株式会社すららネット

千代田区内神田一丁目14番10号
証券コード:39980
業界:情報・通信業
有価証券報告書の提出日:2023年3月28日

(1) 連結経営指標等

 

回次

第11期

第12期

第13期

第14期

第15期

決算年月

2018年12月

2019年12月

2020年12月

2021年12月

2022年12月

売上高

(千円)

2,147,821

経常利益

(千円)

501,037

親会社株主に帰属する
当期純利益

(千円)

355,399

包括利益

(千円)

354,312

純資産額

(千円)

2,068,794

総資産額

(千円)

2,669,527

1株当たり純資産額

(円)

303.29

1株当たり当期純利益金額

(円)

53.10

潜在株式調整後1株
当たり当期純利益金額

(円)

自己資本比率

(%)

76.0

自己資本利益率

(%)

17.5

株価収益率

(倍)

14.8

営業活動による
キャッシュ・フロー

(千円)

542,501

投資活動による
キャッシュ・フロー

(千円)

503,713

財務活動による
キャッシュ・フロー

(千円)

50,110

現金及び現金同等物の
期末残高

(千円)

1,333,239

従業員数

(人)

90

(外、平均臨時雇用者数)

(―)

(―)

(―)

(―)

(24)

 

(注) 1.第15期より連結財務諸表を作成しているため、それ以前については記載しておりません。

2.第15期の潜在株式調整後1株当たり当期純利益については、潜在株式が存在しないため記載しておりません。

3.従業員数は就業人員であり、臨時雇用者数(パートタイマー、人材会社からの派遣社員を含む。)は、年間の平均人員を( )外数で記載しております。

4.「収益認識に関する会計基準」(企業会計基準第29号 2020年3年31日)等を当連結会計年度の期首から適用しており、当連結会計年度に係る主要な経営指標等については、当該会計基準等を適用した後の指標等となっております。

 

 

(2) 提出会社の経営指標等

 

回次

第11期

第12期

第13期

第14期

第15期

決算年月

2018年12月

2019年12月

2020年12月

2021年12月

2022年12月

売上高

(千円)

935,746

1,141,158

1,649,465

1,952,688

2,066,668

経常利益

(千円)

223,999

65,763

548,871

552,545

524,231

当期純利益

(千円)

137,730

43,972

379,996

399,782

377,811

持分法を適用した場合の投資利益

(千円)

資本金

(千円)

276,998

276,998

283,777

298,370

298,370

発行済株式総数

 普通株式

(株)

1,266,700

1,266,700

6,480,035

6,694,764

6,694,764

純資産額

(千円)

847,207

891,087

1,284,044

1,713,013

2,090,824

総資産額

(千円)

1,027,638

1,033,555

1,780,673

2,128,148

2,671,197

1株当たり純資産額

(円)

133.77

140.70

198.18

255.94

312.39

1株当たり配当額

(うち1株当たり中間
配当額)

(円)

(―)

(―)

(―)

(―)

(―)

1株当たり当期純利益金額

(円)

21.92

6.94

59.67

60.09

56.44

潜在株式調整後1株
当たり当期純利益金額

(円)

20.66

6.60

56.87

59.75

自己資本比率

(%)

82.4

86.2

72.1

80.5

78.3

自己資本利益率

(%)

17.8

5.1

34.9

26.7

19.9

株価収益率

(倍)

58.49

135.24

90.83

27.83

13.90

配当性向

(%)

営業活動による
キャッシュ・フロー

(千円)

291,848

50,700

600,354

502,678

投資活動による
キャッシュ・フロー

(千円)

123,770

130,832

187,296

222,875

財務活動による
キャッシュ・フロー

(千円)

8,000

93

7,243

11,760

現金及び現金同等物の
期末残高

(千円)

613,181

533,228

953,129

1,244,512

従業員数

(外、平均臨時雇用者数)

(人)

32

42

49

68

81

(8)

(13)

(13)

(13)

(21)

株主総利回り

(%)

180.8

132.4

764.5

234.3

110.7

(比較指標:TOPIX)

(%)

(84.0)

(99.2)

(106.6)

(120.2)

(117.2)

最高株価

(円)

11,790

8,660

9,100

(17,170)

5,940

1,698

最低株価

(円)

2,960

2,565

3,125

(3,805)

1,561

726

 

(注) 1.持分法を適用した場合の投資利益については、関連会社が存在しないため記載しておりません。

2.第15期の潜在株式調整後1株当たり当期純利益については、潜在株式が存在しないため記載しておりません。

3.1株当たり配当額及び配当性向については、配当を行っていないため、記載しておりません。

4.従業員数は就業人員であり、臨時雇用者数(パートタイマー、人材会社からの派遣社員を含む。)は、年間の平均人員を( )外数で記載しております。

5.当社は、2020年7月1日付で普通株式1株につき5株の株式分割を行っております。当該株式分割が第11期の期首に行われたと仮定して、1株当たり純資産額、1株当たり当期純利益及び潜在株式調整後1株当たり当期純利益を算定しております。

6.最高株価及び最低株価は、2022年4月4日より東京証券取引所グロースにおけるものであり、それ以前は東京証券取引所マザーズにおけるものであります。なお、2020年12月期の株価については株式分割後の最高株価及び最低株価を記載しており、株式分割前の最高株価及び最低株価を括弧内に記載しております。

7.「収益認識に関する会計基準」(企業会計基準第29号 2020年3月31日)等を当事業年度の期首から適用しており、当事業年度に係る主要な経営指標等については、当該基準等を適用した後の指標となっております。

8.第15期より連結財務諸表を作成しているため、第15期の持分法を適用した場合の投資利益、営業活動によるキャッシュ・フロー、投資活動によるキャッシュ・フロー、財務活動によるキャッシュ・フロー及び現金及び現金同等物の期末残高は記載しておりません。

 

 

2 【沿革】

 

年月

概要

2005年12月

株式会社C&I Holdings(旧株式会社ベンチャー・リンク)のグループ会社である株式会社キャッチオンにて、「すらら」企画・開発に着手

2007年10月

学習塾・学校市場向けに「すらら」中学生版を販売開始

2007年12月

東京都世田谷区駒沢大学駅前に直営校(「自立学習スクール キャッチ・オン」)を開校

2008年5月

株式会社キャッチオン、株式会社C&I Holdings(旧株式会社ベンチャー・リンク)と合併

株式会社C&I Holdings(旧株式会社ベンチャー・リンク)にて「すらら」を承継

2008年8月

eラーニング(インターネット等を利用して行う学習)による教育サービスの提供、運用支援、マーケティングプロモーション及びホームページの運営等を主な事業目的として、東京都台東区寿において株式会社すららネットを設立(資本金3,000千円)

2008年10月

「すらら」高校生版をリリース

2010年1月

「すらら」学習者数が1万人を突破

2010年11月

株式会社C&I Holdings(旧株式会社ベンチャー・リンク)から、全国の学習塾と学校向けeラーニング事業「すらら」を吸収分割契約で承継

株式会社C&I Holdings(旧株式会社ベンチャー・リンク)の子会社である株式会社FCエデュケーションから湯野川孝彦(現代表取締役)が株式会社すららネットの全株式を譲受け、MBOを実施

本社を東京都千代田区内神田二丁目4番4号に移転

2011年1月

努力指標の学習大会「すららカップ」を初開催

2011年4月

東日本大震災被災地・周辺地域に「すらら」を無償提供

テストシステム「E-te」を提供開始

2011年11月

「すらら」を利用している先生方との共同開発プロジェクト「SuRaLabo」開始

2011年12月

独立開業者向けに「すらら」を販売開始

2012年2月

家庭学習者向けに「すらら」を販売開始

2012年5月

NPO法人アスイクと提携し、東日本大震災被災地の学習支援センターに「すらら」を提供

2012年11月

「第9回 日本e-Learning大賞 文部科学大臣賞」を受賞

2013年2月

TOEIC対策用のサービス「everyday TOEIC®TEST」 400点コースをリリース

2013年6月

「アダプティブラーニング」機能で特許取得

2013年10月

行動経済学者の田中知美氏ならびに東京大学と共同で、「すらら」を用いたビッグデータ分析研究プロジェクトを開始

NPO法人アスイク、みやぎ生活協同組合とともに「eラーニングによる『まなび場』の展開事業」により「第10回日本パートナーシップ大賞優秀賞」を受賞

2014年2月

本社を東京都千代田区内神田一丁目7番8号に移転

2014年9月

国際協力機構(JICA)から採択を受け、スリランカにおいて教育格差是正プロジェクトを開始

2014年10月

TOEIC対策用のサービス「everyday TOEIC®TEST」 600点コースをリリース

2014年11月

東京都墨田区菊川に直営校(「次世代型個別学習塾 NEXT Learners」)を開校

2015年3月

「すらら」小学校高学年版リリース

2015年4月

「すらら」がスマートデバイスへ対応

国際協力機構(JICA)から採択を受け、インドネシアにおいて産学連携による子どもたちの学力達成度強化事業を開始

2015年5月

ICTを活用した社会人基礎力を養うアクティブ・ラーニング「すららソーシャルラーニング」初開催

2016年2月

経済産業省等が主催する第2回日本ベンチャー大賞において「社会課題解決賞(審査委員会特別賞)」を受賞

2016年4月

人工知能を用いて生徒と対話する機能「AIサポーター(人工知能を用いて生徒と対話する機能、株式会社NTTドコモと共同開発)」を「すらら」に搭載し、慶應義塾大学と共同で生徒のモチベーションへの影響を研究するプロジェクトを開始

全国初の「すらら」入試を島根県開星高校で実施

2016年9月

算数・数学の描画過程まで自動で評価・フィードバックする作図機能「スマート・プロッター」を搭載

 

 

 

2017年3月

経済産業省「はばたく中小企業300社」に選出

「すらら」小学校低学年版をリリース、学習障がいにも対応

2017年5月

SDGsビジネスアワード2017で「スケールアウト賞」を受賞

2017年7月

放課後等デイサービス向けに「すらら」販売開始

2017年8月

ZEホールディングス(現Z会ホールディングス)と業務提携

2017年11月

世界発信コンペティション2017で「サービス部門優秀賞」「女性活躍推進知事特別賞」をW受賞

2017年12月

東京証券取引所 マザーズに株式上場

「すらら」学習者数が5万人を突破

2018年6月

政府の特待生「J-Startup企業」として認定

2018年9月

海外小学生向け算数eラーニングシステム「Surala Ninja!」が「EDU-Portニッポン」の公認プロジェクトとして採択

2019年1月

国際協力機構(JICA) エジプトにおけるeラーニングを活用した子供たちの数学の学力達成度強化のための案件化調査事業に採択

2019年2月

本社を東京都千代田区内神田一丁目13番1号に移転

保護者向け新サービス「勉強ペアレント・トレーニング」(オンライン)、心理・教育アセスメント「KABC-Ⅱ」分析結果から学習支援法を提供するサービスをリリース

2019年7月

スマホ対応コンテンツ「すらら英単語」をリリース

長野県坂城高等学校とともに経済産業省「未来の教室」実証事業に採択

2019年8月

導入校数が1,000校を突破

2019年9月

漢検・高校入試対策ができる漢字コンテンツをリリース

2019年12月

Google for Educationと連携

2020年2月

公立小中学校を主な対象とし「すららドリル」提供開始

2020年3月

「すらら」小中学校範囲の理科社会をリリース

新型コロナウイルスの影響を受け、学校・学習塾に対し、無償でIDを提供

2020年6月

「すらら」「すららドリル」の学習者数合計が10万人を突破

2020年7月

経済産業省・JETRO「未来の教室」海外展開支援等事業に採択(インドネシア・フィリピン)

経済産業省「IT導入補助金2020」の導入支援事業者として認定

2020年8月

「すらら」生徒画面全面リニューアル、「AI学習リコメンデーション機能」を搭載

経済産業省EdTech補助金の交付が決定、新たに672校、約25万人の生徒が学習を開始

2020年9月

導入校数が2,000校を突破

2020年11月

双日株式会社「分散型スマートインフラ導入に向けた調査事業」においてデジタル教育のパイロット活動をミャンマーで実施

2021年1月

スタディプラス株式会社と提携「すらら」「ピタドリ」の学習記録を「Studyplus for School」に集約

2021年2月

「すらら」に英語4技能に対応する「スピーキングAI」を搭載

2021年7月

宇宙を題材とした探究学習教材をNECスペーステクノロジー株式会社と共同開発契約を締結

2021年10月

「すらら」「すららドリル」の利用者が40万人、導入校舎数が2,500校を突破

2022年1月

ファンタムスティック株式会社を子会社化

2022年3月

「すらら」「すららドリル」の高校生版に古文・漢文・理科・社会をリリース

アジア開発銀行(ADBI)パイロット事業に参画、インドネシアの公立中学校へ「Surala Ninja!」を提供

2022年4月

東京証券取引所グロース市場へ移行

2022年5月

算数・数学のドリル学習において「途中式判定機能」を搭載

2022年6月

本社を東京都千代田区内神田一丁目14番10号に移転

 

 

 

3 【事業の内容】

当社グループは、環境に左右されず、どのような子どもたちにも最適な「教育の機会」を提供することを目指し、教育サービスの提供とコンテンツ開発、その運用コンサルティングサービスの提供を行う事業を展開しております。

eラーニング事業では、主に小学生・中学生・高校生を対象に、オンライン学習教材「すらら」「すららドリル」等のサービス提供を行っております。また、当社サービスを導入する顧客に対して、当社サービスを活用した教育カリキュラムの提案や独立開業の各種支援、無料勉強会の定期開催等による各種経営支援サービス、他社とのコラボレーションによるコンテンツの提供等を行っております。受託開発事業では、教育にかかるコンテンツ等受託開発及び関連する保守、メンテナンスサービスの提供、アプリ開発事業では、ゲーミフィケーションを活かした学習コンテンツを自社開発し、Apple Store等よりダウンロードをして活用いただく知育アプリの提供を行っております。

当社グループは全セグメントの売上高、営業損益の合計額に占めるeラーニング事業の割合が、いずれも90%を超えるためセグメントの情報を記載せず、主要な事業についてのサービス概要を記載いたします。

eラーニング事業で提供をする教材は、利用学習塾や学校からの現場の声をもとに意見交換を行う「SuRaLabo」プロジェクト、大手企業との共同研究など、コンテンツの改善や利用者の学習効果向上に向けて様々な取り組みを行っています。今後も各教育機関と協働し、学習履歴のビッグデータ分析といった研究成果をサービスにフィードバックすることで、より学習効果の高い教材を目指していきます。

当社の教材は、PCやタブレット端末等のスマートデバイスに対応しております。海外マーケットにつきましては、独立行政法人国際協力機構から採択を受けた各種事業等を契機として、スリランカ、インドネシア、エジプト等でサービスの提供を行っております。当社が提供するサービスの内容は以下の通りです。

 

(1) サービスの概要
① 「すらら」「すららドリル」「ピタドリ」「Surala Ninja!」の提供

AI×アダプティブラーニング教材「すらら」は小学校から高校までの国語、算数/数学、英語、理科、社会5教科の学習を、先生役のアニメーションキャラクターと一緒に、一人一人の理解度に合わせて進めることができるアダプティブな eラーニング教材です。レクチャー機能、ドリル機能、テスト機能により、一人一人の習熟度に応じて理解→定着→活用のサイクルを繰り返し、学習内容の定着をワンストップで実現できます。初めて学習する分野でも一人で学習を進めることができる特長を生かし、小・中・高校、学習塾をはじめ、放課後等デイサービス等においても活用が広がっています。「すららドリル」「ピタドリ」は、アダプティブなドリルと自動作問・採点機能を有するテストからなり、「すらら」の姉妹版として「すららドリル」は主に公立小中学校向け、「ピタドリ」は大手塾向けに提供を開始しています。「Surala Ninja!」は、「すらら」の海外版として小学生向けに開発された、インタラクティブなアニメーションを通じて加減乗除の四則計算を中心に算数を楽しく学べる eラーニング教材で、スリランカやインドネシア、エジプトやフィリピンでの学校等でご利用いただいております。

 

② 「すらら」等を導入する顧客に対する経営支援

学習塾や学校等に対して、「すらら」等を現場で活用した教育カリキュラムの提案や成功事例・各種ノウハウの提供等の経営支援サービスを提供しております。また、当社のサービスを使って学習塾を独立開業される方等に対して、物件探索や資金調達・販売促進活動・その他塾経営に必要な情報や研修等を提供する開業支援サービスを提供しております。

 

③ 他社とのコラボレーションによるコンテンツサービスの提供

当社は「すらら」をはじめとする自社教材に加え、他社コンテンツとの連携により、サービスの品揃えを拡充し、顧客満足とユーザーの拡大を目指しております。当社は、他社との協働により、英語の発話トレーニングのできるAI機能や長文読解コンテンツ等を提供しております。

 

 

④ BtoC受講者に対する包括的なサポート

当社のBtoC顧客の中には、不登校、発達障がい、学習障がいなど、悩みの深い家庭が多数含まれています。当社では、保護者への包括的なサポートを目指し、「すららコーチ」による保護者向けコーチングや、保護者向け勉強ペアレント・トレーニング、心理・教育アセスメントサービスの提供を行っています。また、不登校生がICT教材を活用することにより出席認定を得られる制度を活用するためのセミナーやアドバイス活動など、悩みの深い家庭の課題に寄り添い、包括的なサポートを行っています。

 

(2) サービスの対象顧客と収益構造

当社は、オンライン学習教材の「すらら」等サービスを、主に全国の学習塾、学校等の「すらら」等導入校、個人学習者に対して提供しております。当社の主な収益源は、「すらら」等サービスを導入校や個人学習者に対して提供することによる、サービス利用料収入等であります。

 

〈学習塾・学校向け(BtoBtoC)の事業モデル〉

学習塾や学校等のBtoBtoCの事業モデルにおいては、当社は導入校に対して「すらら」等を利用するための管理者用ID(先生ID)を発行し、導入校は導入校に通う生徒向けに生徒IDを発行しております。導入校に通う生徒は導入校を介して「すらら」を利用することになります。導入校は「すらら」の各種機能を使って、生徒に対する受講フォローを実施しますので人件費・各種管理コストの発生を抑制することが可能となります。「すらら」は当社のサービスを使って独立開業される方や、従来より塾を経営されている個人顧客に加えて、複数の校舎や生徒を有する学習塾や学校等の法人顧客や自治体(公立学校)にも利用されています。法人顧客においては、授業内の活用だけでなく、「すらら」を活用した反転授業(※)等により自宅でも利用されています。また、当社は、当社のサービスを使って学習塾を独立開業される方等に対しては、「すらら」等サービスを提供することに加えて、「物件や資金調達、内装や生徒募集に関するサポート」、「無料勉強会の定期開催による成功事例・塾経営ノウハウの共有」、「販売促進チラシ等の無償提供」等の各種経営支援を実施しております。

当社による「すらら」等サービス提供の対価として、学習塾においては、「すらら」等サービスを契約された1校舎につき課金される月額「サービス利用料」と、導入校がすららシステムに登録した生徒ID1つにつき課金される月額「ID利用料」を主な収益として得ております。また、学校法人においては、契約時に発生する「初期導入料」と、導入校がすららシステムに登録した生徒ID1つにつき課金される月額「ID利用料」を主な収益として得ております。

 

〈個人学習者向け(BtoC)の事業モデル〉

個人学習者向けのBtoCの事業モデルにおいては、当社が個人学習者に対して「すらら」を利用するための生徒IDを発行しております。IDを持つ生徒には、当社と業務協力関係にある「すらら」導入塾の先生(すららコーチ)から、いつまでにどこまで学習するかといった「月1回の目標設定」や、つまずいているところがないか「週1回程度の電話やメールでの進捗確認等の受講フォローが行われます。

当社による「すらら」サービス提供の対価として、個人学習者においては、生徒ID1つにつき課金される月額「ID利用料」を主な収益として得ております。また、導入塾の先生に対しては、受講フォロー業務委託料を支払うことにより、エンドユーザーの数が増える度に導入塾の収益も増えるといった当社とWin-Winの関係となる事業モデルを構築しております。

 

これらのサービス提供の結果、2022年12月末時点でのすらら導入校数は2,490校、すらら利用ID数は360,292IDとなっております。

 

 

〈課金対象導入校数の推移及びID数の推移〉

年月

すらら導入校数(校)

すららID数(ID)

学習塾

学校

海外

合計

学習塾

学校(注2)

海外

BtoC

合計

2010年12月末

97

47

144

1,322

16,465

49

17,836

2011年12月末

181

55

236

2,157

19,334

26

21,517

2012年12月末

318

57

375

3,543

21,346

44

24,933

2013年12月末

428

60

488

4,985

22,672

112

27,769

2014年12月末

511

72

583

6,682

25,739

127

32,548

2015年12月末

520

86

4

610

7,384

25,877

186

33,447

2016年12月末

543

111

21

675

9,610

27,314

812

218

37,954

2017年12月末

561

133

23

717

13,872

34,702

1,810

594

50,978

2018年12月末

757

154

29

940

15,895

41,545

2,248

1,122

60,810

2019年12月末

872

183

42

1,097

18,637

46,580

2,401

2,349

69,967

2020年12月末

1,116

1,096

55

2,267

25,280

343,151

1,936

3,416

373,783

2021年12月末

1,215

1,336

55

2,606

22,494

404,558

2,710

3,677

433,439

2022年12月末

1,204

1,191

95

2,490

19,430

328,882

7,819

4,161

360,292

 

(注) 1.上記のすらら・すららドリル導入校数は、月額「サービス利用料」が発生する校舎数を対象に記載しております。なお、「海外」については、契約上月額「サービス利用料」の課金を行っておりませんが、参考値として契約校舎数を記載しております

2.上記の「学校」のすらら・すららドリルID数については、従来導入校が登録をした生徒利用者数に対し課金されるID課金数と、導入校1校舎につき固定の利用料金を支払う校舎課金利用ID数として内訳を記載しておりましたが、現在学校法人との契約内容はID課金のみであり、また、このID課金数に対する校舎課金数の割合も軽微となっていることから、合算をして記載することと変更しております。なお、過年度についても組替え表示しております。

3.「すらら」は小学校から高校までの国語、算数/数学、英語、理科、社会 5教科の学習を、先生役のアニメーションキャラクターと一緒に、一人一人の理解度に合わせて進めることができるアダプティブな eラーニング教材です。「すららドリル」は、アダプティブなドリルと自動作問・採点機能を有するテストからなり、「すらら」の姉妹版として主に公立小中学校向けに提供を開始しています。

 

〈公立学校の導入校数及びID数〉

年月

公立学校(注1)

EdTech導入補助金(注2)

学校数

ID数

学校数

ID数

2020年12月末

860

289,576

616

217,473

2021年12月末

1,126

339,330

484

161,885

2022年12月末

942

268,038

345

103,152

 

(注) 1.経済産業省EdTech導入補助金により利用している学校数・ID数を含めております。

2.経済産業省EdTech導入補助金により利用している学校数・ID数になります。

 

[事業系統図]

 当社グループの事業の系統図は、以下のとおりであります。

 


 〈用語集〉

※ 反転授業:これまで教室で一律講義していた新たな学習内容を、オンライン学習教材等を用いて自宅で予習することで教室では講義を行わず、その代わりに教室では従来宿題としていた課題について講師が個々の生徒の特性に合わせた指導を行ったり、生徒同士での協働学習を行う形態の授業

 

 

 

4 【関係会社の状況】

名称

住所

資本金
(千円)

主要な事業
の内容

議決権の所有(又は被所有)
割合(%)

関係内容

(連結子会社)

 

 

 

 

 

ファンタムスティック(株)
(注)1、2

神奈川県横浜市

100,000

子ども向け知育アプリ開発、学習コンテンツ開発

52.2

当社のソフトウエアの開発

役員の兼任

 

(注)1. 有価証券届出書又は有価証券報告書を提出している会社はありません。

2. 特定子会社に該当しております。

 

5 【従業員の状況】
(1) 連結会社の状況

セグメント情報を記載していないため、会社別の従業員数を示すと次のとおりであります。

2022年12月31日現在

会社名

従業員数(人)

株式会社すららネット

81

(21)

ファンタムスティック株式会社

(3)

合計

90

(24)

 

(注)  従業員数は就業人員であり、臨時雇用者数(パートタイマー、人材会社からの派遣社員を含む。)は、最近1年間の平均人員を( )外数で記載しております。

 

(2) 提出会社の状況

2022年12月31日現在

従業員数(人)

平均年齢(歳)

平均勤続年数(年)

平均年間給与(千円)

81

(21)

36.9

2.7

5,258

 

 

セグメント情報を記載していないため、部門別の従業員数を示すと次のとおりであります。

部門の名称

従業員数(人)

企画開発グループ

22

(5)

マーケティンググループ

45

(7)

経営管理グループ

10

(3)

人財戦略室

(6)

合計

81

(21)

 

(注) 1.従業員数は就業人員であり、臨時雇用者数(パートタイマー、人材会社からの派遣社員を含む。)は、最近1年間の平均人員を( )外数で記載しております。

2.平均年間給与は、賞与及び基準外賃金を含んでおります。

 

(3) 労働組合の状況

労働組合は結成されておりませんが、労使関係は円満に推移しております。

 

 

2 【事業等のリスク】

当社グループの事業展開上のリスク要因となる可能性があると考えられる主な事項を以下に記載しております。また、必ずしも事業上のリスクに該当しない事項についても、投資者の投資判断上、重要であると考えられる事項については、投資者に対する情報開示の観点から積極的に開示しております。なお、当社グループは、これらのリスク発生の可能性を認識した上で、発生の回避及び万一発生した場合でも業績及び財務状況に与える影響を最小限にすべく対応に努める方針であります。なお、以下の記載のうち将来に関する事項は、別段の記載のない限り、本書提出日現在において当社グループが判断したものであり、不確実性を内在しているため、実際の結果と異なる可能性があります。

 

1.業界環境に関するリスク
① EdTech市場について

近年、IT技術の発展やペーパーレス化の流れ等により、日本におけるEdTechのニーズは高まりを見せております。今後もスマートフォンやタブレット端末の普及により、EdTechに関するユーザーの需要は活発化していくことが予想されます。しかしながら、これらの市場のニーズや成長が大きく鈍化し、もしくは縮小した場合には、当社グループの事業及び業績に影響を与える可能性があります。

 

② インターネット関連事業について

当社グループは、EdTech関連事業を主たる事業対象としているため、当社事業の継続的な拡大発展のためには、更なるインターネット環境の整備、インターネットの利用拡大が必要と考えております。しかしながら、インターネットの利用等に関する新たな規制の導入や技術革新、その他予期せぬ要因によって、今後の利用拡大に大きな変化が生じた場合、当社グループの事業及び業績に影響を与える可能性があります。

 

③ 少子化による影響について

教育業界は、長期にわたる出生率低下に伴う少子化により、学齢人口の減少という問題に直面しております。少子化による影響や、子どもにかかる学習費や学習塾の事業所数が増加傾向であることも相まって、教育業界では同業間での生徒数確保に向けた競争が激化していくことが予想されます。

このような状況の下、当社グループは、子どもたちには、「大人になっても役に立つ真の学力」と「努力をすれば結果が出るという自信」を身につけて頂くこと、当社グループのサービスを使って学習塾を独立開業される方等には、その経営を成功して頂くこと等を目指して事業展開を進める所存でありますが、今後、少子化が急速に進行し、教育市場全体が著しく縮小した場合、当社グループの事業及び業績に影響を与える可能性があります。

 

④ 教育制度の変化について

近年、教育分野においては、グローバル化やICT(Information and Communication Technology:情報通信技術)化の必要性が高まりを見せております。大学入試においても新制度導入が検討される等、今後も環境が変化し、また、子どもや保護者の教育に対するニーズも急速に多様化、個別化していくことが予想されます。

このような状況の下、当社グループは、細分化された顧客ニーズに対応した商品・サービスを提供するよう、新技術の開発やノウハウの取得を推進しております。しかしながら、将来において教育環境及び顧客ニーズが当社グループにおける対応を上回る規模で急激に変化した場合、当社グループの事業及び業績に影響を与える可能性があります。

 

2.事業に関するリスク
① 他社との競合について

当社グループは、「すらら」サービスをはじめとする特色あるサービスの提供や機能の強化、サービスラインナップの充実、学習塾や学校法人に対する経営支援体制の強化等に継続的に取り組み、競争力の向上を図っております。しかしながら、当社グループと同様にEdTechを提供している企業や新規参入企業との競争激化による顧客の流出やコストの増加等により、当社グループの事業及び業績に影響を与える可能性があります。

 

② 他社との業務提携について

当社グループでは、教育コンテンツの提供企業との業務提携等を通じた事業の拡大に取り組んでおります。当社グループと提携先が持つコンテンツや事業運営ノウハウ等を融合することにより、大きなシナジー効果を発揮することを目的としておりますが、当初見込んだ効果が発揮されない場合、またこれらの提携が解消された場合、業績に影響を与える可能性があります。

 

③ 技術革新への対応について

当社グループが事業を展開するEdTech業界においては、新技術の開発及びそれに基づく新サービスの導入が相次いで行われております。これらの変化に対応するため、当社グループは、開発スタッフの採用・育成や最先端の技術、知見、ノウハウの取得に注力しております。しかしながら、かかる知見やノウハウの獲得に困難が生じた場合、また技術革新に対する当社グループの対応が遅れた場合には、当社グループの競争力が低下する可能性があります。また、新技術への対応のために追加的なシステム投資、人件費等の支出が拡大する可能性があります。このような場合には、当社グループの事業及び業績に影響を及ぼす可能性があります。

 

④ 当社の業務委託先のリスクについて

当社グループは、コンテンツ・システムのプログラミング等の一部の業務を外部に業務委託しております。当社グループは、業務委託先が開発遅延等を起こさないようにプロジェクトの進捗管理を慎重に実施しております。しかしながら、業務委託先において開発遅延、経営破綻、法令違反等が生じる等、サービス提供に重要な影響を及ぼす事象が発生した場合には、当社グループの事業及び業績に影響を与える可能性があります。

 

⑤ 事業拡大に伴う継続的な設備投資について

当社グループは、今後の利用者数及びアクセス数の拡大に備え、システムインフラ等への設備投資を行ってまいりましたが、当社グループの計画を上回る急激な利用者数及びアクセス数の増加等があった場合には、設備投資、減価償却費負担の増加が想定され、当社グループの事業及び業績に影響を与える可能性があります。

 

⑥ 校舎数と解約数の推移について

当社グループ eラーニング事業では、サービスを導入する学習塾や学校等の校舎数は、広告宣伝活動や営業活動による新規導入校数の増加等により拡大傾向にありますが、学習塾の独立開業者の減少や学習塾・学校における「すらら」等の導入が進まないこと等により、新規校舎獲得数が計画を下回る場合や、解約数が当社グループの想定よりも増加する場合等には、当社グループの事業及び業績に影響を与える可能性があります。

 

⑦ ID数の推移について

当社グループeラーニング事業では、学習塾や学校等の導入校に対する各種経営支援を通じて生徒数増加のための取組を推進しており、これらの活動等によって当社グループのサービスを利用するID数は増加傾向にありますが、当社グループから導入校に対する経営支援活動を行っても導入校において生徒数が増加せず、想定どおりのID数が得られない場合等には、当社グループの事業及び業績に影響を与える可能性があります。

 

⑧ 法人顧客の解約について

当社グループeラーニング事業では、個人塾のみならず、複数の校舎や多くの生徒を有する学習塾運営会社や学校法人等の法人顧客との契約数の増加に向けた取組を推進しており、これらの学習塾運営会社や学校法人においては、「すらら」を活用した反転授業を教育カリキュラムに組み込むこと等により、「すらら」等の継続的な活用を促しております。

しかしながら、今後において、複数の校舎や多くの生徒を有する法人顧客において、他社サービスへの切り替えやその他の理由により、当社サービスの利用契約の解約が生じた場合、校舎数及びID数が大幅に減少することが想定されるため、当社グループの事業及び業績に影響を与える可能性があります。

 

 

 

 

⑨ 営業部門の人材の確保について

当社グループは、今後の更なる事業拡大を推進する上で営業部門における優秀な人材の確保及びその人材の育成が重要であると認識しており、適切な時期を見定めながら新卒や中途採用活動を実施し、また、採用した人材のモチベーションを向上させる人事諸制度の構築や教育の実施を進めております。しかしながら、現状においては、営業部門が少人数であり、一人当たりの役割が多いため、人材の新規採用が予定通りに進まない場合や既存の人材の社外流出等が発生した場合には、当社グループの事業及び業績に影響を与える可能性があります。

 

⑩ ソフトウエア開発について

当社グループは、競争優位性を高めるために、新サービスの開発や機能追加を行ってまいりましたが、サービス品質の向上や品揃えの充実のため、今後においてもソフトウエア資産の増加が見込まれます。

今後において当社グループの想定を超えるソフトウエアの開発が必要となった場合には、減価償却費の増加が利益を圧迫する可能性があるほか、想定どおりの収益を獲得できず、営業損失を計上することとなった場合等には減損損失が発生する可能性があります。また、当社グループでは一部の開発を外部委託しており、外部委託先からの納品物の品質に問題が生じた場合にはソフトウエアの改修に係る費用や損失が発生する可能性があります。これらの事象が発生した場合、当社グループの事業及び業績に影響を与える可能性があります。

 

⑪ システム障害について

当社グループのサービスは、情報システム及び通信ネットワークを通じて提供しております。当社グループはシステムトラブルの発生可能性を低減させるために、以下のとおり対策を講じております。

 

1) 新規サービスのリリース時において事前検証を徹底する
2) 委託先が運営するデータセンターのサーバーを負荷分散し、障害時に備え日次バックアップを行う
3) サーバの保守・運営・管理業務は外部の専門会社へ委託し、障害の兆候が見受けられる時や障害が発生した時には、委託先から当社グループのシステム運用要員に通知する体制を整える

 

しかしながら、以下のようなシステム障害が発生した場合、当社グループのサービスは停止する可能性があり、業績に影響を与える可能性があります。

 

・電力供給不足、災害や事故等により通信ネットワークやサーバーが利用できなくなった場合

・コンピューターウイルス、不正アクセスによる被害にあった場合

・ソフトウエアや機器に不具合・欠陥が生じた場合等

 

3.法的規制に関するリスク
① 法的規制について

当社グループは、「個人情報の保護に関する法律」、「不正アクセス行為の禁止等に関する法律」、「特定商取引に関する法律」、「特定電子メールの送信の適正化等に関する法律」、「特定電気通信役務提供者の損害賠償責任の制限及び発信者情報の開示に関する法律」、「電気通信事業法」等による法的規制を受けております。

社内の管理体制の構築等によりこれら法令を遵守する体制を整備・強化しておりますが、不測の事態により、万が一当該規制等に抵触しているとして何らかの行政処分等を受けた場合、また、今後これらの法令等が強化され、もしくは新たな法令等が定められ当社グループの事業が制約を受ける場合、当社グループの事業及び業績に影響を与える可能性があります。

 

 

② 個人情報の管理について

当社グループは、当社のサービスを利用する生徒、取引先、従業員、株主等に関わる個人情報を有しております。当社グループは社内規程の整備、従業員への教育指導等、2021年2月にはISMS(JIS Q 27001)を取得し、個人情報の管理には万全を期しております。しかしながら、何らかの事情により個人情報が外部に漏洩した場合は、当社の社会的信用の失墜により、当社グループの事業及び業績に影響を与える可能性があります。

 

③ 知的財産権に関するリスク

当社グループは、運営するコンテンツ及びサービスに関する知的財産権の獲得に努めております。また、第三者の知的財産権を侵害しないよう、調査可能な範囲で対応を行っております。しかしながら、当社グループの事業分野で当社の認識していない知的財産権が既に成立している場合、または、今後当社が属する事業分野において第三者の権利が成立する場合には、第三者より損害賠償及び使用差止め等の訴えを起こされる可能性及び権利に関する使用料等の対価の支払が発生する可能性があり、また当社グループの知的財産が侵害された場合には、当社グループの事業及び業績に重要な影響を与える可能性があります。

 

4.経営管理体制に関するリスク
① 代表取締役 湯野川孝彦への依存について

代表取締役である湯野川孝彦は、当社の創業者であり、創業以来当社の代表取締役を務めております。同氏は、EdTechをはじめとする新規事業の立ち上げや顧客に対する経営支援に関する豊富な経験と知識を有しており、経営方針や事業戦略の決定及びその遂行において極めて重要な役割を果たしております。

当社グループは、取締役会等における役員及び幹部社員の情報共有や経営組織の強化を図り、同氏に過度に依存しない経営体制の整備を進めております。しかしながら、何らかの理由により同氏が当社グループの業務を継続することが困難となった場合、当社グループの事業及び業績に影響を与える可能性があります。

 

② 小規模組織における管理体制について

当社は、本書提出日現在、取締役2名、監査等委員である取締役3名、従業員90名と小規模組織にて運営しており、内部管理体制もこれに応じたものとなっております。今後の事業の拡大及び多様化に対応して、人員の増強と内部管理体制の一層の充実を図っていく方針でありますが、これらの施策が適時適切に進行しなかった場合には、当社グループの事業活動に支障が生じ、当社グループの事業及び業績に影響を与える可能性があります。

 

5.その他のリスク
① 配当政策について

当社グループの利益配分につきましては、業績の推移を見据え、将来の事業の発展と経営基盤の強化のために必要な内部留保を確保しつつ、経営成績や配当性向等を総合的に勘案し、安定的かつ継続的な配当を維持することを基本方針としております。

しかしながら当社グループは、成長過程にあり、今後の事業発展及び経営基盤強化といった、内部留保の充実を図るため、配当を行っておりません。現時点において当社グループは、内部留保の充実を優先しておりますが、将来的には、業績及び財務状態等を勘案しながら株主への利益の配当を目指していく方針であります。しかしながら、配当実施の可能性及びその実施時期等については、現時点において未定であります。

 

② M&A等について

当社は2022年1月にファンタムスティック株式会社を子会社化いたしました。同社についてはいずれ当社グループの業績に大きく貢献すると見込んでおります。しかしながら、経営環境の変化等により、買収後の業績が取得時に見込んだ事業計画と乖離した場合には、のれんや関係会社株式を減損するリスクが生じ、当社グループの事業及び業績に影響を及ぼす可能性があります。

4 【経営上の重要な契約等】
該当事項はありません。

 

2 【主要な設備の状況】
(1) 提出会社

2022年12月31日現在

事業所名
(所在地)

設備の内容

帳簿価額(千円)

従業員数
(人)

建物

建物附属
設備

工具、器具
及び備品

ソフト
ウエア

ソフトウエア仮勘定

合計

本社

(東京都千代田区)

本社業務設備

12,147

16,278

2,149

501,575

207,877

709,452

81(21)

 

(注) 1.現在休止中の主要な設備はありません。

2.セグメント情報について、当社グループは単一セグメントであるため、記載しておりません。

3.上記の他、他の者から賃借している主な設備の内容は、下記のとおりであります。

事業所名(所在地)

設備の内容

事務所面積(㎡)

年間賃借料(千円)

本社

(東京都千代田区)

旧 本社事務所

412.27

10,142

本社

(東京都千代田区)

新 本社事務所

618.42

20,809

 

4.従業員数の()は、臨時従業員数を外書きしております。

 

(2) 国内子会社

2022年12月31日現在

会社名

事業所名
(所在地)

設備の内容

帳簿価額(千円)

従業員数
(人)

建物

建物附属
設備

工具、器具
及び備品

ソフト
ウエア

ソフトウエア仮勘定

合計

ファンタムスティック(株)

事業所

(横浜市

港北区)

業務設備

0

5,249

5,249

9(3)

 

(注) 1.現在休止中の主要な設備はありません。

2.セグメント情報について、当社グループは単一セグメントであるため、記載しておりません。

3.上記の他、他の者から賃借している主な設備の内容は、下記のとおりであります。

事業所名(所在地)

設備の内容

事務所面積(㎡)

年間賃借料(千円)

事業所

(横浜市港北区)

事務所

84,57

2,535

 

4.従業員数の()は、臨時従業員数を外書きしております。

 

(3) 在外子会社

該当事項はありません。

 

① 【株式の総数】

 

種類

発行可能株式総数(株)

普通株式

21,420,000

21,420,000

 

 

① 【ストックオプション制度の内容】

該当事項はありません。

 

② 【ライツプランの内容】

該当事項はありません。

 

(5) 【所有者別状況】

2022年12月31日現在

区分

株式の状況(1単元の株式数100株)

単元未満
株式の状況
(株)

政府及び
地方公共団体

金融機関

金融商品
取引業者

その他の
法人

外国法人等

個人
その他

個人以外

個人

株主数(人)

2

29

60

38

24

8,390

8,543

所有株式数(単元)

4,938

3,427

4,207

3,235

45

50,938

66,790

15,764

所有株式数の割合(%)

7.38

5.12

6.28

4.84

0.07

76.31

100.00

 

(注)自己株式1,936株は、「個人その他」に19単元、「単元未満株式の状況」に36株含まれております。

 

 

(6) 【大株主の状況】

2022年12月31日現在

氏名又は名称

住所

所有株式数
(株)

発行済株式
(自己株式を除く。)の総数に
対する所有株式
数の割合(%)

湯野川 孝彦

京都府長岡京市

1,333,534

19.92

株式会社日本カストディ銀行(信託口)

東京都中央区晴海1丁目8-12

491,700

7.35

柿内 美樹

東京都新宿区

407,118

6.08

株式会社マイナビ

東京都千代田区一ツ橋1丁目1-1 パレスサイドビル9階

215,000

3.21

NOMURA PB NOMINESS LIMITED OMNIBUS-MARGIN(CASHPB)
 (常任代理人 野村證券株式会社) 

1 ANGEL LANE, LONDON, EC4R 3AB, UNITED KINGDOM
 (東京都中央区日本橋1丁目13-1) 

103,100

1.54

竹内 淳子

東京都三鷹市

95,596

1.43

モルガン・スタンレーMUFG証券株式会社

千代田区大手町1丁目9番7号 大手町フィ
ナンシャルシテイサウスタワー

93,200

1.39

鈴木 敏明

岩手県一関市

87,000

1.30

BNYM SA/NV FOR BNYM FOR BNYM GCM CLIENT ACCTS M ILM FE
 (常任代理人 三菱UFJ銀行株式会社)

2 KING EDWARD STREET, LONDON EC1A 1HQ UNITED KINGDOM
 (東京都千代田区丸の内2丁目7-1 決済事業部)

79,885

1.19

株式会社SBI証券

東京都港区六本木1丁目6-1

79,000

1.18

2,985,133

44.60

 

 

① 【連結貸借対照表】

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

(単位:千円)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

当連結会計年度

(2022年12月31日)

資産の部

 

 

流動資産

 

 

 

現金及び預金

1,333,239

 

 

売掛金

366,533

 

 

仕掛品

1,827

 

 

前払費用

39,839

 

 

その他

3,151

 

 

貸倒引当金

6,558

 

 

流動資産合計

1,738,033

 

固定資産

 

 

 

有形固定資産

 

 

 

 

建物

12,453

 

 

 

 

減価償却累計額

305

 

 

 

 

建物(純額)

12,147

 

 

 

建物附属設備

18,181

 

 

 

 

減価償却累計額

1,902

 

 

 

 

建物附属設備(純額)

16,278

 

 

 

工具、器具及び備品

5,683

 

 

 

 

減価償却累計額

3,534

 

 

 

 

工具、器具及び備品(純額)

2,149

 

 

 

有形固定資産合計

30,575

 

 

無形固定資産

 

 

 

 

ソフトウエア

501,575

 

 

 

ソフトウエア仮勘定

196,475

 

 

 

のれん

118,023

 

 

 

無形固定資産合計

816,074

 

 

投資その他の資産

 

 

 

 

長期未収入金

1,840

 

 

 

差入保証金

55,318

 

 

 

繰延税金資産

27,235

 

 

 

その他

2,290

 

 

 

貸倒引当金

1,840

 

 

 

投資その他の資産合計

84,844

 

 

固定資産合計

931,494

 

資産合計

2,669,527

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

(単位:千円)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

当連結会計年度

(2022年12月31日)

負債の部

 

 

流動負債

 

 

 

1年内返済予定の長期借入金

6,000

 

 

未払金

195,799

 

 

未払費用

21,339

 

 

未払法人税等

83,267

 

 

未払消費税等

15,188

 

 

前受金

124,385

 

 

預り金

26,053

 

 

賞与引当金

27,200

 

 

流動負債合計

499,233

 

固定負債

 

 

 

長期借入金

101,500

 

 

固定負債合計

101,500

 

負債合計

600,733

純資産の部

 

 

株主資本

 

 

 

資本金

298,370

 

 

資本剰余金

256,865

 

 

利益剰余金

1,475,697

 

 

自己株式

1,024

 

 

株主資本合計

2,029,908

 

非支配株主持分

38,885

 

純資産合計

2,068,794

負債純資産合計

2,669,527

 

 

【連結損益計算書】

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

(単位:千円)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

当連結会計年度

(自 2022年1月1日

 至 2022年12月31日)

売上高

※1 2,147,821

売上原価

574,665

売上総利益

1,573,156

販売費及び一般管理費

 

 

広告宣伝費

195,965

 

貸倒引当金繰入額

1,466

 

役員報酬

64,429

 

給料及び手当

234,800

 

賞与

50,971

 

賞与引当金繰入額

25,719

 

法定福利費

49,484

 

旅費及び交通費

28,717

 

減価償却費

10,178

 

のれん償却額

20,827

 

その他

415,131

 

販売費及び一般管理費合計

1,097,693

営業利益

475,463

営業外収益

 

 

受取利息

17

 

貸倒引当金戻入額

1,724

 

受取精算金

22,732

 

その他

3,529

 

営業外収益合計

28,003

営業外費用

 

 

支払利息

500

 

為替差損

1,928

 

その他

0

 

営業外費用合計

2,429

経常利益

501,037

特別損失

 

 

固定資産除却損

※2 5,688

 

特別損失合計

5,688

税金等調整前当期純利益

495,349

法人税、住民税及び事業税

149,783

法人税等調整額

8,746

法人税等合計

141,036

当期純利益

354,312

非支配株主に帰属する当期純損失(△)

1,087

親会社株主に帰属する当期純利益

355,399

 

 

① 【貸借対照表】

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

(単位:千円)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

前事業年度

(2021年12月31日)

当事業年度

(2022年12月31日)

資産の部

 

 

 

流動資産

 

 

 

 

現金及び預金

1,244,512

1,253,634

 

 

売掛金

329,161

343,007

 

 

前払費用

38,809

38,225

 

 

その他

4,191

3,151

 

 

貸倒引当金

7,928

6,558

 

 

流動資産合計

1,608,745

1,631,460

 

固定資産

 

 

 

 

有形固定資産

 

 

 

 

 

建物

12,453

 

 

 

 

減価償却累計額

305

 

 

 

 

建物(純額)

12,147

 

 

 

建物附属設備

7,507

18,181

 

 

 

 

減価償却累計額

2,007

1,902

 

 

 

 

建物附属設備(純額)

5,500

16,278

 

 

 

工具、器具及び備品

2,088

3,126

 

 

 

 

減価償却累計額

1,352

977

 

 

 

 

工具、器具及び備品(純額)

735

2,149

 

 

 

有形固定資産合計

6,235

30,575

 

 

無形固定資産

 

 

 

 

 

ソフトウエア

429,721

501,575

 

 

 

ソフトウエア仮勘定

50,905

207,877

 

 

 

無形固定資産合計

480,626

709,452

 

 

投資その他の資産

 

 

 

 

 

関係会社株式

215,219

 

 

 

長期未収入金

1,840

1,840

 

 

 

差入保証金

14,008

54,987

 

 

 

繰延税金資産

18,489

27,235

 

 

 

その他

42

2,265

 

 

 

貸倒引当金

1,840

1,840

 

 

 

投資その他の資産合計

32,540

299,708

 

 

固定資産合計

519,403

1,039,736

 

資産合計

2,128,148

2,671,197

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

(単位:千円)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

前事業年度

(2021年12月31日)

当事業年度

(2022年12月31日)

負債の部

 

 

 

流動負債

 

 

 

 

未払金

152,271

 198,404

 

 

未払費用

15,780

17,356

 

 

未払法人税等

64,656

82,962

 

 

未払消費税等

14,209

7,437

 

 

前受金

131,645

122,372

 

 

預り金

14,356

24,638

 

 

賞与引当金

22,215

27,200

 

 

流動負債合計

415,135

480,372

 

固定負債

 

 

 

 

長期借入金

100,000

 

 

固定負債合計

100,000

 

負債合計

415,135

580,372

純資産の部

 

 

 

株主資本

 

 

 

 

資本金

298,370

298,370

 

 

資本剰余金

 

 

 

 

 

資本準備金

295,370

295,370

 

 

 

資本剰余金合計

295,370

295,370

 

 

利益剰余金

 

 

 

 

 

その他利益剰余金

 

 

 

 

 

 

繰越利益剰余金

1,120,297

1,498,108

 

 

 

利益剰余金合計

1,120,297

1,498,108

 

 

自己株式

1,024

1,024

 

 

株主資本合計

1,713,013

2,090,824

 

純資産合計

1,713,013

2,090,824

負債純資産合計

2,128,148

2,671,197

 

② 【損益計算書】

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

(単位:千円)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

前事業年度

(自 2021年1月1日

 至 2021年12月31日)

当事業年度

(自 2022年1月1日

 至 2022年12月31日)

売上高

1,952,688

2,066,668

売上原価

474,307

523,367

売上総利益

1,478,381

1,543,300

販売費及び一般管理費

 

 

 

広告宣伝費

150,147

192,883

 

貸倒引当金繰入額

237

1,466

 

役員報酬

51,849

53,379

 

給料及び手当

269,391

231,400

 

賞与引当金繰入額

22,215

25,719

 

賞与

54,816

50,971

 

法定福利費

54,135

47,730

 

旅費及び交通費

19,429

28,421

 

減価償却費

6,436

9,945

 

その他

329,148

※1 402,568

 

販売費及び一般管理費合計

957,332

1,044,487

営業利益

521,048

498,813

営業外収益

 

 

 

受取利息

11

16

 

貸倒引当金戻入額

645

1,724

 

受取精算金

31,432

22,732

 

その他

738

3,529

 

営業外収益合計

32,827

28,002

営業外費用

 

 

 

支払利息

473

 

為替差損

1,330

2,110

 

その他

0

0

 

営業外費用合計

1,330

2,584

経常利益

552,545

524,231

特別損失

 

 

 

固定資産除却損

※2 5,688

 

特別損失合計

5,688

税引前当期純利益

552,545

518,543

法人税、住民税及び事業税

149,491

149,478

法人税等調整額

3,271

8,746

法人税等合計

152,763

140,732

当期純利益

399,782

377,811