ダイコー通産株式会社

DAIKO TSUSAN CO.,LTD.
松山市姫原三丁目6番11号
証券コード:76730
業界:卸売業
有価証券報告書の提出日:2023年8月31日

 

回次

第44期

第45期

第46期

第47期

第48期

決算年月

2019年5月

2020年5月

2021年5月

2022年5月

2023年5月

売上高

(千円)

15,044,048

15,544,316

18,092,310

17,581,435

17,148,237

経常利益

(千円)

718,752

756,395

1,182,993

1,057,597

919,498

当期純利益

(千円)

460,094

565,301

790,263

703,626

615,073

持分法を適用した場合の
投資利益

(千円)

資本金

(千円)

583,663

583,663

583,663

583,663

583,663

発行済株式総数

(株)

2,666,390

5,332,780

5,332,780

5,332,780

5,332,780

純資産額

(千円)

5,694,712

6,093,154

6,700,432

7,151,310

7,511,014

総資産額

(千円)

11,855,893

13,735,971

14,082,480

14,878,746

14,104,308

1株当たり純資産額

(円)

1,067.90

1,142.61

1,256.53

1,341.08

1,408.53

1株当たり配当額

(円)

63.00

35.00

48.00

48.00

49.00

(うち1株当たり中間配当額)

(  -)

(  -)

(  -)

(  -)

(  -)

1株当たり当期純利益

(円)

93.03

106.01

148.20

131.95

115.34

潜在株式調整後
1株当たり当期純利益

(円)

自己資本比率

(%)

48.0

44.4

47.6

48.1

53.3

自己資本利益率

(%)

8.6

9.6

12.4

10.2

8.4

株価収益率

(倍)

8.5

13.5

10.5

9.1

9.7

配当性向

(%)

33.9

33.0

32.4

36.4

42.5

営業活動による
キャッシュ・フロー

(千円)

238,766

1,017,005

682,617

1,215,798

634,387

投資活動による
キャッシュ・フロー

(千円)

349,574

250,272

903,488

946,833

879,929

財務活動による
キャッシュ・フロー

(千円)

35,173

235,478

140,451

335,910

336,107

現金及び現金同等物
の期末残高

(千円)

721,697

1,252,950

891,627

824,604

734,115

従業員数

(名)

136

143

143

148

151

〔外、平均臨時雇用者数〕

〔 12

〔 13

〔 12

〔 14

〔 13

株主総利回り

(%)

185.7

206.7

167.8

163.6

(比較指標:配当込み

 TOPIX)

(%)

( -)

( 106.2)

( 133.3)

( 135.8)

( 155.4)

最高株価

(円)

1,949

1,950

(2,125)

1,854

1,595

1,358

最低株価

(円)

1,541

735

(1,561)

1,105

1,115

1,032

 

 

(注) 1.当社は、連結財務諸表を作成しておりませんので、連結会計年度に係る主要な経営指標等の推移については、記載しておりません。

2.当社は関連会社を有しておりませんので、持分法を適用した場合の投資利益については記載しておりません。

3.「収益認識に関する会計基準」(企業会計基準第29号 2020年3月31日)等を第47期の期首から適用しており、第47期以降に係る主要な経営指標等については、当該会計基準等を適用した後の指標等となっております。

4.当社は、2018年10月23日付で普通株式1株につき2株の株式分割を行い、2019年12月1日付で普通株式1株につき2株の割合で株式分割を行っておりますが、第44期の期首に当該株式分割が行われたと仮定し、1株当たり純資産額及び1株当たり当期純利益を算定しております。

5.2019年5月期の1株当たり配当額63円には、記念配当5円を含んでおり、2020年5月期の1株当たり配当額35円には、記念配当1円を含んでおります。

6.潜在株式調整後1株当たり当期純利益については、潜在株式が存在しないため記載しておりません。

7.従業員数は、就業人員数(当社から当社外への出向者を除き、当社外から当社への出向者を含む)であり、〔 〕内に臨時雇用者数(嘱託社員、準社員)の年間平均人員(1日8時間換算)を外数で記載しております。

8.最高株価及び最低株価は、2020年5月17日までは東京証券取引所市場第二部、2020年5月18日以降は東京証券取引所市場第一部におけるものであります。また、2022年4月4日をもって、当社株式は東京証券取引所スタンダード市場へ移行しております。

ただし、当社株式は、2019年3月12日から東京証券取引所市場第二部に上場されており、それ以前の株価については該当事項がありません。

なお、2020年5月期の株価については株式分割後の最高株価及び最低株価を記載しており、株式分割前の最高株価及び最低株価を括弧内に記載しております。

9.第44期の株主総利回り及び比較指標は、2019年3月12日に東京証券取引所市場第二部に上場したため、記載しておりません。

 

 

 

2 【沿革】

 

年月

概要

1975年6月

 

電話用電線の卸販売を目的として、愛媛県松山市(その後移転)にダイコー通産株式会社(資本金1,500千円)を設立。

1976年6月

ケーブルテレビ(以下「CATV」という)用電線、材料の卸販売を開始。

1979年1月

中国地区での営業拠点として岡山県岡山市に岡山営業所を開設。

1979年6月

関西地区での営業拠点として大阪府堺市に大阪営業所を開設。

1984年10月

本社を愛媛県松山市姫原三丁目に新築移転。

1993年6月

関東地区での営業拠点として神奈川県横浜市保土ヶ谷区に東京営業所を開設。

1994年6月

輸入品の取扱いを開始。接続材(コネクター)の輸入販売を開始。

1995年10月

四国地区での営業拠点を拡充するため、香川県高松市に高松営業所を開設。

1995年11月

 

TIMES FIBER COMMUNICATIONS, INC.製CATVケーブルの本格的な販売を開始。

1996年5月

北陸地区での営業拠点として石川県金沢市に金沢営業所を開設。

1998年4月

本社の物流機能強化を目的として本社隣接地に本社第1物流センターを新設。

1998年6月

 

国内MSO(注)の株式会社ジュピターテレコムと取引を開始し、輸入ケーブル及び当社オリジナルブランド(DANシリーズ)商品の販売を始める。

1999年1月

米国ケーブルメーカーのBelden Inc.製ケーブルの販売を開始。

2001年10月

 

Acterna Inc.製商品(測定器、CATVシステム機器等)の販売を開始。

九州地区での営業拠点として福岡県福岡市博多区に福岡営業所を開設。

2002年4月

 

株式会社メディアッティコミュニケーションズと取引を開始。輸入ケーブル及び当社オリジナルブランド(DANシリーズ)商品の販売を始める。

2002年11月

東海地区での営業拠点として愛知県名古屋市名東区に名古屋営業所を開設。

2003年8月

 

株式会社東海・ブロードバンド・コミュニケーションズ(現 株式会社ビック東海)と取引を開始。Acterna Inc.製測定器の販売を始める。

2005年9月

本社の物流機能強化を目的として本社隣接地に本社第2物流センターを新設。

2006年4月

西中国地区での営業拠点として広島県広島市西区に広島営業所を開設。

2007年10月

東北地区での営業拠点として宮城県仙台市宮城野区に仙台営業所を開設。

2010年8月

北海道地区での営業拠点として北海道札幌市東区に札幌営業所を開設。

2013年6月

本社の物流機能強化を目的として本社隣接地に本社第3物流センターを新設。

2014年6月

情報通信事業の強化及び顧客基盤の拡大のため、睦通信株式会社を買収。

2015年1月

情報通信事業の強化及び顧客基盤の拡大のため、有限会社デンツー産業を買収。

2015年4月

 

経営効率の向上のため、有限会社デンツー産業を吸収合併。(現 沖縄営業所)

沖縄地区での営業拠点として沖縄県那覇市に沖縄営業所を開設。

2015年6月

経営効率の向上のため、睦通信株式会社を吸収合併。

2016年9月

沖縄電力株式会社の認定取引先となり、関係取引先へ部材販売を開始。

2016年11月

当社取扱製品2品目が株式会社ケイ・オプティコム認定部材となる。

2017年4月

 

当社取扱製品のTIMES FIBER COMMUNICATIONS,INC.製パイプケーブルが関西電力株式会社認定部材となる。

2019年3月

東京証券取引所市場第二部に株式を上場。

2020年5月

東京証券取引所市場第一部へ市場変更。

2022年4月

東京証券取引所の市場区分の見直しにより第一部からスタンダード市場へ移行。

2022年6月

南九州地区での営業拠点として鹿児島県鹿児島市に鹿児島営業所を開設。

 

(注) Multiple System Operationの略で多数のCATV局を運営する事業者をいう。

 

3 【事業の内容】

当社は、CATV及び情報通信業界へ、国内外の高度な技術情報及び高品質・低価格の商品を顧客に提供することを通じて、高度化するネットワーク社会の発展に貢献することを社是としております。

高度な通信インフラ構築の実現のため、当社は、CATV及び情報通信ネットワークにおいて使用される各種商品(ケーブル、材料、機器等)の仕入及び販売を主な事業としております。

なお、当社はCATV関連市場向け及び情報通信関連市場向け販売事業の単一セグメントであるため、セグメントごとの記載を省略しております。

 

 (ビジネスモデル)

当社は、全国主要都市に営業所(当事業年度末現在において13拠点)を配置し、顧客のネットワーク整備やシステム構築に際して、最先端技術の情報提供及びネットワーク構築に関する提案等を行い、電線・ケーブル製造業者、通信機械器具製造業者及び金属製品製造業者等の国内外のメーカー等から仕入れた各種商品を、通信工事施工業者、電気通信事業者、電力会社及び官公庁等の顧客に販売しております。

 

当社が仕入れる商品は主にケーブル、材料、機器に分類され、販売先において屋内通信工事、屋外通信工事、電力工事等に使用されています。

区分

主な商品名

販売先における主な使途

 

 

 

 

ケーブル

光・電気信号を伝達するために利用されます。

LAN(Local Area Network)・WAN(Wide Area Network)ケーブル、同軸ケーブル、光ケーブル

・屋内通信工事

加入者宅内・引込設備(CATV・有線ブロードバンド)、屋内通信設備、データセンター設備、電話設備、屋内監視カメラ、デジタルサイネージ等

 

・屋外通信工事

通信伝送路(幹線)、局舎(CATV・有線ブロードバンド)、移動体通信基地局、高速道路通信設備、防災行政無線設備、警察通信設備、消防通信設備、屋外監視カメラ等

 

・電力工事

屋外・屋内電源設備、屋外・屋内電源管路、配電設備、太陽光発電設備、風力発電設備等

 

・その他

防球ネット工事・落下物防止ネット工事、機器販売(通信機器、OA機器、情報セキュリティ機器等)、ソフトウェア販売等

 

材料

配線の連結や線材の固定、ケーブル類の保護のために利用されます。

接続材、架線金物類、宅内引込・配線材料

機器

光・電気信号の変換、中継、送受信やその測定をするために利用されます。

幹線・宅内引込機器、センター設備機器、通信機器、ネットワーク機器、測定器

 

 

地域ごとに顧客の商品ニーズが異なることから、当社では、営業所ごとに仕入先及び販売先を把握しており、各営業所を「四国九州ブロック」「東日本ブロック」「西日本ブロック」「東海北陸ブロック」の4つのブロック単位で管理しております。

ブロック(拠点数)

営業所

 

 

四国九州ブロック(5)

本社、福岡営業所、高松営業所、沖縄営業所、

鹿児島営業所

東日本ブロック(3)

東京営業所、仙台営業所、札幌営業所

西日本ブロック(3)

大阪営業所、岡山営業所、広島営業所

東海北陸ブロック(2)

名古屋営業所、金沢営業所

 

 

 

当社の事業系統図は以下のとおりであります。

 


 

 (当社の役割)

①  情報通信社会を支える

当社は、CATV及び情報通信ネットワークに使用される商品を供給することにより、情報通信社会を支える役割を担っております。屋外系の商品(ケーブル、鋼管柱、装柱金物等)や屋内系の商品(分配器、ケーブルモデム、LANケーブル等)等、数多くの商品を取り扱っております。

 


 

 

②  顧客ニーズと当社の売上構成

当社は、日常的な整備の保守メンテナンスのほか、ネットワークの高度化等の各種ニーズに対応する商品を提案・調達・供給しております。具体的には、日常的なニーズとして「設備が壊れた」「部品を交換したい」「機器を増設したい」といったものや、特需的なニーズとして「通信ネットワークの大容量化工事に必要な材料がほしい」「新しいサービスに対応できる機器を選定してほしい」といったものが挙げられます。これらに対応するため、当社の売上は、日常的な受注によるものと特需等の受注によるものに大別されます。

 

(事業の特徴)

① 独立系であること

当社は、取扱商品をCATV及び情報通信ネットワークにおいて使用される商品に特化した、専門商社です。

専門商社には、メーカー等の関連会社のように、仕入先及び販売先が特定の相手先に依存する企業もありますが、当社の場合、仕入先及び販売先は多岐に渡っており、取引先から一定の独立性を有していることが特徴として挙げられます。当事業年度末現在において、仕入先は約400社、販売先は約2,600社であります。

こうした特徴を有していることから、事業環境の変化が激しいCATV及び情報通信分野において、業績の大きな変動を抑えられるとともに、柔軟な事業展開を可能としております。

 

② 多岐に渡る取扱商品

当社は、仕入先が限定されていないことから、取扱商品は多岐に渡っております。当事業年度末現在において、取扱商品は約43,000点にのぼり、取引の約7割を仕入先からの直送取引(仕入先から顧客に直接商品が配送される取引)で対応しております。

こうした特徴を有していることから、当社は、特定のメーカー等の仕入先の意向に左右されることなく、販売先のニーズに合致した最適な商品を、タイムリー且つスピーディーに提供出来ると考えております。

 

③ コスト・リーダーシップを発揮できる商品の販売

当社では、汎用性の高い商品を自社企画商品として海外で製造委託し、これを仕入れすることでコモディティ化が進んだ商品でも一定の利益率を確保することが可能となっております。また、特定のメーカーの商品を大量ロットで仕入れすることが可能な体制を構築することで、一定の利益率を確保することが可能となっております。これらの商品は、仕入単価を下げることで他社国内流通商品と比較して価格優位性があることから、当社ではコスト・リーダーシップを発揮できる商品として位置付けし、利益率の維持・向上のために販売注力しております。

 

④ 自社物流網の整備

当社は、本社がある愛媛県松山市に3箇所、東京営業所内に1箇所の合計4箇所の物流センターと営業拠点に11箇所の倉庫を配置し、全国各地の顧客へ商品を流通させるための自社物流網を整備しております。メーカーから仕入れた商品を自社倉庫に在庫として保管することにより、顧客からの大量発注にも対応できるほか、本社だけでなく、全国に自社物流網を整備することで、配送費用の増加を抑制することを可能としております。

 

 

4 【関係会社の状況】

該当事項はありません。

 

5 【従業員の状況】
(1) 提出会社の状況

 

 

 

2023年5月31日現在

従業員数(名)

平均年齢(歳)

平均勤続年数(年)

平均年間給与(千円)

151

37.6

12.0

5,745

(13)

 

 

事業区分の名称

従業員数(名)

四国九州ブロック

34

( 5)

東日本ブロック

43

( 2)

西日本ブロック

41

( 4)

東海北陸ブロック

20

( 2)

全社(共通)

13

(―)

合計

151

(13)

 

(注) 1.従業員数欄の(外書)は、臨時雇用者数(嘱託社員、準社員)の年間平均人員(1日8時間換算)であります。

2.平均年間給与は、賞与及び基準外賃金を含んでおります。

3.当社は、CATV関連市場向け及び情報通信関連市場向け販売事業の単一セグメントであるため、事業区分別の従業員数を記載しております。

4.全社(共通)として記載している従業員数は、管理部門等に属している従業員数であります。

 

(2) 労働組合の状況

労働組合は結成されておりませんが、労使関係は円満に推移しております。

 

(3) 管理職に占める女性労働者の割合、男性労働者の育児休業取得率及び労働者の男女の賃金の差異

当事業年度

補足説明

管理職に

占める

女性労働者

の割合(%)

(注)1

男性労働者の

育児休業

取得率(%)

 

(注)2

労働者の男女の賃金の差異(%)

(注)1

全労働者

正規雇用

労働者

パート・

有期労働者

20.0

 

(注) 1.当社は、「女性の職業生活における活躍の推進に関する法律」(平成27年法律第64号)の規定による公表義 務の対象でないため、記載を省略しております。

2.「育児休業、介護休業等育児又は家族介護を行う労働者の福祉に関する法律」(平成3年法律第76号)の規定に基づき、「育児休業、介護休業等育児又は家族介護を行う労働者の福祉に関する法律施行規則」(平成3年労働省令第25号)第71条の4第1号における育児休業等の取得割合を算出したものであります。

 

3 【事業等のリスク】

本書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、投資者の判断に重要な影響を及ぼす可能性のある事項には、以下のようなものがあります。

なお、文中の将来に関する事項は、当事業年度末現在において当社が判断したものであります。

 

(1) 情報通信関連市場の需要動向について

情報通信ネットワークの拡大によってICT設備等の需要が本格化するなど、情報通信関連市場は順調に拡大していくものと予想しております。当社は、仕入先を通じた情報収集力の強化を図り、需要動向を迅速に把握するとともに顧客ニーズに合わせた提案をしていく所存ですが、予期せぬ要因により、情報通信関連市場の成長が鈍化した場合、又は、顧客の需要に応じた商品を適切に供給できない場合においては、当社の経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。

 

(2) CATV業界の事業環境への対応について

CATV業界は、大手のCATV事業者を中心に放送と通信の融合が進み、ネットワークの拡張やアップグレード、4K・8K放送のサービス開始に伴う追加投資の必要性が高まっているものと認識しております。当社は、こうした事業環境の変化を踏まえて、取扱商品の充実を図り、投資環境の変化に柔軟に対応できるような体制の整備に取り組んでおりますが、CATV事業者による設備投資計画やその関連工事案件に係る商品需要に対応した商品を供給できない場合、当社の経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。

 

(3) 価格競争について

当社は、継続的に購買部門で仕入価格統制を行っており、仕入価格の変動分の販売価格への転嫁や商品の企画等に取り組むことで、価格競争力の強化に努めております。

しかしながら、材料価格の高騰等により仕入価格が上昇した場合や、建設投資や情報通信関連の設備投資の激減等の変動により、価格競争が熾烈化した場合には、当社の経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。

 

(4) 与信管理及び債権管理について

当社では販売先の定期調査及び分析を実施するほか、営業保証金の受入など、債権管理を徹底しております。しかしながら、景気後退等により、販売先において、想定外の倒産が多く発生し、引当金の計上等が必要となった場合には、当社の経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。

 

(5) 海外仕入先との取引について

当社は、海外企業と輸入取引を行っております。従いまして、当社が輸入取引を行う国及び地域における政治・経済情勢の変化や社会的混乱の発生、予期せぬ法律や規制の変更等のカントリーリスクを有しております。当社は、現地メーカーと情報を共有し、適切に対応することでリスクヘッジを行っておりますが、このようなリスクが顕在化し当該地域における輸入取引の継続が困難となった場合には、当社の経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。

 

(6) 輸入品の品質に関するリスクについて

当社が取り扱う輸入品については、海外メーカーとの綿密な連携により、品質や信頼性の維持に努めております。しかしながら、予期せぬ不具合商品の補償等の問題が発生した場合には、当社の責任の範囲内において対策費用が発生し、当社の経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。

 

(7) 為替レートの変動について

当社は、品質や価格面で他社との差別化を図るために、海外メーカーより一部商品を仕入れております(米ドル建て)。為替による仕入価格変動は基本的に商品販売価格へ転嫁しておりますが、商品販売価格へ転嫁できないほどの為替レートの大幅な変動が生じた場合には、当社の経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。

 

(8) 保有資産の評価について

当社は、営業所や物流センターとして相応の土地建物を保有しております。これらの資産について、時価評価を実施した結果、その資産価値が簿価に対して著しく下落し、減損損失等を計上することとなった場合には、当社の経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。

 

(9) 自然災害によるリスクについて

当社は、情報システムをデータセンターに設置し、データバックアップ管理体制を構築しているほか、複数の倉庫に在庫品を保管し商品供給体制を維持しているなど、地震・台風等の自然災害に対する防災策を施しております。しかしながら、想定外の大規模な地震や津波、台風や洪水等の不可避な自然災害又は予期せぬ事故等によって、営業拠点や物流拠点に甚大な被害を被った場合には、当社の事業遂行に支障をきたし、当社の経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。

 

(10) 人材の確保について

当社の継続的な成長には、優秀な人材の確保や育成促進が不可欠であることから、積極的な採用活動やOJTの充実を進めておりますが、著しく採用環境が悪化するなど、計画どおりの人材が確保できなかった場合には、当社の経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。

 

(11) 感染症の蔓延によるリスクについて

新型コロナウイルス感染症の影響により、世界的な経済活動の停滞が続いた場合、当社の経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。

 

5 【経営上の重要な契約等】

当社は、2022年11月28日開催の取締役会にて新東京営業所・物流センター建設に係る工事請負契約を締結することを決議し、以下のとおり当該契約を締結しました。

相手方の名称

契約締結日

契約内容

契約金額(千円)

着手年月

竣工予定年月

大和ハウス工業

株式会社

2023年4月22日

東京営業所・物流センター建設に係る工事請負契約

668,700

2023年6月1日

2024年3月末

 

 

2 【主要な設備の状況】

当社における主要な設備は、次のとおりであります。

2023年5月31日現在

事業所名

(所在地)

事業区分

の名称

設備の
内容

帳簿価額(千円)

従業員数

(名)

建物及び
構築物

土地

(面積㎡)

工具器具
備品

リース

資産

合計

本社

(愛媛県松山市)

四国九州ブロック

全社(共通)

全社統括

営業設備

28,315

45,203

(709)

2,897

21,545

97,961

23

(―)

本社第1
物流センター

(愛媛県松山市)

四国九州ブロック

倉庫設備

16,282

195,870

(1,279)

122

212,275

1

(1)

本社第2
物流センター

(愛媛県松山市)

四国九州ブロック

倉庫設備

28,879

103,848

(1,060)

40

132,768

1

(―)

本社第3
物流センター

(愛媛県松山市)

四国九州ブロック

倉庫設備

28,785

69,015

(1,295)

97,800

1

(―)

高松営業所

(香川県高松市)

四国九州ブロック

営業設備

倉庫設備

35,432

42,926

(1,058)

78,359

6

(1)

福岡営業所

(福岡県福岡市
博多区)

四国九州ブロック

営業設備

倉庫設備

188

[466]

188

8

(2)

鹿児島営業所

(鹿児島県

鹿児島市)

四国九州ブロック

営業設備

倉庫設備

[169]

347

347

4

(―)

沖縄営業所

(沖縄県那覇市)

四国九州ブロック

営業設備

倉庫設備

[72]

3

(1)

東京営業所

(東京都江東区)

東日本ブロック

営業設備

[294]

0

0

26

(―)

東京
物流センター

(東京都江東区)

東日本ブロック

倉庫設備

[330]

 ―

4

(1)

東京営業所・

物流センター

建設用地

(東京都

江戸川区)

東日本ブロック

営業設備

倉庫設備

640,010

(1,300)

640,010

(―)

札幌営業所

(北海道札幌市
東区)

東日本ブロック

営業設備

倉庫設備

229

[449]

229

7

(1)

仙台営業所

(宮城県仙台市
宮城野区)

東日本ブロック

営業設備

倉庫設備

[146]

6

(―)

 

 

事業所名

(所在地)

事業区分

の名称

設備の
内容

帳簿価額(千円)

従業員数

(名)

建物及び
構築物

土地

(面積㎡)

工具器具
備品

リース

資産

合計

大阪営業所

(大阪府大阪市
旭区)

西日本ブロック

営業設備

倉庫設備

116,819

216,358

(787)

0

2,970

336,148

29

(2)

岡山営業所

(岡山県岡山市

北区)

西日本ブロック

営業設備

倉庫設備

13,872

74,229

(822)

0

88,101

6

(1)

広島営業所

(広島県広島市
西区)

西日本ブロック

営業設備

倉庫設備

89,927

150,700

(1,153)

474

241,102

6

(1)

名古屋営業所

(愛知県名古屋市天白区)

東海北陸ブロック

営業設備

倉庫設備

47,391

131,142

(790)

178,533

12

(1)

金沢営業所

(石川県金沢市)

東海北陸ブロック

営業設備

倉庫設備

27,625

40,402

(540)

68,027

8

(1)

 

(注) 1.土地の欄の[ ]は賃借面積を示しております。

2.従業員数は就業人員であり(外書)は、臨時雇用者数(嘱託社員、準社員)の年間平均人員(1日8時間換算)であります。

3.現在休止中の主要な設備はありません。

4.当社は、CATV関連市場向け及び情報通信関連市場向け販売事業の単一セグメントであるため、事業区分別で記載しております。

5.福岡営業所、鹿児島営業所、沖縄営業所、東京営業所、東京物流センター、札幌営業所及び仙台営業所の事務所及び倉庫は賃借しているものであり、それぞれの年間賃借料は7,800千円、2,184千円、1,440千円、5,870千円、7,020千円、5,040千円及び2,520千円、合計31,874千円であります。

 

① 【株式の総数】

 

種類

発行可能株式総数(株)

普通株式

8,793,920

8,793,920

 

 

① 【ストックオプション制度の内容】

該当事項はありません。

 

② 【ライツプランの内容】

該当事項はありません。

 

(5) 【所有者別状況】

2023年5月31日現在

区分

株式の状況(1単元の株式数100株)

単元未満
株式の状況
(株)

政府及び
地方公共
団体

金融機関

金融商品
取引業者

その他の
法人

外国法人等

個人
その他

個人以外

個人

株主数
(人)

9

20

21

20

5

1,788

1,863

所有株式数
(単元)

1,954

652

22,827

986

51

26,799

53,269

5,880

所有株式数
の割合(%)

3.67

1.22

42.85

1.85

0.10

50.31

100.00

 

(注) 自己株式 274株は「個人その他」に2単元、「単元未満株式の状況」に74株含まれております。

 

 

(6) 【大株主の状況】

2023年5月31日現在

氏名又は名称

住所

所有株式数
(株)

発行済株式
(自己株式を
除く。)の
総数に対する
所有株式数
の割合(%)

株式会社ディー・ケー・コーポレーション

愛媛県松山市山越1丁目21番14号

1,780,400

33.39

光通信株式会社

東京都豊島区西池袋1丁目4―10

399,100

7.48

河田 晃

愛媛県松山市

331,060

6.21

河田 充

愛媛県松山市

259,900

4.87

西村 晃

愛媛県松山市

240,080

4.50

ダイコー従業員持株会

愛媛県松山市姫原3丁目6番11号

235,209

4.41

河田 すみ子

愛媛県松山市

144,021

2.70

河田 正春

大阪府大阪市都島区

140,080

2.63

日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口)

東京都港区浜松町2丁目11番3号

124,200

2.33

INTERACTIVE BROKERS LLC
(常任代理人 インタラクティブ・ブローカーズ証券株式会社)

ONE PICKWICK PLAZA GREENWICH, CONNECTICUT 06830 USA
(東京都千代田区霞が関3丁目2番5号)

64,700

1.21

3,718,750

69.74

 

(注) 発行済株式(自己株式を除く。)の総数に対する所有株式数の割合は、小数点以下第3位を四捨五入しております。

 

① 【貸借対照表】

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

(単位:千円)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

前事業年度

(2022年5月31日)

当事業年度

(2023年5月31日)

資産の部

 

 

 

流動資産

 

 

 

 

現金及び預金

6,400,066

4,812,765

 

 

受取手形

※1 1,024,684

※1 1,445,537

 

 

売掛金

※1 2,824,439

※1 2,564,400

 

 

商品

1,431,597

1,521,301

 

 

貯蔵品

4,841

 

 

前渡金

2,445

7,930

 

 

前払費用

15,850

16,567

 

 

その他

33,276

6,387

 

 

貸倒引当金

4,503

1,684

 

 

流動資産合計

11,727,856

10,378,046

 

固定資産

 

 

 

 

有形固定資産

 

 

 

 

 

建物

858,437

858,437

 

 

 

 

減価償却累計額

416,869

441,055

 

 

 

 

建物(純額)

441,567

417,382

 

 

 

構築物

114,805

114,805

 

 

 

 

減価償却累計額

85,888

90,671

 

 

 

 

構築物(純額)

28,917

24,134

 

 

 

工具、器具及び備品

30,328

25,453

 

 

 

 

減価償却累計額

25,849

21,509

 

 

 

 

工具、器具及び備品(純額)

4,478

3,943

 

 

 

土地

1,738,804

1,816,074

 

 

 

リース資産

66,956

43,804

 

 

 

 

減価償却累計額

35,086

19,289

 

 

 

 

リース資産(純額)

31,870

24,515

 

 

 

建設仮勘定

6,536

 

 

 

有形固定資産合計

2,245,638

2,292,586

 

 

無形固定資産

 

 

 

 

 

ソフトウエア

47

 

 

 

リース資産

11,655

12,069

 

 

 

その他

3,305

3,091

 

 

 

無形固定資産合計

15,007

15,160

 

 

投資その他の資産

 

 

 

 

 

投資有価証券

41,275

541,749

 

 

 

出資金

8,710

8,710

 

 

 

長期貸付金

3,289

3,289

 

 

 

保険積立金

699,106

732,898

 

 

 

破産更生債権等

206

3,995

 

 

 

長期前払費用

22,978

22,719

 

 

 

繰延税金資産

84,507

83,029

 

 

 

その他

39,976

39,519

 

 

 

貸倒引当金

9,806

17,397

 

 

 

投資その他の資産合計

890,243

1,418,514

 

 

固定資産合計

3,150,890

3,726,261

 

資産合計

14,878,746

14,104,308

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

(単位:千円)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

前事業年度

(2022年5月31日)

当事業年度

(2023年5月31日)

負債の部

 

 

 

流動負債

 

 

 

 

支払手形

4,773,041

3,909,317

 

 

買掛金

1,680,623

1,557,402

 

 

1年内返済予定の長期借入金

69,216

69,216

 

 

リース債務

10,210

10,249

 

 

未払金

51,404

42,524

 

 

未払費用

217,241

195,130

 

 

前受金

79,377

8,400

 

 

前受収益

583

583

 

 

未払法人税等

185,188

140,235

 

 

未払消費税等

19,524

55,316

 

 

賞与引当金

15,630

16,013

 

 

その他

4,807

2,798

 

 

流動負債合計

7,106,848

6,007,187

 

固定負債

 

 

 

 

長期借入金

299,826

230,610

 

 

リース債務

33,435

26,397

 

 

退職給付引当金

94,869

121,511

 

 

役員退職慰労引当金

173,675

190,805

 

 

その他

18,783

16,783

 

 

固定負債合計

620,588

586,106

 

負債合計

7,727,436

6,593,294

純資産の部

 

 

 

株主資本

 

 

 

 

資本金

583,663

583,663

 

 

資本剰余金

 

 

 

 

 

資本準備金

462,821

462,821

 

 

 

資本剰余金合計

462,821

462,821

 

 

利益剰余金

 

 

 

 

 

利益準備金

28,526

28,526

 

 

 

その他利益剰余金

 

 

 

 

 

 

固定資産圧縮積立金

1,347

1,347

 

 

 

 

別途積立金

410,000

410,000

 

 

 

 

繰越利益剰余金

5,654,582

6,013,696

 

 

 

利益剰余金合計

6,094,457

6,453,570

 

 

自己株式

255

255

 

 

株主資本合計

7,140,687

7,499,800

 

評価・換算差額等

 

 

 

 

その他有価証券評価差額金

10,622

11,213

 

 

評価・換算差額等合計

10,622

11,213

 

純資産合計

7,151,310

7,511,014

負債純資産合計

14,878,746

14,104,308

 

② 【損益計算書】

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

(単位:千円)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

前事業年度

(自 2021年6月1日

 至 2022年5月31日)

当事業年度

(自 2022年6月1日

 至 2023年5月31日)

売上高

※2 17,581,435

※2 17,148,237

売上原価

 

 

 

商品期首棚卸高

1,035,979

1,431,574

 

当期商品仕入高

15,240,047

14,606,646

 

合計

16,276,027

16,038,221

 

商品期末棚卸高

1,431,574

1,521,301

 

商品売上原価

※1 14,844,452

※1 14,516,920

売上総利益

2,736,983

2,631,316

販売費及び一般管理費

 

 

 

役員報酬

186,540

192,600

 

給料

673,543

712,003

 

賞与

178,925

163,223

 

賞与引当金繰入額

15,630

16,013

 

法定福利費

147,173

150,493

 

退職給付費用

22,178

27,784

 

役員退職慰労引当金繰入額

16,650

17,130

 

貸倒引当金繰入額

1,281

5,057

 

その他

441,474

433,373

 

販売費及び一般管理費合計

1,680,833

1,717,678

営業利益

1,056,150

913,638

営業外収益

 

 

 

受取利息

4,773

2,206

 

受取配当金

1,312

1,353

 

賃貸収入

6,410

6,480

 

その他

2,142

1,272

 

営業外収益合計

14,638

11,313

営業外費用

 

 

 

支払利息

3,306

2,691

 

賃貸費用

1,757

1,720

 

為替差損

7,534

793

 

その他

592

247

 

営業外費用合計

13,190

5,453

経常利益

1,057,597

919,498

税引前当期純利益

1,057,597

919,498

法人税、住民税及び事業税

349,121

302,829

法人税等調整額

4,850

1,595

法人税等合計

353,971

304,424

当期純利益

703,626

615,073