富士ソフトサービスビューロ株式会社

墨田区江東橋二丁目19番7号
証券コード:61880
業界:サービス業
有価証券報告書の提出日:2023年3月15日

 

回次

第35期

第36期

第37期

第38期

第39期

第40期

決算年月

2018年3月

2019年3月

2020年3月

2020年12月

2021年12月

2022年12月

売上高

(千円)

9,913,246

11,544,935

10,552,553

6,846,803

9,345,963

11,790,990

経常利益

(千円)

317,098

622,433

554,232

478,456

572,576

666,571

当期純利益

(千円)

224,230

438,645

341,743

307,933

380,437

434,332

持分法を適用した
場合の投資利益

(千円)

資本金

(千円)

354,108

354,108

354,108

354,108

354,108

354,108

発行済株式総数

(株)

6,750,000

13,500,000

13,500,000

13,500,000

13,500,000

13,500,000

純資産額

(千円)

1,909,177

2,273,169

2,533,902

2,760,839

3,080,516

3,288,575

総資産額

(千円)

4,207,718

4,595,111

4,113,243

4,749,059

5,426,557

5,913,115

1株当たり純資産額

(円)

141.43

168.39

187.70

204.52

228.20

251.05

1株当たり配当額

(円)

7.00

7.00

6.00

4.50

6.00

7.00

(うち1株当たり中間配当額)

(-)

(4.00)

(3.00)

(3.00)

(3.00)

(3.00)

1株当たり当期純利益

(円)

16.61

32.49

25.32

22.81

28.18

32.81

潜在株式調整後

1株当たり当期純利益

(円)

自己資本比率

(%)

45.4

49.5

61.6

58.1

56.8

55.6

自己資本利益率

(%)

12.3

21.0

14.2

11.6

13.0

13.6

株価収益率

(倍)

26.1

15.1

10.8

19.6

10.8

12.9

配当性向

(%)

21.1

15.4

23.7

19.7

21.3

21.3

営業活動による
キャッシュ・フロー

(千円)

789,725

342,958

327,714

355,005

79,014

1,182,239

投資活動による
キャッシュ・フロー

(千円)

167,072

251,995

101,531

417,597

151,617

355,368

財務活動による
キャッシュ・フロー

(千円)

145,773

152,476

99,075

293,492

161,404

332,208

現金及び現金同等物
の期末残高

(千円)

1,476,924

1,415,410

1,542,518

1,773,419

1,381,382

1,876,045

従業員数

(名)

446

475

465

466

437

442

〔外、平均臨時雇用者数〕

2,983

3,211

2,917

2,012

2,237

3,201

株主総利回り

(%)

276.0

316.4

182.4

294.0

207.4

288.3

(比較指標:配当込みTOPIX)

(115.9)

(110.0)

(99.6)

(129.5)

(146.0)

(142.5)

最高株価

(円)

894

(2,579)

569

(1,307)

594

650

557

458

最低株価

(円)

600

(842)

367

(641)

215

247

295

280

 

 

(注) 1.当社は、連結財務諸表を作成しておりませんので、連結会計年度に係る主要な経営指標等の推移については記載しておりません。

2.持分法を適用した場合の投資利益については、当社は関連会社を有していないため、記載しておりません。

3.潜在株式調整後1株当たり当期純利益については潜在株式がないため、記載しておりません。

4.従業員数は、正社員及び契約社員数(当社から社外への出向を除き、社外から当社への出向を含む)であり、平均臨時雇用者数は、臨時雇用者(時給社員)の年間の平均人数を〔 〕内に外数で記載しております。

5.当社は、2018年2月1日付で普通株式1株につき、3株の割合で株式分割を行っておりますが、第35期の期首に当該株式分割が行われたものと仮定して、1株当たり純資産額及び1株当たり当期純利益を算定しております。

  なお、1株当たり配当額については、当該株式分割前の実際の配当額を記載しております。

6.当社は、2019年2月1日付で普通株式1株につき、2株の割合で株式分割を行っておりますが、第35期の期首に当該株式分割が行われたものと仮定して、1株当たり純資産額及び1株当たり当期純利益を算定しております。

  なお、1株当たり配当額については、当該株式分割前の実際の配当額を記載しております。

7.株主総利回りの算定に使用した比較指標は、第39期までは、東証第二部株価指数を使用しておりましたが、東京証券取引所の市場区分見直しにより、第35期から第40期までの比較指標を配当込みTOPIXに変更しております。

8.最高株価及び最低株価は、2022年4月4日以降は東京証券取引所スタンダード市場、2022年4月3日以前は東京証券取引所市場第二部、2018年10月4日以前は東京証券取引所市場JASDAQ(スタンダード)におけるものであります。

  なお、2018年3月期及び2019年3月期の株価については、株式分割後の最高株価及び最低株価を記載しており、株式分割前の最高株価及び最低株価を括弧内に記載しております。

9.2020年6月24日開催の第37期定時株主総会決議により、決算期を3月31日から12月31日に変更しました。従って、第38期は2020年4月1日から2020年12月31日の9ヶ月間となっております。

10.「収益認識に関する会計基準」(企業会計基準第29号 2020年3月31日)等を第40期の期首から適用しており、第40期に係る主要な経営指標等については、当該会計基準等を適用した後の指標等となっております。

 

 

 

2 【沿革】

当社は、1984年10月に東京都中央区において、オフィスアドバンス株式会社として設立され、2001年2月に東京都墨田区に移転し、2006年7月に商号を富士ソフトサービスビューロ株式会社に変更し、現在は、コールセンターサービス、BPOサービスを2本柱にITを活かしたトータル・アウトソーシング企業として事業を展開しております。

当社の設立から現在に至るまでの経緯は、次のとおりであります。

 

年月

概要

1984年10月

 

 

1986年10月

1987年6月

1994年11月

1996年10月

2000年6月

2000年10月

2001年2月

2002年10月

2004年9月

2004年11月

2005年3月

2005年9月

2006年7月

2007年1月

 

2008年9月

 

2009年4月

2009年9月

2009年12月

2010年2月

2011年3月

2012年10月

2014年1月

2016年3月

2017年10月

 

2018年10月

2018年11月

2019年10月

2020年4月

2021年3月

2021年11月

2022年4月

東京都中央区に株式会社エービーシ(現 富士ソフト株式会社)の全額出資により同社のデータ入力部門が独立し、データエントリー事業を目的としたオフィスアドバンス株式会社(現 当社、資本金4,000万円)を設立

福島県郡山市に郡山データセンターを開設

商号を「エービーシサービスビューロ株式会社」に変更

福島県会津若松市に会津データセンターを開設

商号を「富士ソフトエービーシサービスビューロ株式会社」に変更

一般労働者派遣事業許可を取得し、人材オフィスサービスを開始

本社コールセンター(現 錦糸町コンタクトセンター((注)1))を開設し、サービスを開始

本社を東京都墨田区に移転

大阪府大阪市中央区に大阪コールセンターを開設

BPO((注)2)サービスを開始

千葉県我孫子市に天王台コールセンター(現 天王台コンタクトセンター((注)1))を開設

「個人情報保護マネジメントシステム(JIS Q15001)」認証を取得

有料職業紹介事業許可を取得

商号を「富士ソフトサービスビューロ株式会社」に変更

錦糸町コンタクトセンター((注)1)で「情報セキュリティマネジメントシステム(ISO27001)」認証を取得

福島県会津若松市に会津コールセンター(現 会津コンタクトセンター((注)1))を開設し、大阪コールセンター業務と統合

大阪府吹田市に大阪オフィスを開設

北海道札幌市中央区に札幌オフィスを開設

「品質マネジメントシステム(ISO9001)」認証を取得

新潟県新潟市中央区に新潟コールセンター(現 新潟コンタクトセンター((注)1))を開設

福岡県福岡市博多区に福岡オフィスを開設

経営合理化のため、富士ソフトSSS株式会社(長崎県佐世保市、IT事業等)を吸収合併

長崎県長崎市に長崎オフィスを開設

東京証券取引所JASDAQ(スタンダード)に株式を上場

女性活躍推進法に基づく優良企業認定マーク「えるぼし」における最高評価「3段階目」の認定を取得

東京証券取引所市場第二部へ市場変更

愛知県名古屋市中区に名古屋オフィスを開設

次世代育成支援対策推進法に基づく子育てサポート企業「くるみん」の認定を取得

千葉県千葉市美浜区に幕張オフィスを開設

大阪府吹田市に大阪BPOセンターを開設

女性活躍推進法に基づく優良企業認定マーク「プラチナえるぼし」の認定を取得

東京証券取引所の市場区分の見直しにより市場第二部からスタンダード市場へ移行

 

(注)1.コンタクトセンターとは、電話対応だけでなくFAX、電子メール、チャット、ウェブ、SNS、郵送 など複数のチャネルで顧客からの問い合わせや対応を行う設備を整えたセンターの名称であります。

2.BPO(Business Process Outsourcing)とは、官公庁及び地方自治体並びに企業等の業務プロセスの 一部について、業務の企画・設計から実施までを含めて外部委託することをいいます。

 

3 【事業の内容】

当社は、官公庁や民間企業に対して、BPOサービス事業を営む単一セグメントの会社であり、サービスを次の
2つに区分しております。

サービスの区分

サービスの主な内容

①コールセンターサービス

・コールセンターの構築・運営

  年金相談窓口、ITヘルプデスク(テクニカルサポート)、受注
  センター、緊急対応コールセンター、その他各種ご案内業務等

②BPOサービス  (注)1

・BPOサービス

  事務代行(業務受付、書類開封、入力、整理等の事務処理)、

  文書電子化(スキャニング)、原本管理業務、データエントリー

  処理業務、その他各種業務等

・オフィス・サポートサービス

  顧客事務センター内での事務業務受託、人材派遣、チーム派遣、
  人材紹介、紹介予定派遣 (注)2

 

・ウェブコンテンツ/システム・サポートサービス
  Webサイト構築サービス、運用保守サービス、システム開発
  サービス

 

(注)1.BPO(ビジネス・プロセス・アウトソーシング)サービスとは、官公庁及び地方自治体並びに企業等が、中核ビジネス以外の業務プロセスの一部を専門業者に外部委託することをいい、従来のアウトソーシングとは異なり、BPOサービスでは業務プロセスの設計から運用までをワンストップで請け負います。

2.紹介予定派遣とは、一定期間「派遣社員」として働き、派遣期間(最長6ヶ月)終了後、本人と派遣先企業双方合意のもと直接雇用契約を締結し、社員となる働き方であります。

 

当社は、「コールセンターサービス」「BPOサービス」を2本柱にITを活かしたサービスを展開するトータル・アウトソーシング企業として、官公庁系ビジネス、ITヘルプデスク、金融系オフィスサービスに特化したサービスを展開しております。

当社では、“お客様に「信頼」されるベストパートナーを目指して!”をスローガンに、「ローコスト・高品質・強固なセキュリティ体制」を基本とした365日・24時間のサポート体制を確立し、顧客の多様化されたニーズに応えることができるよう、サービス体制を構築しております。

なお、当社は親会社である富士ソフト株式会社を中心とした企業グループ(以下「富士ソフトグループ」という)に属しております。

 

 当社の事業系統図は以下のとおりであります。


 

 

事業の内容

(1) コールセンターサービス

コールセンターサービスは、主に顧客が設置しているお客様相談窓口などの電話受信業務(インバウンド)を当社が受託し、当社の自社センターあるいは顧客内の設備を使用して、顧客のお客様からの問い合わせを顧客に代わって、当社の専任のオペレーターが受信するサービスであります。また、蓄積されたお客様データ(例、問い合わせ履歴、苦情の内容など)を分析し、顧客のお客様満足度向上及びサービス向上を図る提案を行っております。

 

<コールセンターサービス 概略図>


 

・年金相談窓口
各種年金に関するお問い合わせコールセンター業務等を行います。

・ITヘルプデスク(テクニカルサポート)
IT関連の各種設定やトラブル等を解決するため、ヘルプデスクによる不備解消業務を行います。

・受注センター
電子商取引(Electronic Commerce)サイト、通信販売などの受注問い合わせから最終工程の出荷、配送までをトータルでサポートします。

・緊急対応コールセンター
製品、商品の欠陥や不具合、リコール対応のための緊急対応コールセンターを立ち上げ、受信などオペレーション対応を行います。

・その他各種ご案内業務
自治体向け各種案内窓口(給付金、マイナンバー、統計調査、各種自治体の施策に関する窓口の開設・運用)、旅館・施設予約コールセンター(旅館・ホテルや公共施設・公共交通機関などの予約業務)、代表電話転送受付、マルチチャネル(電話、FAX、電子メール、チャット、ウェブ、SNS等の複数メディア)サポート等を行います。

 

なお、コールセンターサービスは電話受信業務(インバウンド)の他に、顧客に代わってコールセンターから顧客のお客様に商品等の販売促進、アンケート調査等のために電話をかける業務(アウトバウンド)や、コールセンターのプランニング、フロー検討、オペレーター教育、マニュアル作成等のセンター構築業務を行っており、顧客のニーズにお応えするため、多様なサービスを展開しております。

 

 

(2) BPOサービス

a.BPOサービス

BPOサービスは、主に顧客が設置している事務センターなどで行う業務を当社が受託し、顧客に代わって業務処理を行うサービスであります。当社は、顧客が当社のサービスを導入するまでの主なプロセスとして、顧客の業務分析、改善提案、業務体制の構築及び業務開始準備を行います。クレジットカード会社、生損保会社等の顧客の事務センターで行われている業務や、官公庁、自治体からの各種資料のデータ入力、一般企業からの契約書・図面等の重要書類のスキャニングによる電子化などの業務委託を受け、サービスの提供を行っております。

 

・事務代行
送付物の受領・受付、書類開封・封入物の確認、書面の記載内容確認及び記載内容の不備解消、仕分・文書管理・保管、封入・封緘・発送等の事務業務を代行します。

・文書電子化(スキャニング)、原本保管業務
各種紙媒体の電子化(スキャニング)を行い、原本は外部提携倉庫に保管を行います。

・データエントリー
・テキストデータエントリー
 各種紙媒体のテキスト等データの入力(エントリー)を行います。
・イメージデータエントリー
 各種紙媒体の電子化(スキャニング)を行い、イメージデータ化した画像ファイルを見ながら

  入力(エントリー)を行います。

・その他各種処理業務
マイナンバー制度の開始に伴い発生するマイナンバー収集、入力等の処理業務、その他各種事務局の

  運営サポート等を行います。

 

BPOサービス導入までの主なプロセスは次のとおりであります。


 

 顧客が設置している事務センターや作業スペースの他、自社センターを利用した業務処理等のサービスを提供しております。

 

b.オフィス・サポートサービス

オフィス・サポートサービスは、顧客内の事務センター等において、業務受託、人材派遣、チーム派遣、人材紹介、紹介予定派遣のサービスを提供しております。

 

・業務受託
オフィス・サポートサービスの業務受託は、主に顧客の建物内の事務処理センターや作業スペースにおいて、当社が事務処理、仕分及びデータ入力等の業務処理を受託し、顧客に代わってサービスを行うものであります。また、人材の採用、教育やチームをまとめるスーパーバイザー(SV)によるシフト管理なども当社が一括して行います。

 

<業務受託 概略図>


 

・人材派遣

  人材派遣は、「労働者派遣事業の適正な運営の確保及び派遣労働者の保護等に関する法律」(以下「労働者派遣法」という)に基づき労働者派遣事業を厚生労働大臣の許可を受けて行っております。当社の事業であるコールセンターサービス、BPOサービスの人材の強みを活かし、顧客が運営するコールセンターや事務センターなどの業務処理部門に即戦力としての人材を派遣し、また、チームでの派遣を行うなど他の派遣会社との差別化を図っております。

 

 <人材派遣 概略図>


 

 <チーム派遣>

 チーム派遣は、複数名の要員を1チーム単位として、チームをまとめるスーパーバイザー(SV)を当社の自社センターでの経験者などから選任し、派遣先へチームごと派遣します。SVは、チーム内の派遣スタッフの人材管理・勤怠管理・要員教育を取りまとめる他、モチベーション管理等を行います。これらにより、派遣先担当者の業務負担軽減、顧客の業務合理化が図られます。

 

 <チーム派遣 概略図>


 

・人材紹介、紹介予定派遣

人材紹介、紹介予定派遣は、職業安定法に基づく厚生労働大臣の許可及び労働者派遣法に基づく厚生労働大臣の許可を受け、事業を営んでおります。

 

c.その他サービス

その他のサービスとして、コールセンターサービス、BPOサービスとの関わりのある周辺サービスとして、ITを活かしたウェブコンテンツ/システム・サポートサービスを提供しております。

ウェブコンテンツサービスは、コーポレートサイト・電子商取引(Electronic Commerce)サイト等のWebサイト構築サービスについて、プランニングからデザイン、システム開発まで一貫したサービスを提供しております。

システム・サポートサービスは、Web系・オープン系システムの新規開発、基幹システム等の保守運用、社内ネットワークシステムの構築・運用支援等のサービスを提供しております。

 

 

4 【関係会社の状況】

 

名称

住所

資本金又は

出資金

(百万円)

主要な事業

の内容

議決権の所有

(又は被所有)

割合

(%)

関係内容

(親会社)

 

 

 

 

 

富士ソフト株式会社

神奈川県
横浜市中区

26,200

情報処理システム設計・開発・販売並びにその運営管理、保守等

被所有57.33

当社サービスの提供

情報通信機器の購入

事務所貸借

 

(注) 親会社は有価証券報告書を提出しております。

 

5 【従業員の状況】
(1) 提出会社の状況

 2022年12月31日現在

従業員数(名)

平均年齢(歳)

平均勤続年数(年)

平均年間給与(千円)

442

3,201

42.76

8.93

5,079

 

 

当社は、BPO事業の単一セグメントであるため、サービスの区分で従業員数を示すと以下のとおりであります。

サービスの区分

従業員数(名)

コールセンターサービス

121

(1,455)

BPOサービス

248

(1,738)

全社(共通)

73

    (8

合計

442

3,201

 

(注)1.従業員数は、正社員及び契約社員数(当社から社外への出向者を除き、社外から当社への出向者を含む)

であり、臨時雇用者(時給社員)の年間の平均人数を( )内に外数で記載しております。

   2.平均年間給与は、賞与及び基準外賃金を含んでおります。

3.全社(共通)は、管理本部、技術本部、営業推進部、内部監査室の従業員であります。

 
(2) 労働組合の状況
労働組合はありませんが、労使関係は円満に推移しております。

 

 

2 【事業等のリスク】

本書に記載いたしました当社の経営成績の概況及び財政状態の概況等に影響を及ぼす可能性があるリスクは、以下のとおりです。また、必ずしも、そのようなリスク要因に該当しない事項についても、投資家の投資判断上、重要であると考えられる事項については、積極的な情報開示の観点から以下に開示しております。

当社はこれらのリスク発生の可能性を認識した上で、未然の発生回避に努める方針であります。

なお、文中における将来に関する事項は、当事業年度末現在において当社が判断したものであり、将来において発生の可能性があるすべてのリスクを網羅するものではありません。

 

(1) 事業環境について

当社は、コールセンターサービス及びBPOサービスを2本柱に事業を展開しておりますが、当該業界における景気動向や顧客の組織再編等の状況によっては、当社の経営成績及び財務状況等に影響を及ぼす可能性があります。また、当該業界を事業領域とする同業他社は多数存在しており、これら事業者による価格競争が激化した場合、当社の経営成績及び財務状況等に影響を及ぼす可能性があります。

 

(2) 官公庁等の取引先について

当社は、官公庁等との大型契約を多数締結しております。引き続き入札案件の受託を通じ、事業拡大を図っていく方針であります。また、大型案件で求められる業務提案書の作成については、案件ごとにチーム組成し、提案書の内容等を検討する見積り検討会を複数行い、質の高い業務提案書により受注率の向上を図っておりますが、官公庁等の入札方針に変化が生じた場合、又は大型案件の入札ができなかった場合には、当社の経営成績及び財務状況等に影響を及ぼす可能性があります。

 

(3) 不採算案件の発生について

当社は、不採算案件の発生リスクを回避するため、案件規模により見積り検討会を実施し、不採算案件の発生を未然に防ぐよう努めております。また、各案件の業務開始後には、月次単位で損益状況を把握し、原価率の変化をチェックして不採算の兆候をいち早く捉え、対応策をとるようにしております。しかしながら、想定外の事象の発生等により実際の発生が見積りと異なる場合、不採算案件となり、当社の経営成績及び財務状況に影響を及ぼす可能性があります。

 

(4) 法的規制について

当社は、「労働者派遣事業の適正な運営の確保及び派遣労働者の保護等に関する法律」(以下、「労働者派遣法」という)に基づき、一般労働者派遣事業許可を取得しております。また、「職業安定法」に基づき有料職業紹介事業を行っております。当社では、関係法令の遵守に努めておりますが、各法令に定める事業主としての欠格事由に該当した場合や、法令に違反した場合、当該事業の停止を命じられ、当社の経営成績及び財務状況に影響を及ぼす可能性があります。なお、当社では、多くの有期契約社員が業務に従事しております。2013年の改正労働契約法施行により、施行日以降において有期雇用契約が反復更新され通算契約期間が5年を超えた場合に労働者が申込みをしたときは、期間の定めのない雇用契約に転換されることが法定された他、2016年10月からは、短時間労働者に対する厚生年金及び健康保険の適用が拡大されました。また、2020年4月から施行された「パートタイム・有期雇用労働法」の施行並びに「労働者派遣法」の改正(同一労働同一賃金)の導入では、同一企業内におけるいわゆる正規雇用労働者と非正規雇用労働者との間の不合理な待遇格差を設けることが禁止されました。今後新たに労働関連の法規制施行や改正が行われた場合、当該事業に不利な影響を及ぼすものであれば、優秀な人材を雇用できなくなる可能性や当社の人件費が高騰する等、当社の経営成績及び財務状況に影響を及ぼす可能性があります。

 

(5) 人材の確保及び育成について

当社の事業展開において、高度な専門知識及び経験を有する優秀な人材を確保すること、並びにコンタクトセンターやBPOセンターにおいて顧客ニーズに応じた人材の確保をスピーディに行うことは重要な経営課題であります。今後の外部環境の変化により、要望する人材の確保ができなかった場合、当社の経営成績及び財務状況等に影響を及ぼす可能性があります。

 

 

(6) システム障害等の影響について

当社は、会計システムや登録スタッフ及び就業スタッフの個人情報、お客様の基本情報を管理するシステム及びそのネットワークを活用しております。そのため、不測の事態に備え、システムのバックアップ体制の構築、セキュリティ強化等の対策を講じております。しかしながら、これらのシステム及びそのネットワークにおいてトラブルが起こった場合、業務に支障をきたし、損害が生じる可能性があります。また、復旧が長引くと業務に重大な支障をきたし、当社の経営成績及び財務状況等に影響を及ぼす可能性があります。

 

(7) 災害等の発生について

当社は、コンタクトセンターやBPOセンターを複数拠点に展開することで、大規模な地震・暴風雨・洪水・大雪等の自然災害、新型コロナウイルスを始めとした感染症の大流行、火災・暴動等の人災が発生した場合においても、地域の異なる複数拠点にてセンターを運用(マルチサイト化)することで、業務の代替が可能な環境を構築しております。しかしながら、予想を超える社会インフラの規制、損壊及び機能低下等の事態となった場合、当社の経営成績及び財務状況等に影響を及ぼす可能性があります。

 

(8) 個人情報及び機密情報等の情報漏えいリスクについて

当社は、業務上顧客のお客様に関する個人情報や機密情報を取り扱うとともに、登録スタッフや社員の個人情報を保有しております。それらの機密情報を管理する体制を構築するため、2005年3月にプライバシーマーク、2007年1月にISMSの認証を取得しております。認証を維持するため、不正アクセス等の物理的・システム的なセキュリティ対策を講じるとともに、情報セキュリティ委員会を設置し、規程の整備や社内教育を徹底する等、情報管理体制の見直し・強化に努めております。しかしながら、万が一当該情報が漏えいした場合には、顧客からの損害賠償請求や社会的信用の失墜により、当社の経営成績及び財務状況等に影響を及ぼす可能性があります。

 

(9) 固定資産の減損損失に関するリスク

業務に係る固定資産において、業務終了等のため使用見込みが定まらないなどにより、固定資産の減損会計を適用し減損損失を認識した場合、当社の経営成績及び財務状況等に影響を及ぼす可能性があります。

 

(10) 親会社グループとの関係

当社の親会社は富士ソフト株式会社(以下、親会社といいます。)であり、当社は連結子会社として親会社グループに属しております。親会社グループにおいては、「各企業が相互に独立会社としての尊厳と自主性・主体性を尊重する」旨のグループ会社憲章を定めており、各企業が独自の方針等により事業を展開するとともに、各々の特徴を生かしたアライアンスを推進していくことにより、親会社グループ全体としての成長を実現していくことをグループ戦略としております。

当社と同グループとの関係は以下のとおりであります。

① 資本関係について

親会社は、当事業年度末現在において当社の議決権の57.33%を保有していることから、当社株式の議決権行使等により当社の経営等に影響を及ぼし得る立場にあり、同社の利益は他の株主の利益と一致しない可能性があります。

 

② 出向者について

親会社グループとの一層の連携強化を図るため、必要に応じて親会社から出向者の受け入れや、当社から親会社への出向を行っております。当事業年度末現在における当社従業員は442名であり、親会社からの出向者はおりませんが、当社から親会社へ4名が出向しております。

 

③ 取引関係について

親会社グループとの取引については、以下の取引が発生しておりますが、いずれの取引も案件ごとに協議、相見積り等を実施しており、当社との関連を有しない会社との取引と同様に決定しております。

a.親会社である富士ソフト株式会社との主な取引

当社と富士ソフト株式会社との間に、業務委託契約及び派遣契約があり、これらの契約に係る当社の売上高は2億28百万円となっております。また、富士ソフト錦糸町ビル等の不動産賃貸契約があり、当該契約に係る取引(当社の賃借)金額は1億74百万円となっております。

b.富士ソフトグループ企業との取引

当社は富士ソフトグループ企業(兄弟会社)との間に、業務委託契約及び派遣契約があり、これらの契約に係る当社の売上高は73百万円となっております。

 

④ 親会社からの独立性の確保について

当社では、社外取締役2名及び社外監査役2名を、一般株主と利益相反が生じるおそれのない独立役員として選任し、経営の透明性を確保するとともに、取締役会においては、当社独自の経営判断に基づき、意思決定しております。

 

4 【経営上の重要な契約等】

(重要な業務受託契約)

相手先の名称

契約品目

契約年月日

契約期間

契約内容

日本年金機構

第1コールセンターにおける年金電話相談等業務

2021年12月8日

2021年12月8日から
2025年5月16日まで

電話相談等業務の受託

日本年金機構

国民年金及び厚生年金保険の適用業務等に関する年金電話相談等業務

2021年12月8日

2021年12月8日から
2025年9月12日まで

電話相談等業務の受託

 

 

2 【主要な設備の状況】

2022年12月31日現在

事業所名

(所在地)

サービスの区分

設備の内容

帳簿価額(千円)

従業員数

(名)

建物

工具、器具

及び備品

リース

資産

ソフト

ウエア

合計

本社

(東京都墨田区)

コールセンターサービス

BPOサービス

事務用設備

17,114

156,216

29,769

203,099

260

(1,857)

東京BPOセンター

(東京都墨田区)

BPOサービス

事務用設備

エントリー設備

8,232

16,936

2,821

27,990

18

(55)

錦糸町コンタクトセンター

(東京都墨田区)

コールセンターサービス

コールセンター設備

29,358

159,419

145,974

334,752

26

(411)

天王台コンタクトセンター

(千葉県我孫子市)

コールセンターサービス

BPOサービス

コールセンター設備

エントリー設備

37,245

76,601

1,529

2,730

118,107

12

(191)

郡山BPOセンター

(福島県郡山市)

BPOサービス

エントリー設備

6,599

20,171

2,167

28,938

21

(53)

会津BPOセンター

(福島県会津若松市)

BPOサービス

エントリー設備

2,573

14,507

1,406

18,486

25

(61)

会津コンタクトセンター

(福島県会津若松市)

コールセンターサービス

コールセンター設備

3,643

15,908

19,551

10

(95)

新潟コンタクトセンター

(新潟県新潟市中央区)

コールセンターサービス

コールセンター設備

5,719

23,773

29,492

18

(104)

大阪BPOセンター

(大阪府吹田市)

BPOサービス

事務用設備

3,409

6,261

9,671

(-)

幕張オフィス

(千葉県千葉市美浜区)

他、地方オフィス5件

コールセンターサービス

BPOサービス

事務用設備

17,373

40,816

126

58,316

52

(374)

 

(注) 1.エントリー設備とは、テキストデータやイメージデータを入力するための設備であります。

2.従業員数は、正社員及び契約社員数(当社から社外への出向者を除き、社外から当社への出向者を含む)であり、臨時雇用者(時給社員)数は、年間の平均雇用人数を( )内に外数で記載しております。

3.現在休止中の主要な設備はありません。

4.主要な設備のうち、他の者から賃借している主な設備は以下のとおりであります。

事業所名

(所在地)

サービスの名称

設備の内容

当期賃借料(千円)

本社

(東京都墨田区)

コールセンターサービス

BPOサービス

事務所

131,570

 

 

① 【株式の総数】

 

種類

発行可能株式総数(株)

普通株式

54,000,000

54,000,000

 

 

① 【ストックオプション制度の内容】

該当事項はありません。

 

② 【ライツプランの内容】

該当事項はありません。

 

 

(5) 【所有者別状況】

 2022年12月31日現在

区分

株式の状況(1単元の株式数100株)

単元未満
株式の状況
(株)

政府及び
地方公共
団体

金融機関

金融商品
取引業者

その他の
法人

外国法人等

個人
その他

個人以外

個人

株主数
(人)

2

18

12

14

5

2,049

2,100

所有株式数
(単元)

580

5,624

78,887

9,218

34

40,630

134,973

2,700

所有株式数
の割合(%)

0.43

4.17

58.45

6.82

0.03

30.10

100.00

 

(注) 自己株式400,607株は、「個人その他」に4,006単元及び「単元未満株式の状況」に7株を含めています。

 

(6) 【大株主の状況】

  2022年12月31日現在

氏名又は名称

住所

所有株式数
(株)

発行済株式(自己株式を除く。)の総数に対する所有株式数の割合(%)

富士ソフト株式会社

神奈川県横浜市中区桜木町一丁目1番地

7,508,400

57.31

貝 塚  隆

神奈川県横浜市泉区

360,000

2.74

富士ソフトサービスビューロ従業員持株会

東京都墨田区江東橋二丁目19番7号

322,567

2.46

JPLLC-CL JPY
(常任代理人 シティバンク、エヌ・エイ東京支店)

FOUR CHASE METROTECH CENTER BROOKLYN,NY 11245
(東京都新宿区新宿六丁目27番30号)

290,000

2.21

野村證券株式会社

東京都中央区日本橋一丁目13番1号

247,400

1.88

MSIP CLIENT SECURITIES
(常任代理人 モルガン・スタンレーMUFG証券株式会社)

25 Cabot Square,Canary Wharf,London E14 4QA,U.K.
(東京都千代田区大手町一丁目9番7号)

195,500

1.49

株式会社エフアンドエム

大阪府吹田市江坂町一丁目23番38号

180,000

1.37

佐 藤  諭

神奈川県川崎市中原区

180,000

1.37

山 下 良 久

奈良県奈良市

152,400

1.16

株式会社日本ビジネスソフト

長崎県佐世保市三川内新町27番1号

150,000

1.14

9,586,267

73.18

 

(注)上記のほか当社所有の自己株式400,607株があります。

① 【貸借対照表】

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

(単位:千円)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

前事業年度

(2021年12月31日)

当事業年度

(2022年12月31日)

資産の部

 

 

 

流動資産

 

 

 

 

現金及び預金

1,681,382

2,176,045

 

 

受取手形

5,193

5,845

 

 

売掛金

※2 2,395,229

-

 

 

売掛金及び契約資産

-

※1,※2 2,158,062

 

 

未収入金

43,612

76,830

 

 

商品

-

76

 

 

仕掛品

45,770

13,269

 

 

貯蔵品

3,846

3,904

 

 

前払費用

119,840

128,092

 

 

その他

4,377

4,624

 

 

流動資産合計

4,299,252

4,566,750

 

固定資産

 

 

 

 

有形固定資産

 

 

 

 

 

建物(純額)

138,240

131,269

 

 

 

工具、器具及び備品(純額)

515,722

530,612

 

 

 

リース資産(純額)

2,235

1,529

 

 

 

有形固定資産合計

※3 656,198

※3 663,411

 

 

無形固定資産

 

 

 

 

 

ソフトウエア

49,038

185,696

 

 

 

その他

3,901

3,901

 

 

 

無形固定資産合計

52,940

189,597

 

 

投資その他の資産

 

 

 

 

 

長期前払費用

18,714

95,772

 

 

 

敷金及び保証金

100,368

92,952

 

 

 

繰延税金資産

299,084

304,631

 

 

 

投資その他の資産合計

418,166

493,356

 

 

固定資産合計

1,127,304

1,346,365

 

資産合計

5,426,557

5,913,115

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

(単位:千円)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

前事業年度

(2021年12月31日)

当事業年度

(2022年12月31日)

負債の部

 

 

 

流動負債

 

 

 

 

買掛金

※2 254,718

※2 274,675

 

 

1年内返済予定の長期借入金

99,936

99,936

 

 

リース債務

714

721

 

 

未払金

91,309

182,077

 

 

未払費用

516,984

729,717

 

 

未払法人税等

233,149

68,574

 

 

未払消費税等

143,219

267,045

 

 

前受金

82

10,696

 

 

預り金

37,896

63,827

 

 

賞与引当金

321,853

303,208

 

 

役員賞与引当金

13,350

27,900

 

 

受注損失引当金

6,008

19,232

 

 

流動負債合計

1,719,223

2,047,612

 

固定負債

 

 

 

 

長期借入金

175,144

75,208

 

 

リース債務

1,571

850

 

 

退職給付引当金

429,446

475,955

 

 

役員退職慰労引当金

14,632

18,891

 

 

資産除去債務

6,022

6,022

 

 

固定負債合計

626,817

576,927

 

負債合計

2,346,040

2,624,540

純資産の部

 

 

 

株主資本

 

 

 

 

資本金

354,108

354,108

 

 

資本剰余金

 

 

 

 

 

資本準備金

314,108

314,108

 

 

 

資本剰余金合計

314,108

314,108

 

 

利益剰余金

 

 

 

 

 

利益準備金

15,000

15,000

 

 

 

その他利益剰余金

 

 

 

 

 

 

別途積立金

404,135

404,135

 

 

 

 

繰越利益剰余金

1,993,307

2,353,127

 

 

 

利益剰余金合計

2,412,442

2,772,263

 

 

自己株式

143

151,905

 

 

株主資本合計

3,080,516

3,288,575

 

純資産合計

3,080,516

3,288,575

負債純資産合計

5,426,557

5,913,115

 

② 【損益計算書】

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

(単位:千円)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

前事業年度

(自 2021年1月1日

 至 2021年12月31日)

当事業年度

(自 2022年1月1日

 至 2022年12月31日)

売上高

9,345,963

※1 11,790,990

売上原価

7,387,197

9,550,976

売上総利益

1,958,766

2,240,014

販売費及び一般管理費

※2 1,385,636

※2 1,571,412

営業利益

573,130

668,601

営業外収益

 

 

 

受取利息

6

7

 

助成金収入

549

1,005

 

未払配当金除斥益

94

106

 

備品売却収入

-

181

 

その他

28

117

 

営業外収益合計

679

1,418

営業外費用

 

 

 

支払利息

1,011

705

 

休業手当

157

679

 

支払補償費

-

815

 

自己株式取得費用

-

1,071

 

その他

63

175

 

営業外費用合計

1,232

3,448

経常利益

572,576

666,571

特別損失

 

 

 

固定資産除却損

※3 9,414

※3 39,447

 

感染症対策費

※4 3,045

※4 21,605

 

減損損失

-

※5 3,820

 

事務所移転費用

-

2,725

 

特別損失合計

12,460

67,598

税引前当期純利益

560,116

598,972

法人税、住民税及び事業税

267,862

172,519

法人税等調整額

88,183

7,879

法人税等合計

179,678

164,640

当期純利益

380,437

434,332