株式会社エアトリ
AirTrip Corp.
港区愛宕2-5-1愛宕グリーンヒルズMORIタワー19階
証券コード:61910
業界:サービス業
有価証券報告書の提出日:2022年12月27日

(1) 連結経営指標等

 

回次

国際会計基準

第12期

第13期

第14期

第15期

第16期

決算年月

2018年9月

2019年9月

2020年9月

2021年9月

2022年9月

売上収益

(百万円)

12,426

24,306

21,241

17,524

13,589

税引前利益又は損失(△)

(百万円)

1,138

585

9,190

3,043

2,030

当期利益又は損失(△)

(百万円)

992

751

8,825

2,514

1,626

親会社の所有者に帰属
する当期利益又は損失(△)

(百万円)

855

731

8,692

2,372

1,712

包括利益又は損失(△)

(百万円)

986

727

8,834

2,540

1,863

親会社の所有者に帰属
する包括利益又は損失(△)

(百万円)

852

714

8,697

2,369

1,853

親会社の所有者に帰属
する持分

(百万円)

5,099

9,716

1,983

7,475

9,185

資産合計

(百万円)

24,939

31,253

21,940

21,373

24,135

1株当たり親会社
所有者帰属持分

(円)

287.83

489.56

92.21

334.54

410.93

基本的1株当たり
当期利益又は損失(△)

(円)

49.09

38.95

433.80

112.15

77.38

希薄化後1株当たり
当期利益又は損失(△)

(円)

47.30

37.86

433.80

109.48

75.90

親会社所有者帰属持分
比率

(%)

20.44

31.09

9.03

34.97

38.05

親会社所有者帰属持分
利益率

(%)

16.76

9.87

148.59

50.17

20.56

株価収益率

(倍)

56.46

49.41

39.23

36.81

営業活動による
キャッシュ・フロー

(百万円)

527

76

559

3,630

2,807

投資活動による
キャッシュ・フロー

(百万円)

1,010

678

256

1,715

952

財務活動による
キャッシュ・フロー

(百万円)

3,662

4,459

1,643

253

1,780

現金及び現金同等物
の期末残高

(百万円)

5,320

8,997

7,042

8,771

8,954

従業員数

〔ほか、平均臨時
雇用人員〕

(名)

1,412

1,527

1,296

574

316

-〕

-〕

-〕

-〕

-〕

 

(注) 1.第12期より国際会計基準(以下「IFRS」という。)に基づいて連結財務諸表を作成しております。

2.第14期において、企業結合に係る暫定的な会計処理の確定を行ったことに伴い、第13期に関連する連結経営指標等について、暫定的な会計処理の確定の内容を反映させております。

3.第14期の経営指標等における株価収益率は当期損失のため記載を省略しております。

 

回次

日本基準

第12期

決算年月

2018年9月

売上高

(百万円)

12,417

経常損失(△)

(百万円)

608

当期純損失(△)

(百万円)

276

包括利益又は損失(△)

(百万円)

52

純資産額

(百万円)

4,385

総資産額

(百万円)

23,428

1株当たり純資産額

(円)

222.48

1株当たり当期純損失(△)

(円)

24.29

潜在株式調整後
1株当たり当期純利益
金額

(円)

自己資本比率

(%)

16.8

自己資本利益率

(%)

株価収益率

(倍)

営業活動による
キャッシュ・フロー

(百万円)

567

投資活動による
キャッシュ・フロー

(百万円)

1,010

財務活動による
キャッシュ・フロー

(百万円)

3,623

現金及び現金同等物
の期末残高

(百万円)

5,320

従業員数

〔ほか、平均臨時
雇用人員〕

(名)

1,412

-〕

 

(注) 1.第12期の諸数値につきましては、金融商品取引法第193条の2第1項の規定に基づく監査を受けておりません。

2.第12期の経営指標等における潜在株式調整後1株当たり当期純利益金額、自己資本利益率、株価収益率は当期純損失のため記載を省略しております。

 

 

(2) 提出会社の経営指標等

 

回次

第12期

第13期

第14期

第15期

第16期

決算年月

2018年9月

2019年9月

2020年9月

2021年9月

2022年9月

売上高

(百万円)

3,942

5,951

4,568

7,895

9,558

経常利益又は経常損失(△)

(百万円)

664

777

474

1,441

525

当期純利益又は当期純損失(△)

(百万円)

649

787

6,820

2,034

892

資本金

(百万円)

1,100

2,922

3,138

1,529

1,547

発行済株式総数

(株)

17,708,000

19,801,300

20,419,800

22,107,965

22,157,465

純資産額

(百万円)

3,697

6,579

389

5,478

6,092

総資産額

(百万円)

12,854

18,033

11,020

12,857

14,739

1株当たり純資産額

(円)

289.91

332.25

17.86

246.98

274.11

1株当たり配当額
(1株当たり中間配当額)

(円)

10

10

10

10

10

(-)

(-)

(-)

(-)

(-)

1株当たり当期純利益
金額又は1株当たり当期純損失金額(△)

(円)

38.60

41.92

340.38

96.14

40.33

潜在株式調整後1株当たり当期純利益金額

(円)

93.85

39.56

自己資本比率

(%)

28.3

36.5

3.3

42.5

41.2

自己資本利益率

(%)

69.84

15.48

株価収益率

(倍)

45.76

70.62

配当性向

(%)

10.40

24.80

従業員数
(ほか、平均臨時
雇用人員)

(名)

129

152

152

121

114

-〕

―〕

―〕

-〕

-〕

株主総利回り

(%)

118.0

82.5

60.7

188.3

122.9

(比較指標:

配当込みTOPIX)

(%)

(110.8)

(99.3)

(104.2)

(132.9)

(123.4)

最高株価

(円)

3,005

2,708

2,018

4,400

4,595

最低株価

(円)

1,936

1,753

517

1,184

2,167

 

(注) 1.第12期、第13期及び第14期の潜在株式調整後1株当たり当期純利益金額については、潜在株式は存在するものの、1株当たり純損失であるため記載しておりません。

2.第12期、第13期及び第14期の自己資本利益率、株価収益率及び配当性向については、当期純損失であるため記載しておりません。

3.収益認識に関する会計基準」(企業会計基準第29号 2020年3月31日)等を第16期の期首から適用しており、第16期に係る主要な経営指標等については、当該会計基準等を適用した後の指標等となっております。

4.最高株価及び最低株価は、2022年4月4日以降については東京証券取引所(プライム市場)におけるものであり、それ以前については東京証券取引所(市場第一部)におけるものであります。

 

2 【沿革】

当社取締役の大石崇徳は2007年5月にオンライン旅行事業を目的とした株式会社旅キャピタルを設立いたしました。2013年10月にはオンライン旅行事業のみでなく総合IT事業を営む会社としての方向性を明確化するため「株式会社エボラブルアジア」へ、2020年1月には「株式会社エアトリ」へ商号変更しております。

年月

概要

2007年5月

東京都渋谷区道玄坂一丁目19番12号にオンラインによる旅行事業を行う目的で株式会社旅キャピタル(資本金50,000千円)を設立

2007年8月

株式会社DTS(東京都知事登録旅行業第2-5989号)を子会社として設立し、その後(株)DTSが株式会社アイ・ブイ・ティから「e航空券.com」の事業を取得する
航空券販売サイト「e航空券.com」が当社グループのサービスとなる

2007年10月

航空券販売サイト「エアーズゲート」を運営する株式会社Valcom(東京都知事登録旅行業第2-5713号)の全株式を取得し子会社化し、「エアーズゲート」が当社グループのサービスとなる

2007年11月

本社を東京都港区芝三丁目5番5号に移転

2008年1月

東京都知事登録旅行業第3-5991号で第三種旅行業務登録

日本旅行業協会に正会員として入会

海外旅行部門の営業力強化目的で旅ウェブ株式会社の海外旅行事業を取得
旅ウェブ株式会社より海外ホテル販売サイト「旅WEB」を取得し、当社グループのサービスとなる

2009年6月

観光庁長官登録旅行業1872号で第一種旅行業務登録

2009年9月

航空券の卸売り等の事業を営む株式会社アイ・ブイ・ティの全株式を取得し子会社化

2009年10月

経営資源の集中と経営の効率化の目的で100%子会社である株式会社Valcom及び株式会社DTSを吸収合併

2009年12月

株式会社パラダイムシフトより海外航空券販売サイト「CAS Tour」を取得し、当社グループのサービスとなる

2011年8月

ワンストップで複数の商材を提供できる統一ブランド「TRIP STAR」のサービス開始

2011年10月

経営資源の集中と経営の効率化の目的で100%子会社である株式会社アイ・ブイ・ティを吸収合併

法人向け出張サービス(BTM)販売開始

2012年3月

ソルテックグループとの合弁により「EVOLABLE ASIA CO., LTD.」(現連結子会社)をベトナム ホーチミン市に設立

ITオフショア開発事業を開始
プライバシーマークの認証取得

2013年10月

社名を株式会社エボラブルアジアに変更

2014年1月

株式会社空旅ドットコム(東京都知事登録旅行業第2-4890号)の航空券販売事業に関する営業権・資産を譲受、航空券販売サイト「空旅.com」が当社グループのサービスとなる

2014年5月

EVOLABLE ASIA CO., LTD.のハノイ拠点 をベトナム ハノイ市に開設

 

 

年月

概要

2015年7月

EVOLABLE ASIA CO., LTD.のダナン拠点をベトナム ダナン市に開設

2015年10月

IATA公認旅行代理店認可取得

2015年11月

EVOLABLE ASIA SOLUTION & BUSINESS CONSULTANCY COMPANY LIMITED(現連結子会社)をベトナム ホーチミン市に設立

2016年1月

株式会社エボラブルアジアのシリコンバレー拠点をアメリカ カリフォルニア州に開設

2016年3月

東京証券取引所マザーズ市場へ上場

2016年7月

キャンピングカーのレンタル事業を営む株式会社エルモンテRVジャパンの全株式を取得し子会社化

2016年7月

日本国内のホテル・旅館宿泊予約サイト運営事業を営む株式会社らくだ倶楽部の全株式を取得し子会社化

2016年8月

宿泊施設向けの一括プラン登録システム「かんざしクラウド」等の販売を目的として、株式会社ファーストキャメル及び株式会社アビリティコンサルタントとの合弁により「株式会社かんざし」を東京都渋谷区に設立

2016年10月

本社を東京都港区愛宕二丁目5番1号に移転

2016年11月

全日本空輸と認可代理店契約を締結

2016年12月

東南アジアでのオンライン旅行業拡大に向けて「EVOLABLE ASIA GLOBAL VIETNAM COMPANY LIMITED」をベトナムに設立

2017年3月

両替事業を行う子会社「AirTrip Exchange」を設立

2017年3月

東京証券取引所市場第一部へ市場変更

2017年4月

当社ベトナム法人がDeNAベトナム法人であるPUNCH ENTERTAINMENT COMPANY LIMITEDを買収、子会社化。

2017年8月

オリエンタルラジオを「エアトリ」イメージキャラクターに登用。テレビCM開始。

2017年9月

メルマガ事業で最大手の株式会社まぐまぐを子会社化

2017年11月

日本航空専売認可代理店の株式会社エヌズ・エンタープライズを子会社化

2018年3月

株式会社エルモンテRVジャパンと株式会社AirTrip Exchangeを合併し、株式会社インバウンドプラットフォームを設立。

2018年4月

インバウンドWi-Fiレンタル事業を営む株式会社Destination Japanを子会社化

2018年5月

海外航空券オンライン販売最大手の株式会社エアトリインターナショナル(旧 株式会社DeNAトラベル)を子会社化

2018年8月

株式会社カヤックのベトナム開発子会社であるKAYAC HANOI CO., LTDを子会社化

2018年11月

ロバートの秋山さんを「エアトリ」のイメージキャラクターに起用。同氏を起用したテレビCMを開始。

2019年2月

オンライン旅行事業でのシナジー創出のため、旅行鞄の製造販売業を営む株式会社創基アジアを子会社化

2019年6月

オンライン旅行事業における戦略の加速のため、ハワイ旅行に特化した株式会社セブンフォーセブンエンタープライズを子会社化

2019年8月

国内大手ディスカウントチケット事業を営むナショナル流通産業株式会社を子会社化

2020年1月

社名を「エボラブルアジア」から「エアトリ」へ変更

2020年9月

子会社の株式会社まぐまぐが東京証券取引所JASDAQ市場へ上場

2021年11月

タレントのIKKOさんを「エアトリ」のイメージキャラクターに起用。同氏を起用したテレビCMを開始。

2021年12月

グループ会社の株式会社ハイブリッドテクノロジーズが東京証券取引所マザーズ市場へ上場

2022年4月

東京証券取引所の新市場区分「プライム市場」へ移行

2022年9月

地方創生事業を開始。

2022年9月

アイセールス株式会社が開発・運営する営業DXシステム「i:Sales(アイセールス)」を事業譲受

2022年10月

グループ会社の「らくだ倶楽部」を「エアトリプレミアム倶楽部」へ社名・ブランド変更

 

 

3 【事業の内容】

当社グループは、当連結会計年度は成長戦略「エアトリ“リ・スタート”」の実行により、堅調に利益の積み上げを継続しております。

今後コロナウイルス感染症収束に伴う需要回復並びに全国旅行支援効果を見込んでおり、高まる旅行需要に対する戦略的マーケティング投資によるエアトリ旅行事業収益拡大、旅行事業以外の既存4事業+新規事業の成長継続並びに事業ポートフォリオ分散及び再構築推進により、エアトリグループの終わりなき成長を目指しております。

 

事業

事業内容

(オンライン旅行事業)

エアトリ旅行事業

航空券・旅行・ホテル商材に関する以下のサービスを展開。

・BtoCサービス/自社直営サイトのご案内

・BtoBtoCサービス/旅行コンテンツ OEM提供のご案内

(オンライン旅行事業)

訪日旅行事業・Wi-Fiレンタル事業

訪日旅行のお客様に向けた以下のサービスを展開。

・キャンピングカーレンタル、Wi-Fiレンタル

・コンサルティングサービス、コンシェルジュアプリ

・観光情報メディア広告

(オンライン旅行事業)

メディア事業

お客様の生活をあらゆるシーンでより便利にするため、以下のサービスを展開。

・メルマガ・WEBメディア

(ITオフショア開発事業)

ベトナム人700人規模を擁するオフショア開発事業

(投資事業)

以下を軸としたグループ内事業ポートフォリオの構築。

・成長企業への投資を通じて投資先企業との協業等によるシナジーの追及

・旅行業界の再編機運を捉えたM&Aの推進

・継続的な事業規模拡大を目指した積極的投資の推進

・旅行事業に続く事業成長に向けたM&Aの推進

・旅行周辺領域の一部事業売却の検討

(オンライン旅行事業)

地方創生事業

テクノロジーの力で地域経済の課題解決を行うため、以下のサービスを展開。

・交流人口拡大を実現する観光テック

・人手不足対策・シフト管理効率化のHRテック

 

 

(オンライン旅行事業)

1.エアトリ旅行事業

 当社は創業当時からオンラインに特化した旅行会社として、お客様へ便利なサービスを提供してまいりました。3つの強みである「仕入れ力」「多様な販路」「システム開発力」を主軸として、以下のサービスを展開しております。

 

①BtoCサービス(自社直営)分野

 当社は業界最大規模の国内航空券取扱と各航空会社、東日本旅客鉄道との提携等で、強い競争力を実現しています。国内・海外旅行コンテンツを簡単に比較・予約出来るサイト「エアトリ」を運営しております。サイトの使いやすさに一層こだわりお客様に最適な旅の選択肢を届けます。

 

②BtoBtoCサービス(旅行コンテンツ OEM提供)分野

 国内航空券・旅行、海外航空券・ホテル商材を、他社媒体様へ旅行コンテンツとして提供をさせていただいております。コンテンツのラインナップを増やすことにより、媒体ユーザー様の顧客満足度向上の一助となります。

 

2.訪日旅行事業・Wi-Fiレンタル事業

 エアトリ旅行事業で蓄積したノウハウを、いち早く訪日外国人向けサービスとして展開しております。

 

①訪日旅行客向けWi-Fiレンタル

 エアトリの子会社である株式会社インバウンドプラットフォームにおいて、訪日旅行客向けのWi-Fiルーターレンタルサービスを展開しております。レンタル実績は800,000件を超え、長年の信頼と口コミでブランドを確立しております。キャンピングカーのレンタルと併せ、インバウンド需要に対するサービス拡大を図ります。

 

3.メディア事業

 「伝えたいことを、知りたい人に」を理念とする当社子会社である株式会社まぐまぐと連携し、世界中からクリエイター等のコンテンツを集め、その情報に価値を感じる人の手元に届ける仕組みを開発・提供しています。無料・有料メールマガジン配信サービスの「まぐまぐ!」をはじめ、ライブ配信サービス「まぐまぐ!LIVE」、 また、コンテンツを発掘し、数多くの知りたい人に届けることができるWEBメディア「MAG2 NEWS」「MONEY VOICE」「TRiP EDiTOR」「by them」の運営を行なっています。

 

(ITオフショア開発事業)

ITオフショア開発事業では、ベトナムのホーチミン、ハノイ及びダナンにて、主にEコマース・Webソリューション・ゲーム・システム開発会社等を顧客として、開発サービスを提供しております。なお、持分法適用会社である株式会社ハイブリッドテクノロジーズが2021年12月23日に東証グロースに新規上場いたしました。

 

(投資事業)

投資事業では、成長企業への投資を通じて投資先企業との協業等によるシナジーを追求し、収益性と成長性を軸としたグループ内の事業ポートフォリオを構築して、M&A戦略を推進しております。

 当連結会計年度においては、投資先を83社まで拡大しております。

 

4 【関係会社の状況】

 

(1)連結子会社

名称

住所

資本金

主要な事業
の内容

議決権の所有割合(%)

関係内容

EVOLABLE ASIA CO., LTD.

 

ベトナム

ホーチミン市

USD200,000

ITオフショア
開発事業

51.0

当社システムの開発を行っております。

株式会社エアトリインターナショナル

東京都港区

100百万円

オンライン

旅行事業

100

完全子会社。

当社より貸付。

役員の兼任7名

株式会社エヌズ・エンタープライズ

大阪府大阪市中央区

124百万円

オンライン

旅行事業

73.1

当社より貸付。

役員の兼任1名

株式会社エアトリプレミアム俱楽部

東京都港区

55百万円

オンライン

旅行事業

100

完全子会社。

当社より貸付。

役員の兼任2名

株式会社インバウンドプラットフォーム

東京都港区

121百万円

オンライン

旅行事業

93.9

株式会社まぐまぐ

(注)2、3

東京都品川区

319百万円

オンライン

旅行事業

70.7

株式会社九州ホテルリゾート

東京都港区

35百万円

オンライン

旅行事業

99.9

当社より貸付。

役員の兼任1名

株式会社創基アジア

東京都港区

10百万円

オンライン

旅行事業

100

完全子会社。

当社より貸付。

役員の兼任2名

株式会社セブンフォーセブンエンタープライズ

東京都港区

70百万円

オンライン
旅行事業 

100

完全子会社。

当社より貸付。

役員の兼任2名

 

(注) 1.「主要な事業の内容欄」には、セグメント情報に記載された名称を記載しております。

2.有価証券報告書を提出しております。

3.特定子会社に該当しています。

4.上記に含まれない連結子会社を8社有しておりますが、重要性が乏しいため記載を省略しております。

 

(2)持分法適用の関連会社

名称

住所

資本金

主要な事業
の内容

議決権の所有割合(%)

関係内容

株式会社ハイブリッドテクノロジーズ(注)1

東京都中央区

893百万円

ITオフショア
開発事業

29.9

当社システムの開発を行っております。

 

(注) 1.有価証券報告書を提出しております。

2.上記に含まれない持分法適用の関連会社を2社有しておりますが、重要性が乏しいため記載を省略しております。

 

 

5 【従業員の状況】
(1) 連結会社の状況

2022年9月30日現在

セグメントの名称

従業員数(名)

オンライン旅行事業

224

ITオフショア開発事業

72

投資事業

6

その他事業

-

全社(共通)

14

合計

316

 

(注) 1.従業員数は就業人員であります。

2.全社(共通)として記載されている従業員数は、特定のセグメントに区分できない管理部門に属している従業員であります。

3.従業員数が当事業年度末までの1年間において、258名減少しておりますが、その主な理由は、子会社の売却によるものであります。

 

 

 

(2) 提出会社の状況

2022年9月30日現在

従業員数(名)

平均年齢(歳)

平均勤続年数(年)

平均年間給与(千円)

114

36.0

4.1

4,254

 

 

セグメントの名称

従業員数(名)

オンライン旅行事業

90

ITオフショア開発事業

4

投資事業

6

全社(共通)

14

合計

114

 

(注) 1.従業員数は就業人員であります。

2.平均年間給与は、賞与及び基準外賃金を含んでおります。

3.全社(共通)として記載されている従業員数は、特定のセグメントに区分できない管理部門に属している従業員であります。

 

 

(3) 労働組合の状況

労働組合は結成されておりませんが、労使関係については円滑な関係にあり、特記すべき事項はありません。

 

1 【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】

(1)会社の経営の基本方針

 

当社グループは、「One Asia -アジア黄金期におけるリーディングカンパニーになる-」をビジョンに、アジア経済圏の中で生まれるあらゆる変化を事業機会として捉え終わりなき成長を続けていくことをミッションとして、「オンライン旅行事業」「ITオフショア開発事業」「投資事業」を柱に、以下の事業展開を通じてアジアを繋ぐ架け橋となることを基本方針としております。

 

(2)経営環境、及び新型コロナウイルス感染症の拡大に関する当社グループへの影響

 

 当連結会計年度における我が国経済は、企業収益について、一部に弱さがみられるものの総じて改善している他、個人消費が緩やかに持ち直している等、景気は緩やかに回復しています。
 旅行業界を取り巻く環境は、国内では行動制限が緩和され、訪日旅行でも各国の入国制限の緩和が進んだこと等により、旅行需要が急速に回復しています。

 当社グループは、当連結会計年度は成長戦略「エアトリ“リ・スタート”」の実行により、堅調に利益の積み上げを継続しております。

今後コロナウイルス感染症収束に伴う需要回復並びに全国旅行支援効果を見込んでおり、高まる旅行需要に対する戦略的マーケティング投資によるエアトリ旅行事業収益拡大、旅行事業以外の既存4事業+新規事業の成長継続並びに事業ポートフォリオ分散及び再構築推進により、エアトリグループの終わりなき成長を目指しております。

 当社グループは、上記新型コロナウイルス感染症の拡大による当社グループへの事業等リスクに影響を受けつつも、引き続き従業員とその家族、個人ユーザー様、クライアント及び外部協力パートナー等、当社のステークホルダーの安全確保や感染拡大防止を最優先に考えながら事業活動に取り組んでいます。

 また、当社は、取締役会や経営戦略会議において、当該感染症が当社グループに与えるリスクに対応するための施策について議論・決議し、実現しています。当該リスクに対応するために実現した経営施策の詳細については、「2〔事業等のリスク〕(新型コロナウイルス感染症の拡大に関する当社グループへの事業等リスク影響と経営施策)」をご参照ください。

 

(3)中長期的な経営戦略

 

 当社は、上場時2016年3月から2020年9月までの4年半を「第1ステージ」として捉え2021年9月期を「第2ステージの始まり」として、"リ・スタート"しております。

 中長期成長戦略「エアトリ5000」を策定し、グループ連結取扱高5,000億円達成に向けて終わりなき成長を目指します。エアトリ旅行事業を柱とした5つの既存事業+新規事業の成長継続により、エアトリグループ全体の非連続的な成長を戦略的に実現してまいります。

 各事業セグメントの経営戦略は、以下となります。

 

① オンライン旅行事業

オンライン旅行事業においては、第一に「エアトリ旅行事業」として、当社が創業当時からオンラインに特化したOTA(Online Travel Agent)として、お客様へ便利なサービスを展開してまいりました。

スマートフォン及びPCにおいて国内航空券を中心とした旅行商材の比較サイトによる直販(BtoC)を主軸としたオンライン販売を行っております。

これまでの航空券市場においては、消費者に認知され、確立されたブランドが存在しないものと認識しておりました。

そこで、当社が総合旅行プラットフォーム「エアトリ」のブランド認知を強化することにより、オーガニックでの流入の増加を見込み、利益向上を目指しております。さらに、業界最大規模の国内航空券取扱と各航空会社、東日本旅客鉄道との継続提携等により強い顧客基盤及び販売網を有しており、これらが強い競争力を発揮し競合他社との競争優位性なっています。

第二に、「訪日旅行事業・Wi-Fiレンタル事業」として、エアトリ旅行事業で蓄積したノウハウを、いち早く訪日外国人向けサービス及び民泊運営企業向けサービスとして展開してまいりました。今後のインバウンド需要拡大に向けて、訪日旅行客向けキャンピングカーレンタルや、Wi-Fiレンタル、多言語対応サービスの展開など、シェアリングエコノミーをはじめとした旅行事業を提供しております

新型コロナウイルス感染症拡大により、国内外の収益及び利益が減少しましたが、全国旅行支援の追い風、オペレーション業務の事業分離及び固定費用の削減により、旅行事業の収益及び利益の回復が見込まれます。

第三に、今後は航空券・宿泊など旅行領域に留まらない新規領域についても拡大を推進し、業容拡大を目指します。「メディア事業」として、当社子会社である株式会社まぐまぐと連携し、世界中からクリエイター等のコンテンツを集め、その情報に価値を感じる人の手元に届ける仕組みを開発・提供しています。

 

② ITオフショア開発事業

ITオフショア開発事業においては、ホーチミン、ハノイ、ダナンの3拠点を各プロジェクトにあった拠点間の最適化を一層推進し、多拠点や他国への展開を行ってまいります。

これまで、日本国内で行うことが多かったシステム開発の上流工程(要件定義等)について、オフショア化を推進していくことにより、受注できるプロジェクト範囲の拡大しております。ITハイブリッド開発では専任の開発メンバーをアサインすることでノウハウが蓄積していくことが期待されています。

また、発注側と開発側の連携不足が原因でプロジェクトが失敗遅延するケースが見受けられますが、当社グループでは、発注側に日本での実務経験が長いベトナム人プロジェクトマネージャーが入ることで、認識の齟齬なく上流工程から下流工程まで一気通貫した開発ソリューションの提供が可能です。専任の開発メンバーをアサインさせていただいており、これらを当社の競争優位源泉としてサービス展開することで、お客様の業務効率向上を実現しております

連結範囲の変更により今期の売上収益は減少しましたが、コロナ感染症収束に伴う需要回復並びに全国旅行支援の追い風もあり、国内旅行市場がより一層回復するものと見込んでいます。当社のオンライン旅行事業の回復を促進するためにITオフショア開発事業を活用することで、競合他社との競争優位性を向上させております。

 

③ 投資事業

投資事業においては、成長企業への投資を通じて投資先企業との協業等によるシナジーを追求しており、M&A戦略も含めて推進しております。

当社グループは、上場を目指すグループ会社や投資先も有しており、当連結会計年度においては、投資先を83社まで拡大しております。

当連結会計年度では当社IPO案件の投資先3社の新規上場を達成しており、これらのIPO案件の実現に伴うノウハウが本事業の競争優位源泉となっており、今後においても成長・再生企業への投資の促進、投資先の育成や企業価値向上を図っております。

 

(4)対処すべき課題

 

当社グループの売上は、航空券の販売に関わる収入が主体となっており、航空会社とは引き続き良好な関係を築いております。

今後さらに、当社エアトリグループは、①エアトリ旅行事業を主軸として、②ITオフショア開発事業、②訪日旅行事業・Wi-Fiレンタル事業、④メディア事業、⑤投資事業、⑥地方創生事業を事業領域として、既存事業の成長継続と新規事業の創出を推進していくことにより、グループ全体の成長を目指します。

afterコロナへ向けて「リ・スタート」し、下記の事項を対処すべき課題としてとらえて取り組んで参ります。

 

ア.全国旅行支援の活用による国内旅行需要の確実な取り込み

当社は、自社ブランドであるインターネット予約サイト「エアトリ」を中心に、自社媒体インターネットサイトによる旅行商品の販売を行っております。

エアトリ×全国旅行支援キャンペーンの開催やポイント大還元施策によるリピーター顧客の囲い込みで全国旅行支援を契機とした旅行需要増加による収益を取り込みます。

 

イ.エアトリのブランドを活用したマス向けの大規模プロモーションの検討

当社は航空券取扱高業界最大手のOTAサービスとして、「エアトリ」ブランドの活用及びオーガニック流入を活かしたマーケティング戦略の推進により、新しい旅の形に対応してまいります。

 

ウ.ITリテラシー・開発力を活かした新しい旅・生活の形に対応したサービス

当社が行っているインターネットを通じた旅行商品の販売は、購入者及びクライアントにとっていかに情報量が豊富であるか、いかにレスポンスが早いか、いかに安い価格で提供できるか、いかに利便性が良いか等々が必要不可欠なものであります。インターネットを利用して旅行商品を購入しようとするユーザー様は、それら全てのサービスを求めて様々なサイトを検索・閲覧しております。当社では、当該機能等をより強化し、よりクライアント・ライクなシステムを提供することを目的に、今後もシステム技術の研鑽とインフラの構築を行って参ります。

また、afterコロナにより変化が想定される旅行スタイル・ライフスタイルを捉え、新たなビジネスモデルやサービス開発を目指しております。

 

 

エ.グループ主要子会社・関連会社の上場準備

日本とベトナムを中心に500名以上のエンジニアリソースを活用し、クライアント企業の要望や仕様に柔軟に対応可能なハイブリッド型開発サービスを提供する株式会社ハイブリッドテクノロジーズが2021年12月23日に東証グロースに新規上場いたしました。その他当社グループ主要子会社の上場準備も進めており、引き続き、当社グループ全体の企業価値を向上させてまいります。

 

オ.コスト削減

人手が介在せずにオペレーションが可能な業務のシステム自動化を図り、顧客サービス利便性を向上させながら、管理コストを削減しております。

2 【事業等のリスク】

当社グループにおける事業等のリスクは、以下のとおりであります。なお文中における将来に関する事項は、本提出日において当社が判断したものであります。
 

(新型コロナウイルス感染症の拡大に関する当社グループへの事業等リスク影響と経営施策)

当社グループでは、2020年3月以降、世界的な新型コロナウイルス感染症の拡大と各国の当該感染症の拡大防止策による影響を強く受けておりますが、国内では行動制限が緩和され、訪日旅行でも各国の行動制限の緩和が進んだこと等により旅行需要が回復しています。

また、当社は取締役会や経営戦略会議において、当該感染症が当社グループに与えるリスクに対応するための施策について議論を重ね、(1)事業ポートフォリオの分散及び再構築を推進、(2)グループ全社レベルのキャッシュアウトコストの削減、(3)連結子会社の売却について決議し実現しています。

 

当該感染症が当社グループに与える事業等リスクに対して上記施策の実施により適切に対応しており、継続企業の前提に関する重要な不確実性は存在しないと判断しております。

 

(各セグメント事業の事業リスク)

(1)オンライン旅行事業のおける競合

当社は創業以来、インターネットによる旅行商品の販売を行い、業界で高い評価を得ていると認識しております。

しかしながら、インターネットによる旅行商品の販売が一般化するにつれ、近年その競合環境は激化しており、競合環境によって売上の低下やサービスレベル向上に伴うコストの増加などにより、当社の業績に影響を与える可能性があります。

これに対して、当社では、航空会社との関係を継続強化するとともに、自社インターネットサイトの知名度向上、多数の会員をもつインターネットサイト運営者への旅行コンテンツのOEM供給、企業の出張に係る社内承認手続き及び手配を一元管理する事業、旅行商品の拡張などを目指すとともに、同業他社との資本・業務提携を積極的に進めていくことにより、競争力の維持強化を図って対応しております。

 

(2)オンライン旅行事業への法的規制等

当社は事業を行う上で、「旅行業法」、「古物営業法」その他の法令による規制を受けております。

しかしながら、これら法令に違反する行為が行われた場合もしくはやむを得ず遵守できなかった場合、及び行政機関により関連法令による規制の改廃や新設が行われた場合には、当社の事業及び業績に影響を与える可能性があります。

これに対して、当社はこれらの法律・法令や関連諸規則を遵守すべく、各サイト上での表示や顧客への説明、また、社内体制の確立とルール化を徹底しております。また、主として顧問弁護士や外部の専門家との情報交換等を通じて、積極的な情報収集及び適切な対応を行っております。

許認可等の名称

許認可登録番号

有効期間

関連法令

許認可等の取消事由

第一種旅行業登録

観光庁長官登録
旅行業第1872号(登録)

2018年1月20日~
2023年1月19日

旅行業法

同法第19条

古物商許可

東京都公安委員会許可
第301091207963号

2012年8月8日~
期限の定めなし

古物営業法

同法第6条

 

 

(3)特定の取引先への依存度が高いことについて 

当社は、主力商品の一つである国内航空券の仕入について、例えば下表のように取引先単位の金額が高く、特定の取引先において不測の事態が発生したり、航空券の販売方法や取扱い手数料に関する方針の変更があった場合、当社の業績及び事業展開に重大な影響を与える可能性があります。

これに対して、当社では現在の取引先様との関係を継続強化するとともに、取引先様数を増加検討することで対応を図っております。

 

前連結会計年度
(自 2020年10月1日
   至 2021年9月30日

 

当連結会計年度
(自 2021年10月1日
 至 2022年9月30日)

 

金額(百万円)

割合(%)

金額(百万円)

割合(%)

株式会社ナニワツーリスト

856

6.8

2,197

8.2

株式会社スカイマーク

2,791

22.1

5,275

19.7

全日本空輸株式会社

4,861

38.6

9,429

35.2

 

 

(4)オンライン旅行事業における自然災害及び国際情勢等の影響

当社のオンライン旅行事業は、世界各地で発生しうる天災又は悪天候等の自然災害、及び海外における政情不安、国際紛争、大規模なテロ事件等、感染症等の疫病の発生及び蔓延、また事業展開対象国との外交関係の悪化等、外的要因の影響を大きく受けます。

このような事象が発生した場合には、旅行需要が低下することにより、当社の業績に影響を与える可能性があります。また、当社の訪日旅行事業は、当初は中国・アジア方面を中心に展開しておりますが、今後、当該地域において上記のような事象が発生した場合には、訪日外国人旅行客の減少等により、当社の業績に影響を与える可能性があります。

これに対して、当社では新型コロナウイルス感染症拡大に伴う経営施策を実現させており、上記事象が発生した場合でも、継続企業の前提に重要な不確実性が存在しないよう適切に対応しています。

 

(5)オンライン旅行事業におけるインターネット検索効果

当社が運営するインターネットサイトの集客効率は、検索エンジンの表示結果やスマートデバイスのアプリケーションの利用状況等の影響を大きく受けます。

検索エンジンの運営者における検索に係るアルゴリズムの変更、スマートデバイスにおけるアプリケーションの仕様及びその変更又は競合他社による対応等が行われた場合には、検索結果の表示が当社にとって有利に働かない状況が生じ、当社の業績に影響を与える可能性があります。

これに対して、当社グループでは多数のITエンジニアを有しており、上記事象が顕在化した場合においても早急に改善できる体制を整備していることで対応しています。

 

(6)オンライン旅行事業の電子商取引(以下「eコマース」)の普及

当社は、今後もBtoCのeコマース市場規模は拡大傾向が継続するものと考えております。

しかしながら、eコマースをめぐる新たな法制度等の規制の導入や何らかの予期せぬ要因により、当社の期待通りにeコマースの普及が進まない場合には、当社の業績に影響を与える可能性があります。

これに対して、当社グループでは多様な経歴を有する社外取締役を含む取締役会及び当社経営陣及び主要幹部を構成とする経営戦略会議にて、常時法改正や特例措置等の情報を収集する体制を整備運用しております。情報をいかに早く収集し改善策を立案することで、あらゆる変化を想定して対応しております。

 

(7)ITオフショア開発事業の競合

ITオフショア開発事業においては、2012年に事業開始後、2022年には雇用エンジニア数が700名規模となっており、順調に推移しております。

しかしながら、業界の特性として価格競争になりやすく、エンジニアの引き抜き等により、競争がもたらされております。また、競合他社の「ラボ型」オフショア開発モデルの模倣により、当社の業績に影響を与える可能性があります。

これに対して、当社ではスケールメリットを活かし、人材獲得力や運営ノウハウ、強固なネットワークといった当社固有の強みを継続・強化していくことにより競争力の強化を図って対応しております。

 

(8)ITオフショア開発事業における海外市場

当社グループは事業戦略の一環としてITオフショア開発事業を中心として海外市場での事業拡大を進めており、当社グループにおける海外事業の存在感は拡大しております。

当社グループの海外事業は、グローバル経済や為替などの動向、投資や競争などに関する法的規制、商習慣の相違、労使関係、国際政治など、さまざまな要因の影響下にあり、これらのリスクが顕在化した場合、当社グループの経営成績及び財務状況等に影響を及ぼす可能性があります。

これに対して、当社グループでは多様な経歴を有する社外取締役を含む取締役会及び当社経営陣及び主要幹部を構成とする経営戦略会議にて、常時法改正や特例措置等の情報を収集する体制を整備運用しております。情報をいかに早く収集し改善策を立案することで、あらゆる変化を想定して対応しております。

 

(9)投資事業

投資活動に伴い当該投資先が連結対象に加わった場合、マイナスの影響が発生するなど、当社グループの業績や財政状態に影響を及ぼす可能性があります。また、当社グループが投資時点においてその想定した通りに投資先が事業を展開できない場合、投資活動に伴い発生したのれん、有形固定資産、無形資産、株式などの金融資産の減損損失が発生する等、当社グループの業績や財政状態に影響を及ぼす可能性があります。

これに対して、当社経営陣及び主要幹部を構成とする経営戦略会議にて、毎週定例会にて状況を確認し、想定する展開方法を期待できない場合の代替手段や第二手段を通じて、あらゆる状況を想定して対応しております。

 

(その他全社事項に係る事業リスク)

以下のリスクについても、取締役会や経営戦略会議を通じて当社グループの役員陣が議論しており、適宜対応しております。

 

(1)自然災害、事故等のリスクについて

当社の主要な事業拠点は、本社所在地である東京都であります。当該地区において大地震、台風等の自然災害及び事故、火災等により、業務の停止、設備の損壊や電力供給の制限等の不測の事態が発生した場合には、当社の事業活動に支障をきたす可能性があり、当社の業績に影響を与える可能性があります。

 

(2)技術革新について

当社は、技術革新や顧客ニーズの変化のサイクルが極めて速いインターネット業界において、事業を行うにあたり、先端的な技術の知見やノウハウの蓄積、高度なスキルを有する優秀な技術者の採用等を積極的に推進する予定としております。しかしながら、これらの予定に何らかの困難が生じ、技術革新に対する適切な対応が遅れた場合、システム投資や人件費の増大、業界内における技術的優位性や競争力の低下が、当社の業績に影響を与える可能性があります。

 

(3)会社組織に関するリスクについて

① 創業者への依存について

取締役会長である大石崇徳は当社設立以来、経営方針や経営戦略の決定をはじめ、会社の事業推進に重要な役割を果たしております。何らかの理由により大石氏に不測の事態が生じた場合、または、大石氏が退任するような事態が発生した場合には、当社の業績及び事業展開に影響を与える可能性があります。

これに対して、当社では、代表取締役社長である柴田裕亮を始めとし、取締役や執行役員各々が参加する会議を開催し、適宜に権限移譲も行い、大石氏に依存しない経営体質の構築も並行して進めることで対応しております。

 

② 個人情報の管理について

当社は、事業の運営に際し、顧客その他の関係者の個人情報及び機密情報を大量に保有しております。第三者によるセキュリティ侵害、ハッキング、従業員の故意又は過失等により、当社が保有する個人情報及び機密情報が外部に流出する又は不正に使用される等の事象が発生した場合、当社は顧客等に対する損害賠償責任を負うとともに、当局から業務改善命令を受ける可能性がある等、当社の業績、事業及び社会的信用に悪影響を与える可能性があります。

しかしながら、当社では個人情報の取扱と管理には細心の注意を払い、社内でのルール化やその手続きの明確化・徹底化を図っております。また、経済産業省の外郭団体である一般財団法人日本情報経済社会推進協会の発行するプライバシーマークを取得し、個人情報の管理を厳格にしております。

 

(4)ストック・オプション行使における株式価値の希薄化について

当社は、取締役、執行役員及び従業員に対するインセンティブを目的としたストック・オプション制度を採用しております。今後につきましても、ストック・オプション制度を活用していくことを検討しており、現在付与している新株予約権に加えて、今後付与される新株予約権の行使が行われた場合には、保有株式の株式価値が希薄化する可能性があります。

 

(5)システムリスクについて 

当社は、顧客やコンテンツを管理しているサーバーや閲覧・予約システムにおいて、アクセス過多によるサーバー停止、ネットワーク機器の故障および自然災害や事故、火災等による何らかのトラブルが発生することで、顧客への情報提供や予約業務に障害が生じる可能性があります。

これに対して、当社ではサーバーの負荷分散、稼働状況の常時監視、定期的バックアップ実施の手段を講じることで、システムトラブルの防止及び回避に対応しています。

 

(6)関連当事者との取引について

当社は、当連結会計年度(自2021年10月1日 至2022年9月30日)において、当社役員である吉村英毅(2022年12月23日退任)との間に以下の取引があります。当該取引は関連当事者との重要な取引であるため、取引条件及び決定方針について、取締役会で承認を得ることで対応しております。

種類

会社等の名称または氏名

所在地

資本金または出資金(百万円)

事業の内容又は職業

議決権等の所有(被所有)割合(%)

関連当事者との関係

取引の内訳

取引金額

(百万円)

科目

期末残高(百万円)

役員

吉村
英毅

-

-

当社取締役

(被所有)
間接11.0

債務保証

当社借入に対する債務保証(注)1

21

-

-

当社仕入債務に対する債務保証(注)2

352

-

-

 

(注)1.当社は銀行借入に対して、取締役である吉村英毅(2022年12月23日退任)より債務保証を受けております。また、取引金額には被保証債務の当事業年度末残高を記載しております。なお、保証料の支払いは行っておりません。

2.当社は仕入債務に対して、取締役である吉村英毅(2022年12月23日退任)より債務保証を受けております。また、取引金額には被保証債務の当事業年度末残高を記載しております。なお、保証料の支払いは行っておりません。

3 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】

(業績等の概要)

(1) 業績等

(単位:百万円)

 

前連結会計年度

当連結会計年度

増減

増減率(%)

連結経営成績

 

 

 

 

  売上収益

17,524

13,589

△3,935

△22.46

  営業利益

3,142

2,243

△898

△28.59

  税引前利益

3,043

2,030

△1,013

△33.29

  親会社の所有者に帰属する当期利益

2,372

1,712

△659

△27.81

 

 

当連結会計年度における我が国経済は、企業収益について、一部に弱さがみられるものの総じて改善している他、個人消費が緩やかに持ち直している等、景気は緩やかに回復しています。
 旅行業界を取り巻く環境は、国内では行動制限が緩和され、訪日旅行でも各国の入国制限の緩和が進んだこと等により、旅行需要が急速に回復しています。

当社グループは、当連結会計年度は成長戦略「エアトリ“リ・スタート”」の実行により、堅調に利益の積み上げを継続しております。

今後コロナウイルス感染症収束に伴う需要回復並びに全国旅行支援効果を見込んでおり、高まる旅行需要に対する戦略的マーケティング投資によるエアトリ旅行事業収益拡大、旅行事業以外の既存4事業+新規事業の成長継続並びに事業ポートフォリオ分散及び再構築推進により、エアトリグループの終わりなき成長を目指しております。

 

当連結会計年度における売上収益では、旅行需要回復による増収がありましたが、事業ポートフォリオの分散及び再構築の一環として取り組んだ子会社の連結除外による減収の影響を受けております。オンライン旅行事業では前年同期比18.8%減の12,586百万円となり、ITオフショア開発事業では前年同期比56.8%減の545百万円となりました。投資事業においては、当社IPO案件の出資先の新規上場に伴う当該株式の譲渡があったものの、前年同期比38.4%減の454百万円となりました。以上より、当連結会計年度における売上収益は、前年同期比22.4%減の13,589百万円となりました。

当連結会計年度における営業利益では、旅行需要回復による粗利益の増加や、事業ポートフォリオの分散及び再構築の一環として取り組んだコスト削減策等の施策による増益効果がありましたが、前連結会計年度において子会社の支配喪失に伴う利益など一時的な利益が計上されていたことの反動による影響等を受けております。オンライン旅行事業では前年同期比140百万円減の営業利益2,539百万円、ITオフショア開発事業では前年同期比183百万円減の営業利益388百万円、投資事業では前年同期比269百万円減の営業利益462百万円となりました。以上より、当連結会計年度における営業利益は、前年同期比28.5%減の2,243百万円となりました。

 

 セグメントごとの業績を示すと、次のとおりであります。

 

オンライン旅行事業

(単位:百万円)

 

前連結会計年度

当連結会計年度

増減

増減率(%)

  売上収益

15,518

12,586

△2,931

△18.89

  セグメント利益

2,680

2,539

△140

△5.24

 

 

1.エアトリ旅行事業

 当社は創業当時からオンラインに特化した旅行会社として、お客様へ便利なサービスを提供してまいりました。3つの強みである「仕入れ力」「多様な販路」「システム開発力」を主軸として、以下のサービスを展開しております。

 

①BtoCサービス(自社直営)分野

 当社は業界最大規模の国内航空券取扱と各航空会社、東日本旅客鉄道との提携等で、強い競争力を実現しています。国内・海外旅行コンテンツを簡単に比較・予約出来るサイト「エアトリ」を運営しております。サイトの使いやすさに一層こだわりお客様に最適な旅の選択肢を届けます。

 

②BtoBtoCサービス(旅行コンテンツ OEM提供)分野

 国内航空券・旅行、海外航空券・ホテル商材を、他社媒体様へ旅行コンテンツとして提供をさせていただいております。コンテンツのラインナップを増やすことにより、媒体ユーザー様の顧客満足度向上の一助となります。

 

2.訪日旅行事業・Wi-Fiレンタル事業

 エアトリ旅行事業で蓄積したノウハウを、いち早く訪日外国人向けサービスとして展開しております。

 

①訪日旅行客向けWi-Fiレンタル

 エアトリの子会社である株式会社インバウンドプラットフォームにおいて、訪日旅行客向けのWi-Fiルーターレンタルサービスを展開しております。レンタル実績は800,000件を超え、長年の信頼と口コミでブランドを確立しております。キャンピングカーのレンタルと併せ、インバウンド需要に対するサービス拡大を図ります。

 

3.メディア事業

 「伝えたいことを、知りたい人に」を理念とする当社子会社である株式会社まぐまぐと連携し、世界中からクリエイター等のコンテンツを集め、その情報に価値を感じる人の手元に届ける仕組みを開発・提供しています。無料・有料メールマガジン配信サービスの「まぐまぐ!」をはじめ、ライブ配信サービス「まぐまぐ!LIVE」、 また、コンテンツを発掘し、数多くの知りたい人に届けることができるWEBメディア「MAG2 NEWS」「MONEY VOICE」「TRiP EDiTOR」「by them」の運営を行なっています。

 

 当連結会計年度におけるオンライン旅行事業のセグメント売上収益は12,586百万円、セグメント利益は2,539百万円となりました。

 

 

ITオフショア開発事業

(単位:百万円)

 

前連結会計年度

当連結会計年度

増減

増減率(%)

  売上収益

1,262

545

△717

△56.82

  セグメント利益

572

388

△183

△32.12

 

 

ITオフショア開発事業では、ベトナムのホーチミン、ハノイ及びダナンにて、主にEコマース・Webソリューション・ゲーム・システム開発会社等を顧客として、開発サービスを提供しております。なお、持分法適用会社である株式会社ハイブリッドテクノロジーズが2021年12月23日に東証グロースに新規上場いたしました。

 

当連結会計年度におけるITオフショア開発事業セグメントの売上収益は545百万円、セグメント利益は388百万円となりました。

 

投資事業

(単位:百万円)

 

前連結会計年度

当連結会計年度

増減

増減率(%)

  売上収益

738

454

△284

△38.49

  セグメント利益

731

462

△269

△36.81

 

 

投資事業では、成長企業への投資を通じて投資先企業との協業等によるシナジーを追求し、収益性と成長性を軸としたグループ内の事業ポートフォリオを構築して、M&A戦略を推進しております。当連結会計年度においては、投資先を83社まで拡大しております。

 

 当連結会計年度における投資事業のセグメント売上収益は454百万円、セグメント利益は462百万円となりました。

 

(2) キャッシュ・フローの状況

当連結会計年度における現金及び現金同等物(以下「資金」という)の残高は前連結会計年度末より183百万円増加し、8,954百万円となりました。各キャッシュ・フローの状況とその要因は以下のとおりであります。

 

(営業活動によるキャッシュ・フロー)

当連結会計年度において営業活動により獲得した資金は、前連結会計年度末より822百万円減少し、2,807百万円となりました。この主な要因は、税引前利益を2,030百万円計上し、仕入債務が2,284百万円増加した一方、前渡金の増減額を△649百万円、減価償却費を592百万円計上したことによるものであります。

(投資活動によるキャッシュ・フロー)

当連結会計年度において投資活動により使用した資金は、前連結会計年度末より763百万円減少し、△952百万円となりました。この主な要因は、無形資産の取得による支出643百万円、定期預金の預け入れによる支出189百万円によるものであります。

(財務活動によるキャッシュ・フロー)

 当連結会計年度において財務活動により使用した資金は、前連結会計年度末より1,526百万円増加し、△1,780百万円となりました。この主な要因は、長期借入の借入による収入1,400百万円、社債の発行による収入1,250百万円、長期借入の返済による支出2,349百万円、短期借入金の純増減額を△1,599百万円計上したことによるものであります。

 

 

 (生産、受注及び販売の実績) 

当社はオンライン旅行事業、ITオフショア開発事業及び投資事業を主たる事業としているため、生産実績及び受注実績はありません。

 

(1) 仕入実績

当連結会計年度の仕入実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。

 

セグメントの名称

仕入高(百万円)

前年同期比(%)

オンライン旅行事業

6,509

58.7

 

(注) ITオフショア開発事業及び投資事業について、仕入れは該当がないため記載しておりません。

 

(2) 販売実績、取扱高実績

当連結会計年度の販売実績及び取扱高実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。

① 販売実績

セグメントの名称

販売高(百万円)

前年同期比(%)

オンライン旅行事業

12,586

81.1

ITオフショア開発事業

545

43.1

投資事業

454

61.5

その他

2

57.4

合計

13,589

77.5

 

 (注)1.セグメント間取引については相殺消去しております。

2.主な相手先の販売実績及び当該販売実績の総販売実績に対する割合について、連結損益計算書の売上収益の10%以上を占める相手先がないため、記載を省略しております。

 

② 取扱高実績

セグメントの名称

取扱高(百万円)

前年同期比(%)

オンライン旅行事業

45,862

135.9

 

(注) ITオフショア開発事業及び投資事業については、販売実績と取扱高実績は同数になります。

 

(財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析)

当社の当連結会計年度における財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析は以下のとおりであります。なお、文中における将来に関する事項は、本書提出日現在において当社が判断したものであります。

(1) 重要な会計上の見積り

当社の連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づいて作成されております。この連結財務諸表の作成に当たりましては、一定の会計基準の範囲内において、資産・負債及び収益・費用の金額に影響を与える見積りを必要としております。これらの見積りにつきましては、経営者が過去の実績や現在の取引状況ならびに入手可能な情報を総合的に勘案し、その時点で最も合理的と考えられる見積もりや仮定を継続的に使用しておりますが、見積り及び仮定には不確実性が伴うため、実際の結果と異なる可能性があります。

また、新型コロナウイルス感染症拡大に伴う会計上の見積りについては、「第5経理の状況  連結財務注記 2.作成の基礎 (5) 重要な判断及び不確実性の見積りの主要な源泉」をご参照ください。

 

(2) 当連結会計年度の経営成績の分析

(売上高)

当連結会計年度の売上高は13,589百万円となり、前連結会計年度に比べ3,935百万円(前連結会計年度比22.4%減)減少いたしました。旅行商材の比較サイトによる直販(BtoC)、他社媒体へ当社の検索予約エンジンを提供するOEM提供(BtoBtoC)、法人の出張手配を販路に、国内航空券や海外ホテルを中心に旅行商材の販売を行う「オンライン旅行事業」と、ベトナムにおけるラボ型システム開発を行う「ITオフショア開発事業」が、コロナ禍による影響により当初想定に比べてかなり減少したことによるものであります。

 

(売上原価、売上総利益)

当連結会計年度の売上原価は6,009百万円となり、前連結会計年度に比べ3,900百万円(同39.3%減)減少いたしました。これは主に、旅行事業におけるツアー売上及びITオフショア開発事業の売上減少によるものであります。
 この結果、当連結会計年度の売上総利益は7,579百万円となり、前連結会計年度に比べ34百万円(同0.4%減)減少いたしました。

 

(販売費及び一般管理費、子会社の支配喪失に伴う利益、持分法による投資損益、投資利益、営業利益)

当連結会計年度の販売費及び一般管理費は6,579百万円となり、前連結会計年度に比べ1,270百万円(同23.9%増)増加となりました。

また、当連結会計年度における持分法による投資利益は120百万円となり、前連結会計年度に比べ103百万円(同599.2%増)増加、投資利益は225百万円となり、前連結会計年度に比べ16百万円(同7.8%増)増加となりました。この結果、当連結会計年度の営業利益は2,243百万円となり、前連結会計年度に比べ898百万円(前期は3,142百万円の利益)減少いたしました。

 

(金融収益及び金融費用、税引前利益及び親会社の所有者に帰属する当期純利益)

当連結会計年度の金融収益は10百万円となり、前連結会計年度に比べ32百万円(同75.2%減)減少となりました。当連結会計年度の金融費用は224百万円となり、前連結会計年度に比べ82百万円(同57.8%増)増加いたしました。

この結果、当連結会計年度の税引前純利益は2,030百万円となり、前連結会計年度に比べ1,013百万円(前期は3,043百万円の利益)減少いたしました。また、当連結会計年度の親会社の所有者に帰属する当期純利益は1,712百万円となり、前連結会計年度に比べ659百万円(前期は2,372百万円の利益)減少いたしました。

 

(3) 当連結会計年度の財政状態の分析

(資産)

資産は前連結会計年度末に比べ2,762百万円増加しました。これは主に、その他の金融資産1,204百万円の増加、営業債権及びその他債権780百万円の増加、有形固定資産、無形資産、のれん216百万円の増加及び使用権資産668百万円の減少によるものです。

 

(負債)

負債は前連結会計年度末に比べ990百万円増加しました。これは主に、営業債務及びその他の債務2,296百万円の増加、その他の流動負債782百万円の増加、有利子負債1,425百万円の減少、及びリース負債717百万円の減少によるものです。

 

(資本)

資本は前連結会計年度末に比べ1,771百万円増加しました。これは主に、当期純利益を1,626百万円計上したことによるものです。

 

(4)当連結会計年度のキャッシュ・フローの状況の分析
当連結会計年度のキャッシュ・フローの状況の分析については、「第2[事業の状況]  3[経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析]の(2)キャッシュ・フローの状況」に記載のとおりであります。
 

(5) 経営成績に重要な影響を与える要因について

当社オンライン旅行事業におきましては、業界全体の動向や取引先の施策に影響を受ける部分が大きく御座います。また、ITオフショア開発事業に関しましては、基本的に人月単価×人員数によって顧客に請求を行うビジネスモデルであるため、新規ラボの開発設数、既存ラボの増減員数が売り上げに大きく影響を与えます。当社の経営成績に重要な影響を与える要因は、「第2 事業の状況 2 事業等のリスク」に記載の内容となっております。当社は、これらのリスク要因について、リスク軽減策を講じるように取り組んで参ります。

 

(6) 経営者の問題認識と今後の方針について

当社が今後も成長するためには、引き続き「エアトリ」のサービス改善を行うことによる利便性の向上およびマス広告を含めたブランディング及び事業規模の拡大に合わせて適宜人員拡充を進めるとともに、新型コロナウイルス感染症の拡大状況に応じた当社組織体制の再整備、及びwith/afterコロナに向かった新たなサービス展開を進めていくことが重要であると認識しております。

営業部門、システム開発部門等について事業規模や必要性に応じた採用を適宜行うとともに、内部管理体制の強化等の組織体制の再構築を図って参ります。

 

(7) その他、経営成績等の状況の概要に係る主要な項目における差異に関する情報

 IFRSにより作成した連結財務諸表における主要な項目と連結財務諸表規則(第7章及び第8章を除く。以下「日本基準」という。)により作成した場合の連結財務諸表におけるこれらに相当する項目との差異に関する事項はのれんであり、日本基準ではその効果の及ぶ期間で定額償却していますが、IFRSでは償却せずに毎期減損テストを行います。

 

4 【経営上の重要な契約等】

 該当事項はありません。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

2 【主要な設備の状況】
(1) 提出会社

2022年9月30日現在

事業所名
(所在地)

セグメントの名称

設備の内容

帳簿価額(百万円)

従業員数
(名)

建物附属
設備

車両運搬具

工具器具
備品

のれん

ソフト
ウェア

その他

合計

本社
(東京都
港区)

オンライン旅行事業
ITオフショア開発事業

投資事業

本社機能

49

-

26

23

628

-

728

114

 

(注) 1.現在休止中の主要な設備はありません。

2.日本基準に基づく数値を記載しております。

3. その他は建設仮勘定でございます。

(2) 子会社

2022年9月30日現在

会社名

事業所名
(所在地)

セグメントの名称

設備の内容

帳簿価額(百万円)

従業員数
(名)

建物附属設備

車両運搬具

工具器具備品

のれん

ソフトウェア

その他

合計

EVOLABLE ASIA Co., Ltd.

ベトナム・オフィス(ベトナム・ホーチミン市)

ITオフショア開発事業

本社機能

-

-

0

6

-

-

7

68

株式会社インバウンドプラットフォーム

船橋事業所

オンライン旅行事業

本社機能・営業車両

35

123

27

-

130

-

317

42

株式会社まぐまぐ

東京都品川区

オンライン旅行事業

プラットフォーム
メディア広告

0

-

3

-

311

-

315

21

株式会社九州ホテルリゾート

新潟県柏崎市

オンライン旅行事業

旅行業務

13

4

0

-

-

20

39

11

 

(注) 1.現在休止中の主要な設備はありません。

2.日本基準もしくはIFRSに基づく数値を記載しております。

① 【株式の総数】

 

種類

発行可能株式総数(株)

普通株式

36,000,000

36,000,000

 

 

② 【発行済株式】

 

種類

事業年度末現在
発行数(株)
(2022年9月30日)

提出日現在
発行数(株)
(2022年12月27日)

上場金融商品取引所名又は登録認可金融商品取引業協会名

内容

普通株式

22,157,465

22,159,465

東京証券取引所
(プライム市場)

権利内容に何ら限定のない当社における標準となる株式であります。なお、単元株式数は100株であります。

22,157,465

22,159,465

 

(注) 提出日現在の発行数には、2022年12月1日からこの有価証券報告書提出日までの新株予約権の行使により発行された株式数は、含まれておりません。

 

① 【ストックオプション制度の内容】

 2015年9月30日の臨時取締役会決議に基づいて発行した会社法に基づく新株予約権は次のとおりであります。

第3回新株予約権

 

事業年度末現在

(2022年9月30日)

提出日の前月末現在
(2022年11月30日)

付与対象者の区分及び人数(名)

 使用人    10

同左

新株予約権の数(個)

36(注1)

同左

新株予約権の目的となる株式の種類

普通株式

同左

新株予約権の目的となる株式の数(株)

32,400(注1、6)

同左

新株予約権の行使時の払込金額(円)

 636(注2、6)

同左

新株予約権の行使期間

  2017年10月1日~

  2025年9月29日

同左

新株予約権の行使により株式を発行する場合の
株式の発行価格及び資本組入額(円)

    発行価格   636

    資本組入額   318

         (注6)

 

同左

 

新株予約権の行使の条件

(注3)

同左

新株予約権の譲渡に関する事項

新株予約権を譲渡するときは、当社の株主総会の決議による承認を要するものとする。

同左

代用払込みに関する事項

組織再編成行為に伴う新株予約権の交付に
関する事項

(注5)

同左

 

(注) 1.新株予約権1個につき目的となる株式数は、900株であります。
なお、当社が株式分割又は株式併合を行う場合、次の算式により目的となる株式の数の調整をするものとする。ただし、かかる調整は、新株予約権のうち、当該時点で行使されていない新株予約権の目的となる株式の数について行われ、調整の結果生じる1株未満の端数については、これを切り捨てる。

 

調整後付与株式数

調整前付与株式数

×

分割・併合の比率

 

 

また、他社と合併を行い本件新株予約権が承継される場合、又は、会社分割を行う場合、ならびに、完全子会社となる株式交換又は株式移転を行い本件新株予約権が承継される場合も、必要と認める株式の数の調整を行う。

2.新株予約権の発行日以降、当社が株式分割又は株式併合を行う場合、次の算式により1株当たりの払込金額を調整し、調整の結果生じる1円未満の端数は切り上げる。

 

調整後払込金額

調整前払込金額

×

分割・併合の比率

 

 

また、新株予約権発行日以降に、時価を下回る価額で、当社が新株を発行する場合又は自己株式を処分する場合(新株予約権の行使の場合を除く)には、次の算式により1株あたりの払込金額を調整するものとする(1円未満の端数は切り上げる)。

 


調整後払込金額



調整前払込金額


×

既発行株式数

新株発行株式数×1株当たり払込金額

新規発行前の株価

既発行株式数+新株発行による増加株式数

 

 

3.新株予約権の行使の条件は、以下のとおりであります。

① 新株予約権の付与を受けたものは、新株予約権の権利を行使する時においても、当社又は当社の子会社の役員又は従業員であることを要する。ただし、任期満了による退任、定年退職その他正当な理由のある場合ならびに相続により新株予約権を取得した場合はこの限りではない。

② 相続により新株予約権を取得した者が権利行使しようとするときは、当社の取締役会の承認を得るものとする。

③ 当社又は当社の子会社の取締役又は使用人でない場合は、その権利行使に際して、当社の取締役会の承認を得るものとする。

④ 租税特別措置法第29条の2に規定する税制の優遇措置を適用する新株予約権の行使に当たっては、以下の定めに従うものとする。

(i) 権利行使にかかる年間の払込金の合計額が1千2百万円を超えないこと

(ii) 権利行使により取得した株式が当社の指定する証券会社の本人名義の株式保護預り口座に保護預かりされること

⑤ 当社の株式が国内の証券取引所に上場されることを要する。

4.当社が新株予約権を取得することができる事由及び無償取得の条件は、以下の通りであります。

① 新株予約権者が権利を行使する条件に該当しなくなった場合又は権利を喪失する要件に該当した場合には、その新株予約権を無償で取得することができる。

② 権利者が会社の取締役若しくは監査役又は使用人の身分を有する場合(本新株予約権発行後にかかる身分を有するに至った場合を含む)において、次のいずれかに該当する事由が発生した場合、当社は、未行使の新株予約権を無償で取得することができる。

(i) 当社の就業規則に規定する懲戒事項に該当した場合

(ii) 取締役としての忠実義務等の会社に対する義務に違反した場合

③ 消滅会社となる合併契約書承認の議案が当社の株主総会で承認された場合、又は当社が完全子会社となる株式交換契約書承認の議案もしくは株式移転の議案が当社の株主総会で承認された場合は、新株予約権を無償で取得することができる

5.当社が完全子会社となる株式交換または株式移転を行う場合は、新株予約権にかかる義務を当該株式交換または株式移転による完全親会社となる会社に承継させる。承継される新株予約権の内容の決定の方針は次のとおりとする。

① 目的たる完全親会社の株式の種類

       完全親会社の同種の株式

② 目的たる完全親会社の株式の数

   株式交換または株式移転の比率に応じて調整する。調整後の1株未満の端数は切り捨てる。

③ 権利行使に際して払い込むべき額

   株式交換または株式移転の比率に応じて調整する。調整後の1円未満の端数は切り捨てる。

④ 権利行使期間、その他の権利行使の条件、消却事由等

   株式交換または株式移転に際して、当社の取締役会が決定する。

⑤ 取締役会による譲渡承認

   新株予約権の譲渡について、完全親会社の取締役会の承認を要するものとする。

6.2015年12月18日付で普通株式1株につき300株の株式分割を、また2016年8月1日付で普通株式1株につき3株の株式分割を行っております。これにより、「新株予約権の目的となる株式の数」、「新株予約権の行使時の払込金額」及び「新株予約権の行使により株式を発行する場合の株式の発行価格及び資本組入額」が調整されております。

 

 

2015年9月30日の臨時取締役会決議に基づいて発行した会社法に基づく新株予約権は次のとおりであります。

第4回新株予約権

 

事業年度末現在

(2022年9月30日)

提出日の前月末現在
(2022年11月30日)

付与対象者の区分及び人数(名)

 監査役    1

 使用人    13

同左

新株予約権の数(個)

 90(注1)

同左

新株予約権の目的となる株式の種類

普通株式

同左

新株予約権の目的となる株式の数(株)

81,000(注1、6)

同左

新株予約権の行使時の払込金額(円)

636(注2、6)

同左

新株予約権の行使期間

  2016年3月31日~

  2025年9月29日

同左

新株予約権の行使により株式を発行する場合の
株式の発行価格及び資本組入額(円)

    発行価格   636

    資本組入額   318

         (注6)

 

同左

 

新株予約権の行使の条件

(注3)

同左

新株予約権の譲渡に関する事項

新株予約権を譲渡するときは、当社の株主総会の決議による承認を要するものとする。

同左

組織再編成行為に伴う新株予約権の交付に
関する事項

(注5)

同左

 

(注) 1.新株予約権1個につき目的となる株式数は、900株であります。
なお、当社が株式分割又は株式併合を行う場合、次の算式により目的となる株式の数の調整をするものとする。ただし、かかる調整は、新株予約権のうち、当該時点で行使されていない新株予約権の目的となる株式の数について行われ、調整の結果生じる1株未満の端数については、これを切り捨てる。

 

調整後付与株式数

調整前付与株式数

×

分割・併合の比率

 

 

また、他社と合併を行い本件新株予約権が承継される場合、又は、会社分割を行う場合、ならびに、完全子会社となる株式交換又は株式移転を行い本件新株予約権が承継される場合も、必要と認める株式の数の調整を行う。

2.新株予約権の発行日以降、当社が株式分割又は株式併合を行う場合、次の算式により1株当たりの払込金額を調整し、調整の結果生じる1円未満の端数は切り上げる。

 

調整後払込金額

調整前払込金額

×

分割・併合の比率

 

 

また、新株予約権発行日以降に、時価を下回る価額で、当社が新株を発行する場合又は自己株式を処分する場合(新株予約権の行使の場合を除く)には、次の算式により1株あたりの払込金額を調整するものとする(1円未満の端数は切り上げる)。

 


調整後払込金額



調整前払込金額


×

既発行株式数

新株発行株式数×1株当たり払込金額

新規発行前の株価

既発行株式数+新株発行による増加株式数

 

 

 3.新株予約権の行使の条件は、以下のとおりであります。

① 新株予約権の付与を受けたものは、新株予約権の権利を行使する時においても、当社又は当社の子会社の役員又は従業員であることを要する。ただし、任期満了による退任、定年退職その他正当な理由のある場合ならびに相続により新株予約権を取得した場合はこの限りではない。

② 相続により新株予約権を取得した者が権利行使しようとするときは、当社の取締役会の承認を得るものとする。

③ 当社又は当社の子会社の取締役又は使用人でない場合は、その権利行使に際して、当社の取締役会の承認を得るものとする。

④ 租税特別措置法第29条の2に規定する税制の優遇措置を適用する新株予約権の行使に当たっては、以下の定めに従うものとする。

(i)  権利行使にかかる年間の払込金の合計額が1千2百万円を超えないこと

(ii) 権利行使により取得した株式が当社の指定する証券会社の本人名義の株式保護預り口座に保護預かりされること

⑤ 新株予約権者は、割り当てられた新株予約権について、上場後1年間はその2分の1について権利行使することができる。(権利行使可能となる新株予約権の数に1未満の端数が生じた場合は、これを切り捨てるものとする。)また、上場から1年が経過した日からは、割当てられた新株予約権の全てについて権利行使することができる。

⑥ 株式が国内の証券取引所に上場されることを要する。

4.当社が新株予約権を取得することができる事由及び無償取得の条件は、以下の通りであります。

① 新株予約権者が権利を行使する条件に該当しなくなった場合又は権利を喪失する要件に該当した場合には、その新株予約権を無償で取得することができる。

② 権利者が会社の取締役若しくは監査役又は使用人の身分を有する場合(本新株予約権発行後にかかる身分を有するに至った場合を含む)において、次のいずれかに該当する事由が発生した場合、当社は、未行使の新株予約権を無償で取得することができる。

(i)  当社の就業規則に規定する懲戒事項に該当した場合

(ii) 取締役としての忠実義務等の会社に対する義務に違反した場合

③ 消滅会社となる合併契約書承認の議案が当社の株主総会で承認された場合、又は当社が完全子会社となる株式交換契約書承認の議案もしくは株式移転の議案が当社の株主総会で承認された場合は、新株予約権を無償で取得することができる

5.当社が完全子会社となる株式交換または株式移転を行う場合は、新株予約権にかかる義務を当該株式交換または株式移転による完全親会社となる会社に承継させる。承継される新株予約権の内容の決定の方針は次のとおりとする。

① 目的たる完全親会社の株式の種類

       完全親会社の同種の株式

② 目的たる完全親会社の株式の数

   株式交換または株式移転の比率に応じて調整する。調整後の1株未満の端数は切り捨てる。

③ 権利行使に際して払い込むべき額

   株式交換または株式移転の比率に応じて調整する。調整後の1円未満の端数は切り捨てる。

④ 権利行使期間、その他の権利行使の条件、消却事由等

   株式交換または株式移転に際して、当社の取締役会が決定する。

⑤ 取締役会による譲渡承認

   新株予約権の譲渡について、完全親会社の取締役会の承認を要するものとする。

6.2015年12月18日付で普通株式1株につき300株の株式分割を、また2016年8月1日付で普通株式1株につき3株の株式分割を行っております。これにより、「新株予約権の目的となる株式の数」、「新株予約権の行使時の払込金額」及び「新株予約権の行使により株式を発行する場合の株式の発行価格及び資本組入額」が調整されております。 

 

 

2015年10月23日の臨時取締役会決議に基づいて発行した会社法に基づく新株予約権は次のとおりであります。

第6回新株予約権

 

事業年度末現在

(2022年9月30日)

提出日の前月末現在
(2022年11月30日)

付与対象者の区分及び人数(名)

 取締役     1

同左

新株予約権の数(個)

12 (注1)

同左

新株予約権の目的となる株式の種類

普通株式

同左

新株予約権の目的となる株式の数(株)

 10,800(注1、6)

同左

新株予約権の行使時の払込金額(円)

636(注2、6)

同左

新株予約権の行使期間

  2017年10月24日~

  2025年9月29日

同左

新株予約権の行使により株式を発行する場合の
株式の発行価格及び資本組入額(円)

    発行価格    636

    資本組入額   318

         (注6)

同左

新株予約権の行使の条件

(注3)

(注3)

新株予約権の譲渡に関する事項

新株予約権を譲渡するときは、当社の株主総会の決議による承認を要するものとする。

同左

組織再編成行為に伴う新株予約権の交付に
関する事項

(注5)

(注5)

 

(注) 1.新株予約権1個につき目的となる株式数は、900株であります。
なお、当社が株式分割又は株式併合を行う場合、次の算式により目的となる株式の数の調整をするものとする。ただし、かかる調整は、新株予約権のうち、当該時点で行使されていない新株予約権の目的となる株式の数について行われ、調整の結果生じる1株未満の端数については、これを切り捨てる。

 

調整後付与株式数

調整前付与株式数

×

分割・併合の比率

 

 

また、他社と合併を行い本件新株予約権が承継される場合、又は、会社分割を行う場合、ならびに、完全子会社となる株式交換又は株式移転を行い本件新株予約権が承継される場合も、必要と認める株式の数の調整を行う。

2.新株予約権の発行日以降、当社が株式分割又は株式併合を行う場合、次の算式により1株当たりの払込金額を調整し、調整の結果生じる1円未満の端数は切り上げる。

 

調整後払込金額

調整前払込金額

×

分割・併合の比率

 

 

また、新株予約権発行日以降に、時価を下回る価額で、当社が新株を発行する場合又は自己株式を処分する場合(新株予約権の行使の場合を除く)には、次の算式により1株あたりの払込金額を調整するものとする(1円未満の端数は切り上げる)。

 


調整後払込金額



調整前払込金額


×

既発行株式数

新株発行株式数×1株当たり払込金額

新規発行前の株価

既発行株式数+新株発行による増加株式数

 

 

さらに、当社が他社と合併を行い本件新株予約権が承継される場合、または、当社が会社分割を行う場合、ならびに、当社が完全子会社となる株式交換または株式移転を行い本件新株予約権が承継される場合、甲は必要と認める払込金額の調整を行う。

3.新株予約権の行使の条件は、以下のとおりであります。

① 新株予約権の付与を受けたものは、新株予約権の権利を行使する時においても、当社又は当社の子会社の役員又は従業員であることを要する。ただし、任期満了による退任、定年退職その他正当な理由のある場合ならびに相続により新株予約権を取得した場合はこの限りではない。

② 相続により新株予約権を取得した者が権利行使しようとするときは、当社の取締役会の承認を得るものとする。

③ 当社又は当社の子会社の取締役又は使用人でない場合は、その権利行使に際して、当社の取締役会の承認を得るものとする。

④ 租税特別措置法第29条の2に規定する税制の優遇措置を適用する新株予約権の行使に当たっては、以下の定めに従うものとする。

(i)  権利行使にかかる年間の払込金の合計額が1千2百万円を超えないこと

(ii) 権利行使により取得した株式が当社の指定する証券会社の本人名義の株式保護預り口座に保護預かりされること

⑤ 株式が国内の証券取引所に上場されることを要する。

4.当社が新株予約権を取得することができる事由及び無償取得の条件は、以下の通りであります。

① 新株予約権者が権利を行使する条件に該当しなくなった場合又は権利を喪失する要件に該当した場合には、その新株予約権を無償で取得することができる。

② 権利者が会社の取締役若しくは監査役又は使用人の身分を有する場合(本新株予約権発行後にかかる身分を有するに至った場合を含む )において、次のいずれかに該当する事由が発生した場合、当社は、未行使の新株予約権を無償で取得することができる。

(i)  当社の就業規則に規定する懲戒事項に該当した場合

(ii) 取締役としての忠実義務等の会社に対する義務に違反した場合

③ 消滅会社となる合併契約書承認の議案が当社の株主総会で承認された場合、又は当社が完全子会社となる株式交換契約書承認の議案もしくは株式移転の議案が当社の株主総会で承認された場合は、新株予約権を無償で取得することができる

5.当社が完全子会社となる株式交換または株式移転を行う場合は、新株予約権にかかる義務を当該株式交換または株式移転による完全親会社となる会社に承継させる。承継される新株予約権の内容の決定の方針は次のとおりとする。

① 目的たる完全親会社の株式の種類

       完全親会社の同種の株式

② 目的たる完全親会社の株式の数

   株式交換または株式移転の比率に応じて調整する。調整後の1株未満の端数は切り捨てる。

③ 権利行使に際して払い込むべき額

   株式交換または株式移転の比率に応じて調整する。調整後の1円未満の端数は切り捨てる。

④ 権利行使期間、その他の権利行使の条件、消却事由等

   株式交換または株式移転に際して、当社の取締役会が決定する。

⑤ 取締役会による譲渡承認

   新株予約権の譲渡について、完全親会社の取締役会の承認を要するものとする。

6.2015年12月18日付で普通株式1株につき300株の株式分割を、また2016年8月1日付で普通株式1株につき3株の株式分割を行っております。これにより、「新株予約権の目的となる株式の数」、「新株予約権の行使時の払込金額」及び「新株予約権の行使により株式を発行する場合の株式の発行価格及び資本組入額」が調整されております。

 

 

2016年8月10日の臨時取締役会決議に基づいて発行した会社法に基づく新株予約権は、次のとおりであります。

第8回新株予約権

 

事業年度末現在

(2022年9月30日)

提出日の前月末現在
(2022年11月30日)

付与対象者の区分及び人数(名)

 使用人    1

同左

新株予約権の数(個)

 402 (注1)

同左

新株予約権の目的となる株式の種類

普通株式

同左

新株予約権の目的となる株式の数(株)

120,600(注1、6)

同左

新株予約権の行使時の払込金額(円)

1,574(注2、6)

同左

新株予約権の行使期間

  2016年10月1日~

  2026年9月30日

同左

新株予約権の行使により株式を発行する場合の
株式の発行価格及び資本組入額(円)

    発行価格  1,574

    資本組入額   787

         (注6)

同左

新株予約権の行使の条件

(注3)

(注3)

新株予約権の譲渡に関する事項

新株予約権を譲渡するときは、当社の取締役会の決議による承認を要するものとする。

同左

組織再編成行為に伴う新株予約権の交付に
関する事項

(注5)

(注5)

 

(注) 1.新株予約権1個につき目的となる株式数は、300株であります。
なお、付与株式数は、本新株予約権の発行決議日後、当社が株式分割(当社普通株式の無償割当てを含む。以下同じ。)または株式併合を行う場合、次の算式により調整されるものとする。ただし、かかる調整は、本新株予約権のうち、当該時点で行使されていない新株予約権の目的である株式の数についてのみ行われ、調整の結果生じる1株未満の端数については、これを切り捨てるものとする。

 

調整後付与株式数

調整前付与株式数

×

分割・併合の比率

 

 

また、本新株予約権の発行決議日後、当社が合併、会社分割または資本金の額の減少を行う場合その他これらの場合に準じ付与株式数の調整を必要とする場合には、合理的な範囲で、付与株式数は適切に調整されるものとする。

2.本新株予約権の発行決議日後、当社が株式分割または株式併合を行う場合、次の算式により行使価額を調整し、調整による1円未満の端数は切り上げる。

 

調整後行使価額

調整前行使価額

×

分割・併合の比率

 

また、本新株予約権の発行決議日後、当社が当社普通株式につき時価を下回る価額で新株の発行または自己株式の処分を行う場合(新株予約権の行使に基づく新株の発行及び自己株式の処分並びに株式交換による自己株式の移転の場合を除く。)、 次の算式により行使価額を調整し、調整による1円未満の端数は切り上げる。

 


調整後行使価額



調整前行使価額


×

既発行株式数

新株発行株式数×1株当たり払込金額

新規発行前の1株当たりの時価

既発行株式数+新規発行株式数

 

 

3.新株予約権の行使の条件は、以下のとおりであります。

① (1)2017年9月期、2018年9月期、2019年9月期のいずれかの連結会計年度にかかる連結損益計算書の営業利益が15億円を超過した場合において、割当てを受けた本新株予約権を行使することができる。

(2)新株予約権者は以下の区分に従って、新株予約権の全部または一部を行使することができる。

  (a)2017年9月末日以降は、割当てられた新株予約権の3分の1について行使することができる。

  (b)2018年9月末日以降は、割当てられた新株予約権の3分の2について行使することができる。

  (c)2019年9月末日以降は、割当てられた新株予約権の全てについて行使することができる。

   なお、権利行使可能となる新株予約権の数に1未満の端数が生じた場合は、これを切り捨てるものとする。

② 本新株予約権の新株予約権者(以下「本新株予約権者」)は、当社または当社子会社の取締役、使用人(執行役員を含む。)または業務委託者の地位(以上を総称して以下、「権利行使資格」という。)をいずれも喪失した場合には、未行使の本新株予約権を行使できなくなるものとする。

③ 上記②の規定にかかわらず、本新株予約権者が当社都合または当社子会社都合の退職等により権利行使資格を喪失した場合で、当社が諸搬の事情を考慮の上、当該本新株予約権者による本新株予約権の行使を書面により承認した場合は、当該本新株予約権者は、権利行使資格喪失の日より1年間経過する日と行使期間満了日のいずれか早い方の日に至るまでに限り、権利行使資格を喪失しなければ行使できるはずであった本新株予約権を行使することができる。

④ 上記②および③の規定にかかわらず、本新株予約権者が権利行使資格を喪失した場合(本新株予約権者の死亡による場合を除く。)で、当社が諸搬の事情を考慮の上、当該本新株予約権者による本新株予約権の行使を書面により承認した場合は、当該本新株予約権者は、権利行使資格を喪失しなければ行使できるはずであった本新株予約権を行使することができる。

⑤ 上記②の規定にかかわらず、本新株予約権者が死亡した場合、本新株予約権者の相続人は、本新株予約権者の死亡の日より1年間経過する日と行使期間満了日のいずれか早い方の日に至るまでに限り、本新株予約権者が生存していれば行使できるはずであった本新株予約権を行使することができる。

⑥ 上記②および⑤の規定にかかわらず、本新株予約権者が死亡した場合で、当社が諸搬の事情を考慮の上、当該本新株予約権者の相続人による本新株予約権の行使を書面により承認した場合は、当該本新株予約権者の相続人は、本新株予約権者が生存していれば行使できるはずであった本新株予約権を行使することができる。

⑦ 上記⑤及び⑥に定める場合を除き、本新株予約権の相続による承継は認めない。また、本新株予約権者の相続人が死亡した場合の、本新株予約権の再度の相続も認めない。

⑧ 本新株予約権者は、本新株予約権の行使によって、当社の発行済株式総数が当該時点における当社の発行可能株式総数を超過することとなるとき、または、当社の普通株式に係る発行済種類株式総数が当該時点における当社の普通株式に係る発行可能種類株式総数を超過することとなるときは、本新株予約権を行使することはできない。

⑨ 本新株予約権者は、以下のア乃至カに掲げる各号の一に該当した場合には、未行使の本新株予約権を行使できなくなるものとする。

ア 本新株予約権者が当社または当社子会社の使用人(執行役員を含む。)である場合において、当該会社の就業規則に定める出勤停止以上の懲戒処分をうけた場合

イ 本新株予約権者が当社または当社子会社の取締役である場合において、会社法第331条第1項各号に規定する欠格事由に該当するに至った場合

ウ 本新株予約権者が当社または当社子会社の取締役である場合において、会社法上必要な手続を経ず、会社法第356条第1項第1号に規定する競業取引を行った場合

エ 本新株予約権者が当社または当社子会社の取締役である場合において、会社法上必要な手続を経ず、会社法第356条第1項第2号または第3号に規定する利益相反取引を行った場合

オ 禁錮以上の刑に処せられた場合

カ 当社または当社子会社もしくは関連会社の社会的信用を害する行為その他当社または当社子会社もしくは関連会社に対する背信的行為と認められる行為を行った場合

4.当社が新株予約権を取得することができる事由及び無償取得の条件は、以下の通りであります。

① 当社が消滅会社となる合併契約、当社が分割会社となる会社分割についての分割契約もしくは分割計画、または当社が完全子会社となる株式交換契約もしくは株式移転計画について株主総会の承認(株主総会の承認を要しない場合には取締役会決議)がなされた場合は、当社は、当社取締役会が別途定める日の到来をもって、本新株予約権の全部を無償で取得することができる。

② 新株予約権者が権利行使をする前に、新株予約権の行使の条件として定める規定により本新株予約権の行使ができなくなった場合は、当社は新株予約権を無償で取得することができる。

5.合併(当社が合併により消滅する場合に限る。)、吸収分割、新設分割、株式交換または株式移転(以上を総称して以下、「組織再編行為」という。)を行う場合において、組織再編行為の効力発生日に新株予約権者に対し、それぞれの場合につき、会社法第236条第1項第8号イからホまでに掲げる株式会社(以下、「再編対象会社」という。)の新株予約権を以下の条件に基づきそれぞれ交付することとする。ただし、以下の条件に沿って再編対象会社の新株予約権を交付する旨を、吸収合併契約、新設合併契約、吸収分割契約、新設分割計画、株式交換契約または株式移転計画において定めた場合に限るものとする。

① 交付する再編対象会社の新株予約権の数

       新株予約権者が保有する新株予約権の数と同一の数をそれぞれ交付する。

② 新株予約権の目的である再編対象会社の株式の種類

   再編対象会社の普通株式とする。

③ 新株予約権の目的である再編対象会社の株式の数

   組織再編行為の条件を勘案のうえ、上記(注)1に準じて決定する。

④ 新株予約権の行使に際して出資される財産の価額

   交付される各新株予約権の行使に際して出資される財産の価額は、組織再編行為の条件等を勘案のうえ、上記(注)2で定められる行使価額を調整して得られる再編後行使価額に、上記③に従って決定される当該新株予約権の目的である再編対象会社の株式の数を乗じた額とする。

⑤ 譲渡による新株予約権の取得の制限

   譲渡による本新株予約権の取得については、当社取締役会の決議による承認を要するものとする。

⑥ 新株予約権の行使により株式を発行する場合における増加する資本金及び資本準備金に関する事項

本新株予約権の行使により株式を発行する場合における増加する資本金の額は、会社計算規則第17条第1項に従い算出される資本金等増加限度額の2分の1の金額とする。計算の結果1円未満の端数が生じたときは、その端数を切り上げるものとする。また、本新株予約権の行使により株式を発行する場合における増加する資本準備金の額は、上記①記載の資本金等増加限度額から、上記①に定める増加する資本金の額を減じた額とする。

⑦ 譲渡による新株予約権の取得の制限

   譲渡による取得の制限については、再編対象会社の取締役会の決議による承認を要するものとする。

⑧ その他新株予約権の行使の条件

   上記(注)3に準じて決定する。

⑨ 新株予約権の取得事由及び条件

   上記(注)4に準じて決定する。

⑩ その他の条件については、再編対象会社の条件に準じて決定する。

6.2016年8月1日付で普通株式1株につき3株の株式分割を行っております。これにより、「新株予約権の目的となる株式の数」、「新株予約権の行使時の払込金額」及び「新株予約権の行使により株式を発行する場合の株式の発行価格及び資本組入額」が調整されております。

 

2018年3月15日の取締役会決議に基づいて発行した会社法に基づく新株予約権は、次のとおりであります。

第12回新株予約権

 

事業年度末現在

(2022年9月30日)

提出日の前月末現在
(2022年11月30日)

付与対象者の区分及び人数(名)

 取締役    1

 使用人    39

同左

新株予約権の数(個)

900 (注1)

同左

新株予約権の目的となる株式の種類

普通株式

同左

新株予約権の目的となる株式の数(株)

90,000(注1)

同左

新株予約権の行使時の払込金額(円)

2,199(注2)

同左

新株予約権の行使期間

  2020年1月1日~

  2028年3月29日

同左

新株予約権の行使により株式を発行する場合の
株式の発行価格及び資本組入額(円)

    発行価格   2,199

    資本組入額   1,100

同左

新株予約権の行使の条件

(注3)

(注3)

新株予約権の譲渡に関する事項

新株予約権を譲渡するときは、当社の取締役会の決議による承認を要するものとする。

同左

組織再編成行為に伴う新株予約権の交付に
関する事項

(注5)

(注5)

 

(注) 1.新株予約権1個につき目的となる株式数は、100株であります。
なお、付与株式数は、本新株予約権の発行決議日後、当社が株式分割(当社普通株式の無償割当てを含む。以下同じ。)または株式併合を行う場合、次の算式により調整されるものとする。ただし、かかる調整は、本新株予約権のうち、当該時点で行使されていない新株予約権の目的である株式の数についてのみ行われ、調整の結果生じる1株未満の端数については、これを切り捨てるものとする。

 

調整後付与株式数

調整前付与株式数

×

分割・併合の比率

 

 

また、本新株予約権の発行決議日後、当社が合併、会社分割または資本金の額の減少を行う場合その他これらの場合に準じ付与株式数の調整を必要とする場合には、合理的な範囲で、付与株式数は適切に調整されるものとする。

2.本新株予約権の発行決議日後、当社が株式分割または株式併合を行う場合、次の算式により行使価額を調整し、調整による1円未満の端数は切り上げる。

 

調整後行使価額

調整前行使価額

×

分割・併合の比率

 

また、本新株予約権の発行決議日後、当社が当社普通株式につき時価を下回る価額で新株の発行または自己株式の処分を行う場合(新株予約権の行使に基づく新株の発行及び自己株式の処分並びに株式交換による自己株式の移転の場合を除く。)、 次の算式により行使価額を調整し、調整による1円未満の端数は切り上げる。

 


調整後行使価額



調整前行使価額


×

既発行株式数

新株発行株式数×1株当たり払込金額

新規発行前の1株当たりの時価

既発行株式数+新規発行株式数

 

 

3.新株予約権の行使の条件は、以下のとおりであります。

① (1)2019年9月期、2020年9月期、2021年9月期のいずれかの連結会計年度にかかる連結損益計算書の営業利益が30億円を超過した場合において、割当てを受けた本新株予約権を行使することができる。

(2)新株予約権者は以下の区分に従って、新株予約権の全部または一部を行使することができる。

  (a)2020年9月末日以降は、割当てられた新株予約権の3分の1について行使することができる。

  (b)2021年9月末日以降は、割当てられた新株予約権の3分の2について行使することができる。

  (c)2022年9月末日以降は、割当てられた新株予約権の全てについて行使することができる。

   なお、権利行使可能となる新株予約権の数に1未満の端数が生じた場合は、これを切り捨てるものとする。

② 本新株予約権の新株予約権者(以下「本新株予約権者」)は、当社または当社子会社の取締役、使用人(執行役員を含む。)または業務委託者の地位(以上を総称して以下、「権利行使資格」という。)をいずれも喪失した場合には、未行使の本新株予約権を行使できなくなるものとする。

③ 上記②の規定にかかわらず、本新株予約権者が当社都合または当社子会社都合の退職等により権利行使資格を喪失した場合で、当社が諸搬の事情を考慮の上、当該本新株予約権者による本新株予約権の行使を書面により承認した場合は、当該本新株予約権者は、権利行使資格喪失の日より1年間経過する日と行使期間満了日のいずれか早い方の日に至るまでに限り、権利行使資格を喪失しなければ行使できるはずであった本新株予約権を行使することができる。

④ 上記②および③の規定にかかわらず、本新株予約権者が権利行使資格を喪失した場合(本新株予約権者の死亡による場合を除く。)で、当社が諸搬の事情を考慮の上、当該本新株予約権者による本新株予約権の行使を書面により承認した場合は、当該本新株予約権者は、権利行使資格を喪失しなければ行使できるはずであった本新株予約権を行使することができる。

⑤ 上記②の規定にかかわらず、本新株予約権者が死亡した場合、本新株予約権者の相続人は、本新株予約権者の死亡の日より1年間経過する日と行使期間満了日のいずれか早い方の日に至るまでに限り、本新株予約権者が生存していれば行使できるはずであった本新株予約権を行使することができる。

⑥ 上記②および⑤の規定にかかわらず、本新株予約権者が死亡した場合で、当社が諸搬の事情を考慮の上、当該本新株予約権者の相続人による本新株予約権の行使を書面により承認した場合は、当該本新株予約権者の相続人は、本新株予約権者が生存していれば行使できるはずであった本新株予約権を行使することができる。

⑦ 上記⑤及び⑥に定める場合を除き、本新株予約権の相続による承継は認めない。また、本新株予約権者の相続人が死亡した場合の、本新株予約権の再度の相続も認めない。

⑧ 本新株予約権者は、本新株予約権の行使によって、当社の発行済株式総数が当該時点における当社の発行可能株式総数を超過することとなるとき、または、当社の普通株式に係る発行済種類株式総数が当該時点における当社の普通株式に係る発行可能種類株式総数を超過することとなるときは、本新株予約権を行使することはできない。

⑨ 本新株予約権者は、以下のア乃至カに掲げる各号の一に該当した場合には、未行使の本新株予約権を行使できなくなるものとする。

ア 本新株予約権者が当社または当社子会社の使用人(執行役員を含む。)である場合において、当該会社の就業規則に定める出勤停止以上の懲戒処分をうけた場合

イ 本新株予約権者が当社または当社子会社の取締役である場合において、会社法第331条第1項各号に規定する欠格事由に該当するに至った場合

ウ 本新株予約権者が当社または当社子会社の取締役である場合において、会社法上必要な手続を経ず、会社法第356条第1項第1号に規定する競業取引を行った場合

エ 本新株予約権者が当社または当社子会社の取締役である場合において、会社法上必要な手続を経ず、会社法第356条第1項第2号または第3号に規定する利益相反取引を行った場合

オ 禁錮以上の刑に処せられた場合

カ 当社または当社子会社もしくは関連会社の社会的信用を害する行為その他当社または当社子会社もしくは関連会社に対する背信的行為と認められる行為を行った場合

4.当社が新株予約権を取得することができる事由及び無償取得の条件は、以下の通りであります。

① 当社が消滅会社となる合併契約、当社が分割会社となる会社分割についての分割契約もしくは分割計画、または当社が完全子会社となる株式交換契約もしくは株式移転計画について株主総会の承認(株主総会の承認を要しない場合には取締役会決議)がなされた場合は、当社は、当社取締役会が別途定める日の到来をもって、本新株予約権の全部を無償で取得することができる。

② 新株予約権者が権利行使をする前に、新株予約権の行使の条件として定める規定により本新株予約権の行使ができなくなった場合は、当社は新株予約権を無償で取得することができる。

5.合併(当社が合併により消滅する場合に限る。)、吸収分割、新設分割、株式交換または株式移転(以上を総称して以下、「組織再編行為」という。)を行う場合において、組織再編行為の効力発生日に新株予約権者に対し、それぞれの場合につき、会社法第236条第1項第8号イからホまでに掲げる株式会社(以下、「再編対象会社」という。)の新株予約権を以下の条件に基づきそれぞれ交付することとする。ただし、以下の条件に沿って再編対象会社の新株予約権を交付する旨を、吸収合併契約、新設合併契約、吸収分割契約、新設分割計画、株式交換契約または株式移転計画において定めた場合に限るものとする。

① 交付する再編対象会社の新株予約権の数

       新株予約権者が保有する新株予約権の数と同一の数をそれぞれ交付する。

② 新株予約権の目的である再編対象会社の株式の種類

   再編対象会社の普通株式とする。

③ 新株予約権の目的である再編対象会社の株式の数

   組織再編行為の条件を勘案のうえ、上記(注)1に準じて決定する。

④ 新株予約権の行使に際して出資される財産の価額

   交付される各新株予約権の行使に際して出資される財産の価額は、組織再編行為の条件等を勘案のうえ、上記(注)2で定められる行使価額を調整して得られる再編後行使価額に、上記③に従って決定される当該新株予約権の目的である再編対象会社の株式の数を乗じた額とする。

⑤ 譲渡による新株予約権の取得の制限

   譲渡による本新株予約権の取得については、当社取締役会の決議による承認を要するものとする。

⑥ 新株予約権の行使により株式を発行する場合における増加する資本金及び資本準備金に関する事項

本新株予約権の行使により株式を発行する場合における増加する資本金の額は、会社計算規則第17条第1項に従い算出される資本金等増加限度額の2分の1の金額とする。計算の結果1円未満の端数が生じたときは、その端数を切り上げるものとする。また、本新株予約権の行使により株式を発行する場合における増加する資本準備金の額は、上記①記載の資本金等増加限度額から、上記①に定める増加する資本金の額を減じた額とする。

⑦ 譲渡による新株予約権の取得の制限

   譲渡による取得の制限については、再編対象会社の取締役会の決議による承認を要するものとする。

⑧ その他新株予約権の行使の条件

   上記(注)3に準じて決定する。

⑨ 新株予約権の取得事由及び条件

   上記(注)4に準じて決定する。

⑩ その他の条件については、再編対象会社の条件に準じて決定する。

 

 

 

2020年11月30日の取締役会決議に基づいて発行した会社法に基づく新株予約権は、次のとおりであります。

第15回新株予約権

 

事業年度末現在

(2022年9月30日)

提出日の前月末現在
(2022年11月30日)

付与対象者の区分及び人数(名)

取締役    4

使用人    3

同左

新株予約権の数(個)

2,047(注1)

2,027(注1)

新株予約権の目的となる株式の種類

普通株式

同左

新株予約権の目的となる株式の数(株)

204,700(注1)

202,700(注1)

新株予約権の行使時の払込金額(円)

1,230(注2)

同左

新株予約権の行使期間

  2022年1月1日~

  2025年12月31日

同左

新株予約権の行使により株式を発行する場合の
株式の発行価格及び資本組入額(円)

 発行価格1,230
資本組入額615

同左

新株予約権の行使の条件

(注3)

(注3)

新株予約権の譲渡に関する事項

新株予約権を譲渡するときは、当社の取締役会の決議による承認を要するものとする。

同左

組織再編成行為に伴う新株予約権の交付に
関する事項

(注5)

(注5)

 

(注) 1.新株予約権1個につき目的となる株式数は、100株であります。
なお、付与株式数は、本新株予約権の発行決議日後、当社が株式分割(当社普通株式の無償割当てを含む。以下同じ。)または株式併合を行う場合、次の算式により調整されるものとする。ただし、かかる調整は、本新株予約権のうち、当該時点で行使されていない新株予約権の目的である株式の数についてのみ行われ、調整の結果生じる1株未満の端数については、これを切り捨てるものとする。

 

調整後付与株式数

調整前付与株式数

×

分割・併合の比率

 

 

また、本新株予約権の発行決議日後、当社が合併、会社分割または資本金の額の減少を行う場合その他これらの場合に準じ付与株式数の調整を必要とする場合には、合理的な範囲で、付与株式数は適切に調整されるものとする。

 

2.本新株予約権の発行決議日後、当社が株式分割または株式併合を行う場合、次の算式により行使価額を調整し、調整による1円未満の端数は切り上げる。

 

調整後行使価額

調整前行使価額

×

分割・併合の比率

 

また、本新株予約権の発行決議日後、当社が当社普通株式につき時価を下回る価額で新株の発行または自己株式の処分を行う場合(新株予約権の行使に基づく新株の発行及び自己株式の処分並びに株式交換による自己株式の移転の場合を除く。)、 次の算式により行使価額を調整し、調整による1円未満の端数は切り上げる。

 


調整後行使価額



調整前行使価額


×

既発行株式数

新株発行株式数×1株当たり払込金額

新規発行前の1株当たりの時価

既発行株式数+新規発行株式数

 

 

3.新株予約権の行使の条件は、以下のとおりであります。

① (1)2021年9月期、2022年9月期、2023年9月期、2024年9月期のいずれかの連結会計年度にかかる、当社が金融商品取引法に基づき提出する有価証券報告書に記載される連結損益計算書(連結損益計算書を作成していない場合、損益計算書とする。以下同じ。)及び連結キャッシュ・フロー計算書(連結キャッシュ・フロー計算書を作成していない場合は、キャッシュ・フロー計算書とする。以下同じ。)から算出する調整後EBITDA(連結損益計算書に記載される営業利益に連結キャッシュ・フロー計算書に記載される減価償却費、減損損失、投資損益及び株式報酬を加算したもの。)が25億円を超過した場合において、割当てを受けた本新株予約権を行使することができる。ただし、非継続事業からの損益が発生する場合には非継続事業からの税引前損益を調整後EBITDAに加算し、その他、適用する会計基準の変更等により参照すべき項目の概念に重要な変更があった場合には、別途参照すべき指標を取締役会で定めるものとする。

(2)新株予約権者は以下の区分に従って、新株予約権の全部または一部を行使することができる。

  (a)2022年1月1日以降は、割当てられた新株予約権の3分の1について行使することができる。

  (b)2023年1月1日以降は、割当てられた新株予約権の3分の2について行使することができる。

  (c)2024年1月1日以降は、割当てられた新株予約権の全てについて行使することができる。

   なお、権利行使可能となる新株予約権の数に1未満の端数が生じた場合は、これを切り捨てるものとする。

② 新株予約権者の相続人による本新株予約権の行使は認めない。

③ 本新株予約権の行使によって、当社の発行済株式総数が当該時点における発行可能株式総数を超過することとなるときは、当該本新株予約権の行使を行うことはできない。

④ 各本新株予約権1個未満の行使を行うことはできない。

 

4.当社が新株予約権を取得することができる事由及び無償取得の条件は、以下の通りであります。

① 当社が消滅会社となる合併契約、当社が分割会社となる会社分割についての分割契約もしくは分割計画、または当社が完全子会社となる株式交換契約もしくは株式移転計画について株主総会の承認(株主総会の承認を要しない場合には取締役会決議)がなされた場合は、当社は、当社取締役会が別途定める日の到来をもって、本新株予約権の全部を無償で取得することができる。

② 新株予約権者が権利行使をする前に、新株予約権の行使の条件として定める規定により本新株予約権の行使ができなくなった場合は、当社は新株予約権を無償で取得することができる。

 

5.合併(当社が合併により消滅する場合に限る。)、吸収分割、新設分割、株式交換または株式移転(以上を総称して以下、「組織再編行為」という。)を行う場合において、組織再編行為の効力発生日に新株予約権者に対し、それぞれの場合につき、会社法第236条第1項第8号イからホまでに掲げる株式会社(以下、「再編対象会社」という。)の新株予約権を以下の条件に基づきそれぞれ交付することとする。ただし、以下の条件に沿って再編対象会社の新株予約権を交付する旨を、吸収合併契約、新設合併契約、吸収分割契約、新設分割計画、株式交換契約または株式移転計画において定めた場合に限るものとする。

① 交付する再編対象会社の新株予約権の数

       新株予約権者が保有する新株予約権の数と同一の数をそれぞれ交付する。

② 新株予約権の目的である再編対象会社の株式の種類

   再編対象会社の普通株式とする。

③ 新株予約権の目的である再編対象会社の株式の数

   組織再編行為の条件を勘案のうえ、上記(注)1に準じて決定する。

④ 新株予約権の行使に際して出資される財産の価額

   交付される各新株予約権の行使に際して出資される財産の価額は、組織再編行為の条件等を勘案のうえ、上記(注)2で定められる行使価額を調整して得られる再編後行使価額に、上記③に従って決定される当該新株予約権の目的である再編対象会社の株式の数を乗じた額とする。

⑤ 譲渡による新株予約権の取得の制限

   譲渡による本新株予約権の取得については、当社取締役会の決議による承認を要するものとする。

⑥ 新株予約権の行使により株式を発行する場合における増加する資本金及び資本準備金に関する事項

本新株予約権の行使により株式を発行する場合における増加する資本金の額は、会社計算規則第17条第1項に従い算出される資本金等増加限度額の2分の1の金額とする。計算の結果1円未満の端数が生じたときは、その端数を切り上げるものとする。また、本新株予約権の行使により株式を発行する場合における増加する資本準備金の額は、上記①記載の資本金等増加限度額から、上記①に定める増加する資本金の額を減じた額とする。

⑦ 譲渡による新株予約権の取得の制限

   譲渡による取得の制限については、再編対象会社の取締役会の決議による承認を要するものとする。

⑧ その他新株予約権の行使の条件

   上記(注)3に準じて決定する。

⑨ 新株予約権の取得事由及び条件

   上記(注)4に準じて決定する。

⑩ その他の条件については、再編対象会社の条件に準じて決定する。

② 【ライツプランの内容】

該当事項はありません。

 

(4) 【発行済株式総数、資本金等の推移】

 

年月日

発行済株式

総数増減数

(株)

発行済株式

総数残高

(株)

資本金増減額
 (百万円)

資本金残高

(百万円)

資本準備金

増減額

(百万円)

資本準備金

残高

(百万円)

 2017年10月6日

 (注)2

148,500

17,067,600

1,031

 836

 2017年10月31日

 (注)1

34,200

17,101,800

2

1,033

2

 838

 2017年11月6日
 (注)3

189,600

17,291,400

1,033

838

 2017年11月30日

 (注)1

900

17,292,300

0

1,033

0

838

 2017年12月31日

 (注)1

32,400

17,324,700

1

1,035

1

839

 2018年1月31日

 (注)1

5,400

17,330,100

0

1,036

0

839

 2018年2月28日

 (注)1

1,800

17,331,900

0

1,036

0

840

 

2018年3月31日

 (注)1

9,900

17,341,800

3

1,040

3

843

 2018年4月30日

 (注)1

900

17,342,700

0

1,040

0

843

 2018年5月16日

 (注)4

 251,300

17,594,000

1,040

843

 2018年5月31日

 (注)1

 81,000

17,675,000

25

1,066

25

868

 2018年6月30日

 (注)1

4,500

17,679,500

1

1,067

1

869

 2018年7月31日

 (注)1

4,500

17,684,000

1

1,069

1

870

2018年9月30日

(注)1

 24,000

17,708,000

31

1,100

31

901

2018年10月31日

(注)1

 123,000

17,831,000

133

1,233

133

1,034

2018年11月30日

(注)1

 194,000

18,025,000

192

1,425

192

1,226

2018年12月31日

(注)1

 116,500

18,141,500

79

1,504

79

1,305

2019年1月31日

(注)1

 202,300

18,343,800

178

1,682

178

1,483

2019年2月28日

(注)1

 423,800

18,767,600

471

2,153

471

1,955

2019年3月31日

(注)1

 139,000

18,906,600

144

2,297

144

2,099

2019年4月30日

(注)1

 143,800

19,050,400

153

2,450

153

2,253

2019年5月31日

(注)1

 474,500

19,524,900

442

2,892

442

2,695

2019年6月30日

(注)1

 29,600

19,554,500

27

2,919

27

2,723

2019年7月31日

(注)1

 8,100

19,562,600

2

2,921

2

2,726

2019年8月30日

(注)5

 233,300

19,795,900

2,921

2,726

2019年8月31日

(注)1

 236,000

19,798,600

1

2,922

1

2,727

2019年9月30日

(注)1

 2,700

19,801,300

0

2,922

0

2,727

2019年11月30日

(注)1

2,700

19,804,000

0

2,923

1

2,728

2019年12月23日

(注)6

274,400

20,078,400

2,923

2,728

2019年12月31日

(注)1

25,200

20,103,600

8

2,931

8

2,736

 

2020年1月31日

(注)1

6,300

20,109,900

1

2,932

1

2,737

2020年2月29日

(注)1

5,400

20,115,300

1

2,934

1

2,739

2020年6月30日

(注)1

4,500

20,119,800

1

2,936

1

2,741

2020年9月30日

(注)1

300,000

20,419,800

202

3,138

202

2,943

2020年10月31日

(注)1

300,000

20,719,800

223

3,362

223

3,167

2020年12月28日

(注)7

20,719,800

△3,262

100

△3,167

0

2021年1月31日

(注)1

900

20,720,700

0

100

0

0

2021年2月28日

(注)1

31,500

20,752,200

6

106

6

6

2021年2月28日

(注)8

666,665

21,418,865

510

617

510

517

2021年6月30日

(注)1

160,800

21,579,665

213

830

213

730

2021年7月31日

(注)1

12,600

21,592,265

2

833

2

733

2021年8月31日

(注)1

63,900

21,656,165

1

834

1

734

2021年9月30日

(注)1

451,800

22,107,965

694

1,529

694

1,429

 

2021年10月31日

(注)1

1,800

22,109,765

0

1,530

0

1,430

 

2021年11月30日

(注)1

900

22,110,665

0

1,530

0

1,430

 

2021年12月31日

(注)1

9,000

22,119,665

2

1,533

2

1,433

 

2022年2月28日

(注)1

9,700

22,129,365

4

1,537

4

1,437

 

2022年3月31日

(注)1

14,400

22,143,765

4

1,542

4

1,442

 

2022年4月30日

(注)1

3,600

22,147,365

1

1,543

1

1,443

 

2022年5月31日

(注)1

3,700

22,151,065

1

1,544

1

1,444

 

2022年6月30日

(注)1

2,700

22,153,765

0

1,545

0

1,445

 

2022年8月31日

(注)1

1,900

22,155,665

0

1,546

0

1,446

 

2022年9月30日

(注)1

1,800

22,157,465

0

1,547

0

1,447

 

(注)1.新株予約権の行使によるものであります。

2. 株式交換により、発行済株式総数が148,500株増加しております。

3.株式交換により、発行済株式総数が189,600株増加しております。

4.株式交換により、発行済株式総数が251,300株増加しております。

5.株式交換により、発行済株式総数が233,300株増加しております。

6.株式交換により、発行済株式総数が274,400株増加しております。

7.会社法第447条第1項及び会社法第448条第1項の規定に基づき、資本金及び資本準備金を減少し、その他資本剰余金へ振り替えたものであります。

8.転換社債型新株予約権付社債の新株予約権の権利行使による増加であります。

9.2022年10月1日から2022年11月30日までの間に、新株予約権の行使により、発行済株式総数が2,000株、資本金及び資本準備金が1百万円増加しております。

 

(5) 【所有者別状況】

2022年9月30日現在

区分

株式の状況(1単元の株式数 100株)

単元未満
株式の状況
(株)

政府及び
地方公共
団体

金融機関

金融商品
取引業者

その他の
法人

外国法人等

個人
その他

個人以外

個人

株主数
(人)

-

15

24

113

128

54

14,106

14,440

所有株式数
(単元)

-

35,469

6,254

28,156

25,132

216

126,120

221,347

22,765

所有株式数
の割合(%)

-

16.024

2.825

12.720

11.354

0.097

56.978

100.00

 

(注)自己株式309株は「個人その他」に3単元、「単元未満株式の状況」に9株含まれております。

(6) 【大株主の状況】

2022年9月30日現在

氏名又は名称

住所

所有株式数
(千株)

発行済株式
(自己株式を
除く。)の
総数に対する
所有株式数
の割合(%)

大石 崇徳

東京都港区

6,015

27.1

吉村ホールディングス株式会社

東京都文京区弥生2丁目3-3

2,453

11.0

日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口)

東京都港区浜松町2丁目11番3号

1,700

7.6

株式会社日本カストディ銀行(信託口)

東京都中央区晴海1丁目8-12

1,434

6.4

J.P.MORGAN SECURITIES PLC

25 BANK STREET CANARY WHARF LONDON UK

286

1.2

UBS AG LONDON ASIA EQUITIES

5 BROADGATE LONDON EC2M 2QS UK

262

1.1

野村信託銀行株式会社(投信口)

東京都千代田区大手町2丁目2-2

247

1.1

NOMURA PB NOMINEES LIMITED OMNIBUS-MARGIN(CASHPB)

1 ANGEL LANE,LONDON,EC4R 3AB, UNITED KINGDOM

211

0.9

野村證券株式会社

東京都中央区日本橋1丁目13番1号

177

0.7

BNY GCM CLIENT ACCOUNTSM LSCB RD

ONE CHURCHILL PLACE, LONDON, E14 5HP UNITED KINGDOM

175

0.7

12,964

58.5

 

(注) 上記の所有株式数のうち、信託業務に係る株式数は、次のとおりであります。

 株式会社日本カストディ銀行(信託口)             1,325千株

  日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口)        713千株

  野村信託銀行株式会社(投信口)                          247千株

① 【連結財政状態計算書】

(単位:百万円)

 

注記

前連結会計年度
(2021年9月30日)

当連結会計年度
(2022年9月30日)

資産

 

 

 

流動資産

 

 

 

現金及び現金同等物

8,31

8,771

8,954

営業債権及びその他の債権

9,31

1,298

2,079

棚卸資産

10

166

77

その他の金融資産

11,18,31

4,852

6,035

その他の流動資産

19

479

1,167

小計

 

15,568

18,313

売却目的で保有する資産

12

-

72

流動資産合計

 

15,568

18,386

非流動資産

 

 

 

有形固定資産

13

394

286

使用権資産

16

2,111

1,443

のれん

14

1,109

1,189

無形資産

14

946

1,191

持分法で会計処理されている投資

15

580

1,016

その他の金融資産

11,31

574

597

その他の非流動資産

19

42

18

繰延税金資産

20

44

6

非流動資産合計

 

5,804

5,748

資産合計

 

21,373

24,135

負債及び資本

 

 

 

負債

 

 

 

流動負債

 

 

 

営業債務及びその他の債務

17,31

1,291

3,588

有利子負債

18,31

5,292

3,252

リース負債

16,31

343

178

その他の金融負債

18,31

241

192

未払法人所得税

 

395

215

その他の流動負債

19

1,362

2,144

小計

 

8,928

9,572

売却目的で保有する資産に直接関連する負債

12

-

108

流動負債合計

 

8,928

9,680

非流動負債

 

 

 

有利子負債

18,31

2,150

2,764

リース負債

16,31

1,883

1,331

その他の金融負債

18,31

13

6

引当金

21

50

48

繰延税金負債

20

193

390

その他の非流動負債

19

16

3

非流動負債合計

 

4,308

4,545

負債合計

 

13,236

14,226

資本

 

 

 

資本金

22

1,529

1,547

資本剰余金

22

2,013

2,094

利益剰余金

22

3,864

5,335

自己株式

22

0

0

その他の資本の構成要素

 

68

209

親会社の所有者に帰属する持分合計

 

7,475

9,185

非支配持分

 

661

723

資本合計

 

8,136

9,908

負債及び資本合計

 

21,373

24,135

 

② 【連結損益計算書】

(単位:百万円)

 

注記

前連結会計年度

(自 2020年10月1日

至 2021年9月30日)

当連結会計年度

(自 2021年10月1日

至 2022年9月30日)

売上収益

6,23

17,524

13,589

売上原価

 

9,910

6,009

売上総利益

 

7,614

7,579

販売費及び一般管理費

24

5,309

6,579

子会社の支配喪失に伴う利益

 

602

-

投資損益(△は損失)

 

209

225

持分法による投資損益(△は損失)

15

17

120

その他の収益

26

416

1,123

その他の費用

25,26

407

224

営業利益

 

3,142

2,243

金融収益

27

43

10

金融費用

27

142

224

税引前利益

 

3,043

2,030

法人所得税

20

528

403

当期利益

 

2,514

1,626

 

 

 

 

当期利益の帰属

 

 

 

親会社の所有者

 

2,372

1,712

非支配持分

 

142

86

当期利益

 

2,514

1,626

 

 

 

 

1株当たり当期利益

 

 

 

基本的1株当たり当期利益(円)

29

112.15

77.38

希薄化後1株当たり当期利益(円)

29

109.48

75.90

 

 

① 【貸借対照表】

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

(単位:百万円)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

前事業年度

(2021年9月30日)

当事業年度

(2022年9月30日)

資産の部

 

 

 

流動資産

 

 

 

 

現金及び預金

※2 4,917

※2 4,648

 

 

売掛金

※4 696

※4 1,222

 

 

営業投資有価証券

2,864

3,381

 

 

商品及び製品

-

23

 

 

前渡金

86

284

 

 

前払費用

44

38

 

 

未収入金

※4 55

※4 103

 

 

関係会社短期貸付金

-

500

 

 

その他

※4 31

※4 5

 

 

貸倒引当金

0

0

 

 

流動資産合計

8,695

10,206

 

固定資産

 

 

 

 

有形固定資産

 

 

 

 

 

建物(純額)

55

49

 

 

 

工具、器具及び備品(純額)

35

26

 

 

 

有形固定資産合計

90

76

 

 

無形固定資産

 

 

 

 

 

のれん

3

23

 

 

 

ソフトウエア

812

628

 

 

 

無形固定資産合計

816

651

 

 

投資その他の資産

 

 

 

 

 

投資有価証券

3

3

 

 

 

関係会社株式

2,558

2,636

 

 

 

関係会社出資金

9

9

 

 

 

関係会社長期貸付金

655

1,108

 

 

 

差入保証金

※4 284

※4 245

 

 

 

長期未収入金

646

905

 

 

 

繰延税金資産

108

237

 

 

 

破産更生債権等

27

33

 

 

 

その他

20

13

 

 

 

貸倒引当金

1,059

1,387

 

 

 

投資その他の資産合計

3,254

3,805

 

 

固定資産合計

4,161

4,533

 

資産合計

12,857

14,739

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

(単位:百万円)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

前事業年度

(2021年9月30日)

当事業年度

(2022年9月30日)

負債の部

 

 

 

流動負債

 

 

 

 

買掛金

※4 598

※4 1,844

 

 

短期借入金

※1,※2 2,250

※1,※2 1,500

 

 

1年内返済予定の長期借入金

※2 1,511

※2 1,003

 

 

1年以内償還予定の社債

-

175

 

 

未払金

※4 769

※4 576

 

 

未払費用

80

88

 

 

未払法人税等

189

43

 

 

契約負債

-

590

 

 

前受金

106

-

 

 

預り金

※4 16

※4 11

 

 

賞与引当金

13

11

 

 

ポイント引当金

75

-

 

 

株主優待引当金

28

12

 

 

リース債務

1

1

 

 

その他

201

284

 

 

流動負債合計

5,842

6,142

 

固定負債

 

 

 

 

長期借入金

※2 1,045

※2 1,292

 

 

社債

-

987

 

 

リース債務

3

1

 

 

株主優待引当金

7

3

 

 

関係会社事業損失引当金

458

214

 

 

長期預り保証金

21

4

 

 

固定負債合計

1,535

2,504

 

負債合計

7,378

8,647

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

(単位:百万円)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

前事業年度

(2021年9月30日)

当事業年度

(2022年9月30日)

純資産の部

 

 

 

株主資本

 

 

 

 

資本金

1,529

1,547

 

 

資本剰余金

 

 

 

 

 

資本準備金

1,429

1,447

 

 

 

その他資本剰余金

427

427

 

 

 

資本剰余金合計

1,856

1,874

 

 

利益剰余金

 

 

 

 

 

その他利益剰余金

 

 

 

 

 

 

繰越利益剰余金

2,034

2,699

 

 

 

利益剰余金合計

2,034

2,699

 

 

 

自己株式

0

0

 

 

株主資本合計

5,419

6,120

 

評価・換算差額等

 

 

 

 

その他有価証券評価差額金

40

46

 

 

評価・換算差額等合計

40

46

 

新株予約権

18

18

 

純資産合計

5,478

6,092

負債純資産合計

12,857

14,739

 

② 【損益計算書】

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

(単位:百万円)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

前事業年度

(自 2020年10月1日

 至 2021年9月30日)

当事業年度

(自 2021年10月1日

 至 2022年9月30日)

売上高

※2 7,895

※2 9,558

売上原価

※2 3,346

※2 4,026

売上総利益

4,548

5,532

販売費及び一般管理費

※1,※2 3,057

※1,※2 4,666

営業利益

1,490

866

営業外収益

 

 

 

受取利息

4

6

 

受取配当金

11

13

 

その他

8

44

 

営業外収益合計

23

65

営業外費用

 

 

 

支払利息

56

60

 

貸倒引当金繰入額

-

327

 

その他

15

17

 

営業外費用合計

72

406

経常利益

1,441

525

特別利益

 

 

 

関係会社株式売却益

193

0

 

関係会社事業損失引当金戻入額

821

243

 

抱合せ株式消滅差益

-

103

 

事業譲渡益

-

69

 

特別利益合計

1,015

416

特別損失

 

 

 

関係会社株式評価損

94

-

 

固定資産除却損

53

45

 

貸倒引当金繰入額

64

-

 

特別損失合計

212

45

税引前当期純利益

2,244

896

法人税、住民税及び事業税

177

114

法人税等調整額

33

110

法人税等合計

210

3

当期純利益

2,034

892