FIG株式会社
Future Innovation Group, Inc.
大分市東大道二丁目5番60号
証券コード:43920
業界:情報・通信業
有価証券報告書の提出日:2023年3月29日

(1) 連結経営指標等

 

回次

第1期

第2期

第3期

第4期

第5期

決算年月

2018年12月

2019年12月

2020年12月

2021年12月

2022年12月

売上高

(百万円)

8,602

9,504

10,333

12,264

12,914

経常利益又は経常損失(△)

(百万円)

554

73

256

573

964

親会社株主に帰属する
当期純利益

(百万円)

273

52

169

441

685

包括利益

(百万円)

152

115

302

682

666

純資産額

(百万円)

7,761

8,002

8,311

8,878

9,709

総資産額

(百万円)

11,902

13,177

15,294

18,971

21,463

1株当たり純資産額

(円)

274.33

274.46

280.05

298.42

318.35

1株当たり当期純利益

(円)

10.69

1.87

5.84

15.12

23.36

潜在株式調整後
1株当たり当期純利益

(円)

10.59

1.85

5.76

14.90

23.04

自己資本比率

(%)

64.5

59.9

53.4

46.0

44.6

自己資本利益率

(%)

3.6

0.7

2.1

5.2

7.5

株価収益率

(倍)

29.0

164.3

45.9

21.5

16.7

営業活動による
キャッシュ・フロー

(百万円)

58

1,289

412

63

359

投資活動による
キャッシュ・フロー

(百万円)

405

296

1,813

2,523

1,848

財務活動による
キャッシュ・フロー

(百万円)

332

863

1,700

2,513

1,291

現金及び現金同等物
の期末残高

(百万円)

1,530

2,021

2,318

2,376

2,185

従業員数
〔ほか、平均臨時雇用人員〕

(名)

466

583

682

687

710

28

36

39

39

59

 

(注) 1.当社は、共同株式移転の方法により、2018年7月2日付でモバイルクリエイト株式会社及び株式会社石井工作研究所の完全親会社として設立されました。共同株式移転完全親会社である当社は、旧親会社で株式移転完全子会社となったモバイルクリエイト株式会社の連結財務諸表を引き継いで作成しております。

2.「収益認識に関する会計基準」(企業会計基準第29号 2020年3月31日)等を第5期の期首から適用しており、第5期に係る主要な経営指標等については、当該会計基準を適用した後の指標等となっております。

 

 

(2) 提出会社の経営指標等

 

回次

第1期

第2期

第3期

第4期

第5期

決算年月

2018年12月

2019年12月

2020年12月

2021年12月

2022年12月

営業収益

(百万円)

337

552

721

850

1,247

経常利益

(百万円)

253

112

236

170

361

当期純利益

(百万円)

240

78

213

148

355

資本金

(百万円)

2,000

2,000

2,000

2,012

2,030

発行済株式総数

(株)

31,084,515

31,084,515

31,084,515

31,176,015

31,300,315

純資産額

(百万円)

7,671

7,634

7,710

7,732

7,787

総資産額

(百万円)

8,550

8,525

10,669

13,987

15,464

1株当たり純資産額

(円)

244.09

242.18

243.97

243.82

254.75

1株当たり配当額
(1株当たり中間配当額)

(円)

5.00

5.00

5.00

5.00

10.00

(―)

(―)

(―)

(―)

(―)

1株当たり当期純利益

(円)

7.73

2.52

6.86

4.76

11.71

潜在株式調整後
1株当たり当期純利益

(円)

7.67

2.50

6.77

4.69

11.56

自己資本比率

(%)

88.7

88.3

71.1

54.3

49.6

自己資本利益率

(%)

3.2

1.0

2.8

2.0

4.7

株価収益率

(倍)

40.1

121.6

39.1

68.3

33.4

配当性向

(%)

64.7

198.4

72.9

105.1

85.4

従業員数
〔ほか、平均臨時雇用人員〕

(名)

10

31

33

68

80

―〕

―〕

―〕

―〕

―〕

株主総利回り

(比較指標:配当込み

 TOPIX)

(%)

(%)

100.6

90.6

109.7

134.2

(―)

(118.1)

(107.4)

(143.0)

(139.5)

最高株価

(円)

495

380

323

393

460

最低株価

(円)

276

288

163

252

261

 

(注) 1.当社株式は、2018年7月2日付で東京証券取引所市場第一部に上場したため、第1期の株主総利回り及び比較指標は記載しておりません。

2.最高・最低株価は、2022年4月3日以前は東京証券取引所市場第一部におけるものであり、2022年4月4日以降は東京証券取引所プライム市場におけるものであります。

3.第3期において、「営業外収益」の「受取手数料」に含めておりました「関係会社受取手数料」については、第4期より「営業収益」として表示することとしました。この表示方法の変更を反映するため、「提出会社の経営指標等」の第3期の金額についても組替を行っております。

4.「収益認識に関する会計基準」(企業会計基準第29号 2020年3月31日)等を第5期の期首から適用しており、第5期に係る主要な経営指標等については、当該会計基準等を適用した後の指標等となっております。

5.2022年12月期の1株当たり配当額10.00円には、グループ創立20周年・新規上場10周年の記念配当5.00円を含んでおります。

 

 

2 【沿革】

 

年月

概要

1979年1月

子会社 株式会社石井工作研究所設立

2002年12月

子会社 モバイルクリエイト株式会社設立

2004年12月

株式会社石井工作研究所がジャスダック証券取引所(現東京証券取引所JASDAQ)に上場

2012年12月

モバイルクリエイト株式会社が東京証券取引所マザーズ及び福岡証券取引所Q-Boardに上場

2013年12月

モバイルクリエイト株式会社が東京証券取引所市場第一部及び福岡証券取引所本則市場へ市場変更

2015年1月

モバイルクリエイト株式会社が株式会社石井工作研究所を持分法適用関連会社化

2016年3月

モバイルクリエイト株式会社が株式会社石井工作研究所を連結子会社化

2018年7月

モバイルクリエイト株式会社と株式会社石井工作研究所の共同持株会社として当社を設立

2018年7月

東京証券取引所市場第一部及び福岡証券取引所本則市場へ上場

2019年10月

株式会社ケイティーエスを連結子会社化

2020年3月

モバイルクリエイト株式会社がInfoTrack Telematics Pte. Ltd.を連結子会社化(当社の孫会社)

 

上記子会社化に伴い、同社の子会社であるInfoTrack Telematics Pvt. Ltd.を連結子会社化(当社の曾孫会社)

2020年7月

株式会社プライムキャストを連結子会社化

2021年5月

モバイルクリエイト株式会社が株式会社インフォウェイブを連結子会社化(当社の孫会社)

2022年1月

子会社 株式会社CAOS設立

2022年4月

東京証券取引所の市場区分の見直しにより、市場第一部からプライム市場に移行

 

(注) 株式会社石井工作研究所は、2023年1月1日付でREALIZE株式会社に商号変更しております。

 

3 【事業の内容】

 

当社は、共同株式移転の方法により、2018年7月2日付でモバイルクリエイト株式会社及び株式会社石井工作研究所の完全親会社として設立されました。

当社グループは、当社、子会社14社で構成されております。主な事業内容は、「IoT」、「マシーン」、「スマートシティ」の3つの区分で管理しております。

また、当連結会計年度から、従来、「情報通信事業」としていた報告セグメントの名称を「IoT」に、「装置等関連事業」としていた報告セグメントの名称を「マシーン」に、「新規事業」としていた報告セグメントの名称を「スマートシティ」にそれぞれ変更しております。なお、当該変更は名称変更のみであり、セグメント情報に与える影響はありません。

次の区分は「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項」に掲げるセグメントの区分と同一であります。

なお、当社は特定上場会社等に該当し、インサイダー取引規制の重要事実の軽微基準のうち、上場会社の規模との対比で定められる数値基準については連結ベースの計数に基づいて判断することとなります。

 

(1)IoT

IoTには、モバイルクリエイト株式会社を中心に、その他子会社12社が該当します。モバイルクリエイト株式会社は携帯通信のインフラを活用した移動体通信網及びGPSを活用した移動体管理システムを提供するMVNO事業者であり、主にトラック運送事業者の物流業者、タクシー事業者やバス事業者の道路旅客運送業者等に対して、パケット通信網を利用した音声通話システムや動態・運行管理システム、タクシー配車システム等を提供しております。

移動体管理システムの開発・販売並びにこれらに付随する通信・アプリケーションのサービス及び保守に関する業務等をワンストップで提供しており、販売時における収入であるフロービジネスだけでなく、継続的なサービスの提供による利用料等の収入が得られるストックビジネス(サブスク)を展開しております。

 

(2)マシーン

マシーンには、株式会社石井工作研究所が該当します。株式会社石井工作研究所は、半導体関連製造装置及び金型や自動車搭載品関連製造装置の製造及び販売を行う半導体・自動車関連事業を主事業とし、これらには従来主力の半導体製造後工程における半導体のリードフレームからの切断・成形、半導体へのマーキング及び製品外観検査等の領域を担う装置及び金型をはじめ自動車搭載品関連製造装置や医療関連装置等が含まれております。

また、株式会社石井工作研究所は、グループ内の各種システム機器の製造等も行っております。

 

(3)スマートシティ

スマートシティには、株式会社石井工作研究所が該当します。主にマンション等の不動産賃貸事業であり、前連結会計年度末時点では該当の賃貸用マンションは建設中でしたが、2022年1月に完成し、同年2月より賃貸事業を開始しております。

 

 

当社グループの各社と報告セグメントの関連は、次のとおりであります。

セグメント区分

主な事業の内容

当社グループ

IoT

移動体管理システムの開発・販売・レンタル・リース並びにこれらに付随する通信・アプリケーションのサービス及び保守等

モバイルクリエイト株式会社

ホテル事業者向けのマルチメディアシステムの開発・運用・保守及び半導体の基板事業、製造装置事業

株式会社ケイティーエス

無人飛行機及びロボット制御システムの研究・開発・製造・施工・保守管理・販売及び輸出入

ciRobotics株式会社

自社製通話録音システムの開発・販売、システム受託開発

株式会社オプトエスピー

物流向けシステム及びバーチャルリアリティシステム関連ソリューションの開発

株式会社プライムキャスト

決済・ロボット・情報技術などグループの戦略的な新商品・サービスの開発

株式会社CAOS

沖縄県におけるモバイルクリエイト社提供の情報通信システムの保守・管理等

沖縄モバイルクリエイト株式会社

観光タクシー・バス関連事業及び定額タクシー関連事業

株式会社トラン

モバイルクリエイト社製品のレンタル・リース

株式会社M.R.L

モバイルクリエイト社製品の米国における製造販売及び新規事業創出

Mobile Create USA, Inc.

運輸・物流業における位置情報サービスの提供

InfoTrack Telematics Pte. Ltd.

運輸・物流業における位置情報サービスの提供

InfoTrack Telematics Pvt. Ltd.

検査装置の設計・製造、画像処理装置のシステム開発、自動制御装置のシステム開発

株式会社インフォウェイブ

マシーン

半導体・自動車関連製造装置及び金型等の製造・販売等

株式会社石井工作研究所

スマートシティ

不動産賃貸事業

株式会社石井工作研究所

 

 

 

  事業の系統図は、次のとおりであります。

 


 

 

4 【関係会社の状況】

名称

住所

資本金
(百万円)

主要な事業
の内容

議決権の所有

割合(%)

関係内容

(連結子会社)

 

 

 

 

 

モバイルクリエイト株式会社

(注)4、5

大分県大分市

300

IoT

100.0

経営指導

資金の貸付

役員の兼任4名

当社への出向

株式会社石井工作研究所

(注)4、6、10

大分県大分市

300

マシーン

スマートシティ

100.0

経営指導

資金の貸付

役員の兼任3名

当社への出向

株式会社ケイティーエス

(注)7

大分県杵築市

98

IoT

100.0

経営指導

資金の貸付

役員の兼任2名

ciRobotics株式会社

大分県大分市

45

IoT

100.0

経営指導

資金の貸付

役員の兼任2名

株式会社オプトエスピー

東京都新宿区

22

IoT

100.0

経営指導

役員の兼任1名

株式会社プライムキャスト

東京都千代田区

30

IoT

100.0

経営指導

株式会社CAOS

(注)9

大分県大分市

50

IoT

100.0

 

沖縄モバイルクリエイト

株式会社

沖縄県那覇市

20

IoT

100.0

(100.0)

経営指導

資金の貸付

役員の兼任1名

株式会社トラン

東京都港区

70

IoT

100.0

(100.0)

経営指導

役員の兼任1名

株式会社M.R.L

大分県大分市

20

IoT

100.0

(100.0)

経営指導

資金の貸付
役員の兼任1名

Mobile Create USA, Inc.

(注)8

米国
カリフォルニア州

55万
USドル

IoT

100.0

(100.0)

資金の貸付

役員の兼任1名

InfoTrack Telematics Pte.

Ltd.(注)4

シンガポール

542万
USドル

IoT

67.9

(67.9)

 

InfoTrack Telematics Pvt.

Ltd.

インド

ベンガルール

4,850万
インドルピー

IoT

67.9

(67.9)

 

株式会社インフォウェイブ

大分県大分市

10

IoT

100.0

(100.0)

 

 

(注) 1.「主要な事業の内容」欄には、セグメント情報に記載された名称を記載しております。

2.「議決権の所有割合」欄の(内書)は、間接所有割合であります。

3.有価証券届出書又は有価証券報告書を提出している会社はありません。

4.特定子会社であります。

5.モバイルクリエイト株式会社は売上高(連結会社相互間の内部売上高を除く)の連結売上高に占める割合が10%を超えております。

主要な損益情報等

(1) 売上高                               4,613百万円

(2) 経常利益                               638百万円

(3) 当期純利益                             435百万円

(4) 純資産額                             3,306百万円

(5) 総資産額                             5,163百万円

 

6.株式会社石井工作研究所は売上高(連結会社相互間の内部売上高を除く)の連結売上高に占める割合が10%を超えております。

主要な損益情報等

(1) 売上高                               4,388百万円

(2) 経常利益                               242百万円

(3) 当期純利益                             219百万円

(4) 純資産額                             5,726百万円

(5) 総資産額                            11,911百万円

7.株式会社ケイティーエスは売上高(連結会社相互間の内部売上高を除く)の連結売上高に占める割合が10%を超えております。

主要な損益情報等

(1) 売上高                               2,850百万円

(2) 経常利益                               167百万円

(3) 当期純利益                             131百万円

(4) 純資産額                               558百万円

(5) 総資産額                             2,560百万円

8.債務超過会社であり、2022年12月末時点で債務超過額は184百万円であります。

9.株式会社CAOSは、2022年1月26日に設立しております。

10.株式会社石井工作研究所は、2023年1月1日付でREALIZE株式会社に商号変更しております。

 

5 【従業員の状況】
(1) 連結会社の状況

 

2022年12月31日現在

セグメントの名称

従業員数(名)

IoT

390

55

マシーン

239

4

スマートシティ

1

-〕

全社(共通)

80

-〕

合計

710

59

 

(注) 従業員数は当社グループから当社グループ外への出向者を除き、当社グループ外から当社グループへの出向者を含む就業人員数であります。臨時雇用者数(人材派遣会社からの派遣社員を含みます。)は年間の平均雇用人数を〔    〕外数で記載しております。

 

(2) 提出会社の状況

2022年12月31日現在

従業員数(名)

平均年齢(歳)

平均勤続年数(年)

平均年間給与(百万円)

80

42.8

9.0

5.46

-〕

 

 

セグメントの名称

従業員数(名)

全社(共通)

80

-〕

合計

80

-〕

 

(注)1.従業員数は当社からの出向者を除く就業人員数であります。臨時雇用者数(人材派遣会社からの派遣社員を含みます。)は年間の平均雇用人数を〔    〕外数で記載しております。

2.平均年間給与は、賞与及び基準外賃金を含んでおります。

3.当社従業員のうち他社からの出向者の勤続年数は、各社での勤続年数を通算しております

 

(3) 労働組合の状況

当社グループには、労働組合はありませんが、労使関係は良好であり、特記すべき事項はありません。

1 【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】

当社グループは、継続的に事業規模を拡大させていくために下記課題への対応が必要であると考えております。

なお、文中の将来に関する事項は、本書提出日現在において当社グループが判断したものであります。

 

(1) 経営方針

当社グループは、「想像と技術と情熱で快適な未来を創造」を経営理念とし、「笑顔になれる企業グループ」をVisionとしております。社員がワクワク感を持ってチャレンジしている、お客様から「ありがとう」と言われる、株主の皆様にも満足してもらえる、そんなグループを目指しております。

当社グループが創造しているものは、Society 5.0「デジタル革新と多様な人々の想像・創造力の融合によって、社会課題を解決し、価値を創造する社会」による未来です。Society 5.0の実現に向けて、IoT分野において社会と人の役に立つことが、FIGグループの使命であり、笑顔が溢れる持続可能な社会の実現に貢献します。

 

(2) 経営環境

IoT

当社グループは、公共交通や人の移動に深く関与したサービスを提供しております。新型コロナウイルス感染症の影響が長期化した中にあっても、月額定額制のサブスク売上高の基盤拡大を続けていたことから、その影響は限定的なものに留まっております。

IoT関連サービスは、ペイメント関連を中心に総じて好調に推移しておりますが、タクシーとホテルの事業者向けサービスについては新規導入案件の減少など苦戦をしております。新型コロナウイルス感染症による行動制限が緩和に向かう中で徐々に事業者のシステム導入意欲も回復すると想定しております。

コロナ禍を契機として急速に進展するデジタル化社会や非接触での行動様式、有事においても物流や生産を止めないBCP(事業継続計画)や国内労働力人口減少によるロボット活用推進など、今後もIoT分野には大きなビジネスチャンスであると考えております。

一方で、足元においては、半導体を中心とした世界的な部材・部品調達難の長期化により、IoTデバイスの供給に影響が出ておりますが、調達先との調整を行い現行の部材・部品調達の確保に努めるとともに代替品による設計変更などの対策を強化し、商品の供給安定化を図ってまいります。

 

(マシーン)

米中貿易摩擦や新型コロナウイルス感染症の影響もあり、2019年度より業績苦戦が続いておりますが、2020年度を最悪期として徐々に回復しております。半導体製造装置市場は成長基調にあるものの、足元では世界的な部材・部品調達難の長期化により、製品供給に影響が出ております。

現在、収益の改善が最重要課題であり、モノづくりの経験を生かして成長分野であるロボット製造にも本格的な参画を開始しました。

 

(スマートシティ)

主にマンション等の不動産賃貸事業であり、30年の一括借上契約を締結していることから、長期安定収益事業であります。

 

(3) 経営戦略・目標とする経営指標

当社は、株式会社東京証券取引所の市場区分の見直しに関して、プライム市場を選択する申請書を提出いたしました。しかしながら、移行基準日時点において、プライム市場の上場維持基準のうち流通株式時価総額の基準を充たしていないことから、新市場区分の上場維持基準の適合に向けた計画書(以下、「適合計画書」)を提出し、プライム市場の上場維持基準適合に向けた取り組みの方針を定めました。また、2022年2月10日に「中期経営計画(FY2022-FY2024)」を公表しております。

直近決算期末時点(2022年12月31日)における流通株式時価総額は、移行基準日時点より改善しておりますが、プライム市場の上場維持基準を充たしておりません。

 

当社は、2024年12月期を適合計画書及び中期経営計画の最終年度として、企業価値「倍増への挑戦」を掲げ、新たな成長ステージに向けた取組みを実施してまいります。「事業投資・人的投資・資本政策・IR・ESG」の5つの成長投資を軸にして、メインとなる3分野の事業として、基盤事業(IoT×SaaS)の拡大と成長事業(ペイメントとロボット)への積極投資をすすめてまいります。

 

2024年12月期に設定したKPIは次のとおりです。

 

2024年12月期

EPS

24円以上

ROE

8%以上

ROIC

4.5%以上

営業利益

11億円以上

サブスク売上高

50億円以上

 

 

(4) 対処すべき課題等

① 新たな成長基盤の確立

当社グループは、2022年2月に企業価値「倍増への挑戦」をテーマに掲げ、新たな成長基盤の確立ステージとして中期経営計画(FY2022~FY2024)を公表しました。更なる成長を実現するために、基盤事業(IoT×SaaS)のサブスク売上高拡大とともに成長事業(ペイメントとロボット)への積極投資に取り組んでまいります。

 

② 開発体制の強化

IT投資の需要拡大に伴い、開発人材の確保と体制の強化は継続的な課題であります。また、グループ各社がONE COMPANYとして連携し、保有技術の蓄積・共有と知の探索をすすめることが、開発効率の向上とともに製品やサービスの優位性確保につながるものと考えております。グループの戦略的な新商品開発の体制構築をすすめ、最新の技術動向や環境変化を常に把握し、変化に対応できるグループであり続けます。

 

③ 優秀な人材の確保と育成

当社グループにおいては人材が大きな財産であり、会社の持続的成長のために優秀な人材確保と人材育成に努めてまいります。グループの価値観を共有し、グループ人材公募制度にてグループ内での人材交流や挑戦と自主性を促すとともに自己啓発支援制度や資格取得支援制度などにより個々の成長をフォローしてまいります。また、ランチミーティングの補助などによるコミュニケーション活性化や福利厚生制度の充実に取り組んでまいります。

 

④ ESG、SDGsへの取組み

当社グループでは、事業活動そのものがサステナブルな社会の実現に直結する取組みを推進してまいります。経営理念にもある想像力と創造力により、Society5.0の社会を支える技術革新やサービス、環境負荷低減に貢献するサービスにて経済発展と社会課題解決の両立に努めてまいります。また、コーポレートガバナンスの体制強化、取締役会の多様性にも取り組んでまいります。

 

⑤ 部品・部材調達不足への対応

半導体を中心とした世界的な部材・部品調達難の長期化により、足元では当社グループの商品や製品の供給に影響が出ております。各事業にて、調達先との調整を行い現行の部材・部品調達の確保に努めるとともに代替品による設計変更など対策を強化し、商品・製品の供給安定化を図ってまいります。

 

 

2 【事業等のリスク】

有価証券報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、経営者が連結会社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に重要な影響を与える可能性があると認識している主要なリスクは、以下のとおりであります。

なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであり、将来において発生の可能性があるすべてのリスクを網羅するものではありません。

 

(1) 事業内容に関するリスク

① グループ経営体制について

当社グループは、持株会社体制への移行により経営の機動性・効率性の向上に取り組むとともにグループ一体としての協力体制を強固なものとして、変化する事業環境に迅速に対応できる経営体制の構築に努めてまいりますが、当初期待したシナジー効果が十分に発揮できない場合には当社グループの財務内容及び業績に悪影響を及ぼす可能性があります。

 

② システム障害について

IoTにおいては、インターネットを通じてクラウドサービスや移動体情報及び音声を顧客に提供しているため、これらのサービスの提供だけではなく、システム保守、運用、管理についてもインターネットの通信ネットワークに大きく依存しております。従って、次のようなシステム障害が発生した場合、当該サービスの提供が一時的に停止するほか、顧客からの損害賠償請求や当社グループの信頼性の低下等が生じることにより、当社グループの事業及び業績に影響を与える可能性があります。

a  自然災害や事故等によって、インターネットの通信ネットワークが切断された場合。

b  当該サービスを提供しているサーバへの急激なアクセスの増加や電力供給の停止等の予測不能な様々な要因によってサーバ又は周辺機器がダウンした場合。

c  外部からの不正な手段によるサーバへのアクセス等によって、コンピュータウイルスに感染する等サーバ又は周辺機器が正常に機能しない場合。

d  その他当社グループの予測不能な要因又は通常の予測範囲を超えるシステムトラブルによって、システムが正常に機能しない場合。

 

③ 製品の不具合について

当社グループが提供する製品においては、高い信頼性が求められる中、品質管理体制を整備し、製品の不具合等の発生防止に留意し品質確保に万全を期しております。しかしながら、当社グループが顧客へ納品する製品の不具合等に起因して生じた顧客等の重大な損失に対して、適切かつ迅速な処理又は対応が困難となった場合には、顧客からの損害賠償請求や当社グループの信頼性の低下等が生じることにより、当社グループの事業及び業績に影響を与える可能性があります。

 

④ 知的財産権について

現時点において当社グループの事業活動に影響を及ぼすような特許権、商標権その他知的財産権が第三者によって取得されているという事実は確認されておりません。また、第三者から知的財産権に関する警告を受けたり、侵害したりしたことにより損害賠償等の訴訟が発生している事実はありません。しかしながら、当社グループの事業に現在利用されている技術と接触関係をなす特許権等の知的財産権を第三者が既に取得している可能性、また将来的に当社グループの事業における必須技術と接触関係をなす特許権等の知的財産権が第三者に取得される可能性を完全に否定することはできず、そのような可能性が現実化した場合には特許権等の知的財産権に関する侵害の結果として、当社グループへの損害賠償やロイヤリティの支払要求、差止請求等が発生し、当社グループの事業及び業績に影響を与える可能性があります。

 

⑤ 研究開発に係る投資について

当社グループでは、新サービスの開発を目的として、研究開発活動に資金を充当しております。しかしながら、予測不能な技術革新等の当社グループを取り巻く外部環境の変化等に伴い、当該投下資金が期待どおりの成果をあげられず、当社グループの事業及び業績に影響を与える可能性があります。

 

 

(2) 事業環境に関するリスク

① 業界動向への対応について

当社グループが属する情報通信業界においては、大規模事業者から小規模事業者まで多数の事業者が存在しており、これらの事業者との競合が生じております。現状においては、政府や民間企業のIT化推進等に伴う業界全体における開発需要は拡大しつつも、競合激化等による極端な価格競争等が生じる可能性があり、今後において景気低迷等による需要減少や新規参入等により競争が激化した場合には、当社グループにおける受注減少、低価格受注等が生じ、事業及び業績に影響を与える可能性があります。

一方で、マシーンが属する半導体・自動車業界においては、製品市況が循環的に大きく変動し、世界中が同じ状況となる関係で過去において振幅の大きな好況・不況を繰り返してきました。そして、両業界の設備投資は大幅な伸長、削減を繰り返しております。それに伴い、当社グループにおける受注減少、低価格受注等が生じ、事業及び業績に影響を与える可能性があります。

 

② 技術革新への対応について

当社グループが属する業界においては、絶え間なく技術革新が起こっており、各事業者が持つ技術優位性及び販売価格を維持し続けるためには、常に既存製品の機能強化版の投入又は新しい切り口での製品・サービスの開発・導入を行っていく必要があります。しかしながら、製品・サービスが市場動向・ニーズに合わない場合、製品・サービスの開発に時間を要することによって市場導入が遅延した場合、技術革新に対応するための研究開発費用が過度に発生した場合、あるいは販売担当者やサポート担当者の知識・経験レベルが技術革新に追いつかず運用体制に支障をきたした場合等、当社グループの製品・サービスが顧客からの要請に適さない状況が発生した場合には、当社グループの事業及び業績に影響を与える可能性があります。

 

③ 法的規制について

IoTにおいては、2009年5月から、通信回線事業者からサービスの提供を受け再販を行うMVNO(Mobile Virtual Network Operator、仮想移動体通信事業者)事業を行っております。主要な法規制には電気通信事業法があり、当社グループは、同法で規定される「通信の秘密」などの原則を役職員に対して徹底し、法令違反が発生しないような体制作りを行っておりますが、万一同法に規定される一定の事由に当社グループが該当した場合、総務大臣から業務改善等の命令若しくは罰則を受け、当社グループの事業及び業績に影響を与える可能性があります。また、将来的に同法の改正や当社グループの事業に関する分野を規制する法令等の制定、あるいは自主的な業界ルールの制定等が行われた場合、当社グループの事業及び業績に影響を与える可能性があります。その他、当社グループの事業を規制する法律として、電波法や製造物責任法の規制を受ける場合があります。このような法的規制等に関して予期しない新設、改正又は変更等が行われた場合、当社グループの事業及び業績に影響を与える可能性があります。

 

(3) 組織体制に関するリスク

① 人材の確保について

当社グループは、市場のニーズに合った良質の製品を提供していくために、高い能力と志をもった人材を少数精鋭でそろえることに注力してきました。そのために、もし中核となる社員が予期せぬ退社をした場合にはメンバー構成に重大な変化が生じる可能性があります。このような事態を避けるために、今後も当社グループの事業展開に応じて継続した人材の確保が必要であると認識しており、積極的に優秀な人材を採用・教育し、また魅力的な職場環境を提供していく方針であります。しかしながら、人員の十分な確保及び育成等に支障が生じた場合等には、当社グループの事業展開に影響を及ぼす可能性があり、当該要因が当社グループの事業拡大の制約要因となる可能性があります。

 

 

② 内部管理体制について

当社グループは、今後の事業拡大や業務内容の多様化に対応すべく、内部管理体制の充実を図り、業務の標準化と効率化の徹底を進めております。しかしながら、事業の急速な拡大等により、十分な内部管理体制の構築が追いつかないという事態が生じた場合には、業務運営に支障をきたし、当社グループの事業及び業績に影響を与える可能性があります。

 

③ 法令等違反について

当社グループは、法令遵守の徹底を目的として内部統制の整備を図り、より充実した内部管理体制の整備に努めるとともに、役職員の教育・研修等の徹底を通じ、その啓蒙を図っております。しかしながら、当社グループの事業は、役職員の活動を通じて執行されており、そのプロセスに関与する役職員の故意又は過失により法令に違反する行為がなされた場合、当社グループの社会的信用の失墜により、当社グループの事業及び業績に影響を与える可能性があります。

 

④ 情報セキュリティの管理について

当社グループは、事業活動を通じて個々の顧客業務内容等を入手し得る立場にあることから、個人情報を含めた情報管理体制の整備強化に努めており、現時点において当社グループにおける個人情報を含む情報流出等による問題は発生しておりません。しかしながら、今後、当社グループの過失や第三者による不法行為によって顧客の個人情報や重要情報等が外部へ流出した場合、顧客からの損害賠償請求や当社グループの信頼性の低下等が生じることにより、当社グループの事業及び業績に影響を与える可能性があります。

 

(4) 災害によるリスク

当社グループのIoTでは、インターネットを通じてクラウドサービスや移動体情報及び音声を顧客に提供しており、これらのサービスの安定的な提供を維持するため、当該サービス提供に必要なサーバ等の保管を外部のデータセンターに委託しております。また、当社グループは、生産拠点及び外部のデータセンターを地震、津波、火災等の災害に対して十分な耐性を有すると判断される施設に限定し、慎重に検討した上で選定しております。しかしながら、当社グループの想定を超える自然災害等の発生により、生産拠点及びデータセンターが壊滅する、又はサーバ等に保存する情報が消失する等、当該サービスの提供維持が困難となる事態が生じた場合は、当社グループの事業及び業績に影響を与える可能性があります。

 

(5) 海外での事業活動

当社グループは、海外での事業展開を戦略のひとつとしていますが、海外子会社や海外取引先等の所在地によって、商慣習の相違、法令改正、著しい経済動向の変化、想定外の為替変動等によって、事業運営や経営に著しい影響を及ぼすリスクがあります。また、海外事業展開については、軌道にのり投資利益の実現までに一定の期間と資金を要すことから、当初見込んだとおりの事業展開、事業収益が得られない可能性があります。

 

(6) 新型コロナウイルス感染症の拡大による影響について

新型コロナウイルス感染症の拡大は、当社グループのIoTにおけるサービス提供先であるバスやタクシー事業者及びホテル事業者の需要減少を招いております。また、マシーンにおいても自動車関連顧客の海外拠点における生産活動の停滞、それに連動した設備投資の先送り等による国内外における受注案件の減少及び一部受注済み案件の中止、遅延が発生しております。

当社では、取締役会及び経営会議において、新型コロナウイルス感染症が当社グループに及ぼす影響とその対策について、継続的に検討しております。また、当社グループにおいては、策定した感染症対策に沿って、在宅勤務、時差出勤、WEB会議の推奨等の感染予防対策を実施しております。しかしながら、新型コロナウイルス感染症の感染拡大が深刻化、長期化し、業務の遂行が困難となった場合、当社グループの事業活動、財政状態及び経営成績に重大な影響を及ぼす可能性があります。

 

 

3 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】

文中の将来に関する事項は、当連結会計年度の末日現在において当社グループが判断したものであります。

 

(1) 経営成績等の概要

① 業績の状況

当社グループは、Society 5.0 「デジタル革新と多様な人々の想像・創造力の融合によって、社会課題を解決し、価値を創造する社会」による未来を創造しています。

2022年2月に企業価値「倍増への挑戦」をテーマに掲げ、新たな成長基盤の確立ステージとして中期経営計画(FY2022~FY2024)を公表しました。本中期経営計画では、基盤事業(IoT×SaaS)の拡大と成長事業(ペイメントとロボット)への積極投資をグループの事業戦略として各種施策を実施してまいりました。

基盤であるIoT×SaaS事業では、フロービジネスからサブスクへの移行を継続的に推進してきた結果、サブスクの売上高が順調に拡大し、中期経営計画初年度として順調なスタートを切ることができました。

以上の結果、当連結会計年度の売上高は12,914百万円(前年同期比5.3%増)、営業利益は932百万円(同64.7%増)、経常利益は964百万円(同68.3%増)、親会社株主に帰属する当期純利益は685百万円(同55.2%増)となりました。

なお、「収益認識に関する会計基準」(企業会計基準第29号 2020年3月31日)等を当連結会計年度の期首から適用しております。この結果、前期比較は基準の異なる算定方法に基づく数値と比較しております。詳細については、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項(会計方針の変更)」をご参照ください。

 

報告セグメント別の業績は、次のとおりであります。

(ⅰ)IoT

ペイメント関連が好調で全体業績を牽引するとともに、サブスク移行への戦略を継続的に実施した結果、サブスク売上高が順調に拡大し、安定的な収益を確保することができました。また、横浜市敬老パスシステム構築の大型案件もあり、フロービジネスの売上高も好調に推移しました。

この結果、外部顧客への売上高は、8,672百万円(前年同期比16.4%増)、営業利益は1,410百万円(同46.7%増)となりました。

 

(ⅱ)マシーン

中国のロックダウン長期化等の影響により、部材の長納期化が発生し業績苦戦が続いておりましたが、部材の先行手配など黒字化に向けた取組みをすすめた結果、業績は徐々に回復傾向にあります。また、将来の中核事業とすべくロボットの本格的な製造に着手しております。

この結果、外部顧客への売上高は、4,020百万円(前年同期比16.5%減)、営業利益は259百万円(同10.7%減)となりました。

 

(ⅲ)スマートシティ

スマートシティは、主にマンション等の不動産賃貸事業であり、前連結会計年度末時点では該当の賃貸用マンションは建設中でしたが、2022年1月に完成し、同年2月から賃貸事業を開始しております。

この結果、外部顧客への売上高は220百万円(前年同期は計上なし)、営業利益は115百万円(前年同期は5百万円の営業損失)となりました。

 

② 財政状態の分析

当連結会計年度末の資産合計は、21,463百万円となり、前連結会計年度末と比べ2,492百万円増加しました。これは主に建設仮勘定が2,926百万円減少したものの、受取手形、売掛金及び契約資産(前連結会計年度は受取手形及び売掛金)が1,486百万円増加したこと及びリース投資資産が2,485百万円増加したことによるものであります。

負債合計は、11,754百万円となり、前連結会計年度末と比べ1,661百万円増加しました。これは主に賃貸用マンションの完成に伴い繋ぎ融資を短期借入金から長期借入金へ切替えたことにより、短期借入金が1,907百万円減少したものの、長期借入金(1年内返済予定を除く)が2,950百万円増加したことによるものであります。

純資産合計は、9,709百万円となり、前連結会計年度末と比べ830百万円増加しました。これは主に親会社株主に帰属する当期純利益の計上等により利益剰余金が539百万円増加したこと及び自己株式が143百万円減少したことによるものであります。

 

③ キャッシュ・フローの状況

当連結会計年度末における現金及び現金同等物(以下、「資金」という。)の残高は、前連結会計年度末と比べ190百万円減少し、2,185百万円となりました。

当連結会計年度における各キャッシュ・フローの状況は次のとおりであります。

(営業活動によるキャッシュ・フロー)

営業活動の結果、得られた資金は359百万円(前年同期は63百万円の収入)となりました。主な増加要因は、税金等調整前当期純利益の計上、仕入債務の増加によるものであり、主な減少要因は、売上債権及び契約資産の増加、法人税等の支払であります。

(投資活動によるキャッシュ・フロー)

投資活動の結果、支出した資金は1,848百万円(前年同期は2,523百万円の支出)となりました。主な減少要因は、有形固定資産の取得による支出、投資有価証券の取得による支出であります。

(財務活動によるキャッシュ・フロー)

財務活動の結果、得られた資金は1,291百万円(前年同期は2,513百万円の収入)となりました。主な増加要因は、長期借入れによる収入、新株予約権の行使による自己株式の処分による収入であります。

 

(2) 生産、受注及び販売の実績

① 生産実績

当連結会計年度における生産実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。

セグメントの名称

金額(百万円)

前年同期比(%)

IoT

3,001

△16.4

マシーン

3,346

△21.4

スマートシティ

合計

6,347

△19.1

 

(注) 金額は、製造原価によっております。

 

② 受注実績

当連結会計年度における受注実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。

セグメントの名称

受注高(百万円)

前年同期比(%)

受注残高(百万円)

前年同期比(%)

IoT

7,689

△11.4

1,331

△42.5

マシーン

5,339

+88.7

2,319

+131.8

スマートシティ

220

合計

13,249

+15.2

3,651

+10.1

 

(注) セグメント間取引については、相殺消去しております。

 

③ 販売実績

当連結会計年度における販売実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。

セグメントの名称

金額(百万円)

前年同期比(%)

IoT

8,672

+16.4

マシーン

4,020

△16.5

スマートシティ

220

合計

12,914

+5.3

 

(注) 1.セグメント間取引については、相殺消去しております。

   2.主な相手先別の販売実績及び当該販売実績の総販売実績に対する割合

相手先

前連結会計年度

当連結会計年度

金額(百万円)

割合(%)

金額(百万円)

割合(%)

第一実業株式会社

3,451

28.1

1,763

13.7

 

 

(3) 経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容

経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものであります。

 

① 財政状態及び経営成績の状況に関する認識及び分析・検討内容

 経営成績等

(ⅰ)財政状態の分析

当連結会計年度の財政状態につきましては、「(1)経営成績等の概要 ①業績の状況」に記載のとおりであります。

 

(ⅱ)経営成績

当社グループは、2022年12月期は、売上高13,000百万円(期初計画13,000百万円)、営業利益1,000百万円(期初計画750百万円)、経常利益962百万円(期初計画712百万円)、親会社株主に帰属する当期純利益650百万円(期初計画474百万円)の修正計画(2022年9月14日公表)を目標数値として、その達成に取り組んでまいりました。

(売上高)

当連結会計年度における売上高は、12,914百万円(計画比0.7%減)となりました。

IoTにおいては、横浜市敬老パスシステム構築の大型案件もありフロー売上高が伸長し、サブスク移行を継続的に実施した結果、フロービジネスの売上高は4,456百万円(前年同期比28.0%増)、サブスクの売上高は4,216百万円(同6.2%増)となり、売上高は8,672百万円(同16.4%増)となりました。

マシーンにおいては、当第4四半期連結会計期間において想定外の部材調達不足が発生したことにより、売上高は4,020百万円(前年同期比16.5%減)となりました。

スマートシティにおいては、賃貸用不動産の完成に伴い2022年2月から不動産賃貸事業を開始したことにより、売上高は220百万円(前年同期は計上なし)となりました。

 

(売上原価、販売費及び一般管理費)

売上原価は、9,030百万円(前年同期比0.4%増)、販売費及び一般管理費は、2,951百万円(同9.2%増)となりました。販売費及び一般管理費の増加は、主に営業・開発力強化のための継続的な人的投資に伴う人件費及び研究開発費の増加によるものです。

 

(営業利益、経常利益、親会社株主に帰属する当期純利益)

上記の結果、営業利益は932百万円(前年同期比64.7%増、計画比6.8%減)、経常利益は964百万円(前年同期比68.3%増、計画比0.2%増)、親会社株主に帰属する当期純利益は685百万円(前年同期比55.2%増、計画比5.5%増)となりました。営業利益が修正計画未達となった主な要因は、売上高の計画未達に加え、個別案件におけるIoT関連部材高騰に伴う売上原価の増加、販売費及び一般管理費の増加によるものです。

 

② キャッシュ・フローの状況の分析・検討内容並びに資本の財源及び資金の流動性に係る情報

(ⅰ)資金調達の方針

当社グループの資金需要の主なものは、原材料等の仕入のほか、製造費用、販売費及び一般管理費等の営業費用や設備投資等によるものであり、自己資金及び金融機関からの借入による調達を基本としております。

 

(ⅱ)キャッシュ・フローの状況

当連結会計年度末における資金の残高は、2,185百万円となりました。

当連結会計年度におけるキャッシュ・フローの状況とそれらの要因につきましては、「第一部 企業情報 第2 事業の状況 3 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 (1)経営成績等の概要 ③キャッシュ・フローの状況」に記載しております。

 

 

③ 重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定

当社グループの連結財務諸表は、我が国において一般に公正妥当と認められる会計基準に基づき作成されております。この連結財務諸表作成にあたり、見積りが必要な事項につきましては、合理的な基準に基づき、会計上の見積りを行っております。当社グループが採用している重要な会計方針は、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等(1)連結財務諸表 注記事項(連結財務諸表作成のための基本となる重要な事項)」に記載のとおりであります。

なお、連結財務諸表の作成にあたって、資産・負債や収益・費用に影響を与える見積りは、過去の実績や現在の取引状況並びに入手可能な情報を総合的に勘案し、その時点で最も合理的と考えられる見積りや仮定を継続的に使用しておりますが、見積り及び仮定には不確実性が伴うため、実際の結果と異なる可能性があります。

連結財務諸表の作成にあたって用いた会計上の見積りのうち、重要なものは「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等(1)連結財務諸表 注記事項 (重要な会計上の見積り)」に記載しております。

 

④ 目標とする経営指標について

KPIのうち、営業利益とサブスク売上高を最も重視しております。2022年度は、営業利益932百万円とサブスク売上高4,437百万円となり、過去最高を更新することができました。

2023年度は、足元の部材・部品調達難の長期化やサブスクへの移行加速などの影響で短期的な業績は苦戦する見込みですが、適合計画書及び中期経営計画の最終年度である2024年12月期のKPI上振れを目指して、成長に向けた事業投資と人的資本への投資を積極的に実施してまいります。

2023年度は、営業利益520百万円とサブスク売上高4,850百万円を目標としております。

 

4 【経営上の重要な契約等】

(経営支援基本契約)

当社は、連結子会社であるモバイルクリエイト株式会社、株式会社石井工作研究所、株式会社ケイティーエス、ciRobotics株式会社、株式会社オプトエスピー、株式会社プライムキャスト、沖縄モバイルクリエイト株式会社、株式会社トラン、株式会社M.R.Lとの間で、同社に対する経営支援業務に関し、それぞれ「経営支援基本契約」を締結しております。

 

2 【主要な設備の状況】
(1) 提出会社

主要な設備はありません。

 

(2) 国内子会社

2022年12月31日現在

会社名

事業所名
(所在地)

セグメントの名称

設備の

内容

帳簿価額(百万円)

従業
員数
(名)

建物

及び
構築物

機械

装置
及び

運搬具

工具、

器具

及び

備品

レンタル資産

土地
 (面積㎡)

建設

仮勘定

ソフト

ウエア

合計

モバイルクリエイト

株式会社

本社及び事業所

(大分県

大分市)

IoT

事務所他

88

0

15

151

71

(1,567.00)

502

830

105

〔3〕

株式会社

ケイティーエス

本社

(大分県

杵築市)

他1事業所

IoT

事務所他

179

32

8

36

(9,744.52)

15

14

286

91

〔14〕

株式会社
石井工作研究所

本社

(大分県

大分市)

マシーン

事務所他

248

2

133

(1,428.11)

0

384

4

〔―〕

株式会社
石井工作研究所

賃貸用
不動産

(大分県

大分市)

スマート
シティ

賃貸マンション他

843

990

(3,964.09)

1,833

1

〔―〕

株式会社
石井工作研究所

曲工場

(大分県

大分市)

マシーン

生産設備

486

126

12

417

(11,265.36)

16

1,059

224

〔4〕

株式会社

石井工作研究所

杵築工場

(大分県

杵築市)

マシーン

生産設備

75

1

2

69

(8,952.08)

148

10

〔―〕

 

(注) 1.帳簿価額のうち「ソフトウエア」は、ソフトウエア仮勘定を含んでおります。

2.従業員数は当該子会社からの出向者を除く就業人員数であります。臨時雇用者数(人材派遣会社からの派遣社員を含みます。)は年間の平均雇用人数を〔    〕外数で記載しております。

 

① 【株式の総数】

 

種類

発行可能株式総数(株)

普通株式

70,000,000

70,000,000

 

 

② 【発行済株式】

 

種類

事業年度末現在
発行数(株)
(2022年12月31日)

提出日現在
発行数(株)
(2023年3月29日)

上場金融商品取引所名又は登録認可金融商品取引業協会名

内容

普通株式

31,300,315

31,300,315

東京証券取引所
プライム市場
福岡証券取引所

1単元の株式数は100株であります。完全議決権株式であり、権利内容に何ら限定のない当社における標準となる株式であります。

31,300,315

31,300,315

 

(注)「提出日現在発行数」欄には、2023年3月1日からこの有価証券報告書提出日までの新株予約権の行使により発行された株式数は含まれておりません。

 

① 【ストックオプション制度の内容】

当社は、2021年3月29日開催の第3回定時株主総会において、譲渡制限付株式の付与のための報酬を支給することを決議し、譲渡制限付株式報酬制度を導入いたしました。これに伴い、従来の株式報酬型ストック・オプション制度を廃止し、すでに付与済みのものを除き、今後ストック・オプションとしての新株予約権の新たな発行は行わないことといたします。

 

 

 

決議年月日

2013年9月11日(注)1

2014年9月12日(注)1

付与対象者の区分及び人数(名)

取締役4名

取締役4名

新株予約権の数(個) ※

  48(注)2

44(注)2

新株予約権の目的となる株式の種類、
内容及び数(株) ※

普通株式19,200(注)2

17,600(注)2

新株予約権の行使時の払込金額(円)※

1(注)3

新株予約権の行使期間 ※

  2018年7月2日~
2043年9月30日

  2018年7月2日~
2044年9月30日

新株予約権の行使により株式を発行する場合の株式の発行価格及び資本組入額(円) ※

発行価格  1株当たり740.75
資本組入額 1株当たり370.375
           (注)4

発行価格  1株当たり847
資本組入額 1株当たり424
          (注)4

新株予約権の行使の条件 ※

(注)5

新株予約権の譲渡に関する事項 ※

譲渡による新株予約権の取得については、当社の取締役会の承認を要するものとする。

組織再編成行為に伴う新株予約権の交付に関する事項 ※

(注)6

 

 

 

 

 

決議年月日

2015年9月14日(注)1

2016年9月14日(注)1

付与対象者の区分及び人数(名)

取締役6名

取締役5名

新株予約権の数(個) ※

  99(注)2

93(注)2

新株予約権の目的となる株式の種類、
内容及び数(株) ※

普通株式39,600(注)2

普通株式37,200(注)2

新株予約権の行使時の払込金額(円)※

1(注)3

新株予約権の行使期間 ※

  2018年7月2日~
2045年9月30日

  2018年7月2日~
2046年9月30日

新株予約権の行使により株式を発行する場合の株式の発行価格及び資本組入額(円) ※

発行価格  1株当たり365 
資本組入額 1株当たり182.5
           (注)4

発行価格  1株当たり224
資本組入額 1株当たり112
          (注)4

新株予約権の行使の条件 ※

(注)5

新株予約権の譲渡に関する事項 ※

譲渡による新株予約権の取得については、当社の取締役会の承認を要するものとする。

組織再編成行為に伴う新株予約権の交付に関する事項 ※

(注)6

 

 

 

 

決議年月日

2017年4月14日(注)1

 

付与対象者の区分及び人数(名)

取締役5名

 

新株予約権の数(個) ※

  131(注)2

 

新株予約権の目的となる株式の種類、
内容及び数(株) ※

普通株式52,400(注)2

 

新株予約権の行使時の払込金額(円)※

1(注)3

 

新株予約権の行使期間 ※

  2018年7月2日~
2047年5月9日

 

新株予約権の行使により株式を発行する場合の株式の発行価格及び資本組入額(円) ※

発行価格  1株当たり309 
資本組入額 1株当たり154.5
          (注)4

 

新株予約権の行使の条件 ※

(注)5

 

新株予約権の譲渡に関する事項 ※

譲渡による新株予約権の取得については、当社の取締役会の承認を要するものとする。

 

組織再編成行為に伴う新株予約権の交付に関する事項 ※

(注)6

 

 

 ※ 当事業年度の末日(2022年12月31日)における内容を記載しております。なお、提出日の前月末(2023年2月28日)現在において、これらの事項に変更はありません。

 

(注) 1.決議年月日はモバイルクリエイト株式会社における取締役会決議日であります。

2.新株予約権の目的である株式の数(以下、「付与株式数」という。)は1個当たり400株とする。ただし、新株予約権を割当てる日(以下、「割当日」という。)後、当社が普通株式につき、株式分割(当社普通株式の無償割当を含む。以下、株式分割の記載につき同じ。)又は株式併合を行う場合には、新株予約権のうち、当該株式分割又は株式併合の時点で行使されていない新株予約権について、付与株式数を次の計算により調整する。

調整後付与株式数=調整前付与株式数×分割又は併合の比率

  また、上記の他、付与株式数の調整を必要とするやむを得ない事由が生じたときは、当社は、当社の取締役会において必要と認められる付与株式数の調整を行うことができる。

  なお、上記の調整の結果生じる1株未満の端数は、これを切り捨てる。

3.新株予約権の行使に際して出資される財産の価額は、新株予約権の行使により交付を受けることができる株式1株当たりの金額を1円とし、これに付与株式数を乗じた金額とする。

4.新株予約権の行使により株式を発行する場合における増加する資本金及び資本準備金に関する事項

(1)新株予約権の行使により株式を発行する場合における増加する資本金の額は、会社計算規則第17条第1項に従い算出される資本金等増加限度額の2分の1の金額とし、計算の結果1円未満の端数が生じる場合は、これを切り上げるものとする。

  (2)新株予約権の行使により株式を発行する場合における増加する資本準備金の額は、上記(1)記載の資本金等増加限度額から上記(1)に定める増加する資本金の額を減じた額とする。

 

5.新株予約権の行使の条件

(1)新株予約権者は、上記の期間内において、当社の取締役及び執行役員のいずれの地位をも喪失した日の翌日から10日(10日目が休日に当たる場合には翌営業日)を経過する日までの間に限り、新株予約権を一括してのみ行使できるものとする。

(2)新株予約権者が死亡した場合、その者の相続人は、本新株予約権を一括してのみ行使することができる。

6.当社が合併(当社が合併により消滅する場合に限る。)、吸収分割若しくは新設分割(それぞれ当社が分割会社となる場合に限る。)、株式交換若しくは株式移転(それぞれ当社が完全子会社となる場合に限る。)(以上を総称して以下、「組織再編行為」という。)をする場合において、組織再編行為の発生日(吸収合併につき吸収合併がその効力を生ずる日、新設合併につき新設合併設立会社成立の日、吸収分割につき吸収分割の効力発生日、新設分割につき新設分割設立会社成立の日、株式交換につき株式交換がその効力を生ずる日、及び株式移転につき株式移転設立完全親会社の成立の日をいう。以下同じ。)の直前において残存する新株予約権(以下、「残存新株予約権」という。)を保有する新株予約権者に対し、それぞれの場合につき、会社法第236条第1項第8号のイからホまでに掲げる株式会社(以下、「再編対象会社」という。)の新株予約権をそれぞれ交付することとする。ただし、以下の各号に沿って再編対象会社の新株予約権を交付する旨を、吸収合併契約、新設合併契約、吸収分割契約、新設分割計画、株式交換契約又は株式移転計画において定めた場合に限る。

(1)交付する再編対象会社の新株予約権の数

新株予約権者が保有する残存新株予約権の数と同一の数をそれぞれ交付するものとする。

(2)新株予約権の目的である再編対象会社の株式の種類

再編対象会社の普通株式とする。

(3)新株予約権の目的である再編対象会社の株式の数

組織再編行為の条件等を勘案のうえ、上記「(注)2.」に準じて決定する。

(4)新株予約権の行使に際して出資される財産の価額

交付される各新株予約権の行使に際して出資される財産の価額は、以下に定める再編後行使価額に上記(3)に従って決定される当該各新株予約権の目的である再編対象会社の株式の数を乗じて得られる金額とする。再編後行使価額は、交付される各新株予約権を行使することにより交付を受けることができる再編対象会社の株式1株当たり1円とする。

(5)新株予約権を行使することができる期間

「新株予約権の行使期間」欄に定める新株予約権を行使することができる期間の初日と組織再編行為の効力発生日のいずれか遅い日から、同欄に定める新株予約権を行使することができる期間の満了日までとする。

(6)新株予約権の行使により株式を発行する場合における増加する資本金及び資本準備金に関する事項

上記「(注)4.」に準じて決定する。

(7)譲渡による新株予約権の取得の制限

譲渡による新株予約権の取得については、再編対象会社の取締役会の決議による承認を要するものとする。

(8)新株予約権の行使の条件

上記「(注)5.」に準じて決定する。

(9)新株予約権の取得条項

以下に準じて決定する。

①新株予約権者が権利行使をする前に、上記「(注)5.」の定め又は新株予約権割当契約の定めにより新株予約権を行使できなくなった場合、当社は当社の取締役会が別途定める日をもって当該新株予約権を無償で取得することができる。

②当社は、以下イ、ロ、ハ、ニ又はホの議案につき当社の株主総会で承認された場合(株主総会決議が不要の場合は当社の取締役会で承認された場合)は、当社の取締役会が別途定める日に、新株予約権を無償で取得することができる。

イ 当社が消滅会社となる合併契約承認の議案

ロ 当社が分割会社となる分割契約又は分割計画承認の議案

ハ 当社が完全子会社となる株式交換契約又は株式移転計画承認の議案

ニ 当社の発行する全部の株式の内容として譲渡による当該株式の取得について当社の承認を要することについての定めを設ける定款の変更承認の議案

ホ 新株予約権の目的である種類の株式の内容として譲渡による当該種類の株式の取得について当社の承認を要すること又は当該種類の株式について当社が株主総会の決議によってその全部を取得することについての定めを設ける定款の変更承認の議案

 

 

 

 

 

決議年月日

2018年8月10日

2019年4月12日

付与対象者の区分及び人数(名)

取締役5名

取締役8名

新株予約権の数(個) ※

672(注)1

798(注)1

新株予約権の目的となる株式の種類、
内容及び数(株) ※

普通株式67,200(注)1

普通株式79,800(注)1

新株予約権の行使時の払込金額(円)※

1(注)2

新株予約権の行使期間 ※

  2018年9月1日~
2048年8月31日

 2019年5月9日~
2049年5月8日

新株予約権の行使により株式を発行する場合の株式の発行価格及び資本組入額(円) ※

発行価格  1株当たり255
資本組入額 1株当たり127.5
          (注)3

発行価格  1株当たり247
資本組入額 1株当たり123.5
     (注)3

新株予約権の行使の条件 ※

(注)4

新株予約権の譲渡に関する事項 ※

譲渡による新株予約権の取得については、当社の取締役会の承認を要するものとする。

組織再編成行為に伴う新株予約権の交付に関する事項 ※

(注)5

 

 

 

決議年月日

2020年4月14日

付与対象者の区分及び人数(名)

取締役4名

執行役員4名

新株予約権の数(個) ※

892(注)1

新株予約権の目的となる株式の種類、
内容及び数(株) ※

普通株式89,200(注)1

新株予約権の行使時の払込金額(円)※

1(注)2

新株予約権の行使期間 ※

  2020年5月9日~
2050年5月8日

新株予約権の行使により株式を発行する場合の株式の発行価格及び資本組入額(円) ※

発行価格  1株当たり193
資本組入額 1株当たり96.5
          (注)3

新株予約権の行使の条件 ※

(注)4

新株予約権の譲渡に関する事項 ※

譲渡による新株予約権の取得については、当社の取締役会の承認を要するものとする。

組織再編成行為に伴う新株予約権の交付に関する事項 ※

(注)5

 

 ※ 当事業年度の末日(2022年12月31日)における内容を記載しております。なお、提出日の前月末(2023年2月28日)現在において、これらの事項に変更はありません。

 

(注) 1.新株予約権の目的である株式の数(以下、「付与株式数」という。)は1個当たり100株とする。ただし、新株予約権を割当てる日(以下、「割当日」という。)後、当社が普通株式につき、株式分割(当社普通株式の無償割当を含む。以下、株式分割の記載につき同じ。)又は株式併合を行う場合には、新株予約権のうち、当該株式分割又は株式併合の時点で行使されていない新株予約権について、付与株式数を次の計算により調整する。

調整後付与株式数=調整前付与株式数×分割又は併合の比率

  また、上記の他、付与株式数の調整を必要とするやむを得ない事由が生じたときは、当社は、当社の取締役会において必要と認められる付与株式数の調整を行うことができる。

  なお、上記の調整の結果生じる1株未満の端数は、これを切り捨てる。

2.新株予約権の行使に際して出資される財産の価額は、新株予約権の行使により交付を受けることができる株式1株当たりの金額を1円とし、これに付与株式数を乗じた金額とする。

3.新株予約権の行使により株式を発行する場合における増加する資本金及び資本準備金に関する事項

(1)新株予約権の行使により株式を発行する場合における増加する資本金の額は、会社計算規則第17条第1項に従い算出される資本金等増加限度額の2分の1の金額とし、計算の結果1円未満の端数が生じる場合は、これを切り上げるものとする。

(2)新株予約権の行使により株式を発行する場合における増加する資本準備金の額は、上記(1)記載の資本金等増加限度額から上記(1)に定める増加する資本金の額を減じた額とする。

 

4.新株予約権の行使の条件

(1)新株予約権者は、上記の期間内において、当社の取締役及び執行役員のいずれの地位をも喪失した日の翌日から10日(10日目が休日に当たる場合には翌営業日)を経過する日までの間に限り、新株予約権を一括してのみ行使できるものとする。

(2)新株予約権者が死亡した場合、その者の相続人は、本新株予約権を一括してのみ行使することができる。

5.当社が合併(当社が合併により消滅する場合に限る。)、吸収分割若しくは新設分割(それぞれ当社が分割会社となる場合に限る。)、株式交換若しくは株式移転(それぞれ当社が完全子会社となる場合に限る。)(以上を総称して以下、「組織再編行為」という。)をする場合において、組織再編行為の発生日(吸収合併につき吸収合併がその効力を生ずる日、新設合併につき新設合併設立会社成立の日、吸収分割につき吸収分割の効力発生日、新設分割につき新設分割設立会社成立の日、株式交換につき株式交換がその効力を生ずる日、及び株式移転につき株式移転設立完全親会社の成立の日をいう。以下同じ。)の直前において残存する新株予約権(以下、「残存新株予約権」という。)を保有する新株予約権者に対し、それぞれの場合につき、会社法第236条第1項第8号のイからホまでに掲げる株式会社(以下、「再編対象会社」という。)の新株予約権をそれぞれ交付することとする。ただし、以下の各号に沿って再編対象会社の新株予約権を交付する旨を、吸収合併契約、新設合併契約、吸収分割契約、新設分割計画、株式交換契約又は株式移転計画において定めた場合に限る。

(1)交付する再編対象会社の新株予約権の数

新株予約権者が保有する残存新株予約権の数と同一の数をそれぞれ交付するものとする。

(2)新株予約権の目的である再編対象会社の株式の種類

再編対象会社の普通株式とする。

(3)新株予約権の目的である再編対象会社の株式の数

組織再編行為の条件等を勘案のうえ、上記「(注)1.」に準じて決定する。

(4)新株予約権の行使に際して出資される財産の価額

交付される各新株予約権の行使に際して出資される財産の価額は、以下に定める再編後行使価額に上記(3)に従って決定される当該各新株予約権の目的である再編対象会社の株式の数を乗じて得られる金額とする。再編後行使価額は、交付される各新株予約権を行使することにより交付を受けることができる再編対象会社の株式1株当たり1円とする。

(5)新株予約権を行使することができる期間

「新株予約権の行使期間」欄に定める新株予約権を行使することができる期間の初日と組織再編行為の効力発生日のいずれか遅い日から、同欄に定める新株予約権を行使することができる期間の満了日までとする。

(6)新株予約権の行使により株式を発行する場合における増加する資本金及び資本準備金に関する事項

上記「(注)3.」に準じて決定する。

(7)譲渡による新株予約権の取得の制限

譲渡による新株予約権の取得については、再編対象会社の取締役会の決議による承認を要するものとする。

(8)新株予約権の行使の条件

上記「(注)4.」に準じて決定する。

(9)新株予約権の取得条項

以下に準じて決定する。

①新株予約権者が権利行使をする前に、上記「(注)4.」の定め又は新株予約権割当契約の定めにより新株予約権を行使できなくなった場合、当社は当社の取締役会が別途定める日をもって当該新株予約権を無償で取得することができる。

②当社は、以下イ、ロ、ハ、ニ又はホの議案につき当社の株主総会で承認された場合(株主総会決議が不要の場合は当社の取締役会で承認された場合)は、当社の取締役会が別途定める日に、新株予約権を無償で取得することができる。

イ 当社が消滅会社となる合併契約承認の議案

ロ 当社が分割会社となる分割契約又は分割計画承認の議案

ハ 当社が完全子会社となる株式交換契約又は株式移転計画承認の議案

ニ 当社の発行する全部の株式の内容として譲渡による当該株式の取得について当社の承認を要することについての定めを設ける定款の変更承認の議案

ホ 新株予約権の目的である種類の株式の内容として譲渡による当該種類の株式の取得について当社の承認を要すること又は当該種類の株式について当社が株主総会の決議によってその全部を取得することについての定めを設ける定款の変更承認の議案

 

② 【ライツプランの内容】

該当事項はありません。

 

(4) 【発行済株式総数、資本金等の推移】

 

年月日

発行済株式
総数増減数
(株)

発行済株式
総数残高
(株)

資本金増減額
(百万円)

資本金残高
(百万円)

資本準備金
増減額
(百万円)

資本準備金
残高
(百万円)

2018年7月2日

(注)1

31,084,515

31,084,515

2,000

2,000

500

500

2021年5月14日

(注)2

91,500

31,176,015

12

2,012

12

512

2022年1月1日~

2022年12月31日

(注)3

35,400

31,211,415

5

2,017

5

517

2022年5月13日

(注)4

88,900

31,300,315

13

2,030

13

530

 

(注) 1.発行済株式総数、資本金及び資本準備金の増加は、2018年7月2日付でモバイルクリエイト株式会社と株式会社石井工作研究所の共同株式移転の方法により当社が設立されたことによるものであります。

2.譲渡制限付株式報酬としての新株式発行による増加

   発行価格  1株につき272円

   資本組入額 1株につき136円

   割当先   取締役(監査等委員である取締役及び社外取締役を除く。)4名、執行役員6名

3.新株予約権の行使による増加

4.譲渡制限付株式報酬としての新株式発行による増加

   発行価額  1株につき293円

   資本組入額 1株につき146.5円

    割当先   取締役(監査等委員である取締役及び社外取締役を除く。)3名、執行役員8名

 

 

(5) 【所有者別状況】

2022年12月31日現在

区分

株式の状況(1単元の株式数100株)

単元未満
株式の状況
(株)

政府及び
地方公共
団体

金融機関

金融商品
取引業者

その他の
法人

外国法人等

個人
その他

個人以外

個人

株主数
(人)

11

24

71

28

25

15,491

15,650

所有株式数
(単元)

25,513

5,863

98,006

7,926

357

174,902

312,567

43,615

所有株式数
の割合(%)

8.16

1.87

31.36

2.54

0.11

55.96

100

 

(注)1.自己株式1,218,356株は、「個人その他」に12,183単元、「単元未満株式の状況」に56株含まれております。

2.株式会社証券保管振替機構名義の株式918株は、「その他の法人」に9単元、「単元未満株式の状況」に18株含まれております。

 

(6) 【大株主の状況】

2022年12月31日現在

氏名又は名称

住所

所有株式数
(株)

発行済株式(自己株式を除く。)の総数に対する所有株式数の割合(%)

イノベーション株式会社

大分県大分市東大道2丁目4番5号-1409

6,564,000

21.82

フューチャー株式会社

大分県大分市東大道2丁目4番5号-1409

1,680,000

5.58

日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口)

東京都港区浜松町2丁目11番3号

1,449,100

4.81

FIG従業員持株会

大分県大分市東大道2丁目5番60号

1,062,983

3.53

株式会社大分銀行

大分県大分市府内町3丁目4番1号

600,000

1.99

青木 義行

千葉県浦安市

400,000

1.32

株式会社インターネットイニシアティブ

東京都千代田区富士見2丁目10番2号

400,000

1.32

第一交通産業株式会社

福岡県北九州市小倉北区馬借2丁目6番8号

400,000

1.32

財産計算センター合同会社

東京都墨田区菊川2丁目16-1 SKビル

399,900

1.32

岩瀬 英一郎

東京都墨田区

364,072

1.21

13,320,055

44.27

 

(注)1.イノベーション株式会社及びフューチャー株式会社は、当社代表取締役社長村井雄司の資産管理会社であります。

  2.前事業年度において主要株主であった村井雄司は、当事業年度末では主要株主ではなくなり、イノベーション株式会社が新たに主要株主となりました。

  3.上記のほか当社所有の自己株式1,218,356株があります。

 

①【連結貸借対照表】

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

(単位:百万円)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

前連結会計年度

(2021年12月31日)

当連結会計年度

(2022年12月31日)

資産の部

 

 

 

流動資産

 

 

 

 

現金及び預金

2,414

2,199

 

 

受取手形及び売掛金

3,145

 

 

受取手形、売掛金及び契約資産

※1 4,631

 

 

リース投資資産

1,955

※3 4,441

 

 

製品

326

351

 

 

仕掛品

※2 898

※2 374

 

 

原材料

838

1,362

 

 

その他

313

740

 

 

貸倒引当金

45

44

 

 

流動資産合計

9,846

14,058

 

固定資産

 

 

 

 

有形固定資産

 

 

 

 

 

建物及び構築物(純額)

※3 1,096

※3 1,928

 

 

 

機械装置及び運搬具(純額)

204

173

 

 

 

工具、器具及び備品(純額)

76

74

 

 

 

レンタル資産(純額)

154

172

 

 

 

土地

※3 1,718

※3 1,718

 

 

 

リース資産(純額)

2

0

 

 

 

建設仮勘定

2,942

15

 

 

 

有形固定資産合計

※5 6,194

※5 4,082

 

 

無形固定資産

 

 

 

 

 

のれん

357

282

 

 

 

ソフトウエア

381

473

 

 

 

ソフトウエア仮勘定

106

59

 

 

 

その他

6

6

 

 

 

無形固定資産合計

850

821

 

 

投資その他の資産

 

 

 

 

 

投資有価証券

946

1,338

 

 

 

繰延税金資産

73

93

 

 

 

長期未収入金

885

883

 

 

 

その他

186

196

 

 

 

貸倒引当金

12

11

 

 

 

投資その他の資産合計

2,079

2,501

 

 

固定資産合計

9,125

7,405

 

資産合計

18,971

21,463

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

(単位:百万円)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

前連結会計年度

(2021年12月31日)

当連結会計年度

(2022年12月31日)

負債の部

 

 

 

流動負債

 

 

 

 

支払手形及び買掛金

1,298

1,759

 

 

短期借入金

※3 3,833

1,925

 

 

1年内償還予定の社債

16

17

 

 

1年内返済予定の長期借入金

※3 802

※3 930

 

 

未払法人税等

81

249

 

 

未払消費税等

188

128

 

 

賞与引当金

53

58

 

 

製品保証引当金

27

29

 

 

その他

766

※4 705

 

 

流動負債合計

7,068

5,803

 

固定負債

 

 

 

 

社債

17

 

 

長期借入金

※3 2,731

※3 5,681

 

 

繰延税金負債

81

59

 

 

役員退職慰労引当金

65

57

 

 

退職給付に係る負債

128

135

 

 

修繕引当金

11

 

 

その他

1

5

 

 

固定負債合計

3,024

5,951

 

負債合計

10,093

11,754

純資産の部

 

 

 

株主資本

 

 

 

 

資本金

2,012

2,030

 

 

資本剰余金

3,852

4,008

 

 

利益剰余金

3,035

3,575

 

 

自己株式

455

312

 

 

株主資本合計

8,444

9,301

 

その他の包括利益累計額

 

 

 

 

その他有価証券評価差額金

282

269

 

 

為替換算調整勘定

4

5

 

 

その他の包括利益累計額合計

286

275

 

新株予約権

131

124

 

非支配株主持分

16

8

 

純資産合計

8,878

9,709

負債純資産合計

18,971

21,463

 

 

【連結損益計算書】

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

(単位:百万円)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

前連結会計年度

(自 2021年1月1日

 至 2021年12月31日)

当連結会計年度

(自 2022年1月1日

 至 2022年12月31日)

売上高

12,264

※1 12,914

売上原価

※2,※3 8,995

※2,※3 9,030

売上総利益

3,269

3,883

販売費及び一般管理費

※4,※5 2,703

※4,※5 2,951

営業利益

566

932

営業外収益

 

 

 

受取利息

3

0

 

受取配当金

16

20

 

補助金収入

14

73

 

その他

9

17

 

営業外収益合計

44

111

営業外費用

 

 

 

支払利息

35

45

 

その他

1

34

 

営業外費用合計

36

79

経常利益

573

964

税金等調整前当期純利益

573

964

法人税、住民税及び事業税

190

314

法人税等調整額

57

28

法人税等合計

133

286

当期純利益

439

677

非支配株主に帰属する当期純損失(△)

2

8

親会社株主に帰属する当期純利益

441

685

 

1.報告セグメントの概要

(1)報告セグメントの決定方法

当社グループの事業については、グループの各事業会社が、取り扱う製品及びサービスについての事業展開・戦略を立案し、事業活動を展開しております。

従って、当社グループは製品及びサービス別のセグメントから構成されており、「IoT」及び「マシーン」並びに「スマートシティ」の3つを報告セグメントとしております。

 

(2)各報告セグメントに属する製品及びサービスの種類

「IoT」は、主に移動体管理システムの開発・販売並びにこれらに付随する通信・アプリケーションのサービス及び保守等を行っております。

「マシーン」は、主に半導体・自動車関連製造装置及び金型等の製造・販売、無人飛行機及びロボット制御システムの開発・製造・保守管理・販売等を行っております。

「スマートシティ」は、主にマンション等の不動産賃貸事業を行っております。

(3) 報告セグメントの変更等に関する事項

当連結会計年度から、従来、「情報通信事業」としていた報告セグメントの名称を「IoT」に、「装置等関連事業」としていた報告セグメントの名称を「マシーン」に、「新規事業」としていた報告セグメントの名称を「スマートシティ」にそれぞれ変更しております。当該変更は名称変更のみであり、セグメント情報に与える影響はありません。なお、前連結会計年度のセグメント情報についても変更後の名称で記載しております。

 

① 【貸借対照表】

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

(単位:百万円)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

前事業年度

(2021年12月31日)

当事業年度

(2022年12月31日)

資産の部

 

 

 

流動資産

 

 

 

 

現金及び預金

627

821

 

 

未収入金

※1 55

※1 69

 

 

前払費用

10

18

 

 

関係会社短期貸付金

3,485

1,100

 

 

1年内回収予定の関係会社長期貸付金

187

413

 

 

その他

116

60

 

 

流動資産合計

4,483

2,482

 

固定資産

 

 

 

 

有形固定資産

 

 

 

 

 

車両運搬具

-

4

 

 

 

工具、器具及び備品

1

2

 

 

 

有形固定資産合計

1

6

 

 

無形固定資産

 

 

 

 

 

ソフトウエア

7

3

 

 

 

その他

0

0

 

 

 

無形固定資産合計

8

4

 

 

投資その他の資産

 

 

 

 

 

投資有価証券

25

442

 

 

 

関係会社株式

8,045

7,771

 

 

 

関係会社長期貸付金

1,422

4,750

 

 

 

長期前払費用

-

5

 

 

 

繰延税金資産

0

0

 

 

 

その他

-

0

 

 

 

投資その他の資産合計

9,493

12,969

 

 

固定資産合計

9,504

12,981

 

資産合計

13,987

15,464

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

(単位:百万円)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

前事業年度

(2021年12月31日)

当事業年度

(2022年12月31日)

負債の部

 

 

 

流動負債

 

 

 

 

短期借入金

※2 3,810

1,900

 

 

1年内返済予定の長期借入金

※2 539

※2 720

 

 

未払金

※1 43

※1 67

 

 

未払費用

31

3

 

 

未払消費税等

25

19

 

 

その他

6

6

 

 

流動負債合計

4,456

2,717

 

固定負債

 

 

 

 

長期借入金

※2 1,797

※2 4,958

 

 

固定負債合計

1,797

4,958

 

負債合計

6,254

7,676

純資産の部

 

 

 

株主資本

 

 

 

 

資本金

2,012

2,030

 

 

資本剰余金

 

 

 

 

 

資本準備金

512

530

 

 

 

その他資本剰余金

4,862

5,000

 

 

 

資本剰余金合計

5,375

5,531

 

 

利益剰余金

 

 

 

 

 

その他利益剰余金

 

 

 

 

 

 

繰越利益剰余金

213

413

 

 

 

利益剰余金合計

213

413

 

 

自己株式

0

312

 

 

株主資本合計

7,601

7,663

 

新株予約権

131

124

 

純資産合計

7,732

7,787

負債純資産合計

13,987

15,464

 

 

② 【損益計算書】

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

(単位:百万円)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

前事業年度

(自 2021年1月1日

 至 2021年12月31日)

当事業年度

(自 2022年1月1日

 至 2022年12月31日)

営業収益

 

 

 

関係会社受取配当金

※1 162

※1 408

 

関係会社経営指導料

※1 574

※1 725

 

関係会社受取手数料

※1 113

※1 113

 

営業収益合計

850

1,247

営業費用

 

 

 

販売費及び一般管理費

※1,※2 681

※1,※2 883

 

営業費用合計

681

883

営業利益

168

364

営業外収益

 

 

 

受取利息

※1 20

※1 31

 

その他

0

0

 

営業外収益合計

20

32

営業外費用

 

 

 

支払利息

18

28

 

新株予約権発行費

-

5

 

その他

-

1

 

営業外費用合計

18

35

経常利益

170

361

税引前当期純利益

170

361

法人税、住民税及び事業税

15

5

法人税等調整額

6

0

法人税等合計

22

5

当期純利益

148

355