株式会社ランドネット
LANDNET Inc.
豊島区南池袋1-16-15 ダイヤゲート池袋7階
証券コード:29910
業界:不動産業
有価証券報告書の提出日:2023年10月30日

(1)連結経営指標等

回次

第20期

第21期

第22期

第23期

第24期

決算年月

2019年7月

2020年7月

2021年7月

2022年7月

2023年7月

売上高

(千円)

30,152,771

35,773,981

41,163,009

51,870,742

63,647,613

経常利益

(千円)

1,073,572

831,131

1,154,894

1,388,560

1,362,107

親会社株主に帰属する
当期純利益

(千円)

773,219

594,617

746,257

955,680

988,060

包括利益

(千円)

773,885

593,968

749,828

958,019

987,879

純資産額

(千円)

2,937,706

3,454,454

5,334,010

6,224,311

7,132,380

総資産額

(千円)

8,190,676

8,398,358

12,117,118

15,400,618

19,959,480

1株当たり純資産額

(円)

641.98

754.91

900.10

1,047.53

1,195.86

1株当たり当期純利益

(円)

168.97

124.94

161.72

161.11

166.09

潜在株式調整後
1株当たり当期純利益

(円)

159.05

159.21

164.28

自己資本比率

(%)

35.9

41.1

44.0

40.4

35.7

自己資本利益率

(%)

29.8

18.6

17.0

16.5

14.8

株価収益率

(倍)

6.2

5.7

7.2

営業活動による
キャッシュ・フロー

(千円)

279,010

638,924

189,273

1,073,357

2,391,352

投資活動による
キャッシュ・フロー

(千円)

427,860

357,070

940,614

1,133,392

1,299,740

財務活動による
キャッシュ・フロー

(千円)

894,466

484,202

2,386,063

2,008,856

3,081,684

現金及び現金同等物
の期末残高

(千円)

1,862,518

1,660,466

3,296,978

3,101,990

2,492,681

従業員数

(名)

308

337

385

465

581

〔外、平均臨時雇用者数〕

55

68

71

72

76

 

(注)1 第20期及び第21期の潜在株式調整後1株当たり当期純利益については、潜在株式は存在するものの、当社株式は非上場であり、期中平均株価が把握できないため記載しておりません。

2 第22期の潜在株式調整後1株当たり当期純利益は、当社株式が2021年7月21日に東京証券取引所JASDAQ(スタンダード)に上場したため、新規上場日から第22期年度末までの平均株価を期中平均株価とみなして算定しております。

3 当社は、2022年6月1日付で普通株式1株につき2株の割合で、2022年12月1日付で普通株式1株につき2株の割合で株式分割を行っております。第20期の期首に当該株式分割が行われたと仮定し、1株当たり純資産額、1株当たり当期純利益及び潜在株式調整後1株当たり当期純利益を算定しております。

4 第20期及び第21期の株価収益率は当社株式が非上場であるため記載しておりません。

5 従業員数は就業人員であり、平均臨時雇用者数は年間の平均雇用数を〔 〕に外数で記載しております。

6 「収益認識に関する会計基準」(企業会計基準第29号 2020年3月31日)等を第23期の期首から適用しており、第23期以降に係る主要な経営指標等については、当該会計基準等を適用した後の指標等となっております。

 

 

(2)提出会社の経営指標等

 

回次

第20期

第21期

第22期

第23期

第24期

決算年月

2019年7月

2020年7月

2021年7月

2022年7月

2023年7月

売上高

(千円)

30,116,530

35,732,630

41,102,862

51,805,895

63,579,609

経常利益

(千円)

1,048,673

803,957

1,177,136

1,362,364

1,345,157

当期純利益

(千円)

755,658

574,797

782,245

944,506

986,680

資本金

(千円)

100,000

100,000

694,607

696,886

700,606

発行済株式総数

(株)

1,144,000

1,144,000

1,481,500

2,967,900

5,951,800

純資産額

(千円)

2,871,953

3,369,531

5,281,503

6,158,291

7,065,162

総資産額

(千円)

8,107,903

8,357,426

12,035,950

15,321,590

19,879,570

1株当たり純資産額

(円)

627.61

736.35

891.24

1,036.41

1,184.57

1株当たり配当額

(円)

67.50

52.00

51.50

32.25

18.50

(1株当たり中間配当額)

(-)

(-)

(-)

(-)

(-)

1株当たり当期純利益

(円)

165.14

125.61

169.52

159.22

165.86

潜在株式調整後
1株当たり当期純利益

(円)

166.72

157.35

164.05

自己資本比率

(%)

35.4

40.3

43.9

40.2

35.5

自己資本利益率

(%)

29.8

18.4

18.1

16.5

14.9

株価収益率

(倍)

5.9

5.8

7.2

配当性向

(%)

10.2

10.3

7.6

10.1

11.2

従業員数

(名)

305

335

383

465

581

〔外、平均臨時雇用者数〕

55

68

71

72

76

株主総利回り

(%)

94.3

124.6

(比較指標:配当込みTOPIX)

(%)

(-)

(-)

(-)

(104.5)

(128.6)

最高株価

(円)

5,890

1,999

(6,970)

1,500

(2,460)

最低株価

(円)

3,800

1,730

(3,240)

980

(1,770)

 

(注)1 第20期及び第21期の潜在株式調整後1株当たり当期純利益については、潜在株式は存在するものの、当社株式は非上場であり、期中平均株価が把握できないため、記載しておりません。

2 第22期の潜在株式調整後1株当たり当期純利益は、当社株式が2021年7月21日に東京証券取引所JASDAQ(スタンダード)に上場したため、新規上場日から第22期年度末までの平均株価を期中平均株価とみなして算定しております。

3 当社は、2022年6月1日付で普通株式1株につき2株の割合で、2022年12月1日付で普通株式1株につき2株の割合で株式分割を行っております。第20期の期首に当該株式分割が行われたと仮定し、1株当たり純資産額、1株当たり当期純利益及び潜在株式調整後1株当たり当期純利益を算定しております。

4 第20期及び第21期の株価収益率は当社株式が非上場であるため記載しておりません。

5 従業員数は就業人員であり、平均臨時雇用人員は年間の平均雇用数を〔 〕に外数で記載しております。

6 「収益認識に関する会計基準」(企業会計基準第29号 2020年3月31日)等を第23期の期首から適用しており、第23期以降に係る主要な経営指標等については、当該会計基準等を適用した後の指標等となっております。

7 第20期から第22期の株主総利回り及び比較指標は、当社株式が2021年7月21日に東京証券取引所JASDAQ(スタンダード)に上場したため、記載しておりません。第23期の株主総利回り及び比較指標は、2021年7月期末を基準として算定しております。

8 最高株価及び最低株価は、東京証券取引所の市場区分の見直しにより、2022年4月4日以降は東京証券取引所スタンダード市場におけるものであります。それ以前については、東京証券取引所JASDAQ(スタンダード)におけるものであります。なお、第23期及び第24期の株価については株式分割後の最高株価及び最低株価を記載しており、株式分割前の最高株価及び最低株価を括弧内に記載しております。

 

2 【沿革】

当社は、1999年9月に、現代表取締役社長の榮章博により、東京都豊島区東池袋に、不動産の売買、賃貸管理及びその仲介を主要事業とする株式会社ランド・ネット(現株式会社ランドネット)として設立されました。首都圏の投資用中古ワンルームマンションの売買及び仲介を中心に事業を拡大し、現在では、関東一円、関西圏、九州圏及び全国主要都市の物件まで取扱いエリアを拡大しております。

また、近年は中古マンションのリフォーム・リノベーションも手掛け、中古不動産の再生にも力を入れております。さらに、外国籍の従業員を積極的に雇用し、台湾、香港の投資家向けに国内不動産の販売も行っております。

当社設立以後の企業集団に係る変遷は、次のとおりであります。

 

年月

概要

1999年9月

東京都豊島区東池袋三丁目において、不動産の販売、仲介及び賃貸管理等を目的として株式会社ランド・ネット(資本金1,000万円)を設立

1999年9月

東京都知事から宅地建物取引業免許を取得(免許番号:(1)第77906号)

2001年8月

本社を東京都豊島区西池袋五丁目に移転

2004年7月

不動産賃貸管理業を開始

2005年7月

本社を東京都豊島区西池袋三丁目に移転

2005年9月

商号を株式会社ランドネットに変更

2008年11月

中古不動産の再生を目的としてリフォーム・リノベーション事業を開始

2008年12月

仕入先拡大を目的として競売・公売の入札に参加

2009年10月

販路拡大を目的として不動産投資セミナーを開始

2010年6月

台湾・香港を中心とした海外向けに不動産売買事業を開始

2012年3月

国土交通省に賃貸住宅管理業者の登録(現登録番号: (2)第000083号)

2012年12月

不動産売買事業を目的として株式会社ランドインベストを東京都豊島区東池袋に設立

2013年1月

本社を東京都豊島区南池袋一丁目に移転

2013年4月

賃貸建物所有者に対する家賃保証業を目的として株式会社ランドインシュア(現連結子会社)を東京都練馬区に設立

2013年7月

台湾における不動産売買事業強化を目的として、現地法人(朗透地産有限公司)(現連結子会社)を設立

2013年7月

香港における不動産売買事業強化を目的として、現地法人(日商朗透房屋股份有限公司)(現連結子会社)を設立

2014年3月

国土交通省にマンションの管理の適正化の推進に関する法律に基づくマンション管理業者の登録(登録番号:(2)第034068号)

2014年3月

東京都知事から一般建設業許可を取得(現許可番号:般-30 第150058号)

2014年6月

宅地建物取引業の国土交通大臣への免許換え(現免許番号:(2)第8622号)

2015年7月

株式会社ランドインベストを株式会社ランドネットに吸収合併

2015年10月

台湾現地法人の朗透地産有限公司の商号を日昇房屋有限公司に変更

2016年2月

神奈川県横浜市西区に横浜支店を開設

2017年12月

不動産売買事業強化を目的として、販売部を設立

2018年2月

大阪府大阪市北区に大阪支店を開設

2019年4月

東京都知事から不動産特定共同事業許可を取得(許可番号:東京都知事 第117号)

2019年5月

本社を東京都豊島区南池袋一丁目(別住所)に移転

2019年6月

ISO/IEC 27001(ISMS)認証を取得

2021年7月

東京証券取引所JASDAQ(スタンダード)に当社株式を上場

2021年12月

福岡県福岡市中央区に福岡支店を開設

2022年4月

株式会社ランドネット九州を設立

2022年4月

東京証券取引所の市場区分の見直しにより、東京証券取引所のJASDAQ(スタンダード)からスタンダード市場に移行

2022年5月

大阪支店を大阪府大阪市北区(別住所)に移転

2023年1月

横浜支店を神奈川県横浜市西区(同ビル内)で増床移転

 

 

3 【事業の内容】

当社グループは、当社及び連結子会社(株式会社ランドインシュア、株式会社ランドネット九州、日昇房屋有限公司、日商朗透房屋股份有限公司)の計5社で構成されており、東京都豊島区の当社本店、横浜支店、大阪支店及び福岡支店を主たる拠点として中古不動産の買取販売、買取後のリフォーム・リノベーション、仲介及び賃貸不動産の管理を主たる事業としております。

当社グループの事業における各社の位置づけ及びセグメントとの関連は、次のとおりであります。

なお、次のセグメントは、「第5 経理の状況 1連結財務諸表等(1)連結財務諸表 注記事項」に掲げるセグメントの区分と同一であります。

(1)事業概要

セグメント

区分

担当会社

概要

不動産売買事業

買取販売

 

買取リフォ

ーム販売

当社

株式会社ランドネット九州

日商朗透房屋股份有限公司

日昇房屋有限公司

 当社グループは、不動産所有者から中古マンション等を取得し、国内外の不動産業者や投資家及び実需層の顧客に販売しております。
 
 取扱い不動産は、専有面積を基準に「ワンルームタイプ」と「ファミリータイプ」に区分し管理しております。
 一般に単身世帯が利用する区分所有マンションで、各住戸の専有面積が30㎡未満のものを「ワンルームタイプ」と定義し、個人もしくは法人の顧客が投資を目的として購入する不動産を想定しております。
 一方、複数人が居住する区分所有マンションで、専有面積が30㎡以上のものを「ファミリータイプ」と定義しており、主に実需層のお客様が居住を目的として購入する不動産を想定しております。
 また、築年数を基準に「築浅」と「築古」に区分管理しており、竣工後20年以内の不動産を「築浅」、20年超の不動産を「築古」と定義しております。
 
 不動産の販売の際には、リフォームやリノベーションによる再生、ユニットバスやシステムキッチンなど設備類の刷新、間取りの変更等を積極的に顧客へ提案しております。
 
 不動産の仕入は、原則として不動産仲介会社を介さず、不動産所有者から直接買い取る方法によっておりますが、不動産所有者のニーズや交渉条件等により仲介の形態をとるなど、柔軟に対応しております。
 販売に関しては、顧客に対して当社グループが直接販売する形態と、提携する不動産仲介会社に仲介もしくは買取を依頼する形態のいずれも採用しております。
 
 国外の顧客に対しては、台湾及び香港の子会社が現地の投資動向や需要の変化等を見極めながら、日本の不動産の紹介を行っております。

仲介

当社

株式会社ランドネット九州

 顧客のニーズや交渉条件などにより、当社グループを仲介会社とした、不動産の売買も行っております。

不動産賃貸管理事業

賃貸管理

当社

株式会社ランドネット九州

 不動産売買事業にて取引のあった顧客を中心に賃貸管理業務を受託しております。

家賃保証

株式会社ランドインシュア

 当社が賃貸管理業務を受託した賃貸用不動産において家賃保証を行っております。

 

 

(2)事業系統図

当社グループは、主に以下の系統図の流れにより企業活動を推進しております。

 


  (注)株式会社ランドネット九州は、2023年4月17日付で解散し、清算手続き中です。

 

4 【関係会社の状況】

 

名称

住所

資本金

主要な事業
の内容

議決権の所有
(又は被所有)
割合(%)

関係内容

(連結子会社)

 

 

 

 

 

株式会社ランドインシュア

東京都豊島区

3百万円

不動産賃貸管理事業

100.0

 当社の賃貸管理物件に対する家賃保証を行っております。
 

株式会社ランドネット九州

福岡県福岡市中央区

10百万円

不動産売買事業及び不動産賃貸管理事業

100.0

当社の九州圏域物件の売買・賃貸広告活動を行っております。

日昇房屋有限公司

台北市中山区

1.5百万元

不動産売買事業

100.0

 当社の台湾居住の顧客に対する業務を代行しております。
役員の兼任 1名

日商朗透房屋股份有限公司

QUEENSWAY   HONG KONG

1万HK$

不動産売買事業

100.0

 当社の香港居住の顧客に対する業務を代行しております。

 

(注)1 「主要な事業の内容」欄には、セグメント情報に記載された名称を記載しております。

2 当社代表取締役社長榮章博は、株式会社ランドネット九州の代表取締役を兼任しておりましたが、2023年4月17日付で同社が解散したことに伴い、同社代表取締役を退任し、兼任は解消されました。

 

 

5 【従業員の状況】
(1)連結会社の状況

2023年7月31日現在

セグメントの名称

従業員数(名)

不動産売買事業

337

(2)

不動産賃貸管理事業

49

(6)

全社(共通)

195

(68)

合計

581

(76)

 

(注)1 従業員数は就業人員数であります。

2 従業員数欄の(外書)は、臨時従業員の年間の平均人数であります。

3 臨時従業員は、パート及びアルバイト社員であります。

4 全社(共通)は、管理部、人事部、総務部、プラットフォーム開発部、情報システム部、データ戦略部、経理部、審査部、経営企画室、営業企画部及び内部監査室の従業員数であります。

5 前連結会計年度末に比べ従業員数が116名増加しております。主な理由は、営業活動の強化及びシステム開発の推進を目的とした採用活動の強化によるものであります。

 

(2)提出会社の状況

2023年7月31日現在

従業員数(名)

平均年齢(歳)

平均勤続年数(年)

平均年間給与(千円)

581

30.1

3.5

8,532

(76)

 

 

セグメントの名称

従業員数(名)

不動産売買事業

337

(2)

不動産賃貸管理事業

49

(6)

全社(共通)

195

(68)

合計

581

(76)

 

(注)1 従業員数は就業人員数であります。

2 従業員数欄の(外書)は、臨時従業員の年間の平均人数であります。

3 臨時従業員は、パート及びアルバイト社員であります。

4 平均年間給与には、賞与及び基準外賃金を含んでおります。

5 全社(共通)は、管理部、人事部、総務部、プラットフォーム開発部、情報システム部、データ戦略部、経理部、審査部、経営企画室、営業企画部及び内部監査室の従業員数であります。

6 前事業年度末に比べ従業員数が116名増加しております。主な理由は、営業活動の強化及びシステム開発の推進を目的とした採用活動の強化によるものであります。

 

(3)労働組合の状況

労働組合は結成されておりませんが、労使関係は円満に推移しております。

 

 

(4)管理職に占める女性労働者の割合、男性労働者の育児休業取得率及び労働者の男女の賃金の差異

① 提出会社

当事業年度

男性の育児休業取得率(%)(注)1

労働者の男女の賃金の差異(%)(注)2

全労働者

正規雇用労働者

パート・

有期労働者

0.0

49.2

56.9

121.3

 

(注)1 「育児休業、介護休業等育児又は家族介護を行う労働者の福祉に関する法律」(1991年法律第76号。以下、「育児・介護休業法」という。)の規定に基づき算出したものであります。

2 「女性の職業生活における活躍の推進に関する法律」(2015年法律第64号。以下、「女性活躍推進法」という。)の規定に基づき算出したものであります。賃金は性別に関係なく、同一職掌・同一資格において、同一の給与制度を適用しておりますが、男性従業者と女性従業者の職掌・雇用形態等における人員構成の違いなどにより差が生じております。

3 管理職に占める女性労働者の割合については、 女性活躍推進法の規定による公表項目として選択していないため、記載を省略しております。

 

② 連結子会社

連結子会社は、女性活躍推進法又は育児・介護休業法の規定による公表義務の対象ではないため、記載を省略しております。

 

 

1 【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】

文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において、当社グループが判断したものであります。

 

(1)経の基本方針

当社グループは、「最新のテクノロジーと独自のデータベースを活用し、不動産を流通・再生・運用し、世界を変える。」という企業理念のもと、不動産の資産運用コンサルティングを行う総合不動産商社であります。不動産の売買・賃貸・リフォームに関し、「購入と売却」「再生と運用」という視点から様々なアイデアをご提案し、お客様のライフプランを豊かに実現することを企業目標として企業活動を行っております。

 

(2)経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等

当社グループは、不動産の買取資金を主に借入金により調達していることを鑑み、金融コストが加味されている利益指標である経常利益を経営上の目標達成状況を判断するための客観的な指標として位置付けております。

また、セグメント別では取引規模の拡大が当面の経営課題と位置付けており、不動産売買事業においては取引件数を、不動産賃貸管理事業においては賃貸管理戸数を重要な経営管理指標と位置付けております。

 

(3)優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題

当社グループは、「お客様のライフプランを実現する不動産運用顧問」となることを企業目標とした2024年7月期を初年度とする3か年の「中期経営計画」を策定し、これを実現するために、特に以下を重要事項として考え、経営を推進していく予定であります。経営の基本方針、中期経営計画の達成のため当社グループが優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題は以下のとおりであります。

 

(特に優先度の高い対処すべき事業上及び財務上の課題)

① 大都市圏中心の支店展開

 人口の減少と少子高齢化が進行する中、今後3大都市圏や地方中核都市を中心とした生活圏や経済圏が一層構築されていくことが予想されております。当社グループでは、池袋本社・横浜支店を軸に東京都全域、神奈川、埼玉、千葉方面への営業活動を行ってまいりました。2024年秋には渋谷支店の開設を予定しており、首都圏での営業活動を一層強化してまいります。

 その他の地域における支店展開の状況としては、2018年2月に大阪支店の開設、2021年12月に福岡支店の開設を行い、それぞれ関西圏、九州圏における営業展開が可能となりました。なお、福岡支店は2023年内に同ビル内にて増床移転を予定しており、九州圏での営業活動を一層強化してまいります。

 当社グループでは売買と建築と賃貸の三位一体での拠点展開を考えており、多店舗 (小規模な拠点)展開ではなく支店(規模の大きい拠点)展開を考えております。経済動向や人口動態に注視しながら将来的には、他の地方中核都市(名古屋市、札幌市、仙台市)への支店展開も検討してまいります。

 

② 幅広い商品の取扱い

 現在、当社グループではワンルームタイプ(登記簿面積30㎡未満のマンションをワンルームタイプと定義しております。)の区分所有マンションを中心に事業を展開しておりますが、更なる収益拡大のため、ファミリータイプ(登記簿面積30㎡以上のマンションをファミリータイプと定義しております。)の区分所有マンションや1棟アパート、1棟賃貸マンション、戸建て、駐車場等、幅広い不動産についても積極的に取り扱ってまいります。

 

③ 投資回収期間の短縮

 仕入決済(売主から買主である当社への所有権移転)から売上決済(売主である当社から買主への所有権移転)までの投資回収期間の短縮を図るため、棚卸資産回転率の向上に努めております。また同時に、在庫滞留期間の長期化による商品評価損の計上等の在庫リスクの低減を図ってまいります。

 

 

④ 更なる販路の拡大

 当社グループでは多様な販売先を開拓することを対処すべき課題と捉えており、不動産業者の他、実需層や一般投資家向けに販売を行う体制の強化を目指してまいります。

 また、2019年4月には不動産特定共同事業(注)に参画し、現在新たなクラウドファンディングの開始に向けて準備を進めております。同事業を通じ、幅広い投資家に向けて不動産投資への門戸を開き、その魅力を伝える活動を積極的に行ってまいります。

 

(注)2017年12月に施行された不動産特定共同事業法(2017年改正不特法)に基づくエクイティ型のクラウドファンディング事業。中古区分マンションを小口化し、共有持ち分として複数の会員から出資を募り、その賃貸運用収益及び売却益を配当として会員に分配することを想定しております。

 

⑤ 仕入れ強化について 

 当社グループの主力事業である不動産売買事業は、首都圏1都3県(東京都、神奈川県、埼玉県、千葉県)、関西圏2府1県(大阪府、京都府、兵庫県)及び福岡県をはじめとする九州圏を中心に展開しておりますが、特に買取販売については、一般的には競合が多く優良な不動産の仕入競争は熾烈な状況にあると言えます。しかし、当社グループでは、約77万件の物件データ(2023年7月31日現在)を有しており、当該データベースに登録された不動産所有者に直接働きかけることで当該不動産所有者との直接取引が実現しており、競合他社との優位性を獲得しております。

 当連結会計年度においては、多様な物件の取引を促進するための取組みとして、戸建やアパートのデータ取得を強化いたしました。今後も、「所有者情報」「物件情報」「売買取引事例」「賃貸取引事例」「パンフレット情報」といった情報を絶えず収集していくとともに、既存の情報は定期的に更新し、量・質の両面でデータベースをより強化してまいります。

 

⑥ 台湾・香港市場及び海外市場での営業活動

 当社グループは、2013年7月に台湾及び香港市場へ進出いたしました。現在においては、中国の景気減速の影響を鑑みつつ投資動向と需要を見極め、引き続き日本の不動産の紹介と賃貸管理を継続してまいります。

 また、経済成長著しいアジア圏の投資意欲に応えながらも、人口増加の続くアメリカの不動産にも着目し、国内投資家への紹介などを視野に新事業の展開を検討してまいります。

 

⑦ 優秀な人材の確保

 当社グループでは、企業目標である「お客様のライフプランを実現する不動産運用顧問」となる人材の獲得及び育成のため、様々な経営課題を克服し事業を拡大していくために、優秀な人材を確保し育成していくことが重要な課題であると認識しております。そのために、当社グループでは新卒の定期的な採用や経験者の中途採用も積極的に実施しております。また従業員に対しては継続的に営業スキルの向上やコンプライアンス、情報セキュリティ対策等の研修を実施し、人材の育成と強化に取り組んでおります。従業員一人一人の資質向上を図るとともに、今後も採用を継続し、優秀な人材の確保と育成に取り組んでいく方針であります。

 

⑧ 社内システムの整備・再構築 

 今後も当社グループを飛躍的に成長させるためには、当社グループが保管している情報資産を最大限活用することが不可欠であると考えております。そのための施策として、各事業部のシステム統合及びデータ連携を行うための新システムであるRCP(Real estate Cloud Platform:リアルエステートクラウドプラットフォーム)の自社開発を行い、順次機能のリリースを進めております。

 RCPの第1次開発では、情報資産の有効活用による経営戦略及びマーケティング戦略策定を迅速に行うと同時に、情報資産をクラウド上で複数所有することにより、事業継続計画(BCP)の強化を行うことが可能となりました。

 さらに第2次開発では、賃貸事業部門に係る基幹システムの開発を進めることにより、事業部ごとに保管していた、創業当初から蓄積している約77万件の物件データ(2023年7月31日現在)を含む情報資産を融合させ、一層の収益力の向上を目指してまいります。

 RCP開発を進めていくことは競争優位性の確保に大いに資するものと考えております。

 

 

⑨ コーポレート・ガバナンスの強化

 当社グループの継続的な事業の発展及び信頼性の向上のためには、コーポレート・ガバナンスの充実に取り組むことが重要であると認識しております。

 当社グループでは、監査役と内部監査室及び会計監査人との連携の強化、定期的な内部監査の実施、経営陣や従業員に対する研修の実施等を通じて、内部管理体制の一層の強化に取り組んでいく方針であります。

 

⑩ リスク管理体制の強化

 当社グループでは、主要なリスクとして、戦略リスク、災害リスク、オペレーショナルリスク、財務リスク、情報リスクの5つを認識し、これらのリスクを事前に回避すること及び万一リスクが顕在化した場合の当社グループの被害の最小化を図ることが必要であると考えております。そのために、リスクマネジメント活動を推進するとともに、リスク管理体制を強化するために、リスクごとに想定される動機、原因及び背景を踏まえて、リスクの洗い直しを実施してまいります。近年対応が急務となっている情報リスクに対する対応としては、体系的な情報セキュリティマネジメントシステム(ISMS)導入を目的としたISO/IEC27001を2018年5月に認証取得しており、情報リスクの低減に全社一丸となって取り組んでおります。

 また、必要に応じた社内教育を継続して実施するとともに、内部監査計画に基づく定期監査を実施し、リスク管理体制の継続的な強化を進めております。

 

⑪ 資金調達力の強化

 当社グループは、主に借入金により不動産の買取資金を調達しておりますが、市況の変化に左右されず、安定的な資金調達を行うためには、財務基盤の充実と適切な情報発信を行う必要があると考えております。そのために、常に様々な角度から当社グループの置かれている状況を分析した上で、定期的に金融機関への業況説明を行い、金融機関との相互理解の深化を図っております。その結果として、当連結会計年度末現在において、大手金融機関を含む各金融機関から当座貸越枠約定に基づく総額62.5億円の資金調達枠の確保をしております。今後も、更なる業務拡大のため、資金調達力強化を進めてまいります。

 

 

3 【事業等のリスク】

有価証券報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、経営者が連結会社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に重要な影響を与える可能性があると認識している主要なリスクは、以下のとおりであります。

なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において入手可能な情報に基づき、合理的であると当社グループが判断したものであり、将来において発生の可能性がある全てのリスクを網羅するものではありません。

 

(1)経済情勢、金利動向の変動について

当社グループの属する不動産業界は、景気動向、経済情勢、金利動向、地価の動向等の影響を受けやすい特性があり、これらの影響から購入者の需要動向が悪化した場合、当社グループの経営成績や財政状態に影響を与える可能性があります。当社グループといたしましては、市場動向の観測や不動産市況の悪化時の影響度合いを定期的に調査分析し、必要に応じて販売用不動産の種類、金額等を考慮しながら、当該リスクの発生・影響を最小限にとどめるよう対応に努めております。

 

(2)有利子負債への依存について

当社グループは、不動産売買事業における中古不動産の買取資金を主に金融機関からの借入金によって調達しております。当社グループは、特定の金融機関に依存することなく、個別案件ごとに販売計画の妥当性を分析した上で借入金の調達を行っておりますが、金融機関の融資姿勢や金融情勢の変動によって金利上昇や借入金の調達が困難になることがあり、その結果、当社グループの経営成績や財政状態に影響を与える可能性があります。なお、当連結会計年度末の有利子負債依存度は45.7%になります。

 

(3)販売用不動産の評価損について

当社グループが保有する販売用不動産については、「棚卸資産の評価に関する会計基準」(企業会計基準第9号2019年7月4日改正分)を適用しております。期末に保有している販売用不動産の取得原価と正味売却価額を比較し、正味売却価額が取得原価を下回っている場合には販売用不動産の評価損を計上することとしております。

当社グループについては、不動産市況動向を常に確認し事業活動を行っており、動向に合わせた仕入を適切に行うよう努めておりますが、今後、経済情勢や不動産市況の悪化による不動産価格の急激な変動等により、事業計画の遂行に重大な問題が生じ、販売価格の引き下げ等が発生する恐れがあります。また、販売用不動産の滞留期間が長期化した場合等は、期末における正味売却価額が取得原価を下回り、評価損を計上することも予測され、その結果、当社グループの経営成績や財政状況に影響を与える可能性があります。

 

(4)投資用マンションの販売について

当社グループが販売する不動産は、資産運用を目的として購入されるものがありますが、一般的に不動産による資産運用(不動産投資)には、入居率の悪化や家賃相場の下落による賃料収入の低下、金利上昇による借入金返済負担の増加等、収支の悪化につながる様々な投資リスクが内在しております。当社グループはこれらの投資リスクについて十分な説明を行い、顧客に理解していただいた上で売買契約を締結するよう営業社員及びこれをサポートする社員に教育を徹底しております。また、入居者募集や集金代行などの賃貸管理から修繕等の建物管理に至るまで一貫したサービスを提供することで、顧客の長期的かつ安定的な不動産投資を全面的にサポートし、空室の発生や資産価値下落等のリスク低減に努めております。しかしながら、営業社員の説明不足等が原因で投資リスクに対する理解が不十分なまま不動産購入に至ったことにより、顧客からの訴訟等が発生した場合、当社グループの信頼が損なわれることにつながり、その結果、当社グループの経営成績や財政状態に影響を与える可能性があります。

また、社会情勢や経済情勢の変化により、入居率の悪化や家賃相場の大幅な下落、金融機関の融資姿勢の変化や急激な金利上昇等が発生した場合、顧客の不動産投資に支障をきたす可能性があります。特に金利上昇は、金融機関の融資を利用する顧客に対し、借入金返済負担の増加による収支の悪化をもたらすことから、顧客の購買意欲に影響を及ぼす可能性があります。

 

 

(5)固定資産の減損について

当社グループは、「固定資産の減損に係る会計基準」等に従い、決算期ごとに固定資産の減損の兆候の把握を行っております。当社グループでは、不動産市況動向を常に確認し事業活動を行っており、当該動向に合わせ、固定資産の取得を適切に行うよう努めておりますが、今後の地価動向や景気動向等によっては、固定資産の減損損失の認識が必要となる状況も予測され、その結果、当社グループの経営成績や財政状態に影響を与える可能性があります。

 

(6)競合リスクについて

不動産業界は、事業を行うための許認可取得など新規参入に係る手続きが煩雑ではありますが、大手ハウスメーカーから個人事業主に至るまで大小様々な競合他社が多数存在しております。当社グループでは膨大な量の不動産所有者情報を有しており、当該情報を活用した不動産所有者からの直接仕入を企業活動の主軸としていることから、他社と比較して価格優位性があり、今後も差別化を強化する方針であります。しかしながら、今後、同様のビジネスモデルを有する他社の参入などにより十分な差別化ができなくなり、競争が激化した場合には価格競争や取扱い件数の減少等により、当社グループの経営成績や財政状態に影響を与える可能性があります。 

 

(7)特定人物への依存について

当社グループでは、役員及び幹部社員への情報共有や権限の移譲を進め、創業者である代表取締役社長榮章博に過度に依存しないような経営体制の整備を推進しておりますが、同氏は、当社設立以来、当社グループの経営方針、経営戦略、資金調達等、事業活動を展開していくにあたり重要な役割を担ってまいりました。特に当社グループの主力事業である不動産売買事業における売買方針の決定においては、同氏の資質に依存している部分があります。同氏が職務を遂行できなくなるような不測の事態が生じた場合は、当社グループの経営成績や財政状態に影響を与える可能性があります。 

 

(8)契約不適合責任について

売買対象不動産について、種類、品質又は数量に関して契約の内容に適合しないものがある場合、民法及び宅地建物取引業法の規定により売主が買主に対して契約不適合責任を負うことになります。当社グループにおいては、販売用不動産の契約前に担当部署と管理部門において、リスクを可能な限り契約書に明記し、リスクの低減に努めておりますが、万が一当社グループの販売した不動産に当該不適合が確認された場合には、売主として契約不適合責任を負うことがあります。その結果、買主より契約解除や損害賠償請求を受け、また、履行の追完のための費用が生じるなど、当社グループの経営成績や財政状態に影響を与える可能性があります。

 

(9)自然的・人為的災害について

当社グループが取り扱う中古不動産は、首都圏や関西圏、九州圏が中心となっておりますが、これら地域において、地震・火災・水害等の自然災害、大規模な事故やテロ等の人為的災害が発生した場合、当社グループの所有する中古不動産が滅失、毀損又は劣化し、販売価格や賃貸収入が著しく減少する可能性があります。また、これら以外の地域で自然的・人為的災害が発生した場合においても、消費マインドの冷え込みから当社グループの経営成績や財政状態に影響を与える可能性があります。

 

(10)人材の確保・育成について

当社グループは、様々な経営課題を克服し事業を拡大していくために、優秀な人材を継続的に確保・育成していくことが重要な課題であると認識しております。従って、今後も優秀な人材の中途採用、優秀な学生の新卒採用及び教育・研修制度の充実を図り、当社グループの経営理念を理解した社員の育成を行っていく方針であります。しかしながら、当社グループの求める人材の確保・育成が想定どおりに進まない場合は、当社グループの経営成績や財政状態に影響を与える可能性があります。

 

 

(11)法的規制について

当社グループの属する不動産業界は、「宅地建物取引業法」、「マンションの管理の適正化の推進に関する法律」、「建築基準法」、「都市計画法」、「国土利用計画法」、「建物の区分所有等に関する法律」、「不当景品類及び不当表示防止法」、「不動産の表示に関する公正競争規約」等の法的規制を受けております。当社グループではこれらの法的規制を遵守するように努めておりますが、法令違反が発生した場合や、今後これらの法的規制の改廃や新たな法的規制が設けられる場合には、当社グループの事業活動が制約を受け、その結果、当社グループの経営成績や財政状態に影響を与える可能性があります。

また、当社グループが事業活動を行うに際し、以下に記載の許認可を得ており、現在、許認可が取消となる事由は発生しておりません。しかしながら、将来何らかの理由により、法令違反等の事象が発生し、監督官庁より業務停止や免許の取消等の処分を受けた場合には、当社グループの事業活動に支障をきたすとともに当社グループの経営成績や財政状態に重大な影響を与える可能性があります。

(許認可等の内容)

許認可等の名称

許認可(登録)番号

有効期限

許認可等の取消又は更新拒否の事由

宅地建物取引業者免許(許可)

国土交通大臣(2)

第8622号

2019年6月12日から

2024年6月11日まで

宅地建物取引業法第5条及び第66条

建設業者免許(許可)

東京都知事(般-30)

第150058号

2019年3月25日から

2024年3月24日まで

建設業法第3条

マンション管理業者(登録)

国土交通大臣(2)

第034068号

2019年3月25日から

2024年3月24日まで

マンションの管理の適正化の推進に関する法律第44条及び第47条

賃貸住宅管理業者(登録)

国土交通大臣(2)

第000083号

2021年7月29日から

2026年7月28日まで

賃貸住宅の管理業務等の適正化に関する法律第23条及び第24条

二級建築士事務所(登録)

東京都知事

第15779号

2023年9月1日から

2028年8月31日まで

建築士法第23条第7項(廃業届出)

不動産特定共同事業第1号事業者(許可)

東京都知事

第117号

有効期限はありません

不動産特定共同事業法第36条

産業廃棄物収集運搬業(許可)

東京都知事

第13-00-219874号

2021年3月12日から

2026年3月11日まで

産業廃棄物処理法第7条の4

神奈川県知事

第01400219874号

2021年3月18日から

2026年3月17日まで

埼玉県知事

第01100219874号

2021年3月30日から

2026年3月29日まで

千葉県知事

第01200219874号

2021年3月23日から

2026年3月22日まで

古物商(許可)

東京都公安委員会

第305512116337号

有効期限はありません

古物営業法第6条

 

 

 

(12)情報漏洩のリスクについて

当社グループは、不動産売買事業、不動産賃貸管理事業において、事業上の重要情報、顧客・取引先等の機密情報や個人情報等を保有しております。当社グループでは、情報セキュリティマネジメントシステム(ISMS)を認証取得するとともに、これらの情報の外部への不正な流出、漏洩を防止するために、社内研修を通じた社員への啓蒙活動を継続的に実施するなどの施策を講じております。さらにデータベースへのアクセス環境、セキュリティシステムの継続的な改善等により、情報管理体制を強化するとともに情報管理の徹底を図っております。しかしながら、サイバー攻撃、不正アクセス、コンピューターウイルスの侵入等により、当社グループが保有する機密情報や個人情報等が外部へ流出、漏洩した場合等には、損害賠償請求等が発生するリスクや、信用が失墜するリスクがあり、当社グループの経営成績や財政状態に影響を与える可能性があります。

 

(13)システムトラブルについて

当社グループの事業運営は、コンピューターシステムを結ぶ通信ネットワークに依存しており、自然災害や事故、外部システムを含むシステムの何らかのトラブル等により、その通信ネットワークが切断された場合には、当社グループの事業活動に重大な影響を与える可能性があります。また、不動産流通機構(レインズ)等、当社グループが不動産売買事業において使用する外部システムがメンテナンスや何らかのシステムトラブル等により使用できなくなった場合には、仕入及び販売活動が滞る可能性があります。

当社グループではセキュリティ対策やシステムの安定性の確保に取り組むとともに、定期的にデータのバックアップを実施しており、システムトラブルによるデータの喪失を極力少なくする運用を行っております。また、不動産流通機構(レインズ)等の外部システムについては予め休止期間等を把握し、事業活動への影響を最小限にするよう努めておりますが、予期せぬシステムトラブル等が発生した場合、又は外部システムの休止期間等が長期化した場合には、当社グループの経営成績や財政状態に影響を与える可能性があります。

 

(14)資金使途に関するリスクについて

当社グループの資金調達は、販売用不動産及び賃貸用不動産を機動的に取得するための資金、新システムの開発費用及び優秀な人材の確保を目的とした採用費用等に充当する予定であります。しかしながら、外部環境等の影響により、目論見どおりに事業計画が進展せず、調達資金が上記の予定どおりに使用されない可能性があります。また、予定どおりに使用された場合でも、想定どおりの効果を上げることができず、当社グループの経営成績や財政状態に影響を与える可能性があります。

 

(15)借入金の財務制限条項について

当社グループは、安定的に資金運用を行うため、金融機関から資金調達を行っておりますが、一部の金融機関との取引について、借入契約に財務制限条項が付されたものがあります。「第5 経理の状況 (追加情報)」に記載のとおり、当連結会計年度末において一部条項に抵触しておりましたが、関係金融機関から期限の利益喪失の権利行使をしない旨の同意を得ております。万が一再びこれらの条件に抵触した場合には、借入金利の上昇や期限の利益の喪失等、当社グループの経営成績及び資金繰りに影響を及ぼす可能性があります。

なお、本書提出日現在において、財務制限条項の遵守状況は適切に管理されており、今後は、財務制限条項の要求基準を安定的に充足するべく業務運営を行っていることから、現状かかる財務制限条項抵触リスクは僅少であると認識しております。

 

(16)新株予約権の行使による株式価値の希薄化について

当社は、役員及び従業員等に対するインセンティブを目的として、新株予約権を付与しております。これらの新株予約権が権利行使された場合、当社株式が新たに発行され、既存の株主が有する株式の価値及び議決権割合が希薄化する可能性があります。

当連結会計年度末時点における当社の発行済株式総数は5,951,800株であり、これらの新株予約権が全て行使された場合は、新たに155,600株の新株式が発行され、1株当たりの株式価値は希薄化する可能性があります。

 

 

(17)訴訟の可能性について

当社グループは、事業運営にあたって法令遵守の徹底及び顧客とのトラブル回避に努めており、本書提出日現在において経営成績及び財政状態に影響を及ぼす重要な訴訟が提起されている事実はありませんが、当社グループが販売した物件における契約の不適合等を原因とするクレームや、賃貸管理する物件における管理状況や入退去時の状況に対する顧客からのクレーム等が訴訟に発展する可能性があります。これらの内容や結果によっては、当社グループの経営成績や財政状態に影響を与える可能性があります。

 

(18)大株主について

当社の代表取締役社長である榮章博は、当社の大株主であり、自身の資産管理会社である株式会社ブレインネットの所有株式数を含めると、当連結会計年度末現在で発行済株式の72.0%を所有しております。同氏は、当社設立以来、当社の代表取締役社長として経営方針、経営戦略、資金調達等、事業活動の推進にあたり重要な役割を担っていることから、引き続き代表取締役社長として当社グループの経営を担うことは事業運営上望ましいと考えております。また、同氏は、安定株主として引き続き当社の一定の議決権を保有し、その議決権行使にあたっては、株主共同の利益を追求するとともに、少数株主の利益にも配慮する方針を有しております。

当社といたしましても、同氏は安定株主であると認識しておりますが、何らかの事情により、大株主である同氏の株式が減少した場合には、当社株式の市場価格及び議決権行使の状況等に影響を及ぼす可能性があります。また、当社グループの経営成績や財政状況に影響を与える可能性があります。

 

(19)地政学的リスクについて

本書の提出日現在、ロシアによるウクライナへの軍事侵攻及び関連するロシア経済制裁の広がりや収束時期を見通すことは困難な状況が続いております。

現状、ウクライナ情勢による当社グループの事業への影響は限定的ですが、同情勢が長期化することで引き起こされる物価の高騰や為替相場の変動等により景気動向が減速することで、顧客の業績悪化や購買行動が急激に変化した場合には、当社グループの経営成績や財政状態に影響を与える可能性があります。

 

 

4 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】

(1)経営成績等の状況の概要

当連結会計年度における当社グループ(当社及び連結子会社)の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下、「経営成績等」という。)の状況の概要は以下のとおりであります。

 

①財政状態及び経営成績の状況

当連結会計年度におけるわが国経済は、新型コロナウイルス感染症に関する各種制限の緩和及び5類感染症への移行により、インバウンド需要やサービス消費が回復傾向にあり、社会経済活動は緩やかに正常へと向かっております。一方で、ウクライナ情勢の長期化による世界的な原材料・エネルギー価格の高騰に起因する物価上昇の影響、円安の継続等、先行き不透明な状況が続いております。

 当社グループが所属する不動産業界の中古マンション市場では、公益財団法人東日本不動産流通機構によると、2023年7月度の首都圏の中古マンションの成約価格は38か月連続で前年同月を上回る堅調ぶりを見せ、根強い需要が窺える状況であります。首都圏中古マンションの成約平米単価については39か月連続で前年同月を上回っているものの、その増加率は比較的落ち着きつつある傾向が見受けられます。

 このような市場環境の中、当社グループでは、市場動向の機微を注視しながらも、物件種別やエリアを限定せず積極的に事業を展開しております。また、営業活動の促進を目的とした、先行投資としての採用活動も順調に進みました。その結果、当連結会計年度末における従業員数は、前連結会計年度末比116名増の581名となり、採用費は増加しました。

 顧客に対しては、その居住エリアを問わず全国の不動産を取引いただけるよう、電子媒介契約やITを活用した重要事項説明(IT重説)を推進することにより、不動産取引のDX化に向けた取組みを継続しております。

 

その結果、当連結会計年度の業績は、売上高63,647百万円(前連結会計年度比22.7%増)、営業利益1,520百万円(同1.0%増)、経常利益1,362百万円(同1.9%減)、親会社株主に帰属する当期純利益988百万円(同3.4%増)となりました。

 

セグメントごとの経営成績は、次のとおりであります。

(不動産売買事業)

 不動産売買事業の当連結会計年度における実績は、「買取販売及び買取リフォーム販売」件数が合計4,783件、「仲介」件数が1,177件となりました。これら取引件数の構成比率を取扱い不動産の種別でみると、「ワンルームタイプ」59%、「ファミリータイプ」41%となりました。同様に築年数別では、「築古」77%、「築浅」23%となりました。また、売上高の構成比率を販売先の属性別でみると、不動産業者向け52%、個人向け41%、法人向け7%となりました。

その結果、セグメント売上高は62,759百万円(前連結会計年度比22.7%増)、セグメント利益は4,317百万円(同18.0%増)となりました。

※ 当社グループは、中古マンションを直接仕入れ、販売を行うケースを「買取販売及び買取リフォーム販売」とし、当社グループが仲介会社となるケースを「仲介」に区別しております。さらに取扱い不動産の種別を床面積(30㎡未満:「ワンルームタイプ」、30㎡以上:「ファミリータイプ」)、築年数(築20年以内:「築浅」、築20年超:「築古」)の区分で管理しております。

 

(不動産賃貸管理事業)

不動産賃貸管理事業では、賃貸管理戸数を重要な経営管理指標として、その戸数を月次で管理しながら、通期予算の達成に向けた管理物件の受託と解約防止に向けたサービス活動を実施しております。当連結会計年度における実績は、賃貸管理戸数が前連結会計年度末から959戸増加し、管理総戸数は7,279戸と好調に推移しました。その結果、セグメント売上高は888百万円(前連結会計年度比23.9%増)、セグメント利益は137百万円(同12.3%減)となりました。

 

当連結会計年度末における財政状態は、総資産19,959百万円(前連結会計年度末比29.6%増)、負債12,827百万円(同39.8%増)、純資産7,132百万円(同14.6%増)となりました。

(流動資産)

当連結会計年度末における流動資産は15,805百万円となり、前連結会計年度末に比べ3,655百万円の増加となりました。主な要因は、取扱い物件の仕入れ強化に伴う販売用不動産の増加3,989百万円、前渡金の増加172百万円、現金及び預金の減少609百万円によるものであります。

(固定資産)

当連結会計年度末における固定資産は4,154百万円となり、前連結会計年度末に比べ903百万円の増加となりました。主な要因は、賃貸用不動産の取得による土地の増加401百万円及び建物増加310百万円、新システム構築によるソフトウエア(ソフトウエア仮勘定を含む)の増加121百万円によるものであります。

(流動負債)

当連結会計年度末における流動負債は9,283百万円となり、前連結会計年度末に比べ2,839百万円の増加となりました。主な要因は、販売用不動産の仕入を目的とした資金調達による短期借入金の増加2,252百万円であります。

(固定負債)

当連結会計年度末における固定負債は3,543百万円となり、前連結会計年度末に比べ811百万円の増加となりました。主な要因は、賃貸用不動産の取得を目的とした資金調達による長期借入金の増加752百万円であります。

(純資産)

当連結会計年度末における純資産は7,132百万円となり、前連結会計年度末に比べ908百万円の増加となりました。主な要因は、親会社株主に帰属する当期純利益の計上988百万円及び配当金の支払95百万円に伴う利益剰余金の増加892百万円によるものであります。

 

 ②キャッシュ・フローの状況

当連結会計年度末における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、前連結会計年度末に比べ609百万円減少し、2,492百万円となりました。

(営業活動によるキャッシュ・フロー)

営業活動により使用した資金は2,391百万円(前年同期は1,073百万円の使用)となりました。これは主に、税金等調整前当期純利益の計上1,478百万円があった一方で、販売用不動産の買取強化に伴う棚卸資産の増加3,593百万円、法人税等の支払額548百万円があったことによるものであります。

(投資活動によるキャッシュ・フロー) 

投資活動により使用した資金は1,299百万円(前年同期は1,133百万円の使用)となりました。これは主に、有形固定資産の売却による収入458百万円があった一方で、有形固定資産の取得による支出1,540百万円及び無形固定資産の取得による支出243百万円があったことによるものであります。

(財務活動によるキャッシュ・フロー)

財務活動により獲得した資金は3,081百万円(前年同期は2,008百万円の獲得)となりました。これは主に、長期借入金の返済による支出1,003百万円があった一方で、短期借入金の純増加額2,252百万円及び長期借入による収入1,946百万円があったことによるものであります。

 

 

 ③生産、受注及び販売の実績

a.生産実績

 当社グループは生産活動を行っていないため、該当事項はありません。

 

b.受注実績

 当社グループは受注生産形態を行っていないため、該当事項はありません。

 

c.販売実績

 当連結会計年度における販売実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。

セグメントの名称

金額(百万円)

前期比(%)

不動産売買事業

62,759

22.7

不動産賃貸管理事業

888

23.9

合計

63,647

22.7

 

(注)セグメント間取引については相殺消去しております。

 

(2)経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討事項

経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。なお、本文の将来や想定に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。

①財政状態及び経営成績の状況に関する認識及び分析・検討事項

当社グループの当連結会計年度の財政状態及び経営成績の状況に関する認識及び分析・検討事項につきましては、「第2 事業の状況 4 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 (1) 経営成績等の状況の概要 ① 財政状態及び経営成績の状況」に記載されているとおりであります。

 なお、経営成績の分析については、以下のとおりであります。

(売上高)

当連結会計年度における売上高は、不動産売買事業における取扱い件数が増加したことと、不動産賃貸管理事業における賃貸管理戸数の増加等により、前連結会計年度に比べ11,776百万円増加し、63,647百万円(前連結会計年度比22.7%増)となりました。

 

(売上原価、売上総利益)

当連結会計年度における売上原価は、前連結会計年度に比べ10,263百万円増加し、54,686百万円(前連結会計年度比23.1%増)となりました。これは、主に不動産売買事業における取扱い件数が増加したことによります。この結果、当連結会計年度の売上総利益は8,961百万円(同20.3%増)となりました。

 

(販売費及び一般管理費、営業利益)

当連結会計年度における販売費及び一般管理費は、前連結会計年度に比べ1,498百万円増加し、7,440百万円(前連結会計年度比25.2%増)となりました。これは、主に不動産の仕入を目的とした広告宣伝費1,032百万円(同7.3%増)及び従業員増に伴う給料手当及び賞与2,870百万円(同24.8%増)によるものであります。この結果、当連結会計年度の営業利益は1,520百万円(同1.0%増)となりました。

 

(営業外収益、営業外費用、経常利益)

当連結会計年度における営業外収益は、前連結会計年度に比べ4百万円減少し、46百万円(前連結会計年度比8.5%減)となりました。これは、主に不動産売買契約の解約に伴う違約金収入29百万円(同16.6%減)によるものであります。また、営業外費用は、前連結会計年度に比べ37百万円増加し、205百万円(同22.4%増)となりました。これは、主に借入金及び社債に対する支払利息94百万円(同44.8%増)及び主に当座貸越枠のアレンジメントフィーに対する支払手数料75百万円(同67.6%増)によるものであります。この結果、当連結会計年度の経常利益は1,362百万円(同1.9%減)となりました。

 

(特別損益、法人税等、親会社株主に帰属する当期純利益)

当連結会計年度における特別利益は、132百万円となりました。これは、賃貸用不動産の売却に伴う固定資産売却益132百万円によるものであります。法人税等は、前連結会計年度に比べ13百万円増加し、490百万円(前連結会計年度比2.8%増)となりました。この結果、当連結会計年度の親会社株主に帰属する当期純利益は988百万円(同3.4%増)となりました。

 

②キャッシュ・フローの状況の分析・検討内容並びに資本の財源及び資金の流動性に係る情報

a.キャッシュ・フローの状況に関する認識及び分析・検討内容

当社グループのキャッシュ・フローの状況につきましては、「第2 事業の状況 4 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析(1) 経営成績等の状況の概要 ② キャッシュ・フローの状況」に記載されているとおりであります。

 

b.資本の財源及び資金の流動性

(資金需要)

当社グループの事業活動における運転資金需要のうち主なものは、販売用不動産の仕入資金、従業員の賞与や法人税等の支払いのための短期資金であります。

今後は、引き続き販売用不動産の仕入を強化していく他、必要な設備投資を継続していく予定であります。

 

(財務政策)

当社グループの運転資金、設備投資については、原則として営業キャッシュ・フローで獲得した資金を投入し、必要に応じて金融機関からの借入による資金調達によっております。

運転資金に関しては、手許資金を勘案の上、不足が生じる場合は短期借入金による調達で賄っております。設備投資については、手許資金、長期借入金による調達を基本としておりますが、資金需要が短期間の場合には、短期借入金による調達で賄っております。

資金調達については、事業計画に基づく資金需要、金利動向等の資金調達環境、社債発行費用等の資金調達コスト、既存借入金の返済スケジュール等を勘案し、調達規模、調達手段を適宜判断して実施していくこととしております。

 

③重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定

当社グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成しております。この連結財務諸表を作成するにあたって、資産、負債、収益及び費用の報告額に影響を及ぼす見積り及び仮定を用いておりますが、これらの見積り及び仮定に基づく数値は実際の結果と異なる可能性があります。

連結財務諸表の作成にあたって用いた会計上の見積り及び仮定のうち、重要なものは「第5 経理の状況 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項 重要な会計上の見積り」に記載されているとおりであります。

損益及び資産の状況に影響を与える見積りは、過去の実績やその時点での情報に基づき合理的に判断しておりますが、見積りそのものに不確実性があるため、実際の結果はこれらの見積りと異なる場合があります。連結財務諸表の作成にあたって用いた会計上の見積り及び仮定のうち、重要なものは以下のとおりであります。

 

a.販売用不動産の評価

当社グループは、販売用不動産について、正味売却価額が帳簿価額を下回った場合には、正味売却価額をもって連結貸借対照表価額としております。正味売却価額の算出に用いた主要な仮定は販売見込額であり、近隣の取引事例や直近の販売実績等に基づき算出しております。経済情勢や不動産市況の悪化等により、正味売却価額が見込以上に下落した場合、又は滞留資産が増加した場合、翌連結会計年度以降の連結財務諸表において評価損の追加計上が必要となる可能性があります。

 

 

b.固定資産の減損

当社グループは、固定資産について、資産又は資産グループから得られる営業損益の継続的なマイナス、又は継続的なマイナスの見込等を減損の兆候とし、減損の兆候があると認められた場合には、減損損失の認識の要否を判定しております。判定には将来キャッシュ・フローの見積金額を用いており、減損損失の認識が必要と判断された場合には、帳簿価額が回収可能価額を上回る金額を減損損失として計上しております。将来キャッシュ・フローを算出するにあたっては、事業計画を基準として合理的な見積りを行っております。事業計画や市場環境の変化により、見積りの前提とした条件や仮定に変更が生じた場合、減損処理が必要となる可能性があります。

 

④経営方針、経営戦略、経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標

当社グループが経営方針、経営戦略、経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標については「第2  事業の状況  1 経営方針、経営環境及び対処すべき課題等(2)経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等」に記載のとおり、経常利益、取引件数、賃貸管理戸数としております。

当連結会計年度における経常利益は1,362百万円(前連結会計年度比1.9%減)となりました。また、「買取販売及び買取リフォーム販売」の取引件数は4,783件(同18.2%増)、「仲介」の取引件数は1,177件(同5.6%減)となり、賃貸管理戸数は7,279戸(同15.2%増加)となりました。

引き続き当該経営指標の向上に努めてまいります。

 

 

5 【経営上の重要な契約等】
該当事項はありません。

 

 

2 【主要な設備の状況】

当社グループにおける主要な設備は、以下のとおりであります。

(1)提出会社

2023年7月31日現在

事業所名
(所在地)

セグメントの名称

設備の内容

帳簿価額(千円)

従業員数
(名)

建物

工具、
器具及び
備品

土地
(面積㎡)

リース
資産

ソフト
ウエア

合計

本社

(東京都豊島区)

本社機能

71,170

39,811

(-)

6,510

449,683

567,176

443

(74)

横浜支店

(神奈川県横浜市西区)

不動産

売買事業

支店機能

13,742

8,021

(-)

21,764

49

(1)

大阪支店

(大阪府大阪市北区)

不動産

売買事業

支店機能

15,505

6,832

(-)

22,337

63

(1)

福岡支店

(福岡県福岡市中央区)

不動産

売買事業

支店機能

16,412

3,824

(-)

20,237

26

(-)

賃貸物件

(東京23区)

不動産

賃貸管理事業

賃貸用
不動産

468,143

1,003,400

(2,772.12)

1,471,543

賃貸物件

(その他)

不動産

賃貸管理事業

賃貸用
不動産 

413,832

501,979

(3,153.33)

915,812

 

(注)1 現在休止中の主要な設備はありません。

2 従業員数の( )は、臨時従業員数を外書きしております。

3 上記の他、主要な賃借している設備の内容は、下記のとおりであります。

事業所名
(所在地)

セグメントの名称

設備の内容

年間賃借料
(千円)

本社

(東京都豊島区)

本社オフィス

363,835

横浜支店

(神奈川県横浜市西区)

不動産売買事業

事務所

44,712

大阪支店

(大阪府大阪市北区)

不動産売買事業

事務所

64,518

福岡支店

(福岡県福岡市中央区)

不動産売買事業

事務所

21,791

 

 

(2)国内子会社

該当事項はありません。

 

(3)在外子会社

該当事項はありません。

 

① 【株式の総数】

 

種類

発行可能株式総数(株)

普通株式

23,743,200

23,743,200

 

 

② 【発行済株式】

 

種類

事業年度末現在
 発行数(株)
(2023年7月31日)

提出日現在
 発行数(株)
(2023年10月30日)

上場金融商品取引所名又は登録認可金融商品取引業協会名

内容

普通株式

5,951,800

5,951,800

東京証券取引所
スタンダード市場

完全議決権株式であり、権利内容に何ら限定のない当社における標準となる株式であります。なお、単元株式数は100株であります。

5,951,800

5,951,800

 

(注) 提出日現在の発行数には、2023年10月1日からこの有価証券報告書提出日までの新株予約権の行使により発行された株式数は、含まれておりません。

 

 

① 【ストックオプション制度の内容】

 

決議年月日

2015年2月23日

付与対象者の区分及び人数(名)

当社取締役 3 

当社従業員 9 

新株予約権の数(個) ※

1,525 (注)1

新株予約権の目的となる株式の種類、内容及び数(株) ※

普通株式 12,200 (注)1、6

新株予約権の行使時の払込金額(円)※

465 (注)2、6

新株予約権の行使期間 ※

2017年2月24日~2025年2月23日

新株予約権の行使により株式を発行する場合の株式の発行価格及び資本組入額(円) ※

発行価格  465

資本組入額 232.5 (注)3、6

新株予約権の行使の条件 ※

(注)4

新株予約権の譲渡に関する事項 ※

新株予約権の譲渡、質入その他の処分は認めない。

組織再編成行為に伴う新株予約権の交付に関する事項 ※

(注)5

 

※ 当事業年度の末日(2023年7月31日)における内容を記載しております。なお、本書提出日の前月末現在(2023年9月30日)において、これらの事項に変更はありません。

(注)1 新株予約権1個につき目的となる株式数は、8株であります。

ただし、新株予約権の割当て日後、当社が株式分割(当社普通株式の株式無償割当てを含む。以下同じ。)、株式併合を行う場合は、次の算式により付与株式数を調整、調整の結果生じる1株未満の端数は、これを切り捨てる。

調整後付与株式数

調整前付与株式数

×

分割・併合の比率

 

2 新株予約権の割当て日後、当社が株式分割、株式併合を行う場合は、次の算式により行使価額を調整し、調整により生ずる1円未満の端数は切り上げる。

調整後行使価額

調整前行使価額

×

分割・併合の比率

 

また、新株予約権の割当て日後に時価を下回る価額で新株式の発行又は自己株式の処分を行う場合は、次の算式により行使価額を調整し、調整により生ずる1円未満の端数は切り上げる。

 

 

 

 

既発行株式数

新株発行(処分)株式数×1株当たり払込金額

調整後行使価額

調整前行使価額

×

時 価

既発行株式数+新株発行(処分)株式数

 

3(1)新株予約権の行使により株式を発行する場合における増加する資本金の額は、会社計算規則第17 条第1項に従い算出される資本金等増加限度額の2分の1の金額とし、計算の結果生じる1円未満の端数は、これを切り上げる。

(2)新株予約権の行使により株式を発行する場合における増加する資本準備金の額は、上記(1)記載の資本金等増加限度額から上記(1)に定める増加する資本金の額を減じた額とする。

4(1)当社普通株式にかかる株式公開があった場合に限り、新株予約権を行使することができる。

(2)新株予約権者が新株予約権を放棄した場合には、当該新株予約権を行使することができない。

5 当社が、合併(当社が合併により消滅する場合に限る)、吸収分割もしくは新設分割(それぞれ当社が分割会社となる場合に限る)又は株式交換もしくは株式移転(それぞれ当社が完全子会社となる場合に限る)(以上を総称して以下、「組織再編行為」という)をする場合には、組織再編行為の効力発生日(吸収合併につき吸収合併がその効力を生ずる日、新設合併につき新設合併設立株式会社の成立の日、吸収分割につき吸収分割がその効力を生ずる日、新設分割につき新設分割設立株式会社の成立の日、株式交換につき株式交換がその効力を生ずる日及び株式移転につき株式移転設立完全親会社の成立の日をいう。以下同じ)の直前において残存する新株予約権(以下、「残存新株予約権」という)を保有する新株予約権者に対し、それぞれの場合につき、会社法第236条第1項第8号イからホまでに掲げる株式会社(以下、「再編対象会社」という)の新株予約権をそれぞれ交付することとする。ただし、以下の各号に沿って再編対象会社の新株予約権を交付する旨を、吸収合併契約、新設合併契約、吸収分割契約、新設分割計画、株式交換契約又は株式移転計画において定めることを条件とする。

 

(1)交付する再編対象会社の新株予約権の数

新株予約権者が保有する残存新株予約権の数と同一の数をそれぞれ交付する。

(2)新株予約権の目的である再編対象会社の株式の種類

再編対象会社の普通株式とする。

(3)新株予約権の目的である再編対象会社の株式の数

組織再編行為の条件等を勘案の上、新株予約権発行要項(以下、「要項」という)に準じて決定する。

(4)新株予約権の行使に際して出資される財産の価額

交付される各新株予約権の行使に際して出資される財産の価額は、組織再編行為の条件等を勘案の上、要項で定められる行使価額を調整して得られる再編後の行使価額に、要項に従って決定される当該新株予約権の目的である再編対象会社の株式の数を乗じて得られる金額とする。

(5)新株予約権を行使することができる期間

要項に定める新株予約権を行使することができる期間の開始日と組織再編行為の効力発生日のうちいずれか遅い日から、要項に定める新株予約権を行使することができる期間の満了日までとする。

(6)新株予約権の行使により株式を発行する場合における増加する資本金及び資本準備金に関する事項

要項に準じて決定する。

(7)譲渡による新株予約権の取得の制限

譲渡による新株予約権の取得については、再編対象会社の取締役会の決議による承認を要する。

(8)新株予約権の取得条項

要項に準じて決定する。

(9)その他の新株予約権の行使の条件

要項に準じて決定する。

6 当社は、2016年9月20日付で普通株式1株につき2株の割合で、2022年6月1日付で普通株式1株につき2株の割合で、2022年12月1日付で普通株式1株につき2株の割合で株式分割を行っております。これにより「新株予約権の目的となる株式の数」、「新株予約権の行使時の払込金額」及び「新株予約権の行使により株式を発行する場合の株式の発行価格及び資本組入額」が調整されております。

 

 

 

決議年月日

2019年3月18日

付与対象者の区分及び人数(名)

当社取締役  3 

当社従業員  51 

新株予約権の数(個) ※

236 [233] (注)1

新株予約権の目的となる株式の種類、内容及び数(株) ※

普通株式 94,400 [93,200] (注)1、6

新株予約権の行使時の払込金額(円)※

465 (注)2、6

新株予約権の行使期間 ※

2021年3月18日~2028年3月17日

新株予約権の行使により株式を発行する場合の株式の発行価格及び資本組入額(円) ※

発行価格  465

資本組入額 232.5 (注)3、6

新株予約権の行使の条件 ※

 (注)4

新株予約権の譲渡に関する事項 ※

新株予約権の譲渡、質入その他の処分は認めない。

組織再編成行為に伴う新株予約権の交付に関する事項 ※

 (注)5

 

 ※ 当事業年度末(2023年7月31日)における内容を記載しております。当事業年度の末日から提出日の前月末現在(2023年9月30日)にかけて変更された事項については、提出日の前月末現在における内容を[ ]内に記載しており、その他の事項については当事業年度の末日における内容から変更はありません。

(注)1 新株予約権1個につき目的となる株式数は、400株であります。

2 行使価額は、465 円を下限としております。ただし、行使価額は下記に定める調整に服する。

割当て日以降、当社が当社普通株式につき、次の(1)又は(2)を行う場合、行使価額をそれぞれ次に定める算式(以下、「行使価額調整式」という)により調整し、調整の結果生じる1円未満の端数はこれを切り上げる。

(1)当社が株式分割(当社普通株式の株式無償割当てを含む。以下同じ。)又は株式併合を行う場合

調整後行使価額

 調整前行使価額

×

株式分割又は株式併合の比率

 

(2)当社が時価を下回る価額で新株式の発行又は自己株式の処分を行う場合(会社法第 194 条の規定(単元未満株主による単元未満株式売渡請求)に基づく自己株式の売渡し、当社普通株式に転換される証券もしくは転換できる証券の転換又は当社普通株式の交付を請求できる新株予約権(新株予約権付社債に付されたものを含む)の行使による場合を除く)

調整後行使価額

調整前

行使価額

×

既発行株式数+

新規発行株式数×1 株当たり払込金額

 

時  価

既発行株式数+新規発行株式数

 

① 行使価額調整式に使用する「時価」は、次に定める価額とする。

a. 当社の株式公開(下記b)に定める場合をいう)の日の前日以前の場合「調整後行使価額を適用する日」(以下、「適用日」という)の前日における調整前行使価額

b.当社普通株式が、国内のいずれかの金融商品取引所に上場された場合(「株式公開」という)

適用日に先立つ45取引日目に始まる30取引日における上場金融商品取引所(ただし、当社普通株式の上場する金融商品取引所が複数の場合は、当該期間における当社普通株式の出来高、値付率等を考慮して最も適切と判断される主たる取引所)における当社普通株式の普通取引の終値(気配表示を含む。以下同じ)の平均値(終値のない日を除く)とする。なお、「平均値」は、円位未満小数第2位を四捨五入して小数第1位まで算出する。

② 行使価額調整式に使用する「既発行株式数」は、基準日がある場合はその日、その他の場合は適用日の1か月前の日における当社の発行済普通株式総数から当社が保有する当社普通株式にかかる自己株式数を控除した数とする。

③ 自己株式の処分を行う場合には、行使価額調整式に使用する「新規発行株式数」を「処分する自己株式数」に読み替える。

 

3(1)新株予約権の行使により株式を発行する場合における増加する資本金の額は、会社計算規則第17 条第1項に従い算出される資本金等増加限度額の2分の1の金額とし、計算の結果生じる1円未満の端数は、これを切り上げる。

(2)新株予約権の行使により株式を発行する場合における増加する資本準備金の額は、上記(1)記載の資本金等増加限度額から上記(1)に定める増加する資本金の額を減じた額とする。

4(1)当社普通株式にかかる株式公開があった場合に限り、新株予約権を行使することができる。

(2)新株予約権者が新株予約権を放棄した場合には、当該新株予約権を行使することができない。

5 当社が、合併(当社が合併により消滅する場合に限る)、吸収分割もしくは新設分割(それぞれ当社が分 割会社となる場合に限る)又は株式交換もしくは株式移転(それぞれ当社が完全子会社となる場合に限る)(以上を総称して以下、「組織再編行為」という)をする場合には、組織再編行為の効力発生日(吸収合併につき吸収合併がその効力を生ずる日、新設合併につき新設合併設立株式会社の成立の日、吸収分割につき吸収分割がその効力を生ずる日、新設分割につき新設分割設立株式会社の成立の日、株式交換につき株式交換がその効力を生ずる日及び株式移転につき株式移転設立完全親会社の成立の日をいう。以下同じ)の直前において残存する新株予約権(以下、「残存新株予約権」という)を保有する新株予約権者に対し、それぞれの場合につき、会社法第236条第1項第8号イからホまでに掲げる株式会社(以下、「再編対象会社」という)の新株予約権をそれぞれ交付することとする。ただし、以下の各号に沿って再編対象会社の新株予約権を交付する旨を、吸収合併契約、新設合併契約、吸収分割契約、新設分割計画、株式交換契約又は株式移転計画において定めることを条件とする。

(1)交付する再編対象会社の新株予約権の数

新株予約権者が保有する残存新株予約権の数と同一の数をそれぞれ交付する。

(2)新株予約権の目的である再編対象会社の株式の種類

再編対象会社の普通株式とする。

(3)新株予約権の目的である再編対象会社の株式の数

組織再編行為の条件等を勘案の上、新株予約権発行要項(以下、「要項」という)に準じて決定する。

(4)新株予約権の行使に際して出資される財産の価額

交付される各新株予約権の行使に際して出資される財産の価額は、組織再編行為の条件等を勘案の上、要項で定められる行使価額を調整して得られる再編後の行使価額に、要項に従って決定される当該新株予約権の目的である再編対象会社の株式の数を乗じて得られる金額とする。

(5)新株予約権を行使することができる期間

要項に定める新株予約権を行使することができる期間の開始日と組織再編行為の効力発生日のうちいずれか遅い日から、要項に定める新株予約権を行使することができる期間の満了日までとする。

(6)新株予約権の行使により株式を発行する場合における増加する資本金及び資本準備金に関する事項

要項に準じて決定する。

(7)譲渡による新株予約権の取得の制限

譲渡による新株予約権の取得については、再編対象会社の取締役会の決議による承認を要する。

(8)新株予約権の取得条項

要項に準じて決定する。

(9)その他の新株予約権の行使の条件

要項に準じて決定する。

6 当社は、2022年6月1日付で普通株式1株につき2株の割合で、2022年12月1日付で普通株式1株につき2株の割合で株式分割を行っております。これにより「新株予約権の目的となる株式の数」、「新株予約権の行使時の払込金額」及び「新株予約権の行使により株式を発行する場合の株式の発行価格及び資本組入額」が調整されております。

 

 

 

 

決議年月日

2021年10月18日

2021年11月29日

付与対象者の区分及び人数(名)

社外協力者 1

社外協力者 1

新株予約権の数(個) ※

11 (注)1

11 (注)1

新株予約権の目的となる株式の種類、内容及び数(株) ※

普通株式 4,400 (注)1、6

普通株式 4,400 (注)1、6

新株予約権の行使時の払込金額(円)※

945 (注)2、6

1,635 (注)2、6

新株予約権の行使期間 ※

2023年11月1日~2031年11月3日

2023年12月1日~2031年12月13日

新株予約権の行使により株式を発行する場合の株式の発行価格及び資本組入額(円) ※

発行価格  945 

資本組入額  472.5 (注)3、6

発行価格  1,635 

資本組入額 817.5 (注)3、6

新株予約権の行使の条件 ※

(注)4

新株予約権の譲渡に関する事項 ※

新株予約権の譲渡、質入その他の処分は認めない。

組織再編成行為に伴う新株予約権の交付に関する事項 ※

(注)5

 

※ 当事業年度の末日(2023年7月31日)における内容を記載しております。なお、本書提出日の前月末現在(2023年9月30日)において、これらの事項に変更はありません。

(注)1 新株予約権1個につき目的となる株式数は、400株であります。

ただし、新株予約権の割当て日後、当社が株式分割(当社普通株式の無償割当てを含む。以下同じ。)又は株式併合を行う場合、次の算式により調整されるものとする。ただし、かかる調整は、新株予約権のうち、当該時点で行使されていない新株予約権の目的である株式についてのみ行われ、調整の結果生じる1株未満の端数は、これを切り捨てるものとする。

調整後付与株式数

調整前付与株式数

×

分割(又は併合)の比率

 

2 新株予約権の割当て日後、当社が株式分割又は株式併合を行う場合は、次の算式により行使価額を調整し、調整による1円未満の端数は切り上げる。

調整後行使価額

調整前行使価額

×

分割(又は併合)の比率

 

また、新株予約権の割当て日後、当社が当社普通株式につき時価を下回る価額で新株の発行又は自己株式の処分を行う場合(新株予約権の行使に基づく新株の発行及び自己株式の処分並びに株式交換による自己株式の移転の場合を除く。)、次の算式により行使価額を調整し、調整による1円未満の端数は切り上げる。

 

 

 

 

既発行株式数

新規発行株式数×1株当たり払込金額

調整後行使価額

調整前行使価額

×

新規発行前の1株当たり時価

既発行株式数+新規発行株式数

 

 

3(1)新株予約権の行使により株式を発行する場合における増加する資本金の額は、会社計算規則第17 条第1項に従い算出される資本金等増加限度額の2分の1の金額とし、計算の結果生じる1円未満の端数は、これを切り上げる。

(2)新株予約権の行使により株式を発行する場合における増加する資本準備金の額は、上記(1)記載の資本金等増加限度額から上記(1)に定める増加する資本金の額を減じた額とする。

4(1)新株予約権の割当てを受けた者(以下、「新株予約権者」という。)は2023年7月期から2027年7月期までのいずれかの期において、当社の連結損益計算書(連結損益計算書を作成していない場合においては損益計算書)に記載された経常利益が、1,580百万円を超過した場合にのみ、これ以降本新株予約権を行使することができる。なお、上記における経常利益の判定に際しては、適用される会計基準の変更や当社の業績に多大な影響を及ぼす企業買収等の事象が発生し当社の連結損益計算書(連結損益計算書を作成していない場合には損益計算書)に記載された実績数値で判定を行うことが適切ではないと取締役会が判断した場合には、当社は合理的な範囲で当該企業買収等の影響を排除し、判定に使用する実績数値の調整を行うことができるものとする。

(2)新株予約権者の相続人による本新株予約権の行使は認めない。

(3)本新株予約権の行使によって、当社の発行済株式総数が当該時点における発行可能株式総数を超過することとなる時は、当該本新株予約権の行使を行うことはできない。

(4)各本新株予約権1個未満の行使を行うことはできない。

 

5 当社が、合併(当社が合併により消滅する場合に限る)、吸収分割、新設分割、株式交換又は株式移転(以上を総称して以下、「組織再編行為」という。)を行う場合において、組織再編行為の効力発生日に新株予約権者に対し、それぞれの場合につき、会社法第236条第1項第8号イからホまでに掲げる株式会社(以下、「再編対象会社」という。)の新株予約権をそれぞれ交付することとする。ただし、以下の条件に沿って再編対象会社の新株予約権を交付する旨を、吸収合併契約、新設合併契約、吸収分割契約、新設分割計画、株式交換契約又は株式移転計画において定めた場合に限るものとする。

(1)交付する再編対象会社の新株予約権の数

新株予約権者が保有する残存新株予約権の数と同一の数をそれぞれ交付する。

(2)新株予約権の目的である再編対象会社の株式の種類

再編対象会社の普通株式とする。

(3)新株予約権の目的である再編対象会社の株式の数

組織再編行為の条件等を勘案の上、新株予約権発行要項(以下、「要項」という)に準じて決定する。

(4)新株予約権の行使に際して出資される財産の価額

交付される各新株予約権の行使に際して出資される財産の価額は、組織再編行為の条件等を勘案の上、要項で定められる行使価額を調整して得られる再編後行使価額に、要項に従って決定される当該新株予約権の目的である再編対象会社の株式の数を乗じた額とする。

(5)新株予約権を行使することができる期間

要項に定める行使期間の初日と組織再編行為の効力発生日のうち、いずれか遅い日から要項に定める行使期間の末日までとする。

(6)新株予約権の行使により株式を発行する場合における増加する資本金及び資本準備金に関する事項

要項に準じて決定する。

(7)譲渡による新株予約権の取得の制限

譲渡による新株予約権の取得については、再編対象会社の取締役会の決議による承認を要するものとする。

(8)その他新株予約権の行使の条件

   要項に準じて決定する。

(9)新株予約権の取得事由及び条件

要項に準じて決定する。

(10)その他の条件については、再編対象会社の条件に準じて決定する。

6 当社は、2022年6月1日付で普通株式1株につき2株の割合で、2022年12月1日付で普通株式1株につき2株の割合で株式分割を行っております。これにより「新株予約権の目的となる株式の数」、「新株予約権の行使時の払込金額」及び「新株予約権の行使により株式を発行する場合の株式の発行価格及び資本組入額」が調整されております。

 

決議年月日

2021年12月10日

付与対象者の区分及び人数(名)

当社従業員 37

新株予約権の数(個) ※

181 [180] (注)1

新株予約権の目的となる株式の種類、内容及び数(株) ※

普通株式 36,200 [36,000] (注)1、6

新株予約権の行使時の払込金額(円)※

1,522.5 (注)2、6

新株予約権の行使期間 ※

2023年12月11日~2031年12月10日

新株予約権の行使により株式を発行する場合の株式の発行価格及び資本組入額(円) ※

発行価格  1,522.5

資本組入額 761.25 (注)3、6

新株予約権の行使の条件 ※

(注)4

新株予約権の譲渡に関する事項 ※

新株予約権の譲渡、質入その他の処分は認めない。

組織再編成行為に伴う新株予約権の交付に関する事項 ※

(注)5

 

※ 当事業年度の末日(2023年7月31日)における内容を記載しております。当事業年度の末日から提出日の前月末現在(2023年9月30日)にかけて変更された事項については、提出日の前月末現在における内容を[ ]内に記載しており、その他の事項については当事業年度の末日における内容から変更はありません。

(注)1 新株予約権1個につき目的となる株式数は、200株であります。

ただし、新株予約権の割当て日後、当社が株式分割(当社普通株式の無償割当てを含む。以下同じ。)又は株式併合を行う場合、次の算式により調整されるものとする。ただし、かかる調整は、新株予約権のうち、当該時点で行使されていない新株予約権の目的である株式についてのみ行われ、調整の結果生じる1株未満の端数は、これを切り捨てるものとする。

調整後付与株式数

調整前付与株式数

×

分割(又は併合)の比率

 

2 新株予約権の割当て日後、当社が株式分割又は株式併合を行う場合は、次の算式により行使価額を調整し、調整による1円未満の端数は切り上げる。

調整後行使価額

調整前行使価額

×

分割(又は併合)の比率

 

また、新株予約権の割当て日後、当社が当社普通株式につき時価を下回る価額で新株の発行又は自己株式の処分を行う場合(新株予約権の行使に基づく新株の発行及び自己株式の処分並びに株式交換による自己株式の移転の場合を除く。)、次の算式により行使価額を調整し、調整による1円未満の端数は切り上げる。

 

 

 

 

既発行株式数

新規発行株式数×1株当たり払込金額

調整後行使価額

調整前行使価額

×

新規発行前の1株当たり時価

既発行株式数+新規発行株式数

 

 

3(1)新株予約権の行使により株式を発行する場合における増加する資本金の額は、会社計算規則第17 条第1項に従い算出される資本金等増加限度額の2分の1の金額とし、計算の結果生じる1円未満の端数は、これを切り上げる。

(2)新株予約権の行使により株式を発行する場合における増加する資本準備金の額は、上記(1)記載の資本金等増加限度額から上記(1)に定める増加する資本金の額を減じた額とする。

4(1)新株予約権者は、新株予約権の権利行使時においても、当社又は当社関係会社の取締役、監査役又は従業員であることを要する。ただし、任期満了による退任、定年退職、その他正当な理由があると取締役会が認めた場合は、この限りではない。

(2)新株予約権者の相続人による本新株予約権の行使は認めない。

(3)本新株予約権の行使によって、当社の発行済株式総数が当該時点における発行可能株式総数を超過することとなる時は、当該本新株予約権の行使を行うことはできない。

(4)各本新株予約権1個未満の行使を行うことはできない。

 

5 当社が、合併(当社が合併により消滅する場合に限る)、吸収分割、新設分割、株式交換又は株式移転(以上を総称して以下、「組織再編行為」という。)を行う場合において、組織再編行為の効力発生日に新株予約権者に対し、それぞれの場合につき、会社法第236条第1項第8号イからホまでに掲げる株式会社(以下、「再編対象会社」という。)の新株予約権をそれぞれ交付することとする。ただし、以下の条件に沿って再編対象会社の新株予約権を交付する旨を、吸収合併契約、新設合併契約、吸収分割契約、新設分割計画、株式交換契約又は株式移転計画において定めた場合に限るものとする。

(1)交付する再編対象会社の新株予約権の数

新株予約権者が保有する残存新株予約権の数と同一の数をそれぞれ交付する。

(2)新株予約権の目的である再編対象会社の株式の種類

再編対象会社の普通株式とする。

(3)新株予約権の目的である再編対象会社の株式の数

組織再編行為の条件等を勘案の上、新株予約権発行要項(以下、「要項」という)に準じて決定する。

(4)新株予約権の行使に際して出資される財産の価額

交付される各新株予約権の行使に際して出資される財産の価額は、組織再編行為の条件等を勘案の上、要項で定められる行使価額を調整して得られる再編後行使価額に、要項に従って決定される当該新株予約権の目的である再編対象会社の株式の数を乗じた額とする。

(5)新株予約権を行使することができる期間

要項に定める行使期間の初日と組織再編行為の効力発生日のうち、いずれか遅い日から要項に定める行使期間の末日までとする。

(6)新株予約権の行使により株式を発行する場合における増加する資本金及び資本準備金に関する事項

要項に準じて決定する。

(7)譲渡による新株予約権の取得の制限

譲渡による新株予約権の取得については、再編対象会社の取締役会の決議による承認を要するものとする。

(8)その他新株予約権の行使の条件

   要項に準じて決定する。

(9)新株予約権の取得事由及び条件

要項に準じて決定する。

(10)その他の条件については、再編対象会社の条件に準じて決定する。

6 当社は、2022年6月1日付で普通株式1株につき2株の割合で、2022年12月1日付で普通株式1株につき2株の割合で株式分割を行っております。これにより「新株予約権の目的となる株式の数」、「新株予約権の行使時の払込金額」及び「新株予約権の行使により株式を発行する場合の株式の発行価格及び資本組入額」が調整されております。

 

決議年月日

2021年12月10日

付与対象者の区分及び人数(名)

当社取締役 2

当社監査役 1

新株予約権の数(個) ※

20 (注)1

新株予約権の目的となる株式の種類、内容及び数(株) ※

普通株式 4,000 (注)1、6

新株予約権の行使時の払込金額(円)※

1,522.5 (注)2、6

新株予約権の行使期間 ※

2023年12月11日~2031年12月10日

新株予約権の行使により株式を発行する場合の株式の発行価格及び資本組入額(円) ※

発行価格  1,522.5

資本組入額 761.25 (注)3、6

新株予約権の行使の条件 ※

(注)4

新株予約権の譲渡に関する事項 ※

新株予約権の譲渡、質入その他の処分は認めない。

組織再編成行為に伴う新株予約権の交付に関する事項 ※

(注)5

 

※ 当事業年度の末日(2023年7月31日)における内容を記載しております。なお、本書提出日の前月末現在(2023年9月30日)において、これらの事項に変更はありません。

(注)1 新株予約権1個につき目的となる株式数は、200株であります。

ただし、新株予約権の割当て日後、当社が株式分割(当社普通株式の無償割当てを含む。以下同じ。)又は株式併合を行う場合、次の算式により調整されるものとする。ただし、かかる調整は、新株予約権のうち、当該時点で行使されていない新株予約権の目的である株式についてのみ行われ、調整の結果生じる1株未満の端数は、これを切り捨てるものとする。

調整後付与株式数

調整前付与株式数

×

分割(又は併合)の比率

 

2 新株予約権の割当て日後、当社が株式分割又は株式併合を行う場合は、次の算式により行使価額を調整し、調整による1円未満の端数は切り上げる。

調整後行使価額

調整前行使価額

×

分割(又は併合)の比率

 

また、新株予約権の割当て日後、当社が当社普通株式につき時価を下回る価額で新株の発行又は自己株式の処分を行う場合(新株予約権の行使に基づく新株の発行及び自己株式の処分並びに株式交換による自己株式の移転の場合を除く。)、次の算式により行使価額を調整し、調整による1円未満の端数は切り上げる。

 

 

 

 

既発行株式数

新規発行株式数×1株当たり払込金額

調整後行使価額

調整前行使価額

×

新規発行前の1株当たり時価

既発行株式数+新規発行株式数

 

3(1)新株予約権の行使により株式を発行する場合における増加する資本金の額は、会社計算規則第17 条第1項に従い算出される資本金等増加限度額の2分の1の金額とし、計算の結果生じる1円未満の端数は、これを切り上げる。

(2)新株予約権の行使により株式を発行する場合における増加する資本準備金の額は、上記(1)記載の資本金等増加限度額から上記(1)に定める増加する資本金の額を減じた額とする。

4(1)新株予約権の割当てを受けた者(以下、「新株予約権者」という。)は2023年7月期から2027年7月期までのいずれかの期において、当社の連結損益計算書(連結損益計算書を作成していない場合においては損益計算書)に記載された経常利益が、1,580百万円を超過した場合にのみ、これ以降本新株予約権を行使することができる。なお、上記における経常利益の判定に際しては、適用される会計基準の変更や当社の業績に多大な影響を及ぼす企業買収等の事象が発生し当社の連結損益計算書(連結損益計算書を作成していない場合には損益計算書)に記載された実績数値で判定を行うことが適切ではないと取締役会が判断した場合には、当社は合理的な範囲で当該企業買収等の影響を排除し、判定に使用する実績数値の調整を行うことができるものとする。

(2)新株予約権者は、新株予約権の権利行使時においても、当社又は当社関係会社の取締役、監査役又は従業員であることを要する。ただし、任期満了による退任、定年退職、その他正当な理由があると取締役会が認めた場合は、この限りではない。

(3)新株予約権者の相続人による本新株予約権の行使は認めない。

(4)本新株予約権の行使によって、当社の発行済株式総数が当該時点における発行可能株式総数を超過することとなる時は、当該本新株予約権の行使を行うことはできない。

(5)各本新株予約権1個未満の行使を行うことはできない。

 

5 当社が、合併(当社が合併により消滅する場合に限る)、吸収分割、新設分割、株式交換又は株式移転(以上を総称して以下、「組織再編行為」という。)を行う場合において、組織再編行為の効力発生日に新株予約権者に対し、それぞれの場合につき、会社法第236条第1項第8号イからホまでに掲げる株式会社(以下、「再編対象会社」という。)の新株予約権をそれぞれ交付することとする。ただし、以下の条件に沿って再編対象会社の新株予約権を交付する旨を、吸収合併契約、新設合併契約、吸収分割契約、新設分割計画、株式交換契約又は株式移転計画において定めることを条件とする。

(1)交付する再編対象会社の新株予約権の数

新株予約権者が保有する残存新株予約権の数と同一の数をそれぞれ交付する。

(2)新株予約権の目的である再編対象会社の株式の種類

再編対象会社の普通株式とする。

(3)新株予約権の目的である再編対象会社の株式の数

組織再編行為の条件等を勘案の上、新株予約権発行要項(以下、「要項」という)に準じて決定する。

(4)新株予約権の行使に際して出資される財産の価額

交付される各新株予約権の行使に際して出資される財産の価額は、組織再編行為の条件等を勘案の上、要項で定められる行使価額を調整して得られる再編後行使価額に、要項に従って決定される当該新株予約権の目的である再編対象会社の株式の数を乗じた額とする。

(5)新株予約権を行使することができる期間

要項に定める行使期間の初日と組織再編行為の効力発生日のうち、いずれか遅い日から要項に定める行使期間の末日までとする。

(6)新株予約権の行使により株式を発行する場合における増加する資本金及び資本準備金に関する事項

要項に準じて決定する。

(7)譲渡による新株予約権の取得の制限

譲渡による新株予約権の取得については、再編対象会社の取締役会の決議による承認を要する。

(8)その他新株予約権の行使の条件

   要項に準じて決定する。

(9)新株予約権の取得事由及び条件

要項に準じて決定する。

(10)その他の条件については、再編対象会社の条件に準じて決定する。

6 当社は、2022年6月1日付で普通株式1株につき2株の割合で、2022年12月1日付で普通株式1株につき2株の割合で株式分割を行っております。これにより「新株予約権の目的となる株式の数」、「新株予約権の行使時の払込金額」及び「新株予約権の行使により株式を発行する場合の株式の発行価格及び資本組入額」が調整されております。

 

② 【ライツプランの内容】

該当事項はありません。

 

 

(4)【発行済株式総数、資本金等の推移】

 

年月日

発行済株式
総数増減数
(株)

発行済株式
総数残高
(株)

資本金増減額
 
(千円)

資本金残高
 
(千円)

資本準備金
増減額
(千円)

資本準備金
残高
(千円)

2021年7月20日

(注)1

284,000

1,428,000

500,351

600,351

500,351

500,351

2021年7月30日

(注)2

53,500

1,481,500

94,256

694,607

94,256

594,607

2021年8月1日~

2022年5月31日

(注)3

2,050

1,483,550

1,906

696,513

1,906

596,513

2022年6月1日

(注)4

1,483,550

2,967,100

696,513

596,513

2022年6月2日~

2022年7月31日

(注)3

800

2,967,900

372

696,886

372

596,886

2022年8月1日~

2022年11月30日

(注)3

7,200

2,975,100

3,348

700,234

3,348

600,234

2022年12月1日

(注)4

2,975,100

5,950,200

700,234

600,234

2022年12月2日~

2023年7月31日

(注)3

1,600

5,951,800

372

700,606

372

600,606

 

(注)1 有償一般募集(ブックビルディング方式による募集)

発行価格    3,830円

引受価額  3,523.60円

資本組入額 1,761.80円

2 有償第三者割当て(オーバーアロットメントによる売出しに関連した第三者割当て増資)

発行価格    3,830円

資本組入額 1,761.80円

割当て先 SMBC日興証券株式会社

3 新株予約権の権利行使によるものであります。

4 株式分割(1:2)によるものであります。

 

(5)【所有者別状況】

2023年7月31日現在

区分

株式の状況(1単元の株式数 100株)

単元未満
株式の状況
(株)

政府及び
地方公共
団体

金融機関

金融商品
取引業者

その他の
法人

外国法人等

個人
その他

個人以外

個人

株主数
(人)

2

13

12

14

3

519

563

所有株式数
(単元)

2,540

951

25,112

1,343

17

29,542

59,505

1,300

所有株式数
の割合(%)

4.27

1.60

42.20

2.26

0.03

49.64

100.00

 

 

 

(6)【大株主の状況】

2023年7月31日現在

氏名又は名称

住所

所有株式数
(株)

発行済株式
(自己株式を
除く。)の
総数に対する
所有株式数
の割合(%)

株式会社ブレインネット

東京都豊島区池袋三丁目34番7号

2,288,000

38.44

榮   章 博

東京都豊島区

1,996,000

33.54

片 貝   哲 太

東京都千代田区

327,300

5.50

株式会社日本カストディ銀行(信託口)

東京都中央区晴海一丁目8番12号

249,400

4.19

ファ-ストヴィレッジ株式会社

東京都中央区銀座八丁目5番6号

160,000

2.69

ランドネット従業員持株会

東京都豊島区南池袋一丁目16番15号

124,100

2.09

芥   好 夫

香川県丸亀市

78,000

1.31

猪 俣   崇

東京都江戸川区

53,500

0.90

上田八木短資株式会社

大阪府大阪市中央区高麗橋二丁目4番2号

51,000

0.86

楽天証券株式会社

東京都港区南青山二丁目6番21号

47,000

0.79

5,374,300

90.30

 

(注)1 株式会社ブレインネットは、当社代表取締役社長榮章博の資産管理会社であります。

2 発行済株式(自己株式を除く。)の総数に対する所有株式数の割合は、小数点第3位を四捨五入して表示しております。

 

① 【連結貸借対照表】

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

(単位:千円)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

前連結会計年度

(2022年7月31日)

当連結会計年度

(2023年7月31日)

資産の部

 

 

 

流動資産

 

 

 

 

現金及び預金

※1 3,882,000

※1 3,272,694

 

 

売掛金

19,476

29,847

 

 

販売用不動産

※1 7,506,805

※1 11,496,600

 

 

未成工事支出金

105,759

122,776

 

 

前渡金

465,279

637,496

 

 

前払費用

128,732

139,111

 

 

その他

49,681

106,514

 

 

貸倒引当金

8,280

 

 

流動資産合計

12,149,456

15,805,040

 

固定資産

 

 

 

 

有形固定資産

 

 

 

 

 

建物(純額)

※1※2 848,768

※1※2 1,158,854

 

 

 

工具、器具及び備品(純額)

※2 59,444

※2 58,490

 

 

 

土地

※1 1,103,772

※1 1,505,379

 

 

 

リース資産(純額)

※2 8,685

※2 6,510

 

 

 

有形固定資産合計

2,020,671

2,729,234

 

 

無形固定資産

 

 

 

 

 

ソフトウエア

393,556

449,683

 

 

 

ソフトウエア仮勘定

131,019

196,747

 

 

 

その他

400

400

 

 

 

無形固定資産合計

524,976

646,832

 

 

投資その他の資産

 

 

 

 

 

長期前払費用

81,498

121,036

 

 

 

敷金及び保証金

462,699

473,677

 

 

 

繰延税金資産

134,272

155,977

 

 

 

その他

46,194

58,031

 

 

 

貸倒引当金

19,150

30,348

 

 

 

投資その他の資産合計

705,514

778,373

 

 

固定資産合計

3,251,162

4,154,440

 

資産合計

15,400,618

19,959,480

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

(単位:千円)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

前連結会計年度

(2022年7月31日)

当連結会計年度

(2023年7月31日)

負債の部

 

 

 

流動負債

 

 

 

 

買掛金

42,532

98,988

 

 

短期借入金

※1※4 3,435,756

※1※4 5,688,288

 

 

1年内償還予定の社債

23,000

20,000

 

 

1年内返済予定の長期借入金

※1 223,488

※1※4 414,072

 

 

リース債務

2,377

2,377

 

 

未払金

825,424

852,319

 

 

未払法人税等

316,095

284,527

 

 

前受金

324,447

355,769

 

 

預り金

695,951

845,985

 

 

預り保証金

384,827

400,779

 

 

賞与引当金

66,758

88,141

 

 

その他

103,202

232,143

 

 

流動負債合計

6,443,861

9,283,392

 

固定負債

 

 

 

 

社債

30,000

10,000

 

 

長期借入金

※1※4 2,230,490

※1※4 2,982,655

 

 

リース債務

7,119

4,741

 

 

退職給付に係る負債

50,953

68,468

 

 

資産除去債務

205,029

220,803

 

 

長期預り保証金

33,020

 

 

賃貸事業預り敷金

208,853

224,017

 

 

固定負債合計

2,732,445

3,543,707

 

負債合計

9,176,307

12,827,099

純資産の部

 

 

 

株主資本

 

 

 

 

資本金

696,886

700,606

 

 

資本剰余金

596,886

600,606

 

 

利益剰余金

4,917,834

5,810,179

 

 

株主資本合計

6,211,606

7,111,391

 

その他の包括利益累計額

 

 

 

 

為替換算調整勘定

6,239

6,842

 

 

退職給付に係る調整累計額

96

687

 

 

その他の包括利益累計額合計

6,336

6,155

 

新株予約権

6,369

14,834

 

純資産合計

6,224,311

7,132,380

負債純資産合計

15,400,618

19,959,480

 

【連結損益計算書】

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

(単位:千円)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

前連結会計年度

(自 2021年8月1日

 至 2022年7月31日)

当連結会計年度

(自 2022年8月1日

 至 2023年7月31日)

売上高

※1 51,870,742

※1 63,647,613

売上原価

※2 44,423,105

※2 54,686,467

売上総利益

7,447,636

8,961,145

販売費及び一般管理費

※3 5,942,242

※3 7,440,421

営業利益

1,505,394

1,520,724

営業外収益

 

 

 

受取利息及び配当金

39

47

 

違約金収入

35,227

29,372

 

不動産取得税還付金

15

 

貸倒引当金戻入額

8,450

9,480

 

その他

7,091

7,618

 

営業外収益合計

50,823

46,517

営業外費用

 

 

 

支払利息

65,190

94,379

 

違約金

29,972

20,856

 

支払手数料

45,247

75,846

 

支払保証料

8,164

8,963

 

その他

19,084

5,089

 

営業外費用合計

167,658

205,134

経常利益

1,388,560

1,362,107

特別利益

 

 

 

固定資産売却益

※4 44,714

※4 132,151

 

特別利益合計

44,714

132,151

特別損失

 

 

 

固定資産売却損

※5 1,269

 

固定資産除却損

※6 618

※6 14,790

 

特別損失合計

618

16,060

税金等調整前当期純利益

1,432,655

1,478,199

法人税、住民税及び事業税

511,009

511,498

法人税等調整額

34,034

21,358

法人税等合計

476,975

490,139

当期純利益

955,680

988,060

親会社株主に帰属する当期純利益

955,680

988,060

 

1 報告セグメントの概要

当社グループの報告セグメントは、当社グループの構成単位のうち分離された財務情報が入手可能であり、経営者が、経営資源の配分の決定及び業績を評価するために、定期的に検討を行う対象となっているものであります。

当社グループは、当社及び当社の連結子会社等を基礎とした業種別のセグメントから構成されており、「不動産売買事業」及び「不動産賃貸管理事業」の2つを報告セグメントとしております。

なお、報告セグメントの主な内容は以下のとおりであります。

(1)不動産売買事業・・・・・・不動産買取販売事業、不動産仲介事業、リフォーム・リノベーション事業

(2)不動産賃貸管理事業・・・・不動産賃貸管理事業、不動産賃貸事業、家賃保証事業

 

① 【貸借対照表】

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

(単位:千円)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

前事業年度

(2022年7月31日)

当事業年度

(2023年7月31日)

資産の部

 

 

 

流動資産

 

 

 

 

現金及び預金

※1 3,800,045

※1 3,188,134

 

 

売掛金

19,476

30,713

 

 

販売用不動産

※1 7,506,805

※1 11,496,600

 

 

未成工事支出金

105,759

122,776

 

 

前渡金

458,673

631,063

 

 

前払費用

127,818

138,516

 

 

立替金

※4 37,809

※4 51,360

 

 

その他

12,571

57,010

 

 

貸倒引当金

8,280

 

 

流動資産合計

12,060,680

15,716,174

 

固定資産

 

 

 

 

有形固定資産

 

 

 

 

 

建物(純額)

※1 848,768

※1 1,158,854

 

 

 

工具、器具及び備品(純額)

59,444

58,490

 

 

 

土地

※1 1,103,772

※1 1,505,379

 

 

 

リース資産(純額)

8,685

6,510

 

 

 

有形固定資産合計

2,020,671

2,729,234

 

 

無形固定資産

 

 

 

 

 

ソフトウエア

393,556

449,683

 

 

 

ソフトウエア仮勘定

131,019

196,747

 

 

 

その他

400

400

 

 

 

無形固定資産合計

524,976

646,832

 

 

投資その他の資産

 

 

 

 

 

関係会社株式

18,218

18,218

 

 

 

長期前払費用

80,793

121,036

 

 

 

敷金及び保証金

460,201

471,222

 

 

 

繰延税金資産

129,005

149,169

 

 

 

その他

※4 46,194

※4 58,031

 

 

 

貸倒引当金

19,150

30,348

 

 

 

投資その他の資産合計

715,262

787,329

 

 

固定資産合計

3,260,910

4,163,395

 

資産合計

15,321,590

19,879,570

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

(単位:千円)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

前事業年度

(2022年7月31日)

当事業年度

(2023年7月31日)

負債の部

 

 

 

流動負債

 

 

 

 

買掛金

41,832

98,213

 

 

短期借入金

※1※2 3,435,756

※1※2 5,688,288

 

 

1年内償還予定の社債

23,000

20,000

 

 

1年内返済予定の長期借入金

※1 223,488

※1※2 414,072

 

 

リース債務

2,377

2,377

 

 

未払金

※4 838,732

※4 873,325

 

 

未払法人税等

310,271

274,245

 

 

前受金

303,181

332,386

 

 

預り金

※4 698,530

※4 848,682

 

 

預り保証金

384,827

400,779

 

 

賞与引当金

66,758

88,141

 

 

その他

101,956

231,177

 

 

流動負債合計

6,430,714

9,271,690

 

固定負債

 

 

 

 

社債

30,000

10,000

 

 

長期借入金

※1※2 2,230,490

※1※2 2,982,655

 

 

リース債務

7,119

4,741

 

 

退職給付引当金

51,092

67,478

 

 

資産除去債務

205,029

220,803

 

 

長期預り保証金

33,020

 

 

賃貸事業預り敷金

208,853

224,017

 

 

固定負債合計

2,732,584

3,542,717

 

負債合計

9,163,299

12,814,407

純資産の部

 

 

 

株主資本

 

 

 

 

資本金

696,886

700,606

 

 

資本剰余金

 

 

 

 

 

資本準備金

596,886

600,606

 

 

 

資本剰余金合計

596,886

600,606

 

 

利益剰余金

 

 

 

 

 

利益準備金

25,000

25,000

 

 

 

その他利益剰余金

 

 

 

 

 

 

繰越利益剰余金

4,833,150

5,724,116

 

 

 

利益剰余金合計

4,858,150

5,749,116

 

 

株主資本合計

6,151,922

7,050,328

 

新株予約権

6,369

14,834

 

純資産合計

6,158,291

7,065,162

負債純資産合計

15,321,590

19,879,570

 

② 【損益計算書】

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

(単位:千円)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

前事業年度

(自 2021年8月1日

 至 2022年7月31日)

当事業年度

(自 2022年8月1日

 至 2023年7月31日)

売上高

51,805,895

63,579,609

売上原価

44,403,362

54,665,254

売上総利益

7,402,533

8,914,355

販売費及び一般管理費

※1※5 5,948,703

※1※5 7,443,152

営業利益

1,453,829

1,471,203

営業外収益

 

 

 

受取利息及び配当金

※5 18,102

※5 30,111

 

違約金収入

35,227

29,372

 

受取手数料

352

197

 

関係会社業務受託料

※5 1,320

※5 1,320

 

貸倒引当金戻入額

8,450

9,480

 

不動産取得税還付金

15

 

その他

8,449

7,394

 

営業外収益合計

71,916

77,875

営業外費用

 

 

 

支払利息

64,927

94,209

 

社債利息

262

169

 

違約金

29,972

20,856

 

支払手数料

45,247

75,846

 

支払保証料

8,164

8,963

 

その他

14,807

3,876

 

営業外費用合計

163,381

203,921

経常利益

1,362,364

1,345,157

特別利益

 

 

 

固定資産売却益

※2 44,714

※2 132,151

 

特別利益合計

44,714

132,151

特別損失

 

 

 

固定資産売却損

※3 1,269

 

固定資産除却損

※4 618

※4 14,790

 

特別損失合計

618

16,060

税引前当期純利益

1,406,459

1,461,248

法人税、住民税及び事業税

497,629

494,732

法人税等調整額

35,675

20,164

法人税等合計

461,953

474,568

当期純利益

944,506

986,680