株式会社コパ・コーポレーション

Copa Corpotation Inc.
東京都渋谷区恵比寿南二丁目23番7号
証券コード:76890
業界:卸売業
有価証券報告書の提出日:2023年5月31日

 

回次

第21期

第22期

第23期

第24期

第25期

決算年月

2019年3月

2020年3月

2021年3月

2022年2月

2023年2月

売上高

(千円)

3,506,546

5,605,808

6,750,241

3,865,594

2,572,852

経常利益又は経常損失(△)

(千円)

475,744

863,119

927,484

133,845

117,094

当期純利益又は

当期純損失(△)

(千円)

320,562

561,428

575,944

89,865

133,340

持分法を適用した
場合の投資利益

(千円)

資本金

(千円)

12,000

12,000

401,160

401,160

401,160

発行済株式総数

(株)

1,200,000

2,400,000

2,963,000

2,963,000

2,963,000

純資産額

(千円)

887,060

1,448,488

2,802,499

2,892,709

2,759,313

総資産額

(千円)

1,459,692

2,321,261

3,431,856

3,303,257

3,364,476

1株当たり純資産額

(円)

369.61

603.54

945.85

976.29

931.29

1株当たり配当額

(1株当たり中間配当額)

(円)

(-)

(-)

(-)

(-)

(-)

1株当たり当期純利益又は

1株当たり当期純損失(△)

(円)

133.57

233.93

207.65

30.33

45.00

潜在株式調整後
1株当たり当期純利益

(円)

201.36

自己資本比率

(%)

60.8

62.4

81.7

87.6

82.0

自己資本利益率

(%)

44.1

48.1

27.1

3.2

4.7

株価収益率

(倍)

20.2

32.4

配当性向

(%)

営業活動による
キャッシュ・フロー

(千円)

481,638

202,950

48,187

672,048

536,485

投資活動による
キャッシュ・フロー

(千円)

31,968

36,455

20,213

8,444

76,425

財務活動による
キャッシュ・フロー

(千円)

114,613

13,234

645,591

157,011

92,339

現金及び現金同等物
の期末残高

(千円)

764,460

944,190

1,617,756

1,094,274

1,646,673

従業員数
〔外、平均臨時雇用者数〕

(名)

27

30

33

42

47

2

3

4

5

5

株主総利回り

(%)

23.4

16.4

(比較指標:配当込みTOPIX)

(-)

(-)

(-)

(97.8)

(106.1)

最高株価

(円)

9,320

4,380

1,373

最低株価

(円)

3,650

930

673

 

(注) 1.当社は連結財務諸表を作成しておりませんので、連結会計年度に係る主要な経営指標等の推移については記載しておりません。

2.持分法を適用した場合の投資利益については、関連会社がないため記載しておりません。

3.1株当たり配当額及び配当性向については、配当を実施しておりませんので記載しておりません。

4.第21期及び第22期の潜在株式調整後1株当たり当期純利益については、新株予約権の残高がありますが、当社株式は非上場であったため、期中平均株価が把握できませんので記載しておりません。

5.第23期の潜在株式調整後1株当たり当期純利益については、当社は2020年6月24日に東京証券取引所マザーズに上場したため、新規上場日から当事業年度末までの平均株価を期中平均株価とみなして算定しております。

6.第24期の潜在株式調整後1株当たり当期純利益については、潜在株式が存在しないため記載しておりません。第25期の潜在株式調整後1株当たり当期純利益については、1株当たり当期純損失であり、また、潜在株式が存在しないため記載しておりません。

7.株価収益率については、第21期及び第22期は当社株式が非上場であるため、また、第25期は当期純損失であるため、記載しておりません。

8.従業員数は就業人員数であり、〔 〕内に臨時雇用者としてアルバイト(1日8時間換算)を外数で記載しております。

9.2019年2月14日開催の取締役会決議により、2019年3月15日付で普通株式1株につき5,000株の株式分割及び2020年1月14日開催の取締役会決議により、2020年1月31日付で普通株式1株につき2株の株式分割を行っております。第21期の期首に当該株式分割が行われたと仮定し、1株当たり純資産額及び1株当たり当期純利益又は1株当たり当期純損失を算定しております。

10.第21期から第23期の株主総利回り及び比較指標については、2020年6月24日をもって東京証券取引所マザーズに上場したため、記載しておりません。

11.最高株価及び最低株価は、2022年4月4日より東京証券取引所グロース市場におけるものであり、それ以前は東京証券取引所マザーズ市場におけるものであります。なお、2020年6月24日をもって東京証券取引所マザーズに上場したため、それ以前の株価については記載しておりません。

12.2021年6月25日開催の第23回定時株主総会決議により、決算期を3月31日から2月末日に変更しました。従って、第24期は2021年4月1日から2022年2月28日の11か月間となっております。

 

 

2 【沿革】

当社は、実演販売の文化を清く正しく美しく継承することを目的として1998年10月に設立されました。当社設立以降の当社に係る経緯は次のとおりであります。

年月

概要

1998年10月

東京都中野区にて有限会社コパ・コーポレーションを設立

1999年11月

店頭販売を開始

2003年5月

インターネット通販を開始

2003年11月

TV通販での実演販売を開始

2006年1月

本社を東京都渋谷区に移転

2006年12月

株式会社に組織変更

2006年12月

実演販売士育成スクールを運営して人材を育成・紹介する目的で、株式会社実演販売士協会を設立

2007年2月

株式会社実演販売士協会が実演販売士育成セミナー(現「売の極意塾」)を開始

2010年3月

BtoC事業の展開を目的として、ハイホームマーケット株式会社を設立

2010年5月

ハイホームマーケット株式会社がソーシャル通販「ワォ!の王様」(注1)を開始

2010年12月

ハイホームマーケット株式会社が「ワォLive」(注2)を開始

2015年1月

経営の合理化のため、株式会社実演販売士協会及びハイホームマーケット株式会社を当社に吸収合併

2018年4月

自社直営店舗「デモカウ」を東京ソラマチ(東京都墨田区)に出店

2018年5月

自社ECサイト「デモカウ」を開始

2020年6月

東京証券取引所マザーズ市場(現 東京証券取引所グロース市場)に株式を上場

 2020年12月

自社直営店舗「デモカウ」の2号店を北千住マルイ(東京都足立区)に出店

 2023年2月

販促ポータルサイト「スグデル」のサービスを開始

 

(注) 1.所属の実演販売士がプレゼンターを務め実演販売を交えながら商品を販売する消費者参加型のインターネット通販番組

2.「ワォ!の王様」においてユーザーが配信されている番組を観ながら、リアルタイムにチャットで参加できる動画配信システム

 

 

3 【事業の内容】

当社は設立以来、「やさしさと感動を売って、人々に笑顔を与える」という経営理念のもと、実演販売を柱として生活用品を中心とした商品(掃除用クロス「パルスイクロス」、ゴムを使用したピーリングタオル「ゴムポンつるつる」、カビ取り剤「スパイダージェル」等)を販売してまいりました。

当社の強みは実演販売です。実演販売とは、実演販売士が消費者の目の前で実際に商品を使って見せて使用価値をアピールし、購入を促す販売手法です。実演販売は、対象とする商品の使用方法や特徴、効果、利点等を消費者へ直接伝えることができ、能動的に需要を喚起させることができる手法です。当社は自社の役職員及び業務委託先として実演販売士を擁しております。実演販売士は、売り場で消費者に対して話す内容を事前に実演口上として作り上げ、実演販売を開始した後でも実演口上を何度もブラッシュアップし、販売力を向上させる努力を続けております。また、実演販売は単に売るだけではなく、広告効果も高いため売り場への営業ツールとしての機能も有します。さらに、実演販売士は売り場において消費者の動向を体感していることもあり、商品の目利き力を備えることができ、次に売れる商品についてメーカーや工場と共同で企画し、発売前から販売まで携わる力が実演販売士にはあります。

なお、当社の実演販売士に対しては、販売についての事項やコミュニケーション、コンプライアンス等にまで及ぶ、範囲の広く精度の高い教育が必須となります。当社は「売の極意塾」と称する実演販売士育成講座を開催しており、最新の心理学や脳科学に基づく実演ノウハウや関連する法令知識を身に付けるとともに、実演口上に基づいた商品企画のできる実演販売士を継続的に輩出する仕組みを整えております。このノウハウにより、あらゆる商品を実演販売において手掛けることができ、さらには実演販売のみならず、セミナー講師や販促動画出演等にも応用できる力が備わってまいります。

また、当社は実演販売の力を最大限に活かすために当社独自の戦略である「3Dマーケティング販売戦略」を採用しており、戦略的に販売活動を行っております。「3Dマーケティング販売戦略」とは、実演販売士がテレビの通販番組で商品を実演販売することによって新たな需要を活性化させ、ベンダー販売、インターネット通販など顧客層も販売特性も違う販売チャネルへシナジーを与えながら販売に繋げて行き、実演販売士が新たに開拓した需要を回収して販売量と利益を獲得する戦略です。なお、当社のプライベートブランド(以下、「PB」という。)又は独占販売(注)商品を取り扱うことで、商品の値崩れ及び当社の宣伝広告活動に競合他社がフリーライドすることを防止するとともに、商品に係るブランド戦略を立案することが可能となっており、実演販売が開拓した需要を回収する効果が高まることとなります。また、購買意欲のある消費者層にアプローチすることにより、購買にまでは至っていないが、商品を気にしている層へ宣伝広告効果をもたらすことで、購買意欲を促し、顧客層を拡大していきます。さらに、実演販売士によるテレビの情報番組等のメディアへの露出によるインフルエンス効果により、各販売チャネルにおける消費者の購買意欲を向上させることが可能となります。

 

(注) 当社において独占販売とは、原則としてメーカーが当社のみに商品を供給する形態の取引をいいます。ただし、当社の合意のもとメーカーが他社に商品を供給する場合、当該他社への商品供給に際して当社が販売手数料を受領することが契約に定められている取引も含めております。

 

(「3Dマーケティング販売戦略」の概念図)


 

当社は実演販売関連事業の単一セグメントでありますが、主にTV通販、ベンダー販売、インターネット通販、セールスプロモーション、デモカウの5つの販売チャネルにより販売を行っており、それぞれの特徴は以下のとおりであります。 

 

 (TV通販)

地上波テレビ放送のTV通販番組や24時間テレビショッピングチャンネルといったTV通販専門チャンネルにおけるTV通販番組にて販売するため、TV通販番組運営会社に対して商品を卸売りしております。番組には当社の実演販売士が出演します。TV通販番組を通して視聴者へ広く訴求することができるため広告宣伝効果が大きく、また放送時間が最長で1時間と長く、深掘りして説明できるので商品の使用価値をアピールしやすいという特徴があります。

 

 (ベンダー販売)

量販店において店頭で販売するため、量販店に対して商品を卸売りしております。また店頭の販促活動として、当社の実演販売士が量販店にて実演販売を行うことや、当社の実演販売士が出演している販促用の動画を店頭にて視聴できるよう提供することも行っております。TV通販番組とは異なり広く消費者へ訴求することはできない反面、消費者にとっては量販店の店員に商品の評判を聞くことができ、実際の商品を手に取った上で購入できるという特徴があります。

 

 (インターネット通販)

インターネット上の大手ECサイトのショッピングモールにて商品を販売しております。当社の実演販売士が出演の動画にて商品の特徴や使い方をインターネット上で説明しております。また、スマートフォンの普及により、TV番組等を通して商品に興味をもった消費者が量販店に行かずとも手軽に当社の商品を購入することができるという特徴があります。

 

 (セールスプロモーション)

企業等からのプロモーション活動や社内教育に関する依頼に基づいた実演販売士の派遣及び動画の制作・出演をすることで報酬を得ております。商品に限らず様々なサービス等も対象としてきた実演販売で培った販売力を依頼主へ提供いたします。また、慣れ親しんだ当社の商品以外の商品やサービスを取り扱うことにより、実演販売士の実力を向上させることができます。 

 

 (デモカウ)

”デモンストレーション×買う”をコンセプトとして、直営店舗「デモカウ」、ECサイト「デモカウ」及びインフォマーシャル「デモカウ・ショッピング」にて商品を販売しております。直営店舗「デモカウ」は、実演販売のお店として当社実演販売士が店員として接客し、実演販売を行います。当社の実演販売士の育成、消費者のニーズへ直に接することによる商品企画力の強化、メディア取材の場の提供といった機能も担っております。

当社におけるBtoC事業の中核をなしている事業で、直営化することにより売上総利益率が上がります。また、顧客をロイヤルカスタマーとして会員とすることもでき、プラットフォームを構築して、商品の先行販売、試験販売等を始めとした当社独自の施策を展開することもできます。さらに、従来取得することのできなかった詳細な市場情報を取得することにより、より消費者のニーズに沿った販売戦略を策定することができます。

 

 

 (事業系統図)

 


 

 

4 【関係会社の状況】

該当事項はありません。

 

5 【従業員の状況】
(1) 提出会社の状況

 

 

 

2023年2月28日現在

従業員数(名)

平均年齢(歳)

平均勤続年数(年)

平均年間給与(千円)

47

5

41.0

4.1

5,385

 

(注) 1. 当社は、実演販売関連事業の単一セグメントであるため、全社合計での従業員数を記載しております。

2.従業員数は就業人員数であり、( )内にアルバイト(1日8時間換算)を外数で記載しております。

3.平均年間給与は、賞与及び基準外賃金を含んでおります。

 

(2) 労働組合の状況

労働組合は結成されておりませんが、労使関係は円満に推移しております。 

 

 

2 【事業等のリスク】

本書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、投資者の判断に重要な影響を及ぼす可能性のある事項には、以下のようなものがあります。

なお、文中の将来に関する事項は、本書提出日現在において当社が判断したものであります。

 

(1) 経済環境の影響について

当社は、主にTV通販、ベンダー販売、インターネット通販等、複数の販売形態で商品販売を行っており、消費者の消費行動変化の影響を受けないよう努めておりますが、景気動向や円安、インフレによる消費者マインドの低下等、外部経済環境の変動により消費者の需要が減少した場合、当社の事業及び業績に重要な影響を及ぼす可能性があります。

 

(2) 競合について

当社は販売形態によりTV通販、ベンダー販売、インターネット通販、セールスプロモーションなどを行う会社と競合関係にあると考えております。当社は実演販売士を組織的に擁し、消費者の商品への関心を活性化させるという点でこれらの会社に比べ優位性を有しているものと認識しております。しかしながら、今後において有力な販売手法の登場等により当社の商品販売の競争力が相対的に低下した場合には、当社の事業及び業績に重要な影響を及ぼす可能性があります。

 

(3) 主要商品への依存について

当社では主要商品の売上が全体に占める割合が高くなっております。したがって、1商品又は数商品の販売が顧客の需要の低下等により減少した場合や、商品の仕入が何らかの理由により困難となった場合には、当社の事業及び業績に重要な影響を及ぼす可能性があります。また、当社の商品販売においては当社実演販売士によるメディア出演の影響を受けやすいため、メディア出演をきっかけとしてヒット商品が生まれることにより当社の売上が変動し、当社の事業及び業績に重要な影響を及ぼす可能性があります。

 

(4) 在庫リスクについて

当社で取り扱う商品については、基本的に自ら仕入を行い、自社在庫として保有した上で販売を行っております。当社は商品の仕入を行う際には、商品の販売動向や顧客の嗜好を考慮し、棚卸資産の適正管理に努めております。消費者需要の減少により、顧客の所要数量が減少した場合には、棚卸資産の評価減を実施する必要が生じるなど、当社の事業及び業績に重要な影響を及ぼす可能性があります。なお、当社が独占販売を行う商品において、仕入先から一定の売上高目標額を設定される場合があり、その場合、当該商品の仕入を増加させることにより、過大な在庫を保有する可能性があります。

 

(5) 商品の仕入について

当社は商品の仕入を行う際には、仕入先の供給力を確認した上で仕入を行っておりますが、仕入先の対応に支障が生じた場合や仕入先が倒産した場合、商品の供給に支障が生じ、当社の事業及び業績に重要な影響を及ぼす可能性があります。仕入を行う際には、品質検査を行った上で仕入を行っておりますが、不測の事態により商品に欠陥が生じ、消費者トラブルやクレームが発生した場合には、追加費用の発生や損害賠償請求が生じるなどにより、当社の事業及び業績に重要な影響を及ぼす可能性があります。

また、世界情勢による原油高や原材料高騰に加え、円安により輸入価格を一段と押し上げることによる影響で、仕入価格が高騰する可能性があります。

 

 

(6) 実演販売士の確保・育成について

当社の強みは実演販売であり、商品を使用して見せて使用価値をアピールし、販売につなげていくことを基本としております。当社では実演販売士の育成に取り組むとともに継続的に採用を行っていく予定であります。しかしながら、人材の確保・育成が計画どおりに進まない可能性や既存の実演販売士の社外流出が進んだ場合には、当社の事業及び業績に重要な影響を及ぼす可能性があります。

 

(7) 小規模組織であることについて

当社は2023年2月28日現在、従業員数が47人と小規模な組織であり、内部管理体制もそれに応じたものとなっております。今後、事業規模の拡大に応じて人員を補強し、内部管理体制の一層の充実を図っていく方針でありますが、事業規模の拡大に応じた人員採用が進まなかった場合や既存社員が社外に流出した場合、充分な内部管理体制が構築できない可能性があり、場合によっては当社の事業及び業績に重要な影響を及ぼす可能性があります。

 

(8) 法的規制について

当社は、不当景品類及び不当表示防止法、特定電子メールの送信の適正化等に関する法律、特定商取引に関する法律、消費者契約法等により多数の法的規制を受けております。当社は、上記を含む各種法的規制等について、これらの法令を遵守するよう、セミナーの開催等により社員教育を行うとともに、コンプライアンス規程を制定すること等により法令遵守体制を整備・強化しておりますが、今後これらの法令等の改正や当社の行う事業が規制の対象となった場合、当社の事業及び業績に重要な影響を及ぼす可能性があります。

 

(9) 個人情報の保護について

当社では、取得した個人情報についてはデータアクセス権限の設定、データ通信の暗号化、外部侵入阻止の採用等により、流出の阻止を図っております。また、情報セキュリティに関する社内規則を定め、規則遵守の徹底とセキュリティ意識の向上に努めております。個人情報の取り扱いについては、今後も細心の注意を払ってまいりますが、今後、個人情報の不正使用、その他不測の事態によって外部流出が発生した場合、当社への信用低下や損害賠償請求等により、当社の事業及び業績に重要な影響を及ぼす可能性があります。

 

(10) システムトラブルについて

当社ではインターネット上で商品の販売を行っているとともに社内でもコンピューターシステムを利用しております。当社ではサーバー設備の強化や社内体制の構築によりシステムトラブルが生じないよう努めておりますが、アクセスの急増、ソフトウエアの不備、コンピューターウイルス、自然災害や事故等、何らかの理由によってサービスが中断し、システム障害が発生した場合には、信用失墜や損害賠償請求等により、当社の事業及び業績に影響を及ぼす可能性があります。

 

(11) 訴訟の発生可能性について

当社は、事業活動の遂行過程において、消費者、取引先及び従業員等により訴訟を提起される可能性やその他法的手続きの当事者となる可能性を有しております。提訴された訴訟の内容、金額及びその結果によっては、多額の訴訟対応費用の発生や社会的信用の毀損等により、当社の事業及び業績に重要な影響を及ぼす可能性があります。

 

(12) 配当政策について

当社は、株主への還元を経営の重要課題と認識しており、事業の成長による中長期的な株式価値の向上とともに、今後の業績推移や財務状況等を考慮した上で将来の事業展開のための内部留保等を総合的に勘案しながら配当を継続的に実施していく方針であります。今後は内部留保を確保しつつ、財政状態及び経営成績並びに経営全般を総合的に判断して利益配当を行っていく方針であります。しかしながら、当事業年度においては、経営基盤の安定に向けた財務体質の強化や事業拡大のための投資資金の確保の観点から無配としており、現時点においては配当の実施の可能性及び実施時期については未定であります。

 

(13) 特定販売先への依存について

当社は、TV通販番組運営会社や量販店に対しての卸売りや、インターネットモールや当社直営店舗から消費者への販売を行っており、2023年2月期における売上高の13.5%がアマゾンジャパン合同会社に対するものです。アマゾンジャパン合同会社と当社との関係は良好であり、今後も品質及び企画力の向上に積極的に取り組むことにより、安定取引の継続を図るとともに、新たな販売チャネルの開拓にも積極的に取り組んでまいります。しかしながら、何らかの理由により当該販売先の取引方針が変更され、当社との契約更新の拒絶、解除その他の理由により契約の終了等が生じた場合には、当社の事業及び業績に重要な影響を及ぼす可能性があります。

 

(14) 特定仕入先への依存について

当社の取り扱う商品は、主要な仕入先である協和工業株式会社に対する割合が高くなっており、2023年2月期における仕入高の31.8%が協和工業株式会社に対するものです。当社は、特定の非PB商品に係る売上高比率が一定を超えた仕入先に対しては、独占販売契約の締結を検討してまいります。当社は、今後も当該取引先との安定的な取引を確保できるよう努めてまいりますが、当該取引先との資本関係は無く、取引の継続性や安定性が保証されていないため、当該取引先の経営施策や取引方針の変更等によっては、当社の事業及び業績に重要な影響を及ぼす可能性があります。

 

(15) 商品企画について

当社は、実演販売で培った”売れる経験”を基に商品の企画を行っており、それが当社の競争力の源泉の一つであります。しかしながら、お客さまのニーズに合った商品企画が計画どおりに進まなかった場合、当社の事業及び業績に重要な影響を及ぼす可能性があります。

 

(16) 商品の品質管理について

当社は、商品を企画し販売するにあたり、メーカーや工場の協力を得て万全の体制をとっておりますが、万一不測の事態により商品の品質に欠陥が生じ、大量の消費者トラブル及びクレームが発生した場合、大規模な返品、製造物責任法に基づく損害賠償や対応費用の発生、信用失墜等により、当社の事業及び業績に重要な影響を及ぼす可能性があります。

 

(17) インターネットモールに係る影響について

当社はインターネット通販において、主にAmazon、楽天市場及びYahoo!ショッピング内に出店しており、その主要な販売経路を大手インターネットモールに依存している状況です。したがって、大手インターネットモールの事業会社との関係悪化や規約違反による出店契約解消、大手インターネットモールにおけるシステム不良等のトラブル、モール閉鎖等の事態の発生により、インターネット通販事業が継続不能となった場合には、当社の事業及び業績に重要な影響を及ぼす可能性があります。

 

(18) メディアへの出演頻度に係る影響について

当社は、実演販売士がテレビの通販番組で商品を実演販売することによって新たな需要を活性化させ、ベンダー販売、インターネット通販など顧客層も販売特性も違う販売チャネルへとそれぞれのシナジー効果を得ながら販売に繋げて行き、実演販売が新たに開拓した需要を回収して販売量と利益を獲得する「3Dマーケティング販売戦略」を採用しております。しかしながら、テレビの通販番組への出演頻度は当社が操作することはできず、したがって、実演販売士のメディアへの出演頻度が低下した場合、ベンダー販売、インターネット通販などの販売チャネルにおける販売量にも影響を与えるため、当社の事業及び業績に重要な影響を及ぼす可能性があります。

 

 

(19) カントリーリスクについて

米中貿易摩擦、ウクライナ情勢など様々な要因により物流の混乱、運賃や原材料の高騰、円安の影響による値上げが発生しており、今後も大幅な上昇が続けば、当社の事業及び業績に重要な影響を及ぼす可能性があります。

 

(20) 大株主について

当社の代表取締役である吉村泰助及び同人の資産管理会社であるエンパワーフィールド株式会社並びに株式会社チョイズが、本書提出日現在で発行済株式総数の68.9%を所有しております。同人は、安定株主として引き続き一定の議決権を保有し、その議決権行使に当たっては、株主共同の利益を追求するとともに、少数株主の利益にも配慮する方針を有しております。同人は、当社の創業者であるとともに代表取締役社長であるため、当社といたしましても安定株主であると認識しておりますが、将来的に何らかの事情により同人により当社株式が売却された場合には、当社株式の市場価格及び流通状況に影響を及ぼす可能性があります。

 

4 【経営上の重要な契約等】

当社は、2019年7月1日に協和工業株式会社との間で、「独占販売に関する覚書」契約を締結しておりましたが、契約期間が満了し、同契約は終了しております。

 

2 【主要な設備の状況】

                                               2023年2月28日現在

事業所名
(所在地)

設備の内容

帳簿価額(千円)

従業員数
(名)

建物

工具、器具

及び備品

ソフトウエア

その他

合計

本社

(東京都渋谷区)

本社事務所

12,240

4,036

105,523

1,690

123,491

45

(1)

デモカウ

2店舗

(東京都墨田区他)

店舗設備

2,812

1,121

3,934

2

(4)

 

(注) 1.現在休止中の主要な設備はありません。

2.上記の金額には消費税等は含まれておりません。

3.帳簿価額のうち「その他」は、主に車両運搬具であります。

4.本社事務所は賃借しており、その年間賃借料は24,683千円であります。

5.ソフトウエアにはソフトウエア仮勘定を含んでおります。

6.従業員数は就業人員数であり、( )内にアルバイト(1日8時間換算)を外数で記載しております。

 

① 【株式の総数】

 

種類

発行可能株式総数(株)

普通株式

9,600,000

9,600,000

 

 

① 【ストックオプション制度の内容】

該当事項はありません。

 

② 【ライツプランの内容】

該当事項はありません。

 

(5) 【所有者別状況】

 

 

 

 

 

 

 

2023年2月28日現在

区分

株式の状況(1単元の株式数100株)

単元未満
株式の状況
(株)

政府及び
地方公共
団体

金融機関

金融商品
取引業者

その他の
法人

外国法人等

個人
その他

個人以外

個人

株主数
(人)

1

15

11

7

2

1,556

1,592

所有株式数
(単元)

5

1,347

9,039

265

9

18,926

29,591

3,900

所有株式数
の割合(%)

0.02

4.55

30.55

0.89

0.03

63.96

100.00

 

(注) 自己株式92株は、「単元未満株式の状況」に含まれております。

 

 

(6) 【大株主の状況】

2023年2月28日現在

氏名又は名称

住所

所有株式数
(株)

発行済株式
(自己株式を
除く。)の
総数に対する
所有株式数
の割合(%)

吉村 泰助

東京都千代田区

1,140,000

38.48

エンパワーフィールド株式会社

新潟県新発田市豊町一丁目10番15号

700,000

23.63

株式会社チョイズ

東京都千代田区九段南三丁目9番11号

200,000

6.75

中山 慶一郎

東京都港区

88,100

2.97

野村證券株式会社

東京都中央区日本橋1丁目13番1号

59,900

2.02

コパ・コーポレーション従業員持株会

東京都渋谷区恵比寿南2丁目23番7号

32,337

1.09

吉川 直樹

東京都港区

29,800

1.01

楽天証券株式会社

東京都港区南青山2丁目6番21号

22,300

0.75

J.P.MORGAN SECURITIES PLC
(常任代理人 JPモルガン証券株式会社)

25 BANK STREET CANARY WHARF LONDON UK
 (東京都千代田区丸の内二丁目7番3号)

21,500

0.73

株式会社SBI証券

東京都港区六本木1丁目6番1号

18,900

0.64

2,312,837

78.06

 

(注) 発行済株式(自己株式を除く。)の総数に対する所有株式数の割合は、小数点以下第3位を四捨五入しております。

 

① 【貸借対照表】

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

(単位:千円)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

前事業年度

(2022年2月28日)

当事業年度

(2023年2月28日)

資産の部

 

 

 

流動資産

 

 

 

 

現金及び預金

1,094,274

1,646,673

 

 

電子記録債権

37,821

125

 

 

受取手形

3,532

-

 

 

売掛金

319,468

162,324

 

 

棚卸資産

※1 1,600,067

※1 1,384,417

 

 

前渡金

-

6,747

 

 

前払費用

6,690

8,202

 

 

未収入金

210

1,862

 

 

未収還付法人税等

121,997

19,248

 

 

未収消費税等

44,903

-

 

 

その他

276

31

 

 

貸倒引当金

695

613

 

 

流動資産合計

3,228,546

3,229,019

 

固定資産

 

 

 

 

有形固定資産

 

 

 

 

 

建物

25,713

26,524

 

 

 

 

減価償却累計額

9,535

11,471

 

 

 

 

建物(純額)

16,178

15,052

 

 

 

車両運搬具

6,514

3,808

 

 

 

 

減価償却累計額

5,219

2,117

 

 

 

 

車両運搬具(純額)

1,295

1,690

 

 

 

工具、器具及び備品

27,054

28,318

 

 

 

 

減価償却累計額

19,790

23,160

 

 

 

 

工具、器具及び備品(純額)

7,264

5,158

 

 

 

リース資産

1,800

-

 

 

 

 

減価償却累計額

1,800

-

 

 

 

 

リース資産(純額)

-

-

 

 

 

有形固定資産合計

24,738

21,901

 

 

無形固定資産

 

 

 

 

 

ソフトウエア

26,538

23,628

 

 

 

ソフトウエア仮勘定

-

81,895

 

 

 

その他

45

45

 

 

 

無形固定資産合計

26,584

105,569

 

 

投資その他の資産

 

 

 

 

 

出資金

60

60

 

 

 

長期前払費用

166

-

 

 

 

繰延税金資産

15,049

-

 

 

 

長期預け金

584

509

 

 

 

差入保証金

7,527

7,416

 

 

 

投資その他の資産合計

23,387

7,986

 

 

固定資産合計

74,710

135,457

 

資産合計

3,303,257

3,364,476

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

(単位:千円)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

前事業年度

(2022年2月28日)

当事業年度

(2023年2月28日)

負債の部

 

 

 

流動負債

 

 

 

 

買掛金

111,306

165,758

 

 

短期借入金

※2 157,500

※2 250,000

 

 

リース債務

32

-

 

 

未払金

34,264

60,177

 

 

未払費用

33,678

23,353

 

 

未払法人税等

254

545

 

 

未払消費税等

-

39,131

 

 

前受金

-

825

 

 

預り金

5,852

4,009

 

 

契約負債

4,033

4,009

 

 

賞与引当金

38,839

33,384

 

 

流動負債合計

385,762

581,193

 

固定負債

 

 

 

 

退職給付引当金

16,815

15,314

 

 

資産除去債務

7,612

7,615

 

 

長期未払金

357

214

 

 

繰延税金負債

-

824

 

 

固定負債合計

24,784

23,969

 

負債合計

410,547

605,162

純資産の部

 

 

 

株主資本

 

 

 

 

資本金

401,160

401,160

 

 

資本剰余金

 

 

 

 

 

資本準備金

389,160

389,160

 

 

 

資本剰余金合計

389,160

389,160

 

 

利益剰余金

 

 

 

 

 

その他利益剰余金

 

 

 

 

 

 

繰越利益剰余金

2,102,642

1,969,301

 

 

 

利益剰余金合計

2,102,642

1,969,301

 

 

自己株式

252

308

 

 

株主資本合計

2,892,709

2,759,313

 

純資産合計

2,892,709

2,759,313

負債純資産合計

3,303,257

3,364,476

 

 

② 【損益計算書】

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

(単位:千円)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

前事業年度

(自 2021年4月1日

 至 2022年2月28日)

当事業年度

(自 2022年3月1日

 至 2023年2月28日)

売上高

※1 3,865,594

※1 2,572,852

売上原価

※2 2,563,316

※2 1,621,932

売上総利益

1,302,278

950,919

販売費及び一般管理費

※3 1,167,040

※3 1,067,585

営業利益又は営業損失(△)

135,237

116,665

営業外収益

 

 

 

受取利息及び配当金

13

16

 

助成金収入

1,039

442

 

還付加算金

-

778

 

その他

110

207

 

営業外収益合計

1,163

1,443

営業外費用

 

 

 

支払利息

277

621

 

売掛債権譲渡損

1,829

818

 

その他

447

432

 

営業外費用合計

2,554

1,872

経常利益又は経常損失(△)

133,845

117,094

特別利益

 

 

 

固定資産売却益

-

※4 611

 

特別利益合計

-

611

税引前当期純利益又は税引前当期純損失(△)

133,845

116,482

法人税、住民税及び事業税

40,130

983

法人税等調整額

3,849

15,874

法人税等合計

43,980

16,858

当期純利益又は当期純損失(△)

89,865

133,340