株式会社NATTY SWANKYホールディングス
新宿区西新宿1-19-8 新東京ビル7階
証券コード:76740
業界:小売業
有価証券報告書の提出日:2023年10月13日

(1) 連結経営指標等

 

回次

第18期

第19期

第20期

第21期

第22期

決算年月

2019年6月

2020年6月

2021年6月

2022年1月

2023年1月

売上高

(千円)

5,846,632

経常損失(△)

(千円)

130,769

親会社株主に帰属する
当期純損失(△)

(千円)

379,495

包括利益

(千円)

374,821

純資産額

(千円)

1,555,694

総資産額

(千円)

3,783,458

1株当たり純資産額

(円)

709.56

1株当たり当期純損失(△)

(円)

175.07

潜在株式調整後
1株当たり当期純利益

(円)

自己資本比率

(%)

40.9

自己資本利益率

(%)

21.9

株価収益率

(倍)

営業活動による
キャッシュ・フロー

(千円)

155,393

投資活動による
キャッシュ・フロー

(千円)

490,961

財務活動による
キャッシュ・フロー

(千円)

300,313

現金及び現金同等物
の期末残高

(千円)

1,035,354

従業員数

(名)

248

(外、平均臨時雇用者数)

(-)

(-)

(-)

(-)

(227)

 

(注) 1.第22期より連結財務諸表を作成しているため、それ以前については記載しておりません。

2.潜在株式調整後1株当たり当期純利益については、潜在株式は存在するものの、1株当たり当期純損失であるため記載しておりません。

3.第22期の株価収益率については、親会社株主に帰属する当期純損失であるため記載しておりません。

4.従業員数は就業人員であり、臨時雇用者数(アルバイト)は、年間平均雇用人員(1日8時間換算)を( )外数で記載しております。

 

 

(2) 提出会社の経営指標等

 

回次

第18期

第19期

第20期

第21期

第22期

決算年月

2019年6月

2020年6月

2021年6月

2022年1月

2023年1月

売上高

(千円)

3,983,045

4,255,732

4,320,705

3,608,624

営業収益

(千円)

283,680

経常利益

又は経常損失(△)

(千円)

297,192

12,665

201,236

362,803

194,529

当期純利益
又は当期純損失(△)

(千円)

218,774

159,633

13,161

223,410

380,650

持分法を適用した
場合の投資利益

(千円)

資本金

(千円)

763,845

763,845

765,009

766,422

771,044

発行済株式総数

(株)

2,106,900

2,106,900

2,130,180

2,158,440

2,180,220

純資産額

(千円)

1,922,299

1,730,730

1,742,599

1,934,611

1,554,540

総資産額

(千円)

4,014,460

3,407,077

3,747,755

4,239,880

1,598,396

1株当たり純資産額

(円)

912.38

821.49

814.73

891.14

709.03

1株当たり配当額

(1株当たり中間配当額)

(円)

15.00

5.00

5.00

5.00

5.00

(-)

(-)

(-)

(-)

(-)

1株当たり当期純利益
又は当期純損失(△)

(円)

126.24

75.77

6.20

103.71

175.60

潜在株式調整後
1株当たり当期純利益

(円)

119.52

6.01

101.88

自己資本比率

(%)

47.9

50.8

46.3

45.4

96.7

自己資本利益率

(%)

20.6

8.7

0.8

12.2

21.9

株価収益率

(倍)

24.5

525.8

29.2

配当性向

(%)

11.9

80.7

4.8

営業活動による
キャッシュ・フロー

(千円)

512,618

138,221

546,279

330,225

投資活動による
キャッシュ・フロー

(千円)

496,979

583,202

353,091

297,154

財務活動による
キャッシュ・フロー

(千円)

1,870,045

237,318

89,284

284,906

現金及び現金同等物
の期末残高

(千円)

2,339,315

1,380,573

1,663,046

1,981,023

従業員数
(外、平均臨時雇用者数)

(名)

175

206

238

248

11

(218)

(177)

(140)

(253)

(-)

株主総利回り
(比較指標:東証マザーズ)

(%)

85.6

105.8

98.5

98.9

(%)

(-)

(113.2)

(135.0)

(84.8)

(86.7)

最高株価

(円)

3,960

4,985

4,050

3,630

3,370

最低株価

(円)

2,500

1,330

1,677

2,750

2,895

 

(注) 1.第21期以前の持分法を適用した場合の投資利益については関連会社が存在しないため記載しておりません。

 

2.第18期の潜在株式調整後1株当たり当期純利益については、当社は2019年3月28日に東京証券取引所マザーズに上場したため、新規上場日から当事業年度の末日までの平均株価を期中平均株価とみなして算定しております。第19期及び第22期の潜在株式調整後1株当たり当期純利益については、潜在株式は存在するものの、1株当たり当期純損失であるため記載しておりません。

3.第19期及び第22期の株価収益率については当期純損失であるため記載しておりません。

4.第19期及び第22期の配当性向については当期純損失であるため記載しておりません。

5.従業員数は就業人員であり、臨時雇用者数(アルバイト)は、年間平均雇用人員(1日8時間換算)を( )外数で記載しております。

6.最高株価及び最低株価は、2022年4月4日より東京証券取引所グロースにおけるものであり、それ以前は東京証券取引所マザーズにおけるものであります。

7.第18期の株主総利回り及び比較指標は、2019年3月28日に東京証券取引所マザーズに上場したため、記載しておりません。第19期以降の株主総利回り及び比較指標は、2019年6月期末を基準として算定しております。

8.2019年6月期の1株あたり配当額15円には、上場記念配当5円を含んでおります。

9.2021年9月28日開催の第20期定時株主総会決議により、決算期を6月30日から1月31日に変更しました。従って、第21期は2021年7月1日から2022年1月31日の7か月間となっております。

10. 「収益認識に関する会計基準」(企業会計基準第29号 2020年3月31日)等を第21期の期首から適用しており、第21期以降に係る主要な経営指標等については、当該会計基準等を適用した後の指標等となっております。

11. 第22期より連結財務諸表を作成しているため、第22期の持分法を適用した場合の投資利益、営業活動によるキャッシュ・フロー、投資活動によるキャッシュ・フロー、財務活動によるキャッシュ・フロー及び現金及び現金同等物の期末残高は記載しておりません。

 

 

2 【沿革】

 当社は、2001年8月に東京都調布市にて創業したことに始まります。

年月

概要

2001年8月

東京都調布市に有限会社ナッティースワンキー(資本金300万円)を設立

2001年11月

資本金を500万円へ増資

2007年10月

商号を株式会社NATTY SWANKYに変更

2010年12月

資本金を1,000万円へ増資

2011年1月

東京都調布市に直営1店舗目として「肉汁餃子のダンダダン 調布店」を開店

2014年12月

東京都杉並区にFC1店舗目として「肉汁餃子のダンダダン 荻窪店(FC店)」を開店

2015年6月

東京都八王子市に直営10店舗目として「肉汁餃子のダンダダン 八王子店」を開店

2015年10月

神奈川県厚木市にFC10店舗目として「肉汁餃子のダンダダン 本厚木店(FC店)」を開店

2016年6月

東京都新宿区に本店を移転

2016年6月

資本金を1,340万円へ増資

2016年9月

東京都練馬区に直営20店舗目として「肉汁餃子のダンダダン 大泉学園店」を開店

2017年8月

東京都千代田区に直営30店舗目として「肉汁餃子のダンダダン 水道橋店」を開店

2018年5月

神奈川県川崎市に直営40店舗目として「肉汁餃子のダンダダン 稲田堤店」を開店

2019年2月

埼玉県和光市に直営50店舗目として「肉汁餃子のダンダダン 和光店」を開店

2019年3月

東京証券取引所マザーズに上場

2019年6月

東京都杉並区に直営60店舗目として「肉汁餃子のダンダダン 阿佐ヶ谷店」を開店

2019年12月

東京都日野市に直営70店舗目として「肉汁餃子のダンダダン 高幡不動店」を開店

2020年2月

北海道札幌市にFC20店舗目として「肉汁餃子のダンダダン 札幌店(FC店)」を開店

2021年5月

東京都西東京市に直営80店舗目として「肉汁餃子のダンダダン 田無店」を開店

2021年6月

100%子会社の株式会社ダンダダンを設立

2022年2月

持株会社体制移行に伴い商号を「株式会社NATTY SWANKYホールディングス」へ変更

2022年3月

東京都府中市に直営90店舗目として「肉汁餃子のダンダダン 府中店」を開店

2022年4月

東京証券取引所の市場区分の見直しによりマザーズ市場からグロース市場へ移行

2022年11月

東京都港区に直営100店舗目として「肉汁餃子のダンダダン 赤坂店」を開店

 

 

 

3 【事業の内容】

当社グループは、「餃子」という流行り廃りがなく、年間を通して食べられる食材をメインとして、「肉汁餃子のダンダダン」を展開しており、事業区分は「飲食事業」の単一セグメントとなります。2023年1月末現在の「肉汁餃子のダンダダン」の店舗数は、直営店97店、フランチャイズ店31店となっております。

当社グループは街に永く愛される店づくりを目指し、「餃子とビールを日本の文化」にすべく日々邁進しております。

 
(1) ビジネスモデル

当社グループは、「肉汁餃子のダンダダン」を直営店とフランチャイズ店で展開し、地域に永く愛される店舗運営を目指しております。

 

① 商品の特徴

当社グループの商品開発を「餃子」に特化することで、限られたリソースを集中した結果、独自の製法とレシピを開発いたしました。当社グループの餃子は、そのレシピをもとに、均一性のある餃子を全店で提供しております。

また、餃子に合うサイドメニューの開発を行っております。

 

②接客の特徴

当社グループでは、“粋で鯔背な接客サービスに力を入れております。当社グループの接客サービスの考え方を統一し、演出・実演することで肉汁餃子のダンダダンの雰囲気をより一層高めております。さらに、全店統一した接客サービスの向上のため、いくつもの独自社内研修を実施しています。また、店舗ごとの定期ミーティングや朝礼を行う事により、店舗及び従業員が増加しつつも、接客サービスがさらに向上するようスタッフ教育に全力で取り組んでおります。

 

③店舗の特徴

当社グループの店舗では、それぞれの街に合わせて地域に溶け込むように、立地によって店づくりを変える店舗デザインを行っております。

また、お客様に永く愛される店舗運営を実施するために、地域の皆さまへの感謝を兼ねて、1年経過ごとに“周年祭”と称し、「お値打ち価格」でのドリンク提供を行う「お客様感謝デー」を店舗ごとに設けております。

当社グループの店舗のお客様属性の特徴として以下の点が挙げられます。

・餃子という流行り廃りのない、大衆に受け入れられ易い商品性から、性別・世代に関係なく、季節を問わず来店されるお客様

・餃子をメイン食材として出す居酒屋として、餃子とビールを楽しみに来る目的型来店のお客様

 

 

「肉汁餃子のダンダダン」の店舗数の推移は以下のとおりです。

(単位:店舗) 

 

首都圏

首都圏以外

合計

2019年6月期

直営店

55

58

FC店

16

18

小計

71

76

2020年6月期

直営店

68

71

FC店

15

19

小計

83

90

2021年6月期

直営店

74

77

FC店

16

24

小計

90

11

101

2022年1月期

直営店

81

84

FC店

16

10

26

小計

97

13

110

2023年1月期

直営店

93

4

97

FC店

16

15

31

小計

109

19

128

 

(注) 1. FC店とは、フランチャイズ店であります。

2. 首都圏とは、1都3県(東京都・神奈川県・埼玉県・千葉県)を示しております。

3.2023年1月末現在の都道府県別内訳は以下の通りです。

     直営店:東京都71店舗・神奈川県17店舗・埼玉県4店舗・千葉県1店舗・大阪府1店舗・福岡県3店舗

     FC店:東京都10店舗・神奈川県4店舗・埼玉県1店舗・千葉県1店舗・栃木県1店舗・愛知県4店舗・

         岐阜県1店舗・兵庫県1店舗・大阪府1店舗・北海道1店舗・宮城県2店舗・

         広島県1店舗・福岡県1店舗・大分県1店舗・愛媛県1店舗

 

[事業系統図]

当社グループの事業系統図は以下のとおりです。


(注)直営店舗の今後の展開を見据えて、直営店舗で提供する餃子はより多くの製造が可能な他社の工場に製造委託しております。一方、FC店舗も今後の展開を見据えておりますが、FC店舗で提供する餃子は現時点では自社工場における製造で対応しております。

 

 

4 【関係会社の状況】

名称

住所

資本金

(千円)

主要な事業

の内容

議決権の

所有割合(%)

関係内容

(連結子会社)

 

㈱ダンダダン

(注)2,4

 

東京都新宿区

 

10,000

 

飲食事業

 

100.0

役員の兼任4名

不動産転貸、経営指導

 

(注)1.「主要な事業の内容」欄には、セグメント情報に記載された名称を記載しております。

  2. 株式会社ダンダダンは特定子会社であります。

  3. 有価証券届出書又は有価証券報告書を提出している会社はありません。

  4. ㈱ダンダダンについては、売上高(連結会社相互間の内部売上高を除く)の連結売上高に占める割合が10%を超えております。

     主要な損益情報等 ① 売上高   5,846,632千円

              ② 経常利益  △175,050千円

              ③ 当期純利益 △426,061千円

              ④ 純資産額  △238,811千円

              ⑤ 総資産額  2,902,185千円

 

 

5 【従業員の状況】
(1) 連結会社の状況

 

 

2023年1月31日現在

事業部門の名称

従業員数(名)

飲食事業

199

(226)

全社共通

49

(1)

合計

248

227

 

(注) 従業員数は就業人員であり、臨時雇用者数は、年間平均雇用人数(1日8時間換算)を( )内に外数で記載しております。

 

(2) 提出会社の状況

 

 

 

 

2023年1月31日現在

従業員数(名)

平均年齢(歳)

平均勤続年数(年)

平均年間給与(千円)

11

-)

36.3

3.9

4,376

 

(注) 1.当社は「飲食事業」の単一セグメントであるため、セグメント別の記載を省略しております。

2.従業員数は、当社から他社への出向者を除き、他社から当社への出向者を含む就業人員数であります。

3.従業員数は就業人員であり、臨時雇用者数は、年間平均雇用人数(1日8時間換算)を( )内に外数で記載しております。

4.平均年間給与は、賞与及び基準外賃金を含んでおります。

5.当社は、2022年2月1日付で持株会社体制へ移行したため、従業員数が237名、臨時従業員数が253名それぞれ減少しております。

 

(2) 労働組合の状況

 労働組合は結成されておりませんが、労使関係は円満に推移しております。

 

1 【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】
 文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社が判断したものであります。
 
(1) 経営方針

当社グループは創業以来、「街に永く愛される、粋で鯔背な店づくり~期待以上が当り前、それが我らの心意気~」を経営理念とし、一人でも多くの街の人々に末永く愛され続ける店舗を目指すことを経営方針としております。なお、経営方針に基づく行動指針及び店舗展開方針は下記の通りです。

  ・行動指針

 NATTY SWANKY 5つの心

  向上心 現状に満足せず、今よりも成長するという強い意思を持ち続ける

  好奇心 何人や何事にも関心を持ち、新しい事を発見する

  探求心 足元を振り返り、目の前のものを突き詰める

  自立心 決して人のせいにせず、何事もまずは自分に責任があると思う

  忠誠心 関わる全ての人々に感謝し、忠誠を尽くし、恩返しをする

・店舗展開方針

  当社グループの店舗をより多くの方々に認知していただく手段として、直営店での出店だけではなくフランチャイズ方式による多店舗展開を行っております。

 肉汁餃子のダンダダンの直営店を首都圏・関西中心に出店し、地盤を固め、フランチャイズ店舗については地方を中心に出店エリアを拡大することで、街に永く愛される枠で鯔背な店舗を展開することにより、老若男女誰しもが行きつけとなるような「餃子居酒屋」を展開することを目標としております。

 多店舗展開の際には、肉汁餃子のダンダダンブランドの品質の維持をすることが重要になりますが、当社グループでは直営店とフランチャイズ店が同水準の品質を維持できる様、両者が同じレシピ、同じ店舗運営マニュアルを遵守するとともに、定期的に全店舗に対するマネージャーによる臨店検査と指導及び外部機関による覆面調査を実施しております。

 

(2) 経営環境及び経営戦略

当連結会計年度におけるわが国経済は、新型コロナウイルス感染症による影響が長期化しているものの、感染者数の減少に伴い2022年3月下旬に全面解除となったことから、経済活動の正常化に向けた持ち直しの動きがみられたものの、7月以降には新型コロナウイルス第7波の影響により感染症が再び拡大いたしました。

 また、世界的な資源価格の高騰、欧米における金利上昇、ウクライナ紛争など国際情勢の緊迫などもあり依然として先行きが不透明な状況が続いております。

 当社グループが属する外食産業におきましても、2022年10月より最低賃金の上昇、社会保険の適用範囲の拡大、原材料費や水道光熱費の急激な上昇など、事業を取り巻く環境は依然として厳しい状況となりました。

 

 このような状況の中、当社では、以下の経営戦略を推進します。

 

・老若男女に愛される店となり、街に永く肉汁餃子のダンダダンという居場所をつくる(市場軸)

サラリーマン、ファミリー、友人同士、子供連れの家族も楽しめる店となり、次世代にも肉汁餃子のダンダダンを広げる。これを実現するために、街に合った店舗作りや、老若男女から愛される料理、サービスを提供し続けます。

・肉汁餃子のダンダダンの味で日本全国、世界に幸せと感動を与える(エリア軸)

直営店、FC店の出店エリアを拡大する。これを実現する為に、競争優位性のある出店立地の確保、FCパートナー企業の発掘、地方における出店、海外進出を進めていきます。

・肉汁餃子のダンダダンの味を守り、お客様満足を追求し、街に永く愛され続ける店を作る(時間軸)

肉汁餃子のダンダダンの肉汁餃子の味にこだわりつつ、料理、サービス、衛生管理を進化、ブラッシュアップし、世代を越えて愛され続ける店を作る。これを実現するために、既存店舗の活性化・クリンリネス(清潔さを実現すること)の強化、徹底、お客様ニーズに合ったメニュー開発、店舗管理体制の強化を進めていきます。

・従業員満足を実現することが、その先のお客様満足を生み出す(人間軸)

「従業員の笑顔がお客様の笑顔を生む」との考えのもと、従業員が笑顔で楽しくやりがいを感じて働ける環境を作り続ける。これを実現するために、優秀な人材の確保と人材育成、人事評価制度の確立、福利厚生の充実を進めていきます。

 

(3) 経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等

企業価値を継続的に向上させるためには利益の確保が重要であることから、当社グループは営業利益率を最も重要な経営指標として採用しており、10%を目標に掲げております。

 

(4) 優先的に対処すべき課題

当社グループでは優先的に以下の課題について取り組んで参ります。

 

① 店舗収益力の向上

当社グループでは、肉汁餃子のダンダダン業態に経営資源を集中的に投下することで、効率的な経営を実行し、肉汁餃子のダンダダン業態の商品クオリティや接客サービスを維持・向上させ、他社との差別化することで収益力の向上を図って参ります。

 

② 新規出店の推進

当社グループでは繁華街・ビジネス街・住宅街等、立地に合わせた出店をしてきましたが、未だ相当程度の出店余地があると考えております。 直営店では首都圏・関西を中心に新規出店を継続して推進して参ります。また、首都圏以外に関してはフランチャイズ制度を活用することで出店を推進して参ります。

 

③ 人材採用・育成の強化           

当社グループが成長していくためには優秀な人材の確保が重要であると考えております。採用におきましては、中途採用だけでなく新卒採用も積極的に実施し、また、アルバイトから正社員への転換も積極的に取り組んで参ります。育成におきましては、新入社員研修、役職・階層別研修プログラムなどを実施するとともに、各店舗の成果発表を目的としたイベント「ダンダダンAWARD」や選抜メンバーでの営業「最強店舗」を企画するなど組織が活性化するような施策に取り組んで参ります。

 

④ 安全・安心な食の提供

当社グループでは自社工場及び店舗における衛生管理・品質管理体制を構築しておりますが、消費者の食に対する安全性の関心は益々高まっております。当社グループでは食中毒が発生しにくい安全・安心な食品を提供することで、お客様が安心してご利用いただけるように努めて参ります。定期的な外部検査機関による衛生検査や、本社による店舗監査を実施し、衛生管理及び品質管理の強化に努めて参ります。

 

⑤ 経営管理体制の強化

当社グループが企業価値を向上させるためには、多様化するリスクを的確に把握し、迅速かつ柔軟に対応できる体制を構築・強化していく必要があると考えております。そして、各ステークホルダーからの信頼に応えられる企業であり続けるために、コーポレート・ガバナンスを重視し、公正かつ透明性の高い経営を行えるように経営基盤を強化して参ります。

 

 

2 【事業等のリスク】

有価証券報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、経営者が財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に重要な影響を与える可能性があると認識している主要なリスクは、以下のとおりであります。

文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。

 

(1) 市場環境について

外食業界は成熟した市場となっており、消費者ニーズの多様化、弁当・惣菜等の中食市場の成長、競合他社との競争の激化等により、厳しい経営環境となっております。また、居酒屋業界におきましては、若年層のアルコール離れや少子高齢化といった問題もあることから、今後市場環境が悪化することにより当社グループの財政状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。

 

(2) 単一ブランドについて

当社グループは「肉汁餃子のダンダダン」の単一ブランドでの事業展開を行っておりますが、当該ブランド自体が陳腐化したときには成長が減速する可能性があります。その場合には売上の減少等により当社グループの財政状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。

 

(3) 新規出店計画について

当社グループは積極的に新規出店を行っておりますが、スケジュール通りの工事工程の保証や、新規出店計画に沿った物件が必ずしも確保できる保証はありません。当社グループの希望に沿った物件が確保できない場合や、工事期間の延長があった場合には、当社グループの財政状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。

 

(4) 出店後の環境の変化について

当社グループは新規出店を行う際は、周辺環境を十分に調査して実施しておりますが、競合店舗の出店や駅周辺の再開発など、環境が変化することにより、当初の計画どおりに店舗収益が確保できず、当社グループの財政状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。

 

(5) 商標権について

当社グループは「肉汁餃子のダンダダン」等の商標を取得管理することでブランドを保護していますが、第三者が類似した商号を使用することにより当社グループのブランド価値が毀損された場合、当社グループの財政状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。

 

(6) 食品の安全性について

食品への異物混入や健康被害を与える可能性のある欠陥商品など、食品の安全性については、消費者も高い意識を持っています。当社グループは従業員への衛生管理に関する指導・教育を実施し、外部機関による店舗の衛生管理チェックを行う等により、安全な食品の提供を徹底しておりますが、当社グループが提供した食品に対して異物混入や食中毒等の食の安全性に関する問題が生じた場合には、社会的信用の低下等により、当社グループの財政状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。

 

(7) 商品表示について

外食産業におきましては、一部企業による産地偽装や賞味期限の改ざん等が発生するなど、商品表示の適正性において消費者の信用を失墜する事件が発生しております。当社グループは適正な商品表示のための社内体制の整備、強化に取り組んでおりますが、表示内容に重大な誤りが発生した場合には、社会的信用の低下等により、当社グループの財政状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。

 

(8) 材料価格の高騰について

当社グループは複数の仕入ルートを確保することで原材料価格の低減に努めておりますが、当社グループが購入している原材料価格が高騰した場合、当社グループの財政状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。

 

(9) 人材の確保・育成及び人件費の高騰について

現在、日本経済全体として労働人口の減少等による人手不足や人件費の高騰が大きな問題となっております。当社グループが出店を継続して事業の拡大を続けていくためには優秀な人材が不可欠となりますが、それらの人材が確保・育成できない場合、また、人件費が高騰し続ける場合には、当社グループの財政状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。

 

(10) 減損損失について

当社グループは、各店舗を独立したキャッシュ・フローを生み出す最小単位と捉え、減損の判定を行っております。今後、外部環境の急激な変化等により著しく収益性が低下した場合や退店の意思決定をした場合には、減損損失を計上することとなり、当社グループの財政状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。

 

(11) 差入保証金・敷金について

直営店における店舗については、賃借による出店が中心であり、賃借契約を締結する際に賃貸人に対して敷金及び差入保証金の差入を行っております。賃貸人の財政状況が悪化した場合には、敷金及び差入保証金の回収が不可能となり、当社グループの財政状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。

 

(12) 法的規制について

当社グループは、食品衛生法や食品安全基本法、風俗営業等の規制、未成年飲酒禁止法及び道路交通法等の飲食業を運営する上で関連する法的規制を受けております。これらの法的規制に変更が生じた場合には、それに対応するための費用等の発生により業績に影響を受ける可能性があります。また、これらの法的規制に抵触する事態が生じた場合には、当社グループの事業活動に影響を及ぼす可能性があります。

 

(13) 個人情報の管理について

当社グループは従業員等の個人情報を保有しております。これらの個人情報については、「個人情報の保護に関する法律」に基づく「個人情報取扱事業者」としての対応に準じた形で、適切な管理に努めておりますが、万が一、個人情報の漏えいや不正使用等の事態が生じた場合には、社会的信用の失墜、損害賠償請求の提起等により、当社グループの財政状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。

 

(14) システム障害について

当社グループは、店舗の売上管理、食材の受発注管理、勤怠管理等の店舗管理に関するシステムの運営管理は、信頼できる外部業者に委託しており、万全の体制を整えておりますが、災害、ソフトウエアまたはハードウエアの欠陥、コンピューターウイルスの感染等の不測の事態によりシステム障害が発生した場合には、事業運営に支障をきたすことになり、当社グループの財政状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。

 

(15) 自然災害について

当社グループは首都圏を中心に店舗を展開しております。首都圏におきまして大規模な地震や台風等の自然災害が発生した場合には、売上の低下や店舗の修繕費等の発生により、当社グループの財政状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。

 

(16) ストック・オプションによる株式価値の希薄化について

当社グループは、役員及び従業員の業績向上に対する意欲や士気を高めるため、ストック・オプション制度を採用しております。現在付与している新株予約権について行使が行われた場合には、株式の価値が希薄化する可能性があります。

 

 

(17) フランチャイズ加盟店について

当社グループは直営店による出店拡大とともに、加盟店との間にフランチャイズ契約を締結し店舗展開を行っております。

当社グループはフランチャイズ契約に基づき、加盟店に運営指導をしておりますが、運営指導が及ばず、加盟店において当社グループブランドに悪影響を及ぼすような事態が発生した場合には、当社グループの財政状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。

 

(18) インターネット等による風評被害について

ソーシャルメディアの急激な普及に伴い、店舗の口コミサイトへの投稿が多くなっております。当社グループでは定期的にインターネット上の風評を調査しておりますが、書き込みを要因とするマスコミ報道等による風評被害が発生・拡散された場合には、当社グループの財政状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。

 

(19) 特定人物への依存について

当社の代表取締役社長井石裕二及び取締役副社長田中竜也は「肉汁餃子のダンダダン」の店舗運営・メニュー開発・レシピ考案等に精通しており、実際の事業の推進においても重要な役割を果たしております。

当社グループは両名へ過度に依存しない経営体制の構築を目指し、組織の体系化・人材の育成・権限の委譲等を行い、組織的な事業運営に注力しておりますが、両名が何らかの理由により業務執行できない事態となった場合には、当社グループの財政状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。

 

(20) 借入金の利息について

当社グループは店舗造作費用及び差入保証金等の出店に係る資金を主に金融機関からの借入により調達しております。この結果、総資産に占める有利子負債(借入金)の割合が、2023年1月末現在で33.4%となっております。

金融機関とは良好な関係を維持しているものと認識しており、借入金利についても現在のところ特に借入金利引き上げの要請は受けておりませんが、有利子負債依存度が高い状態のまま借入金利が上昇した場合、当社グループの財政状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。

 

(21) 借入金の財務制限条項について

当社グループは、安定的な資金運用を図るため、金融機関から資金調達を行っておりますが、一部の金融機関との取引について、借入契約に財務制限条項が付されたものがあります。万が一、これらの条件に抵触した場合には、借入金利の上昇や期限の利益の喪失等、当社グループの経営成績及び資金繰りに影響を及ぼす可能性があります。

 

(22) 資金使途について

当社グループの調達資金については、新店の設備投資等に充当いたします。しかしながら、当社グループを取り巻く外部環境や経営環境の変化に対応するため、調達資金を当初予定した以外の使途に充当する可能性があります。また、当該資金使途の効果が当社グループの想定と異なった場合には、当社グループの事業展開や経営成績に影響を及ぼす可能性があります。

 

(23) 従業員の処遇について

 ① 短時間労働者に対する社会保険コスト拡大について

当社グループの店舗運営においては、アルバイト・パートタイマーと呼ばれる短時間労働者が多数勤務しており、法令に従い加入対象者については社会保険への加入を進めております。しかし、今後、短時間労働者の社会保険加入義務化の適用が拡大された場合には、保険料の増加、短時間労働者の就業形態の変化、短時間労働就業希望者の減少等により、当社グループの財政状態及び経営成績に影響を与える可能性があります。

 

 ② その他労働法の強化等について

現状、当社グループは法令等で定められた労働規制等については適正に遵守しておりますが、今後この規制基準等が強化・拡大された場合には、法定福利費の増加及び人員体制強化に伴う費用の増加等により、当社グループの財政状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。

 

3 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】

当社グループは、当連結会計年度より連結財務諸表を作成しているため、前連結会計年度との比較・分析の記載はしておりません。また、当社グループは単一セグメントであるため、セグメント別の記載を省略しております。

 

(1) 経営成績等の状況の概要

当連結会計年度における当社グループ(当社及び連結子会社)の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下、「経営成績等」という。)の状況の概要は次のとおりであります。

 

① 経営成績の状況

当連結会計年度におけるわが国経済は、新型コロナウイルス感染症による影響が長期化しているものの、感染者数の減少に伴い2022年3月下旬に全面解除となったことから、経済活動の正常化に向けた持ち直しの動きがみられたものの、7月以降には新型コロナウイルス第7波の影響により感染症が再び拡大いたしました。

 また、世界的な資源価格の高騰、欧米における金利上昇、ウクライナ紛争など国際情勢の緊迫などもあり依然として先行きが不透明な状況が続いております。

当社グループが属する外食産業におきましても、2022年10月より最低賃金の上昇、社会保険の適用範囲の拡大、原材料費や水道光熱費の急激な上昇など、事業を取り巻く環境は依然として厳しい状況となりました。

このような環境の中、当社グループでは、感染症対策を講じながらの店舗営業の実施に加え、様々なお客様のニーズに対応すべく、テイクアウトやデリバリーサービス、ECサイトでの通信販売への対応の継続、さらに新規顧客への来店を促進するためIP(知的財産)を活用したコラボレーション企画も実施いたしました。

なお、当連結会計年度は直営店14店舗及びフランチャイズ店5店舗の新規出店を行い、2023年1月末の店舗数は直営店97店舗、フランチャイズ店31店舗となっております。

 

上記の結果、当連結会計年度における当社グループの業績は、売上高5,846,632千円となりました。

売上原価は店舗での自動発注システムの活用による食材ロスの削減等により1,688,160千円となりました。

販売費及び一般管理費については、水道光熱費の高騰が高止まりしていることなどにより4,288,636千円となりました。

さらに、店舗固定資産に対して将来の回収可能性を検討した結果、収益性の低下が見られたため回収可能価額まで減額し、減損損失を計上したことから特別損失312,897千円、親会社株主に帰属する当期純損失は379,495千円となりました。

 

なお、当社は「飲食事業」の単一セグメントであるため、セグメント別の記載を省略しております。

 

 

② 財政状態の状況

当連結会計年度末における総資産は、3,783,458千円となりました。これは、流動資産が1,703,556千円となり、主な内訳は現金及び預金1,035,354千円、未収消費税等188,219千円、前払費用155,017千円等であります。固定資産は2,079,901千円となり、その主な内訳は、有形固定資産1,436,488千円、差入保証金463,904千円等であります。

一方、負債合計につきましては2,227,763千円となりました。これは、流動負債が1,151,594千円となり、その主な内訳は、1年内返済予定の長期借入金391,908千円、買掛金185,060千円、未払費用165,311千円等であります。固定負債は、1,076,169千円となり、その主な内訳は、長期借入金873,537千円、資産除去債務129,533千円等であります。

純資産については1,555,694千円となりました。これは、主に親会社株主に帰属する当期純損失379,495千円の計上等によるものであります。

 

③ キャッシュ・フローの状況

当連結会計年度末における現金及び現金同等物(以下「資金」という)は1,035,354千円となりました。

当連結会計年度における各キャッシュ・フローの状況は以下のとおりであります。

 

(営業活動によるキャッシュ・フロー)

当連結会計年度の営業活動によるキャッシュ・フローは△155,393千円であります。これは主に、税金等調整前当期純損失417,590千円、未収消費税等の増減額△188,219千円、法人税等の支払額162,937千円を減じた額から減価償却費193,047千円、減損損失312,897千円等を加えた額によるものであります。

 

(投資活動によるキャッシュ・フロー)

当連結会計年度の投資活動によるキャッシュ・フローは△490,961千円であります。これは主に、有形固定資産の取得による支出420,560千円、敷金及び保証金の差入による支出70,040千円等によるものであります。

 

(財務活動によるキャッシュ・フロー)

当連結会計年度の財務活動によるキャッシュ・フローは△300,313千円であります。主な増減の内訳は、短期借入金の返済額520,000千円、長期借入金の返済による支出339,265千円、長期借入金の借入による収入568,000千円等によるものであります。

 

④ 生産、受注及び販売実績
(a) 生産実績

当連結会計年度における生産実績を示すと、次のとおりであります。

セグメントの名称

当連結会計年度

(自 2022年2月1日

   至 2023年1月31日)

  前年同期比(%)

飲食事業(千円)

95,835

合計(千円)

95,835

 

(注) 1.当連結会計年度より連結財務諸表を作成しているため、前連結会計年度との比較はしておりません。

 2.当社グループの事業区分は「飲食事業」の単一セグメントであります。

3.上記は自社工場における生産実績であり、金額は製造原価によっております。

 

(b) 仕入実績

当連結会計年度における仕入実績を示すと、次のとおりであります。

セグメントの名称

当連結会計年度

(自 2022年2月1日

   至 2023年1月31日)

  前年同期比(%)

飲食事業(千円)

1,700,488

合計(千円)

1,700,488

 

(注) 1.当連結会計年度より連結財務諸表を作成しているため、前連結会計年度との比較はしておりません。

 2.当社グループの事業区分は「飲食事業」の単一セグメントであります。

  3.金額は仕入価格によっております。

 

(c) 受注実績

当社グループは、一般消費者へ直接販売する飲食事業を行っておりますので、記載しておりません。

 

(d) 販売実績

当連結会計年度における販売実績を製品及びサービス別に示すと、次のとおりであります。

製品及びサービスの名称

当連結会計年度

(自 2022年2月1日

   至 2023年1月31日)

  前年同期比(%)

直営店売上(千円)

5,555,245

製品卸売上(千円)

131,454

FC売上(千円)

104,123

その他(千円)

55,809

合計(千円)

5,846,632

 

(注) 1.当連結会計年度より連結財務諸表を作成しているため、前連結会計年度との比較はしておりません。

 2.当社グループの事業区分は「飲食事業」の単一セグメントであります。

  3.金額は販売価格によっております。

 

 

(2) 経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容

経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。

なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものであります。

 

① 財政状態及び経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容

 

(a)財政状態の分析

当連結会計年度の財政状態の状況につきましては、「3 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析(1)経営成績等の状況の概要 ①財政状態及び経営成績の状況」に記載したとおりであります。

 

(b)経営成績の分析

当連結会計年度の経営成績の状況につきましては、「3 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析(1)経営成績等の状況の概要 ①財政状態及び経営成績の状況」に記載したとおりであります。

 

② キャッシュ・フローの状況の分析・検討内容並びに資本の財源及び資金の流動性に係る情報
(a)キャッシュ・フローの状況

当連結会計年度のキャッシュ・フローの状況につきましては、「3 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析(1)経営成績等の状況の概要 ②キャッシュ・フローの状況」に記載したとおりであります。

 

③ 重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定

当社グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成されております。この財務諸表の作成に当たっては、決算日における財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に影響を与えるような経営者の見積り及び予測を必要としております。当該見積りに際しましては、過去の実績値や状況を踏まえ合理的と判断される前提に基づき、見積り及び予測を行っております。

 

(固定資産の減損)

当社グループは、キャッシュ・フローを生み出す最小単位として、主に店舗を基準にしてグルーピングを行っており、営業活動から生ずるキャッシュ・フローが継続してマイナスである店舗につきましては、帳簿価額を回収可能価額まで減額し、当該減少額を減損損失として特別損失に計上しております。回収可能価額は店舗の使用価値により測定され、使用価値がマイナスとなった場合には回収可能価額を零として算定しております。

 

(繰延税金資産)

当社グループは、繰延税金資産について、将来の利益計画に基づいた課税所得が十分に確保できることや、回収可能性があると判断した将来減算一時差異について繰延税金資産を計上しております。繰延税金資産の回収可能性は将来の課税所得の見積りに依存するため、その見積りの前提とした条件や仮定に変更が生じ減少した場合、繰延税金資産が減額され税金費用が計上される計上される可能性があります。

 

 

4 【経営上の重要な契約等】
(1) フランチャイズ加盟契約

当社グループは、フランチャイズ加盟店との間で、下記の契約を締結しております。

 

① 契約の内容

フランチャイズ加盟店は、「肉汁餃子のダンダダン」の商標を使用して、契約に定める事項等を遵守して契約店舗の運営を実施し、当社グループは、フランチャイズ加盟店に対し契約店舗の運営に関する指導・助言等を実施する。

加盟店は、契約に定める加盟金及びロイヤリティを支払う。

② 契約期間

以下のうちいずれか早く到来した日

a. 契約締結日から11ヵ月を経過した日から起算して9年が経過した日

b. 契約店舗営業開始日から起算して10年が経過した日

③ 契約更新

両当事者のいずれか一方より本契約の期間満了の120日前までに、書面により更新しない旨の意思表示がない場合には、3年間更新され、以降の期間満了の場合も同様

 

(2) 専売契約

当社グループは、サントリー酒類株式会社との間で、下記の契約を締結しております。

 

① 契約の内容

当社グループ及び当社グループのフランチャイジーが経営する店舗(一部を除く)の取扱酒類は、サントリー酒類株式会社又は同社のグループ会社が製造又は販売する製品のみとする。

② 契約期間

2015年1月1日より2017年12月31日までの3年間の契約を2018年6月30日まで延長し、さらに3年ごとに契約を更新。

③ 契約の対価

専売料及びリベートの受取り

 

(3) 持株会社体制への移行に伴う会社分割

当社は、2022年2月1日で商号を「株式会社NATTY SWANKYホールディングス」に変更するとともに、その事業目的を持株会社体制移行後の事業に変更いたしました。

なお、詳細につきましては、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項(企業結合等関係)」に記載しております。

 

2 【主要な設備の状況】
(1) 提出会社

 当社グループにおける主要な設備は、以下のとおりであります。

 なお、当社グループは「飲食事業」の単一セグメントであるため、セグメントの名称は記載しておりません。

2023年1月31日現在 

事業所名
(所在地)

設備の内容

帳簿価額(千円)

従業員数
(名)

建物

工具、器具及び備品

ソフトウエア

商標権

合計

本社

(東京都)

事務所設備

7,427

311

858

218

8,816

11

(-)

 

(注) 1.現在休止中の主要な設備はありません。

2.上記の金額には消費税等は含まれておりません。

3.従業員数の( )は、臨時雇用者数(1日8時間換算)を外書しております。

4.上記の他、本社を賃借しております。それらの年間賃借料は24,000千円であります。

 

(2) 国内子会社

2023年1月31日現在 

事業所名
(所在地)

設備の内容

帳簿価額(千円)

従業員数
(名)

建物

工具、器具及び備品

ソフトウエア

商標権

合計

肉汁餃子のダンダダン

調布店他70店

(東京都)

営業用店舗

設備

858,548

72,270

930,819

139

(152)

肉汁餃子のダンダダン

海老名店他16店

(神奈川県)

営業用店舗

設備

282,314

28,132

310,446

38

(40)

肉汁餃子のダンダダン

所沢店他3店

(埼玉県)

営業用店舗

設備

61,815

4,753

66,568

10

(12)

 肉汁餃子のダンダダン
今泉店他2店
(福岡県)

営業用店舗
設備

46,281

2,204

48,486

5

(6)

肉汁餃子のダンダダン
大阪梅田店
(大阪府)

営業用店舗
設備

28,813

3,481

32,294

5

(6)

肉汁餃子のダンダダン
本八幡店
(千葉県)

営業用店舗
設備

0

0

0

1

(2)

工場

(東京都)

製造設備

21,908

798

22,706

1

(8)

本社

(東京都)

事務所設備等

2,653

14,464

9,597

26,715

38

(1)

 

(注) 1.現在休止中の主要な設備はありません。

2.上記の金額には消費税等は含まれておりません。

3.従業員数の( )は、臨時雇用者数(1日8時間換算)を外書しております。

4.上記の他、店舗及び工場を賃借しております。それらの年間賃借料は813,326千円であります。

 

① 【株式の総数】

 

種類

発行可能株式総数(株)

普通株式

6,432,000

6,432,000

 

 

 

② 【発行済株式】

 

種類

事業年度末現在
発行数(株)
(2023年1月31日)

提出日現在
発行数(株)
(2023年4月28日)

上場金融商品取引所名又は登録認可金融商品取引業協会名

内容

普通株式

2,180,220

2,182,240

 東京証券取引所
 グロース市場

完全議決権株式であり、権利内容に何ら限定のない当社における標準となる株式であります。単元株式数は100株であります。

2,180,220

2,182,240

 

(注)2023年2月1日から2023年3月31日までの間に、新株予約権の行使により、発行済株式数が2,020株増加しております。なお、提出日現在発行数には、2023年4月1日からこの有価証券報告書提出日までの新株予約権の行使により発行された株式数は、含まれておりません。

 

① 【ストックオプション制度の内容】

 

 

第1回ストック・オプション

決議年月日

2018年6月14日

付与対象者の区分及び人数

当社取締役 1名 当社従業員 52名

新株予約権の数(個) ※

219[219](注)2

新株予約権の目的となる株式の種類、内容及び数(株) ※

普通株式 13,140[13,140](注)1、2

新株予約権の行使時の払込金額(円)※

100 (注)1、3

新株予約権の行使期間 ※

2020年6月30日から2028年6月13日まで

新株予約権の行使により株式を発行する場合の株式の発行価格及び資本組入額(円) ※

発行価格  100 (注)1

資本組入額   50

新株予約権の行使の条件 ※

(注)4

新株予約権の譲渡に関する事項 ※

新株予約権の譲渡については、取締役会の決議による承認を要する。

組織再編成行為に伴う新株予約権の
交付に関する事項 ※

(注)6

 

 ※ 当事業年度の末日(2023年1月31日)における内容を記載しております。当事業年度の末日から提出日の前月末現在(2023年3月31日)にかけて変更された事項につきましては、提出日の前月末現在における内容を[ ]内に記載しており、その他の事項については当事業年度の末日における内容から変更はありません。

(注) 1.2018年11月20日付で普通株式1株につき60株の割合で株式分割を行ったことに伴い、新株予約権の目的となる株式の数、新株予約権の行使時の払込金額、新株予約権の行使により株式を発行する場合の株式の発行価格及び資本組入額を調整しております。

2. 新株予約権1個につき目的となる株式数は、60株であります。

  ただし、新株予約権の割当日後、当社が株式分割、株式併合を行う場合は、次の算式により付与株式数を調整、調整の結果生じる1株未満の端数は、これを切り捨てます。

       調整後付与株式数=調整前付与株式数×分割・併合の比率

3.新株予約権の割当日後、当社が株式分割、株式併合を行う場合は、次の算式により行使価額を調整し、調整により生ずる1円未満の端数は切り上げます。

 

調整後行使価額=調整前行使価額×

分割・併合の比率

 

  

  また、新株予約権の割当日後に時価を下回る価額で新株の発行または自己株式の処分を行う場合(新株予約権の行使に基づく新株の発行及び自己株式の処分並びに株式交換による自己株式の移転の場合を除く。)、次の算式により行使価額を調整し、調整による1円未満の端数は切り上げます。

 

 

既発行株式数+

新株発行(処分)株式数×1株当たり払込金額

調整後行使価額=調整前行使価額×

1株当たり時価

既発行株式数+新株発行(処分)株式数

 

4.新株予約権の行使の条件

 ① 新株予約権者は、新株予約権の権利行使時においても、当社または当社関係会社の取締役、監査役または使用人であることを要する。ただし、任期満了による退任、定年退職、その他正当な理由があると取締役会が認めた場合は、この限りではありません。

 ② 新株予約権者の相続人による本新株予約権の行使は認めません。

 ③ 本新株予約権の行使によって、当社の発行済株式総数が当該時点における授権株式数を超過することとなるときは、当該本新株予約権の行使を行うことはできません。

 ④ 各本新株予約権1個未満の行使を行うことはできません。

 

 ⑤ 新株予約権者は、当社の普通株式が日本国内の証券取引所に新規株式公開される日(以下、「上場日」という)後、次の各号に掲げる期間(ただし、新株予約権の行使期間中に限る)、本新株予約権をすでに行使した本新株予約権を含めて、当該各号に掲げる割合の限度において行使することができます(この場合において、かかる割合に基づき算出される行使可能な本新株予約権の個数につき、1個未満の端数が生ずる場合には、かかる端数を切り捨てた個数の本新株予約権についてのみ行使することができるものとします)。ただし、当社取締役会の承認を得た場合はこの限りではありません。

    イ:上場日から1年間

     当該新株予約権者が割当を受けた本新株予約権の総数の3分の1

   ロ:上場日から1年を経過した日から1年間

     当該新株予約権者が割当を受けた本新株予約権の総数の3分の2

   ハ:上場日から2年を経過した日から行使期間の末日まで

     当該新株予約権者が割当を受けた本新株予約権の総数のすべて

5.新株予約権の取得に関する事項

 ① 当社が消滅会社となる合併契約、当社が分割会社となる会社分割についての分割契約もしくは分割計画、または当社が完全子会社となる株式交換契約もしくは株式移転計画について株主総会の承認(株主総会の承認を要しない場合には取締役会決議)がなされた場合は、当社は、当社取締役会が別途定める日の到来をもって、本新株予約権の全部を無償で取得することができます。

 ② 新株予約権者が権利行使をする前に、上記4.に定める規定により本新株予約権の行使ができなくなった場合は、当社は新株予約権を無償で取得することができます。

6.組織再編行為に伴う新株予約権の交付に関する事項

  当社が、合併(当社が合併により消滅する場合に限る。)、吸収分割、新設分割、株式交換または株式移転(以上を総称して以下、「組織再編行為」という。)を行う場合において、組織再編行為の効力発生日に残存する新株予約権(以下、「残存新株予約権」という。)の新株予約権者に対し、それぞれの場合につき、会社法第236条第1項第8号イからホまでに掲げる株式会社(以下、「再編対象会社」という。)の新株予約権を以下の条件に基づきそれぞれ交付することとします。 

  この場合においては、残存新株予約権は消滅し、再編対象会社は新たに新株予約権を発行するものとする。ただし、以下の条件に沿って再編対象会社の新株予約権を交付する旨を、吸収合併契約、新設合併契約、吸収分割契約、新設分割計画、株式交換契約または株式移転計画において定めた場合に限るものとします。

 ① 交付する再編対象会社の新株予約権の数

  新株予約権者が保有する新株予約権の数と同一の数をそれぞれ交付します。

 ② 新株予約権の目的である再編対象会社の株式の種類

  再編対象会社の普通株式とします。

 ③ 新株予約権の目的である再編対象会社の株式の数

  組織再編行為の条件を勘案のうえ、上記2.に準じて決定します。

 ④ 新株予約権の行使に際して出資される財産の価額

  交付される各新株予約権の行使に際して出資される財産の価額は、組織再編行為の条件等を勘案のうえ、上記3.で定められる行使価額を調整して得られる再編後行使価額に、上記③に従って決定される当該新株予約権の目的である再編対象会社の株式の数を乗じた額とします。

 ⑤ 新株予約権を行使することができる期間

  新株予約権の行使期間に定める行使期間の初日と組織再編行為の効力発生日のうち、いずれか遅い日から新株予約権の行使期間に定める行使期間の末日までとします。

 ⑥ 新株予約権の行使により株式を発行する場合における増加する資本金及び資本準備金に関する事項

  新株予約権の行使により株式を発行する場合の株式の発行価格及び資本組入額に準じて決定します。 

 ⑦ 譲渡による新株予約権の取得の制限

  譲渡による取得の制限については、再編対象会社の取締役会の決議による承認を要するものとします。

 ⑧ その他新株予約権の行使の条件

  上記4.に準じて決定します。

 ⑨ 新株予約権の取得事由及び条件

  上記5.に準じて決定します。

 ⑩ その他の条件については、再編対象会社の条件に準じて決定します。

 

 

 

第2回ストック・オプション

決議年月日

2020年8月3日

付与対象者の区分及び人数(名)

当社従業員 18

新株予約権の数(個)※

50[50]

新株予約権の目的となる株式の種類、内容及び数(株)※

普通株式 5,000[5,000] (注)1

新株予約権の行使時の払込金額(円)※

1 

新株予約権の行使期間※

2022年8月18日~2037年8月17日

新株予約権の行使により株式を発行する場合の株式の発行価格及び資本組入額(円)※

2022年8月18日から権利行使可能となる部分

 発行価格    2,063
 資本組入額  1,032

2023年8月18日から権利行使可能となる部分

 発行価格    2,059
 資本組入額  1,030

新株予約権の行使の条件※

(注)2

新株予約権の譲渡に関する事項※

新株予約権の譲渡については、取締役会の承認を要する。

組織再編成行為に伴う新株予約権の
交付に関する事項 ※

(注)4

 

※ 当事業年度の末日(2023年1月31日)における内容を記載しております。当事業年度の末日から提出日の前月末現在(2023年3月31日)にかけて変更された事項につきましては、提出日の前月末現在における内容を[ ]内に記載しており、その他の事項については当事業年度の末日における内容から変更はありません。

(注) 1. 新株予約権1個につき目的となる株式数は、100株であります。

  ただし、新株予約権の割当日後、当社が株式分割、株式併合を行う場合は、次の算式により付与株式数を調整、調整の結果生じる1株未満の端数は、これを切り捨てます。

       調整後付与株式数=調整前付与株式数×分割・併合の比率

 

2.新株予約権の行使の条件

 ① 新株予約権者は、新株予約権の権利行使時においても、当社または当社関係会社の取締役、監査役または使用人であることを要する。ただし、任期満了による退任、定年退職、その他正当な理由があると取締役会が認めた場合は、この限りではありません。

 ② 新株予約権者の相続人による本新株予約権の行使は認めません。

③ 新株予約権者は、次の区分に従って、割り当てられた新株予約権の一部または全部を行使できるものとします。なお、算出された行使可能な新株予約権の個数について1個未満の端数が生じる場合には、かかる端数を切り捨てた個数の新株予約権についてのみ行使することができるものとします。ただし、割り当てられた新株予約権の個数が1個である場合は当該期間にすべて行使することができます。

    イ:2022年8月18日から2023年8月17日

     当該新株予約権者が割当を受けた本新株予約権の総数の2分の1

   ロ:2023年8月18日から2037年8月17日

     当該新株予約権者が割当を受けた本新株予約権の総数のすべて

 

3.新株予約権の取得に関する事項

 ① 当社が消滅会社となる合併契約、当社が分割会社となる会社分割についての分割契約もしくは分割計画、または当社が完全子会社となる株式交換契約もしくは株式移転計画について株主総会の承認(株主総会の承認を要しない場合には取締役会決議)がなされた場合は、当社は、当社取締役会が別途定める日の到来をもって、本新株予約権の全部を無償で取得することができます。

 ② 新株予約権者が権利行使をする前に、上記2.に定める規定により本新株予約権の行使ができなくなった場合は、当社は新株予約権を無償で取得することができます。

 

4.組織再編行為に伴う新株予約権の交付に関する事項

  当社が、合併(当社が合併により消滅する場合に限る。)、吸収分割、新設分割、株式交換または株式移転(以上を総称して以下、「組織再編行為」という。)を行う場合において、組織再編行為の効力発生日に残存する新株予約権(以下、「残存新株予約権」という。)の新株予約権者に対し、それぞれの場合につき、会社法第236条第1項第8号イからホまでに掲げる株式会社(以下、「再編対象会社」という。)の新株予約権を以下の条件に基づきそれぞれ交付することとします。 

  この場合においては、残存新株予約権は消滅し、再編対象会社は新たに新株予約権を発行するものとする。ただし、以下の条件に沿って再編対象会社の新株予約権を交付する旨を、吸収合併契約、新設合併契約、吸収分割契約、新設分割計画、株式交換契約または株式移転計画において定めた場合に限るものとします。

 ① 交付する再編対象会社の新株予約権の数

  新株予約権者が保有する新株予約権の数と同一の数をそれぞれ交付します。

 ② 新株予約権の目的である再編対象会社の株式の種類

  再編対象会社の普通株式とします。

 ③ 新株予約権の目的である再編対象会社の株式の数

  組織再編行為の条件を勘案のうえ、上記1.に準じて決定します。

 ④ 新株予約権の行使に際して出資される財産の価額

  交付される各新株予約権の行使に際して出資される財産の価額は、組織再編行為の条件等を勘案のうえ、上記③に従って決定される当該新株予約権の目的である再編対象会社の株式の数を乗じた額とします。

 ⑤ 新株予約権を行使することができる期間

  新株予約権の行使期間に定める行使期間の初日と組織再編行為の効力発生日のうち、いずれか遅い日から新株予約権の行使期間に定める行使期間の末日までとします。

 ⑥ 新株予約権の行使により株式を発行する場合における増加する資本金及び資本準備金に関する事項

  新株予約権の行使により株式を発行する場合の株式の発行価格及び資本組入額に準じて決定します。 

 ⑦ 譲渡による新株予約権の取得の制限

  譲渡による取得の制限については、再編対象会社の取締役会の決議による承認を要するものとします。

 ⑧ その他新株予約権の行使の条件

  上記2.に準じて決定します。

 ⑨ 新株予約権の取得事由及び条件

  上記3.に準じて決定します。

 ⑩ その他の条件については、再編対象会社の条件に準じて決定します。

 

② 【ライツプランの内容】

 該当事項はありません。

 

(4) 【発行済株式総数、資本金等の推移】

 

年月日

発行済株式
総数増減数
(株)

発行済株式
総数残高
(株)

資本金増減額
 
(千円)

資本金残高
 
(千円)

資本準備金
増減額
(千円)

資本準備金
残高
(千円)

2018年5月2日

(注)1

26,532

26,800

13,400

2018年11月20日

(注)2

1,581,200

1,608,000

13,400

  ―

2019年3月27日
(注)3

430,000

2,038,000

646,806

660,206

646,806

646,806

2019年4月23日

(注)4

68,900

2,106,900

103,639

763,845

103,639

750,445

2020年7月1日~

2021年6月30日

(注)5

23,280

2,130,180

1,164

765,009

1,164

751,609

2021年7月1日~

2022年1月31日

(注)5

28,260

2,158,440

1,413

766,422

1,413

753,022

2022年2月1日~

2023年1月31日

(注)6

21,780

2,180,220

4,622

771,044

4,622

757,644

 

(注) 1.株式分割(1:100)によるものであります。

2.株式分割(1:60)によるものであります。 

3.有償一般募集(ブックビルディング方式による募集)

   発行価格    3,270円

   引受価額   3,008.40円

   資本組入額  1,504.20円

4.有償第三者割当(オーバーアロットメントによる売出しに関連した第三者割当増資)

   割当価格   3,008.40円

   資本組入額  1,504.20円

      割当先    SMBC日興証券株式会社

5.新株予約権(ストック・オプション)の行使によるものであります。

6.2023年2月1日から2023年3月31日までの間に、新株予約権の行使により、発行済株式総数が2,020株、資本金が493,600円及び資本準備金が493,600円増加しております。

 

(5) 【所有者別状況】

 

 

 

 

 

 

 

2023年1月31日現在

区分

株式の状況(1単元の株式数 100株)

単元未満
株式の状況
(株)

政府及び
地方公共
団体

金融機関

金融商品
取引業者

その他の
法人

外国法人等

個人
その他

個人以外

個人

株主数
(人)

1

11

54

10

18

5,637

5,731

所有株式数
(単元)

4

300

4,876

74

24

16,505

21,783

1,920

所有株式数
の割合(%)

0.02

1.38

22.38

0.34

0.11

75.77

100.00

 

(注)自己株式248株は、「個人その他」に2単元、「単元未満株式の状況」に48株含まれております。

 

 

(6) 【大株主の状況】

2023年1月31日現在

氏名又は名称

住所

所有株式数
(株)

発行済株式
(自己株式を
除く。)の
総数に対する
所有株式数
の割合(%)

井石 裕二

東京都調布市小島町

473,000

21.70

田中 竜也

東京都世田谷区成城

473,000

21.70

株式会社BORA

東京都調布市小島町1丁目36番16号

240,000

11.01

株式会社IKI

東京都世田谷区成城7丁目34番19号

240,000

11.01

三井 徳益

神奈川県横浜市南区前里町

21,100

0.97

auカブコム証券株式会社

東京都千代田区大手町1丁目3番2号

18,900

0.87

城野 親徳

東京都渋谷区鶯谷町

12,000

0.56

宇野 泰久

東京都世田谷区北烏山

5,000

0.23

NATTY SWANKY従業員持株会

東京都新宿区西新宿1丁目19番8号

4,700

0.22

福田 亮介

東京都渋谷区初台

4,200

0.19

1,491,900

68.46

 

 

① 【連結貸借対照表】

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

(単位:千円)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

当連結会計年度

(2023年1月31日)

資産の部

 

 

流動資産

 

 

 

現金及び預金

1,035,354

 

 

売掛金

153,019

 

 

商品及び製品

35,130

 

 

原材料及び貯蔵品

3,747

 

 

前払費用

155,017

 

 

未収消費税等

188,219

 

 

未収入金

40,905

 

 

その他

92,161

 

 

流動資産合計

1,703,556

 

固定資産

 

 

 

有形固定資産

 

 

 

 

建物

2,305,586

 

 

 

 

減価償却累計額及び減損損失累計額

995,824

 

 

 

 

建物(純額)

1,309,762

 

 

 

工具、器具及び備品

382,815

 

 

 

 

減価償却累計額及び減損損失累計額

256,397

 

 

 

 

工具、器具及び備品(純額)

126,417

 

 

 

建設仮勘定

308

 

 

 

有形固定資産合計

1,436,488

 

 

無形固定資産

 

 

 

 

商標権

218

 

 

 

ソフトウエア

10,455

 

 

 

無形固定資産合計

10,674

 

 

投資その他の資産

 

 

 

 

投資有価証券

18,164

 

 

 

出資金

125

 

 

 

長期前払費用

32,995

 

 

 

繰延税金資産

117,549

 

 

 

差入保証金

463,904

 

 

 

投資その他の資産合計

632,739

 

 

固定資産合計

2,079,901

 

資産合計

3,783,458

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

(単位:千円)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

当連結会計年度

(2023年1月31日)

負債の部

 

 

流動負債

 

 

 

買掛金

185,060

 

 

1年内返済予定の長期借入金

※1 391,908

 

 

未払金

134,626

 

 

未払費用

165,311

 

 

未払法人税等

14,864

 

 

未払消費税等

164,547

 

 

前受金

3,568

 

 

預り金

25,384

 

 

前受収益

37,241

 

 

株主優待引当金

29,080

 

 

流動負債合計

1,151,594

 

固定負債

 

 

 

長期借入金

※1 873,537

 

 

資産除去債務

129,533

 

 

繰延税金負債

4,132

 

 

その他

68,965

 

 

固定負債合計

1,076,169

 

負債合計

2,227,763

純資産の部

 

 

株主資本

 

 

 

資本金

771,044

 

 

資本剰余金

757,644

 

 

利益剰余金

14,286

 

 

自己株式

839

 

 

株主資本合計

1,542,137

 

その他の包括利益累計額

 

 

 

その他有価証券評価差額金

4,674

 

 

その他の包括利益累計額合計

4,674

 

新株予約権

8,883

 

純資産合計

1,555,694

負債純資産合計

3,783,458

 

 

【連結損益計算書】

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

(単位:千円)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

当連結会計年度

(自 2022年2月1日

 至 2023年1月31日)

売上高

※1 5,846,632

売上原価

1,688,160

売上総利益

4,158,471

販売費及び一般管理費

 

 

給料及び手当

923,646

 

雑給

790,266

 

地代家賃

837,326

 

減価償却費

190,613

 

株主優待引当金繰入額

40,287

 

その他

1,506,496

 

販売費及び一般管理費合計

4,288,636

営業損失(△)

130,165

営業外収益

 

 

受取保険料

3,300

 

助成金収入

6,655

 

その他

9,396

 

営業外収益合計

19,351

営業外費用

 

 

支払利息

9,616

 

支払補償費

5,897

 

その他

4,441

 

営業外費用合計

19,955

経常損失(△)

130,769

特別利益

 

 

固定資産売却益

※2 8,587

 

受取補償金

17,489

 

特別利益合計

26,076

特別損失

 

 

減損損失

※3 312,897

 

特別損失合計

312,897

税金等調整前当期純損失(△)

417,590

法人税、住民税及び事業税

10,435

法人税等調整額

48,530

法人税等合計

38,094

当期純損失(△)

379,495

親会社株主に帰属する当期純損失(△)

379,495

 

① 【貸借対照表】

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

(単位:千円)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

前事業年度

(2022年1月31日)

当事業年度

(2023年1月31日)

資産の部

 

 

 

流動資産

 

 

 

 

現金及び預金

1,990,526

571,169

 

 

売掛金

93,298

 

 

商品及び製品

29,874

 

 

原材料及び貯蔵品

3,355

 

 

前払費用

146,219

5,176

 

 

未収消費税等

188,219

 

 

関係会社未収入金

※2 57,749

 

 

その他

43,358

77,500

 

 

流動資産合計

2,306,632

899,816

 

固定資産

 

 

 

 

有形固定資産

 

 

 

 

 

建物

1,852,587

9,359

 

 

 

 

減価償却累計額及び減損損失累計額

640,165

1,931

 

 

 

 

建物(純額)

1,212,421

7,427

 

 

 

工具、器具及び備品

304,780

1,903

 

 

 

 

減価償却累計額及び減損損失累計額

184,573

1,592

 

 

 

 

工具、器具及び備品(純額)

120,206

311

 

 

 

建設仮勘定

10,340

 

 

 

有形固定資産合計

1,342,968

7,739

 

 

無形固定資産

 

 

 

 

 

商標権

250

218

 

 

 

ソフトウエア

14,718

858

 

 

 

ソフトウエア仮勘定

3,300

 

 

 

無形固定資産合計

18,269

1,077

 

 

投資その他の資産

 

 

 

 

 

投資有価証券

13,490

18,164

 

 

 

関係会社株式

1,000

0

 

 

 

出資金

135

 

 

 

長期前払費用

31,765

 

 

 

繰延税金資産

64,886

4,771

 

 

 

関係会社長期貸付金

※2 900,000

 

 

 

差入保証金

460,733

5,640

 

 

 

貸倒引当金

238,811

 

 

 

投資その他の資産合計

572,010

689,764

 

 

固定資産合計

1,933,247

698,580

 

資産合計

4,239,880

1,598,396

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

(単位:千円)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

前事業年度

(2022年1月31日)

当事業年度

(2023年1月31日)

負債の部

 

 

 

流動負債

 

 

 

 

買掛金

117,304

 

 

短期借入金

520,000

 

 

1年内返済予定の長期借入金

323,757

 

 

未払金

78,682

1,170

 

 

関係会社未払金

※2 3,473

 

 

未払費用

144,737

1,030

 

 

未払法人税等

119,802

5,419

 

 

未払消費税等

88,660

 

 

前受金

2,460

 

 

預り金

20,535

3,682

 

 

前受収益

26,276

 

 

株主優待引当金

8,688

29,080

 

 

その他

14,621

 

 

流動負債合計

1,465,526

43,856

 

固定負債

 

 

 

 

長期借入金

712,953

 

 

資産除去債務

36,151

 

 

その他

90,637

 

 

固定負債合計

839,742

 

負債合計

2,305,269

43,856

純資産の部

 

 

 

株主資本

 

 

 

 

資本金

766,422

771,044

 

 

資本剰余金

 

 

 

 

 

資本準備金

753,022

757,644

 

 

 

資本剰余金合計

753,022

757,644

 

 

利益剰余金

 

 

 

 

 

その他利益剰余金

 

 

 

 

 

 

繰越利益剰余金

404,573

13,132

 

 

 

利益剰余金合計

404,573

13,132

 

 

自己株式

738

839

 

 

株主資本合計

1,923,279

1,540,982

 

評価・換算差額等

 

 

 

 

その他有価証券評価差額金

4,674

 

 

評価・換算差額等合計

4,674

 

新株予約権

11,331

8,883

 

純資産合計

1,934,611

1,554,540

負債純資産合計

4,239,880

1,598,396

 

 

② 【損益計算書】

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

(単位:千円)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

前事業年度

(自 2021年7月1日

 至 2022年1月31日)

当事業年度

(自 2022年2月1日

 至 2023年1月31日)

売上高

3,608,624

営業収益

※1 283,680

売上原価

 

 

 

商品及び製品期首棚卸高

28,321

 

当期商品仕入高

954,441

 

当期製品製造原価

39,869

 

合計

1,022,632

 

商品及び製品期末棚卸高

29,874

 

売上原価合計

992,758

売上総利益

2,615,865

283,680

販売費及び一般管理費

 

 

 

給料及び手当

540,062

 

雑給

499,975

 

地代家賃

426,769

 

減価償却費

97,364

 

その他

806,735

 

販売費及び一般管理費合計

2,370,906

営業費用

 

 

 

営業費用

※1.※2 251,466

営業利益

244,958

32,213

営業外収益

 

 

 

関係会社受取利息

※1 6,207

 

受取保険料

4,260

3,300

 

助成金収入

※4 119,594

 

その他

2,120

2,603

 

営業外収益合計

125,975

12,110

営業外費用

 

 

 

支払利息

5,879

 

関係会社貸倒引当金繰入額

238,811

 

その他

2,250

42

 

営業外費用合計

8,130

238,853

経常利益又は経常損失(△)

362,803

194,529

特別利益

 

 

 

固定資産売却益

※5 12,091

 

特別利益合計

12,091

特別損失

 

 

 

固定資産除却損

※6 51

 

減損損失

※7 42,290

 

投資有価証券評価損

※8 6,449

 

関係会社株式評価損

※3 187,250

 

特別損失合計

48,792

187,250

税引前当期純利益又は税引前当期純損失(△)

326,102

381,780

法人税、住民税及び事業税

96,462

950

法人税等調整額

6,229

2,080

法人税等合計

102,692

1,130

当期純利益又は当期純損失(△)

223,410

380,650