株式会社共和コーポレーション
Kyowa Corporation
長野市若里三丁目10番28号
証券コード:65700
業界:サービス業
有価証券報告書の提出日:2023年6月23日

(1) 連結経営指標等

 

回次

第33期

第34期

第35期

第36期

第37期

決算年月

2019年3月

2020年3月

2021年3月

2022年3月

2023年3月

売上高

(千円)

10,385,805

12,444,341

経常利益

(千円)

284,701

711,941

親会社株主に帰属する
当期純利益

(千円)

128,865

432,649

包括利益

(千円)

140,979

417,015

純資産額

(千円)

3,090,739

3,404,962

総資産額

(千円)

12,089,142

13,281,603

1株当たり純資産額

(円)

519.23

571.95

1株当たり当期純利益

(円)

21.90

72.67

潜在株式調整後
1株当たり当期純利益

(円)

21.77

72.41

自己資本比率

(%)

25.6

25.6

自己資本利益率

(%)

8.3

13.3

株価収益率

(倍)

22.8

8.3

営業活動による
キャッシュ・フロー

(千円)

1,592,924

2,552,330

投資活動による
キャッシュ・フロー

(千円)

1,932,036

2,180,333

財務活動による
キャッシュ・フロー

(千円)

528,537

698,278

現金及び現金同等物
の期末残高

(千円)

4,470,829

4,144,548

従業員数

〔外、平均臨時雇用者数〕

(名)

[―]

[―]

[―]

195

[305]

195

[323]

 

(注) 1.第33期、第34期及び第35期は連結財務諸表を作成しておりませんので、連結会計年度に係る主要な経営指標等の推移については記載しておりません。

2.従業員数は就業人数であり、[外書]は臨時従業員(アルバイト、パートタイマー及び嘱託契約の従業員を含み、派遣社員を除く)の年間平均雇用人員であります。

 

 

(2) 提出会社の経営指標等

 

回次

第33期

第34期

第35期

第36期

第37期

決算年月

2019年3月

2020年3月

2021年3月

2022年3月

2023年3月

売上高

(千円)

11,543,870

13,591,652

10,710,003

10,321,082

12,244,975

経常利益

(千円)

489,765

335,677

433,678

324,188

733,684

当期純利益又は

当期純損失(△)

(千円)

752,272

38,705

129,345

128,590

432,924

持分法を適用した場合の
投資利益

(千円)

資本金

(千円)

693,887

709,709

709,709

709,709

709,709

発行済株式総数

(株)

6,027,000

6,080,130

6,080,130

6,080,130

6,080,130

純資産額

(千円)

3,303,326

3,260,748

3,049,386

3,090,465

3,404,962

総資産額

(千円)

10,824,861

10,308,564

11,007,970

12,075,293

13,253,108

1株当たり純資産額

(円)

566.90

547.13

514.68

519.19

571.95

1株当たり配当額
(1株当たり中間配当額)

(円)

17.50

(8.50)

17.50

(8.50)

14.00

(5.00)

17.50

(8.50)

17.50

(8.50)

1株当たり当期純利益又は

1株当たり当期純損失(△)

(円)

129.10

6.55

21.69

21.85

72.72

潜在株式調整後
1株当たり当期純利益

(円)

127.68

6.49

21.73

72.45

自己資本比率

(%)

30.5

31.6

27.7

25.6

25.7

自己資本利益率

(%)

25.0

1.2

4.1

4.2

13.3

株価収益率

(倍)

4.5

64.1

22.8

22.8

8.3

配当性向

(%)

13.6

267.2

80.1

24.1

営業活動による
キャッシュ・フロー

(千円)

1,361,532

1,612,612

1,064,413

投資活動による
キャッシュ・フロー

(千円)

1,563,654

1,681,167

112,126

財務活動による
キャッシュ・フロー

(千円)

485,241

428,517

924,204

現金及び現金同等物
の期末残高

(千円)

2,677,732

2,180,660

4,281,404

従業員数

〔外、平均臨時雇用者数〕

(名)

177

[364]

183

[412]

187

[261]

185

[305]

184

[322]

株主総利回り

(%)

61.1

46.7

55.4

57.8

69.8

(比較指数:配当込みTOPIX)

(%)

95.0

85.9

122.1

124.6

131.8

最高株価

(円)

1,047

(2,094)

762

542

541

721

最低株価

(円)

487

(974)

420

310

450

485

 

 

(注) 1.第36期及び第37期は連結財務諸表を作成しているため、営業活動によるキャッシュ・フロー、投資活動によるキャッシュ・フロー、財務活動によるキャッシュ・フロー並びに現金及び現金同等物の期末残高は記載しておりません。

2.「収益認識に関する会計基準」(企業会計基準第29号 2020年3月31日)等を第36期の期首から適用しており、第36期以降に係る主要な経営指標については、当該会計基準等を適用した後の指標となっております。

3.持分法を適用した場合の投資利益は、持分法を適用する関連会社がないため記載しておりません。

4.2019年7月19日付で譲渡制限付株式報酬としての新株式発行を行っております。この結果、第34期末の発行済株式総数は、6,080,130株となっております。

5.2018年9月1日付で普通株式1株につき2株の株式分割を行っております。第33期の期首に当該株式分割が行われたと仮定し、1株当たり純資産額、1株当たり当期純利益及び潜在株式調整後1株当たり当期純利益を算定しております。

6.潜在株式調整後1株当たり当期純利益については、潜在株式は存在するものの、第35期は当期純損失であるため記載しておりません。

7.従業員数は就業人員(当社から他社への出向者を除き、他社から当社への出向者を含む。)であり、[外書]は臨時従業員(アルバイト、パートタイマー及び嘱託契約の従業員を含み、派遣社員を除く。)の年間平均雇用者数であります。

8.2018年9月1日付で普通株式1株につき2株の株式分割を行っております。第33期の期首に当該株式分割が行われたと仮定し、株主総利回りを算定しております。

9.第36期まで、株主総利回りの比較指標に東証第二部株価指数を用いておりましたが、2022年4月4日の東京証券取引所の市場再編に伴い廃止されました。このため第37期から比較指数を、継続して比較することが可能な配当込みTOPIXに変更しております。

10.最高株価及び最低株価は、2022年4月3日以前は東京証券取引所市場第二部におけるものであり、2022年4月4日以降は東京証券取引所スタンダード市場におけるものであります。なお、第33期の株価については株式分割後の最高株価及び最低株価を記載しており、株式分割前の最高株価及び最低株価を括弧内に記載しております。

 

 

2 【沿革】

当社は、1982年長野県長野市金箱においてアミューズメント機器の販売及びアミューズメント施設運営を目的として、現在の株式会社共和コーポレーションの前身である「共和レジャーシステム」を創業致しました。

その後、1986年にアミューズメント機器の販売及びアミューズメント施設運営を事業目的とする会社として、「株式会社共和レジャーシステム」を設立致しました。

株式会社共和レジャーシステム設立以降の企業集団に係る経緯は、次のとおりであります。

年月

概要

1986年5月

長野県長野市金箱にアミューズメント機器の販売及びアミューズメント施設運営を目的とした、株式会社共和レジャーシステム(資本金2,000万円)を設立。

1986年5月

長野県長野市にバッティングセンター1号店「長野スカイバッティングセンター(現アピナ長野スカイバッティングセンター)」開店。

1987年3月

本社を長野県長野市若里に移転。

1991年7月

本社を長野県長野市稲葉に移転。

1992年9月

本社社屋を長野県長野市若里に取得し、移転。

1992年9月

長野県長野市にゲームセンター1号店「アピナ長野店(現アピナ長野村山店)」開店。

1993年6月

長野県北佐久郡の白樺リゾート池の平ホテル内のアミューズメント施設運営受託。

1994年11月

東京営業所を東京都渋谷区に開設。

1996年10月

栃木県の第1号店舗として栃木県小山市に「プレイステージ マイタウン」開店(現在閉店)。

1997年2月

群馬県の第1号店舗として群馬県前橋市に「アピナ前橋店」開店(現在閉店)。

1999年4月

新潟県の第1号店舗として新潟県上越市に「アピナ上越店」開店(現在閉店)。

1999年10月

商号を株式会社共和コーポレーションに変更。

1999年10月

株式会社ユー・ミー・コーポレイションより広告事業を譲り受け、店舗開発広告事業を開始。

2002年7月

石川県の第1号店舗として石川県石川郡野々市町(現石川県野々市市)に「野々市スタジアム55(現アピナ野々市バッティングスタジアム)」開店。

2002年11月

東京営業所を東京支店に昇格し、東京都渋谷区に移転。

2003年8月

長野県伊那市にゲームとバッティングの複合店第1号店「アピナ伊那店」開店。

2003年8月

茨城県の第1号店舗として茨城県下館市(現筑西市)に「アピナ下館店」開店。

2006年8月

富山県の第1号店舗として富山県富山市に「アピナ富山新庄店」開店。

2007年4月

山形県の第1号店舗として山形県鶴岡市に「アピナ鶴岡店」開店。

2011年7月

北海道の第1号店舗として北海道千歳市に「アピナ新千歳空港店」開店。

2012年2月

アルピコ興業株式会社よりボウリング事業を譲り受け。

2012年12月

三重県の第1号店舗として三重県鈴鹿市にゲームとボウリングの複合店「アピナ鈴鹿店」開店。

2013年10月

本社社屋を長野県長野市若里に取得し、移転。

2014年2月

埼玉県の第1号店舗として埼玉県上尾市に「アピナ上尾店」開店。

2014年3月

神奈川県の第1号店舗として神奈川県相模原市に「アピナ橋本店」開店。

2015年3月

株式会社YAZアミューズメントの全株式を取得し、完全子会社化(連結子会社)。

2015年3月

決算期を9月から3月に変更。

2016年6月

株式会社シティエンタテインメントの全株式を取得し、完全子会社化(連結子会社)。

2018年3月

東京証券取引所市場第二部に株式上場(資本金693百万円)

2018年8月

株式会社キャロム・プランニングよりキャロム大宮店を譲り受け。

2018年11月

兵庫県の第1号店舗として兵庫県姫路市に「アピナ姫路店」開店。

2019年1月

完全子会社である株式会社YAZアミューズメント及び株式会社シティエンタテインメントを吸収合併。

2019年1月

株式会社スクウェアワンよりアミューズメント施設3店舗を譲り受け。

2019年3月

一般社団法人日本eスポーツ連合(JeSU)に加盟。

2019年4月

株式会社スガイディノスと業務提携。

2019年3月

株式会社バンダイナムコアミューズメントよりアミューズメント施設4店舗を譲り受け。

2019年8月

株式会社アクトワークスよりジョイプラザ印西店を譲り受け。

2020年5月

滋賀県の第1号店舗として滋賀県大津市に「アピナキッズパーク大津京店」開店。

 

 

年月

概要

2020年10月

岐阜県の第1号店舗として岐阜県各務原市に「アピナ各務原店」開店。

2021年1月

一般社団法人長野県eスポーツ連合を設立。

2021年7月

宮城県の第1号店舗として宮城県宮城郡利府町に「アピナ新利府 北館」開店。

2021年9月

株式会社ブルーム(資本金1,000万円)を設立(連結子会社)。

2021年10月

連結子会社である株式会社ブルームが株式会社ブルームより玩具等の企画・開発及び販売等の事業を譲り受け。

2021年12月

愛知県の第1号店舗として愛知県豊橋市に「アピナ豊橋店」開店。

2022年4月

東京証券取引所の市場区分の見直しにより市場第二部からスタンダード市場へ移行。

2022年10月

広島県の第1号店舗として広島県東広島市に「アピナ東広島店」開店。

2022年12月

山口県の第1号店舗として山口県周南市に「アピナ徳山店」開店。

 

 

3 【事業の内容】

当社グループは、経営理念「三つの楽しみ(顧客満足の楽しみ、一生懸命の楽しみ、実践と行動の楽しみ)」のもと、アミューズメント施設の運営と、アミューズメント機器(注)等の販売の2分野を中心としたアミューズメント事業を主たる業務としております。

(注) アミューズメント機器とは、ゲームセンターに設置してある業務用ゲーム機をいいます。

 

(1) アミューズメント施設運営事業

アミューズメント施設の運営は、当社グループのアミューズメント事業の中核をなすものであります。

当社グループのアミューズメント施設は、長野県を中心として、中部、関東及び近畿エリア等のロードサイド、ショッピングセンター及び駅前ロケーション等に展開しております。当社グループはアミューズメント機器メーカーの傘下に属さない独立系であり、各メーカーの新製品、人気機種を取り揃えて遊空間の創出を行っております。

当社グループは以前より、効率性の観点から1,500㎡以下の小回りの利く中型店を中心に展開しており、主に居抜き物件を利用することでローコストでの出店を実現しておりますが、近年は複合商業施設内のテナントとしての出店も増えております。またM&Aからの店舗再生にも実績があり、今後も新規出店と並行して規模拡大を目指して参ります。

当社グループの店舗は景品ゲームやテレビゲーム、メダルゲームをメインに構成しており、「明るい(外壁がガラス仕様)、安心(健全で衛生的)、三世代(三世代でご来店いただける店舗作り)」をモットーに運営しております。また、お客様への積極的なお声がけや対話を重視しており、接客を通じて人気の機種や景品トレンドを店舗運営に反映するとともに、お客様のニーズに合ったイベントやサービスを実施することで、お客様満足度の向上に努めております。さらに、店舗間で機器を流動的に配置転換させることで、お客様が継続的に楽しんでいただけるよう努めております。

バッティングセンターの運営におきましては、お客様のレベルに合わせてお楽しみいただけるよう、趣向を凝らした機器を導入しております。またゲームセンターとバッティングセンターを併設した大型店舗の展開も積極的に行っており、お客様がより満足していただける空間作りに努めております。

ボウリング場の運営におきましては、ご家族連れから競技ボウラーまで、あらゆるお客様のニーズに対応できるよう、ボールウォール(ガターなし)レーンやプロショップ、プロチャレンジマッチ、健康ボウリング等、新しい試みを重ねております。さらに当社グループの特色を活かして、ボウリング場内でのゲームコーナーの充実を図る等、年代やレベルの違いを問わず、お客様にご満足いただける空間作りを行っております。

また当社グループは直営店舗運営の他、集客力のあるショッピングセンター、ボウリング場、リゾートホテル等の寛ぎスペース・コーナー等において、アミューズメント機器を施設保有者に賃貸して管理を委託する「管理委託」業務も行っております。

 

エリア別の店舗出店状況は次のとおりであります。

エリア

2019年

3月末

店舗数

2020年

3月末

店舗数

2021年

3月末

店舗数

2022年

3月末

店舗数

2023年

3月末

店舗数

北海道

1

1

1

1

1

東北

1

1

1

2

2

関東

19

25

20

19

19

甲信越

19

19

18

17

17

北陸

5

5

5

5

5

東海

6

6

7

9

10

近畿

2

2

3

3

3

中国

0

0

0

0

2

合計

53

59

55

56

59

 

 (注)1.店舗数には管理委託を含んでおりません。

 

 

(2) アミューズメント機器販売事業

アミューズメント機器販売事業では、全国各地のアミューズメント施設のオペレーター(注)1、ディストリビューター(注)2に、アミューズメント機器等の販売を行っております。当社グループは、業務用の国内アミューズメント機器製造各社の新商品をはじめ、中古機器、シールプリント用紙、部品類、景品類と多岐にわたる商品を取扱っており、そのほとんどはメーカーからの直送によるもので、顧客の少量多品種の要望にも対応可能な態勢をとっております。

販売事業部門は拠点を東京に置き、通常の受注活動の他に、店舗で得た機種稼働データ、店舗運営ノウハウ等を活かした助言や提案、さらに新たな店舗作りに関する運営支援等のコンサルティングを含むトータルセールスを行っております。

アミューズメント業界では最新の人気機種の確保が重要でありますが、メーカーとの交渉は、運営するアミューズメント施設での使用分も含めた仕入れを行うことで、スケールメリットを活かした折衝が可能であります。

 (注) 1.オペレーターとは、アミューズメント施設運営業者であります。

 2.ディストリビューターとは、アミューズメント機器等の卸売業者であります。

 

(3) その他事業

その他事業としましては、主に各種媒体を利用した広告代理店業、所有する不動産の賃貸業、子会社である株式会社ブルームの商品販売等であります。

広告代理店業におきましては、主に地元長野県において、チラシ、TVコマーシャルをはじめとした各種媒体を利用した広告代理店業やインターネット等を利用した販促品の販売のほか、店舗デザイン及び看板作成等まで幅広く展開しております。

不動産賃貸業は、2021年8月に取得しました建物に関して、2022年1月より賃貸を開始しております。

2021年9月に設立しました「株式会社ブルーム」では、「スクイーズ」(ポリウレタン製の造形物)を主軸とした玩具、雑貨等の企画、開発及び販売等の事業を展開しております。「スクイーズ」は、見た目の楽しさと独特の触感で、小中学生から大人まで幅広い世代に支持されており、香り付きの癒し系雑貨として人気があります。当社グループはこの「スクイーズ」に関して、アミューズメント機器販売事業とのシナジーによるアミューズメント業界への販路拡大を図るほか、アミューズメント業界向けの新たな景品の企画、開発等にも注力しております。

 

[事業系統図]


 

4 【関係会社の状況】

 

名 称

住所

資本金

(千円)

主要な事業

の内容

議決権の所有割合(%)

関係内容

(連結子会社)

 

株式会社ブルーム

東京都渋谷区

10,000

その他事業

100.0

当社と金銭貸借があります。

当社と営業取引があります。

管理部門業務を当社へ委託しております。

役員の兼任 5名

 

(注)1.「主要な事業の内容」欄には、セグメント情報に記載された名称を記載しております。

   2.有価証券届出書又は有価証券報告書を提出している会社はありません。

 

5 【従業員の状況】
(1) 連結会社の状況

2023年3月31日現在

セグメントの名称

従業員数(名)

アミューズメント施設運営事業

144

(312)

アミューズメント機器販売事業

5

その他事業

13

(1)

全社(共通)

33

(10)

合計

195

(323)

 

(注) 1.従業員数は、当社グループから当社グループ外への出向者を除き、当社グループ外から当社グループへの出向者を含む就業人員数であります。

2.従業員数欄の(外書)は、臨時従業員の年間平均雇用人員(1日8時間換算)であります。

3.臨時従業員には、アルバイト、パートタイマー及び嘱託契約の従業員を含み、派遣社員を除いております。

4.全社(共通)は、総務及び経理等の管理部門の従業員であります。

 

(2) 提出会社の状況

2023年3月31日現在

従業員数(名)

平均年齢(歳)

平均勤続年数(年)

平均年間給与(千円)

184

40.1

9.0

4,602

(322)

 

 

セグメントの名称

従業員数(名)

アミューズメント施設運営事業

144

(312)

アミューズメント機器販売事業

5

その他事業

2

全社(共通)

33

(10)

合計

184

(322)

 

(注) 1.従業員数は、当社から他社への出向者を除き、他社から当社への出向者を含む就業人員数であります。

2.従業員数欄の(外書)は、臨時従業員の年間平均雇用人員(1日8時間換算)であります。

3.臨時従業員には、アルバイト、パートタイマー及び嘱託契約の従業員を含み、派遣社員を除いております。

4.平均年間給与は、賞与及び基準外賃金を含んでおります。

5.全社(共通)は、総務及び経理等の管理部門の従業員であります。

 

(3) 労働組合の状況

当社グループには、労働組合はありませんが、労使関係については円滑な関係にあり、特記すべき事項はありません。

 

(4) 管理職に占める女性労働者の割合、男性労働者の育児休業取得率及び労働者の男女の賃金の差異

 ①連結会社の状況

当連結会計年度

補足説明

管理職に

占める

女性労働者

の割合(%)

(注1)

男性労働者の

育児休業

取得率(%)

(注2)

労働者の男女の

賃金の差異(%)(注1)

全労働者

正規雇用

労働者

パート・

有期労働者

12.4

0.0

57.8

78.1

92.3

男性労働者の育児休業対象者数

1名

 

(注) 1.「女性の職業生活における活躍の推進に関する法律」(平成27年法律第64号)の規定に基づき算出したものであります。

2.「育児休業、介護休業等育児又は家族介護を行う労働者の福祉に関する法律」(平成3年法律第76号)の規定に基づき、「育児休業、介護休業等育児又は家族介護を行う労働者の福祉に関する法律施行規則」(平成3年労働省令第25号)第71条の4第1号における育児休業等の取得割合を算出したものであります。

 

 ②提出会社の状況

当事業年度

補足説明

管理職に

占める

女性労働者

の割合(%)

(注1)

男性労働者の

育児休業

取得率(%)

(注2)

労働者の男女の

賃金の差異(%)(注1)

全労働者

正規雇用

労働者

パート・

有期労働者

7.3

0.0

55.7

75.3

92.9

男性労働者の育児休業対象者数

1名

 

(注) 1.「女性の職業生活における活躍の推進に関する法律」(平成27年法律第64号)の規定に基づき算出したものであります。

2.「育児休業、介護休業等育児又は家族介護を行う労働者の福祉に関する法律」(平成3年法律第76号)の規定に基づき、「育児休業、介護休業等育児又は家族介護を行う労働者の福祉に関する法律施行規則」(平成3年労働省令第25号)第71条の4第1号における育児休業等の取得割合を算出したものであります。

 

1 【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】

(1)経営方針

当社グループは、企業規模の更なる拡大と「安心・安全・安価」にお楽しみ頂けるアミューズメントスポットとしての強みを全国に浸透していくことで、収益基盤の更なる強化に努めております。

直営店は、2023年3月31日現在で全国に59店舗を展開しておりますが、当社グループの成長と安定した経営を目指す上で、継続的な出店数の増加が重要であることから、以下の点を重視して参ります。

①  お客様のニーズに対応した店舗づくりを目指し、適時適切なアミューズメント機器の導入や機種のバージョンアップを行い、来店客数の増加を図ります。
②  お客様との信頼関係の構築と、「明るい、安心、三世代」のブランドの醸成には、CS(注)の向上が必要不可欠であると認識しております。そのため、価格(料金体系)、サービス(接客、ホスピタリティ)、環境(クレンリネス、快適性)、販売促進(イベント、宣伝広告)、商品(機種構成、メンテナンス)等のあらゆる観点から、社員ひとりひとりがCSの向上に努めるとともに、引き続き徹底した社員教育を行います。
③  コンプライアンスを徹底し、法令等を逸脱した行為を排除するため、社内体制を効果的に機能させるとともに、無駄を排除し、効率的な業務遂行を行う体制の整備を推し進めます。 
④ 経済環境や業界の動向を勘案し、積極的なM&Aの活用や、出店候補地域の調査・分析を十分に行いながら、継続的な出店を推進して参ります。

  (注) CS(Customer Satisfaction)とは、顧客満足をいいます。

 

(2)経営環境及び経営戦略

アミューズメント業界におきましては、全体的な店舗数は減少しているものの、個々の店舗では規模の拡大やアミューズメント機器の増台が進んでおり、引き続き競争が激化することが予想されます。このような状況の下、当社グループは継続的な事業の発展及び経営基盤の安定を図り、ご来店いただいたお客様が「安心・安全・安価」にお楽しみいただける店舗運営に努めております。

顧客満足度向上を狙った差別化戦略としましては、接客力の強化、潜在顧客の取り込み、オリジナル商品の活用、アミューズメントとスポーツの融合の4つを重視しております。特に接客力の強化につきましては、お客様への積極的なお声掛けや対話を重視しており、日頃から接客を通じたお客様への共感やコミュニケーションを大切にしております。この接客力こそが、当社グループ店舗の優位性や差別化に繋がっていると考えており、引き続きCSの向上に積極的に取り組んで参ります。

なお、文中における将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。

 

(3)対処すべき課題

アミューズメント業界におきましては、人口動態の変化や価値観の多様化を背景とした消費行動の変化に加え、業種・業態を越えた競争の更なる激化が予見されるなど、引き続き厳しい状況が見込まれます。このような状況の下、当社グループは継続的な事業の発展及び経営基盤の安定を図り、「明るい、安心、三世代」をテーマとしてお楽しみいただけるようにするため、以下の課題に取り組んで参ります。

 

① 営業基盤の強化

直営店舗は長野県を中心に広域展開しております。このため店舗間の距離が長いものが多く、機器のメンテナンス、景品供給、従業員の交流等が円滑に行われない場合があります。

効率的な運営には店舗網の一層の充実が求められており、スピーディな店舗情報の取得と物件の仲介者との情報交換を密に行うことで、効果的にシェア拡大を進めて参ります。

 

 

② 店舗展開

当社グループは、ロードサイド店を基本として展開してきましたが、当連結会計年度においては、主にショッピングセンターをはじめとした複合施設内への出店を進めており、引き続きバランスの取れた店舗網を構築することが重要と考えております。現在の店舗所在地域を拠点として、点から線、線から面へと展開して参ります。

 

③ M&A戦略

M&Aは、事業成長の時間を短縮するための有効な手段であると考えております。親近性のある事業を含め、当社グループが取得することにより発展の期待できる事業に引き続き注目して参ります。

 

④ 人材の育成

当社グループは、利用者層の拡大とともに順調な成長を続けて参りました。今後も継続的な経営幹部人材の育成を図るとともに、店舗運営力の向上のために人材採用に注力して参ります。また、高品質な接客サービスや活気あふれる店舗運営の実践には、人材の育成と研修の強化が必要不可欠であると認識しており、新卒採用及び中途採用において有能な人材を確保するとともに、あらゆる機会を通じて入社後の教育を徹底して参ります。

 

 ⑤ 内部管理体制の強化

当社グループが法令遵守にとどまらず、これまで以上に企業の社会的責任を十分に果たすには、コンプライアンス体制の強化が必要であります。また、今後の事業環境の変化と事業規模の拡大に伴い、想定していなかったリスクに対応するための内部管理体制の強化も必要であります。そのため当社グループでは、組織力の強化、特に経営管理部門の人員充実と逐次社内規程類の見直しを行うとともに、内部監査及び内部統制の機能強化やコンプライアンス委員会の活動強化に取り組んで参ります。

 

⑥ 財務基盤の強化

当社グループは、アミューズメント機器の導入資金や、既存機器のバージョンアップ対応資金の積極的な確保が重要であります。現在は、金融機関からの借入金の依存度が高い状況にありますが、引き続き信用力を高めるとともに、経営基盤の強化と自己資本比率の向上を図って参ります。

 

⑦ 潜在顧客の開拓

当社グループは、地域活動のスポンサーとなって地域に貢献するとともに、長年のアミューズメント業界で培ってきたノウハウを駆使して、これまでゲームセンターに足を運ぶことのなかったファミリー層や女性、高齢者の集客を通じた利用者層の拡大に努め、来店客数及びプレイ回数の増加を図ることに努めて参ります。

 

⑧ 経営体制及びコーポレート・ガバナンスの強化

企業の持続的な成長と中長期的な企業価値の向上のため、経営の公正性・透明性を確保し、コーポレートガバナンス・コードの基本原則に沿った各種施策に積極的に取り組み、当社グループの企業価値最大化に向けて経営基盤の強化に取り組んで参ります。

 

⑨ SDGsへの取組強化

当社グループは、社内横断プロジェクトチーム「SDGs推進チーム」が中心となり、SDGsの観点から当社グループが取り組むべき課題を整理し、その解決に向けて活動を継続しております。今後も引き続き、課題解決に向けた取り組みを実施して参ります。

 

当社グループといたしましては、上記施策を着実に実行することにより、更なる企業価値の向上を図っていく所存であります。

 

 

 

3 【事業等のリスク】

本書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、投資者の判断に重要な影響を及ぼす可能性のある事項には、以下のようなものがあります。

なお、文中における将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。

 

(1) 経済情勢の変化について

当社グループの店舗は日本国内に所在しているため、日本国内の景気変動や政府の経済政策により、事業、業績及び財政状態が影響を受ける可能性があります。特に、雇用水準等の変化による消費者の可処分所得の減少、アミューズメントを含むレジャーへの支出の減少は、事業及び業績に影響を及ぼす可能性があります。

 

(2) 事業展開について
① アミューズメント施設運営について

当社グループは、幅広いジャンルのアミューズメント機器の設置や、競合他店に先駆けた最新機器の導入を推進しております。

しかしながら、最新機器導入時期の遅れや十分な台数が確保できなかった場合、あるいは導入した機器がお客様の嗜好に合致しない場合、さらにお客様のレジャーに対する嗜好自体が変化した場合には、事業及び業績に影響を及ぼす可能性があります。

 

② 出店施策について

当社グループは、アミューズメント施設の多店舗化により事業規模を拡大して参りました。今後も引き続き、出店方針に基づいた新規出店を計画しております。

新規出店する際の出店形態や場所の選定にあたっては、賃借店舗を主体に検討し、商圏人口や競合店状況等について事前に立地調査を行った上で、投資回収期間及び利益予測等の採算性を見極めながら、総合的に判断しております。

しかしながら、当社グループの基準に適う物件が確保できず、計画通りの店舗展開ができない場合や、出店したものの計画通りの店舗運営ができない場合には、事業及び業績に影響を及ぼす可能性があります。

 

③ 少子化問題について

当社グループは、中長期的な人口推移を含めた出店施策を進めるとともに、若年層のみならず幅広い年代層に受け入れられる店舗運営に取り組んでおります。

しかしながら、国内における少子化問題が今後さらに進行した場合には、事業及び業績に影響を及ぼす可能性があります。

 

(3) 業績の季節変動及び天候変動について

当社グループの店舗における業績は、お客様が長期休暇を取得する時期や期間によって変動する傾向があります。具体的には、ゴールデンウィーク(5月)、夏休み(7~8月)、年末年始(12~1月)及び春休み(3月)等の繁忙期に売上高が増加します。しかしながら、当該期間中にアウトドアレジャーに好条件の天候が続く場合や、震災等でレジャーを自粛するような状況となった場合には、来店客数の減少等により業績に影響を及ぼす可能性があります。

また繁忙期以外においても、台風、豪雨、豪雪等の天候の悪影響が及んだ場合には、来店客数の減少等により、業績に影響を及ぼす可能性があります。

 

 

(4) 感染症の流行について

 当社グループは2020年以降、新型コロナウイルス感染症の感染防止対策として、一般社団法人日本アミューズメント産業協会の『「ゲームセンター」における新型コロナウイルス感染拡大予防ガイドライン』をもとに、店舗の衛生管理の徹底やアミューズメント機器の設置等に配慮した感染防止策を講じております。

 今後、新型コロナウイルス感染症を含む感染症の影響が想定を上回る事態に拡大した場合は、来店客数の減少や店舗の臨時休業等により、業績に重要な影響を与える可能性があります。

 

(5) 人材の確保・育成について

当社グループはアミューズメント施設運営を事業の柱としており、特に店舗の管理を行う店長や、店長を統括するマネージャーを中心とした人材の確保と、幅広いお客様にご満足いただける接客サービスや店舗管理を担う人材の育成が重要と考えております。当社グループは、ホームページ等による求人広告、人材紹介会社からの紹介等を通じて積極的な求人・採用活動を行っておりますが、求める人材が充分に確保できない場合や、人材の育成や教育訓練が計画通りに進捗しない場合には、店舗運営が十分に行われない可能性があります。

このような場合には、事業及び業績に影響を及ぼす可能性があります。

 

(6) 法的規制について
① 風俗営業等の規制及び業務の適正化等に関する法律

アミューズメント施設運営事業は、「風俗営業等の規制及び業務の適正化等に関する法律」の規制を受けております。同法は、善良の風俗と清浄な風俗環境の保持及び青少年の健全な育成に障害を及ぼす行為の防止を目的として制定されており、当社グループの店舗は、同法及びその関連の法令を遵守しながら店舗運営を進めておりますが、今後同法の規制強化、あるいは新たな法律の施行等により事業が制約を受ける場合には、事業及び業績に影響を及ぼす可能性があります。

 

② 不当景品類及び不当表示防止法

アミューズメント施設運営事業は「不当景品類及び不当表示防止法」の規制を受けております。同法は商品及び役務の取引に関連する不当な景品類及び表示による顧客の誘引を防止するため、公正な競争を確保し、一般消費者の利益を保護することを目的として制定されております。

当社グループでは、使用する景品の種類・金額等について法令を遵守しておりますが、同法の改正あるいは規制強化があった場合には、事業や業績に影響を及ぼす可能性があります。

 

(7) 消費税率引き上げについて

当社グループは、一般消費者を対象としたアミューズメント施設運営事業を展開しておりますが、消費税法の一部改正により、消費税率が2014年4月より8%に、2019年10月より10%に引き上げられております。消費税率が更に引き上げられ、個人消費が落ち込んだ場合には、事業及び業績に影響を及ぼす可能性があります。

現状、アミューズメント機器の利用料金は、税込み100円単位の現金決済が基本となっており、消費税増税の転嫁は容易ではないことが想定されますが、電子マネーやQRコード等の電子決済システムの利用により価格設定の変更が可能となるため、当社グループは同システムの導入を積極的に推進して参ります。

しかしながら、同システムの設備投資の遅延等により価格転嫁が困難な場合には、事業及び業績に影響を及ぼす可能性があります。

 

(8) 代表取締役社長への依存について

当社グループの経営方針及び経営戦略の決定並びに事業推進面においては、創業者であり代表取締役社長の宮本和彦が重要な役割を担っております。当社グループは、同氏に対して過度に依存しない体制を徐々に構築しつつありますが、現段階で当社グループの経営者として業務遂行が継続できなくなった場合には、業績及び今後の経営に重大な影響を及ぼす可能性があります。

 

 

(9) 有利子負債依存度について

当社グループは、出店に伴う設備投資資金やアミューズメント機器の購入資金を、主に金融機関からの借入金等により調達しております。この結果、負債及び資本合計額に対する有利子負債の割合は下表のとおりであります。

当社グループは財務の健全化に留意しつつ、今後も積極的な店舗展開を継続する方針でありますが、今後の金融情勢等が変化し金利の大幅な上昇となった場合には、利払い負担の増加により、業績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。

 

 

前連結会計年度

(2022年3月31日)

当連結会計年度

(2023年3月31日)

期末有利子負債残高(A)

6,233,212千円

5,637,724千円

期末負債及び資本合計額(B)

12,089,142千円

13,281,603千円

有利子負債依存度(A/B)

51.6%

42.4%

 

 

(10) 敷金及び保証金について

当社グループは賃借による出店形態を基本とし、賃借に際しては賃貸人への敷金又は保証金を差し入れており、当連結会計年度末における敷金及び保証金の残高は1,326,115千円となっております。当該敷金又は保証金は期間満了等による契約解消時に契約に従い返還されることになっておりますが、契約に定められた期間満了日前に中途解約した場合には、契約内容に従って契約違約金の支払いが必要となる場合があります。

また、賃貸人の経済的破綻等により、敷金又は保証金の一部又は全額が回収できなくなる可能性もあります。

 

(11) 減損会計の適用について

将来の連結会計年度において、保有資産の価値の大幅な下落や事業の収益性の低下等により、新たに減損処理が必要となった場合には、業績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。

 

(12) 自然災害について

当社グループは、長野県を本拠地として関東、北陸、東北、東海等において事業を展開しておりますが、当該地域において大規模な地震や台風等による自然災害が発生した場合には、正常な事業活動が困難となるおそれがあり、事業及び業績に影響を及ぼす可能性があります。

 

(13) 情報・ネットワークシステムについて

当社グループでは業務運営に必要な情報やネットワークシステムを適切に運用管理しておりますが、システム障害や運用ミス等により業務運営に支障をきたした場合には、機会損失や追加的費用が発生する可能性があります。

 

(14) 個人情報の管理について

当社グループは、一部会員制度の情報等業務上必要な個人情報を保有しております。これら個人情報に関しては社内規程を制定し、必要な教育を実施する等重要性を全社員に周知して、データベース化した情報へのアクセス管理を徹底して行い、取り扱いには十分留意しております。しかしながら、当該情報が何らかの理由により外部に流出した場合には、当社グループへの信頼が低下すること等により、事業及び業績に影響を及ぼす可能性があります。

 

 

4 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】
(1)経営成績等の状況の概要
 当連結会計年度における当社グループの財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下、「経営成績等」という。)の状況の概要並びに経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。

 

① 財政状態及び経営成績の状況
 当社グループの主力事業でありますアミューズメント施設運営事業におきましては、年間を通して景品ゲームジャンルが好調に推移いたしました。上半期は新型コロナウイルス新規感染者の増加等により多少の影響を受けたものの、下半期に向けてその影響は徐々に薄れ、売上高はコロナ禍前の2019年度を上回る水準で伸長いたしました。

コスト面におきましては、年間を通してエネルギーコスト高騰の影響を多大に受けましたが、それを上回る売上高の伸長がコスト増を吸収し、結果、過去最高の営業利益、経常利益を達成いたしました。

以上の結果、当連結会計年度(2022年4月1日から2023年3月31日まで)の当社グループの業績は、売上高は12,444,341千円(前年同期比19.8%増)、営業利益は717,192千円(前年同期比161.3%増)、経常利益は711,941千円(前年同期比150.1%増)、親会社株主に帰属する当期純利益は432,649千円(前年同期比235.7%増)となりました。

 

当連結会計年度における、セグメント別の概況は次のとおりであります。

(アミューズメント施設運営事業)

アミューズメント施設運営事業におきましては、「明るい・安心・三世代」をテーマに、清潔な店舗づくりと丁寧な接客に取り組んで参りました。

また、アミューズメント業界全体における景品ゲーム人気の高まりを好機と捉え、景品ゲーム機の大幅な増台やバラエティ感溢れる景品の充実に注力して参りました。

さらに「アピナ公式アプリ」を利用した情報発信や特典配信等による来店促進施策を実施し、ご来店いただいたお客様向けのイベント等も積極的に開催することで、より一層お楽しみいただける店舗運営にも取り組んで参りました。

店舗数につきましては、7月に愛知県で2店舗目となる「アピナ蒲郡店」を出店し、10月には中国エリア初となる「アピナ東広島店」を、また12月には山口県初となる「アピナ徳山店」を出店したことで、期末時点の総店舗数は3店舗増の59店舗となりました。

以上の結果、アミューズメント施設運営事業における売上高は11,787,051千円(前年同期比17.5%増)、セグメント利益(営業利益)は1,166,533千円(前年同期比47.5%増)となりました。

 

(アミューズメント機器販売事業)

アミューズメント機器販売事業におきましては、アミューズメント業界全般で景品ゲームが好調なこともあり、景品ゲーム機及び景品の需要が増加しております。景品販売においては、ぬいぐるみやフィギュア、小型家電等、多岐にわたるジャンルが堅調に推移し、さらにスクイーズを使用したオリジナル景品等の販売も積極的に実施して参りました。

以上の結果、アミューズメント機器販売事業における売上高は309,625千円(前年同期比75.9%増)、セグメント利益(営業利益)は200,014千円(前年同期比80.8%増)となりました。

 

(その他事業)

その他事業とは、主に各種媒体を利用した広告代理店業や、当社グループが所有する不動産の賃貸業、並びに子会社である株式会社ブルームの商品販売等であります。広告代理店業は新規顧客の獲得に向けた営業に注力し、売上高が大幅に増加いたしました。株式会社ブルームは、オリジナル商品を中心に国内外への販売に注力するとともに、商業施設内へのポップアップ・ストアを展開することで、認知度アップにも取り組んで参りました。

以上の結果、売上高は347,664千円(前年同期比92.2%増)、セグメント損失(営業損失)は20,960千円(前年同期はセグメント損失44,963千円)となりました。

 

② 財政状態の分析

(資産)

 当連結会計年度末における資産合計は、前連結会計年度末と比較して1,192,461千円増加し、13,281,603千円となりました。この要因は、アミューズメント機器(純額)が727,565千円、商品が503,069千円増加した一方、現金及び預金が326,289千円減少したこと等によるものであります。

(負債)

 当連結会計年度末における負債合計は、前連結会計年度末と比較して878,238千円増加し、9,876,641千円となりました。この要因は、支払手形及び買掛金が796,003千円、1年内返済予定の長期借入金が409,853千円増加した一方、長期借入金が1,000,224千円減少したこと等によるものであります。

(純資産)

 当連結会計年度末における純資産合計は、前連結会計年度末と比較して314,222千円増加し、3,404,962千円となりました。この要因は、利益剰余金が328,445千円増加したこと等によるものであります。

 

③ キャッシュ・フローの状況

 当連結会計年度における現金及び現金同等物の期末残高は、前連結年度末に比べて326,281千円減少し、4,144,548千円となりました。各キャッシュ・フローの状況とそれらの主な要因は以下のとおりであります。

 

(営業活動によるキャッシュ・フロー)

 営業活動により得られた資金は2,552,330千円(前期同期比60.2%増)となりました。これは主に減価償却費1,384,131千円、仕入債務の増加954,718千円、税金等調整前当期純利益692,798千円等によるものです。

 

(投資活動によるキャッシュ・フロー)

 投資活動により使用した資金は2,180,333千円(前期は1,932,036千円の使用)となりました。これは主に有形固定資産の取得2,054,809千円等によるものです。

 

(財務活動によるキャッシュ・フロー)

 財務活動により使用した資金は698,278千円(前期は528,537千円の獲得)となりました。これは主に長期借入れによる収入900,000千円がありましたが、長期借入金の返済による支出1,490,371千円等があったことによるものです。

 

④ 生産、受注及び販売の状況
a.生産実績

当社グループは生産活動を行っておりませんので、生産実績に関する記載はしておりません。

 

b.仕入実績

当連結会計年度における仕入実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。

セグメントの名称

金額(千円)

前年同期比(%)

アミューズメント施設運営事業

3,188,065

120.4

アミューズメント機器販売事業

524,954

940.3

その他事業

166,885

180.1

合計

3,879,905

138.8

 

(注) 金額は、仕入価格によっております。

 

c.受注実績

当社グループは受注生産を行っておりませんので、受注実績に関する記載はしておりません。

 

d.販売実績
(a)セグメント別売上高

当連結会計年度における販売実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。

セグメントの名称

金額(千円)

前年同期比(%)

アミューズメント施設運営事業

11,787,051

117.5

アミューズメント機器販売事業

309,625

175.9

その他事業

347,664

192.2

合計

12,444,341

119.8

 

(注) 相手先別販売実績については、総販売実績に対する割合が100分の10以上の販売先はないため、記載を省略しております。

 

(b)エリア別売上高

当連結会計年度におけるアミューズメント施設運営事業の販売実績をエリア別に示すと、次のとおりであります。

エリア

当連結会計年度

(自 2022年4月1日 

 至 2023年3月31日)

金額(千円)

構成比(%)

期末店舗数(店)

北海道

122,667

1.0

1

東北

787,690

6.7

2

関東

3,401,654

28.9

19

甲信越

3,511,086

29.8

17

北陸

840,639

7.1

5

東海

2,289,696

19.4

10

近畿

619,972

5.3

3

中国

140,932

1.2

2

その他

72,712

0.6

合計

11,787,051

100.0

59

 

(注)1.エリアにおける区分及び都道府県ごとの店舗数(2023年3月31日現在)は、次のとおりであります。

北海道 ・・・ 北海道(1)

東北  ・・・ 宮城県(1)、山形県(1)

関東  ・・・ 茨城県(1)、栃木県(1)、群馬県(1)、埼玉県(6)、千葉県(4)、東京都(4)、神奈川県(2)

甲信越 ・・・ 新潟県(2)、長野県(15)

北陸  ・・・ 富山県(3)、石川県(2)

東海  ・・・ 岐阜県(2)、静岡県(4)、愛知県(2)、三重県(2)

近畿  ・・・ 滋賀県(1)、大阪府(1)、兵庫県(1)

中国  ・・・ 広島県(1)、山口県(1)

2.「その他」は、各店舗設置の自販機の受取手数料等の金額であります。

 

(2)重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定

当社グループの財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成されております。この財務諸表を作成するにあたって、資産、負債、収益及び費用の報告額に影響を及ぼす見積り及び仮定を用いておりますが、これらの見積り及び仮定に基づく数値は実際の結果と異なる可能性があります。

財務諸表の作成にあたって用いた会計上の見積り及び仮定のうち、重要なものは「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項 (重要な会計上の見積り)」に記載しております。

 

(3)資本の財源及び資金の流動性に係る情報

(資金需要)

当社グループの資金需要の主なものは、商品及び貯蔵品の仕入、店舗運営に係る人件費及び地代家賃等の営業費用であります。また、設備投資に係る資金需要の主なものは、新店及び店舗活性化に伴うアミューズメント機器の取得等であります。

(財務政策)

当社グループの事業活動に必要な資金については、営業キャッシュ・フローによることを基本とし、主として金融機関からの借入により資金調達しております。

 

5 【経営上の重要な契約等】

 該当事項はありません。

 

2 【主要な設備の状況】
(1) 提出会社

2023年3月31日現在

事業所名
(所在地)

セグメントの名称

設備の
内容等

帳簿価額(千円)

従業員数(名)

アミューズメント機器

建物

及び構築物

土地
(面積㎡)

敷金及び

保証金

その他

合計

本社
(長野県長野市)

事務所・倉庫

165

227,471

265,904

(2,421.20) 

[329.00]

3,002

66,558

563,102

39

(11)

東京支店
(東京都渋谷区)

アミューズメント機器販売事業

事務所

7,594

12,900

[325.46]

27,174

523

48,193

5

[北海道・東北地方]

アピナ新利府北館店(宮城県宮城郡)ほか2店舗

アミューズ
メント施設
運営事業

店舗

165,053

44,540

[4,524.92]

51,245

13,100

273,939

7

(19)

[関東地方]
アピナ川越店(埼玉県川越市)ほか18店舗

アミューズ
メント施設
運営事業

店舗

668,297

212,518

[15,671.69]

622,187

31,211

1,534,215

50

(96)

[甲信越地方]
アピナ長野村山店(長野県長野市)ほか16店舗

アミューズ
メント施設
運営事業

店舗

488,034

437,272

553,204

(19,674.53)

[51,332.21]

226,858

44,534

1,749,903

33

(106)

[北陸地方]
アピナ富山新庄店(富山県富山市)ほか4店舗

アミューズ
メント施設
運営事業

店舗

113,632

59,911

38,869

(1,035.00)

[16,912.71]

65,685

9,708

287,807

10

(21)

[東海地方]
アピナ豊橋店
(愛知県豊橋市)ほか9店舗

アミューズ
メント施設
運営事業

店舗

717,262

161,696

[14,670.36]

191,510

58,347

1,128,816

30

(46)

[近畿地方]

YAZ寝屋川店(大阪府寝屋川市)ほか2店舗

アミューズ
メント施設
運営事業

店舗

259,651

92,398

[5,060.58]

67,698

16,799

436,548

6

(20)

[中国地方]

アピナ東広島店(広島県東広島市)ほか1店舗

アミューズ
メント施設
運営事業

店舗

156,475

42,036

[343.89]

41,700

21,159

261,371

4

(3)

 

(注)1.帳簿価額のうち「その他」は機械及び装置、車両運搬具、工具、器具及び備品、リース資産であります。

2.建物及び土地の一部を賃借しております。年間賃借料は1,933,888千円であります。なお、賃借している土地の面積は[ ]で外書しております。

3.従業員のうち、( )は、臨時雇用者数を外書しております。

4.「甲信越地方」には、当社の管理委託の設備を含んでおります。

 

(2) 国内子会社

重要な設備がないため、記載を省略しております。

 

① 【株式の総数】

 

種類

発行可能株式総数(株)

普通株式

16,000,000

16,000,000

 

 

② 【発行済株式】

 

種類

事業年度末現在
発行数(株)
(2023年3月31日)

提出日現在
発行数(株)
(2023年6月23日)

上場金融商品取引所名又は

登録認可金融商品取引業協会名

内容

普通株式

6,080,130

6,080,130

東京証券取引所
スタンダード市場

単元株式数は100株であります。

6,080,130

6,080,130

 

(注)  提出日現在発行数には、2023年6月1日からこの有価証券報告書提出日までの新株予約権の行使により発行された株式数は、含まれておりません。

 

① 【ストックオプション制度の内容】

 

決議年月日

2017年3月22日

付与対象者の区分及び人数(名)

当社取締役  3

当社執行役員 5

当社従業員  18

新株予約権の数(個)※

470

新株予約権の目的となる株式の種類、内容及び数(株)※

普通株式 47,000(注)1、4

新株予約権の行使時の払込金額(円)※

242(注)2、4

新株予約権の行使期間 ※

2019年3月23日~2027年3月22日

新株予約権の行使により株式を発行する場合の株式の発行価格及び資本組入額(円)※

発行価格  242(注)4

資本組入額 121(注)4

新株予約権の行使の条件 ※

① 新株予約権者は、新株予約権の行使時において、継続して当社又は当社子会社の取締役、監査役、又は従業員のいずれかの地位にあることを要する。ただし、取締役、監査役又は執行役員が任期満了により退任した場合、従業員が定年で退職した場合、又は当社取締役会にてその他正当な理由があると承認した場合は、この限りではない。

② 新株予約権者は、新株予約権の行使時において、新株予約権の目的である当社普通株式が日本国内の証券取引所に上場している場合に限り行使できるものとする。

③ 新株予約権者が死亡した場合は、相続人はこれを行使できないものとする。

新株予約権の譲渡に関する事項 ※

新株予約権の譲渡については、取締役会の承認を要するものとする。

組織再編行為に伴う新株予約権の交付に関する事項 ※

(注)3

 

 ※ 当事業年度の末日(2023年3月31日)における内容を記載しております。なお、提出日の前月末(2023年5月31日)現在において、これらの事項に変更はありません。

 

(注)1.新株予約権1個につき目的となる株式数は、100株であります。

なお、新株予約権の割当日後、当社が普通株式につき、株式分割(当社普通株式の無償割当てを含む。)又は株式併合を行う場合には、次の算式により目的となる株式の数を調整するものとする。ただし、かかる調整は、新株予約権のうち、当該時点で行使されていない新株予約権の目的である株式の数についてのみ行われ、調整の結果生じる1株未満の端数は切り捨てるものとする。

調整後付与株式数

調整前付与株式数

×

分割・併合の比率

 

また、上記のほか、割当日後、当社が合併を行う場合、又は当社が新設分割もしくは吸収分割を行う場合、その他株式の数の調整を必要とするやむを得ない事由が生じたときは、合理的な範囲で当社は必要と認める株式の数の調整を行う。

2.新株予約権の割当日以降、以下の事由が生じた場合は、行使価額をそれぞれ調整するものとします。

① 当社が当社普通株式の株式分割又は株式併合を行う場合は、次の算式により行使価額を調整し、調整により生じる1円未満の端数は切り上げるものとする。

調整後行使価額

調整前行使価額

×

分割・併合の比率

 

② 当社が当社普通株式につき時価を下回る価額で新株を発行又は自己株式の処分を行う場合は(会社法第194条の規定(単元未満株主による単元未満株式売渡請求)に基づく自己株式の売渡し、新株予約権の行使を除く。)、次の算式により行使価額を調整し、調整により生じる1円未満の端数は切り上げるものとする。

 

 

調整後行使価額

 

 

 

 

調整前行使価額

 

×

既発行株式数

新規発行株式数

×

1株当たり払込金額

1株当たりの時価

既発行株式数+新規発行株式数

 

③ 当社が合併する場合、会社分割を行う場合、その他これらの場合に準じ、行使価額の調整を必要とする場合には、必要かつ合理的な範囲で行使価額を調整するものとする。

3.当社が、合併(当社が合併により消滅する場合に限る。)、吸収分割又は新設分割(それぞれ当社が分割会社となる場合に限る。)、株式交換又は株式移転(それぞれ当社が完全子会社となる場合に限る。)(以上を総称して以下「組織再編行為」という。)をする場合において、組織再編行為の効力発生の時点において残存する新株予約権(以下「残存新株予約権」という。)の新株予約権者に対し、それぞれの場合につき、会社法第236条第1項第8号のイからホまでに掲げる株式会社(以下「再編対象会社」という。)の新株予約権を以下の条件に基づきそれぞれ交付することとする。この場合においては、残存新株予約権は消滅し、再編対象会社は新株予約権を新たに発行するものとする。ただし、以下の条件に沿って再編対象会社の新株予約権を交付する旨を、吸収合併契約、新設合併契約、吸収分割契約、新設分割計画、株式交換契約又は株式移転計画において定めた場合に限るものとする。

① 交付する再編対象会社の新株予約権の数

残存新株予約権の新株予約権者が保有する新株予約権の数と同一の数をそれぞれ交付するものとする。

② 新株予約権の目的である再編対象会社の株式の種類

再編対象会社の普通株式とする。

③ 新株予約権の目的である再編対象会社の株式の数

組織再編行為の条件等を勘案のうえ、上記1.に準じて決定するものとする。

④ 新株予約権の行使に際して出資される財産の価額

交付される新株予約権の行使に際して出資される財産の価額は、組織再編行為の条件等を勘案のうえ、行使価額を調整して得られる再編後行使価額に上記③に従って決定される当該新株予約権の目的である再編対象会社の株式の数を乗じて得られる金額とする。

⑤ 新株予約権を行使することができる期間

新株予約権を行使することができる期間の初日と組織再編行為の効力発生日のうちいずれか遅い日から、新株予約権を行使することができる期間の満了日までとする。

⑥ 新株予約権の行使により株式を発行する場合における増加する資本金及び資本準備金に関する事項

新株予約権の行使により株式を発行する場合の株式の発行価格及び資本組入額に準じて決定するものとする。

⑦ 譲渡による新株予約権の取得の制限

譲渡による新株予約権の取得については、再編対象会社の取締役会の承認を要するものとする。

⑧ その他新株予約権の行使の条件

上記「新株予約権の行使の条件」に準じて決定するものとする。

4.当社は、2017年9月29日開催の取締役会決議により、2017年10月17日付で普通株式1株につき50株の 割合で株式分割を行っており、また、2018年8月10日開催の取締役会決議により、2018年9月1日付で普通株式1株につき2株の割合で株式分割を行っております。これにより「新株予約権の目的となる株式の数」、「新株予約権の行使時の払込金額」及び「新株予約権の行使により株式を発行する場合の株式の発行価格及び資本組入額」が調整されております。

 

② 【ライツプランの内容】

該当事項はありません。

 

(4) 【発行済株式総数、資本金等の推移】

 

年月日

発行済株式
総数増減数
(株)

発行済株式
総数残高
(株)

資本金増減額
(千円)

資本金残高
(千円)

資本準備金
増減額
(千円)

資本準備金
残高
(千円)

2018年9月1日

(注)1

3,013,500

6,027,000

693,887

482,687

2019年7月19日

(注)2・3

53,130

6,080,130

15,821

709,709

15,821

498,509

 

(注) 1.株式分割(1:2)によるものであります。

2.特定譲渡制限付株式としての新株発行

   発行株式数  普通株式 38,330株

   発行価格   1株につき 590円

    資本繰入額  11,307,350円

   割当先    当社の執行役員及び従業員316名

3.特定譲渡制限付株式としての新株発行

   発行株式数  普通株式 14,800株

   発行価格   1株につき 610円

    資本繰入額  4,514,000円

   割当先    当社の取締役5名

 

(5) 【所有者別状況】

2023年3月31日現在

区分

株式の状況(1単元の株式数100株)

単元未満
株式の状況
(株)

政府及び
地方公共
団体

金融機関

金融商品取引業者

その他の
法人

外国法人等

個人
その他

個人以外

個人

株主数
(人)

4

8

88

9

13

8,822

8,944

所有株式数
(単元)

2,194

205

25,861

359

33

32,048

60,700

10,130

所有株式数
の割合(%)

3.61

0.34

42.60

0.59

0.05

52.80

100.00

 

(注) 自己株式126,917株は、「個人その他」に1,269単元、「単位未満株式の状況」に17株含まれております。

 

(6) 【大株主の状況】

2023年3月31日現在

氏名又は名称

住所

所有株式数
(千株)

発行済株式(自己株式を除く。)の総数に対する所有株式数の割合(%)

株式会社ユーミーコーポレーション

長野県長野市若里3丁目10-28

2,565

43.10

宮本 早苗

長野県長野市

663

11.15

宮本 和彦

長野県長野市

348

5.86

共和コーポレーション従業員持株会

長野県長野市若里3丁目10-28

239

4.02

株式会社北陸銀行

富山県富山市堤町通り1丁目2-26

100

1.68

長野信用金庫

長野県長野市大字鶴賀133-1

100

1.68

櫻井 孝紀

長野県長野市

43

0.73

浜本 憲至

大阪府東大阪市

43

0.72

小林 光

長野県長野市

40

0.67

武田 智徳

長野県長野市

35

0.60

4,179

70.20

 

(注)上記のほか当社所有の自己株式126千株があります。

 

① 【連結貸借対照表】

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

(単位:千円)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

前連結会計年度

(2022年3月31日)

当連結会計年度

(2023年3月31日)

資産の部

 

 

 

流動資産

 

 

 

 

現金及び預金

※2 4,896,137

※2 4,569,848

 

 

売掛金

※3 477,134

※3 654,207

 

 

有価証券

200,000

200,000

 

 

商品

116,899

619,968

 

 

貯蔵品

186,580

172,159

 

 

その他

※3 320,534

※3 322,940

 

 

流動資産合計

6,197,286

6,539,123

 

固定資産

 

 

 

 

有形固定資産

 

 

 

 

 

アミューズメント機器(純額)

※1 1,848,602

※1 2,576,167

 

 

 

建物及び構築物(純額)

※1 1,243,089

※1 1,290,748

 

 

 

工具、器具及び備品(純額)

※1 187,753

※1 209,459

 

 

 

土地

※2 857,977

※2 857,977

 

 

 

その他(純額)

※1 30,171

※1 53,907

 

 

 

有形固定資産合計

4,167,594

4,988,259

 

 

無形固定資産

 

 

 

 

 

その他

48,601

45,382

 

 

 

無形固定資産合計

48,601

45,382

 

 

投資その他の資産

 

 

 

 

 

投資有価証券

154,325

141,843

 

 

 

繰延税金資産

46,781

44,391

 

 

 

敷金及び保証金

1,260,362

1,326,115

 

 

 

その他

229,592

211,890

 

 

 

貸倒引当金

15,402

15,402

 

 

 

投資その他の資産合計

1,675,660

1,708,838

 

 

固定資産合計

5,891,856

6,742,480

 

資産合計

12,089,142

13,281,603

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

(単位:千円)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

前連結会計年度

(2022年3月31日)

当連結会計年度

(2023年3月31日)

負債の部

 

 

 

流動負債

 

 

 

 

支払手形及び買掛金

918,025

※2 1,714,028

 

 

1年内返済予定の長期借入金

※2 1,406,795

※2 1,816,648

 

 

未払金

917,172

1,040,830

 

 

未払法人税等

82,697

231,520

 

 

資産除去債務

26,848

 

 

賞与引当金

64,540

87,458

 

 

その他

※4 245,119

※4 598,522

 

 

流動負債合計

3,661,199

5,489,007

 

固定負債

 

 

 

 

長期借入金

※2 4,821,300

※2 3,821,076

 

 

資産除去債務

513,207

563,267

 

 

その他

2,696

3,290

 

 

固定負債合計

5,337,203

4,387,633

 

負債合計

8,998,402

9,876,641

純資産の部

 

 

 

株主資本

 

 

 

 

資本金

709,709

709,709

 

 

資本剰余金

505,621

504,832

 

 

利益剰余金

1,863,682

2,192,127

 

 

自己株式

48,125

45,925

 

 

株主資本合計

3,030,887

3,360,743

 

その他の包括利益累計額

 

 

 

 

その他有価証券評価差額金

59,852

44,218

 

 

その他の包括利益累計額合計

59,852

44,218

 

純資産合計

3,090,739

3,404,962

負債純資産合計

12,089,142

13,281,603

 

 

【連結損益計算書】

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

(単位:千円)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

前連結会計年度

(自 2021年4月1日

 至 2022年3月31日)

当連結会計年度

(自 2022年4月1日

 至 2023年3月31日)

売上高

※1 10,385,805

※1 12,444,341

売上原価

4,608,646

5,576,840

売上総利益

5,777,159

6,867,501

販売費及び一般管理費

※2 5,502,691

※2 6,150,309

営業利益

274,468

717,192

営業外収益

 

 

 

受取利息

1,475

1,214

 

受取配当金

1,897

2,966

 

太陽光売電収入

6,214

5,769

 

自販機設置協賛金

4,229

4,609

 

補助金収入

18,713

3,481

 

受取補償金

8,450

181

 

その他

4,248

8,760

 

営業外収益合計

45,228

26,983

営業外費用

 

 

 

支払利息

26,549

26,311

 

その他

8,445

5,922

 

営業外費用合計

34,994

32,234

経常利益

284,701

711,941

特別損失

 

 

 

減損損失

※3 48,014

 

固定資産除却損

9,303

 

臨時休業による損失

11,761

 

出資金評価損

18,391

 

その他

751

 

特別損失合計

69,079

19,142

税金等調整前当期純利益

215,622

692,798

法人税、住民税及び事業税

100,041

250,911

法人税等調整額

13,283

9,238

法人税等合計

86,757

260,149

当期純利益

128,865

432,649

非支配株主に帰属する当期純利益

親会社株主に帰属する当期純利益

128,865

432,649

 

1.報告セグメントの概要

(1) 報告セグメントの決定方法

当社グループの報告セグメントは、当社グループの構成単位のうち分離された財務情報が入手可能であり、取締役会が経営資源配分の決定や、業績を評価するために定期的に点検を行う対象となっているものであります。

当社グループは、アミューズメントに関する事業を基礎としたサービス別のセグメントから構成されており、「アミューズメント施設運営」及び「アミューズメント機器販売」の2つの事業を報告セグメントとしております。

 

(2) 各報告セグメントに属する製品及びサービスの種類

「アミューズメント施設運営」は、アミューズメント施設の運営を行っております。

「アミューズメント機器販売」は、アミューズメント機器等の販売を行っております。

 

 ① 【貸借対照表】

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

(単位:千円)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

前事業年度

(2022年3月31日)

当事業年度

(2023年3月31日)

資産の部

 

 

 

流動資産

 

 

 

 

現金及び預金

※2 4,884,639

※2 4,541,013

 

 

売掛金

469,781

634,572

 

 

有価証券

200,000

200,000

 

 

商品

87,317

596,178

 

 

貯蔵品

186,580

172,159

 

 

前払費用

230,662

224,375

 

 

その他

※1 76,391

※1 77,206

 

 

流動資産合計

6,135,371

6,445,504

 

固定資産

 

 

 

 

有形固定資産

 

 

 

 

 

アミューズメント機器(純額)

1,848,602

2,576,167

 

 

 

建物(純額)

※2 1,232,395

※2 1,280,859

 

 

 

構築物(純額)

10,694

9,889

 

 

 

機械及び装置(純額)

28,737

25,701

 

 

 

工具、器具及び備品(純額)

187,666

209,169

 

 

 

土地

※2 857,977

※2 857,977

 

 

 

その他(純額)

1,434

28,206

 

 

 

有形固定資産合計

4,167,507

4,987,970

 

 

無形固定資産

 

 

 

 

 

ソフトウエア

32,210

36,733

 

 

 

その他

15,786

8,216

 

 

 

無形固定資産合計

47,996

44,950

 

 

投資その他の資産

 

 

 

 

 

投資有価証券

154,325

141,843

 

 

 

長期貸付金

※1 88,324

※1 127,620

 

 

 

繰延税金資産

45,028

44,391

 

 

 

敷金及び保証金

1,251,915

1,320,625

 

 

 

その他

228,268

206,940

 

 

 

貸倒引当金

43,446

66,736

 

 

 

投資その他の資産合計

1,724,416

1,774,683

 

 

固定資産合計

5,939,921

6,807,604

 

資産合計

12,075,293

13,253,108

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

(単位:千円)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

前事業年度

(2022年3月31日)

当事業年度

(2023年3月31日)

負債の部

 

 

 

流動負債

 

 

 

 

買掛金

※1 879,397

※1 1,655,438

 

 

1年内返済予定の長期借入金

※2 1,406,795

※2 1,816,648

 

 

未払金

911,773

1,032,108

 

 

未払法人税等

82,662

231,450

 

 

預り金

23,981

25,491

 

 

設備関係支払手形

42,706

173,772

 

 

賞与引当金

61,990

83,973

 

 

その他

241,316

444,630

 

 

流動負債合計

3,650,624

5,463,512

 

固定負債

 

 

 

 

長期借入金

※2 4,821,300

※2 3,821,076

 

 

資産除去債務

510,207

560,267

 

 

その他

2,696

3,290

 

 

固定負債合計

5,334,203

4,384,633

 

負債合計

8,984,828

9,848,146

純資産の部

 

 

 

株主資本

 

 

 

 

資本金

709,709

709,709

 

 

資本剰余金

 

 

 

 

 

資本準備金

498,509

498,509

 

 

 

その他資本剰余金

7,112

6,323

 

 

 

資本剰余金合計

505,621

504,832

 

 

利益剰余金

 

 

 

 

 

利益準備金

7,300

7,300

 

 

 

その他利益剰余金

 

 

 

 

 

 

別途積立金

600,000

600,000

 

 

 

 

繰越利益剰余金

1,256,107

1,584,827

 

 

 

利益剰余金合計

1,863,407

2,192,127

 

 

自己株式

48,125

45,925

 

 

株主資本合計

3,030,612

3,360,743

 

評価・換算差額等

 

 

 

 

その他有価証券評価差額金

59,852

44,218

 

 

評価・換算差額等合計

59,852

44,218

 

純資産合計

3,090,465

3,404,962

負債純資産合計

12,075,293

13,253,108

 

 

② 【損益計算書】

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

(単位:千円)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

前事業年度

(自 2021年4月1日

 至 2022年3月31日)

当事業年度

(自 2022年4月1日

 至 2023年3月31日)

売上高

※1 10,321,082

※1 12,244,975

売上原価

※1 4,583,421

※1 5,495,885

売上総利益

5,737,661

6,749,089

販売費及び一般管理費

※1 5,423,907

※2 6,012,307

営業利益

313,753

736,782

営業外収益

 

 

 

受取利息

※1 1,680

※1 1,801

 

受取配当金

1,897

2,966

 

補助金収入

18,713

3,481

 

自販機設置協賛金

4,229

4,609

 

太陽光売電収入

6,214

5,769

 

受取補償金

8,450

 

その他

4,244

8,856

 

営業外収益合計

45,430

27,484

営業外費用

 

 

 

支払利息

26,549

26,311

 

その他

8,445

4,270

 

営業外費用合計

34,994

30,582

経常利益

324,188

733,684

特別損失

 

 

 

減損損失

48,014

 

固定資産除却損

9,303

 

臨時休業による損失

11,761

 

貸倒引当金繰入額

※3 28,044

※3 23,290

 

関係会社株式評価損

10,000

 

出資金評価損

18,391

 

その他

751

 

特別損失合計

107,123

42,433

税引前当期純利益

217,065

691,250

法人税、住民税及び事業税

100,005

250,841

法人税等調整額

11,531

7,485

法人税等合計

88,474

258,326

当期純利益

128,590

432,924