株式会社パパネッツ
PAPANETS CO.,Ltd.
越谷市越ケ谷1-5-17 パパネッツ越谷ビル9階
証券コード:93880
業界:倉庫・運輸関連
有価証券報告書の提出日:2023年7月31日

 

回  次

第24期

第25期

第26期

第27期

第28期

決算年月

2019年2月

2020年2月

2021年2月

2022年2月

2023年2月

売上高

(千円)

2,835,351

3,643,856

3,541,515

3,629,241

4,007,972

経常利益

(千円)

93,041

253,659

157,159

242,851

294,100

当期純利益

(千円)

58,349

174,381

111,443

157,073

202,369

持分法を適用した場合の投資利益

(千円)

資本金

(千円)

50,000

50,000

50,000

50,000

50,000

発行済株式総数

(株)

172,500

172,500

172,500

172,500

172,500

純資産額

(千円)

334,284

503,491

606,309

756,483

950,227

総資産額

(千円)

1,227,323

1,440,372

1,961,129

1,987,360

2,091,670

1株当たり純資産額

(円)

1,937.74

2,918.65

3,514.70

4,385.27

5,508.43

1株当たり配当額

(うち1株当たり中間配当額)

(円)

30.00

50.00

40.00

50.00

70.00

(-)

(-)

(-)

(-)

(-)

1株当たり当期純利益

(円)

338.25

1,010.91

646.05

910.57

1,173.16

潜在株式調整後1株当たり当期純利益

(円)

自己資本比率

(%)

27.2

35.0

30.9

38.1

45.4

自己資本利益率

(%)

18.9

41.6

20.1

23.1

23.7

株価収益率

(倍)

5.9

2.0

3.1

2.2

1.7

配当性向

(%)

8.9

4.9

6.2

5.5

6.0

営業活動によるキャッシュ・フロー

(千円)

84,118

230,252

84,472

131,172

350,547

投資活動によるキャッシュ・フロー

(千円)

121,959

18,642

28,247

25,050

128,005

財務活動によるキャッシュ・フロー

(千円)

165,039

42,046

507,458

214,318

160,137

現金及び現金同等物の期末残高

(千円)

240,709

410,273

1,030,825

922,991

984,633

従業員数

(人)

81

96

96

80

85

株主総利回り

(比較指標:配当込みTOPIX)

(%)

(%)

(92.9)

(89.5)

(113.2)

(117.0)

(127.0)

最高株価

(円)

最低株価

(円)

 

 

 

(注) 1.当社は連結財務諸表を作成しておりませんので、連結会計年度に係る主要な経営指標等の推移については記載しておりません。

2.持分法を適用した場合の投資利益については、関連会社が存在しないため記載しておりません。

3.潜在株式調整後1株当たり当期純利益については、新株予約権の残高はありますが、当社株式は売買実績がなく期中平均株価が把握できないため記載しておりません。

4.臨時雇用者数については、その総数が従業員数の100分の10未満のため、記載を省略しております。

5.最高株価及び最低株価については、東京証券取引所(TOKYO PRO Market市場)に上場しておりますが売買がないため、記載しておりません。

6.株主総利回りについては、東京証券取引所(TOKYO PRO Market市場)に上場しておりますが売買がないため、記載しておりません。

7.「収益認識に関する会計基準」(企業会計基準第29号 2020年3月31日)等を当事業年度の期首から適用しており、当事業年度に係る主要な経営指標等については、当該会計基準等を適用した後の指標等となっております。

 

 

 

2 【沿革】

当社は1995年12月に、埼玉県入間市において、株式会社三協運輸サービス(以下、[表3]参照)の100%子会社として、同社の西関東における引越業務の拠点という位置付で、株式会社三協マイスタッフという商号で設立しました。その後、2002年10月より実質休眠状態でありましたが、新たなビジネスモデルで再出発を図ることを目的として、2013年12月に株式会社パパネッツに商号変更いたしました。さらに2014年4月より、インテリア・トータルサポート事業として、家具・インテリア商材・オフィス什器等の配送受注発注業務である、「全国ツーマン配送ネットワークサービス」を開始いたしました。また、2015年3月に株式会社三協運輸サービスより管理会社サポート事業を吸収分割により承継し、同社子会社である株式会社パパサン(以下、[表2]参照)を当社が存続会社とする合併により、「インテリアコーディネートサービス」「カーテン・ブラインドメンテナンスサービス」「インテリア素材調達サービス」の業務を取り込みました。

(以下、[表1]参照)

当社の現在に至るまでの沿革を図示いたしますと、次のようになります。

 


 

 

(注1) 1991年4月 有限会社三協運輸サービスに商号変更し株式会社三協運輸サービスの子会社化

 

(注2) 1995年12月  当社の前身である株式会社三協マイスタッフを株式会社三協運輸サービスの100%子会社として設立

 

(注3) 2015年3月 株式会社パパサンを吸収合併

 

(注4) 2015年3月 管理会社サポート事業を株式会社三協運輸サービスより吸収分割により事業承継

 

※2016年6月 株式会社パパネッツの普通株式400株(株式分割前)を株式会社花明が株式会社三協運輸サービス

より取得したことにより株式会社三協運輸サービスの子会社を解消

 

 

[表1]当社の沿革

年 月

事 項

1995年12月

埼玉県入間市に引越業務の拠点として株式会社三協マイスタッフを資本金15,000千円で設立

2002年10月

業務休眠(2002年10月1日~2014年3月31日)

2009年8月

本社を埼玉県入間市から埼玉県越谷市東大沢に移転

2013年12月

株式会社パパネッツに商号変更

2014年4月

インテリア・トータルサポート事業における「全国ツーマン配送ネットワークサービス」に係るパパネット受注センターを埼玉県越谷市花田に開設

 

2015年3月

株式会社三協運輸サービスから吸収分割により、管理会社サポート事業を承継

これにより首都圏本部を埼玉県越谷市東大沢、西日本支店を大阪府吹田市に開設

 

2015年3月

株式会社パパサンを吸収合併。これにより、レンタル布団業務を管理会社サポート事業へ吸収、「インテリアコーディネートサービス」「カーテン・ブラインドメンテナンスサービス」「インテリア素材調達サービス」をインテリア・トータルサポート事業へ吸収

 

2015年3月

東京営業所を東京都中央区に開設

2016年1月

資本金を50,000千円に増資

2016年10月

東京営業所を東京都江東区に移転

2016年11月

福岡営業所を福岡県福岡市博多区麦野に開設

2017年3月

西日本支店を大阪府豊中市に移転

2017年5月

本社を埼玉県越谷市東大沢から埼玉県越谷市越ヶ谷に移転

2017年5月

パパネット受注センターを埼玉県越谷市東大沢に移転

2017年5月

備品管理センターを埼玉県吉川市に開設

2017年10月

東京証券取引所 TOKYO PRO Marketへ上場

2017年11月

福岡営業所を福岡県福岡市博多区半道橋に移転

2018年1月

インテリアファブリック管理センターを東京都江戸川区に開設

2018年2月

首都圏本部とパパネット受注センターを埼玉県越谷市越ヶ谷に移転

2018年5月

名古屋営業所を愛知県あま市に開設

2018年12月

ビルドインタイプのトランクルームを神奈川県横浜市南区に開設

2020年3月

東京営業所・インテリアファブリック管理センターを東京都江東区に統合移転

2023年2月

賃貸物件研修センターを埼玉県北葛飾郡松伏町に開設

 

 

 

[表2]株式会社パパサン 吸収合併消滅会社の沿革

年 月

事 項

1974年8月

与那原運輸有限会社を神奈川県厚木市に設立(資本金2,700千円)

1991年4月

有限会社三協運輸サービスに商号変更

株式会社三協運輸サービスの子会社化

 

1992年10月

有限会社三協ファースト・フレートに商号変更

1995年2月

株式会社三協ファースト・フレートに改組

2001年12月

本社を埼玉県越谷市東大沢に移転

2002年2月

株式会社パパサンに商号変更

2002年8月

東京都中央区に東京営業所を開設し引越のサポート業務を開始

2003年3月

インテリア業務を開始

2006年8月

レンタル布団業務を開始

2015年3月

株式会社パパネッツへ吸収合併

 

 

[表3]株式会社三協運輸サービスの沿革

年 月

事 項

1981年5月

引越業務を目的として有限会社三協サービスを埼玉県草加市に設立(資本金1,500千円)

1981年9月

自動車運送業取扱業者として東京陸運局に登録

1985年11月

一般区域貨物自動車運送業免許を取得

1986年3月

本社を埼玉県越谷市宮前に移転

1986年4月

株式会社三協運輸サービスに改組し商号変更

1991年4月

有限会社三協運輸サービスを子会社化

1995年3月

ツーマン配送による家具共同配送事業を開始

1996年9月

本社を埼玉県越谷市東大沢に移転

2001年9月

管理会社サポート事業の前身のマンスリーマンションサポートサービスを開始

2015年3月

吸収分割の手続により、管理会社サポート事業を株式会社パパネッツへ承継

2017年5月

本社を埼玉県越谷市花田に移転

 

 

 

3 【事業の内容】

当社は不動産管理会社、マンスリーマンション運営会社、ハウスメーカー及び不動産流通会社等取引先のサポート業務として管理会社サポート事業とインテリア・トータルサポート事業を大都市圏中心に展開しております。

管理会社サポート事業として、取引先のマンション、アパート、ビル並びにコンテナといった管理物件について当社と契約している事業者に業務を委託し、巡回による点検等を行っております。

インテリア・トータルサポート事業として、二人体制で大型商材の運送、開梱、組み立て、設置までを独自の配送ネットワークを用い展開している他に、インテリアコーディネートサービス等を行っております。

当社では取引先からの要望を汲み取り、サービスに展開することを「御用聴き」と称しております。当社の事業内容は不動産管理会社、マンスリーマンション運営会社、ハウスメーカー及び不動産流通会社のサポートを行う御用聴き事業の単一セグメントですが、当社の事業内容を事業部門別に記載すると、以下の通りであります。

(1) 管理会社サポート事業

① 建物定期巡回サービス

不動産管理会社が管理を行っている建物に対して、定期巡回点検、共用部日常清掃を行い、不動産管理会社に対して報告書の作成を行っております。

当社の不動産巡回点検報告書システムである『じゅん君』をインストールした携帯情報端末を活用することで、点検対象物の写真や清掃前清掃後の写真掲載した巡回報告書を、スピーディーに作成し、不動産管理会社等でWebを通じて適時閲覧することができます。

さらに、システムの特徴を活かし、当社の拠点がない地域でも業務を受託することが可能であり、全国の建物を対象としております。


② レンタルコンテナ点検サービス

レンタルコンテナ・トランクルームの定期巡回清掃を行い、報告書を作成しレンタルコンテナ・トランクルーム運営会社に対して報告書の作成を行っております。また、定期巡回清掃に加え、コンテナ及びトランクの専有部において不具合があった場合の補修等も受託しております。建物定期巡回サービス同様に『じゅん君』を活用し、レンタルコンテナ・トランクルーム運営会社に対して報告を行っております。


 

 

③ マンスリーマンションサポートサービス

マンスリーマンションに加え、家具付き賃貸新規物件の運営会社に対して、家具家電等の販売及び設置、入居者の退去後の清掃業務、家具家電等の備品の清掃及び一時保管を含め、マンスリーマンション及び家具付き賃貸物件などの定期利用賃貸物件の運営会社の手間を削減できるサービスの提供を行っております。

また、マンスリーマンション、定期利用賃貸入居者に対して布団の販売及びレンタルも行っております。一時利用が多いと目される主要都市(札幌から那覇まで)で提供し、レンタルの布団の利用が終了した場合は個別に回収し、クリーニングを行った後、新たにレンタルを行っております。


 

 

(2) インテリア・トータルサポート事業

① 全国ツーマン配送ネットワークサービス

家具・インテリア商材・オフィス什器等の大型品を二人体制で配送し、開梱・組み立て・設置までを行う全国配送ネットワーク(以下、「パパネット」という。)を構築し活用することで、ハウスメーカーから新築の戸建・マンションと併せて販売するインテリアの配送依頼を受けております。

従来は、新築住宅等の購入に合わせ、新しい家具を複数購入した場合、家具の種類やメーカーの数ごとに搬入が繰り返し行われ、その度に立会を行うなどの手間が発生しておりました。しかしながら、これらの家具を一旦一カ所に集めたうえで、一括配送することで複数の立会等の手間を省くことが可能となっております。このようなサービスをパパネットに加盟した全国の物流会社との協力により、全国でのツーマン配送を実現しております。


 

 

② インテリアコーディネートサービス

ハウスメーカーや不動産流通会社に対して、新築物件、中古物件・賃貸物件の御客様内覧用の空間づくり(ホームステージング)を行うにあたり、インテリア用品の販売等を行っております。


 

 

③ カーテン・ブラインドメンテナンスサービス

ハウスメーカーが既に販売された住宅等のオーナーからの依頼により、当社がカーテンレールのメンテナンスや、ブラインドの取替作業なども行っております。


 

 

④ インテリア素材調達サービス

国産木材を中心に素材を原木から調達し、インテリアメーカーに対して製材し販売を行っております。

 

 

(3) その他

不動産の賃貸及びレンタルコンテナを行っております。


 

 

 

[事業系統図]

以上の説明を事業系統図によって示すと次のようになります。

管理会社サポート事業

 


 

インテリア・トータルサポート事業

 


 

※当社の業務委託先である個人事業主等

 

 

4 【関係会社の状況】

該当事項はありません。

 

5 【従業員の状況】
(1) 提出会社の状況

2023年2月28日現在

従業員数(名)

平均年齢(歳)

平均勤続年数(年)

平均年間給与(千円)

85

43.3

4.7

4,543

 

(注) 1.従業員数は就業人員であり、臨時雇用者数は、その総数が従業員数の100分の10未満のため、記載を省略しております。

2.平均年間給与は、賞与及び基準外賃金を含んでおります。

3. 平均勤続年数は、 2015年3月の株式会社三協運輸サービスからの事業分割の為当社へ転籍、及び入社後の平均勤続年数であり、株式会社三協運輸サービスの勤続年数は含まれておりません。

4.当社は御用聴き事業の単一セグメントであるため、セグメント別の記載を省略しております。

 

 

(2) 労働組合の状況

労働組合は結成されておりませんが、労使関係は円満に推移しております。

 

1 【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】

本文中の将来に関する事項は、当事業年度末現在において当社が判断したものであります。

 

(1) 会社の経営の基本方針

当社は、「我々は御客様第一であり、企業の繁栄は御客様を増やす以外にないのである。常なるサービスは御客様の為であり、御客様の要望を満足させるべく会社を変化、発展させる事こそ我が社の唯一の道である。」という企業理念のもと、不動産管理会社及びマンスリーマンション運営会社並びにハウスメーカー等の顧客から汲み取った要望を全社で共有し、解決に向け対処することによりサービスを拡充し、企業価値の向上を目指しております。

 

(2) 経営環境

今後の我が国経済は、新型コロナウイルス感染症が5類へ分類されることにより、外国人入国制限の緩和や人流増加等経済社会活動の正常化が戻りつつあります。そのような経営環境下で管理会社サポート事業につきましては、2021年6月に施行された賃貸住宅の管理業務等の適正化に関する法律も相まって、今後の建物定期巡回サービスの売上増加が期待できるものと考えております。

インテリア・トータルサポート事業につきましては、ハウスメーカー主催による施主向けインテリア販売会も今後は開催予定があり、コロナ禍前の水準にほぼ戻せると捉えております。なお、当該事業において、当社は搬入の立会の手間を省くことを可能とする一括配送、全国ネットワークの強化を引き続き行うことによって、他社と差別化を図ってまいります。

 

(3) 経営戦略等

当社は設立以来、不動産管理会社及びマンスリーマンション運営会社、ハウスメーカー及び不動産流通会社等法人顧客に対するサポート業務を展開しております。今後もこの業務を主たる事業として推進し、収益基盤を充実させ、売上高、営業利益の拡大を図って参ります。

 

(4) 優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題

当社は「大いなる御用聴きカンパニー」をスローガンに掲げ、既存事業の強化を進めながら、事業領域の枠にとらわれず、幅広くお客様にサービスをご提供し、次代に向けた社会に貢献できる事業の拡大を目指してまいります。そのために、当社として、対処すべき課題は、以下のように考えております。

 

① 人財確保・人財育成

当社の活動する業界は、労働集約型の産業でもあることから、当社事業の継続的な発展を実現するためには、人財(注1)の確保及び人財育成は最重要課題であると認識しております。そのために、新規採用、事業展開等を勘案したうえで必要な人財を適時採用する他、当社独自のカリキュラムを用いた人財共育(注2)、外部ノウハウの活用などにも積極的に取り組んでまいります。

また、当社と業務委託契約を締結する事業主等(以下「パートナー」という。)との提携も引き続き進めてまいります。

(注1)当社では人材こそが最大の経営資源であるという考えから、人材を人財と表しております。

(注2)当社では教育を「教えて育つのではなく、共に育つ」との考えから共育と表しております。

 

② 事業資金の安定確保

当社は、更なる事業拡大及び安定経営を見据え、資金調達手段の多様化を計画的に行うことで、中期・長期に安定した成長のための財務体質の強化に努めてまいります。

 

 

③ 既存サービスの改良

当社は、主に不動産管理会社及びマンスリーマンション運営会社、並びにハウスメーカー及び不動産流通会社のサポートを、全国のパートナー及びパパネットを通じて事業展開しております。当社は顧客から汲み取った要望を全社で共有し解決に向け対処することにより既存のサービスを改良したサービスの開発、提供することにより企業価値の向上を目指しております。

 

2 【事業等のリスク】

以下において、当社の事業展開その他に関してリスク要因と考えられる主な事項を記載しております。

当社は、これらのリスク発生の可能性を認識した上で、発生の回避及び発生した場合の適切な対応に努める方針ですが、当社株式に関する投資判断は、以下の事項及び本項以外の記載事項を慎重に検討した上で行っていただく必要があると考えております。

また、文中の将来に関する事項は、当事業年度末現在において当社が判断したものであり、実際の結果とは異なる可能性があります。

 

(1) 市場環境について

当社は今後も、管理会社サポート事業及びインテリア・トータルサポート事業の受注営業及び新サービス開発に取り組んでまいりますが、労働人口の減少により十分な人財の確保ができない場合や、各顧客が当社のような外部に業務委託するのではなく、自社での内製化方針等の動向によっては、当社の予想に反して受注営業及び新サービス開発が十分に拡大せず、当社の業績に影響を及ぼす可能性があります。また、当社の予想通り受注営業及び新サービスの開発が拡大した場合でも、競争激化に伴う受注価格の低下等の内容によっては、当社の業績に影響を及ぼす可能性があります。また、感染症の発生や蔓延による市場環境の悪化は、当社の業績に影響を及ぼす可能性があります。

 

(2) 許認可登録について

当社の管理会社サポート事業及びインテリア・トータルサポート事業において、当社の顧客から業務を受注し、当社のパートナーに運送業務の発注を行うにあたり、「貨物利用運送事業法」により国土交通大臣の貨物利用運送事業許可証が必要となっております。また、インテリア・トータルサポート事業において、マンション等のリノベーション工事等を一部受けていることから、「建設業法」に基づく一般建設業の許可を受けて業務を行っております。これら規制の改廃、新たな法的規制が今後生じた場合、当社の業績に影響を及ぼす可能性があります。また、当社の事業活動の継続には下記許認可が前提となります。現在、当該許認可が取消される事由は発生しておりませんが、将来何らかの理由により、当該許認可が取消され又は更新が認められない場合には当社の事業活動に重大な影響を及ぼす可能性があります。

 

許認可登録名

番号

有効期限

取消条項

第一種貨物利用運送事業の登録

関自貨第94号

無期限

貨物利用運送事業法第16条

建設業の許可

埼玉県知事

(般-27)第69178号

自2020年12月11日

至2025年12月10日

建設業法第29条

倉庫業の登録

関交環物第410号

無期限

倉庫業法第21条

第二種貨物利用運送事業の許可

国官参物第255号

無期限

貨物利用運送事業法第33条

古物商の許可

東京都公安委員会

第301041605445号

無期限

古物営業法第6条

 

 

(3) 知的財産について

当社は、管理会社サポート事業及びインテリア・トータルサポート事業に関連した知的財産を保有しております。また、他社の知的財産権を侵害しないために、新サービスを企画する際に弁理士を通じ調査を実施しております。しかしながら、万一、第三者から知的財産権への抵触を理由に差止訴訟、損害賠償請求等を提起された場合には、当社の業績に影響を及ぼす可能性があります。

 

(4) 小規模組織であることについて

当社の組織体制は小規模であり、内部管理体制もそれに準じたものとなっています。今後の事業の成長とともに人員増強及び人財育成を図り、内部管理体制の一層の強化に努める方針であります。しかしながら、内部管理体制強化のための施策が十分に執行できず、内部統制管理に重大な不備が発生した場合や財務報告に係る内部統制システムが有効に機能しなかった場合には、当社の事業、業績及び財務報告の信頼性に影響を及ぼす可能性があります。

 

(5) 人財確保、育成について

当社では、人財を重要な経営資源として捉えており、事業の継続発展に向け人財確保及び社員の共育が不可欠と考えております。そのため、当社は事業計画に合わせて優秀な人財の採用及び社員の共育を行っていく方針ですが、当社の求める人財を計画に合せて確保できない場合、当社の業績に影響を及ぼす可能性があります。

 

(6) パートナーについて

当社では、管理会社サポート事業及びインテリア・トータルサポート事業の両事業において、受注した業務を、業務委託契約を締結しているパートナーに依頼しております。従いまして、パートナーの確保・育成が、ビジネス展開の重要な要素となっております。今後、パートナーの確保・育成が計画通りに進まない場合は、当社の業績に影響を及ぼす可能性があります。

 

(7) パパネットについて

当社では、家具・インテリア商材・オフィス什器等の大型品を二人体制で配送し、開梱・組み立て・設置までを行う全国配送ネットワークである「パパネット」を展開しております。展開各地域のパパネット加盟の物流会社に商品の梱包、発送等に関する業務、顧客への商品受け渡し、商品代金回収業務等の物流業務を委託しています。当社ではパパネット加盟企業と緊密に連携し、サービス水準の把握と向上を図っており、また、パパネットとの契約に基づき、直接的な損害はパパネット加盟企業に賠償請求できます。しかし、サービス水準の低下等が発生し、当社に対する顧客の信用低下が発生した場合等においては、当社への損害賠償請求や当社の信用低下等によって、当社の業績に影響を及ぼす可能性があります。

 

(8) 株式会社三協運輸サービスとの関係について

当社は、株式会社三協運輸サービス(以下、「同社」という。)の100%子会社として設立しましたが、第三者割当増資及び株式の移動を経て現在の株主構成となっております。

当社と同社との間では、全国ツーマン配送ネットワークサービスにおけるパパネットの業務委託先としての取引もあります。関東圏については同社に業務を委託している関係上、2023年2月期における業務委託費に占める同社の割合は28.8%と相対的に高いものとなっております。なお、同社との取引に係る支払条件につきましては、第三者と比較して同等の条件であります。

当社は同社との間で良好な関係を維持しており、安定的に委託が行えるような体制となっておりますが、何らかの理由により、同社における経営戦略の変更、収益の悪化等が発生した場合には、当社の業績に影響を及ぼす可能性があります。

 

(9) 自然災害等について

大規模な地震や台風等の自然災害が発生した場合、被災した当社含め、パートナーの被災状況、被災した顧客の支援活動等により多額の費用が発生する可能性があります。また、道路等の社会インフラの大規模損壊により、各サービスに影響が生じ、当社の業績に影響を及ぼす可能性があります。

 

(10) 個人情報管理について

当社のインテリア・トータルサポート事業において、ハウスメーカーから受注した家具の一括配送の受発注データには個人情報が含まれていることから、当社は「個人情報の保護に関する法律」の適用を受けております。これらの個人情報について適切な情報管理体制を構築するために、当社において情報セキュリティマネジメントシステム(ISMS)認証を取得しておりますが、何らかの理由でこれらの個人情報が外部に流出したり、悪用されるといった事態が発生した場合には、当社の評価やイメージに影響を及ぼし、その結果として当社の業績に影響を及ぼす可能性があります。

 

(11) システムに関するリスクについて

当社では各サービスにおいて情報管理をシステム化しております。ウイルス対策やバックアップ機能等対策を講じておりますが、万一、自然災害の他コンピューターウイルスやハッキング等によりシステムの長時間停止を余儀なくされた場合、当社の業績に影響を及ぼす可能性があります。

 

(12) 担当J-Adviser との契約について

TOKYO PRO Market市場においては、当社(以下、「甲」という)が上場適格性を維持しているかどうかの確認を担当J-AdviserがJ-Adviser業務として実施します。当社は、担当J-Adviserであるフィリップ証券株式会社(以下、「乙」という。)との間でJ-Adviser契約(以下、「本契約」という。)を締結していますが、本契約がその定めにより解除又は解約され、別のJ-Adviserとの間で新たにJ-Adviser契約を締結できなかった場合には、当社は上場廃止となります。

まず、甲及び乙は、相手方に対して1ヶ月以上前に書面でその旨を通知することにより、本契約を解約することができます。また、甲又は乙が、本契約に基づく義務の履行を怠り、又は、その他本契約違反を犯した場合、その相手方は、相当の期間(特段の事情のない限り1ヶ月とする。)を定めてその違反の是正又は義務の履行を書面で催告し、その催告期間内にその違反の是正又は義務の履行がなされなかったときは本契約を解除することができます。さらに、甲が以下の無催告解除事由のいずれかに該当する場合は、乙は、本契約を、甲に対する何らの通知又は催告を要せず、即時に本契約の全部又は一部を解除することができます。

本契約を解除又は解約する場合、特段の事情の無い限り、同社は予め本契約を解除又は解約する旨を東京証券取引所に通知することになっております。このほか、株主総会の特別決議を経て、甲が東証へ「上場廃止申請書」を提出した場合にも上場廃止となります。

なお、本書提出日現在において、本契約の解除につながる可能性のある要因は発生しておりません。

 

<J-Adviser 契約に関する即日無催告解除事由>

① 債務超過

甲がその事業年度の末日に債務超過の状態である場合において、1年以内に債務超過の状態から脱却しえなかったとき、すなわち債務超過の状態となった事業年度の末日の翌日から起算して1年を経過する日(当該1年を経過する日が甲の事業年度の末日に当たらないときは、当該1年を経過する日の後最初に到来する事業年度の末日)までの期間(以下この項において「猶予期間」という。)において債務超過の状態から脱却しえなかった場合。但し、甲が法律の規定に基づく再生手続若しくは更生手続又は私的整理に関するガイドライン研究会による「私的整理に関するガイドライン」に基づく整理を行うことにより、当該1年を経過した日から起算して1年以内に債務超過の状態から脱却することを計画している場合(乙が適当と認める場合に限る。)には、2年以内(審査対象事業年度の末日の翌日から起算して2年を経過する日(猶予期間の最終日の翌日から起算して1年を経過する日が甲の事業年度の末日に当たらないときは、当該1年を経過する日後最初に到来する事業年度の末日)までの期間内)に債務超過の状態から脱却しえなかったとき。

なお、乙が適当と認める場合に適合するかどうかの審査は、猶予期間の最終日の属する連結会計年度(甲が連結財務諸表を作成すべき会社でない場合には事業年度)に係る決算の内容を開示するまでの間において、再建計画(本号但し書に定める1年以内に債務超過の状態でなくなるための計画を含む。)を公表している甲を対象とし、甲が提出する当該再建計画並びに次のa及びbに定める書類に基づき行う。

a 次の(a)又は(b)の場合の区分に従い、当該(a)又は(b)に規定する書面

(a) 法律の規定に基づく再生手続又は更生手続を行う場合

当該再建計画が、再生計画又は更生計画として裁判所の認可を得ているものであることを証する書面

(b) 私的整理に関するガイドライン研究会による「私的整理に関するガイドライン」に基づく整理を行う場合

当該再建計画が、当該ガイドラインにしたがって成立したものであることについて債権者が記載した書面

b 本号但し書に定める1年以内に債務超過の状態でなくなるための計画の前提となった重要な事項等が公認会計士等により検討されたものであることについて当該公認会計士等が記載した書面

 

② 銀行取引の停止

甲が発行した手形等が不渡りとなり銀行取引が停止された場合又は停止されることが確実となった旨の報告を書面で受けた場合。

 

③ 破産手続、再生手続又は更生手続

甲が法律の規定に基づく会社の破産手続、再生手続若しくは更生手続を必要とするに至った場合(甲が、法律に規定する破産手続、再生手続又は更生手続の原因があることにより、破産手続、再生手続又は更生手続を必要と判断した場合)又はこれに準ずる状態になった場合。なお、これに準ずる状態になった場合とは、次のaからcまでに掲げる場合その他甲が法律の規定に基づく会社の破産手続、再生手続又は更生手続を必要とするに至った場合に準ずる状態になったと乙が認めた場合をいうものとし、当該aからcまでに掲げる場合には当該aからcまでに定める日に本号前段に該当するものとして取り扱う。

a 甲が債務超過又は支払不能に陥り又は陥るおそれがあるときなどで再建を目的としない

法律に基づかない整理を行う場合甲から当該整理を行うことについての書面による報告を受けた日

b 甲が、債務超過又は支払不能に陥り又は陥るおそれがあることなどにより事業活動の継続について困難である旨又は断念する旨を取締役会等において決議又は決定した場合であって、事業の全部若しくは大部分の譲渡又は解散について株主総会又は普通出資者総会に付議することの取締役会の決議を行った場合、甲から当該事業の譲渡又は解散に関する取締役会の決議についての書面による報告を受けた日(事業の大部分の譲渡の場合には、当該事業の譲渡が事業の大部分の譲渡であると乙が認めた日)

c 甲が、財政状態の改善のために、債権者による債務の免除又は第三者による債務の引受若しくは弁済に関する合意を当該債権者又は第三者と行った場合(当該債務の免除の額又は債務の引受若しくは弁済の額が直前事業年度の末日における債務の総額の100分の10に相当する額以上である場合に限る。)甲から当該合意を行ったことについての書面による報告を受けた日。

 

④ 前号に該当することとなった場合においても、以下に定める再建計画の開示を行った場合には、原則として本契約の解除は行わないものとする。

再建計画とは次のaないしcの全てに該当するものをいう。

a 次の(a)又は(b)に定める場合に従い、当該(a)又は(b)に定める事項に該当すること。

(a) 甲が法律の規定に基づく再生手続又は更生手続を必要とするに至った場合

当該再建計画が、再生計画又は更生計画として裁判所の認可を得られる見込みがあるものであること。

(b) 甲が前号cに規定する合意を行った場合当該再建計画が、前号cに規定する債権者又は第三者の合意を得ているものであること。

b 当該再建計画に次の(a)及び(b)に掲げる事項が記載されていること。

(a) 当該上場有価証券の全部を消却するものでないこと。

(b) 前aの(a)に規定する見込みがある旨及びその理由又は同(b)に規定する合意がなされていること及びそれを証する内容

c 当該再建計画に上場廃止の原因となる事項が記載されているなど公益又は投資者保護の観点から適当でないと認められるものでないこと。

 

⑤ 事業活動の停止

甲が事業活動を停止した場合(甲及びその連結子会社の事業活動が停止されたと乙が認めた場合をいう)又はこれに準ずる状態になった場合。

なお、これに準ずる状態になった場合とは、次のaからcまでに掲げる場合その他甲が事業活動を停止した場合に準ずる状態になった場合と乙が認めた場合をいうものとし、当該aからcまでに掲げる場合には当該aからcまでに掲げる日に同号に該当するものとして取り扱う。

a 甲が、合併により解散する場合のうち、合併に際して甲の株主に対してその株券等に代わる財産の全部又は一部として次の(a)又は(b)に該当する株券等を交付する場合は、原則として、合併がその効力を生ずる日の3日前(休業日を除外する。)の日

(a) TOKYO PRO Market の上場株券等

(b) 上場株券等が、その発行者である甲の合併による解散により上場廃止となる場合当該合併に係る新設会社若しくは存続会社又は存続会社の親会社(当該会社が発行者である株券等を当該合併に際して交付する場合に限る。)が上場申請を行い、速やかに上場される見込みのある株券等

b 甲が、前aに規定する合併以外の合併により解散する場合は、甲から当該合併に関する株主総会(普通出資者総会を含む。)の決議についての書面による報告を受けた日(当該合併について株主総会の決議による承認を要しない場合には、取締役会の決議(委員会設置会社にあっては、執行役の決定を含む。)についての書面による報告を受けた日)

c 甲が、前a及び前bに規定する事由以外の事由により解散する場合((3) bの規定の適用を受ける場合を除く。)は、甲から当該解散の原因となる事由が発生した旨の書面による報告を受けた日。

 

⑥ 不適当な合併等

甲が非上場会社の吸収合併又はこれに類する行為(ⅰ 非上場会社を完全子会社とする株式交換、ⅱ 会社分割による非上場会社からの事業の承継、ⅲ 非上場会社からの事業の譲受け、ⅳ 会社分割による他の者への事業の承継、ⅴ 他の者への事業の譲渡、ⅵ 非上場会社との業務上の提携、ⅶ 第三者割当による株式若しくは優先出資の割当て、ⅷ その他非上場会社の吸収合併又はこれらⅰからⅶまでと同等の効果をもたらすと認められる行為)を行った場合で、当該上場会社が実質的な存続会社でないと乙が認めた場合。

 

⑦ 支配株主との取引の健全性の毀損

第三者割当により支配株主が異動した場合(当該割当により支配株主が異動した場合及び当該割当により交付された募集株式等の転換又は行使により支配株主が異動する見込みがある場合)において、支配株主との取引に関する健全性が著しく毀損されていると乙が認めるとき。

 

⑧ 有価証券報告書又は四半期報告書ならびに発行者情報等の提出遅延

甲が提出の義務を有する有価証券報告書又は四半期報告書ならびに発行者情報等につき、法令及び上場規程等に定める期間内に提出しなかった場合で、乙がその遅延理由が適切でないと判断した場合。

 

⑨ 虚偽記載又は不適正意見等

次のa又はbに該当する場合。

a 甲が開示書類等に虚偽記載を行い、かつ、その影響が重大であると乙が認める場合。

b 甲の財務諸表等に添付される監査報告書等において、公認会計士等によって、「不適正意見」又は「意見の表明をしない」旨(天災地変等、甲の責めに帰すべからざる事由によるものである場合を除く。)が記載され、かつ、その影響が重大であると乙が認める場合。

 

⑩ 法令違反及び上場規程違反等

甲が重大な法令違反又は上場規程に関する重大な違反を行った場合。

 

⑪ 株式事務代行機関への委託

甲が株式事務を㈱東京証券取引所の承認する株式事務代行機関に委託しないこととなった場合又は委託しないこととなることが確実となった場合。

 

⑫ 株式の譲渡制限

甲が当該銘柄に係る株式の譲渡につき制限を行うこととした場合。

 

⑬ 完全子会社化

甲が株式交換又は株式移転により他の会社の完全子会社となる場合。

 

⑭ 指定振替機関における取扱い

甲が指定振替機関の振替業における取扱いの対象とならないこととなった場合。

 

⑮ 株主の権利の不当な制限

株主の権利内容及びその行使が不当に制限されているとして、甲が次のaからgまでのいずれかに掲げる行為を行っていると乙が認めた場合でかつ株主及び投資者の利益を侵害するおそれが大きいと乙が認める場合、その他株主の権利内容及びその行使が不当に制限されていると乙が認めた場合。

 

a 買収者以外の株主であることを行使又は割当ての条件とする新株予約権を株主割当て等の形で発行する買収防衛策(以下「ライツプラン」という。)のうち、行使価額が株式の時価より著しく低い新株予約権を導入時点の株主等に対し割り当てておくものの導入(実質的に買収防衛策の発動の時点の株主に割り当てるために、導入時点において暫定的に特定の者に割り当てておく場合を除く。)。

b ライツプランのうち、株主総会で取締役の過半数の交代が決議された場合においても、なお廃止又は不発動とすることができないものの導入。

c 拒否権付種類株式のうち、取締役の過半数の選解任その他の重要な事項について種類株主総会の決議を要する旨の定めがなされたものの発行に係る決議又は決定(持株会社である甲の主要な事業を行っている子会社が拒否権付種類株式又は取締役選任権付種類株式を甲以外の者を割当先として発行する場合において、当該種類株式の発行が甲に対する買収の実現を困難にする方策であると乙が認めるときは、甲が重要な事項について種類株主総会の決議を要する旨の定めがなされた拒否権付種類株式を発行するものとして取り扱う。)。

d 上場株券等について、株主総会において議決権を行使することができる事項のうち取締役の過半数の選解任その他の重要な事項について制限のある種類の株式への変更に係る決議又は決定。

e 上場株券等より議決権の多い株式(取締役の選解任その他の重要な事項について株主総会において一個の議決権を行使することができる数の株式に係る剰余金の配当請求権その他の経済的利益を受ける権利の価額等が上場株券等より低い株式をいう。)の発行に係る決議又は決定。

f 議決権の比率が300%を超える第三者割当に係る決議又は決定。ただし、株主及び投資者の利益を侵害するおそれが少ないと乙が認める場合は、この限りでない。

g 株主総会における議決権を失う株主が生じることとなる株式併合その他同等の効果をもたらす行為に係る決議又は決定。

 

⑯ 全部取得

甲が当該銘柄に係る株式の全部を取得する場合。

 

⑰ 反社会的勢力の関与

甲が反社会的勢力の関与を受けている事実が判明した場合において、その実態がTOKYO PRO Market に対する株主及び投資者の信頼を著しく毀損したと乙が認めるとき。

 

⑱ その他

前各号のほか、公益又は投資者保護のため、乙もしくは㈱東京証券取引所が当該銘柄の上場廃止を適当と認めた場合。

 

<J-Adviser 契約解除に係る事前催告に関する事項>

1.いずれかの当事者が、本契約に基づく義務の履行を怠り、又は、その他本契約違反を犯した場合、相手方は、相当の期間(特段の事情のない限り1ヵ月とする。)を定めてその違反の是正又は義務の履行を書面で催告し、その催告期間内にその違反の是正又は義務の履行がなされなかったときは本契約を解除することができる。

2.前項の定めにかかわらず、甲及び乙は、合意により本契約期間中いつでも本契約を解除することができる。また、いずれかの当事者から相手方に対し、1ヵ月前に書面で通知することにより本契約を解除することができる。

3.契約解除する場合、特段の事情のない限り乙は、あらかじめ本契約を解除する旨を㈱東京証券取引所に通知しなければならない。

 

 

3 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況分析】
(1) 経営成績等の状況の概要

当事業年度における当社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下「経営成績等」という。)の概要は次のとおりであります。

 

   経営成績の状況

当事業年度(2022年3月1日~2023年2月28日)におけるわが国経済は、新型コロナウイルス感染症の変異株による感染拡大に見舞われるも、withコロナの新たな段階への移行と共に個人消費も緩やかな持ち直しの動きが見られ、更に、外国人入国制限の緩和や全国旅行支援施策の実施等による人流増加等経済社会活動の正常化が進みました。一方ロシア・ウクライナ情勢の長期化、エネルギー価格や原材料価格の高騰、不安定な外国為替相場状況等もあり依然として先行き不透明な状況で推移いたしました。

このような状況の中、当社は経営理念である「我々は御客様第一であり、企業の繁栄は御客様を増やす以外にないのである。常なるサービスは御客様の為であり、御客様の要望を満足させるべく会社を変化・発展させる事こそ我が社の唯一の道である。」のもと、管理会社サポート事業、インテリア・トータルサポート事業を推進してまいりました。

当事業年度において、管理会社サポート事業については、建物定期巡回サービス、レンタルコンテナ点検サービス、マンスリーマンションサポートサービスそれぞれ売上が増加したことから、売上高は、2,899,281千円(前事業年度比15.5%増)になりました。

また、インテリア・トータルサポート事業については、住宅購入者向けのインテリアフェアは再開しているものの、コロナ禍前の水準までは戻らず、売上高は1,089,001千円(前事業年度比0.6%減)に留まりました。

この結果、当事業年度の売上高は4,007,972千円(前事業年度比10.4%増)となり、営業利益は293,892千円(前事業年度比21.4%増)、経常利益は294,100千円(前事業年度比21.1%増)、当期純利益は202,369千円(前事業年度比28.8%増)となりました。

  当社は御用聴き事業の単一セグメントであるため、セグメント別の記載を省略しております。

 

② 財政状態の状況

(流動資産)

当事業年度末における流動資産の残高は1,596,239千円で、前事業年度末に比べ11,080千円増加しております。現金及び預金の増加61,642千円、商品の増加6,075千円、貯蔵品の増加1,225千円及び売掛金の減少58,668千円が主な変動要因であります。

 

(固定資産)

当事業年度末における固定資産の残高は495,431千円で、前事業年度末に比べ93,229千円増加しております。土地の増加67,096千円、建物の増加21,322千円、建設仮勘定の増加9,000千円、繰延税金資産の増加5,646千円及び特許権の減少10,136千円が主な変動要因であります。

 

(流動負債)

当事業年度末における流動負債の残高は604,997千円で、前事業年度末に比べ53,748千円増加しております。買掛金の増加49,806千円、未払費用の増加15,551千円、預り金の増加2,940千円、未払消費税等の増加2,864千円及び未払法人税等の減少17,951千円が主な変動要因であります。

 

(固定負債)

当事業年度末における固定負債の残高は536,445千円で、前事業年度末に比べ143,182千円減少しております。長期借入金の減少151,512千円、役員退職慰労引当金の増加7,434千円が主な変動要因であります。

 

(純資産)

当事業年度末における純資産の残高は950,227千円で、前事業年度末に比べ193,744千円増加しております。当期純利益による増加202,369千円、配当金の支払による減少8,625千円が変動要因であります。

 

 

③ キャッシュ・フローの状況

当事業年度末における現金及び現金同等物(以下「資金」という)の残高は984,633千円(前事業年度末比61,642千円増加)となりました。各キャッシュ・フローの状況とその主な要因は以下の通りであります。

(営業活動によるキャッシュ・フロー)

営業活動により獲得した資金は350,547千円前事業年度末に比べ219,375千円増加しております。これは主に、税引前当期純利益の計上293,828千円、売上債権の減少額58,668千円、仕入債務の増加額49,806千円、減価償却費40,654千円によるものであり、主な減少要因は法人税等の支払額115,056千円によるものであります。

 

(投資活動によるキャッシュ・フロー)

投資活動により支出した資金は128,005千円前事業年度末に比べ102,955千円増加しております。これは主に、有形固定資産の取得による支出108,715千円、無形固定資産の取得による支出24,349千円によるものであります。

 

(財務活動によるキャッシュ・フロー)

財務活動により支出した資金は160,137千円で、前事業年度末に比べ54,181千円減少しております。これは主に、長期借入金の返済による支出151,512千円であります。

 

 

④ 生産、受注及び販売の状況
a.生産実績

当社は生産の形態をとらないため、該当事項はありません。

b.受注実績

当社の事業については、その形態から受注金額と販売金額がほぼ同等となるため、記載を省略しております。

c.販売実績

当事業年度の販売実績を示すと、次のとおりです。

当社は御用聴き事業の単一セグメントであるため、セグメント別の記載を省略しております。

(単位:千円)

サービスの名称

当事業年度

(自 2022年3月1日

 至 2023年2月28日)

前事業年度比(%)

管理会社サポート事業

2,899,281

+15.5

インテリア・トータルサポート事業

1,089,001

△0.6

その他

19,689

△16.2

合計

4,007,972

+10.4

 

※当事業年度よりサービスごとの販売実績集計方法を変更しております。前事業年度比も当事業年度の集計方法を用いて算出しております。

 

(注) 主な相手先別の販売実績及び当該販売実績の総販売実績に対する割合

相手先

前事業年度

(自 2021年3月1日

 至 2022年2月28日)

当事業年度

(自 2022年3月1日

 至 2023年2月28日)

販売高(千円)

割合(%)

販売高(千円)

割合(%)

エリアリンク株式会社

517,127

14.2

515,903

12.9

株式会社マックスファシリティーズ

474,711

13.1

457,054

11.4

 

 

(2) 経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容

経営者の視点による当社の経営成績等の状況に関する分析・検討内容は次のとおりであります。

なお、文中の将来に関する事項は、当事業年度末現在において判断したものであります。

 

① 重要な会計方針及び見積り

当社の財務諸表は、我が国において一般に公正妥当と認められる企業会計の基準に基づき作成されております。この財務諸表の作成にあたって、経営者による会計方針の選択・適用、資産・負債及び収益・費用の報告金額及び開示に影響を与える見積りを必要としております。経営者は、これらの見積りについて、過去の実績等を勘案し合理的に判断しておりますが、実際の結果は、見積りによる不確実性のため、これらの見積りと異なる場合があります。

 

② 当事業年度の経営成績及び財政状態の状況の分析

当社の当事業年度の経営成績につきましては、「(1) 経営成績等の状況の概要 ① 経営成績の状況及び② 財政状態の状況」に記載のとおりであります。

 

③ 経営成績に重要な影響を与える要因について

経営成績に重要な影響を与える要因につきましては、「2 事業等のリスク」に記載のとおりであります。

 

④ 資本の財源及び資金の流動性

a. キャッシュ・フローの状況

「(1) 経営成績等の状況の概要 ③ キャッシュ・フローの状況」に記載のとおりであります。

 

b. 資金の需要

当社の資金需要の主なものは、営業人員及び管理部門人員の人件費等の販売費及び一般管理費の営業費用によるものであります。

 

c.当社の運転資金につきましては、短期的な預金等の内部資金より充当し、不足が生じた場合は銀行からの短期借入金及び長期借入金での調達を基本としております。

 

⑤ 経営方針・経営戦略・経営上の目標の達成状況を判断するための客観的指標

当社は、「我々は御客様第一であり、企業の繁栄は御客様を増やす以外にないのである。常なるサービスは御客様の為であり、御客様の要望を満足させるべく会社を変化、発展させる事こそ我が社の唯一の道である。」という経営理念のもと、不動産管理会社及びマンスリーマンション運営会社並びにハウスメーカー及び不動産流通会社等の顧客から汲み取った要望を全社で共有し、解決に向け対処することによりサービスを拡充し、企業価値を向上させることで、社会に貢献するとともに、サービスの提供に伴う売上によって利益拡大の実現を推進しております。

 経営目標の達成状況を判断する具体的な指標として、売上高成長率、営業利益率の確保を重視しております。

当該指標の達成状況の内容は以下のとおりとなっております。

 

 

 

第27期事業年度

第28期事業年度

第29期事業年度(目標)

自 2021年3月1日

至 2022年2月28日

自 2022年3月1日

至 2023年2月28日

自 2023年3月1日

至 2024年2月29日

売上高

(百万円)

3,629

4,007

4,373

営業利益

(百万円)

242

293

339

売上高成長率

目標

実績

(%)

 

120.1

102.5

 

110.3

110.4

 

109.1

営業利益率 

目標

実績

(%)

 

6.3

6.7

 

7.0

7.3

 

7.8

 

 

⑥ 経営者の問題意識と今後の方針については、「1 経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」に記載のとおりであります。

 

4 【経営上の重要な契約等】

該当事項はありません。

 

2 【主要な設備の状況】

2023年2月28日現在

事業所名

(所在地)

設備の内容

帳簿価額(千円)

従業員(人)

建物

土地

(面積㎡)

合計

花田倉庫

(埼玉県越谷市)

貸倉庫

20,341

27,149

(232.05)

47,491

本社ビル

(埼玉県越谷市)

本社及び賃貸等不動産

31,791

99,972

(406.44)

131,763

54

ハローストレージ

(神奈川県横浜市南区)

貸倉庫

51,358

40,002

(157.00)

91,361

松伏アパート

(埼玉県北葛飾郡松伏町)

賃貸物件研修センター

14,811

67,096

  (985.21)

81,907

 

(注) 上記の他、主要な賃借設備として以下のものがあります。

事業所名

(所在地)

設備の内容

年間賃借料

(千円)

東京営業所

(東京都江東区)

建物(事務所)

12,120

関西支店

(大阪府豊中市)

建物(事務所)

16,800

福岡営業所

(福岡県福岡市博多区)

建物(事務所)

2,760

備品管理センター

(埼玉県吉川市)

建物(倉庫)

21,000

名古屋営業所

(愛知県あま市)

建物(事務所)

3,600

 

 

① 【株式の総数】

種類

発行可能株式総数(株)

普通株式

690,000

690,000

 

 

② 【発行済株式】

種類

事業年度末現在
 発行数(株)
 (2023年2月28日)

提出日現在
 発行数(株)
 (2023年5月31日)

上場金融商品取引所名又は登録認可金融商品取引業協会名

内容

普通株式

172,500

172,500

東京証券取引所
(TOKYO PRO Market)

単元株式数は100株であります。

172,500

172,500

 

(注) 提出日現在の発行数には、2023年5月1日からこの有価証券報告書提出日までの新株予約権の行使により発行された株式数は、含まれておりません。

 

① 【ストックオプション制度の内容】

決議年月日

2018年3月7日

付与対象者の区分及び人数(名)

当社取締役6名  当社監査役1名 当社従業員52名

新株予約権の数(個) ※

958(注)2

新株予約権の目的となる株式の種類、

内容及び数(株) ※

普通株式  23,950

新株予約権行使時の払込金額(円) ※

2,000

新株予約権の行使期間 ※

2021年6月1日~2028年3月22日(但し、2028年3月22日が銀行営業日でない場合にはその前銀行営業日)までとする。

新株予約権の行使により株式を発行する

場合の株式の発行価格及び資本組入額(円) ※

発行価格  2,000

資本組入額 1,000

新株予約権の行使の条件 ※

(注)4

新株予約権の譲渡に関する事項 ※

譲渡による本新株予約権の取得については、当社取締役会の決議による承認を要するものとする。

組織再編成行為に伴う新株予約権の交付に関する事項 ※

(注)5

 

※ 当事業年度の末日(2023年2月28日)における内容を記載しております。提出日の前月末現在(2023年4月30日)

  において、これらの事項に変更はありません。

(注) 1.新株予約権1個につき25円で有償発行しております。

2.新株予約権1個につき目的となる株式数は、25株であります。

なお、付与株式数は、本新株予約権の割当日後、当社が株式分割(当社普通株式の無償割当てを含む。以下同じ。)または株式併合を行う場合、次の算式により調整されるものとする。ただし、かかる調整は、本新株予約権のうち、当該時点で行使されていない新株予約権の目的である株式の数についてのみ行われ、調整の結果生じる1株未満の端数については、これを切り捨てるものとする。

 

 調整後付与株式数=調整前付与株式数×分割(または併合)の比率

 

また、本新株予約権の割当日後、当社が合併、会社分割または資本金の額の減少を行う場合その他これらの場合に準じ付与株式数の調整を必要とする場合には、合理的な範囲で、付与株式数は適切に調整されるものとする。

3.本新株予約権の割当日後、当社が株式分割または株式併合を行う場合、次の算式により行使価額を調整し、調整による1円未満の端数は切り上げる。

 

調整後行使価額

調整前行使価額

×

分割(または併合)の比率

 

 

また、本新株予約権の割当日後、当社が当社普通株式につき時価を下回る価額で新株の発行または自己株式の処分を行う場合(新株予約権の行使に基づく新株の発行及び自己株式の処分並びに株式交換による自己株式の移転の場合を除く。)、次の算式により行使価額を調整し、調整による1円未満の端数は切り上げる。

 

 

 

調 整 後

行使価額

 

 

 

 

調 整 前

行使価額

 

 

×

 

既発行

株式数

 

新規発行

株 式 数

×

1株あたり

払込金額

新規発行前の1株あたりの時価

既発行株式数 + 新規発行株式数

 

 

なお、上記算式において「既発行株式数」とは、当社普通株式にかかる発行済株式総数から当社普通株式にかかる自己株式数を控除した数とし、また、当社普通株式にかかる自己株式の処分を行う場合には、「新規発行株式数」を「処分する自己株式数」に読み替えるものとする。

さらに、上記のほか、本新株予約権の割当日後、当社が他社と合併する場合、会社分割を行う場合、その他これらの場合に準じて行使価額の調整を必要とする場合には、当社は、合理的な範囲で適切に行使価額の調整を行うことができるものとする。

4.① 新株予約権者は、当社が金融商品取引法に基づき提出する2021年2月期から2025年2月期のいずれかの事業年度における、有価証券報告書に記載された損益計算書(連結損益計算書を作成している場合、連結損益計算書)において、経常利益が下記(a)または(b)に掲げる各条件を充たした場合、各新株予約権者に割り当てられた本新株予約権のうち、それぞれ定められた割合(以下、「行使可能割合」という。)を上限として行使することができる。

(a) 経常利益が200百万円を超過した場合行使可能割合:50%

(b) 経常利益が300百万円を超過した場合行使可能割合:100%

なお、国際財務報告基準の適用等により参照すべき項目の概念に重要な変更があった場合には、別途参照すべき指標を当社取締役会にて定めるものとする。また、行使可能割合の計算において、各新株予約権者の行使可能な本新株予約権の数に1個未満の端数が生じる場合は、これを切り捨てた数とする。

② 新株予約権者は、新株予約権の権利行使時においても、当社または当社関係会社の取締役、監査役または従業員であることを要する。ただし、任期満了による退任、定年退職、その他正当な理由があると取締役会が認めた場合は、この限りではない。

③ 新株予約権者の相続人による本新株予約権の行使は認めない。

④ 本新株予約権の行使によって、当社の発行済株式総数が当該時点における発行可能株式総数を超過することとなるときは、当該本新株予約権の行使を行うことはできない。

⑤ 各本新株予約権1個未満の行使を行うことはできない。

5.当社が、合併(当社が合併により消滅する場合に限る。)、吸収分割、新設分割、株式交換または株式移転(以上を総称して以下、「組織再編行為」という。)を行う場合において、組織再編行為の効力発生日に新株予約権者に対し、それぞれの場合につき、会社法第236条第1項第8号イからホまでに掲げる株式会社(以下、「再編対象会社」という。)の新株予約権を以下の条件に基づきそれぞれ交付することとする。ただし、以下の条件に沿って再編対象会社の新株予約権を交付する旨を、吸収合併契約、新設合併契約、吸収分割契約、新設分割計画、株式交換契約または株式移転計画において定めた場合に限るものとする。

(1) 交付する再編対象会社の新株予約権の数

新株予約権者が保有する新株予約権の数と同一の数をそれぞれ交付する。

(2) 新株予約権の目的である再編対象会社の株式の種類

再編対象会社の普通株式とする。

(3) 新株予約権の目的である再編対象会社の株式の数

組織再編行為の条件を勘案のうえ、上記(注)1に準じて決定する。

(4) 新株予約権の行使に際して出資される財産の価額

交付される各新株予約権の行使に際して出資される財産の価額は、組織再編行為の条件等を勘案のうえ、上記(注)2で定められる行使価額を調整して得られる再編後行使価額に、上記(3)に従って決定される当該新株予約権の目的である再編対象会社の株式の数を乗じた額とする。

(5) 新株予約権を行使することができる期間

上記の行使期間の初日と組織再編行為の効力発生日のうち、いずれか遅い日から上記の行使期間の末日までとする。

(6) 新株予約権の行使により株式を発行する場合における増加する資本金及び資本準備金に関する事項

上記の株式の発行価格及び資本組入額に準じて決定する。

(7) 譲渡による新株予約権の取得の制限

譲渡による取得の制限については、再編対象会社の取締役会の決議による承認を要するものとする。

(8) その他新株予約権の行使の条件

上記(注)4に準じて決定する。

(9) 新株予約権の取得事由及び条件

① 当社が消滅会社となる合併契約、当社が分割会社となる会社分割についての分割契約

もしくは分割計画、または当社が完全子会社となる株式交換契約もしくは株式移転計画について株主総会の承認(株主総会の承認を要しない場合には取締役会決議)がなされた場合は、当社は、当社取締役会が別途定める日の到来をもって、本新株予約権の全部を無償で取得することができる。

② 新株予約権者が権利行使をする前に、上記(注)3に定める規定により本新株予約権の行使ができなくなった場合は、当社は新株予約権を無償で取得することができる。

(10) その他の条件については、再編対象会社の条件に準じて決定する。

 

② 【ライツプランの内容】

該当事項はありません。

 

(4) 【発行済株式総数、資本金等の推移】

 

年月日

発行済株式

総数増減数

(株)

発行済株式

総数残高

(株)

資本金

増減額

(千円)

資本金残高

(千円)

資本準備金

増減額

(千円)

資本準備金

残高

(千円)

2017年9月8日

(注)

171,925

172,500

50,000

 

(注) 2017年8月23日開催の取締役会決議により、2017年9月8日付で普通株式1株を300株に分割しております。

これにより発行済株式総数は171,925株増加し、172,500株となっております。

 

(5) 【所有者別状況】

2023年2月28日現在

区分

株式の状況(1単元の株式数100株)

単元未満

株式の状況

(株)

政府及び

地方公共

団体

金融機関

金融商品

取引業者

その他の

法人

外国法人等

個人

その他

個人以外

個人

株主数(人)

2

6

8

所有株式数

(単元)

801

924

1,725

所有株式数

の割合(%)

46.4

53.6

100

 

 

 

(6) 【大株主の状況】

2023年2月28日現在

氏名又は名称

住所

所有株式数

(株)

発行済株式(自己株式を除く)の総数に対する所有株式数の割合(%)

株式会社花明

埼玉県北葛飾郡松伏町大字上赤岩1530番地1

80,000

46.38

中本久富

埼玉県北葛飾郡松伏町

31,900

18.49

伊藤裕昭

埼玉県吉川市

14,500

8.41

二田泰久

埼玉県春日部市

13,300

7.71

宮﨑恵子

埼玉県吉川市

12,100

7.01

早坂貴幸

大阪府豊中市

10,300

5.97

柳澤謙介

埼玉県越谷市

10,300

5.97

松本寝具株式会社

東京都江東区南砂5丁目15-11

100

0.06

172,500

100.00

 

(注) 発行済株式(自己株式を除く)の総数に対する所有株式数の割合は、小数点以下第3位を四捨五入しております。

 

① 【貸借対照表】

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

(単位:千円)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

前事業年度

(2022年2月28日)

当事業年度

(2023年2月28日)

資産の部

 

 

 

流動資産

 

 

 

 

現金及び預金

922,991

984,633

 

 

売掛金

615,074

556,405

 

 

商品

27,811

33,886

 

 

貯蔵品

5,461

6,686

 

 

前払費用

12,197

13,254

 

 

その他

1,651

1,371

 

 

貸倒引当金

30

 

 

流動資産合計

1,585,158

1,596,239

 

固定資産

 

 

 

 

有形固定資産

 

 

 

 

 

建物(純額)

※2 97,603

※2 118,925

 

 

 

車両運搬具(純額)

7,259

4,869

 

 

 

工具、器具及び備品(純額)

2,994

2,727

 

 

 

土地

※2 167,124

※2 234,220

 

 

 

建設仮勘定

9,000

 

 

 

有形固定資産合計

※1 274,982

※1 369,743

 

 

無形固定資産

 

 

 

 

 

特許権

33,787

23,651

 

 

 

電話加入権

451

451

 

 

 

ソフトウエア

36,682

41,321

 

 

 

ソフトウエア仮勘定

4,270

7,820

 

 

 

無形固定資産合計

75,191

73,243

 

 

投資その他の資産

 

 

 

 

 

長期前払費用

383

184

 

 

 

繰延税金資産

25,937

31,583

 

 

 

敷金及び保証金

20,460

20,430

 

 

 

その他

5,246

246

 

 

 

投資その他の資産合計

52,028

52,444

 

 

固定資産合計

402,202

495,431

 

資産合計

1,987,360

2,091,670

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

(単位:千円)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

前事業年度

(2022年2月28日)

当事業年度

(2023年2月28日)

負債の部

 

 

 

流動負債

 

 

 

 

買掛金

26,695

76,501

 

 

1年内返済予定の長期借入金

※2 151,512

※2 151,512

 

 

未払費用

250,574

266,126

 

 

未払法人税等

67,644

49,693

 

 

未払消費税等

18,156

21,021

 

 

前受金

2,235

1,972

 

 

預り金

12,019

14,960

 

 

賞与引当金

10,210

8,570

 

 

役員賞与引当金

12,200

14,640

 

 

流動負債合計

551,248

604,997

 

固定負債

 

 

 

 

長期借入金

※2 634,938

※2 483,426

 

 

役員退職慰労引当金

41,338

48,772

 

 

その他

3,352

4,247

 

 

固定負債合計

679,628

536,445

 

負債合計

1,230,876

1,141,442

純資産の部

 

 

 

株主資本

 

 

 

 

資本金

50,000

50,000

 

 

資本剰余金

 

 

 

 

 

その他資本剰余金

114,450

114,450

 

 

 

資本剰余金合計

114,450

114,450

 

 

利益剰余金

 

 

 

 

 

利益準備金

2,903

3,766

 

 

 

その他利益剰余金

 

 

 

 

 

 

別途積立金

2,000

2,000

 

 

 

 

繰越利益剰余金

587,104

779,986

 

 

 

利益剰余金合計

592,008

785,753

 

 

株主資本合計

756,459

950,203

 

新株予約権

23

23

 

純資産合計

756,483

950,227

負債純資産合計

1,987,360

2,091,670

 

② 【損益計算書】

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

(単位:千円)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

前事業年度

(自 2021年3月1日

 至 2022年2月28日)

当事業年度

(自 2022年3月1日

 至 2023年2月28日)

売上高

※1 3,629,241

※1 4,007,972

売上原価

2,498,558

2,765,874

売上総利益

1,130,682

1,242,098

販売費及び一般管理費

※2 888,551

※2 948,205

営業利益

242,130

293,892

営業外収益

 

 

 

受取利息

1

1

 

受取配当金

502

502

 

受取手数料

2,657

2,316

 

預り保証金精算益

1,753

 

為替差益

362

 

その他

2,720

1,164

 

営業外収益合計

6,243

5,737

営業外費用

 

 

 

支払利息

5,523

4,767

 

為替差損

762

 

営業外費用合計

5,523

5,530

経常利益

242,851

294,100

特別利益

 

 

 

固定資産売却益

※3 14

※3 88

 

特別利益合計

14

88

特別損失

 

 

 

災害による損失

360

 

特別損失合計

360

税引前当期純利益

242,866

293,828

法人税、住民税及び事業税

94,722

97,105

法人税等調整額

8,930

5,646

法人税等合計

85,792

91,458

当期純利益

157,073

202,369