株式会社フェニックスバイオ

PhoenixBio Co.,Ltd.
東広島市鏡山三丁目4番1号
証券コード:61900
業界:サービス業
有価証券報告書の提出日:2023年6月28日

(1)連結経営指標等

回次

第18期

第19期

第20期

第21期

第22期

決算年月

2019年3月

2020年3月

2021年3月

2022年3月

2023年3月

売上高

(千円)

1,228,363

1,310,861

1,013,543

1,324,817

2,124,051

経常利益又は経常損失(△)

(千円)

279,684

125,346

223,875

127,965

511,299

親会社株主に帰属する当期純利益又は親会社株主に帰属する当期純損失(△)

(千円)

297,499

415,715

238,002

387,970

493,329

包括利益

(千円)

331,940

392,510

265,423

361,958

499,537

純資産額

(千円)

1,542,655

1,161,844

1,093,990

828,151

1,514,470

総資産額

(千円)

1,905,299

2,784,325

2,516,324

2,280,467

3,018,661

1株当たり純資産額

(円)

527.82

395.69

332.47

249.05

413.63

1株当たり当期純利益又は1株当たり当期純損失(△)

(円)

101.96

141.84

73.60

117.50

145.23

潜在株式調整後1株当たり当期純利益

(円)

-

-

-

-

97.29

自己資本比率

(%)

80.97

41.70

43.45

36.12

49.79

自己資本利益率

(%)

-

-

-

-

42.41

株価収益率

(倍)

-

-

-

-

4.23

営業活動によるキャッシュ・フロー

(千円)

159,534

12,617

101,909

16,398

277,491

投資活動によるキャッシュ・フロー

(千円)

64,625

15,754

184,775

6,975

156,340

財務活動によるキャッシュ・フロー

(千円)

64,743

1,146,053

160,194

34,658

86,630

現金及び現金同等物の期末残高

(千円)

656,689

1,775,429

1,327,813

1,325,507

1,555,323

従業員数

(人)

72

71

69

66

65

(外、平均臨時雇用者数)

8

8

10

13

12

(注)1.第18期から第21期の潜在株式調整後1株当たり当期純利益については、潜在株式は存在するものの1株当たり当期純損失であるため記載しておりません。

2.第18期から第21期の株価収益率については、親会社株主に帰属する当期純損失のため記載しておりません。

3.第18期から第21期の自己資本利益率については、親会社株主に帰属する当期純損失のため記載しておりません。

4.「収益認識に関する会計基準」(企業会計基準第29号 2020年3月31日)等を第21期の期首から適用しており、第21期以降に係る主要な経営指標等については、当該会計基準等を適用した後の指標等となっております。

 

(2)提出会社の経営指標等

回次

第18期

第19期

第20期

第21期

第22期

決算年月

2019年3月

2020年3月

2021年3月

2022年3月

2023年3月

売上高

(千円)

1,235,388

1,310,861

1,013,543

1,324,817

2,124,051

経常利益又は経常損失(△)

(千円)

130,853

131,726

262,032

160,882

413,825

当期純利益又は当期純損失(△)

(千円)

148,162

616,793

264,349

163,208

397,158

資本金

(千円)

2,253,851

2,259,264

2,358,126

2,363,956

2,453,894

発行済株式総数

(株)

2,922,700

2,934,000

3,288,212

3,307,112

3,633,815

純資産額

(千円)

1,810,026

1,204,931

1,138,151

1,071,062

1,644,380

総資産額

(千円)

2,208,657

2,774,152

2,520,273

2,507,968

3,033,848

1株当たり純資産額

(円)

619.30

410.37

345.90

322.50

449.38

1株当たり配当額

(円)

(うち1株当たり中間配当額)

(-)

(-)

(-)

(-)

(-)

1株当たり当期純利益又は1株当たり当期純損失(△)

(円)

50.78

210.45

81.74

49.43

116.92

潜在株式調整後1株当たり当期純利益

(円)

78.32

自己資本比率

(%)

81.95

43.40

45.13

42.53

53.82

自己資本利益率

(%)

29.43

株価収益率

(倍)

5.26

配当性向

(%)

従業員数

(人)

44

44

44

41

44

(外、平均臨時雇用者数)

8

8

8

12

11

株主総利回り

(%)

69.7

54.6

59.9

51.0

59.8

(比較指標:東証マザーズ指数)

(%)

(79.2)

(51.4)

(99.8)

(65.5)

(62.1)

最高株価

(円)

1,180

1,490

1,014

757

834

最低株価

(円)

572

465

551

448

500

(注)1.第18期から第21期の潜在株式調整後1株当たり当期純利益については、潜在株式は存在するものの1株当たり当期純損失であるため記載しておりません。

2.第18期から第21期の株価収益率については、当期純損失のため記載しておりません。

3.第18期から第21期の自己資本利益率については、当期純損失のため記載しておりません。

4.最高株価及び最低株価は、2022年4月4日より東京証券取引所グロース市場におけるものであり、それ以前については東京証券取引所マザーズにおけるものであります。

5.「収益認識に関する会計基準」(企業会計基準第29号 2020年3月31日)等を第21期の期首から適用しており、第21期以降に係る主要な経営指標等については、当該会計基準等を適用した後の指標等となっております。

 

2【沿革】

2002年3月

毛髪再生療法の事業化を目的として株式会社エピフェニックスを資本金1,000万円で東京都文京区に設立

2003年3月

商号を株式会社フェニックスバイオに変更

2003年5月

本店を広島県東広島市に移転

2003年7月

本社を広島大学インキュベーションセンター(現 広島大学産学連携センターインキュベーションオフィス)に移転

2003年10月

キメラマウス実験室を広島テクノプラザ(東広島市)に開設しPXBマウス事業を開始

2006年12月

株式会社ワイエス研究所の株式を100%取得し完全子会社化

2007年3月

本社を広島県東広島市鏡山三丁目4番1号に移転

株式会社ワイエス研究所を吸収合併し、宇都宮事業所の開設及び遺伝子改変動物事業を開始

2007年8月

本店を広島県東広島市鏡山三丁目4番1号に移転

2009年5月

米国ニューヨーク州にニューヨーク支店を開設

2010年8月

ニューヨーク支店を閉鎖し、完全子会社PhoenixBio USA Corporation(現 連結子会社)を米国ニューヨーク州に設立

2014年3月

遺伝子改変動物事業を会社分割により株式会社特殊免疫研究所へ承継

2016年1月

完全子会社CMHL Consortium LLC(現 連結子会社)を米国デラウェア州に設立

2016年3月

東京証券取引所マザーズに株式を上場

2017年11月

2022年4月

KMT Hepatech,Inc.(現 連結子会社)の株式取得

東京証券取引所の市場区分の見直しにより、マザーズ市場からグロース市場に移行

3【事業の内容】

(1)事業の概要

 当社グループは、当社と連結子会社3社により構成されており、PXBマウス(ヒト肝細胞を持つキメラマウス)を用いた医薬品開発の受託試験サービスを主たる業務としております。

 当社の事業の系統図は以下のとおりであります。なお、当社のセグメントはPXBマウス事業のみの単一セグメントであります。

 

[事業系統図]

0101010_001.png

 

・PXBマウス事業

 当社は、マウスの肝臓の70%以上がヒトの肝細胞に置き換えられた「PXBマウス=ヒト肝細胞キメラマウス」を作製する技術を持ち、このヒト肝細胞キメラマウス(製品名:PXBマウス)を用いて、医薬品開発における創薬過程のうち、主に前臨床過程において様々なサービスを展開しております。

 医薬品の安全性、有効性を確保するためには、臨床試験においてヒトでの代謝を確認することが必要ですが、「PXBマウス」では薬を代謝するのに重要な臓器である肝臓の大部分がヒト肝細胞に置き換わっていることから、ヒトの代謝を予測することができると考えられ、当社は製薬会社に対し「PXBマウス」を用いた医薬候補物質の投与の受託試験サービスを提供しております。

 また、「PXBマウス」は、B型肝炎ウイルス、C型肝炎ウイルスなど、ヒトの肝細胞にしか感染しないウイルスを研究するツールとなることも実証されており、抗ウイルス薬の開発にも利用されております。

 

0101010_002.png

 

 PXBマウスを用いた主なサービスは以下のとおりです。

① DMPK/Tox試験(薬物動態関連試験、安全性試験)

 DMPK(Drug Metabolism and Pharmacokinetics)とは、薬物がヒトの体内に取り込まれて薬効を発揮する過程で酵素的酸化反応や抱合反応、あるいは加水分解などの代謝作用によって速やか、かつ安全に体外に排出する薬物の体内動態に関する評価・解析のことです。薬物が薬効を発揮するためには一定の時間、適切な有効濃度で体内にとどまる必要がありますが、同時に、ヒトにとって薬物は異物であるので代謝機構で速やかに排出されなければなりません。また、Tox(Toxicology)とは、肝臓を始めヒト体内の種々の組織や細胞に与える毒性の評価・解析のことであります。薬物は常に薬効と毒性が表裏一体の関係であるため、毒性が現れる臓器や症状、毒性を示す薬の量などを臨床試験に入る前に、十分予測しておく必要があります。特に肝臓は薬物代謝の主担当臓器であるため、毒性を示すことが多いとされています。

 新薬候補のヒト臨床での開発が中止される理由のうちDMPK/Toxはおよそ30%を占めると報告があり、また、ヒトでの毒性の多くは肝毒性であるとの報告もあります。

 PXBマウスは肝臓の70%以上は移植したヒト肝細胞によって形成されていることから、ヒト肝臓での薬物動態や肝毒性反応を擬似予想することができるモデル動物だと考えられます。当社では、創薬の前臨床試験において有用なデータを取得することができると考え、PXBマウスを用いた薬物動態関連試験及び安全性試験の受託試験サービスを提供しております。

② 肝炎試験(薬効評価)

 新薬候補化合物の有効性について評価することが薬効試験の目的ですが、PXBマウスは、ヒト肝細胞を有することで、ヒト肝臓疾患モデル動物としての高い利用価値を持っています。特に、適切な疾患モデル動物の利用が困難となっていたC型肝炎ウイルスやB型肝炎ウイルス研究については、PXBマウスを利用することで大規模な薬効評価試験を速やかに実施することが可能となりました。これまでに国内外の多くの製薬企業や研究機関がPXBマウスを利用して新薬候補化合物の有効性を検証しており、当社グループは主に抗肝炎薬の薬効評価の受託試験サービスを提供しております。

③ PXB-cellsの販売(PXBマウスから得られる新鮮ヒト肝細胞)

 新薬候補の探索や最適化の過程では、短時間で大量の候補物質を評価するために、ロボットを用いた自動的解析手法であるin vitro ハイスループットスクリーニングが採用されています。このスクリーニングでは、主にヒト由来の細胞が用いられており、特に代謝に関連する評価ではヒト肝細胞が一般的に使用されています。しかし、供給をドナーに依存する新鮮ヒト肝細胞は、元々の入手量自体が潤沢ではない上に供給時期も不定期であり、さらに、多くのケースにおいて利便性を優先し冷凍保管されています。一旦冷凍されたヒト肝細胞は、細胞の機能がある程度低下しますが、創薬研究者は、凍結ヒト肝細胞を用いた評価に頼らざるを得ない状況にあります。これに対し、当社が提供するPXB-cellsは、PXBマウスから随時灌流採取した肝細胞を、非凍結のまま新鮮な状態で提供が可能です。PXB-cellsを利用することにより、創薬研究者は、肝細胞本来の機能を保持した状態で実験・評価することが可能となり、また、PXBマウスの安定生産を背景に、創薬研究者の都合に応じて実験を実施することが可能です。

 PXBマウスの肝臓から、コラゲナーゼ灌流法によりヒト肝細胞を分離すると、約1.5×108個のヒト肝細胞が得られます。このヒト肝細胞の生存率は約85%、マウス肝細胞の混入率は5%程度です。このようにして得られたヒト肝細胞は、新鮮であるためシャーレへの接着率は非常に高く、新鮮ヒト肝細胞としての高い薬物代謝能を持ち、B型肝炎ウイルスの長期培養系としても有効です。

 

(2)PXBマウスについて

① PXBマウス

 PXBマウスは、マウス肝臓に含まれる肝細胞の70%以上がヒト肝細胞で置換されたマウスとして日本、米国、英国、仏国、独国、中国及び韓国で商標登録(PXBマウス及びPXB-mouse)されています。

② PXBマウスの生産方法

 PXBマウスの生産には、cDNA-uPA/SCIDマウスと凍結ヒト肝細胞を利用します。始めに3週齢(6~9g)のcDNA-uPA/SCIDマウスの脾臓より、ヒト肝細胞を注入移植します。移植後3週目よりマウスの尾より採血し、マウス血中のヒトアルブミン(ヒト肝細胞から分泌されるタンパク質の一種)濃度を測定します。ヒトアルブミン濃度とヒト肝細胞数はほぼ相関していることから、ヒトアルブミン濃度を測定することによってマウス肝臓の中でヒト肝細胞によるマウス肝細胞の置換の程度を推定することができます。移植後11週目には、被移植マウスのうち約80%以上が推定置換率70%以上となります。

 当社グループでは、年間4,000匹以上のPXBマウスをコンスタントに生産しています。また、PXBマウスの生産に用いるヒト肝細胞として、単一ドナーから得られた肝細胞を大量に購入して凍結保管しておりますので、生産を継続することが可能です。

③ PXBマウスの特徴

 PXBマウスの特徴は、マウスの生命維持に不可欠な器官の一つである肝臓において、異種であるヒトの肝細胞がマウス本来の肝細胞と70%以上入れ替わった状態を維持しつつ、実験動物として利用可能であることです。PXBマウスの肝臓の中にあるヒト肝細胞は、ヒト体内にある状態に極めて近いことを裏付けるデータが得られていますので、PXBマウスを利用することによって、ヒト肝細胞に関連する様々な実験を、同じドナーの肝細胞を持つPXBマウスを用いて繰り返し実施することが可能です。

 

0101010_003.png

《用語解説》

 

[(ヒト肝細胞)キメラマウス]

キメラとは、同一の個体内に異なる遺伝情報を持つ個体であります。当社のキメラマウス(当社製品名:PXBマウス)はマウスにヒトの肝細胞を移植し、マウス肝臓がヒトの肝細胞に置換していることから、マウスとヒトの遺伝情報を有しております。

 

[前臨床、臨床試験]

臨床試験とは、新薬候補化合物の有効性や安全性を実際にヒトに投与し確認することであり、前臨床(または非臨床)とは、臨床試験に先立ち、動物等を用いてこれらを確認することであります。

 

[代謝]

生命の維持のために生物が行う、外界から取り入れた様々な物質を素材として行う一連の合成や化学反応のことであります。

 

[酵素的酸化反応]

生物における代謝反応の一つで、酸素原子を付加することを補助する酵素により、酸素分子を物質と結合させる反応のことであります。

 

[抱合反応]

生物における代謝反応の一つで、薬物などの異物や体内由来の物質(ホルモン、胆汁酸、ビリルビンなど)に他の親水性分子(硫酸、グルクロン酸、グルタチオンなど)が付加される反応であります。

 

[加水分解]

ある一つの物質が二つの物質に分解する際、水を必要とする反応のことをいいます。

 

[体内動態]

ある物質を対象として、生物の体内への取り込みから、体内への分布、代謝を経て排出までの過程のことをいいます。

 

[ハイスループットスクリーニング]

創薬工程の初期において、膨大な化合物ライブラリーの中から、有効性のある化合物を選抜する手法のことであり、一般的にロボットを用いて自動的かつ高速で評価されています。

 

[コラゲナーゼ灌流法]

コラーゲンを分解する酵素であるコラゲナーゼ溶液を動物の肝臓へ血脈から流し、肝臓外へ放出させる過程を継続させ、肝臓内のコラーゲンを分解することにより肝細胞を分散させ単離する方法であります。

 

[cDNA]

細胞内での蛋白質合成においてDNAの遺伝子として働く部分(情報)を人工的に合成したDNAであり、complementary DNA (相補的DNA, cDNA)と呼ばれています。

 

[uPA]

ウロキナーゼ型プラスミノゲン活性化因子(uPA)は様々な蛋白質を溶かすことができる酵素の一つです。体内で凝固した血餅を溶解し除去する線溶系としての働きがよく知られています。

 

[SCID]

severe combined immune deficiency(重度複合型免疫不全)の略称です。免疫反応を司るリンパ球(T細胞、B細胞)を持たない病態のことをいいます。このことから、SCIDマウスは異種の細胞などを移植してもリンパ球や抗体などによる免疫反応が起こらず、異種細胞が生着することができます。

 

[ホスト動物]

移植における、臓器を提供する側をドナー動物といい、提供を受ける側をホスト動物、またはレシピエント動物といいます。

 

[トランスジェニックマウス]

遺伝子工学の手法を用いて、遺伝情報を変化させた遺伝子改変マウスのことをいいます。この手法により、通常のマウスが持っていない蛋白質をマウス体内で作らせたり、通常よりもある蛋白質を多く作らせたりすることにより、病態モデルマウスを作製したり、あるいは、ある特定の蛋白質の性質を調べるために利用されています。

 

[cDNA-uPA/SCIDマウス]

cDNA-uPA/SCIDマウスは、urokinase-type plasminogen activator cDNAトランスジェニックマウスであり肝障害を有し、さらにはSCIDマウスであるため免疫不全動物という特徴を持ちます。当社では、キメラマウス研究で一般的に利用されているThe Jackson Laboratory(米国)のuPAトランスジェニックマウスに代わり、cDNA-uPAマウスを、公益財団法人東京都医学総合研究所、中外製薬株式会社との共同研究で開発し(国際特許取得済み)、これをホスト動物としてPXBマウスを生産しています。このホスト動物を利用することにより、PXBマウスは、より長期間、安定的にヒト化状態を維持できるという特徴があります。

 

[CRO]

Contract Research Organization(開発業務受託機関)とは、前臨床及び臨床試験等を製薬企業に代わり、受託する機関であります。

 

4【関係会社の状況】

名称

住所

資本金

主要な事業の内容

議決権の所有割合又は被所有割合

(%)

関係内容

(連結子会社)

 

 

 

 

 

PhoenixBio USA Corporation

米国

ニューヨーク州

US$3.00

米国におけるPXBマウスを用いた受託試験サービスの提供

所有

100.00

当社のPXBマウスを用いた受託試験サービスの仲介。

役員の兼任等あり。

 

 

 

 

 

 

CMHL Consortium LLC

米国

デラウェア州

US$250,000.00

製薬企業と共同で行うPXBマウスの有用性に関する研究の管理

所有

100.00

PXBマウスの提供。

 

 

 

 

 

 

KMT Hepatech,Inc.

カナダ

アルバータ州

CA$843,749.22

PXBマウス生産

所有

100.00

PXBマウスの生産。

役員の兼任等あり。

(その他の関係会社)

 

 

 

 

 

三和商事株式会社

奈良県橿原市

10,000千円

砂糖卸売業

被所有

27.75

[13.93]

取引関係及び役員の兼任等なし。

 

 

 

 

 

 

三和澱粉工業株式会社

奈良県橿原市

500,000千円

澱粉及び澱粉加工品の製造販売

被所有

[45.24]

転換社債型新株予約権付社債の発行。

(注)議決権の所有割合の[ ]内は、緊密な者又は同意している者の所有割合で外数となっております。

 

5【従業員の状況】

(1)連結会社の状況

 

2023年3月31日現在

セグメントの名称

従業員数(人)

PXBマウス事業

52

(10)

報告セグメント計

52

(10)

全社(共通)

13

(2)

合計

65

12

(注)1.従業員数は就業人員(当社グループからグループ外への出向者を除き、グループ外から当社グループへの出向者を含む。)であり、臨時雇用者数(パートタイマー、人材会社からの派遣社員、季節工を含む。)は、年間の平均人員を( )外数で記載しております。

2.全社(共通)として記載されている従業員数は、管理部門に所属しているものであります。

 

(2)提出会社の状況

 

 

 

 

2023年3月31日現在

従業員数(人)

平均年齢(歳)

平均勤続年数(年)

平均年間給与(千円)

44

11

45.7

12.1

5,393

 

セグメントの名称

従業員数(人)

PXBマウス事業

36

(9)

報告セグメント計

36

(9)

全社(共通)

8

(2)

合計

44

11

(注)1.従業員数は就業人員(当社から社外への出向者を除き、社外から当社への出向者を含む。)であり、臨時雇用者数(パートタイマー、人材会社からの派遣社員、季節工を含む。)は、年間の平均人員を( )外数で記載しております。

2.平均年間給与は、賞与及び基準外賃金を含んでおります。

3.全社(共通)として記載されている従業員数は、管理部門に所属しているものであります。

 

(3)労働組合の状況

労働組合は結成されておりませんが、労使関係は良好であります。

 

(4)管理職に占める女性労働者の割合、男性労働者の育児休業取得率及び労働者の男女の賃金の差異

 提出会社及び連結子会社は、「女性の職業生活における活躍の推進に関する法律」(平成27年法律第64号)及び「育児休業、介護休業等育児又は家族介護を行う労働者の福祉に関する法律」(平成3年法律第76号)の規定による公表義務の対象ではないため、記載を省略しております。

 

3【事業等のリスク】

 有価証券報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、経営者が連結会社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に重要な影響を与える可能性があると認識している主要なリスクは、以下のとおりであります。

 なお、文中の将来に関する事項は、本書提出日現在において当社グループが判断したものであります。

 

(1)PXBマウス事業への依存について

 当社グループの売上高は単一事業であるPXBマウス事業のみとなっており、同事業に依存した収益構造となっております。経営資源を集中させることにより収益規模を拡大させることを目指しておりますが、今後、他社との競争によりPXBマウス事業の売上高が減少した場合には、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。

 

(2)抗肝炎ウイルス薬の新薬開発動向と安全性等領域の市場開拓について

 2023年3月期において当社グループの売上高の約5割弱を占める抗B型肝炎ウイルス薬の薬効評価試験等につきましては、限定された市場であり開発を行っている製薬企業数も限られていることから、当社グループの業績も当該製薬企業の開発状況に依存しております。従いまして、当該製薬企業の開発状況によって当社グループの業績に影響を与える可能性があります。

 また、今後これらの製薬企業において研究開発が進み、有力なB型肝炎ウイルス薬が上市されますと、同領域の市場は収束していくと予測しております。このため、当社グループでは、本来ターゲットとしている安全性等領域での市場開拓を進めており、戦略的にプロモーション活動等の施策を実施する計画であります。しかしながら、これらの施策に対して期待される効果を得られなかった場合、当社グループの業績に影響を与える可能性があります。

 

(3)大学等の公的研究機関との関係

 当社グループの主要な販売先である大学及び公的研究機関は、その研究資金の大部分を科学研究費補助金など公的な補助金及び助成金に依存しております。現在、海外製薬企業を中心に民間企業への販路が拡大しているものの、今後の計画も大学及び公的研究機関に対する売上を見込んでおり、科学研究費補助金等の削減又は制度の変更により、当社グループの業績に影響を与える可能性があります。

 

(4)国立大学法人広島大学との共同研究について

 当社グループは、自社での研究活動の他、国立大学法人広島大学と共同研究を実施しております。

 また、当社グループの売上拡大に伴い同大学の売上割合は減少傾向にありますが、重要な顧客でもあります。当社グループは、今後も同大学との間で良好な関係を維持し、共同研究を継続していく方針でありますが、当該契約の更新が困難となった場合又は解除その他の理由により取引が困難となった場合、当社グループの事業に悪影響を与える可能性があります。

 

(5)大規模試験の実施について

 当社グループで行う受託試験サービスのうち、肝炎関連試験は長期間の試験となるため、総売上高の5%を超えるような大規模試験となる場合があります。受託試験サービスは、クライアントと試験計画を協議した上で、試験計画書に基づき実施しておりますが、予期せぬトラブル又は不可抗力により試験期間が遅延することがあり、これらが生じた場合、当社グループの業績に影響を与える可能性があります。

 

(6)生産設備の事故、故障、感染症の発生について

 当社グループの事業は、マウス、ラットなど動物を扱う事業であり、これらは当社グループの研究施設及び生産施設内のクリーンルームで外部の病原菌からの感染を防止するなど、厳重な管理体制のもと飼育し、また不測の事態を考慮して複数の施設に分散する等リスク軽減のための処置を施しております。しかしながら、予期せぬ天災、環境設備の故障及び事故等で施設が損傷を受けた場合、又は動物に感染症等が発生した場合、当社グループの事業に重大な影響を与える可能性があります。

 

(7)ヒト肝細胞の入手について

 当社グループの主要な製品であるPXBマウスはヒトの肝細胞を移植しております。移植に使われるヒト肝細胞は、国内での入手は行えず、代理店を通じて国外業者から輸入しております。今後、仕入価格の高騰、法規制等でヒト肝細胞の入手が困難になった場合PXBマウスの生産に制約を受け、当社グループの事業展開及び業績に影響を与える可能性があります。

 

(8)小規模組織であることについて

 当社グループの組織は2023年3月31日現在で取締役5名、監査役4名、従業員65名と小規模であり、内部管理体制も当該規模に応じたものであります。今後の事業拡大に伴い、計画的な人員の増強と内部管理体制の充実を図る方針でありますが、必要な人員を確保できない場合、当社グループの事業展開に影響を及ぼす可能性があります。

 

(9)技術者の確保、育成について

 当社グループの事業は特殊性が高く、かつ専門性が高いため、技術育成に期間を要します。また、技術の個人依存度が高いため急な増員が難しく、技術者が大幅に流出した場合には当社グループの事業展開に影響を与える可能性があります。

 

(10)税務上の繰越欠損金について

 当社グループは2023年3月31日現在、703,265千円の税務上の繰越欠損金を有しております。従いまして、当社グループの業績が順調に推移し当期純利益が計上された場合でも、当該繰越欠損金が解消されるまで課税される税金負担が繰越控除の限度内にて軽減されると考えております。しかしながら、当該繰越欠損金が解消された以降は税負担が増加し、当期純利益に影響を与えることが予想されます。

 

(11)調達資金の使途

 当社グループは2020年3月に第三者割当の方法による第1回無担保転換社債型新株予約権付社債及び第21回新株予約権の発行により資金調達を行っております。調達した資金は、主にPXBマウス及びPXB-cellsの用途拡大や顧客獲得のためのコンソーシアム活動、CROとの業務提携資金、生産設備の整備、改修費、外注委託費に充当してまいります。しかしながら、これらの投資に対して収益が直ちに結びつく保証はなく、結果、期待される利益に結びつかない可能性があります。

 

(12)研究開発について

 当社グループは、開発競争の激しいバイオ産業のなかで収益力を維持するためには、技術の独自性及び先進性を保ち、顧客のニーズにあったサービスを提供できるよう技術開発を行う事が重要だと認識しております。

 当社グループにおいて研究開発費は大きなウエイトを占めており、将来を見据えながら先行して研究開発及び設備投資を実施しております。しかしながら、研究開発が期待通りの結果を得られない場合は、先行して投資した研究開発費及び設備投資費を回収できない可能性があります。

 

(13)知的財産権について

 当社グループの属するバイオ産業は、技術進歩は著しく速く、日々新しい技術開発が進んでおります。当社グループの技術に関して第三者の知的財産権の侵害は存在しないと認識しておりますが、今後、知的財産権の侵害を理由とする当社グループへの訴訟が発生しないとは限らず、このような事態が発生した場合、当社グループの事業展開及び業績に影響を与える可能性があります。

 

(14)配当政策について

 当社は創業以来、累積損失を計上しており利益配当を実施しておりません。

 当社は、事業の確立に向けて研究開発及び設備投資を実施している段階であり、投資した研究開発及び設備投資費用を回収するまでには至っておりません。さらに今後、生産体制を強化するため設備投資を実施する計画であります。しかしながら、当社は株主への利益還元も重要な経営課題であると認識しており、事業の確立、経営基盤の安定及び累積損失の一掃後に、内部留保を勘案しながら還元していく方針であります。

 

 

(15)為替相場の変動について

 当社グループは販路拡大を目的に、米国を中心に海外製薬会社に対し積極的にPXBマウスを用いた受託試験サービスを展開しております。海外製薬企業と受託試験サービスの契約を締結する場合は、外貨建取引によっております。通常、これらの受託試験サービスは、契約の締結から試験終了後の決済までに数ヶ月を要するため、為替リスクを有しております。このため、為替相場が円高傾向になりますと、当社グループの業績に悪影響を与える可能性があります。当社グループは、為替リスクの低減に努める所存でありますが、為替相場の変動リスクを完全に排除することは困難であり、為替相場の変動が当社グループの業績に影響を与える可能性があります。

 

 

(16)技術革新について

 当社グループの属するバイオ産業は、開発競争が激しく、技術革新が急速に進んでおります。当社グループの主要な製品であるPXBマウスは、ヒト肝細胞の置換率が70%以上という高置換率を誇っており、医薬品開発において有効な技術であると認識しております。しかしながら、今後これに代わる優れた技術、又は価格競争力に優れている技術が開発され、当社グループ技術の優位性を失った場合、技術の陳腐化、又は価格競争にさらされる恐れがあります。

 

(17)競合について

 PXBマウス事業の基幹技術である「ヒト肝細胞を持つキメラマウス」を安定生産するには、高い技術力と生産に係る経験を基礎とするノウハウを要するため、参入障壁が高いと考えておりますが、市場拡大が期待されることから、今後、他社が参入する可能性があります。競合他社が参入し当社の優位性が低下した場合、価格競争にさらされて、当社グループの業績に影響を与える可能性があります。

 

(18)法的規制について

 当社グループでは、PXBマウスの生産で遺伝子組換え生物等を取り扱っており、国内においては遺伝子組換え生物等を用いる際の規制措置を定めた「遺伝子組換え生物等の使用等の規制による生物の多様性の確保に関する法律」に則り、事業を行っております。製品(PXB-cells)の販売につきましては、経済産業省から第二種使用等拡散防止措置確認を取得して産業利用を行っております。また、海外での生産につきましても、現地法令等に則り事業を行っております。

 当社グループでは、施設の保全、リスク管理並びに従業員への教育訓練等を実施し、法令等を遵守していく所存でありますが、事故による拡散及び法規制の強化等により、当社グループの事業展開及び業績に影響を与える可能性があります。

 

(19)大株主との関係について

 当社のその他の関係会社である三和商事株式会社は、2023年3月31日時点で当社発行済株式総数の27.74%(1,008,000株)を所有し、三和商事株式会社の緊密な者である森本俊一氏は、当社発行済株式総数の13.92%(506,000株)を所有しております。また、同氏は、当社のその他の関係会社である三和澱粉工業株式会社の緊密な者でもあります。

 現在、これら大株主との関係については大きな変更を想定しておりませんが、将来において、大株主との関係に大きな変化が生じた場合は、当社グループの経営に影響を及ぼす可能性があります。

 

(20)新株予約権による株式価値の希薄化

 当社は、転換社債型新株予約権付社債及び新株予約権を発行しております。2023年5月31日現在における新株予約権の目的となる株式の数は2,154,805株であり、発行済株式総数の59.3%に相当します。

 また、今後も優秀な人材を確保するために、ストック・オプション制度を活用していく可能性があり、現在付与している新株予約権に加えて、今後付与する新株予約権が行使された場合には、1株当たりの株式価値が希薄化する可能性があります。

 

 

(21)継続企業の前提に関する重要事象等

 当社グループは、前連結会計年度まで5期連続の営業損失を計上しておりましたが、当連結会計年度において黒字転換しております。しかしながら、転換社債型新株予約権付社債875,000千円の償還期限が2023年12月となっており、また、前連結会計年度まで継続して営業損失を計上していたことから、継続企業の前提に重要な疑義を生じさせるような事象又は状況が存在しております。

 当社グループは、当連結会計年度において、PXBマウスの旺盛な需要環境を背景に過去最高の売上高を計上するに至りましたが、今後も継続して、コンソーシアム活動やCROとの業務提携により新規顧客開拓やPXBマウス及びPXB-cellsの用途拡大を進めてまいります。同時に従来の受託試験サービスからPXBマウス販売へのシフトを進めることで、経営資源をマウス生産に集中し、収益基盤の安定化を目指してまいります。

 資金面につきましては、当連結会計年度末において、1,555,323千円の現金及び預金を保有しており、翌連結会計年度の資金繰りを考慮した結果、当面の事業資金を確保していることから当社グループの資金繰りに重要な懸念はありません。

 以上のことから、継続企業の前提に関する重要な不確実性は認められないと判断しております。

 

(22)新型コロナウイルス感染症の拡大について

 新型コロナウイルス感染症の拡大により、当社グループの主要顧客である製薬企業において新薬開発が停滞した場合、当社グループの業績に影響を与える可能性があります。また、従業員間で新型コロナウイルス感染症が拡大した場合、当社グループの事業活動に影響を与える可能性があります。

 

5【経営上の重要な契約等】

 

共同出願に係る発明の不実施補償

相手先の名称

対象発明の内容

契約内容

契約日

契約期間

公益財団法人

東京都医学総合研究所

ウロキナーゼ型プラスミノーゲンアクチベータートランスジェニックマウス

当社、公益財団法人東京都医学総合研究所及び中外製薬株式会社の三社共同出願した本発明に係る知的財産権を当社が独占的に商業実施することによる不実施補償

2016年2月22日

2016年4月1日から

2032年4月27日まで

中外製薬株式会社

(注)1.本マウスを商業実施に用いた匹数により不実施補償料を支払っております。

2.本マウスは、PXBマウスの生産において使用しているホスト動物であるurokinase-type plasminogen activator cDNAトランスジェニックマウス(cDNA-uPA)であります。

 

2【主要な設備の状況】

 当社グループにおける主要な設備は、次のとおりであります。

(1)提出会社

2023年3月31日現在

 

事業所名

(所在地)

セグメントの名称

設備の内容

帳簿価額

従業員数

(人)

建物

(千円)

構築物

(千円)

車両

運搬具

(千円)

工具、器具及び備品

(千円)

リース

資産

(千円)

土地

(千円)

(面積㎡)

合計

(千円)

本社

(広島県東広島市)

PXBマウス事業及び全社共通

本社事務所

マウス生産設備

研究開発設備

70,678

1,282

0

10,432

20,268

296,000

(10,372)

398,661

44

(11)

PXBマウスラボ

(広島県東広島市)

PXBマウス事業

マウス生産設備

研究開発設備

2,682

65

2,658

5,407

(-)

その他

PXBマウス事業

研究開発設備

0

0

(-)

(注)1.上記の事業所であるPXBマウスラボの従業員数は本社に含めております。

2.上記の事業所の従業員数には全社(共通)の従業員数も含めております。

3.従業員数の( )は、臨時雇用者数を外書しております。

4.帳簿価額には建設仮勘定の金額は含めておりません。

5.上記の他、リース契約により賃借している主な設備は、次のとおりであります。

事業所名

(所在地)

セグメントの名称

設備の内容

年間リース料

(千円)

リース契約残高

(千円)

本社

(広島県東広島市)

PXBマウス事業

試験用機器等

4,617

11,834

 

 

(2)在外子会社

2023年3月31日現在

 

会社名

事業所名

(所在地)

セグメントの名称

設備の内容

帳簿価額

従業員数

(人)

建物

(千円)

工具、器具及び備品

(千円)

使用権

資産

(千円)

合計

(千円)

PhoenixBio USA

Corporation

本社

米国ニューヨーク州

PXBマウス事業

事務所

備品

2,117

124,631

126,749

10

(-)

KMT Hepatech,Inc.

本社

カナダアルバータ州

PXBマウス事業

事務所

マウス生産設備

106

106

11

(1)

(注)上記の事業所の従業員には全社(共通)の従業員数も含めております。

 

①【株式の総数】

種類

発行可能株式総数(株)

普通株式

10,000,000

10,000,000

①【ストックオプション制度の内容】

決議年月日

2021年9月15日

付与対象者の区分及び人数(名)

当社使用人  43

新株予約権の数(個)※

570

新株予約権の目的となる株式の種類、内容及び数(株)※

普通株式 57,000(注)1

新株予約権の行使時の払込金額(円)※

688(注)2

新株予約権の行使期間 ※

自  2023年9月16日  至  2028年9月15日

新株予約権の行使により株式を発行する場合の株式の発行価格及び資本組入額(円)※

発行価格        944

資本組入額      472

新株予約権の行使の条件 ※

新株予約権者が新株予約権を放棄した場合には、当該新株予約権を行使することができない。(注)3

新株予約権の譲渡に関する事項 ※

譲渡による新株予約権の取得については、当社取締役会の決議による承認を要する。

組織再編成行為に伴う新株予約権の交付に関する事項 ※

(注)4

※  当事業年度の末日(2023年3月31日)における内容を記載しております。提出日の前月末現在(2023年5月31日)において、記載すべき内容が当事業年度の末日における内容から変更がないため、提出日の前月末現在に係る記載を省略しております。

(注)1.新株予約権の目的である株式の種類は当社普通株式とし、各新株予約権の目的である株式の数(以下「付与株式数」という)は100株とする。

ただし、当社取締役会において新株予約権の募集を決議する日(以下「決議日」という)以降、当社が、当社普通株式の株式分割(当社普通株式の株式無償割当てを含む。以下株式分割の記載につき同じ)又は株式併合を行う場合には、次の算式により付与株式数の調整を行い、調整の結果生じる1株未満の端数は、これを切り捨てる。

調整後付与株式数 = 調整前付与株式数 × 株式分割又は株式併合の比率

また、決議日以降、当社が合併又は会社分割を行う場合その他これらの場合に準じて付与株式数の調整を必要とする場合には、当社は、合理的な範囲で付与株式数を適切に調整することができる。

2.新株予約権の割当日以降、当社が当社普通株式につき、次の①又は②を行う場合、行使価額をそれぞれ次に定める算式(以下「行使価額調整式」という)により調整し、調整の結果生じる1円未満の端数は、これを切り上げる。

① 当社が株式分割又は株式併合を行う場合

調整後行使価額

調整前行使価額

×

株式分割又は株式併合の比率

 

② 当社が時価を下回る価額で新株式の発行又は自己株式の処分を行う場合(会社法第194条の規定(単元未満株主による単元未満株式売渡請求)に基づく自己株式の売渡し、当社普通株式に転換される証券若しくは転換できる証券の転換又は当社普通株式の交付を請求できる新株予約権(新株予約権付社債に付されたものを含む)の行使による場合を除く)

 

 

 

 

既発行株式数

新規発行株式数 × 1株当たり払込金額

調整後行使価額

調整前行使価額

×

時価

 

 

 

 

既発行株式数 + 新規発行株式数

 

3.新株予約権者又は承継者が、次の各号のいずれかに該当することとなった場合、未行使の本新株予約権全部を放棄したものとみなす。

(1)新株予約権割当契約の規定に違反した場合

(2)当社又は当社の関係会社(「財務諸表等の用語、様式及び作成方法に関する規則」に定める子会社及び関連会社をいう)の役員又は従業員のいずれの地位をも喪失した場合。ただし、当社又は当社の関係会社の役員を任期満了により退任した場合、定年又は会社都合により当社又は当社の関係会社の従業員の地位を喪失した場合、及び当社が正当な理由があると認めた場合を除く。

(3)当社の取締役会が本新株予約権の保有の継続を適当でないと認めた事由が生じた場合

(4)当社の事前の書面による承認を得ずに当社及び当社の関係会社と競業関係にある会社(当社の関係会社を除く)の役員、従業員、代理人、嘱託(派遣社員を含む)、顧問、相談役、代表者又はコンサルタントに就いた場合

(5)死亡した場合で配偶者、子(乙の養子を含む)、父母及び兄弟姉妹がいない場合

(6)承継者が以下の(ア)又は(イ)に該当した場合

(ア)新株予約権者の死亡から10ヶ月内に本新株予約権を行使しなかった場合

(イ)本新株予約権の承継後でかつ権利行使する以前に死亡した場合

(7)後見開始、保佐開始又は補助開始の審判を受けた場合

(8)破産手続開始決定又は民事再生手続開始決定を受けた場合

(9)その他、居住する国又は地域の法令等の制限により、本新株予約権の行使が禁止される場合又はかかる権利行使に際して当社に届出義務等が課される場合

 

4.当社が、合併(当社が合併により消滅する場合に限る)、吸収分割若しくは新設分割(それぞれ当社が分割会社となる場合に限る)又は株式交換若しくは株式移転(それぞれ当社が完全子会社となる場合に限る)(以上を総称して以下「組織再編行為」という)をする場合には、組織再編行為の効力発生日(吸収合併につき吸収合併がその効力を生じる日、新設合併につき新設合併設立株式会社の成立の日、吸収分割につき吸収分割がその効力を生じる日、新設分割につき新設分割設立株式会社の成立の日、株式交換につき株式交換がその効力を生じる日及び株式移転につき株式移転設立完全親会社の成立の日をいう。以下同じ)の直前において残存する新株予約権(以下「残存新株予約権」という)を保有する新株予約権者に対し、それぞれの場合につき、会社法第236条第1項第8号イからホまでに掲げる株式会社(以下「再編対象会社」という)の新株予約権をそれぞれ交付することとする。

 

②【ライツプランの内容】

該当事項はありません。

 

(5)【所有者別状況】

 

 

 

 

 

 

 

2023年3月31日現在

区分

株式の状況(1単元の株式数100株)

単元未満株式の状況

(株)

政府及び地方公共団体

金融機関

金融商品

取引業者

その他の

法人

外国法人等

個人その他

個人以外

個人

株主数(人)

1

21

17

12

5

1,714

1,770

所有株式数(単元)

709

3,368

14,555

384

20

17,284

36,320

1,815

所有株式数の割合(%)

1.95

9.27

40.07

1.06

0.06

47.59

100.00

(6)【大株主の状況】

 

 

2023年3月31日現在

氏名又は名称

住所

所有株式数

(株)

発行済株式(自己株式を除く。)の総数に対する所有株式数の割合(%)

三和商事株式会社

奈良県橿原市雲梯町594

1,008,000

27.74

森本 俊一

奈良県橿原市

506,000

13.92

株式会社SBI証券

東京都港区六本木1丁目6番1号

139,741

3.85

株式会社特殊免疫研究所

東京都文京区後楽1丁目1-10 日本生命水道橋ビル

129,000

3.55

株式会社叡拳

東京都文京区後楽1丁目1-10 日本生命水道橋ビル

88,000

2.42

積水メディカル株式会社

東京都中央区日本橋2丁目1-3

80,000

2.20

日本証券金融株式会社

東京都中央区日本橋1丁目2-10号

70,900

1.95

楽天証券株式会社

東京都港区南青山2丁目6番21号

59,900

1.65

安田 信也

大阪府交野市

58,000

1.60

中外テクノス株式会社

広島市西区横川新町9番12号

57,000

1.57

2,196,541

60.45

①【連結貸借対照表】

 

 

(単位:千円)

 

前連結会計年度

(2022年3月31日)

当連結会計年度

(2023年3月31日)

資産の部

 

 

流動資産

 

 

現金及び預金

1,325,507

1,555,323

売掛金及び契約資産

※1 226,262

※1 286,720

製品

59,017

77,542

仕掛品

84,317

115,037

原材料及び貯蔵品

114,858

172,656

その他

44,283

84,837

流動資産合計

1,854,247

2,292,116

固定資産

 

 

有形固定資産

 

 

建物及び構築物

428,904

428,356

減価償却累計額

341,051

353,712

建物及び構築物(純額)

87,852

74,643

車両運搬具

352

352

減価償却累計額

352

352

車両運搬具(純額)

0

0

工具、器具及び備品

217,222

213,881

減価償却累計額

205,888

201,159

工具、器具及び備品(純額)

11,334

12,722

土地

296,000

296,000

リース資産

34,021

46,572

減価償却累計額

19,493

23,645

リース資産(純額)

14,528

22,926

使用権資産

51,843

180,310

減価償却累計額

51,843

55,678

使用権資産(純額)

124,631

建設仮勘定

7,594

有形固定資産合計

409,714

538,518

無形固定資産

 

 

ソフトウエア

1,513

5,227

無形固定資産合計

1,513

5,227

投資その他の資産

 

 

投資有価証券

125,492

繰延税金資産

3,988

37,180

長期前払費用

588

その他

11,003

19,536

投資その他の資産合計

14,991

182,799

固定資産合計

426,219

726,544

資産合計

2,280,467

3,018,661

 

 

 

 

(単位:千円)

 

前連結会計年度

(2022年3月31日)

当連結会計年度

(2023年3月31日)

負債の部

 

 

流動負債

 

 

買掛金

37,256

40,037

1年内償還予定の転換社債型新株予約権付社債

875,000

リース債務

30,995

40,257

未払法人税等

12,695

63,032

前受金

※1 247,570

※1 46,729

賞与引当金

4,456

その他

110,249

216,624

流動負債合計

438,768

1,286,137

固定負債

 

 

転換社債型新株予約権付社債

900,000

リース債務

107,926

214,713

資産除去債務

3,272

3,340

その他

2,348

固定負債合計

1,013,547

218,053

負債合計

1,452,315

1,504,191

純資産の部

 

 

株主資本

 

 

資本金

2,363,956

2,453,894

資本剰余金

583,866

673,803

利益剰余金

2,103,761

1,610,432

自己株式

40

40

株主資本合計

844,020

1,517,224

その他の包括利益累計額

 

 

その他有価証券評価差額金

10,621

為替換算調整勘定

20,404

3,574

その他の包括利益累計額合計

20,404

14,196

新株予約権

4,535

11,442

純資産合計

828,151

1,514,470

負債純資産合計

2,280,467

3,018,661

【連結損益計算書】

 

 

(単位:千円)

 

 前連結会計年度

(自 2021年4月1日

 至 2022年3月31日)

 当連結会計年度

(自 2022年4月1日

 至 2023年3月31日)

売上高

※1 1,324,817

※1 2,124,051

売上原価

597,025

567,601

売上総利益

727,792

1,556,449

販売費及び一般管理費

 

 

役員報酬

134,473

140,316

給料及び手当

209,122

264,185

賞与引当金繰入額

4,546

退職給付費用

7,572

9,609

減価償却費

11,923

7,936

研究開発費

※2 219,773

※2 205,477

支払手数料

80,342

103,598

その他

232,202

312,330

販売費及び一般管理費合計

895,411

1,048,000

営業利益又は営業損失(△)

167,619

508,448

営業外収益

 

 

受取利息

203

2,229

為替差益

23,330

補助金収入

10,494

8,584

受取保険金

1,992

輸送収入

4,617

4,004

その他

78

361

営業外収益合計

40,716

15,180

営業外費用

 

 

支払利息

952

3,072

株式交付費

110

116

為替差損

9,140

営業外費用合計

1,062

12,329

経常利益又は経常損失(△)

127,965

511,299

特別損失

 

 

固定資産除却損

※3 9

※3 655

減損損失

※4 265,027

特別損失合計

265,037

655

税金等調整前当期純利益又は税金等調整前当期純損失(△)

393,002

510,644

法人税、住民税及び事業税

3,107

50,243

法人税等調整額

8,139

32,928

法人税等合計

5,031

17,314

当期純利益又は当期純損失(△)

387,970

493,329

親会社株主に帰属する当期純利益又は親会社株主に帰属する当期純損失(△)

387,970

493,329

①【貸借対照表】

 

 

(単位:千円)

 

前事業年度

(2022年3月31日)

当事業年度

(2023年3月31日)

資産の部

 

 

流動資産

 

 

現金及び預金

1,106,078

1,262,198

売掛金及び契約資産

226,262

286,720

製品

59,017

77,542

仕掛品

84,317

118,508

原材料及び貯蔵品

99,020

155,646

前渡金

1,210

4,261

前払費用

11,883

15,910

1年内回収予定の関係会社長期貸付金

117,749

その他

19,562

46,248

流動資産合計

1,607,352

2,084,785

固定資産

 

 

有形固定資産

 

 

建物

386,660

386,660

減価償却累計額

300,571

313,298

建物(純額)

86,088

73,361

構築物

2,256

2,256

減価償却累計額

850

974

構築物(純額)

1,405

1,282

車両運搬具

352

352

減価償却累計額

352

352

車両運搬具(純額)

0

0

工具、器具及び備品

154,192

148,140

減価償却累計額

145,087

137,642

工具、器具及び備品(純額)

9,105

10,498

土地

296,000

296,000

リース資産

34,021

46,572

減価償却累計額

19,493

23,645

リース資産(純額)

14,528

22,926

建設仮勘定

7,594

有形固定資産合計

407,127

411,662

無形固定資産

 

 

ソフトウエア

1,513

5,227

無形固定資産合計

1,513

5,227

投資その他の資産

 

 

投資有価証券

125,492

関係会社株式

276,051

276,051

関係会社長期貸付金

214,716

98,124

繰延税金資産

31,296

敷金

1,197

1,197

その他

9

9

投資その他の資産合計

491,975

532,172

固定資産合計

900,616

949,062

資産合計

2,507,968

3,033,848

 

 

 

 

(単位:千円)

 

前事業年度

(2022年3月31日)

当事業年度

(2023年3月31日)

負債の部

 

 

流動負債

 

 

買掛金

※1 98,609

※1 110,799

1年内償還予定の転換社債型新株予約権付社債

※1 875,000

リース債務

6,070

8,378

未払金

※1 134,938

※1 156,616

未払費用

12,821

10,306

未払法人税等

12,695

63,032

前受金

247,570

46,729

預り金

4,188

94,854

流動負債合計

516,894

1,365,717

固定負債

 

 

転換社債型新株予約権付社債

※1 900,000

リース債務

16,739

20,410

資産除去債務

3,272

3,340

固定負債合計

920,011

23,750

負債合計

1,436,906

1,389,468

純資産の部

 

 

株主資本

 

 

資本金

2,363,956

2,453,894

資本剰余金

 

 

資本準備金

583,866

673,803

資本剰余金合計

583,866

673,803

利益剰余金

 

 

その他利益剰余金

 

 

繰越利益剰余金

1,881,255

1,484,096

利益剰余金合計

1,881,255

1,484,096

自己株式

40

40

株主資本合計

1,066,526

1,643,560

評価・換算差額等

 

 

その他有価証券評価差額金

10,621

評価・換算差額等合計

10,621

新株予約権

4,535

11,442

純資産合計

1,071,062

1,644,380

負債純資産合計

2,507,968

3,033,848

②【損益計算書】

 

 

(単位:千円)

 

 前事業年度

(自 2021年4月1日

 至 2022年3月31日)

 当事業年度

(自 2022年4月1日

 至 2023年3月31日)

売上高

1,324,817

2,124,051

売上原価

 

 

製品期首棚卸高

53,500

59,017

当期製品製造原価

686,957

738,260

合計

740,457

797,278

製品期末棚卸高

59,017

77,542

製品売上原価

681,440

719,736

売上総利益

643,377

1,404,315

販売費及び一般管理費

 

 

役員報酬

112,796

107,976

給料及び手当

78,185

93,738

退職給付費用

7,572

8,612

減価償却費

5,946

6,310

研究開発費

205,001

192,303

支払手数料

307,196

409,668

その他

125,725

174,775

販売費及び一般管理費合計

※1 842,424

※1 993,385

営業利益又は営業損失(△)

199,047

410,929

営業外収益

 

 

受取利息

※1 1,599

※1 1,823

為替差益

26,688

補助金収入

6,000

6,200

受取保険金

110

輸送収入

4,617

4,004

その他

78

206

営業外収益合計

39,094

12,234

営業外費用

 

 

支払利息

818

771

株式交付費

110

116

為替差損

8,450

営業外費用合計

929

9,338

経常利益又は経常損失(△)

160,882

413,825

特別損失

 

 

固定資産除却損

※2 9

※2 10

特別損失合計

9

10

税引前当期純利益又は税引前当期純損失(△)

160,891

413,815

法人税、住民税及び事業税

2,317

47,953

法人税等調整額

31,296

法人税等合計

2,317

16,656

当期純利益又は当期純損失(△)

163,208

397,158