株式会社トラース・オン・プロダクト
TRaaS On Product Inc.
横浜市西区北幸2-9-30横浜西口加藤ビル
証券コード:66960
業界:電気機器
有価証券報告書の提出日:2023年4月21日

(1)連結経営指標等

回次

第25期

第26期

第27期

第28期

第29期

決算年月

2019年1月

2020年1月

2021年1月

2022年1月

2023年1月

売上高

(千円)

694,460

783,417

586,408

経常損失(△)

(千円)

146,733

102,370

286,358

親会社株主に帰属する当期純損失(△)

(千円)

166,197

122,263

367,482

包括利益

(千円)

164,975

113,687

373,440

純資産額

(千円)

1,203,416

1,091,396

726,322

総資産額

(千円)

1,347,652

1,166,606

935,559

1株当たり純資産額

(円)

380.68

341.58

196.95

1株当たり当期純損失(△)

(円)

52.66

38.65

103.66

潜在株式調整後1株当たり当期純利益

(円)

自己資本比率

(%)

89.2

92.8

77.6

自己資本利益率

(%)

13.8

10.7

40.6

株価収益率

(倍)

営業活動によるキャッシュ・フロー

(千円)

259,521

101,637

116,217

投資活動によるキャッシュ・フロー

(千円)

56,447

75,066

237,014

財務活動によるキャッシュ・フロー

(千円)

6,487

1,224

108,343

現金及び現金同等物の期末残高

(千円)

792,559

617,788

373,018

従業員数

(人)

44

43

45

〔外、平均臨時雇用者数〕

3

3

1

-〕

-〕

(注)1.当社は、2021年3月31日付で当社の連結子会社であるTRANZAS Asia Pacific Pte. Ltd.の全株式を譲渡したことにより連結子会社が存在しなくなったため、第28期より連結財務諸表を作成しておりません。そのため、第28期及び第29期の連結経営指標等の推移については、記載しておりません。

2.従業員数欄の〔外書〕は、臨時従業員数の年間平均雇用者数(1日8時間換算)であります。

3.第25期、第26期及び第27期連結会計年度の潜在株式調整後1株当たり当期純利益金額については、潜在株式が存在するものの、1株当たり当期純損失であるため、記載しておりません。

4.第25期、第26期及び第27期連結会計年度の株価収益率については、1株当たり当期純損失であるため、記載しておりません。

 

(2)提出会社の経営指標等

回次

第25期

第26期

第27期

第28期

第29期

決算年月

2019年1月

2020年1月

2021年1月

2022年1月

2023年1月

売上高

(千円)

679,306

727,010

586,231

404,573

496,493

経常損失(△)

(千円)

126,079

115,859

246,719

365,193

15,100

当期純損失(△)

(千円)

168,589

122,090

384,303

517,836

16,801

持分法を適用した場合の投資利益

(千円)

資本金

(千円)

437,237

438,127

442,475

442,900

510,493

発行済株式総数

(株)

3,159,500

3,169,000

3,686,000

3,691,000

4,196,725

純資産額

(千円)

1,217,641

1,097,484

726,322

209,167

327,899

総資産額

(千円)

1,360,778

1,165,708

926,239

298,879

527,913

1株当たり純資産額

(円)

385.18

346.11

196.95

56.61

78.00

1株当たり配当額

(円)

(うち1株当たり中間配当額)

-)

-)

-)

-)

-)

1株当たり当期純損失(△)

(円)

53.41

38.59

108.41

140.38

4.34

潜在株式調整後1株当たり当期純利益

(円)

自己資本比率

(%)

89.4

94.1

78.4

69.9

62.0

自己資本利益率

(%)

13.9

11.1

42.2

110.8

6.3

株価収益率

(倍)

配当性向

(%)

営業活動によるキャッシュ・フロー

(千円)

263,077

18,134

投資活動によるキャッシュ・フロー

(千円)

89,457

24,249

財務活動によるキャッシュ・フロー

(千円)

40,076

225,220

現金及び現金同等物の期末残高

(千円)

120,099

388,684

従業員数

(人)

42

41

43

24

21

(外、平均臨時雇用者数)

3

3

1

1

1

株主総利回り

(%)

35.7

52.3

39.6

12.2

21.0

(比較指標:配当込みTOPIX)

(%)

(87.2)

(96.1)

(105.7)

(113.2)

(121.0)

最高株価

(円)

2,762

1,748

2,185

1,097

670

最低株価

(円)

604

765

471

300

241

(注)1.持分法を適用した場合の投資利益については第25期、第26期及び第27期は連結財務諸表を作成しているため、また、第28期及び第29期は関連会社が存在しないため記載しておりません。

2.潜在株式調整後1株当たり当期純利益については、潜在株式は存在するものの1株当たり当期純損失であるため記載しておりません。

3.株価収益率については、1株当たり当期純損失であるため記載しておりません。

4.1株当たり配当額及び配当性向については、配当を実施していないため記載しておりません。

 

5.第25期、第26期及び第27期については、連結財務諸表を作成しているため、キャッシュ・フロー計算書に係る各項目については記載しておりません。

6.従業員数の〔外書〕は、臨時従業員数の年間平均雇用者数(1日8時間換算)であります。

7.2021年7月の台湾支店の閉鎖及び2021年11月の人員削減の影響により、第28期の従業員数は大幅に減少しております。

8.最高株価及び最低株価は、2022年4月4日より東京証券取引所(グロース)におけるものであり、それ以前は東京証券取引所(マザーズ)におけるものであります。

9.「収益認識に関する会計基準」(企業会計基準第29号 2020年3月31日)等を当事業年度の期首から適用しており、当事業年度に係る主要な経営指標等については、当該会計基準等を適用した後の指標等となっております。

 

2【沿革】

 当社は、1995年1月に現代表である藤吉英彦が大手通信会社の代理店業務及びPHS販売業務を目的として有限会社アイ・ディー・ディーを設立し、1997年8月に業容拡大及び発展を目指して株式会社トランザスに組織変更及び商号変更をいたしました。

 1999年9月に通信に関するノウハウを活かして、集合住宅にインターネット接続のための機器と通信を提供するインターネットマンションサービスを開始し、そのための機器購入を目的として台湾メーカーとの取引を開始しております。

 その後、台湾メーカーが取扱うセットトップボックス(STB)の営業協力を行ったため、当社にSTBの引き合いがあり、ソフトウエアの開発を外注し納品をいたしましたが、ソフトウエア開発の外注や製造・開発における分業制が高コストに繋がったことから、自社で製造からサービス提供に至るまで一気通貫で行う垂直統合モデルが必要であると考え、2002年7月よりSTBの開発及び製造を開始し、拡大しつつあったIPTVサービス(注1)の市場に参入しております。STBの開発製造においてファームウェア(注2)及びミドルウェア(注3)の開発ノウハウを蓄積し、2006年11月より本格的にIoT機器メーカーとしてスタートいたしました。

 2019年3月に株式会社NSCホールディングスと合弁会社株式会社ピースリーを設立し、メディアPlatform事業を開始いたしました。2021年1月期において、合弁会社株式会社ピースリーのメディアPlatform事業を当社の主要事業として掲げ、従来からのIoT機器の自社設計製造をそれに組み合わせる方針に転換したことに伴い、2020年5月には合弁会社株式会社ピースリーを吸収合併いたしました。

 2020年8月には、パートナー企業と共同してメディアPlatform事業の第1弾である美容サロン向けサイネージサービスの提供を開始いたしました。

 2022年4月には、モノづくりを基盤としたサービスとしての技術価値を提供する事を明確に定義すべく株式会社ピースリーから株式会社トラース・オン・プロダクトに商号変更をいたしました。

 2022年12月には、流通小売店舗を対象とした、DX店舗活性プロダクト新製品「店舗の星」をリリースし、2023年1月には、電力削減ソリューションAIrux8の提供を日本市場向けに開始いたしました。

年月

概要

1995年1月

静岡県静岡市に有限会社アイ・ディー・ディー(資本金3,000千円)を設立

1997年8月

組織変更及び商号変更により株式会社トランザスに改組(資本金10,000千円に増資)

1999年9月

インターネットマンションサービスを開始

2002年7月

STBの提供を開始(注5)

2003年9月

本社を神奈川県横浜市西区みなとみらい二丁目3番に移転

2006年11月

自社開発によるIoT製品及びIoTを利用したサービスの提供を開始(注6)

2008年2月

デジタルサイネージの提供を開始、世界初立体裸眼3DTV対応STBを開発

2012年6月

本社を神奈川県横浜市西区みなとみらい二丁目2番1号に移転

2013年4月

事業者向けIP放送サービスを開始(注7)

2014年8月

株式会社アドバンスより受託開発・保守サービスを譲受

2016年2月

監査等委員会設置会社に移行

2016年11月

ISO9001を取得

 

法人向けウエアラブルデバイスの提供を開始(注8)

2017年2月

台湾支店及びシンガポール子会社(TRANZAS Asia Pacific Pte.Ltd.)を設立

2017年8月

東京証券取引所マザーズ市場に株式を上場

2018年1月

宿泊施設向けに客室のIoT化及び一括管理を支援するルームコントローラーの提供を開始(注9)

2019年1月

宿泊施設向けに無人チェックインを可能とするオンラインチェックイン端末の提供を開始

2019年3月

株式会社NSCホールディングスと合弁会社(株式会社ピースリー)を設立

2019年10月

クラウド型コンテンツ配信システムNEXT GENERATION HOSPITALITY(NGH)の提供を開始

2019年11月

株式会社ピースリーを連結子会社化

2020年5月

株式会社ピースリーと合併(当社を吸収合併存続会社とする合併)

 

株式会社ピースリーに商号変更

 

本社を東京都千代田区紀尾井町4番3号に移転

2020年8月

美容サロン向けサイネージサービスの提供を開始

 

 

年月

概要

2021年1月

コーユーレンティア株式会社と業務提携

 

国立大学法人広島大学と包括的連携の基本合意

2021年3月

シンガポール子会社(TRANZAS Asia Pacific Pte.Ltd.)の全株式を譲渡

2021年7月

台湾支店を閉鎖

2022年1月

本社を神奈川県横浜市西区北幸二丁目9番30号に移転

2022年4月

株式会社トラース・オン・プロダクトに商号変更

 

東京証券取引所の市場区分の見直しにより、東京証券取引所のマザーズ市場からグロース市場に移行

2022年12月

DX店舗活性プロダクト店舗の星の販売開始(注10)

2023年1月

電力削減ソリューションAIrux8の提供を日本市場に向け開始(注11)

(注)1.IPTVサービスは、Internet Protocol TeleVision(インターネット・プロトコル・テレビジョン)の略で、インターネットに利用されている代表的な通信技術であるIPを使って送られる映像などを、テレビのように楽しむことができるサービスです。光ファイバなどのネット回線と接続されたテレビで、リモコンを操作することにより、選択した動画などをユーザーが好きなときに視聴することができます。

2.ファームウェアとは、端末本体に組み込まれ、端末の動作スピードや電力量の制御等、本体自体の制御のために動作するソフトウエアをいいます。

3.ミドルウェアとは、ハードウェアやコンピュータの機能を制御するソフトウエアであるオペレーティングシステム(OS)とアプリケーションソフトウエア(注4)との中間(ミドル)に位置するソフトウエアで、アプリケーションソフトウエア開発の際に複数のアプリケーションソフトウエアに共通する機能の開発を省くことができ、システムの開発や導入の効率化につなげることができます。データベース管理システムやサーバと端末間の中継制御を行うソフトウエア等があります。

4.アプリケーションソフトウエアとは、特定の目的のために設計・開発されたソフトウエアであり、利用者が操作や入力を行うことで、利用者が要求する機能を提供するソフトウエアです。

5.STBはセットトップボックスの略称であり、機能特化型のコンピュータ(単機能コンピュータ)となります。主にはケーブルテレビ放送や衛星放送、地上波テレビ放送、IP放送(注8)などの放送信号を受信して、一般のテレビで視聴可能な信号に変換する端末として利用されております。近年のIoT化により機能特化型のコンピュータとして利用される等用途が広がっております。

6.IoTとは、Internet of Thingsの略で、コンピュータなどの情報・通信機器だけでなく、世の中にある様々なモノに通信機能を持たせ、インターネットに接続させることにより、自動制御や遠隔計測などを行うことをいいます。

7.IP放送とは、これまでのテレビのように番組表の編成に沿って、さまざまなチャンネルの番組(多チャンネル放送)を楽しむことができるサービスです。衛星放送や、ケーブルテレビ(CATV)などと同じように、ネット回線を使って多チャンネル放送を利用することができます。

8.ウエアラブルデバイスは、腕や頭部など、身体に装着して利用することを想定した端末の総称です。当社はエンタープライズ向けに身体(主に腕)に装着するウエアラブルデバイスを提供しております。当社のウエアラブルデバイスは、特定の用途に限定して利用するのではなく、アプリケーションソフトウエアによって様々な用途に利用可能なところに特長があります。また、ディスプレイサイズとバッテリー容量を大きくとっているため長時間に及ぶ作業にも利用可能となっております。

9.ルームコントローラーは、ホテル等の宿泊施設において、客室に備え付けてある家電を宿泊客がスマートフォン等を利用してコントロールすることを可能としたり、施設運営者側で客室の在室状況を確認したり、遠隔から家電を管理することを可能とするデバイスです。これにより、施設運営者の客室へのリネンサービスを効率化いたします。

10.店舗の星は、ECの世界で極めて重要である、商品及び店舗に関する消費者評価(ソーシャルプルーフ)をネット上よりクラウドエンジンがスクレイピングし、リアル店舗に落とし込み表示する為のシステムになります。「店舗の星」を取り付ける前と取り付けた後の効果計測が可視化出来るクラウドダッシュボードを有しており、店舗のPOSデータと連携する事で店舗運営のBIツールとして極めて大きな役割を果たしてまいります。

11.AIrux8は、人感センサーを組み込んだ集中コントローラー装置を通して、施設内の混雑状況や不在状況等のデータを取得し、AI で解析します。そして状況に応じて、施設内に設置された IoT 照明設備と通信し、各照明のエリアグループ毎に時間帯、営業稼働日、季節により照明の明るさを自動制御します。また、施設内空調設備の設定温度もAI で現状把握・予測して自動調整することができ、消費電力を抑制します。

 

3【事業の内容】

(1)事業概要

 当社は、「お客様への“真の価値提供”を第一に モノづくりを通じVirtualとRealを融合 最適化した新しい社会の礎を創造する」を経営理念とし、モノは買う物から、サービス提供に付帯するプラットフォームになるべきであり、モノの価値は物体価値になくサービス価値にあると考えおります。当社は、「モノづくり4.0」(当社ウェブサイト「モノづくり4.0」参照)の価値の主体から、本当に求められる製品を0から組上げられる調合士であり、今後の社会が待ち望んでいるサービス価値を提供しております。

 

(2)セグメント区分

 当社の報告セグメントは、ターミナルソリューション事業の単一セグメントとしております。ターミナルソリューション事業では、①TRaaS事業、②受注型Product事業、③テクニカルサービス事業を提供しております。

 

① TRaaS事業

 BtoB市場向けに、お客様の価値を最大化させるための適切なIoTソリューションと最適なモノの選定をし、そのモノを起点としたSaaSサービスを提供しております。モノは、ファブレス型で自社設計開発した製品特性に応じた海外ネットワークを選定することにより、価格競争力のある製品となっております。お客様がIoT、DXを進めるうえでのモノの導入コストの高さを、当社のテクノロジーで解消すべく、今後SaaSサービスを更に拡充してまいります。

 

② 受注型Product事業

 IoT技術を用いた製品・ソリューションの企画、設計、製造からの運用・保守サポートまで完全垂直統合を実現し、お客様(VAR※)が望む製品を柔軟に提供いたします。

※VAR:Value Added Reseller 付加価値再販パートナー

当社製品に価値を付加し再販する事業者をVARとして、VARと協業することで事業拡大を図っております。VARが当社製品に価値を付加し、様々なマーケットや顧客に横展開することで、当社製品は新たなマーケットに拡販されております。

 

③ テクニカルサービス事業

 基幹業務システム等のアプリケーションソフトウエアの受託開発、システム運用に必要なパソコンやサーバー等の提供及びメンテナンス、開発したソフトウエア・システムのメンテナンスや常駐型保守に向けたエンジニア派遣サービスを提供しております。

 

(3)当社の強み

① モノを起点としたSaaSサービスによるVirtualとRealの融合

 当社は、IoT機器の開発・製造で培ったモノづくりの知見から、最適なモノの選定をし、そのモノを起点としたSaaSサービスを、様々な人が集まる場所のロケーションオーナー、パートナー企業に向け、そのニーズに合わせた企画提案、製品開発から、総合的なロケーションメディアの構築まで、顧客の価値が最大化する最善のIoTソリューションの提案を当社単独で行うことが可能であります。

 

② 垂直統合

 当社は、IoT製品の設計から製造までを一気通貫で行う垂直統合型のビジネスを展開しており、IoT製品に組込まれるソフトウエア及びパートナー企業がIoT製品の最終利用者にサービス提供をするために必要となるシステムの開発も行っております。

 ソフトウエア開発を内製化することで顧客の要望に柔軟に対応することができ、また、ハードウェアの開発に当たっては、部材の選定から関わり中国の電子機器の受託メーカー(EMS)に製造委託することで、顧客にとっての機能最適化を図るとともに、低コスト化を図っております。

 

③ 小ロット生産

 当社は、製品の設計段階から製品開発に加わり、部品レベルでのコスト削減を行った上で、製造委託を実施しているため、低製造コストを実現しております。また、製品開発に必要なソフトウエアの知的財産権を社内に蓄積しており、それを横展開することでソフトウエアの開発を省力化でき短期間・少人数での開発を実現しております。

 これにより、競合が少ない小ロットでの生産にも対応しております。

 

④ ソフトウエアの横展開

 当社は開発してきたソフトウエアの知的財産権を社内に蓄積しております。そのため、過去に開発したソフトウエアの転用と開発のノウハウを活かして、短期間で安定稼働を実現するIoT製品向けソフトウエアやシステムの開発を可能としております。

 また、当社は開発が複雑な映像配信用ターミナルのソフトウエアを数多く開発しておりますが、そのソフトウエアはウェアラブルデバイスやデジタルサイネージといった他分野のターミナルやシステム構築に展開することができます。これにより、IoT製品をはじめとした通信機能を持つターミナルを早期に開発していくことが可能であります。

 

(4)事業系統図

 サービス別の事業の系統図は、次のとおりであります。

 

① TRaaS事業

0101010_001.png

 

② 受注型Product事業

0101010_002.png

 

③ テクニカルサービス事業

0101010_003.png

 

4【関係会社の状況】

 該当事項はありません。

 

5【従業員の状況】

(1)提出会社の状況

 

 

 

 

2023年1月31日現在

従業員数(名)

平均年齢(歳)

平均勤続年数(年)

平均年間給与(千円)

21

1

41.0

6.7

6,231

(注)1.従業員数は就業人員数であります。

2.従業員数欄の〔外書〕は、臨時従業員数の年間平均雇用者数(1日8時間換算)であります。

3.平均年間給与は、賞与及び基準外賃金を含んでおります。

4.当社の事業セグメントは、ターミナルソリューション事業の単一セグメントであるため、セグメント別の従業員数の記載は行っておりません。

 

(2)労働組合の状況

 労働組合は結成されておりませんが、労使関係は安定しております。

 

1【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】

 文中の将来に関する事項は、当事業年度末現在において当社が判断したものであります。

 当社では、中長期的に継続した成長を実現し、企業価値の最大化を図るうえで、以下の項目を対処すべき重要な経営課題として考えております。

 

(1)販路の拡大及び収益の最大化

 小規模である当社が、販売力を強化するにあたって、自社人員の営業活動の効率化、当社製品の提案から導入サポートまで一貫して行えるパートナー企業の獲得や、他企業との業務提携に取り組み、既存顧客に対しても、当社の他の製品・サービスを追加で提案していくことにより、販路の拡大と共に収益の最大化に努めてまいります。

 加えて、IoTソリューションにおけるBtoB市場での潜在顧客獲得を狙い、オーガニック検索SEO、SNSでの発信、展示会への出展、メルマガ配信等の施策を検討してまいります。更にオウンドメディアを構築し、お客様に役立つ情報を提供しストックすることで、Webでの認知拡大・検索流入と共に、サイト内における見込顧客の育成と、その顧客を絞り込んだ分析が実施可能となります。このオウンドメディアを通じた問い合わせ等からの顕在顧客を、営業体制を強化し商談・成約に繋がるよう推進してまいります。

 

(2)顧客満足度及び品質の向上

 当社は、製品の開発から製造まで一気通貫で提供しており、顧客が要求する機能と価格を満たす最適な製品・サービスの提供が可能であります。製品・サービスの品質向上と顧客満足度を高めるために、当社では優秀な人材の確保と社内教育を拡充し、また、製品の製造コスト削減のため、部材等の供給先の複数化を図ってまいります。

 また、品質向上を目指してISO9000シリーズの認証取得を行っております。今後も顧客に対して適切な品質水準の製品・サービスの提供と顧客に対する価値提供レベルを向上させるため、同認証を維持して、品質向上を図ってまいります。

 

(3)研究開発の強化

 既存の製品・サービス向けに開発したソフトウエアは、他の分野でも利用される製品・サービスのソフトウエア開発にも応用させることができます。そのため、数多くのソフトウエアを開発することで、新規開発が早期化でき、また、様々な顧客ニーズに応えることができるようになると考えております。

 また、近年、様々なOSやアプリケーションソフトが誕生しており、それらと連動させた製品・サービスに対する需要が増加傾向にあります。

 そのため、当社では、研究開発を強化し、ソフトウエアの開発スピードの向上、リードタイム短縮化を目指し、また、複数の顧客ニーズに共通する機能を標準的な機能として製品・サービスに実装させることで、確実に新規顧客を取り込んでまいります。

 

(4)優秀な人材の確保と生産性の最大化

 当社は、今後のさらなる成長のために、開発部門及び営業部門を中心に優秀な人材の育成が重要な課題であると認識しております。そのため、既存社員の能力及びスキルの底上げ、定着を図るために社内教育の拡充や定期的な人事評価制度や報酬制度の見直し等を行ってまいります。また、生産性を最大化させるために、個々の持つポテンシャルを最大限発揮できるよう、就業環境の最適化や人事制度の拡充に取り組んでまいります。

 

(5)内部統制及びガバナンスの強化

 当社は、持続的に健全な成長を果たすためには、当社の内部統制並びにガバナンスの一層の強化が不可欠であると認識しております。そのため、監督強化のために内部監査室を設け、その強化に取り組んでおります。また、内部統制レベルの向上を継続的に図るとともに、事業推進に必要な意思決定の迅速化にも邁進してまいります。

 

2【事業等のリスク】

 以下において、当社の事業展開上のリスク要因となる可能性があると考えられる主な事項を記載しております。また、必ずしも事業上のリスクとはいえない内容についても、投資家の投資判断において重要と考えられる事項については、投資家に対する積極的な情報開示の観点から開示いたします。

 なお、当社はこれらのリスクが発生する可能性を十分認識した上で、発生の回避や、万が一発生した場合の対応に努める方針でありますが、当社株式に対する投資判断は、以下の記載事項及び本項以外の記載事項を慎重に検討された上で行われる必要があります。

 また、本項の記載内容は、当社の事業もしくは当社株式への投資に関するリスクのすべてを網羅するものではなく、本項における記載事項は、当事業年度末現在における当社の認識を基に記載したものであり、将来の環境の変化等によって、本項の認識が変化する可能性があります。

 

(1)事業環境に関するリスク

① 市場動向及び業績変動に関するリスク

 当社のターミナルソリューション事業はIoT製品の販売及びサービス並びにSaaSサービスの提供を行っているため、IoTソリューション関連市場、デジタルサイネージ市場及びSaaSサービス市場の動向の影響を受けております。そのため、当該市場における景気の低迷や技術革新による当社製品の陳腐化等により事業環境が悪化する可能性があり、その場合には当社の事業及び業績に影響を及ぼす可能性があります。

 また、当社が手掛けるソフトウエア開発や端末機等の機器販売並びにサービス提供のなかには、売上規模が大きい案件があります。当社では事業の拡大を目指しておりますが、現状は成長過程であり事業規模が小さいため、これらの案件の売上計上時期の偏りにより、四半期又は事業年度毎の一定期間で区切ってみた場合、期間毎の業績が大きく変動する可能性があります。

 

② 為替変動に関するリスク

 当社は、IoT製品の製造を海外企業に委託しており、仕入取引の多くを米ドルを中心とした外貨建て取引が占めております。そのため、為替動向に応じて為替変動リスクを軽減させる取引を行っておりますが、為替変動のリスクを完全に排除することは困難であり、急激な為替変動があった場合、当社の事業及び業績に影響を与える可能性があります。

 

③ 新型コロナウイルス感染症に関するリスク

 新型コロナウイルス感染症の拡大の影響により、顧客の財政状態が悪化した場合、収益の減少や、売上債権の回収が困難となる事態が生じる可能性があります。顧客ニーズを的確に捉えた新製品・新サービスの供給、生産性の向上、コストダウン等の対策を講じるとともに、市場環境の見極めや顧客への与信調査の徹底に努めることにより、これらのリスクを最小限に抑えるよう努めてまいります。

 

(2)事業内容に関するリスク

① 知的財産権に関するリスク

 当社のIoT製品は、複数社のソフトウエアライセンスを利用して製造販売をしており、それらライセンサーに対してライセンス使用料を支払っております。しかし、ライセンサーが何らかの理由によりライセンス使用料を変更もしくはライセンス使用が困難となった場合には、当社の事業及び業績に影響を及ぼす可能性があります。

 また、当社は、第三者に対する知的財産権を侵害することがないように常に細心の注意を払って事業活動を行っておりますが、ICT分野における急速な技術進歩やグローバル化により、当社の事業領域における知的財産権の現状を完全に把握することは困難であります。現在までのところ、当社の認識する限り、第三者の知的財産権を侵害したこと、及び侵害を理由とした損害賠償等の訴訟が発生している事実はありませんが、今後当社の調査・確認漏れ、不測の事態が生じる等により、第三者の知的財産権に抵触する等の理由から、損害賠償請求や使用差止請求等を受ける可能性があります。これらの事態が発生した場合には、当社の事業及び業績に影響を及ぼす可能性があります。

 さらに、当社が保有する知的財産権を保護するために、当社では商標登録や特許登録を行い、侵害されないように細心の注意を払っており、侵害されている恐れが生じた場合には顧問弁護士や弁理士と連携し、必要な措置を講じてまいりますが、当社の知的財産権の侵害を把握しきれない場合や侵害に対して適切な措置を取ることができない場合は、当社の事業及び業績に影響を及ぼす可能性があります。

 

 

② システムに関するリスク

 当社のサービスの一部は、PC、コンピュータ・システムを結ぶ通信ネットワークに全面的に依存しており、自然災害や事故(社内外の人的要因によるものを含む)等によって通信ネットワークが切断された場合には、当社の事業及び業績は深刻な影響を受けます。また、当社の運営する各サイトへのアクセスの急激な増加、データセンターへの電力供給やクラウドサービスの停止等の予測不可能な要因によってコンピュータ・システムがダウンした場合、当社の事業及び業績に影響を与える可能性があります。

 また、当社のコンピュータ・システムは、適切なセキュリティ手段を講じて外部からの不正アクセスを回避するよう努めておりますが、コンピュータ・ウイルスやハッカーの侵入等によりシステム障害が生じた場合には、当社の事業及び業績に影響を及ぼす可能性があります。

 

③ 開発に関するリスク

 IoT製品及びソフトウエア開発の技術革新は日進月歩で進化しており、当社は、新規技術の研究開発を経営上の重要な課題として認識しております。当社では、研究開発費は販売費及び一般管理費として計上しており、研究開発テーマと予算は取締役会において設定し、研究開発の進捗状況をモニタリングしております。しかし、研究開発投資の成果が必ずしも収益につながる保証がないため、当該研究開発投資負担が当社の事業及び業績に影響を及ぼす可能性があります。

 また、当社は、IoT製品向けのソフトウエア、自社利用のソフトウエアや業務処理サービスの提供に用いるソフトウエア等を開発しておりますが、ビジネスの中には、顧客向けに特定用途の運用システム等を受託開発することもあります。こうした案件は内容の複雑さから開発が長期化、開発費が多額になることが多く、予定外の仕様変更、人的な入れ替わりなどプロジェクト進行上の問題により、予定通り開発が進まなかった場合、当社の事業及び業績に影響を及ぼす可能性があります。

 

④ 製品の不具合(バグ等)について

 当社は、顧客から喜ばれる新製品の開発及び既存製品の改良を行っており、不具合等の発生防止に日頃から努めておりますが、一般的にIoT製品やそれらを利用したサービスは高度化、複雑化すると、不具合を完全に解消することは不可能と言われており、当社の製品・サービスにおいても、各種不具合が発生する可能性は否定できません。現時点まで当社の責任による不具合の発生により、業績に多大な影響を与えたことはありませんが、当社の製品や提供サービスに致命的な不具合が発生し、その不具合を適切に解決できない場合、当社の信用力が低下し、事業及び業績に影響を及ぼす可能性があります。

 また、当社は、製品品質の確保及び品質保証体制の充実に努めております。しかしながら、当社が取扱う製品について品質上の問題が発生し、大規模なリコール、製造物責任に関わる係争、関連法令に基づく調査、手続等が発生する可能性があります。当社では、製造物責任賠償については、保険に加入することにより将来の補償費用発生に備えておりますが、当該保険の補償限度内で当社が負担する補償額を十分にカバーできるという保証はありません。このため、重大な品質上の問題の発生は、当社の信用力の低下のみならず、補償等の発生により、当社の事業及び業績に影響を及ぼす可能性があります。

 

⑤ 特定地域への依存度について

 当社では、IoT製品は台湾の複数企業に生産を委託しておりその仕入比率は48.6%となっていることから、同地域に対する仕入の依存度が高い状態となっております。そのため、コスト、品質等を検討して代替可能な製造委託先を検討し、常に代替可能な製造委託先を確保することで、リスクの分散を図っております。しかしながら、同地域における予測しない法律・規制の変更、日台間の関係悪化等のリスクが顕在化した場合、当社の事業及び業績に影響を与える可能性があります。

 

⑥ 情報の取扱いについて

 当社では、情報セキュリティ及び情報保護を経営の最重要課題の一つとして捉え、情報セキュリティ関連の諸規程を定め、体制の強化や社員教育などを通じてシステムとデータの保守・管理に万全を尽くしております。しかし、万一情報漏洩などの事故が発生した場合には、損害賠償等による予期せぬ費用が発生し、当社の事業及び業績に影響を及ぼす可能性があります。

 また、当社は、開発、製造及びサービス提供の業務において、外部委託を利用しております。ソフトウエアの根幹であるソースコードに係る外部委託も行っている関係上、秘密保持契約を結んだ上で信頼のおける業者を利用しておりますが、相互連絡の齟齬に伴う開発の遅延、故意の違法なソースコードの流用や情報漏洩などの可能性は存在します。また、システムの一部を外部委託する場合には、ネットワーク負荷が高い場合などに、当社の想定しないトラブルが発生する可能性があります。こうしたことによる当社への信用の失墜が、当社の事業や経営成績に影響を及ぼす可能性があります。さらに、当該外部委託の運営に支障が生じた場合や、代替先への引継ぎが遅延した等の場合には、当社の業務遂行に支障をきたす可能性があります。

 

⑦ 個人情報の管理について

 当社は、展開する各サービスの運営過程において、ユーザーより個人情報を取得することがあります。当該個人情報の管理については、権限を有する者以外の閲覧をシステム上で制限しております。また、当社では個人情報保護関連規程を制定し、従業員に対しても研修を実施しております。しかしながら、外部からの不正なアクセス、その他想定外の事態の発生により個人情報が流出した場合、当社の社会的信用を失墜させ、当社の事業及び業績に重要な影響を与える可能性があります。

 

⑧ 法的規制等について

 当社は、建設業法、電気用品安全法、電波法、電気通信事業法、製造物責任法、労働者派遣法、下請代金遅延等防止法、個人情報保護法等関係諸法令により様々な法的規制等の適用を受けております。今後、これらの法的規制等が変更又は新設された場合や当社がこれらの法的規制等に抵触した場合、当社の事業及び業績に重要な影響を与える可能性があります。

 

(3)組織体制に関するリスク

① 小規模組織であることについて

 2023年1月31日現在における当社組織は、取締役7名(うち、監査等委員である取締役3名)、従業員21名と小規模であり、内部管理体制もこのような規模に応じたものとなっております。今後、継続的な成長を実現させるためには、人員増強を図るとともに人材育成に注力し、内部管理体制の一層の強化、充実を図っていく方針ではありますが、これらの施策が適時適切に行えなかった場合には、当社の事業及び業績に影響を及ぼす可能性があります。

 

② 特定人物への依存について

 当社の創業者であり、創業以来の事業推進者である代表取締役社長 藤吉英彦は、当社事業に関する豊富な経験と知識を有しており、経営方針や事業戦略の決定など、当社の事業活動全般において、極めて重要な役割を果たしております。当社では同氏に過度に依存しないよう、幹部職員の拡充、育成及び権限委譲による分業体制の構築などにより、経営組織の強化に取り組んでおりますが、何らかの理由により同氏の業務遂行が困難となった場合、当社の事業及び業績に影響を与える可能性があります。

 

③ 人材の確保及び技術者の退職等に関連するリスクについて

 当社の事業は高い技術力が必要とされ、優秀な技術者を確保し育成することが極めて重要であります。

 しかしながら、適切な人材を十分確保できなかった場合には当社の事業拡大が制約を受ける可能性があり、当社の事業及び業績に影響を及ぼす可能性があります。また、今後において、もし技術者の退職者が一時的に多数発生した場合、開発スピードが低下し、当社の事業拡大が制約を受け、当社の事業及び業績に影響を及ぼす可能性があります。

 

(4)その他のリスク

① 自然災害等の発生に関するリスクについて

 当社は、製品開発のための設備を多数保有しておりますが、自然災害による物的な直接被害の発生や、災害に起因する社会的要請等により事業活動の継続に支障をきたす場合、当社の事業及び業績に影響を及ぼす可能性があります。

 

② 配当政策について

 当社は、株主に対する利益還元を重要な経営課題と認識しておりますが、将来の持続的な成長に必要な設備投資等や経営基盤の強化も重要な経営目標と考えております。

 今後は、内部留保を確保しつつ、財政状態及び経営成績並びに経営全般を総合的に判断して利益配当を行っていく方針であります。しかしながら、現時点においては普通配当の実施の可能性及び実施時期については未定であります。

 

③ 継続企業の前提に関する重要事象等

 当社は、当事業年度において営業損失6,467千円、経常損失15,100千円及び当期純損失16,801千円を計上したことから、継続的な営業損失が発生しており、継続企業の前提に重要な疑義を生じさせる事象又は状況が存在しております。

 しかしながら、収益面では、当事業年度において、TRaaS事業、受注型Product事業における製品受注案件でのコスト増の抑制を継続し、その収益性を確保することにより業績の回復を図ってまいりました。加えて、当社の成長方針に掲げる、BtoB市場に向けたモノづくりを基盤としたSaaSサービスやオウンドメディア構築等、新たな顧客獲得に向けた、営業体制及び営業活動の強化を図り、当事業年度において、新製品である店舗の星リリースと共に、AIrux8の日本展開に向けた加賀電子株式会社様との協業等を進め、将来のSaaS月額課金型収益の積み上げに向けた展開を拡大してまいりました。加えて、前事業年度より大幅な固定費の削減を目的とした合理化策(人員削減、役員報酬の減額、本社事務所の移転等)を行い、当事業年度において、固定費を大幅に圧縮し、業務効率改善による経費の見直しと経費圧縮も積極的に推進しキャッシュ・フローの最大化に努めました。

 この結果、当事業年度の第1四半期及び第4四半期において、四半期会計期間の営業利益を計上するに至り、当事業年度累計期間において、営業活動によるキャッシュ・フローも黒字へ転換いたしました。2024年1月期の業績予想についても営業利益の計上を見込んでおり、上記施策を継続して推進し、黒字化達成に向けて取り組んでまいります。

 また、資金面においても、2022年5月2日開催の取締役会において第三者割当による第1回無担保転換社債型新株予約権付社債並びに第11回新株予約権及び第12回新株予約権の発行を決議し、総額で400,502千円(うち第1回無担保転換社債型新株予約権付社債150,000千円、第11回新株予約権337千円及び第12回新株予約権202千円、新株予約権の権利行使による82,262千円の払込完了済)の資金調達を予定しております。

 

 以上の施策を行うことにより、業績の改善と共にキャッシュ・フローも確保できると考えており、継続企業の前提に関する重要な不確実性は認められないと判断しております。

 

3【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】

(1)経営成績等の状況の概要

 当事業年度における当社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下「経営成績等」という。)の状況の概要は次のとおりであります。

① 経営成績の状況

 当事業年度における我が国経済は、新型コロナウイルス感染症による行動制限が緩和され、経済社会活動の正常化が進み景気は持ち直しの動きが見られましたが、ウクライナ情勢等による原材料・エネルギー価格の高騰や、外国為替市場での急激な為替変動を背景に、原材料価格の上昇や供給面で、依然、景気の先行きが不透明な状況が続いております。

 このような状況の中、当社は、今後、様々なサービスに最適化できるモノづくり、そして当社が創業から培ってきたモノづくりを基盤としたサービスとしての技術価値を提供する事を明確に定義すべく、社名を変更すると共に経営理念も改訂し、新しくスタートいたしました。現在は、CPU などの既製部品を組合わせることで比較的安易にIT 製品を作ることが可能な時代であり、当社は、製品の真価は製品自体にあるのではなく、インターネットを通じて外部から提供されると考えており、このような時代のモノづくりをモノづくり4.0(当社ウェブサイト「モノづくり4.0」参照)と定義しております。当社はこのモノづくり4.0の時代において、企業ビジョンとして、「モノづくり4.0の New standard を形成し SaaS on a Product のリーディングカンパニーとなる」を掲げ、お客様に寄り添った一層の事業の拡充と、新たな事業創出にも挑戦してまいります。

 

(TRaaS事業)

 当事業年度においては、TRaaS事業にて、成長方針に掲げる、BtoB市場に向けたモノづくりを基盤としたSaaSサービスに経営資源を集中的に投下し、将来のSaaS月額課金型収益の積み上げを推進してまいりました。サイネージ配信におけるCELDISの大型受注も獲得し、AIrux8(AIによる電力コスト削減システム)について、日本展開に向けての実証実験先リサーチ、選定、ROI 検証と実証実験結果を元に、その効果提案を実施し、AIrux8を加賀電子株式会社様へ2023年1月より日本における最初の販売パートナーとして提供開始することとなりました。また、流通小売店舗を対象とした、DX 店舗活性プロダクト新製品「店舗の星」をリリースすることを決定いたしました。一方で、広告収益に依存した美容サロンサイネージについては、広告主の出稿意欲回復までに想定以上の時間がかかっており、不採算を解消すべく、本事業にて得られた多くのノウハウを精査しつつ、ビジネス転換を計画することといたしました。

 その結果、TRaaS事業の売上高は133,738千円(前年同期比18.1%減)となりました。

(受注型Product事業)

 受注型Product事業におきましては、第1四半期では前期からのサーバー納品の期ずれ案件も堅調に着地し、前

期より進めていた既存のお客様からの大型受注案件が売上高に大きく貢献し、半導体市況の回復に伴い、製品受注も増加し始めた事から売上高は前年比で大幅に増加いたしました。

 その結果、受注型Product事業の売上高は260,525千円(前年同期比87.1%増)となりました。

(テクニカルサービス事業)

 テクニカルサービス事業では、法人の社内用システムの受託開発・保守及び導入支援、大手通販会社及び大手ITベンダーへエンジニアの派遣事業を展開しており、堅調に売上を確保いたしました。

 その結果、テクニカルサービス事業の売上高は102,228千円(前年同期比0.2%増)となりました。

 

 利益面に関しましては、各案件でのコスト増の抑制を継続、その収益性を確保し、前事業年度より継続している固定費の削減を目的とした合理化策により固定費の大幅な削減を達成すると共に、業務効率改善による経費の見直しと経費圧縮を積極的に推進いたしました。

 以上の結果、当事業年度の売上高は496,493千円(前年同期比22.7%増)、営業損失は6,467千円(前年同期は356,584千円の損失)、経常損失は15,100千円(前年同期は365,193千円の損失)、当期純損失は16,801千円(前年同期は517,836千円の損失)となりました。

 

② 財政状態の状況

(資産)

 当事業年度末における総資産は527,913千円となり、前事業年度末に比べ229,034千円増加いたしました。これは主に「現金及び預金」が268,584千円増加した一方で、「差入保証金」が50,468千円減少したことによるものであります。

(負債)

 当事業年度末における負債合計は200,013千円となり、前事業年度末に比べ110,301千円増加いたしました。これは主に「転換社債型新株予約権付社債」が97,500千円増加したことによるものであります。

(純資産)

 当事業年度末における純資産合計は327,899千円となり、前事業年度末に比べ118,732千円増加いたしました。これは主に「資本金」及び「資本剰余金」がそれぞれ67,593千円増加したことによるものであります。

 

③ キャッシュ・フローの状況

 当事業年度末における現金及び現金同等物(以下、「資金」という)の残高は、増加要因として、社債の発行による収入143,037千円、株式の発行による収入82,502千円があったものの、減少要因として、売上債権の増加額22,220千円があったことにより、前事業年度末に比べ268,584千円増加し、388,684千円となりました。

 当事業年度における各キャッシュ・フローの状況は次のとおりであります。

(営業活動によるキャッシュ・フロー)

 当事業年度において営業活動の結果獲得した資金は18,134千円(前年同期は263,077千円の支出)となりました。これは主に、増加要因として、棚卸資産の減少額22,482千円があったものの、減少要因として、売上債権の増加額22,220千円、税引前当期純損失16,525千円があったことによるものであります。

(投資活動によるキャッシュ・フロー)

 当事業年度において投資活動の結果獲得した資金は24,249千円(前年同期は89,457千円の獲得)となりました。これは主に、増加要因として、敷金の回収による収入45,375千円があったことによるものであります。

(財務活動によるキャッシュ・フロー)

 当事業年度において財務活動の結果獲得した資金は225,220千円(前年同期は40,076千円の支出)となりました。これは主に、社債の発行による収入143,037千円、株式の発行による収入82,502千円があったことによるものであります。

 

④ 生産、受注及び販売の実績

a.仕入実績

 当事業年度における仕入実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。

 なお、当社はターミナルソリューション事業の単一セグメントのため、サービス区分を以下のとおり区分して記載しております。

区分

仕入高(千円)

前年同期比(%)

TRaaS事業

28,914

△49.8

受注型Product事業

117,604

20.0

テクニカルサービス事業

(注) 金額は、仕入価格によっております。

 

b.受注実績

 当事業年度における受注実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。

 なお、当社はターミナルソリューション事業の単一セグメントのため、サービス区分を以下のとおり区分して記載しております。

区分

受注高

(千円)

前年同期比

(%)

受注残高

(千円)

前年同期比

(%)

TRaaS事業

81,124

△23.9

12,378

受注型Product事業

3,826

△97.8

112

△99.8

テクニカルサービス事業

5,019

△37.0

 

c.販売実績

 当事業年度における販売実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。

 なお、当社はターミナルソリューション事業の単一セグメントのため、サービス区分を以下のとおり区分して記載しております。

区分

販売高(千円)

前年同期比(%)

TRaaS事業

133,738

△18.1

受注型Product事業

260,525

87.1

テクニカルサービス事業

102,228

0.2

合計

496,493

22.7

(注) 最近2事業年度の主な相手先の販売実績及び当該販売実績の総販売実績に対する割合は次のとおりであります。

相手先

前事業年度

当事業年度

販売高(千円)

割合(%)

販売高(千円)

割合(%)

加賀電子株式会社

32,849

8.1

95,031

19.1

富士ソフト株式会社

60,678

15.0

67,536

13.6

株式会社DINOS CORPORATION

43,271

10.7

65,957

13.3

 

(2)経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容

 経営者の視点による当社の経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。

 なお、文中の将来に関する事項は、当事業年度末現在において判断したものであります。

 

① 重要な会計方針及び見積り

 当社の財務諸表は、我が国において一般に公正妥当と認められる会計基準に基づき作成されております。その作成には、経営者による会計方針の選択・適用、資産・負債及び収益・費用の報告金額及び開示に影響を与える見積りを必要としております。経営者は、これらの見積りについて、過去の実績を勘案し合理的に判断しておりますが、実績の結果は、見積りによる不確実性のため、これらの見積りと異なる場合があります。この財務諸表の作成にあたる重要な会計方針につきましては、「第5 経理の状況」に記載しております。

 

② 当事業年度の経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容

(売上高)

 当事業年度における売上高は496,493千円(前年同期比22.7%増)となりました。これは主にTRaaS事業において、サイネージ配信でのCELDIS導入数の増加したことに加え、受注型Product事業において、前期より進めていた既存のお客様からの大型受注案件が売上高に大きく貢献し、半導体市況の回復に伴い、製品受注も増加し始めた事から売上高が前年同期比で大幅に増加したことによるものであります。

(売上原価)

 当事業年度における売上原価は261,260千円(前年同期比19.2%減)となりました。これは主に前事業年度の固定資産の減損により減価償却費が減少したことと、業務効率改善により外部委託業務を見直し外注費が減少したものであります。

 この結果、売上総利益は235,232千円(前年同期比189.7%増)となりました。

(販売費及び一般管理費)

 当事業年度における販売費及び一般管理費は241,700千円(前年同期比44.8%減)となり、これは主に人件費及び地代家賃が減少したことによるものであります。

 この結果、営業損失は6,467千円(前事業年度は356,584千円の営業損失)となりました。

(営業外損益)

 当事業年度における営業外収益は3,122千円(前年同期比633.4%増)となりました。これは主に補助金の受給によるものであります。また、営業外費用は11,755千円(前年同期比30.1%増)となりました。これは主に社債発行費の償却及び遊休不動産関係費用の発生によるものであります。

 この結果、経常損失は15,100千円(前事業年度は365,193千円の経常損失)となりました。

 

(特別損益及び当期純損益)

 当事業年度における特別利益は7千円(前年同期比99.6%減)となりました。これは主に新株予約権戻入益の発生によるものであります。また、当事業年度における特別損失は1,432千円(前年同期比99.1%減)となりました。これは主に事業整理損の発生によるものであります。

 この結果、当期純損失は16,801千円(前事業年度は517,836千円の当期純損失)となりました。

 

③ 資本の財源及び資金の流動性

 当社の運転資金需要のうち主なものは、仕入活動、製造活動に必要となる運転資金、販売費及び一般管理費等の営業費用であります。投資を目的とした資金需要のうち主なものは、設備投資によるものであります。

 当社は、事業運営上必要な流動性と資金の源泉を安定的に確保することを基本方針としております。

 運転資金及び設備投資は自己資金及び金融機関からの借入、社債発行及び増資による方針であります。

 

④ 経営成績に重要な影響を与える要因について

 当社は「第2 事業の状況 2 事業等のリスク」に記載のとおり、事業環境、事業内容、法的規制等、様々なリスク要因が当社の経営成績に影響を与える可能性があると認識しております。

 そのため、当社は常に業界動向に留意しつつ、優秀な人材を確保し顧客のニーズに合った製品・サービスを提供していくことにより、経営成績に重要な影響を与えるリスク要因を分散・低減し、適切に対応を行ってまいります。

 

4【経営上の重要な契約等】

(1)当社が技術援助等を受けている契約

相手方の名称

許諾内容

契約締結日

契約内容

契約期間

HDMI Licensing LLC.

HDMI出力の使用

2018年7月18日

使用許諾

2018年7月18日から

2023年7月17日まで

(5年間の自動延長有り)

Via Licensing Corporation

音声コーデックの使用

2020年8月15日

使用許諾

2020年8月15日から

2025年8月14日まで

(5年間の自動延長有り)

(注)対価としてロイヤリティを支払っております。

 

(2)業務提携又は業務提携に準じる契約

相手方の名称

業務提携内容

契約締結日

契約内容

契約期間

コーユーレンティア株式会社

建設現場市場向けメディアPlatform事業

2021年1月21日

業務提携

2021年1月21日から

2024年1月20日まで

(1年間の自動延長有り)

国立大学法人広島大学

紫外線殺菌IoT製品開発等

2020年1月29日

連携活動

2021年1月29日から

2024年1月28日まで

(3年間の自動延長有り)

 

2【主要な設備の状況】

 

 

 

 

 

2023年1月31日現在

事業所名

(所在地)

設備の内容

帳簿価額(千円)

従業員数

(名)

建物

工具、器具及び備品

ソフトウエア

合計

本社

(横浜市西区)

本社機能

開発設備

542

1,500

16,827

18,870

21

〔1〕

(注)1.本社事業所の建物を賃借しております。年間賃借料は7,614千円であります。

2.ソフトウエアにはソフトウエア仮勘定を含んでおります。

3.従業員数欄の〔外書〕は、臨時従業員数の年間平均雇用人員(1日8時間換算)であります。

 

①【株式の総数】

種類

発行可能株式総数(株)

普通株式

8,000,000

8,000,000

②【発行済株式】

種類

事業年度末現在発行数

(株)

(2023年1月31日)

提出日現在発行数

(株)

(2023年4月21日)

上場金融商品取引所名又は登録認可金融商品取引業協会名

内容

普通株式

4,196,725

4,352,794

東京証券取引所

グロース

完全議決権株式であり、権利内容に何ら制限のない当社における標準となる株式であります。なお、単元株式数は100株であります

4,196,725

4,352,794

(注)1.「提出日現在発行数」欄には、2023年4月1日からこの有価証券報告書提出日までの新株予約権(ストックオプション)の行使により発行された株式数は含まれておりません。

2.2023年2月1日から2023年3月31日までの間に、新株予約権及び転換社債型新株予約権付社債の新株予約権の権利行使により156千株増加しております。

 

①【ストックオプション制度の内容】

 会社法に基づき発行した新株予約権は、次のとおりであります。

第5回新株予約権

決議年月日

2015年1月30日

付与対象者の区分及び人数(名)

当社取締役 1

当社従業員 45

新株予約権の数(個) ※

230

新株予約権の目的となる株式の種類、内容及び数(株) ※

普通株式 11,500 (注)1、2

新株予約権の行使時の払込金額(円) ※

170(注)1、3

新株予約権の行使期間 ※

自 2017年2月1日 至 2025年1月29日

新株予約権の行使により株式を発行する場合の株式の発行価格及び資本組入額(円) ※

発行価格     170

資本組入額    85

(注)1

新株予約権の行使の条件 ※

新株予約権の割当てを受けたものは、権利行使時においても、当社の取締役若しくは従業員の地位にあることを要する。ただし、任期満了による退任、定年退職等その他正当な理由のある場合はこの限りではない。

その他の条件は、当社と新株予約権の割当てを受けたものとの間で締結した「新株予約権付与契約」で定めるところによる。

新株予約権の譲渡に関する事項 ※

新株予約権を譲渡又は新株予約権に担保を設定してはならない。

組織再編成行為に伴う新株予約権の交付に関する事項 ※

(注)4

※ 当事業年度の末日(2023年1月31日)における内容を記載しております。提出日の前月末現在(2023年3月31日)において記載すべき内容は、当事業年度の末日における内容から変更がないため、提出日の前月末現在に関する記載を省略しております。

 

(注)1.2017年4月18日開催の取締役会決議により、2017年5月8日付で普通株式1株につき50株の株式分割を行っております。これにより「新株予約権の目的となる株式の数」、「新株予約権の行使時の払込金額」及び「新株予約権の行使により株式を発行する場合の株式の発行価格及び資本組入額」が調整されております。

2.新株予約権1個につき目的となる株式数は、50株であります。

ただし、新株予約権の割当日後、当社が株式分割、株式併合を行う場合は、次の算式により付与株式数を調整、調整の結果生じる1株未満の端数は、これを切り捨てます。

調整後付与株式数=調整前付与株式数×分割・併合の比率

3.新株予約権の割当日後、当社が株式分割、株式併合を行う場合は、次の算式により払込金額を調整し、調整により生ずる1円未満の端数は切り上げます。

調整後払込金額=調整前払込金額×

分割・併合の比率

また、新株予約権の割当日後に時価を下回る価額で新株式の発行又は自己株式の処分を行う場合は、次の算式により払込金額を調整し、調整により生ずる1円未満の端数は切り上げます。

 

既発行株式数+

新株発行(処分)株式数×1株当たり払込金額

調整後払込金額=調整前払込金額×

1株当たり時価

既発行株式数+新株発行(処分)株式数

上記算式において、「既発行株式数」とは当社の発行済株式数から当社が保有する自己株式数を控除した数とします。

さらに、当社が他社と吸収合併若しくは新設分割を行い、新株予約権が継承される場合、又は当社が新設合併若しくは吸収分割を行う場合等、払込金額の調整を必要とする場合には、当社は必要と認める行使価額の調整を行うことができます。

 

4.当社は、当社株主総会及び取締役会決議において定めるところに従い、当社を消滅会社とする合併、当社を分割会社とする吸収分割、新設分割、株式交換又は株式移転を行う場合において、それぞれ合併契約等の規則に従い、本新株予約権の新株予約権者に対して、それぞれ合併後存続する株式会社等の新株予約権を交付することができます。

5.会社が新株予約権を取得することができる事由及び取得の条件

① 当社が消滅会社となる合併契約書承認の議案、当社が完全子会社となる株式交換契約書承認の議案又は株式移転の議案について株主総会の承認決議がなされたときは、当社は新株予約権を無償で取得することができる。

② 新株予約権が「新株予約権の行使の条件(払込金額及び行使期間を除く)」に該当しなくなった場合は、当社は当該新株予約権を無償で取得することができる。

 

第6回新株予約権

決議年月日

2015年4月6日

付与対象者の区分及び人数(名)

当社取締役 1

当社従業員 28

新株予約権の数(個) ※

40

新株予約権の目的となる株式の種類、内容及び数(株) ※

普通株式 2,000(注)1、2

新株予約権の行使時の払込金額(円) ※

240(注)1、3

新株予約権の行使期間 ※

自 2018年2月1日 至 2025年12月31日

新株予約権の行使により株式を発行する場合の株式の発行価格及び資本組入額(円) ※

発行価格     240

資本組入額    120

(注)1

新株予約権の行使の条件 ※

新株予約権者は、新株予約権行使時においても当社、当社の完全子会社又は当社の関係会社の役員又は従業員であることを要する。ただし、取締役、監査役が任期満了により退任した場合、従業員が定年により退職した場合又は当社の取締役会の承認を得た場合は、この限りでない。

その他の条件は、当社と新株予約権の割当てを受けたものとの間で締結した「新株予約権付与契約」で定めるところによる。

新株予約権の譲渡に関する事項 ※

新株予約権を譲渡又は新株予約権に担保を設定してはならない。

組織再編成行為に伴う新株予約権の交付に関する事項 ※

(注)4

※ 当事業年度の末日(2023年1月31日)における内容を記載しております。提出日の前月末現在(2023年3月31日)において記載すべき内容は、当事業年度の末日における内容から変更がないため、提出日の前月末現在に関する記載を省略しております。

(注)1.2017年4月18日開催の取締役会決議により、2017年5月8日付で普通株式1株につき50株の株式分割を行っております。これにより「新株予約権の目的となる株式の数」、「新株予約権の行使時の払込金額」及び「新株予約権の行使により株式を発行する場合の株式の発行価格及び資本組入額」が調整されております。

2.新株予約権1個につき目的となる株式数は、50株であります。

ただし、新株予約権の割当日後、当社が株式分割、株式併合を行う場合は、次の算式により付与株式数を調整、調整の結果生じる1株未満の端数は、これを切り捨てます。

調整後付与株式数=調整前付与株式数×分割・併合の比率

 

3.新株予約権の割当日後、当社が株式分割、株式併合を行う場合は、次の算式により払込金額を調整し、調整により生ずる1円未満の端数は切り上げます。

調整後払込金額=調整前払込金額×

分割・併合の比率

また、新株予約権の割当日後に時価を下回る価額で新株式の発行又は自己株式の処分を行う場合は、次の算式により払込金額を調整し、調整により生ずる1円未満の端数は切り上げます。

 

既発行株式数+

新株発行(処分)株式数×1株当たり払込金額

調整後払込金額=調整前払込金額×

1株当たり時価

既発行株式数+新株発行(処分)株式数

上記算式において、「既発行株式数」とは当社の発行済株式数から当社が保有する自己株式数を控除した数とします。

さらに、当社が他社と吸収合併若しくは新設分割を行い、新株予約権が継承される場合、又は当社が新設合併若しくは吸収分割を行う場合等、払込金額の調整を必要とする場合には、当社は必要と認める行使価額の調整を行うことができます。

4.当社は、当社株主総会及び取締役会決議において定めるところに従い、当社を消滅会社とする合併、当社を分割会社とする吸収分割、新設分割、株式交換又は株式移転を行う場合において、それぞれ合併契約等の規則に従い、本新株予約権の新株予約権者に対して、それぞれ合併後存続する株式会社等の新株予約権を交付することができます。

5.会社が新株予約権を取得することができる事由及び取得の条件

① 当社が消滅会社となる合併契約書承認の議案、当社が完全子会社となる株式交換契約書承認の議案又は株式移転の議案について株主総会の承認決議がなされたときは、当社は新株予約権を無償で取得することができる。

② 新株予約権が「新株予約権の行使の条件(払込金額及び行使期間を除く)」に該当しなくなった場合は、当社は当該新株予約権を無償で取得することができる。

 

第10回新株予約権

決議年月日

2020年11月30日

付与対象者の区分及び人数(名)

当社取締役  7

当社従業員  11

子会社従業員 2

外部協力者  2

新株予約権の数(個) ※

3,330 [0]

新株予約権の目的となる株式の種類、内容及び数(株) ※

普通株式 333,000 [0](注)1

新株予約権の行使時の払込金額(円) ※

1,235(注)2

新株予約権の行使期間 ※

自 2022年5月1日 至 2025年4月30日

新株予約権の行使により株式を発行する場合の株式の発行価格及び資本組入額(円) ※

発行価格     1,235

資本組入額    617.5

新株予約権の行使の条件 ※

(注)3

新株予約権の譲渡に関する事項 ※

新株予約権を譲渡又は新株予約権に担保を設定してはならない。

組織再編成行為に伴う新株予約権の交付に関する事項 ※

(注)4

※ 当事業年度の末日(2023年1月31日)における内容を記載しております。当事業年度の末日から提出日の前月末現在(2023年3月31日)にかけて変更された事項については、提出日の前月末現在における内容を[ ]内に記載しており、その他の事項については当事業年度の末日における内容から変更はありません。

 

(注)1.新株予約権1個につき目的となる株式数は、100株であります。

ただし、新株予約権の割当日後、当社が株式分割、株式併合を行う場合は、次の算式により付与株式数を調整、調整の結果生じる1株未満の端数は、これを切り捨てます。

調整後付与株式数=調整前付与株式数×分割・併合の比率

2.新株予約権の割当日後、当社が株式分割、株式併合を行う場合は、次の算式により払込金額を調整し、調整により生ずる1円未満の端数は切り上げます。

調整後払込金額=調整前払込金額×

分割・併合の比率

また、新株予約権の割当日後に時価を下回る価額で新株式の発行又は自己株式の処分を行う場合は、次の算式により払込金額を調整し、調整により生ずる1円未満の端数は切り上げます。

 

既発行株式数+

新株発行(処分)株式数×1株当たり払込金額

調整後払込金額=調整前払込金額×

1株当たり時価

既発行株式数+新株発行(処分)株式数

上記算式において、「既発行株式数」とは当社の発行済株式数から当社が保有する自己株式数を控除した数とします。

さらに、当社が他社と吸収合併若しくは新設分割を行い、新株予約権が継承される場合、又は当社が新設合併若しくは吸収分割を行う場合等、払込金額の調整を必要とする場合には、当社は必要と認める行使価額の調整を行うことができます。

3.① 2022年1月期乃至2024年1月期のいずれかの期において、当社の経常利益が、下記に掲げる各金額を超過した場合、各新株予約権者に割当てられた新株予約権のうち当該各号に掲げる割合(以下、「行使可能割合」という。)を限度として行使することができる。

(a) 2022年1月期乃至2024年1月期までのいずれかの期で経常利益が500百万円を超過した場合50%行使可能

(b) 2022年1月期乃至2024年1月期までのいずれかの期で経常利益が1,000百万円を超過した場合80%行使可能

(c) 2022年1月期乃至2024年1月期までのいずれかの期で経常利益が1,200百万円を超過した場合100%行使可能

なお、経常利益の判定においては、当社の有価証券報告書に記載される連結損益計算書(連結損益計算書を作成していない場合、損益計算書)における経常利益を参照するものとし、当該連結損益計算書に本新株予約権にかかわる株式報酬費用が計上されている場合には、これによる影響を排除した株式報酬費用控除前経常利益をもって判定するものとする。また、国際財務報告基準の適用等により参照すべき項目の概念に重要な変更があった場合には、別途参照すべき指標を当社取締役会にて定めるものとする。

② 新株予約権者は、本新株予約権の権利行使時においても、当社または当社関係会社(財務諸表等の用語、様式及び作成方法に関する規則において規定される関係会社をいう。)の取締役、監査役、使用人または社外協力者であることを要する。但し、権利行使期間開始以降の任期満了による退任及び定年退職、業務委託契約期間満了、その他正当な理由のある場合は、この限りではない。

③ 新株予約権者の相続人による本新株予約権の行使は認めない。

④ 本新株予約権の行使によって、当社の発行済株式総数が当該時点における授権株式数を超過することとなるときは、当該本新株予約権の行使を行うことはできない。

⑤ 各本新株予約権の1個未満の行使を行うことはできない。

4.当社は、当社株主総会及び取締役会決議において定めるところに従い、当社を消滅会社とする合併、当社を分割会社とする吸収分割、新設分割、株式交換又は株式移転を行う場合において、それぞれ合併契約等の規則に従い、本新株予約権の新株予約権者に対して、それぞれ合併後存続する株式会社等の新株予約権を交付することができる。

 

 

第13回新株予約権

決議年月日

2023年3月24日

付与対象者の区分及び人数(名) ※

当社取締役  3

当社従業員  15 [10]

新株予約権の数(個) ※

3,520 [3,380]

新株予約権の目的となる株式の種類、内容及び数(株) ※

普通株式 352,000 [338,000](注)1

新株予約権の行使時の払込金額(円) ※

505(注)2

新株予約権の行使期間 ※

自 2024年5月1日 至 2033年4月30日

新株予約権の行使により株式を発行する場合の株式の発行価格及び資本組入額(円) ※

発行価格     505

資本組入額    252.5

新株予約権の行使の条件 ※

(注)3

新株予約権の譲渡に関する事項 ※

新株予約権を譲渡又は新株予約権に担保を設定してはならない。

組織再編成行為に伴う新株予約権の交付に関する事項 ※

(注)4

※決議時点(2023年3月24日)における内容を記載しております。当事業年度の末日から提出日の前月末現在(2023年3月31日)にかけて変更された事項については、提出日の前月末現在における内容を[ ]内に記載しており、その他の事項については決議時点における内容から変更はありません。

 

(注)1.新株予約権1個につき目的となる株式数は、100株であります。

ただし、新株予約権の割当日後、当社が株式分割、株式併合を行う場合は、次の算式により付与株式数を調整、調整の結果生じる1株未満の端数は、これを切り捨てます。

調整後付与株式数=調整前付与株式数×分割・併合の比率

2.新株予約権の割当日後、当社が株式分割、株式併合を行う場合は、次の算式により払込金額を調整し、調整により生ずる1円未満の端数は切り上げます。

調整後払込金額=調整前払込金額×

分割・併合の比率

また、新株予約権の割当日後に時価を下回る価額で新株式の発行又は自己株式の処分を行う場合は、次の算式により払込金額を調整し、調整により生ずる1円未満の端数は切り上げます。

 

既発行株式数+

新株発行(処分)株式数×1株当たり払込金額

調整後払込金額=調整前払込金額×

1株当たり時価

既発行株式数+新株発行(処分)株式数

上記算式において、「既発行株式数」とは当社の発行済株式数から当社が保有する自己株式数を控除した数とします。

さらに、当社が他社と吸収合併若しくは新設分割を行い、新株予約権が継承される場合、又は当社が新設合併若しくは吸収分割を行う場合等、払込金額の調整を必要とする場合には、当社は必要と認める行使価額の調整を行うことができます。

3.① 2024年1月期から2028年1月期までのいずれかの期において、有価証券報告書に記載される監査済みの損益計算書(連結損益計算書を作成している場合には連結損益計算書)の売上高が、1,000百万円を超過した場合にのみ、これ以降本新株予約権を行使することができる。

 なお、売上高の判定に際しては、適用される会計基準の変更や当社の業績に多大な影響を及ぼす企業買収等の事象が発生し当社の損益計算書(連結損益計算書を作成している場合には連結損益計算書)に記載された実績数値で判定を行うことが適切ではないと取締役会が判断した場合には、当社は合理的な範囲内で当該企業買収等の影響を排除し、判定に使用する実績数値の調整を行うことができるものとする。

② 新株予約権者は、新株予約権の権利行使時において、当社または当社関係会社の取締役、監査役または従業員であることを要する。ただし、任期満了による退任、定年退職、その他正当な理由があると取締役会が認めた場合は、この限りではない。

③ 新株予約権者の相続人による本新株予約権の行使は認めない。

 

④ 本新株予約権の行使によって、当社の発行済株式総数が当該時点における発行可能株式総数を超過することとなるときは、当該本新株予約権の行使を行うことはできない。

⑤ 各本新株予約権1個未満の行使を行うことはできない。

4.当社が消滅会社となる合併契約、当社が分割会社となる会社分割についての分割契約もしくは分割計画、または当社が完全子会社となる株式交換契約、株式交付計画もしくは株式移転計画について株主総会の承認(株主総会の承認を要しない場合には取締役会決議)がなされた場合は、当社は、当社取締役会が別途定める日の到来をもって、本新株予約権の全部を無償で取得することができる。

 

②【ライツプランの内容】

 該当事項はありません。

 

(4)【発行済株式総数、資本金等の推移】

年月日

発行済株式総数増減数

(株)

発行済株式総数残高(株)

資本金増減額

(千円)

資本金残高

(千円)

資本準備金増減額(千円)

資本準備金残高(千円)

2018年2月1日~

2019年1月31日

(注)1

28,000

3,159,500

2,975

437,237

2,975

365,966

2019年2月1日~

2020年1月31日

(注)1

9,500

3,169,000

890

438,127

890

366,856

2020年2月1日~

2020年4月31日

(注)1

17,000

3,186,000

1,497

439,625

1,497

368,353

2020年5月1日

(注)2

467,500

3,653,500

439,625

368,353

2020年5月2日~

2021年1月31日

(注)1

32,500

3,686,000

2,850

442,475

2,850

371,203

2021年2月1日~

2022年1月31日

(注)1

5,000

3,691,000

425

442,900

425

371,628

2022年6月8日

(注)1

1,000

3,692,000

120

443,020

120

371,748

2022年6月9日~

2022年6月14日

(注)3

154,491

3,846,491

20,625

463,645

20,625

392,373

2022年6月15日~

2022年12月16日

(注)1

308,100

4,154,591

41,223

504,868

41,223

433,597

2022年12月22日

(注)3

42,134

4,196,725

5,625

510,493

5,625

439,222

(注)1.新株予約権の権利行使による増加であります。

2.当社の連結子会社であった株式会社ピースリーの吸収合併(合併比率1:1,870)に伴う新株発行による増加であります。

3.転換社債型新株予約権付社債の新株予約権の権利行使による増加であります。

4.2023年2月1日~2023年3月31日までの間に新株予約権及び転換社債型新株予約権付社債の新株予約権の権利行使により発行済株式総数が156千株、資本金及び資本準備金がそれぞれ20,856千円増加しております。

 

(5)【所有者別状況】

 

 

 

 

 

 

 

2023年1月31日現在

区分

株式の状況(1単元の株式数100株)

単元未満株式の状況(株)

政府及び地方公共団体

金融機関

金融商品取引業者

その他の法人

外国法人等

個人その他

個人以外

個人

株主数(人)

1

30

32

14

8

2,552

2,637

所有株式数

(単元)

404

2,780

2,439

6,443

28

29,862

41,956

1,125

所有株式数の割合(%)

0.00

0.96

6.63

5.81

15.36

0.07

71.18

100.00

 (注)自己株式111株は、「個人その他」に1単元、「単元未満株式の状況」に11株含まれております。

 

(6)【大株主の状況】

 

 

2023年1月31日現在

氏名又は名称

住所

所有株式数

(千株)

発行済株式(自己株式を除く。)の総数に対する所有株式数の割合(%)

藤吉 英彦

Toh Tuck Place,Singapore

855

20.37

WORLD F PTE. LTD.

(常任代理人 いちよし証券株式会社)

1 NORTH BRIDGE ROAD #11-6 HIGH STREET CENTRE SINGAPORE

(東京都中央区日本橋茅場町1丁目5-8)

445

10.60

株式会社NSCホールディングス

東京都千代田区三番町1-13

180

4.29

寺山 隆一

東京都新宿区

158

3.76

前川 昌之

神奈川県横浜市港北区

155

3.69

藤吉 一彦

岐阜県瑞穂市

95

2.27

株式会社SBI証券

港区六本木1丁目6番1号

69

1.66

NOMURA PB NOMINEES LIMITED OMNIBUS-MARGIN (CASHPB)

(常任代理人 野村證券株式会社)

1 ANGEL LANE, LONDON, EC4R 3AB, UNITED KINGDOM

(東京都中央区日本橋1丁目13-1)

65

1.54

MORGAN STANLEY & CO. INTERNATIONAL PLC

(常任代理人 モルガン・スタンレーMUFG証券株式会社)

25 CABOT SQUARE, CANARY WHARF, LONDON E14 4QA, U.k.

(東京都千代田区大手町1丁目9-7)

50

1.19

鷲田 広継

東京都墨田区

43

1.02

2,116

50.43

(注)1.前事業年度末において主要株主であった株式会社NSCホールディングスは、当事業年度末現在では主要株主ではなくなりました。

 

①【貸借対照表】

 

 

(単位:千円)

 

前事業年度

(2022年1月31日)

当事業年度

(2023年1月31日)

資産の部

 

 

流動資産

 

 

現金及び預金

120,099

388,684

売掛金

33,132

受取手形、売掛金及び契約資産

67,694

商品及び製品

46,791

27,825

仕掛品

3,497

原材料及び貯蔵品

56

41

前渡金

4,003

778

前払費用

10,234

6,525

その他

9,176

2,659

貸倒引当金

1

1

流動資産合計

226,991

494,210

固定資産

 

 

有形固定資産

 

 

建物

3,675

575

工具、器具及び備品

94,101

86,649

減価償却累計額

97,104

85,180

有形固定資産合計

672

2,043

無形固定資産

 

 

ソフトウエア

13,445

ソフトウエア仮勘定

3,381

無形固定資産合計

16,827

投資その他の資産

 

 

長期前払費用

220

1,425

差入保証金

55,421

4,952

長期未収入金

15,573

3,231

投資その他の資産合計

71,215

9,610

固定資産合計

71,887

28,481

繰延資産

 

 

社債発行費

5,222

繰延資産合計

5,222

資産合計

298,879

527,913

 

 

 

 

(単位:千円)

 

前事業年度

(2022年1月31日)

当事業年度

(2023年1月31日)

負債の部

 

 

流動負債

 

 

買掛金

7,537

5,118

未払金

4,296

3,481

未払費用

1,917

1,742

未払法人税等

3,950

4,194

前受金

890

3,736

預り金

2,649

1,183

賞与引当金

6,492

5,946

リース債務

859

890

その他

15,991

流動負債合計

28,593

42,285

固定負債

 

 

転換社債型新株予約権付社債

97,500

長期借入金

60,000

60,000

リース債務

1,118

227

固定負債合計

61,118

157,727

負債合計

89,711

200,013

純資産の部

 

 

株主資本

 

 

資本金

442,900

510,493

資本剰余金

 

 

資本準備金

371,628

439,222

その他資本剰余金

16,897

16,897

資本剰余金合計

388,525

456,119

利益剰余金

 

 

利益準備金

1,170

1,170

その他利益剰余金

 

 

繰越利益剰余金

623,393

640,195

利益剰余金合計

622,223

639,024

自己株式

246

246

株主資本合計

208,956

327,341

新株予約権

211

557

純資産合計

209,167

327,899

負債純資産合計

298,879

527,913

②【損益計算書】

 

 

(単位:千円)

 

前事業年度

(自 2021年2月1日

 至 2022年1月31日)

当事業年度

(自 2022年2月1日

 至 2023年1月31日)

売上高

404,573

496,493

売上原価

※1 323,362

※1 261,260

売上総利益

81,210

235,232

販売費及び一般管理費

※2,※3 437,795

※2,※3 241,700

営業損失(△)

356,584

6,467

営業外収益

 

 

為替差益

575

物品売却益

44

11

消費税差額

313

還付加算金

36

27

補助金収入

2,500

その他

30

7

営業外収益合計

425

3,122

営業外費用

 

 

支払利息

204

57

株式交付費

30

社債発行費償却

1,740

遊休資産諸費用

8,362

9,795

その他

436

161

営業外費用合計

9,034

11,755

経常損失(△)

365,193

15,100

特別利益

 

 

固定資産売却益

※4 1,743

※4

新株予約権戻入益

168

7

特別利益合計

1,912

7

特別損失

 

 

減損損失

※6 135,531

※6

事業整理損

10,536

1,076

固定資産除却損

※5 986

※5 0

その他

6,076

355

特別損失合計

153,129

1,432

税引前当期純損失(△)

516,411

16,525

法人税、住民税及び事業税

290

276

法人税等調整額

1,135

法人税等合計

1,425

276

当期純損失(△)

517,836

16,801