

522,001

717,838

1,730,629

1,063,310

投資活動による
キャッシュ・フロー

(千円)

1,123,409

869,798

369,753

316,821

1,494,049

財務活動による
キャッシュ・フロー

(千円)

276,034

155,792

1,298,360

1,333,509

10,642

現金及び現金同等物の
期末残高

(千円)

1,529,863

1,306,152

1,533,346

1,640,291

1,254,472

従業員数

(人)

718

789

781

778

751

(外、平均臨時雇用者数)

(299)

(317)

(255)

(315)

(404)

 

(注) 1.第29期の親会社株主に帰属する当期純利益の大幅な減少は、固定資産に係る多額の減損損失の計上等によるもの、第31期の親会社株主に帰属する当期純損失は、新型コロナウイルスによる感染症拡大に伴う売上高の大幅な減少によるものであります。

2.第29期及び第30期の1株当たり情報の算定上の基礎となる「期末の普通株式の数」及び第29期、第30期及び第31期の1株当たり情報の算定上の基礎となる「普通株式の期中平均株式数」の計算において控除する自己株式には、信託型従業員持株インセンティブ・プラン(E-Ship®)により一蔵従業員持株会専用信託が所有していた当社株式が含まれております。

3.潜在株式調整後1株当たり当期純利益については、潜在株式が存在しないため記載しておりません。

4.第31期の株価収益率については、1株当たり当期純損失であるため記載しておりません。

5.「収益認識に関する会計基準」(企業会計基準第29号 2020年3月31日)等を第32期の期首から適用しており、第32期以降に係る主要な経営指標等については、当該会計基準等を適用した後の指標等となっております。

 

 

(2) 提出会社の経営指標等

 

回次

第29期

第30期

第31期

第32期

第33期

決算年月

2019年3月

2020年3月

2021年3月

2022年3月

2023年3月

売上高

(千円)

16,028,952

17,085,922

13,012,514

17,379,915

18,618,436

経常利益又は経常損失(△)

(千円)

735,333

456,040

1,508,660

637,159

637,513

当期純利益又は当期純損失(△)

(千円)

268,207

237,199

2,440,071

631,597

666,205

資本金

(千円)

1,016,468

1,019,152

1,019,617

50,000

50,000

発行済株式総数

(株)

5,505,533

5,513,945

5,516,335

5,516,335

5,516,335

純資産額

(千円)

5,990,747

6,166,956

3,724,655

3,680,410

4,272,408

総資産額

(千円)

19,218,258

19,049,262

18,580,063

18,948,765

19,826,837

1株当たり純資産額

(円)

1,102.30

1,126.06

675.53

667.51

774.88

1株当たり配当額

(円)

14.00

14.00

7.00

14.00

21.00

(うち1株当たり
中間配当額)

(-)

(-)

(-)

(-)

(-)

1株当たり当期純利益
又は1株当たり当期純損失(△)

(円)

49.52

43.46

443.48

114.55

120.83

潜在株式調整後1株
当たり当期純利益

(円)

自己資本比率

(%)

31.2

32.4

20.0

19.4

21.5

自己資本利益率

(%)

4.5

3.9

49.3

17.1

16.8

株価収益率

(倍)

11.7

8.9

3.3

4.7

配当性向

(%)

28.3

32.2

12.2

17.4

従業員数

(人)

699

746

743

735

699

(外、平均臨時雇用者数)

(286)

(303)

(247)

(306)

(379)

株主総利回り

(%)

59.9

42.0

46.4

43.1

64.8

(比較指標:TOPIX)

(%)

(92.7)

(81.7)

(113.8)

(113.4)

(116.7)

最高株価

(円)

1,042

850

450

610

600

最低株価

(円)

493

366

310

331

345

 

(注) 1.潜在株式調整後1株当たり当期純利益については、潜在株式が存在しないため記載しておりません。

2.第29期及び第30期の1株当たり情報の算定上の基礎となる「期末の普通株式の数」及び第29期、第30期及び第31期の1株当たり情報の算定上の基礎となる「普通株式の期中平均株式数」の計算において控除する自己株式には、信託型従業員持株インセンティブ・プラン(E-Ship®)により一蔵従業員持株会専用信託が所有していた当社株式が含まれております。

3.第31期の株価収益率については、1株当たり当期純損失であるため記載しておりません。

4.第31期の配当性向については、1株当たり当期純損失であるため記載しておりません。

5.最高株価及び最低株価は、2022年4月3日以前は東京証券取引所(市場第一部)におけるものであり、2022年4月4日以降は東京証券取引所(スタンダード市場)におけるものであります。

6.「収益認識に関する会計基準」(企業会計基準第29号 2020年3月31日)等を第32期の期首から適用しており、第32期以降に係る主要な経営指標等については、当該会計基準等を適用した後の指標等となっております。

 

 

2 【沿革】

 

年月

事項

1991年2月

 

埼玉県大宮市(現さいたま市北区)大成町四丁目696番地1にて当社設立(資本金5,000千円)、

きもの事業(呉服の販売)を開始

1992年3月

業容拡大のため本社を埼玉県大宮市(現さいたま市北区)日進町二丁目495番地に移転

 

商品の運搬及び催事場等の設営を目的として埼玉県大宮市(現さいたま市北区)に有限会社アートディスプレイ(子会社)を設立

1995年4月

株式会社オンディーヌを買収

 

店舗第一号店「オンディーヌ&一蔵 大宮店」を埼玉県大宮市(現さいたま市大宮区)に開設、レンタル事業に進出

1995年11月

関西地区第一号店「オンディーヌ&一蔵 高槻店」を大阪府高槻市に開設

1996年3月

本社ビル竣工に伴い、本社を埼玉県大宮市(現さいたま市北区)大成町四丁目699番地1に移転

2000年3月

東京都内第一号店「オンディーヌ&一蔵 新宿店」を東京都新宿区に開設

2000年9月

ウエディング事業に進出

 

英国式結婚式場「キャメロットヒルズ」を埼玉県大宮市(現さいたま市北区)に開設

2002年9月

東北地区第一号店「オンディーヌ&一蔵 仙台店」を仙台市青葉区に開設

2003年6月

北海道地区第一号店「オンディーヌ&一蔵 札幌店」を札幌市中央区に開設

2003年12月

株式会社オンディーヌ 振袖レンタル店舗取扱代理事業開始

2004年12月

九州地区第一号店「オンディーヌ 小倉店」を北九州市小倉北区に開設

2005年4月

経営の合理化を目的として株式会社オンディーヌを吸収合併

2005年9月

甲信越地区第一号店「オンディーヌ 長野店」を長野県長野市に開設

2007年10月

 

ドレスのレンタル事業を行うことを目的として東京都中央区に株式会社ヴィヴィアンブライズ(子会社)を設立

2008年1月

商品企画開発拠点として京都市下京区に京都オフィスを開設

2008年9月

きもの産地直送スタイルを取り入れた「銀座いち利」を東京都中央区に開設

 

着方教室「いち瑠 大宮店」をさいたま市大宮区に開設

2008年10月

中国地方第一号店「一蔵 岡山店」を岡山県岡山市(現岡山市北区)に開設

 

英国式結婚式場「グラストニア」を名古屋市昭和区に開設

2009年3月

四国地方第一号店「オンディーヌ 松山店」を愛媛県松山市に開設

2012年1月

株式会社ヴィヴィアンブライズ(子会社)の本店所在地をさいたま市北区に移転

2012年6月

インターネット通信販売「いち利モール」のサイトを開設

2012年10月

経営の合理化を目的として有限会社アートディスプレイ(子会社)を吸収合併

2013年5月

「和魂洋才」(注1)の建築様式を採用した結婚式場「百花籠」を名古屋市東区に開設

2014年4月

経営の合理化を目的として株式会社ヴィヴィアンブライズ(子会社)を吸収合併

2015年12月

東京証券取引所市場第二部に株式を上場

2016年5月

株式会社京都きもの学院を買収

2016年10月

 

10代女性向け双方向型プラットフォームの企画・構築・運営を目的として東京都港区に株式会社ChouChouを設立

2016年12月

東京証券取引所市場第一部指定

2017年1月

イタリアンレストラン「トラットリア サンタルチア」を渋谷区恵比寿南に開設

2017年8月

譲受式場「ネオス・ミラベル」(山梨県笛吹市)リニューアルオープン

2017年11月

 

アジアマーケットにおけるウエディング事業の拡大を目的として中国上海市に璨臻(上海)婚慶礼儀服務有限公司を設立

2019年3月

 

中国上海市に設立にした璨臻(上海)婚慶礼儀服務有限公司の結婚式場「嘉美麓徳高端婚礼会館」グランドオープン

2019年12月

創作フレンチ「百花籠清雅」を結婚式場「百花籠」内に併設

 

2020年10月

イタリアンレストラン「トラットリア サンタルチア」の事業を廃止し、店舗資産を売却

 

2021年4月

経営の合理化を目的として株式会社ChouChou(子会社)を吸収合併

2021年7月

資本金を50,000千円に減資

2021年9月

本格フレンチ「ザ・シャンブルズ」を結婚式場「ネオス・ミラベル」内に併設

2022年4月

東京証券取引所の市場区分の見直しにより市場第一部からスタンダード市場へ移行

2022年9月

 

璨臻(上海)婚慶礼儀服務有限公司の2施設目の結婚式場「嘉美麓徳高端婚礼会館 虹橋店」を上海市閔行区に開設

 

(注1) 「和魂洋才」とは、日本古来の精神を大切にしつつ西洋の技術を受け入れ、両者を調和させ発展させていくと

       いう意味であります。

 

3 【事業の内容】

当社グループは、当社、子会社2社からなり、「日本文化をもっと身近にする」「私たちのおもてなしを世界に広げる」「世の中を楽しく変えていく」を経営理念に掲げ、呉服等の販売、振袖等の販売・レンタル、成人式の前撮り写真撮影サービス、成人式当日の着付け及びヘアメイクサービス、きものの着方教室の運営等(和装事業)並びに結婚式場の運営等(ウエディング事業)を行っております。

なお、次のセグメントは「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1) 連結財務諸表 注記事項(セグメント情報等)セグメント情報」に掲げるセグメント区分と同一であります。

 

(1) 和装事業

和装事業は、直営店舗・加盟店・特約店(以下、「小売店舗」という。)、フォトスタジオ、着方教室、催事並びに通信販売により事業を展開しております。

小売店舗では、きもの問屋等から仕入れた呉服や振袖を主とし、それに関連する宝飾品、草履やバッグ等の和装小物の販売・レンタルを行っております。小売店舗で顧客の要望に応じたコーディネートや採寸を行い、提携する外注加工業者で仕立て後、顧客へ納品しております。

フォトスタジオでは、主に当社グループ小売店舗において成人式用の振袖等をお求め頂いた顧客に対する成人式の前撮り写真撮影を行っております。

着方教室では、きものの着方を教えるだけでなく、きものを着て名所にお出掛けする等のイベントの開催を通じきものを着る機会を提供し、きものを着ることの楽しさを感じて頂き、きものファン拡大に努める等、潜在的なニーズの掘り起こしを行っております。

その他、当社グループ店内外での催事の開催、また「産地と着る人の思いをつなぐ」をコンセプトに産地工房から直接仕入れた呉服等の販売を手がける通信販売を行っております。

和装事業は、JTS(注1)事業本部とオンディーヌ事業本部が、多種多様な振袖在庫のほか、呉服在庫、上記小売店舗等において顧客の利便性を追求したワンストップサービス(注2)や悉皆サービス(注3)、また、長い和装の歴史の中で、多くの企業がチャレンジしては軌道に乗せられなかったデザインから生地の選定、製造、販売まで一貫して行う、振袖のSPA化(注4)に成功いたしました。究極の和装企画販売を展開することで、お客様の好みに応じた商品の価格を抑えて販売することにより競合他社との差別化を図っております。

(注1) 「JTS」とは、Japanese Traditional Styleの略で、「和様」の意味であります。

(注2) 「ワンストップサービス」とは、当社グループ店舗において成人式用の振袖等をお求めいただいた顧客に対して自社所有フォトスタジオでの前撮り写真撮影、成人式当日のメイク・着付け等を提供するサービスを指します。

(注3) 「悉皆」とは、きもの等の丸洗い、シミ抜き、刺繍直し、仕立て直し等、きもの等にまつわるお手入れ全般を指します。

(注4) 「SPA」とは、Speciality store retailer of Private label Apparelの略で、「製造小売」の意味であります。企画から製造、小売までを一貫して行うビジネスモデルを指します。

 

① JTS事業本部

JTS事業本部が展開する販売チャネル及び都道府県別の出店状況は以下のとおりであります。

 

1) 販売チャネル

販売チャネル

店舗

概       要

店舗

直営店

一蔵

きものや小物等きもの関連商品等の販売、きものショールームの運営、振袖のレンタル等を行っております。

また、フォトスタジオ(自社設備)での成人式の前撮り写真撮影、成人式当日の着付け及びメイク等も行っております。

いち瑠

きものの着方教室を運営しております。単なる着方のレクチャーのみならず、きものを着て外出するイベントの実施、古いきものの悉皆による再生を行い、「きものを着る仲間を増やすこと」、「きものを楽しむこと」に重点を置き、潜在的なニーズの掘り起こしを行っております。

銀座いち利

日本全国の産地工房より直接仕入れた「産地直送きもの」を販売しております。また、産地工房の職人による製作体験イベントも実施しております。更に店舗内において、きものの着方教室も運営しております。

加盟店

一蔵

 

美容室、写真館等との加盟店契約による店舗であります。

きものや小物等きもの関連商品等の販売・振袖レンタルを行っております。

特約店

美容室、写真館等との特約店契約による店舗であります。振袖フェア期間中のみに限定して当社商品を臨時で販売する店舗であります。

通信販売

いち利モール

 

2012年6月に開設したインターネット通信販売サイトであります。きものや小物等きもの関連商品等の販売、悉皆、イベントの開催も行っております。

催事

ホテルの宴会場等において催事による販売を行っております。催事は定期的に全国各地で行っております。

 

 

2) 都道府県別の出店状況

都道府県

店 舗 名

一蔵

フォト

スタジオ

いち瑠

(注1)

銀座

いち利

北海道

札幌店

 

 

JRタワー札幌店

 

 

ノルベサ札幌店

 

 

 

ホテルエミシア新札幌店

 

 

 

旭川店

 

青森県

青森店(注2)

 

 

福島県

福島店(注2)

 

 

埼玉県

大宮店

 

浦和店

 

 

 

所沢店

 

川口店

 

 

入間店

 

 

 

群馬県

前橋店(注2)

 

 

伊勢崎店(注2)

 

 

新潟県

長岡店(注2)

 

 

東京都

銀座本店

 

 

銀座いち利本店

 

 

 

丸の内仲通り店

 

 

 

日本橋店

 

 

 

八王子店

 

 

新宿ヒルトン店

 

 

西武新宿ぺぺ店

 

 

上野店

 

立川高島屋S.C店

 

 

 

 

都道府県

店 舗 名

一蔵

フォト

スタジオ

いち瑠

(注1)

銀座

いち利

千葉県

千葉店(注3)

 

千葉1000シティタワー店

 

 

 

アリオ市原店

 

ららぽーと船橋店

 

イオン船橋店

 

 

木更津店

 

 

 

本八幡店

 

 

 

津田沼店

 

 

 

海浜幕張店

 

 

 

神奈川県

横浜駅前店

 

新横浜プリンスペペ店

 

横須賀店(注2)

 

 

厚木店

 

 

ららぽーと海老名店

 

 

 

平塚店(注2)

 

 

銀座いち利横浜店

 

 

 

東戸塚店

 

 

 

上大岡店

 

 

 

愛知県

名古屋栄店

 

名古屋駅前店

 

 

一宮店

 

 

 

金山校

 

 

 

岐阜県

岐阜店

 

 

 

大阪府

なんば店

 

 

梅田店

 

 

天王寺スタジオ

 

 

 

銀座いち利心斎橋店

 

 

 

あべのハルカス店

 

 

京都府

銀座いち利京都四条烏丸店

 

 

 

京都分校

 

 

 

兵庫県

神戸三宮店

 

 

岡山県

岡山店(注3)

 

山口県

山口宇部店

 

徳島県

徳島店(注2)

 

 

高知県

高知店(注2)

 

 

福岡県

アクロス福岡店(注3)

 

銀座いち利福岡天神店

 

 

 

小倉駅前店

 

 

 

博多駅前店

 

 

 

熊本県

熊本店(注2)

 

 

合計

64店舗(うち、加盟店10店舗)

 

(注1) 常設店舗のみ記載しております。そのほか、期間限定で出店している店舗もあります。

(注2) 加盟店であります。

(注3) オンディーヌの商品も取り扱っております。

 

 

② オンディーヌ事業本部

オンディーヌ事業本部が展開する販売チャネル及び都道府県別の出店状況は以下のとおりであります。

 

1) 販売チャネル

販売チャネル

店舗

概       要

店舗

 

直営店

オンディーヌ

 

振袖の販売・レンタル及び卒業式用の袴等のレンタルを行っております。また、フォトスタジオ(自社設備)での成人式の前撮り写真撮影、成人式当日の着付け及びメイク等も行っております。

いち波

きものの着方教室を運営しております。単なる着方のレクチャーのみならず、きものを着て外出するイベントの実施、古いきものの悉皆による再生を行い、「きものを着る仲間を増やすこと」、「きものを楽しむこと」に重点を置き、潜在的なニーズの掘り起こしを行っております。

加盟店

オンディーヌ

 

美容室、写真館等との加盟店契約による店舗であります。直営店「オンディーヌ」と同様、振袖の販売・レンタル及び卒業式用の袴等のレンタルを行っております。また、フォトスタジオでの成人式の前撮り写真撮影、成人式当日の着付け及びメイク等も行っております。

特約店

美容室、写真館等との特約店契約による店舗であります。振袖フェア期間中のみに限定して当社商品を臨時で販売する店舗であります。

催事

ホテルの宴会場等において、催事での販売を行っております。催事は定期的に全国各地で行っております。

 

 

2) 都道府県別の出店状況

都道府県

店 舗 名

オンディーヌ

フォトスタジオ

いち波

北海道

札幌店

秋田県

秋田店(注1)

 

山形県

山形店(注1)

 

宮城県

仙台店

福島県

いわき店(注1)

 

茨城県

水戸店(注1)

 

栃木県

宇都宮店(注1)

埼玉県

大宮店

所沢店

東京都

銀座店

 

新宿店

 

町田店

新宿スタジオ

 

 

渋谷店

 

立川店

池袋店

千葉県

柏店

幕張店

神奈川県

横浜店

大船店

 

川崎店

静岡県

浜松店

富士店(注1)

山梨県

甲府店(注1)

 

 

 

都道府県

店 舗 名

オンディーヌ

フォトスタジオ

いち波

長野県

長野店(注1)

 

愛知県

岡崎店

名古屋栄店

富山県

富山店(注1)

 

大阪府

高槻店

 

高槻スタジオ

 

 

心斎橋店

京都府

京都烏丸店

兵庫県

神戸店

広島県

広島店(注2)

愛媛県

松山店(注1)

 

福岡県

小倉店

宮崎県

宮崎店(注1)

 

鹿児島県

鹿児島店(注1)

 

合計

38店舗(うち、加盟店12店舗)

 

(注1) 加盟店であります。

 (注2) 一蔵の商品も取り扱っております。

 

(2) ウエディング事業

ウエディング事業は、ウエディング事業本部が以下の結婚式場で事業を展開しております。当社グループは、「特別な日を過ごすに相応しい世界観を作り、全員が楽しめるひと時を提供する」という、「おもてなし」の心を実現するべく、直営式場において挙式・披露宴の企画・立案・運営及びパーティードレス・ウエディングドレスのレンタル等を行っております。

運営に際しては、顧客の本物志向を充足させる結婚式のトータルプロデュースを実現するために、「本物志向のファシリティ」、「ソフトの内製化」を重視しております。

「本物志向のファシリティ」については、結婚式場の建築にあたって、主に欧州から本物の調度品や美術品を調達したり、実存した建築や技法をモチーフにしたりと、歴史的な下支えを大切にした施設の設計を心掛けております。それは「美」、「豊」といった表現を、一過性の価値観に頼ることなく行うための手法と考えております。その際にただの懐古主義ではなく、現代の婚礼に対するニーズをきちんと取り込むことにより、満足度の高い施設を目指しております。

「ソフトの内製化」については、当社グループでは、料理、装花、美容、写真撮影、アルバム等フォト製品の企画・開発などのサービスを社内において内製化しており、外注企業ではなく当社グループの従業員が直接、顧客と打ち合わせを行うことにより、顧客の細かなこだわりにも対応し、一層の顧客満足度の向上に努めております。

なお、引出物、食材、花、写真、撮影部材、ドレス等につきましては、提携する専門業者より仕入れております。

また、アジアマーケットにおけるウエディング事業の拡大を目指し、2019年3月に中国の上海に結婚式場をオープンいたしました。中国は年間の婚姻件数が日本の約13倍にも及ぶ大変魅力的なマーケットであり、また、富裕層を中心にウエディングドレスやガーデンセレモニーといった婚礼の西洋化も進んでおります。現在、中国では希少な日本企業による結婚式場として、当社の強みである本物志向にこだわった内装と最先端の演出、そして「おもてなし」を重視したサービスでアジアマーケットにおけるウエディング事業の拡大を図ります。

 

ウエディング事業本部が展開する結婚式場、所在地及び概要は以下のとおりであります

 

結 婚 式 場 名

所在地

概       要

キャメロットヒルズ

埼玉県

さいたま市北区

18世紀の英国ウエールズ地方の「マナーハウス(注1)」を再現したバンケットと同時代の教会を再現したチャペルからなる本館と、19世紀初頭の英国ロンドンの迎賓館をモチーフにした別館の「キャメロットヒルズ・アネックス」から構成されております。

設備概要:バンケット3、チャペル2

グラストニア

愛知県

名古屋市

昭和区

19世紀の英国における建築を参考にした外観や仏国王室の礼拝堂を模して造られたチャペル等、ヨーロピアンクラシックスタイルをコンセプトとしております。

設備概要:バンケット2、チャペル1

百花籠

愛知県

名古屋市

東区

日本の明治時代を想定し、日本の精神と西洋の技術を融合した「和魂洋才」の建築様式を採用した結婚式場であります。格天井(注2)や寄木細工の床、壁の透かし彫り、雅楽の舞台を備えた庭園等意匠へのこだわりを追求しております。

設備概要:バンケット3、チャペル1

ネオス・ミラベル

山梨県

笛吹市

大聖堂の街としても知られる英国北部の都市ヨークの雰囲気を湛えた大聖堂と街並み(レンガ造りの建物や石畳)をコンセプトとしております。

設備概要:バンケット2、チャペル1

嘉美麓徳高端婚礼会館 大寧店

上海市

静安区

これまで中国になかった本物志向にこだわった調度品を揃え、また、披露宴に多くの参列者が出席する大型婚礼の中国文化にも対応できるよう大型バンケットを揃え、日本式のおもてなしで対応しております。

設備概要:バンケット3、チャペル1

嘉美麓徳高端婚礼会館 虹橋店

上海市

閔行

内装の本物志向を追求し、天井高10メートルの壮大なチャペルと雰囲気の異なる2つの披露宴会場で、真の婚礼を提供できる施設として、婚礼サービス、おもてなしを提供しております。

設備概要:バンケット2、チャペル1

 

(注1) 「マナーハウス」(manor house)とは、中世ヨーロッパにおける荘園(マナー)において、地主たる荘園領主が建設した邸宅であります。

(注2) 「格天井」とは、木を組んで格子形に仕上げた天井であります。

 

レ ス ト ラ ン 名

所在地

概       要

清雅

愛知県

名古屋市

東区

伝統的な日本の装飾を取り入れた洗練された空間で、四季折々の旬の厳選素材を使用し、目にも美しく彩り鮮やかな料理の品々をお愉しみいただけます。

設備概要:座席数30

ザ・シャンブルズ

山梨県

笛吹市

ランチタイムは木のぬくもりと自然光に包まれる居心地の良い空間で、ディナータイムはライトアップされた開放的なガーデンで、ゆったりと流れる大人の時間をお楽しみいただけます。

設備概要:座席数56

 

 

店 舗 名

所在地

概       要

ヴィヴィアン ブライズ

埼玉県

さいたま市北区

オリジナルブランドをはじめ、海外インポートドレスから国内ブランドドレスまでバリエーション豊かなラインナップを取り揃えております。ウエディングドレス、カラードレス、メンズコスチュームはもちろんのこと、列席者の衣装などもご用意しております。店内には試着スペースを備え、ゆっくりとご試着いただきながら専属のコーディネーターがお勧めのドレスをご案内しております。

愛知県

名古屋市

東区

山梨県

笛吹市

 

 

 

[事業系統図]

当社グループの事業の系統図は次のとおりであります。

 


 

 

4 【関係会社の状況】

 

名称

住所

資本金

主要な事業の内容

議決権の所有
割合又は
被所有割合

(%)

関係内容

(連結子会社)

 

 

 

 

 

㈱京都きもの学院

(注)

大阪府大阪市
東淀川区

10,000千円

・きもの着付教室の運営

・和装小物、きもの、帯等の

 販売

100.0

役員の兼任あり。

催事の共催、相互送客等。

璨臻(上海)婚慶
礼儀服務有限公司
(注)

中国上海市

55,000千
RMB

・結婚式場の運営

・接遇コンサルティング事業

100.0

役員の兼任あり。

 

(注) 特定子会社に該当しております。

 

5 【従業員の状況】
(1) 連結会社の状況

2023年3月31日現在

セグメントの名称

従業員数(人)

和装事業

452

(288)

ウエディング事業

245

(98)

全社(共通)

54

(18)

合計

751

(404)

 

(注) 1.従業員数は就業人員であり、パートタイマー及び嘱託社員などの臨時雇用者数は(  )内に年間の平均人員(8時間換算)を外数で記載しております。

2.全社(共通)として記載されている従業員数は、管理部門に所属しているものであります。

 

(2) 提出会社の状況

2023年3月31日現在

従業員数(人)

平均年齢(歳)

平均勤続年数(年)

平均年間給与(千円)

699

(379)

37

66ヶ月

4,137

 

 

セグメントの名称

従業員数(人)

和装事業

438

(263)

ウエディング事業

207

(98)

全社(共通)

54

(18)

合計

699

(379)

 

(注) 1.従業員数は就業人員であり、パートタイマー及び嘱託社員などの臨時雇用者数は(  )内に年間の平均人員(8時間換算)を外数で記載しております。

2.平均年間給与は、基準外賃金を含んでおります。

3.全社(共通)として記載されている従業員数は、管理部門に所属しているものであります。

 

(3) 労働組合の状況

当社グループでは労働組合は結成されておりませんが、労使関係は安定しております。

 

 

(4) 管理職に占める女性労働者の割合、男性労働者の育児休業取得率及び労働者の男女の賃金の差異

 ① 提出会社

当事業年度

補足説明

管理職に

占める

女性労働者

の割合(%)

(注1)

男性労働者の

育児休業

取得率(%)

(注2)

労働者の男女の

賃金の差異(%)(注1)

全労働者

正規雇用

労働者

パート・

有期労働者

36.8

50.0

49.5

68.8

85.9

男女の賃金差については、男性の賃金に対する女性の賃金の割合を示しています。なお、同一労働の賃金に差は無く、等級別人数構成の差によるものであります。

 

(注) 1.「女性の職業生活における活躍の推進に関する法律」(平成27年法律第64号)の規定に基づき算出したものであります。

2.「育児休業、介護休業等育児又は家族介護を行う労働者の福祉に関する法律」(平成3年法律第76号)の規定に基づき、「育児休業、介護休業等育児又は家族介護を行う労働者の福祉に関する法律施行規則」(平成3年労働省令第25号)第71条の4第1号における育児休業等の取得割合を算出したものであります。

 

1 【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】
(1) 会社の経営の基本方針

① お客様一人一人のニーズに応える

② お客様からの注文には迅速かつ正確に応える

③ 適正価格を維持するため原価を引き下げる努力をする

④ 当社の取引先には適正な利益を上げる機会を提供する

⑤ 社員が安心して仕事に従事できる環境の維持・向上に努める

⑥ 社員の提案が自由にできる環境を提供し続ける

⑦ 地域No.1店を目指す

⑧ 有益な社会事業及び福祉に貢献する

⑨ 適切な租税を負担する

⑩ 健全な利益を追求する

この経営方針のもと、経営基盤の拡充及び経営の効率化を図り、企業価値の最大化に努めてまいります。

 

(2) 経営環境

長引く新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の影響により、人々のライフスタイルが変化しており、当社グループを取り巻く環境は、引続き先行き不透明な状況が続くものと思われます。

 

(3) 目標とする経営指標

当社は、売上総利益率、営業利益率の維持・向上を図ると共に、店舗ごとのコストパフォーマンスを重視した経営により、収益体質の強化に努めてまいります。

 

(4) 中長期的な会社の経営戦略
① 和装事業について
イ.ブランディング力向上

ショッピングモール、ショッピングセンターなど集客性の高い場所への出店。

ロ.リピーターの獲得

悉皆(注1)やリサイクル等、リペア事業に注力。

ハ.写真館、美容室等との提携強化

当社の事業と親和性の高い写真館、美容室との提携強化・相乗効果により新規顧客発掘を推進。

ニ.O2O(注2)戦略推進

店舗への集客力アップにつながる仕組みの構築・強化。

ホ.着方教室の展開

きものを着る機会を提供し、きものを着ることの楽しさを感じていただき、きものファン拡大に注力。

ヘ.SPA(注3)強化

消費者の嗜好の移り変わりを迅速に商品に反映させ、かつ、より価格競争力のある商品提供による競合他社との差別化。

ト.ワンストップサービス(注4)戦略推進

顧客にとっての利便性を追求したワンストップサービスによる競合他社との差別化。

 

(注1)「悉皆」とは、きもの等の丸洗い、シミ抜き、刺繍直し、仕立直し等、きもの等にまつわるお手入れ全般を指します。

(注2)「O2O」とは「Online to Offline」の略で、インターネット上のウェブコンテンツやSNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)におけるサービス(Online)を実在する店舗(Offline)での集客力アップや購買促進につなげる仕組みのことを指します。

(注3)「SPA」とは、Speciality store retailer of Private label Apparelの略で、「製造小売」の意味であります。企画から製造、小売までを一貫して行うビジネスモデルを指します。

 

(注4)「ワンストップサービス」とは、当社グループ店舗において成人式用の振袖等をお求めいただいた顧客に対して自社所有フォトスタジオでの前撮り写真撮影、成人式当日のメイク・着付け等を提供するサービスを指します。

 

② ウエディング事業について
イ.プロデュース体制維持・強化

コンシェルジュ、コンダクターから料理、写真、装花、美容など各セクション内製化(社員)。各セクションの専門スタッフがチームとなりカップル一組一組をプロデュース。

ロ.リゾートウエディング展開

沖縄への進出。

ハ.海外展開

アジアマーケットへの進出。

ニ.トレンドに合わせたプランの提供

夏プラン・冬プラン・直近プラン・挙式のみ・パーティーのみ等カップル一組一組のニーズに合わせたプランの開発、提供。

ホ.広告強化

認知度向上、新規集客数増を目指し結婚情報誌等への積極的な広告掲載。

 

(5) 会社の対処すべき課題

当社グループは、「日本文化をもっと身近にする」「私たちのおもてなしを世界に広げる」「世の中を楽しく変えていく」を経営理念に掲げ、和装事業として呉服等の販売、振袖等の販売・レンタル、成人式の前撮り写真撮影サービス、成人式当日の着付け及びヘアメイクサービス、きものの着方教室の運営等、並びにウエディング事業として結婚式場の運営等を行っております。

各事業の対処すべき課題は以下のとおりです。

 

① 和装事業 
 イ.出店コスト・店舗運営費用の削減による収益性の向上

創業当時、呉服業界では、売れ残った在庫商品は小売店が製造元に返品するという商習慣が一般的でした。この商習慣により、呉服商品は、製造元にとっては返品リスクがあることから自ずと高値となり、消費者にとって敷居の高いものとなっておりました。そこで、当社グループではリーズナブルな価格で顧客に商品を提供するため、製造元から呉服商品を現金で買い取る仕入制度を導入し、「小売主体の流通の構築」「適正価格の実現」を図ってまいりました。

また、顧客の多様なニーズに応えるためには、販売チャネルを増やすことが必要であると考え、創業当時から行っている催事販売に加え店舗販売にも力を入れてまいりました。具体的には、顧客が来店しやすい全国主要都市のオフィスビルやショッピングセンターへの出店、きものを着て楽しむイベントの開催、着方教室の運営等により業容拡大に努めてまいりました。

しかし、出店費用、店舗運営費用、外展費用、広告宣伝費等が増加傾向にあり、当事業の課題となっております。加盟店の出店など、より効率的な出店計画を策定し、店舗を使用したイベント開催を行うことで会場費・設営費・委託人件費を抑え、収益性のさらなる向上に努めてまいります。

 

ロ.少子化に伴う若年層の減少と受注金額の増加対策

成人式用の振袖及び卒業式用の袴等の販売並びにレンタルを行っている当社グループの主要顧客は、成人式や卒業式を迎える女性でありますが、少子化に伴う若年層の減少と多様化する顧客のニーズへの対応が課題であります。

少子化に伴う若年層の減少に対しては、人口が集中する首都圏の中でも特に大学・高校の集中するターミナルへの出店を進めることで受注を拡大させてまいりました。更に、中堅都市に出店をしている着方教室の分校を活用した振袖催事を行うことで販促エリアを拡大し、ソーシャルメディアを有効に活用することで当社の認知度を向上させてまいります。

 

多様化する顧客のニーズに対しては、商品面では多種多様な振袖在庫に加え時代のニーズに合わせた商品を仕入れ顧客に提供することで受注の増加に努めてまいりました。更に、当社グループでは仕入後3年間一度も回転しなかった在庫品については当社グループ「棚卸資産管理規程」に規定する評価基準に従い商品評価損を計上しておりますが、回転が鈍い在庫品の見える化を行い積極的に販売していくことで、商品回転数の増加を図り、商品評価損の計上額の最小化に努めております。

サービス面では当社グループで振袖等をお求めいただいた顧客に対して提供するワンストップサービス、成人式写真撮影スタジオの運営、着方教室の運営、悉皆サービス、また、長い和装の歴史の中で、多くの企業がチャレンジしては軌道に乗せられなかったデザインから生地の選定、製造、販売まで一貫して行う、振袖のSPA化に成功いたしました。究極の和装企画販売を展開することで、顧客の好みに応じた商品の価格を抑えて販売することにより、競合他社との差別化を図り、受注金額を増加させてまいります。

 

ハ.優秀な人材の確保及び育成

今後一層の事業拡大のため、人材の確保及び育成を重要な課題と認識しております。当社経営理念と共鳴する優秀な人材を確保し、持続的な成長を支える人材を育成すべく採用活動及び研修活動を強化してまいります。振袖や呉服の販売には高度な接客技術や商品知識が必要となります。そのために社員の定着化による販売力強化が必要であり、採用後の教育やサポート体制も構築し、離職者の削減にも対策を進めてまいります。

 

ニ.ダイレクトメールによる集客の減少

  グループは、名簿業者より取得した名簿情報を参考に、ダイレクトメール送付を行っております。ダイレクト              

 メール送付による受注件数は、当社グループが営業活動を行ううえで有効な販促手段のひとつとなっておりま 

 したが、個人情報保護法の改正後、名簿情報の使用状況は減少傾向にあります。当社では従来の集客対応に加

 え、ネットやSNSを通じた情報発信を強化し、あらゆるチャネルを通じて来店に繋がる情報発信や、ご成約者様

 や提携美容室からのご紹介による集客施策の実施等、様々な対策を進めております。

 

② ウエディング事業
イ.式場のリニューアル及び改装での稼働率維持・向上

既存式場につきましては、持続的な成長、企業価値を向上させるために、結婚式場のリニューアル及び改装が課題となっております。お客様のニーズに対応した現代における挙式スタイルの変化に伴うバンケットの変更を行ってまいります。全国的に新型コロナウイルス感染症の影響が縮小しており、挙式スタイルも変化の兆しが出ております。大人数挙式の魅力や感動を改めてアピールし、挙式単価の引き上げにも努めてまいります。

 

ロ.リゾートホテル&結婚式場の建設

沖縄におけるリゾートホテルと結婚式場の建設にあたり、現地自治体の各許認可の取得を進めて3年以上が経過して長期化しております。原材料費や人件費の高騰による着工開始時期の遅れの懸念もありますが、市場の動向を確認しつつ対応をしております。現状は、行政からの大きな許認可取得は終了しましたが、計画の変更が必要な場合は、改めて行政と調整のうえ、変更への対応を進めてまいります。

 

ハ.アジアマーケットにおけるウエディング事業の拡大

アジアマーケットにおけるウエディング事業の拡大が課題であります。2019年3月に中国の上海に1施設目の結婚式場をオープンし、2施設目が本年度にオープンいたしました。中国の婚礼市場は大変魅力的なマーケットであり、また、富裕層を中心にウエディングドレスやガーデンセレモニーといった婚礼の西洋化も進んでおります。現在、中国では希少な日本企業による結婚式場として、当社の強みである本物志向にこだわった内装と最先端の演出、そして「おもてなし」を重視したサービスでアジアマーケットにおけるウエディング事業の拡大を図ってまいります。

 

ニ.地域でのシェア拡大

本物志向にこだわった施設と専門的なサービスの内製化により高品質かつきめ細かなサービス等の提供をモットーとした結婚式場の運営により事業を拡大してまいりました。さらなる市場におけるシェアー拡大のため、外部の集客イベントへの参画による知名度のアップ、来館予約へのキャンセル防止対策、成約率が高い1件目来館の集客強化等の対策を進めております。

 

③ 全社
事業効率の最適化並びに各種コストの見直し

当社では、2021年4月に子会社である株式会社ChouChouを吸収合併、2022年3月に東京本社を移転するなど、コロナ禍において、事業効率の最適化を図ってまいりました。今後も、子会社を含めたグループ全体の費用対効果を検証し、事業効率の最適化並びに各種コストの見直しを図ってまいります。

 

 

3 【事業等のリスク】

以下において、当社グループの事業展開上のリスク要因となる可能性があると考えられる主な事項を記載しております。また、必ずしも事業上のリスクに該当しない事項についても、投資家の判断上、重要であると考えられる事項については、投資家に対する積極的な情報開示の観点から以下に記載しております。

当社グループはこれらのリスク発生の可能性を十分認識した上で、発生の回避及び発生した場合の対応に努める方針でありますが、当社株式に関する投資判断は、本項及び本書中の本項以外の記載内容も併せて、慎重に検討した上で行われる必要があると考えております。

また、本項の記載内容は当社株式の投資に関する全てのリスクを網羅しているものではありません。

以下の記載のうち将来に関する事項は、特段の記載が無い限り、本書提出日現在において当社グループが判断したものであり、不確実性を内在しているため、実際の結果と異なる可能性があります。

 

① 事業環境に関するリスクについて
イ.自治体における成人式の開催について

当社グループは、成人式用振袖等の販売及びレンタル事業等を行っております。

総務省統計局の発表によりますと、少子化は進みつつあるものの当社グループの主要顧客である新成人女性の人口は約55万人前後となり、引き続き大きな市場があると考えております。

しかしながら、成人式を主催する自治体がコロナウイルス感染症拡大防止等により成人式の開催を中止した場合、当社グループの財政状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。

 

ロ.名簿情報取得について

当社グループは、名簿業者より取得した名簿情報を参考に、ダイレクトメール送付を行っております。

ダイレクトメール送付による受注件数は、当社グループが営業活動を行う上で有効な販促手段の一つとなっておりました。

しかし個人情報保護法の改正後、名簿情報の使用状況は減少傾向にあります。新たな名簿情報の入手が困難となっている状況において、他の集客方法による受注が十分獲得できなかった場合、当社グループの財政状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。

 

ハ.季節的変動について

(和装事業)

当社グループの主力商品の一つであります成人式用振袖の販売及びレンタルは、例年その受注活動を、成人式までに納品が可能な7月~9月と、成人式終了後に翌年の新成人を対象とする1月~3月に重点的に行っております。また、売上高の計上(顧客へのお引渡し)につきましては、受注後、仕立てを行うため、受注から1~3ヶ月前後のタイムラグがある事から10月~1月、3月に集中する傾向にあります。

当社グループはこの季節的変動を考慮した計画策定を行っておりますが、何らかの理由により計画どおりに受注を獲得できなかった場合、当社グループの財政状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。

なお、2023年3月期の各四半期の売上高と売上総利益は以下のとおりであります。

(単位:千円)

 

第1四半期

連結会計期間

2022年4月1日

2022年6月30日

第2四半期

連結会計期間

2022年7月1日

2022年9月30日

第3四半期

連結会計期間

2022年10月1日

2022年12月31日

第4四半期

連結会計期間

2023年1月1日

2023年3月31日

第33期連結会計年度

2022年4月1日

2023年3月31日

売上高

2,982,879

3,675,264

4,075,399

4,085,718

14,819,262

売上総利益

1,844,159

2,359,606

2,694,697

2,399,404

9,297,868

 

(注) 1.第4四半期連結会計期間は、当社グループで成人式用の振袖をお求め頂いた顧客に対し提供している成人式当日の振袖の着付けサービスやメイクサービスに係る費用や成人式後のレンタル振袖の返却に伴うクリーニング等の費用を売上原価として計上することから、他の四半期連結会計期間に比べ売上原価率が大きくなる傾向にあります。

 

 

(ウエディング事業)

一般的に挙式・披露宴は春(3月~5月)、秋(9月~11月)に多く行われる傾向があり、当社グループの各式場においても同様の季節的変動を受けております。

当社グループはこの季節的変動を考慮した計画策定を行っておりますが、何らかの理由により計画どおりに受注を獲得できなかった場合、当社グループの財政状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。

なお、2023年3月期の各四半期の売上高と売上総利益は以下のとおりであります。

(単位:千円)

 

第1四半期

連結会計期間

2022年4月1日

2022年6月30日

第2四半期

連結会計期間

2022年7月1日

2022年9月30日

第3四半期

連結会計期間

2022年10月1日

2022年12月31日

第4四半期

連結会計期間

2023年1月1日

2023年3月31日

第33期連結会計年度

2022年4月1日

2023年3月31日

売上高

1,145,198

853,675

1,579,721

1,349,490

4,928,086

売上総利益

659,471

463,187

950,553

751,175

2,824,387

 

 

ニ.市場規模の縮小傾向について

(和装事業)

呉服業界におきましては、産地工房の職人等作り手の高齢化、消費者のライフサイクルの変化等の影響により市場の縮小傾向が続いておりましたが、近年下げ止まり傾向にありました。しかしながら、2020年は新型コロナウイルス感染症の拡大により、人生の節目のイベントの制限を受けました。2021年における市場規模は2,110億円、2022年予想は2,210億円(矢野経済研究所「きもの産業年鑑2022年版」)となり、新型コロナウイルスによる下落から回復してまいりました。

当社グループは、きものの着方教室において、単にきものの着方を教えるだけでなく、きものを着て名所にお出掛けする等のイベントの開催を通じきものを着る機会を提供し、きものを着ることの楽しさを感じて頂き、きものファン拡大に努める等、潜在的なニーズの掘り起こしを行うことで、新たな需要の創出及び事業拡大に努めてまいりました。今後、SPA(製造小売)の強化・拡大により、消費者の嗜好の移り変わりを迅速に商品に反映させ、かつ、より価格競争力のある商品を提供していくことにより、更なる事業拡大に努めてまいります。

しかしながら、市場規模の縮小傾向が更に続いた場合、当社グループの財政状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。

 

(ウエディング事業)

ウエディング業界におきましては、挙式・披露宴をしない「ナシ婚」や招待客数を絞り込んだ「少人数結婚」が広がっており、市場規模拡大という点においてはマイナスに作用する傾向にあります。

当社グループでは、本物志向にこだわった施設(建築技法や材質、調度品や美術品等)と専門的なサービスの内製化(料理、装花、美容、写真撮影、アルバム等フォト製品の企画・開発)により、高品質かつきめ細かなサービス等の提供をモットーとした結婚式場の運営により需要の喚起及び事業の拡大に努めてまいりました。

しかしながら、市場規模の縮小傾向が更に続いた場合、当社グループの財政状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。

 

ホ.少子化問題について

(和装事業)

当社グループは、1981年をピークに低迷しているといわれている呉服業界に属しながら、販売チャネルの拡大及び出店戦略により着実に事業を拡大させてまいりました。

しかしながら、当社グループが取り扱う振袖につきましては、主要顧客は成人式前の女性に絞られていることから、今後、少子化の影響に伴って、対象年齢以下の人口が減少した場合には、当社グループの財政状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。

 

(ウエディング事業)

総務省「国勢調査」及び「国立社会保障・人口問題研究所の将来推計人口」によりますと、わが国における結婚適齢期といわれる男女の人口は減少傾向にあると予測されております。また厚生労働省「令和4年(2022年)人口動態統計の年間推計」によりますと2021年1年間における婚姻組数は約50万組と、前年より約2万4千組の減少となりました。今後も結婚適齢期といわれる人口及び婚姻組数が減少した場合、当社グループの財政状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。

 

ヘ.競合について

(和装事業)

呉服業界は、縮小しているきもの市場の環境下において企業淘汰が顕著な業界であります。このような状況の中、当社グループは、幅広い販売チャネル網を活用し、振袖の納品から成人式当日に至るまでの間、着付け、撮影等のサポート体制を確立し、顧客ニーズにマッチした商品やサービスの創出・提供により、競争力を高め、顧客満足度の向上を図り競合他社との差別化を実現することで事業を拡大してまいりました。

しかしながら、今後競合他社が当社グループのサービス等を模倣、追随し、当社グループの特徴が標準的なものとなり差別化が難しくなる場合、また、競合他社が低価格を前面に打ち出した営業を展開した等の場合、結果として当社グループの財政状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。

 

(ウエディング事業)

当社グループのウエディング事業は、英国風のチャペル挙式及びハウスウエディングをコンセプトにした「キャメロットヒルズ」「グラストニア」「ネオス・ミラベル」「嘉美麓徳高端婚礼会館 大寧店」「嘉美麗徳高端婚礼会館 虹橋店」並びに「和魂洋才」をコンセプトにした「百花籠」を運営しております。

本物志向にこだわった施設(建築技法や材質、調度品や美術品等)と専門的なサービスの内製化(料理、装花、美容、写真撮影、アルバム等フォト製品の企画・開発)により、高品質かつきめ細かなサービス等の提供をモットーとした結婚式場の運営により事業を拡大してまいりました。

しかしながら、今後当社グループが運営する式場と同一商圏に競合他社が参入又は異業種からウエディング事業に新規参入するなど、他社との競合状況が激化した場合には、当社グループの財政状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。

 

ト.ブランドイメージの毀損について

当社グループの和装事業において、呉服・振袖等きもの全般を扱う「一蔵」、主に振袖を扱う「オンディーヌ」など購買層、集客チャネル別にブランドを展開しております。また、ウエディング事業においては、本物志向にこだわった施設と専門的なサービスの内製化により、高品質かつきめ細やかな婚礼サービスの提供をしております。

当社グループでは顧客からクレーム等を受けた場合、各事業本部及び総務部法務課等関連部門が連携し適切に対応できる体制となっております。

しかしながら、当社グループの商品・サービスに対し否定的な風評が拡大しブランドイメージの毀損が発生した場合には、当社グループの財政状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。

 

チ.成人の年齢引き下げについて

2018年6月13日、成人の年齢を20歳から18歳に引き下げることを柱とした民法改正案、及びそれに関連する法律の改正案が参議院本会議で可決され、成立いたしました。この改正等により成人式のあり方に何らかの大きな変化(受験期を避けるための開催時期の変更、主催者の変更等)が発生した場合、当社グループの財政状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。

 

リ.グローバル事業展開に関する影響

当社グループは、アジアマーケットにおけるウエディング事業の拡大を目的として、中国上海市に現地法人を設立いたしました。2019年3月に1施設目の結婚式場を開業し、2022年9月に2施設目を開業致しました。グローバル事業におけるリスクに対しては可能な限りのリスクヘッジを講じてはおりますが、予期できない法制度の変化による各種規制や税制・相場制度の変更、政情不安、景気変動などにより、当社グループの財政状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。

② 事業内容に関するリスクについて
イ.出店について

(和装事業)

当社グループでは、出店を成長戦略の一つと捉えております。交通アクセスが良く、人が集まり、当社グループ他店舗や施設と商圏が重ならないエリアを出店予定地域とし、面積や賃借料等の賃貸条件を勘案し出店場所を選定しております。

しかしながら、当社グループの出店条件に合致した物件がなく出店が出来ない場合や、出店が遅れた場合、また出店後に立地・経済環境・競合店状況等に変化が生じた場合には、当社グループの財政状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。

 

ロ.加盟店との取引について

(和装事業)

当社グループは、直営店又は加盟店を通じて一般顧客に対して呉服等の販売、振袖等の販売・レンタル等を行っております。

加盟店は当社の販売チャネルの一つとして非常に重要な役割を担っていると認識しております。

当社グループと加盟店との間において、今後も友好的関係を構築・維持できるものと認識しておりますが、何らかの理由による関係悪化等により取引の継続が困難となった場合には、当社グループの財政状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。

 

ハ.個人情報流出のリスクについて

当社グループは、和装事業として呉服等の販売、振袖等の販売・レンタル、成人式の前撮り写真撮影サービス、成人式当日の着付け及びメイクサービス、きものの着方教室の運営等、並びにウエディング事業として結婚式場の運営等を通じて各種の個人情報を保有しております。

当社グループでは、個人情報の漏洩の防止はもちろん、不適切な利用や改ざん等を防止するため、個人情報の管理を事業運営上の重要事項の一つと捉えております。個人情報保護規程及び情報システム管理規程を制定し、個人情報を厳格に管理するとともに、全従業員への教育を実施する等、個人情報の保護に積極的に取り組んでおります。

しかしながら、外部からの不正アクセスや社内管理体制の瑕疵等により個人情報が外部に流出した場合、当社グループへの損害賠償請求や社会的信用の失墜により、当社グループの財政状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。

 

ニ.差入保証金について

当社グループは、賃借により出店を行うことを基本方針としており、土地・施設の賃借に際して家主に差入保証金を差し入れております。差入保証金は、概ね賃貸借契約終了をもって当社グループに返還されるものでありますが、家主のその後の財政状態によって回収が困難となった場合には、当社グループの財政状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。

 

ホ.有利子負債依存度が高いことについて

当社グループは、これまで新規出店にかかる設備投資等を、金融機関からの借入等により調達してまいりました。有利子負債残高、有利子負債依存度及び支払利息は下表のとおりであります。

今後は、営業活動によるキャッシュ・フローの拡大から生み出される余剰資金等により、有利子負債依存度の改善を進め、財務体質の強化に努める方針ではありますが、新たな設備投資等に伴う金融機関からの借入の増加や、金融情勢の変動により金利が大幅に上昇した場合には、当社グループの財政状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。

 

第33期連結会計年度末

2023年3月31日現在

有利子負債残高(千円)(注)1

5,599,869

有利子負債依存度(%)(注)2

29.3

支払利息(千円)

22,554

 

(注) 1.有利子負債残高は、金融機関からの短期及び長期借入金(1年内返済予定の長期借入金を含む)、リース債務及び長期リース債務の合計であります。

2.有利子負債依存度は、有利子負債残高を総資産で除した数値を記載しております。

 

ヘ.固定資産の減損について

当社グループは、保有する固定資産に対して「固定資産の減損に係る会計基準」を適用しております。今後、店舗や式場等の収益性やキャッシュ・フローの状況が悪化したり、保有資産の市場価格が著しく下落したこと等により、減損処理が必要になった場合、当社グループの財政状態及び経営成績に影響を与える可能性があります。

 

ト.ウエディング事業における多額の設備投資計画について

当社グループは、ウエディング事業の更なる事業拡大のため、沖縄県名護市に宿泊施設を併設した結婚式場の建設を計画しております。当該計画は現在、昨今の建設関連費用の高騰により、当初見込みの建設等の予算額(3,300,000千円)を著しく上回る見通しとなったことから、当該施設の建設、開業時期につきましては調整中であります。

当該計画については、十分な調査及びマーケティングを実施しておりますが、何らかの事情により当該施設開発計画に変更があった場合、工期が当初の想定より遅延した場合又は多額の設備投資に対し、当該施設が当社の想定通りに収益を計上できなかった場合、当社グループの財政状態及び経営成績に影響を与える可能性があります。

 

③ 会社組織のリスクについて
イ.特定人物への依存について

当社グループの代表取締役社長である河端義彦は、当社グループの創業者であり、創業以来当社の代表取締役社長として、経営方針及び事業戦略を決定するとともに、新規ビジネスの開拓及びビジネスモデルの構築から事業化に至るまでの過程において重要な役割を果たしております。

当社グループは、権限の委譲や人材の育成、取締役会等において役員及び従業員の情報共有を図ることで、同氏に過度に依存しない経営体制の構築を進めております。

しかしながら、何らかの理由により同氏の業務遂行が困難になった場合には、当社グループの財政状態及び経営成績に影響を与える可能性があります。

 

ロ.人材の確保、育成について

当社グループは、事業規模の拡大による業務量の増加に伴い、人材の確保・育成は重要な経営課題であると認識しており、定期採用も中途採用も積極的に行うと同時に、社内研修等により人材育成の充実に努めております。

しかしながら、いずれも継続的な人材の確保を保証するものではなく、適切な人材を十分確保できなかった場合には、当社グループの事業拡大が制約を受ける可能性があり、当社グループの財政状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。加えて、店舗人員の退職者が一時的に多数発生した場合は、当社グループの営業力が低下し、当社グループの事業拡大が制約を受け、当社グループの財政状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。

 

ハ.内部管理体制

当社グループは、当社グループの事業展開や成長を支えるため、今後も内部管理体制の一層の充実・強化を図っていく方針でありますが、事業の拡大及び人員の増加に対して適時適切な組織的対応ができなかった場合、事業展開に影響が出る等、当社グループの財政状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。

 

④ 各種法規制について
イ.食品衛生法

ウエディング事業は、「食品衛生法」等の規制を受けており、管轄保健所から営業許可を取得しております。衛生面に関しましては、各セクションに食品衛生管理者を選任し、細心の注意を払い営業しております。しかし、食中毒等が発生した場合は、当社グループへの損害賠償請求や社会的信用の失墜により、当社グループの財政状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。

 

ロ.労働法

2019年に施行された働き方改革関連法をはじめ、労働法関連の強化が進む中、当社では研修強化や管理体制構築により法令遵守を徹底しておりますが、万が一これらの規制を遵守出来ないときは罰則等を受け、社会的信用の失墜により、当社グループの財政状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。

 

ハ.不当景品類及び不当表示防止法

当社グループは、カタログ等の広告物を制作するに当たり「不当景品類及び不当表示防止法」及びその後改正された法律並びに関係法令等の規制を受けております。当社グループでは社員教育の実施や管理体制の構築等により当該諸法令の遵守を徹底しておりますが、万が一、これらの規制を遵守できなかった場合は、措置命令を受け、社会的信用の失墜により、当社グループの財政状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。

また、今後新たな法令等の制定、既存法令等の解釈変更等による広告業界の自主ルールの整備や強化等がなされ事業が制約を受けることになった場合、当社グループの財政状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。

 

ニ.当社事業の販売及びサービスに関する法的規制について

当社グループは、電話販促や通信販売を行うことによる「特定商取引に関する法律」の規制、店舗販売員による販売勧誘を行うことによる「消費者契約法」の規制及び個人消費者保護の観点から制定された各種法令の規制を受けております。当社グループでは社員教育の実施や管理体制の構築等により当該諸法令の遵守を徹底しておりますが、万が一、これらの規制を遵守できなかった場合は、行政処分の対象となることがあり、当社グループの財政状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。

また、将来において、これらの法令等の改正又は新たな法令等が制定され、当社グループが適切に対応できない場合には、当社グループの財政状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。

 

⑤ その他
自然災害について

当社グループは、一定の集客が見込める全国主要都市のオフィスビルやショッピングセンター等に店舗を構え事業を展開しておりますが、これらの地域において予測不能な地震、風水害等の自然災害が発生し、本社及び各店舗に影響が生じ業務を停止せざるを得ない状況や、建物や設備が損傷しその修復に多大な費用が必要となった場合、当社グループの財政状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。

また、新型コロナウイルス感染症の感染状況は、先行きの不透明さは続くものと見込まれます。今後再び感染が拡大し緊急事態宣言等政府より行動制限の発令がされた場合、当社グループは行政の指導に基づき、安心安全な事業活動を最優先いたしますが、営業活動の制限等により当社グループの財政状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。

 

 

4 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】
(1) 経営成績等の状況の概要

当連結会計年度における当社グループ(当社及び連結子会社)の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下「経営成績等」という。)の状況の概要は次のとおりであります。

 

① 経営成績の状況

 当連結会計年度(2022年4月1日~2023年3月31日)におけるわが国経済は、新型コロナウイルス感染症の影響が長期化する中で行動制限が徐々に緩和され、個人消費は持ち直し、経済活動の正常化の動きが見られました。一方で、円安の進行やウクライナ情勢の長期化による世界的な資源・原材料価格の高騰などを背景とした急激な物価上昇により、国内景気の下振れリスクが存在しており、依然として先行き不透明な状況が続いております。

 このような状況のもと、当社グループにおきましては、お客様、従業員の安心・安全を第一に、引続き新型コロナウイルス感染予防対策を徹底し、店舗・教室、式場の運営に臨んでまいりました。

 

(和装事業)

 和装事業におきましては、3年ぶりに緊急事態宣言やまん延防止等重点措置などの各種制限もなく、催事等も計画通りに開催することができ、受注も堅調に推移いたしました。11月には、"きものが持つ多様性″をテーマに第2回目となるきものコンテスト「Universal Kimono Award 2022」を開催するなど、きものが本来持っている価値や新たな魅力、可能性を発信してまいりました。この結果、当連結会計年度の和装事業の売上高は14,819,262千円(前期比3.2%増)セグメント利益は受注獲得に向けた催事関連費用、教室生徒獲得に向けた募集費用などを積極的に投下したこともあり847,176千円(前期比19.7%減)となりました。

 なお、当連結会計年度末の受注残高は、5,064,696千円(前連結会計年度末比4.5%増)となっております。

 

(ウエディング事業)

 ウエディング事業におきましては、国内では3年ぶりの緊急事態宣言やまん延防止等重点措置などの各種制限のない状況の中、来館客数も回復し、結婚式の受注、施行ともに好調に推移いたしました。一方、中国上海の子会社では、新型コロナウイルス感染症拡大に伴い、2022年3月28日から約2ヵ月間にわたり上海市政府によるロックダウンが行われた影響で、2022年4月から6月にかけては結婚式の受注、施行が行えない状況となりました。国内式場の施行回復により、当連結会計年度のウエディング事業の売上高は4,928,086千円(前期比17.0%増)セグメント利益は427,251千円(前期比186.4%増)となりました。

 なお、当連結会計年度末の受注残組数は、国内での施行が好調に推移したことにより、1,194組(前連結会計年度末比11.2%減)となっております。

 

(全社)

上記の結果、当連結会計年度の業績は、売上高19,747,349千円(前期比6.4%増)営業利益553,597千円(前期比8.5%増)経常利益570,173千円(前期比8.8%減)親会社株主に帰属する当期純利益597,264千円(前期比3.2%減)となりました。

 

② キャッシュ・フローの状況

当連結会計年度末における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)の残高は1,254,472千円となりました。

当連結会計年度末における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。

 

(営業活動によるキャッシュ・フロー)

営業活動の結果増加した資金は1,063,310千円となりました。これは主に税金等調整前当期純利益554,005千円減価償却費519,685千円前受金の増加253,065千円があった一方で、棚卸資産の増加78,323千円未払消費税等の減少133,629千円があったことによります。

 

 

(投資活動によるキャッシュ・フロー)

 投資活動の結果使用した資金は1,494,049千円となりました。これは主に定期預金の預入による支出244,850千円固定資産の取得による支出1,136,636千円投資有価証券の取得による支出200,000千円があったことによります。

 

(財務活動によるキャッシュ・フロー)

財務活動の結果得られた資金は10,642千円となりました。これは主に長期借入れによる収入944,000千円があった一方で、短期借入金の減少額310,000千円長期借入金の返済による支出524,726千円配当金の支払額77,191千円があったことによります。

 

③ 生産、受注及び販売の実績
イ.生産実績

当社グループでは生産活動を行っていないため、生産実績の記載を省略しております。

 

ロ.仕入実績

当連結会計年度の仕入実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。

 

セグメントの名称

当連結会計年度

(自 2022年4月1日

至 2023年3月31日)

前年同期比(%)

和装事業                  (千円)

3,652,760

103.6

ウエディング事業              (千円)

925,014

121.3

        合計             (千円)

4,577,775

106.8

 

(注) 1.セグメント間の取引については内部振替後の数値によっております。

2.和装事業の仕入実績額には、レンタル商品勘定に振替計上した413,247千円が含まれております。

3.ウエディング事業の仕入実績額には、レンタル商品勘定に振替計上した31,213千円が含まれております。

 

ハ.受注実績

当連結会計年度の受注実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。

① 和装事業

 

当連結会計年度

(自 2022年4月1日

至 2023年3月31日)

受注高(千円)

前年同期比(%)

受注残高(千円)

前年同期比(%)

15,068,286

102.5

5,064,696

104.5

 

(注) 売上高の計上につきましては、受注後、仕立てを行うため、受注から1~3ヶ月前後のタイムラグがあります。

 

② ウエディング事業

 

当連結会計年度

(自 2022年4月1日

至 2023年3月31日)

受注件数(件)

前年同期比(%)

受注件数残高(件)

前年同期比(%)

1,559

102.4

1,194

88.8

 

(注) ウエディング事業につきましては、挙式施行後に金額が確定するため、ご成約の申込金をお預りしている件数(受注件数)を表示しております。

 

ニ.販売実績

当連結会計年度の販売実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。

 

セグメントの名称

当連結会計年度

(自 2022年4月1日

至 2023年3月31日)

前年同期比(%)

和装事業                  (千円)

14,819,262

103.2

ウエディング事業              (千円)

4,928,086

117.0

         合計            (千円)

19,747,349

106.4

 

(注) セグメント間の取引については内部振替後の数値によっております。

 

(2) 経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容

経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。

なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものであります。

 

① 重要な会計方針及び見積り

当社グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成されております。この連結財務諸表の作成にあたって、経営者による会計方針の選択・適用、資産・負債及び収益・費用の報告金額及び開示に影響を与える見積りを用いております。経営者は、これらの見積りについて過去の実績や現状等を勘案し合理的に判断しておりますが、実際の結果は、見積り特有の不確実性があるため、これらの見積りと異なる場合があります。

当社グループの連結財務諸表で採用する重要な会計方針については、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1) 連結財務諸表 注記事項(連結財務諸表作成のための基本となる重要な事項)」に記載しております。

 

② 当連結会計年度の経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容
イ.財政状態の分析

(資産の部)

当連結会計年度末における総資産は19,136,278千円(前連結会計年度末比5.2%増)となりました。

 流動資産の残高は9,905,330千円(前連結会計年度末比0.8%減)となりました。これは主に売掛金が55,152千円商品が59,920千円増加した一方で、現金及び預金が185,367千円減少したことによります。

 固定資産の残高は9,230,947千円(前連結会計年度末比12.4%増)となりました。これは主に建物及び構築物(純額)が675,307千円投資有価証券が202,983千円増加したことによります。

 

(負債の部)

当連結会計年度末における負債は15,142,247千円(前連結会計年度末比2.4%増)となりました。

 流動負債の残高は12,581,751千円(前連結会計年度末比1.2%減)となりました。これは主に前受金が261,907千円増加した一方で、短期借入金が310,000千円その他が150,335千円減少したことによります。

 固定負債の残高は2,560,495千円(前連結会計年度末比24.2%増)となりました。これは主に長期借入金が422,725千円退職給付に係る負債が47,709千円増加したことによります。

 

(純資産の部)

 当連結会計年度末における純資産は3,994,030千円(前連結会計年度末比17.3%増)となりました。これは主に親会社株主に帰属する当期純利益597,264千円を計上したこと、配当金77,191千円を支払ったこと、為替換算調整勘定が66,497千円増加したことによります。

 

 

ロ.経営成績の分析

(売上高)

当連結会計年度における売上高は、19,747,349千円(前期比6.4%増)となりました。

和装事業に関しましては、3年ぶりに緊急事態宣言やまん延防止等重点措置などの各種制限もなく、催事等も計画通りに開催することができ、受注も堅調に推移したことにより14,819,262千円(前期比3.2%増)となり、ウエディング事業に関しましては、国内式場の施行が好調に推移したことにより4,928,086千円(前期比17.0%増)となりました。

 

(売上総利益)

当連結会計年度における売上総利益は、12,122,256千円(前期比6.2%増)となりました。

売上高の回復に伴い売上総利益が増加いたしました。

 

(営業利益)

当連結会計年度における営業利益は、553,597千円となりました。

給与手当2,926,626千円広告宣伝費2,305,313千円地代家賃1,456,621千円減価償却費518,870千円などを計上したことによります。

 

(経常利益)

当連結会計年度における経常利益は、570,173千円となりました。

営業外収益として、為替差益3,315千円助成金収入4,708千円残余財産分配金5,923千円を計上したことなどによります。

 

(税金等調整前当期純利益)

当連結会計年度における税金等調整前当期純利益は、554,005千円となりました。

 

(親会社株主に帰属する当期純利益)

当連結会計年度における親会社株主に帰属する当期純利益は、597,264千円となりました。

今後の業績動向を踏まえ、繰延税金資産の回収可能性を慎重に検討した結果、繰延税金資産を計上し法人税等調整額を△87,361千円計上したことなどによります。

 

ハ.キャッシュ・フローの分析

当連結会計年度のキャッシュ・フローの概況につきましては、「第2 事業の状況 4 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 (1) 経営成績等の状況の概要 ② キャッシュ・フローの状況」をご参照ください。

 

(3) 資本の財源及び資金の流動性

当社グループの事業活動における資金需要の主なものは、和装事業における新規出店に関わる有形固定資産投資及びウエディング事業における式場開設及び式場改装に関わる有形固定資産投資であります。

運転資金及び設備投資資金につきましては、内部留保金を超える資金を金融機関からの借入金により資金調達をすることとしております。なお、当期末の有利子負債残高は、5,599,869千円となりました。

 

(4) 経営成績に重要な影響を与える要因について

当社グループは、「第2 事業の状況 3 事業等のリスク」に記載のとおり、事業環境の変化や組織体制の整備等、様々なリスク要因が当社の成長や経営成績に重要な影響を与える可能性があると認識しております。そのため、当社グループは、常に市場の動向等に留意しつつ、内部管理体制を強化し、優秀な人材を確保並びに育成し、顧客ニーズにマッチした商品やサービスを展開していくことにより、経営成績に重要な影響を与えるリスク要因の低減を図ってまいります。

 

 

(5) 経営戦略の現状と見通しについて

当社グループは、和装事業については出店、催事、きものを着て楽しむイベントの開催及び着方教室の運営等により、また、ウエディング事業については本物志向のファシリティと専門的なサービスの内製化及び新サービスの提供等により、持続的な成長、企業価値の向上に努めてまいります。詳細につきましては、「第2 事業の状況 1 経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」に記載のとおりであります。

 

(6) 経営者の問題認識と今後の方針について

当社グループの経営陣は、現在の事業環境並びに入手可能な情報に基づき、迅速かつ最善な経営戦略の立案、施策の実施に努めております。当社グループが今後も持続的に成長するためには、事業規模の拡大に合わせて適時に人材拡充を進めると同時に、組織体制の整備を進めていくことが重要であると認識しております。このため、当社グループの出店計画に必要な人材を適時に採用すると同時に、将来の成長に対応した採用及び教育研修制度の拡充、新規出店による規模拡大や内部管理体制の強化等の組織整備を進めていく方針であります。

 

 

5 【経営上の重要な契約等】
1.和装事業

該当事項はありません。

 

2.ウエディング事業

 

契約締結日

2020年9月10日

2007年9月3日

2012年4月24日

契約の名称

事業用定期借地権設定契約書

事業用借地権設定契約公正証書

事業用定期借地権設定合意書

契約当事者

当社

当社

当社

相手先

一般個人

宗教法人龍興寺

秀松株式会社

契約の概要

内容

結婚式場(キャメロットヒルズ)に供する建物所有の目的に限定した契約相手先所有の土地に対する事業用定期借地権設定契約

期間

2020年10月1日から

2040年12月31日まで

対価

契約条件による

内容

結婚式場(グラストニア)に供する建物所有の目的に限定した契約相手先所有の土地に対する事業用定期借地権設定契約

期間

2008年5月14日から

2028年5月13日まで

対価

契約条件による

内容

結婚式場(百花籠)に供する建物所有の目的に限定した契約相手先所有の土地に対する事業用定期借地権設定契約

期間

2013年3月1日から

2033年2月28日まで

対価

契約条件による

 

 

契約締結日

2012年5月15日

2015年9月17日

2016年12月22日及び

2017年1月25日

契約の名称

事業用定期借地権設定合意書

土地賃貸借契約書

事業用借地権設定契約公正証書

契約当事者

当社

当社

当社

相手先

 

名古屋紙商事株式会社及び

一般個人

株式会社パナム

一般個人6名

契約の概要

内容

結婚式場(百花籠)に供する建物所有の目的に限定した契約相手先所有の土地に対する事業用定期借地権設定契約

期間

2013年3月1日から

2033年2月28日まで

対価

契約条件による

内容

結婚式場及び宿泊施設(沖縄予定地)に供する建物所有及び事業の目的に限定した契約相手先所有の土地に対する土地賃貸借契約

期間

開発許可取得日より

50年間

対価

契約条件による

内容

結婚式場(ネオス・ミラベル)に供する建物所有の目的に限定した契約相手先所有の土地に対する事業用定期借地権設定契約

期間

2017年3月1日から

2037年2月28日まで

対価

契約条件による

 

 

 

契約締結日

2017年1月16日

2018年9月12日

2021年6月9日

契約の名称

土地賃貸借契約書

建物賃貸借契約書

建物賃貸借契約書

契約当事者

当社

璨臻(上海)婚慶礼儀服務有限公司

璨臻(上海)婚慶礼儀服務有限公司

相手先

沖縄県字幸喜区

上海新業坊尚影企業発展有限公司

上海泰禾嘉奕物業管理有限公司

契約の概要

内容

結婚式場及び宿泊施設(沖縄予定地)に供する建物所有及び事業の目的に限定した契約相手先所有の土地に対する土地賃貸借契約

期間

開発許可取得日より

30年間

対価

契約条件による

内容

結婚式場(嘉美麓徳高端婚礼会館大寧店)に供する建物に対する賃貸借契約

 

 

期間

2019年1月1日から

2024年4月30日まで

対価

契約条件による

内容

結婚式場(嘉美麓徳高端婚礼会館虹橋店)に供する建物に対する賃貸借契約

 

 

期間

2021年6月21日から

2030年6月20日まで

対価

契約条件による

 

 

2 【主要な設備の状況】
(1) 提出会社

当社における主要な設備は、次のとおりであります。

 

 

 

 

 

 

2023年3月31日現在

事業所名
(所在地)

セグメントの

名称

設備の内容

帳簿価額

従業員数

(人)

建物及び

構築物

(千円)

土地

(千円)

(面積㎡)

敷金及び

保証金

(千円)

その他

(千円)

合計

(千円)

埼玉本社

(埼玉県さいたま市北区)

和装事業

全社(共通)

統括業務施設

85,875

363,975

(1,284.68)

38,809

488,659

75(17)

東京本社

(東京都千代田区)

和装事業

全社(共通)

統括業務施設

41,830

24,966

8,284

75,081

27(3)

キャメロットヒルズ

(埼玉県さいたま市北区)

ウエディング事業

結婚式場

465,948

474,869

(4,333.43)

20,657

6,432

967,907

64(18)

グラストニア

(愛知県名古屋市昭和区)

ウエディング事業

結婚式場

705,333

170,690

12,673

888,697

42(18)

百花籠

(愛知県名古屋市東区)

ウエディング事業

結婚式場

1,058,933

150,000

21,764

1,230,698

66(29)

ネオス・ミラベル

(山梨県笛吹市)

ウエディング事業

結婚式場

1,128,669

1,291

32,606

1,162,567

21(10)

 

(注) 1.現在休止中の主要な設備はありません。

2.帳簿価額のうち「その他」には車両運搬具・工具、器具及び備品・有形/無形リース資産、ソフトウエア等が計上されております。

3.従業員数は就業人員であり、臨時雇用者数は(  )内に年間の平均人員(8時間換算)を外数で記載しております。

4.上記の他、主要な賃借している設備は以下のとおりであります。

 

 

 

 

 

2023年3月31日現在

事業所名
(所在地)

セグメントの名称

設備の内容

従業員数

(人)

土地面積

(㎡)

年間賃借料
(千円)

東京本社

(東京都千代田区)

和装事業

全社(共通)

統括業務施設

(賃借)

27(3)

349.13

26,437

キャメロットヒルズ

(埼玉県さいたま市北区)

ウエディング事業

土地

(賃借)

64(18)

4,021.32

23,970

グラストニア

(愛知県名古屋市昭和区)

ウエディング事業

土地

(賃借)

42(18)

3,296.49

23,939

百花籠

(愛知県名古屋市東区)

ウエディング事業

土地

(賃借)

66(29)

4,704.03

70,560

ネオス・ミラベル

(山梨県笛吹市)

ウエディング事業

土地

(賃借)

21(10)

9,424.02

15,495

 

 

 

(2) 国内子会社

 

 

 

 

 

 

 

2023年3月31日現在

会社名

事業所名
(所在地)

セグメントの名称

設備の
内容

帳簿価額

従業員数
(人)

建物及び
構築物

(千円)

土地
(千円)
(面積㎡)

敷金及び
保証金

(千円)

その他

(千円)

合計

(千円)

㈱京都きもの学院

本社

(大阪府大阪市東淀川区)

和装事業

統括業務施設

8,227

65,079

192

73,499

14(25)

 

(注) 1.現在休止中の主要な設備はありません。

2.帳簿価額のうち「その他」には車両運搬具・器具及び備品が計上されております。

3.従業員数は就業人員であり、臨時雇用者数は(  )内に年間の平均人員(8時間換算)を外数で記載しております。

 

(3) 在外子会社

 

 

 

 

 

 

 

2023年3月31日現在

会社名

事業所名
(所在地)

セグメントの名称

設備の
内容

帳簿価額

従業員数
(人)

建物及び
構築物

(千円)

土地
(千円)
(面積㎡)

敷金及び
保証金

(千円)

その他

(千円)

合計

(千円)

璨臻(上海)婚慶礼儀服務有限公司

嘉美麓徳高端婚礼会館

大寧店

(上海市静安区)

ウエディング事業

結婚式場

584,957

56,121

20,875

661,953

21(-)

嘉美麓徳高端婚礼会館

虹橋店

(上海市閔行区)

ウエディング事業

結婚式場

859,204

19,693

77,522

956,419

17(-)

 

(注) 1.現在休止中の主要な設備はありません。

2.帳簿価額のうち「その他」には工具、器具及び備品・ソフトウエアが計上されております。

3.従業員数は就業人員であり、臨時雇用者数は(  )内に年間の平均人員(8時間換算)を外数で記載しております。

 

① 【株式の総数】

 

種類

発行可能株式総数(株)

普通株式

14,500,000

14,500,000

 

 

② 【発行済株式】

 

種類

事業年度末現在
発行数(株)

(2023年3月31日)

提出日現在
発行数(株)

(2023年6月29日)

上場金融商品取引所名又は

登録認可金融商品取引業協会名

内容

普通株式

5,516,335

5,516,335

東京証券取引所
スタンダード市場

完全議決権株式であり、権利内容に何ら限定のない当社における標準となる株式であります。なお、単元株式数は100株であります。

5,516,335

5,516,335

 

 

① 【ストックオプション制度の内容】

該当事項はありません。

 

② 【ライツプランの内容】

該当事項はありません。

 

 

(4) 【発行済株式総数、資本金等の推移】

 

年月日

発行済株式
総数増減数
(株)

発行済株式
総数残高
(株)

資本金増減額


(千円)

資本金残高

 

(千円)

資本準備金
増減額
(千円)

資本準備金
残高
(千円)

2018年7月20日

(注)1

9,250

5,505,533

3,769

1,016,468

3,769

1,005,767

2019年7月19日

(注)2

8,412

5,513,945

2,683

1,019,152

2,683

1,008,451

2020年7月22日

(注)3

2,390

5,516,335

464

1,019,617

464

1,008,916

2021年7月30日

(注)4

5,516,335

△969,617

50,000

1,008,916

 

(注) 1.特定譲渡制限付株式報酬としての新株式発行

発行価格      815円

資本組入額    407.5円

譲渡制限期間   2018年7月20日~2021年7月19日

割当先   当社の取締役(社外取締役を除く。)、執行役員 計5名

2.特定譲渡制限付株式報酬としての新株式発行

発行価格      638円

資本組入額     319円

譲渡制限期間   2019年7月19日~2022年7月18日

割当先   当社の取締役(社外取締役を除く。)、執行役員 計4名

3.特定譲渡制限付株式報酬としての新株式発行

発行価格      389円

資本組入額    194.5円

譲渡制限期間   2020年7月22日~2023年7月21日

割当先   当社の取締役(社外取締役を除く。) 計2名

4.会社法第447条第1項の規定に基づき、資本金を減少し、その他資本剰余金へ振り替えたものであります。

 

(5) 【所有者別状況】

 

2023年3月31日現在

区分

株式の状況(1単元の株式数100株)

単元未満
株式の状況(株)

政府及び
地方公共
団体

金融機関

金融商品
取引業者

その他の
法人

外国法人等

個人
その他

個人以外

個人

株主数
(人)

8

27

25

21

5

3,753

3,839

所有株式数

(単元)

2,500

1,196

363

823

12

50,223

55,117

4,635

所有株式数
の割合(%)

4.54

2.17

0.66

1.49

0.02

91.12

100

 

(注) 自己株式2,678株は、「個人その他」に26単元、「単元未満株式の状況」に78株含まれております。

 

 

(6) 【大株主の状況】

2023年3月31日現在

氏名又は名称

住所

所有株式数
(株)

発行済株式
(自己株式を
除く。)の
総数に対する
所有株式数
の割合(%)

河端義彦

東京都世田谷区

2,705,411

49.07

一蔵従業員持株会

埼玉県さいたま市北区大成町四丁目699番地1

208,671

3.78

白石隆治

埼玉県さいたま市北区

207,365

3.76

日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口)

東京都港区浜松町二丁目11番3号

147,200

2.67

株式会社日本カストディ銀行(信託口)

東京都中央区晴海一丁目8番12号

68,300

1.24

川崎祐一

東京都渋谷区

67,100

1.22

岩渕拓

沖縄県那覇市

65,200

1.18

株式会社SBI証券

東京都港区六本木一丁目6番1号

46,036

0.83

山本俊輔

茨城県水戸市

42,000

0.76

富安理之

北海道札幌市東区

32,500

0.59

3,589,783

65.11

 

 

① 【連結貸借対照表】

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

(単位:千円)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

前連結会計年度

(2022年3月31日)

当連結会計年度

(2023年3月31日)

資産の部

 

 

 

流動資産

 

 

 

 

現金及び預金

4,676,553

4,491,185

 

 

売掛金

997,300

1,052,452

 

 

商品

1,929,705

1,989,625

 

 

レンタル商品

1,321,078

1,272,285

 

 

仕掛品

530,760

575,972

 

 

原材料及び貯蔵品

93,382

115,433

 

 

その他

438,294

408,375

 

 

流動資産合計

9,987,075

9,905,330

 

固定資産

 

 

 

 

有形固定資産

 

 

 

 

 

建物及び構築物(純額)

※2 4,738,966

※2 5,414,274

 

 

 

土地

※2 1,320,750

※2 1,320,750

 

 

 

建設仮勘定

383,793

385,285

 

 

 

その他(純額)

220,990

228,509

 

 

 

有形固定資産合計

※1 6,664,501

※1 7,348,820

 

 

無形固定資産

 

 

 

 

 

ソフトウエア

36,394

92,217

 

 

 

その他

※2 52,966

※2 78,391

 

 

 

無形固定資産合計

89,361

170,609

 

 

投資その他の資産

 

 

 

 

 

投資有価証券

58,566

261,549

 

 

 

出資金

10

30

 

 

 

敷金及び保証金

1,278,143

1,248,345

 

 

 

繰延税金資産

92,887

180,188

 

 

 

その他

25,808

21,404

 

 

 

投資その他の資産合計

1,455,415

1,711,517

 

 

固定資産合計

8,209,277

9,230,947

 

資産合計

18,196,352

19,136,278

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

(単位:千円)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

前連結会計年度

(2022年3月31日)

当連結会計年度

(2023年3月31日)

負債の部

 

 

 

流動負債

 

 

 

 

買掛金

845,449

874,548

 

 

短期借入金

※2,※4 4,190,000

※2,※4 3,880,000

 

 

1年内返済予定の長期借入金

※2 451,764

※2 448,313

 

 

未払金

474,759

459,561

 

 

未払費用

316,469

343,828

 

 

未払法人税等

41,075

44,103

 

 

前受金

6,020,325

6,282,233

 

 

預り金

44,659

53,159

 

 

賞与引当金

1,650

1,425

 

 

その他

※3 344,914

※3 194,579

 

 

流動負債合計

12,731,068

12,581,751

 

固定負債

 

 

 

 

長期借入金

※2 768,929

※2 1,191,654

 

 

資産除去債務

345,978

355,974

 

 

繰延税金負債

1,015

955

 

 

退職給付に係る負債

588,731

636,440

 

 

役員退職慰労引当金

15,607

 

 

その他

340,545

375,471

 

 

固定負債合計

2,060,807

2,560,495

 

負債合計

14,791,875

15,142,247

純資産の部

 

 

 

株主資本

 

 

 

 

資本金

50,000

50,000

 

 

資本剰余金

1,978,533

1,978,533

 

 

利益剰余金

1,370,505

1,890,578

 

 

自己株式

17

17

 

 

株主資本合計

3,399,020

3,919,093

 

その他の包括利益累計額

 

 

 

 

その他有価証券評価差額金

33,506

36,489

 

 

為替換算調整勘定

28,049

38,447

 

 

その他の包括利益累計額合計

5,456

74,936

 

純資産合計

3,404,476

3,994,030

負債純資産合計

18,196,352

19,136,278

 

【連結損益計算書】

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

(単位:千円)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

前連結会計年度

(自 2021年4月1日

 至 2022年3月31日)

当連結会計年度

(自 2022年4月1日

 至 2023年3月31日)

売上高

※1 18,567,414

※1 19,747,349

売上原価

※2 7,153,253

※2 7,625,092

売上総利益

11,414,160

12,122,256

販売費及び一般管理費

※3 10,904,100

※3 11,568,659

営業利益

510,060

553,597

営業外収益

 

 

 

受取利息及び配当金

12,553

6,425

 

受取手数料

5,152

3,722

 

為替差益

72,036

3,315

 

助成金収入

58,486

4,708

 

残余財産分配金

5,923

 

その他

13,644

20,060

 

営業外収益合計

161,873

44,155

営業外費用

 

 

 

支払利息

21,683

22,554

 

和解金

17,500

 

その他

7,535

5,025

 

営業外費用合計

46,718

27,579

経常利益

625,215

570,173

特別利益

 

 

 

固定資産売却益

※4 54

 

特別利益合計

54

特別損失

 

 

 

固定資産除却損

※5 3,620

※5 5,569

 

減損損失

※6 107,741

※6 10,652

 

特別損失合計

111,362

16,222

税金等調整前当期純利益

513,853

554,005

法人税、住民税及び事業税

41,161

44,103

法人税等調整額

144,355

87,361

法人税等合計

103,194

43,258

当期純利益

617,047

597,264

非支配株主に帰属する当期純利益

親会社株主に帰属する当期純利益

617,047

597,264

 

1.報告セグメントの概要

当社の報告セグメントは、当社の構成単位のうち分離された財務情報が入手可能であり、取締役会が、経営資源の配分の決定及び業績を評価するために、定期的に検討を行う対象となっているものであります。

当社は、事業別のセグメントから構成されており、提供する商品、サービス等を考慮した上で集約し、「和装事業」「ウエディング事業」の2つを報告セグメントとしております。

「和装事業」は、呉服等の販売、振袖等の販売・レンタル、成人式の前撮り写真撮影サービス、成人式当日の着付け及びメイクサービス、きものの着方教室の運営等を行っております。

「ウエディング事業」は、結婚式場「キャメロットヒルズ」(埼玉県さいたま市北区)、「グラストニア」(愛知県名古屋市昭和区)、「百花籠」(愛知県名古屋市東区)、「ネオス・ミラベル」(山梨県笛吹市)、「嘉美麓徳高端婚礼会館 大寧店 (英訳名:Camelot-Hills Shanghai Daning)」(上海市静安区)、「嘉美麓徳高端婚礼会館 虹橋店 (英訳名:Camelot-Hills Shanghai Hongqiao)」(上海市閔行区) 等の運営を行っております。

 

① 【貸借対照表】

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

(単位:千円)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

前事業年度

(2022年3月31日)

当事業年度

(2023年3月31日)

資産の部

 

 

 

流動資産

 

 

 

 

現金及び預金

3,829,650

4,114,204

 

 

売掛金

987,831

1,039,871

 

 

商品

1,902,931

1,976,803

 

 

レンタル商品

1,321,078

1,272,285

 

 

仕掛品

524,188

574,642

 

 

原材料及び貯蔵品

88,233

106,273

 

 

短期貸付金

3,987

3,987

 

 

前払費用

180,076

207,043

 

 

その他

※2 78,227

※2 74,833

 

 

流動資産合計

8,916,204

9,369,946

 

固定資産

 

 

 

 

有形固定資産

 

 

 

 

 

建物

※1 3,994,731

※1 3,844,309

 

 

 

構築物

131,290

117,575

 

 

 

車両運搬具

5,966

3,930

 

 

 

工具、器具及び備品

165,320

140,924

 

 

 

土地

※1 1,320,750

※1 1,320,750

 

 

 

リース資産

11,795

35,434

 

 

 

建設仮勘定

261,937

339,853

 

 

 

有形固定資産合計

5,891,791

5,802,779

 

 

無形固定資産

 

 

 

 

 

借地権

※1 28,033

※1 28,033

 

 

 

ソフトウエア

27,545

87,278

 

 

 

ソフトウエア仮勘定

5,500

5,004

 

 

 

リース資産

16,485

42,939

 

 

 

商標権

2,948

2,414

 

 

 

無形固定資産合計

80,512

165,670

 

 

投資その他の資産

 

 

 

 

 

投資有価証券

58,566

261,549

 

 

 

関係会社出資金

975,950

975,960

 

 

 

関係会社株式

1,190,300

1,190,300

 

 

 

長期貸付金

※2 585,026

※2 760,619

 

 

 

長期前払費用

13,024

12,335

 

 

 

敷金及び保証金

1,144,465

1,107,451

 

 

 

繰延税金資産

92,887

180,188

 

 

 

その他

37

37

 

 

 

投資その他の資産合計

4,060,257

4,488,441

 

 

固定資産合計

10,032,561

10,456,891

 

資産合計

18,948,765

19,826,837

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

(単位:千円)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

前事業年度

(2022年3月31日)

当事業年度

(2023年3月31日)

負債の部

 

 

 

流動負債

 

 

 

 

買掛金

768,321

726,178

 

 

短期借入金

※1,※3 4,190,000

※1,※3 3,880,000

 

 

関係会社短期借入金

※2 950,000

※2 950,000

 

 

1年内返済予定の長期借入金

※1 451,764

※1 448,313

 

 

リース債務

9,065

22,436

 

 

未払金

428,806

433,847

 

 

未払費用

※2 287,121

※2 313,296

 

 

未払消費税等

242,821

114,158

 

 

未払法人税等

39,358

42,386

 

 

前受金

5,765,271

5,994,899

 

 

預り金

39,399

46,793

 

 

その他

103,533

73,795

 

 

流動負債合計

13,275,461

13,046,105

 

固定負債

 

 

 

 

長期借入金

※1 768,929

※1 1,191,654

 

 

長期未払金

304,811

302,677

 

 

リース債務

22,030

57,466

 

 

退職給付引当金

557,441

605,254

 

 

資産除去債務

325,977

335,944

 

 

その他

13,704

15,327

 

 

固定負債合計

1,992,893

2,508,323

 

負債合計

15,268,355

15,554,429

純資産の部

 

 

 

株主資本

 

 

 

 

資本金

50,000

50,000

 

 

資本剰余金

 

 

 

 

 

資本準備金

1,008,916

1,008,916

 

 

 

その他資本剰余金

969,617

969,617

 

 

 

資本剰余金合計

1,978,533

1,978,533

 

 

利益剰余金

 

 

 

 

 

その他利益剰余金

 

 

 

 

 

 

別途積立金

200,000

200,000

 

 

 

 

繰越利益剰余金

1,418,388

2,007,403

 

 

 

利益剰余金合計

1,618,388

2,207,403

 

 

自己株式

17

17

 

 

株主資本合計

3,646,904

4,235,919

 

評価・換算差額等

 

 

 

 

その他有価証券評価差額金

33,506

36,489

 

 

評価・換算差額等合計

33,506

36,489

 

純資産合計

3,680,410

4,272,408

負債純資産合計

18,948,765

19,826,837

 

② 【損益計算書】

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

(単位:千円)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

前事業年度

(自 2021年4月1日

 至 2022年3月31日)

当事業年度

(自 2022年4月1日

 至 2023年3月31日)

売上高

17,379,915

18,618,436

売上原価

6,658,845

7,157,443

売上総利益

10,721,070

11,460,992

販売費及び一般管理費

※1,※3 10,198,480

※1,※3 10,840,787

営業利益

522,589

620,205

営業外収益

 

 

 

受取利息

8,235

6,767

 

受取配当金

2,024

2,890

 

受取手数料

※3 5,152

※3 3,722

 

為替差益

72,036

3,315

 

助成金収入

56,986

2,208

 

残余財産分配金

5,923

 

その他

18,116

21,585

 

営業外収益合計

162,550

46,411

営業外費用

 

 

 

支払利息

※3 23,208

※3 24,079

 

和解金

17,500

 

その他

7,272

5,025

 

営業外費用合計

47,980

29,104

経常利益

637,159

637,513

特別損失

 

 

 

固定資産除却損

※2 2,705

※2 5,569

 

減損損失

107,741

10,652

 

特別損失合計

110,447

16,222

税引前当期純利益

526,712

621,290

法人税、住民税及び事業税

39,444

42,386

法人税等調整額

144,330

87,301

法人税等合計

104,885

44,915

当期純利益

631,597

666,205