東和ハイシステム株式会社

TOWA Hi SYSTEM CO.,LTD.
岡山市北区野田三丁目12番33号
証券コード:41720
業界:情報・通信業
有価証券報告書の提出日:2022年12月26日

回次

第41期

第42期

第43期

第44期

第45期

決算年月

2018年9月

2019年9月

2020年9月

2021年9月

2022年9月

売上高

(千円)

2,041,405

1,906,425

1,910,043

2,369,643

2,215,419

経常利益

(千円)

454,896

386,356

398,181

571,210

475,052

当期純利益

(千円)

303,311

237,420

245,498

375,566

316,275

持分法を適用した
場合の投資利益

(千円)

資本金

(千円)

68,000

68,000

68,000

343,080

343,080

発行済株式総数

(株)

82,000

82,000

1,968,000

2,228,000

2,228,000

純資産額

(千円)

2,245,600

2,442,156

2,645,902

3,503,041

3,589,799

総資産額

(千円)

3,004,123

2,800,234

3,084,602

4,018,165

4,045,753

1株当たり純資産額

(円)

1,141.05

1,240.93

1,344.46

1,572.28

1,611.22

1株当たり配当額

(円)

500.00

500.00

35.00

65.00

78.00

(うち1株当たり中間配当額)

-)

-)

-)

-)

35.00

1株当たり当期純利益

(円)

178.24

120.64

124.75

173.64

141.96

潜在株式調整後
1株当たり当期純利益

(円)

自己資本比率

(%)

74.8

87.2

85.8

87.2

88.7

自己資本利益率

(%)

14.3

10.1

9.6

12.2

8.9

株価収益率

(倍)

19.6

13.0

配当性向

(%)

11.7

17.3

28.1

37.4

54.9

営業活動による
キャッシュ・フロー

(千円)

290,400

282,152

430,091

247,995

342,682

投資活動による
キャッシュ・フロー

(千円)

233,784

297,379

27,509

574,520

481,224

財務活動による
キャッシュ・フロー

(千円)

83,601

384,064

41,000

444,716

222,735

現金及び現金同等物
の期末残高

(千円)

1,174,617

1,370,085

1,731,666

1,849,858

1,488,580

従業員数

(名)

136

132

127

143

134

株主総利回り

(%)

56.2

(比較指標:配当込みTOPIX)

(%)

-)

-)

-)

-)

92.9

最高株価

(円)

4,300

3,445

最低株価

(円)

2,935

1,791

 

 

(注)1.当社は連結財務諸表を作成しておりませんので、連結会計年度に係る主要な経営指標等の推移については記載しておりません。

2.「収益認識に関する会計基準」(企業会計基準第29号 2020年3月31日)等を第45期の期首から適用してお

  り、第45期に係る主要な経営指標等については、当該会計基準等を適用した後の指標等となっております。

3.持分法を適用した場合の投資利益については、関連会社が存在しないため、記載しておりません。

 

4.当社は、2018年2月16日開催の臨時株主総会の決議により、種類株式を発行する旨の定款の定めを廃止しております。これにより同日付でA種類株式29,350株すべては、1対1の比率で普通株式に移管されております。

5.当社は、2020年7月31日付で普通株式1株につき24株とする株式分割を行っており、発行済株式総数は1,968,000株となっております。

6.2021年9月期の1株当たり配当額65.00円には上場記念配当15.00円を含んでおります。

7.当社は、2020年7月31日付で普通株式1株につき24株とする株式分割を行っておりますが、第41期の期首に当該株式分割が行われたと仮定し、1株当たり純資産額及び1株当たり当期純利益を算定しております。

8.潜在株式調整後1株当たり当期純利益については、潜在株式が存在しないため、記載しておりません。

9.第41期、第42期および第43期の株価収益率については、東京証券取引所JASDAQ(スタンダード)への上場が2020年12月25日であることから記載しておりません。

10.従業員数は、就業人員(当社から社外への出向者を除き、社外から当社への出向者を含む。)であり、臨時雇用者数は従業員数の100分の10未満であるため、記載を省略しております。

11.「『税効果会計に係る会計基準』の一部改正」(企業会計基準第28号 平成30年2月16日)等を第42期の期首から適用しており、第41期に係る主要な経営指標等の推移等については、当該会計基準等を遡って適用した後の指標等となっております。

12.第41期から第44期の株主総利回りおよび比較指標は、2020年12月25日に東京証券取引所JASDAQ(スタンダード)に上場したため、記載しておりません。第45期以降の株主総利回り及び比較指標は、2021年9月期末を基準として算定しております。

13.最高株価および最低株価は、東京証券取引所スタンダード市場におけるものであります。
ただし、当社株価は、2020年12月25日から東京証券取引所JASDAQ(スタンダード)、2022年4月4日より東京証券取引所スタンダード市場に上場されており、それ以前の株価については該当事項がありません。

 

 

2 【沿革】

当社は、レジスターのメーカーであった東和レジスター株式会社が、1978年岡山県岡山市において、その販売地域を各営業所の責任者等へ「のれん分け」を行う際に、岡山地域の責任者であった石井滋久が地域販売会社として現在の東和ハイシステム株式会社の前身である「東和レジスター岡山販売株式会社」を設立いたしました。

当社設立以降の主な沿革は、以下のとおりであります。

 

年月

概要

1978年3月

岡山県岡山市内山下一丁目に、レジスターの販売を目的とする東和レジスター岡山販売株式会社(現当社)(資本金3,500千円)を設立

1980年5月

東和レジスター中国販売株式会社に商号変更

1982年1月

 

社内にコンピューターシステム部を開設し、外食産業向け販売管理ソフト「OFF LINE POS SYSTEM」の販売開始

1984年2月

岡山県岡山市今二丁目に本社を新築移転

4月

接骨院向けレセプトシステム「師範代」の販売開始

1986年6月

歯科医院向けレセプトシステム「Hi Dental System」の販売開始

1987年8月

東和ハイシステム株式会社に商号変更

1992年3月

株式会社日立製作所の特約店となる

1996年4月

歯科医院向けレセプトシステムWindows版「Hi Dental for Windows」の販売開始

1999年6月

歯科医院向け電子カルテシステム「Dental Spirit」の販売開始

2001年1月

画像管理システム「画像報告書 歯医者さん」の販売開始

6月

岡山県岡山市今二丁目に本社新社屋を建設

2006年11月

岡山県岡山市野田三丁目に本社を新築移転 

2007年1月

歯科電子カルテ統合システム「Hi Dental Spirit」の販売開始

2009年10月

電子レセプト請求ソフトを搭載したパッケージとして歯科電子カルテ統合システム「Hi Dental Spirit XR」の販売開始

2010年10月

歯周・視診検査アプリ「i-DS検査」の販売開始

2012年8月

問診アプリ「i-DS問診」の販売開始

2015年1月

自費の治療提案・見積作成アプリ「i-DS自費プランナー」の販売開始

8月

画像アプリ「i-DSビジュアルPro」の販売開始

 

院内情報共有アプリ「i-DSアシスタントPro」の販売開始

2016年8月

歯科電子カルテ統合システム「Hi Dental Spirit XR-10i」の販売開始

2017年2月

予約アプリ「i-DS予約」の販売開始

7月

岡山市北区今二丁目に研修・宿泊施設であるセミナーハウスを開設

2018年1月

岡山市北区野田三丁目に本社別館を取得

2020年2月

歯科医院の受付窓口の利便性を向上させるHi-Payシリーズの販売開始

6月

歯科医院の来患分析を可能とするアプリ「Doctor アシスト Pro」の販売開始

11月

「オンライン資格確認パック」販売開始

12月

東京証券取引所JASDAQ(スタンダード)に上場

2021年1月

スマホ予約「ClinicSmileコネクト」販売開始

6月

スマホ診察券・スマホ診療「ClinicSmileONE」販売開始

2021年11月

スマホ診察券・スマホ診療のオプション「LINEメッセージ」販売開始

2021年12月

JP1によるプログラム自動配信「Hi Dental Net on JP1」販売開始

2022年3月

スマホ診察券・スマホ診療のオプション「スマホ問診」販売開始

2022年4月

東京証券取引所の市場区分の見直しによりJASDAQ(スタンダード)からスタンダード市場へ移行

 

 

 

3 【事業の内容】

    当社は、「人生もロマン、経営もロマン、無限の可能性に挑戦」を経営哲学として代表取締役である石井滋久が

  設立いたしました。代表取締役石井滋久は、「歯科医院の先生方の夢を叶えるお手伝いをしたい」との思いから、

  歯科医院向けシステムの研究開発・営業・サポートに取り組み、現在は「歯科電子カルテ統合システム Hi Dental

 Spirit XR-10i(以下、統合システム)」を主力商品としております。

  当社の歯科電子カルテ統合システムには、(1)生体認証とデータベースソフトとを活用した電子保存の3基準

(注)1への適合、(2)iPad(注)2を活用した種々のアプリケーションでの運用、(3)マスター化した病名や処置、

 薬品など20万件を超える膨大な情報と180万ステップ(注)3超のプログラムを合わせた高性能なシステムです。

  そして電子カルテ機能(注)4とレセプト機能(注)5、iPadを活用したインフォームドコンセント機能(注)6

 歯科医院の運営管理の効率化を推進する機能(注)7を一元管理した歯科電子カルテ統合システムにクラウドを活用

 したオンライン診療システム(スマホ予約、スマホ問診、スマホ診療、スマホ決済)を結合することで創り出され

 た当社独自の世界観「It's Hi Dental World 歯科医療に夢と未来を…」を展開しております。

  当社は、このシステムを充分に活用していただくため、「サポートなくして販売なし」「お客さまの笑顔・お客

 さまの満足が私たちの喜び」「顔が見え、心が触れ合う」を事業理念に、システム使用にあたり顧客の負担を軽減

 する「ソフトウェア三無主義」(注)8を掲げ、地域密着型のサポートを顧客に提供することにより事業を展開して

 まいりました。

  このように、歯科医院向けシステムの研究開発からシステムサポートまでワンストップ(製販一貫)で提供して

 まいりました結果、2022年9月30日現在、営業拠点は西日本を中心に本社を含め23か所に配置し、全国で3,118件の

 歯科医院を顧客としております。

  なお、当社の事業は「歯科医院向けシステム事業」の単一セグメントであります。

 

  (注)1.「電子保存の3基準」とは、一般的に「電子カルテの3原則」(JAHIS「電子保存ガイドライン/MDSセミナー」2018年11月9日)

       とも呼ばれており、内容は下記となります。

3基準

要求内容

真正性

電磁的記録に記録された事項について、保存すべき期間中における当該事項の改変又は消去の事実の有無およびその内容を確認することができる措置を講じ、かつ、当該電磁的記録の作成に係る責任の所在を明らかにしていること。

見読性

必要に応じ電磁的記録に記録された事項を出力することにより、直ちに明瞭かつ整然とした形式で使用に係る電子計算機その他の機器に表示し、および書面を作成できるようにすること。

保存性

電磁的記録に記録された事項について、保存すべき期間中において復元可能な状態で保存することができる措置を講じていること。

 

        (出典:厚生労働省ホームページ「医療情報システムの安全管理に関するガイドライン第5.1版(令和3年1月))

     2.iPadはApple.incの商標です。

  3.ステップとは、プログラム(ソースコード)を記述した行数のことで、プログラムの規模を測定する指標の一つです。

  4.電子カルテ機能とは、患者に対する診療の経過・治療等を記録するカルテを電子的に作成し、又は作成を補助する機能です。

  5.レセプト機能とは、カルテに記録された保険診療内容を保険者(市町村や健康保険組合)に請求する診療報酬明細書(レセプ

    ト)を作成する機能です。

  6.インフォームドコンセント機能とは、医師が患者に診療の目的や内容を十分に説明し患者の同意を得る為に、わかりやすく伝え

    る為の説明補助機能であり、例えば、視診・歯周検査の補助ツール、レントゲン・口腔内写真の表示ツール、自費診療の提案や

    見積書作成ツール等があげられます。

  7.運営管理の効率化を推進する機能とは、受付、問診、会計、予約等の受付業務を省力化・補助する機能、予約患者・売上分析や

    各種帳票の作成等の歯科医院の経営管理を補助する機能等のことです。

  8.「ソフトウェア三無主義」とは、ソフトウェア保守、システムサポート、バージョンアップの3つを無償で提供するサービスで

    す。ソフトウェア保守とは、最新カルテのコメント又は摘要マスタ等を歯科医院の要望に適合させるカスタマイズ対応などで

    す。システムサポートとは、操作上の問合せや歯科医院スタッフに対する操作トレーニングなどです。バージョンアップとは、

    顧客からの要望事項に対応した操作上の機能向上などのシステム更新です。ただし、健康保険の診療報酬改定、保険の制度自体

    の変更、その他制度自体の変更(例えば消費税率の値上げ等)によりプログラム改修が必要となった場合については別途、有償

    となります。

 

(ビジネスモデル)

当社は、仕入先メーカーから機器等を仕入れ、当社が開発したシステムを搭載することで商品とし、これを歯科医院に納品・販売しております。

販売先である歯科医院は、原則としてリース契約を活用して支払いを行います。歯科医院はリース会社とリース契約を締結し毎月のリース料を支払い、当社はリース会社より販売代金を受領しております。例外的にリース契約を活用しない場合、当社は歯科医院から直接、販売代金を受領します。

商品のハードウェアに係る修理・保守については、顧客による実費負担となっております。ただし、顧客である歯科医院は、顧客が独自に結成している任意の互助会組織HMG(注)9に加入することで、ハードウェアの修理・保守に係る費用負担を受けることができます。2022年9月30日現在、HMGへの加入は顧客3,118件中、3,087件となっております。

   9.HMG(ハイデンタルハードメンテナンス互助会のことで略称をHMGと呼びます。)とは当社の顧客が独自に結成している任意の

互助会組織です。主な目的は、当社商品に係るハードウェアの修理・保守等に係る費用の負担や会員同士の情報交流です。当社の顧客は月当たり1,500円からの会費(なお、システム規模により変動)を納入することで、入会できます。

 

当社及び顧客等との関連を系統図で示すと以下のとおりとなります。

(事業系統図)


 

(*1)上図の[リース活用時]は、顧客が当社商品の購入に当たり、リース会社とリース契約を締結した場合の資金の流れです。

(*2)上図の[現金取引時]は、顧客が当社商品の購入に当たり、販売代金を直接、顧客から当社に支払う場合の資金の流れです。

 

(事業の特徴)

当社事業及び当社が手掛ける商品・サービスには、以下の特徴があります。

① 商品・サービスについて

当社の顧客である歯科医院の抱える課題として、行政が定める歯科のカルテ記載のルールや形式が複雑なことや保険診療報酬の請求計算(レセプト)が複雑であり定期的な改定が求められています。また患者に対するインフォームドコンセントの必要性が高まっていることやスマホでの予約やスマホで決済などのニーズが挙げられます。

そこでこれらの課題に対応するため、当社は、電子カルテ機能、レセプト機能に加え、インフォームドコンセント機能を一元管理する歯科電子カルテ統合システムにクラウドを活用したオンライン診療システム(スマホ予約、スマホ問診、スマホ診療、スマホ決済)を結合することで創り出された当社独自の世界観「It's Hi Dental World 歯科医療に夢と未来を…」を展開しております。

まず、電子カルテ機能とレセプト機能については、「医療情報システムの安全管理に関するガイドライン 第5版(平成29年5月)」(厚生労働省)で示されている「電子保存の3基準」に適合するため、株式会社日立製作所のデータベース「HiRDB」に指静脈生体認証システムを組み合わせることで、データベースに対するあらゆる操作及び操作者の記録や、不正な書換・消去などの防止を可能とし、患者及び顧客である歯科医院が安心して利用できるシステムを提供しております。

次に、患者に対するインフォームドコンセント機能として、患者に対して治療の内容・経過等をわかりやすく伝える各種のツールを提供しております。例えば、「i-DS検査」という商品では、治療後すぐ、チェア・サイドからiPadに歯周病検査の結果や口腔内写真を表示し、患者にわかりやすい説明を実施することができます。

 

そして患者様のニーズに即した予約から決済までのスマホの活用促進機能として、スマホ予約やスマホ診療、スマホ診察券などを有したオンライン診療システムがあり、さらに予約分析や診療分析ができる経営分析システムを開発強化しております。

また、歯科医院の運営管理の効率化を推進する機能として、電話の着信時に患者情報を表示して電話応対を円滑にする「CTIシステム」や、1台のコンピューター端末に複数の仮想PCを起動させる技術を応用し複数のiPadから同時に電子カルテ入力を可能とする「バーチャルカルテ」を開発し、販売しております。

 

(当社商品の体系について)

 

 

システム区分

機能の種類

名称

It's

Hi Dental World

統合

基幹システム

電子カルテ機能

Hi Dental Spirit XR-10i

レセプト機能

患者と歯科医院を結びつける情報システム

インフォームドコンセント機能

「i-DS」シリーズ等

歯科医院の運営管理の効率化を推進する機能

「CTIシステム」等

結合

オンライン診療システム

予約から決済までのスマホの活用促進機能

スマホ予約、スマホ診療、スマホ診察券等

 

 

このように、「It's Hi Dental World 歯科医療に夢と未来を…」を主力商品のコンセプトに、患者及び歯科医院の安心と満足につながる情報システムをパッケージソフトとして提供してまいりました結果、中には20年以上の長期にわたる取引関係となる顧客も多く、当社の顧客による買替更新比率は93.6%(注)10となり、顧客数は以下のとおり推移しております。

      10.買替更新比率は、2017年10月1日から2022年9月30日を対象期間として、当社顧客のうち買替更新を行った顧客の合計件数を、

当社顧客のうち買替更新を行った顧客の合計件数と他社切替により当社との取引関係を解除した顧客の合計件数の合計で除して計算しております。

 

(地域ブロック別の顧客数の推移)

地域ブロック名

2018年9月末

2019年9月末

2020年9月末

2021年9月末

2022年9月末

九州ブロック

903

938

932

925

909

中国ブロック

857

875

876

876

864

関西ブロック

728

743

741

738

744

四国ブロック

526

525

524

526

514

関東ブロック

28

49

61

77

87

3,042

3,130

3,134

3,142

3,118

 

 

② 収益形態及びソフトウェア三無主義について

当社の収益は、独自に開発しパッケージ化した歯科電子カルテ統合システムの販売によるシステム売上高が大部分を占めており、他に診療報酬改定等の制度上の改定に伴うプログラム改定売上高、マイナンバーカードを健康保険証として使用できる等のオンライン資格確認等システム売上高、その他として機器等の修理売上高等で構成されております。

なお、当社は顧客である歯科医院の安心感・満足感を高めるため、創業以来、「ソフトウェア三無主義」を提唱し、定期的な保守料等は受け取っておりません。例えば、当社システムの使用や操作方法について不明な点が出てきた場合に、何度でも専任の営業サポート社員から説明やトレーニングを受けることができます。そのため、顧客である歯科医院は、当社商品の購入後、毎月定額の保守料等の費用負担なく安心してサポートサービスを受けることができます。

 

 

③ 営業サポート体制について

当社は、西日本を中心とした全国23拠点に約100名の営業サポート社員を配置し、地域密着型の直接的な営業サポート体制を構築しております。その担当エリアにおいて当社社員は、新規顧客への営業活動と、既存顧客に対する保守サービス等のサポート活動を行っております。

新規顧客への営業活動としては、顧客となる歯科医院を直接訪問し、医院運営に適ったシステムとアプリケーションを提案する営業を行っております。既存顧客に対するサポート活動としては、顧客ごとに専任の営業サポート社員を配置し、迅速に直接訪問して対応するサポート体制をとっております。具体的には、定期的な顧客訪問、診療報酬改定時の情報提供(例えば、説明用冊子の作成など)、改定内容に係る説明会の開催や訪問時の個別説明、顧客の歯科医院内での業務フローに合わせた細かなシステム設定、機器障害発生時での訪問対応等があります。このようなサポートを専任体制により提供することで、顧客との信頼関係が醸成されると考えております。

またこのように、地域に密着して営業活動とサポート活動を行う専任の営業サポート担当社員が、顧客を直接訪問し保守サービス等の「顔の見える」営業サポートを実践することで顧客の要望を把握し、当社システムの一層の進化・向上につなげることで、顧客満足度の向上に取り組んできた結果、既存顧客が定期的に行う基幹システムの入替時において一定の買替更新比率を確保しております。

さらに、このような営業とサポートの両面を支えるため、2010年から営業サポート社員全員にクラウド型営業支援ツールを導入し、顧客情報の可視化を行うことで、営業部門全体の生産性を高めるよう努めてまいりました。下記に当社の営業拠点の状況を記載いたします。

2022年9月30日現在)

地域ブロック名(営業拠点数)

営業拠点名

九州ブロック(8)

福岡支店、北九州営業所、佐賀営業所、大分営業所、長崎営業所、

熊本営業所、鹿児島営業所、沖縄営業所

中国ブロック(6)

岡山本社、広島営業所、福山営業所、山口営業所、島根営業所、

鳥取営業所

関西ブロック(4)

大阪支店、堺営業所、神戸営業所、姫路営業所

四国ブロック(3)

愛媛営業所、高松営業所、高知営業所

関東ブロック(2)

東京支社、横浜営業所

 

 

④ 売上債権の回収について

当社は複数のリース会社と提携することで、歯科医院が円滑にリース契約を締結できる体制としております。リース契約の活用により、顧客は初期導入費用の負担を軽減でき、当社は売上債権回収に係る業務負担を軽減しております。

 

⑤ 開発業務について

当社は、社内による独自開発を基本方針としております。これは、吸い上げられた顧客ニーズを迅速に開発業務へとつなげるためであります。また、外注委託の活用を限定的とすることで、製販一体の強みをより生かすことができるとの考えによります。さらに、株式会社日立製作所との特約店契約に基づく連携により、日立グループが有する新しいIT技術のノウハウを開発業務に活用できる体制を構築しております。

 

 

4 【関係会社の状況】

  該当事項はありません。

 

5 【従業員の状況】
(1) 提出会社の状況

2022年9月30日現在

従業員数(名)

平均年齢(歳)

平均勤続年数(年)

平均年間給与(千円)

134

35.1

8.0

4,040

 

(注)1.従業員数は就業人員(当社から社外への出向者を除き、社外から当社への出向者を含む。また休職者も除く。)であり、臨時雇用者数は従業員数の100分の10未満であるため、記載を省略しております。

2.平均年間給与は、賞与及び基準外賃金を含んでおります。

3.当社は、「歯科医院向けシステム事業」の単一セグメントであるため、セグメント別の記載はしておりません。

 

(2) 労働組合の状況

労働組合は結成されておりませんが、労使関係は円満に推移しております。

 

 

2 【事業等のリスク】

本書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、投資者の判断に重要な影響を及ぼす可能性のある事項を以下に記載しております。当社は、これらのリスク発生の可能性を認識した上で、その発生の回避及び発生した場合の対応に努める所存でありますが、当社株式に関する投資判断は、本項及び本書中の本項以外の記載内容もあわせて、慎重に検討した上で行われる必要があると考えております。

なお、文中の将来に関する事項は、本書提出日現在において当社が判断したものであります。

 

(1) 競争優位を脅かす技術革新等について

当社は医療情報システムの開発・販売業を営んでおります。当社は、その中でも歯科医療に特化し、長年にわたり構築してきた歯科電子カルテ統合システムと、地域密着型のサポート体制により、同業他社との差別化を図っております。これにより、日本の人口減少などマクロ的な影響を受けながらも、今後も顧客数の拡大を続けていくことができる状況と判断しております。

しかしながら、当社の歯科電子カルテ統合システムの優位性が失われるほど大きな技術革新の進展や、IT環境の著しい変化が生じた場合、あるいは顧客のニーズが著しく変化した場合には、当社の財政状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。

 

(2) 顧客である歯科医院について

「第一部 企業情報 第2 事業の状況 1 経営方針、経営環境及び対処すべき課題等 (4)経営環境」に記載のとおり、当社が顧客としている歯科医院数は今後、減少する傾向にあります。また、日本の人口減少に伴い歯科医院運営の競争も厳しくなると予想されます。
 これらの要因により、今後、引退による歯科医院数の減少や、経営不振による既存顧客による買替需要・投資意欲の減退等が当社の予測を上回った場合、当社の財政状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。

 

(3) 顧客が設立している任意の互助組織HMG(ハイデンタルハードメンテナンス互助会)について

HMGは当社の顧客である歯科医師が発起人となり組成された任意団体であり、加入資格は当社の顧客に限定され、ハードウェアの修理・保守に係る費用など会員の負担軽減を目的に規約に沿って運営されております。またHMG会員は年2回発行されるHMG会報により会員同士の情報交換も図っております。結成以来、HMGと当社は非常に良好な関係を維持しており、相互に敬意を払いながら共通の利益を追求するパートナー関係を構築しております。
 しかしながらHMGは当社と独立した組織であることから、会員の総意により結成目的や運営方針に大きな転換が発生し、それが当社のビジネスモデルに大きな影響を与える場合、当社の財政状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。

 

(4) 特定商品に特化した事業展開について

当社は現在まで、歯科電子カルテ統合システムの開発・販売に取り組むとともに、市場及び顧客のニーズに真摯に対応することでシェアを伸ばしてまいりましたが、特定商品の供給に特化していることから、当該商品に重大な課題が判明した場合や、市場と大きなミスマッチが発生した場合、当社の財政状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。

 

(5) 特約店契約について

当社は株式会社日立製作所と特約店契約を締結し、現在のところ、継続的かつ良好な関係を維持しております。また同契約は、IT機器の安定調達、及び新商品開発時の知識面・技術面での助言や支援など、当社の事業活動の円滑化・安定化に貢献しております。
 しかしながら、株式会社日立製作所側の特約店戦略や諸条件の変更があった場合、あるいは何らかの事由により当該契約を解除する事態となった場合には、当社の財政状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。

 

 

(6) 仕入先が限定的であることについて

当社は歯科電子カルテ統合システムに特化した事業展開をしており、当社で開発したシステムを搭載するハードウェアについては、株式会社日立製作所等の仕入先から提供を受けることでコスト削減を図ってまいりました。

ただし、仕入先が限定的であることからこれらの取引先の経営環境の著しい悪化や、商品の供給に重大な問題が生じた場合には、当社の財政状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。
 

(7) 商品の品質管理について

当社は歯科電子カルテ統合システムとして、「Hi Dental Spirit」シリーズと附属するアプリケーションは自社で研究・開発を進めており、リリースしている商品について、自社で独自の品質管理を行っております。これまで重大な不具合等は生じておりませんが、何らかの特殊事情により展開している商品について重大な不具合等が生じ、これに対するリカバリーに多くの業務量を要する場合や、新規の供給が停滞するような場合、当社の財政状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。

 

(8) 制度上の改定に伴うプログラム改定について

歯科医療業界においては、概ね2年に一度の頻度で医療保険制度の改正に係る診療報酬の改定が、また、概ね3年に1度の頻度で介護保険の改正に係る診療報酬の改定が行われます。当社では、このような制度上の改定に際して、その規模、業務量その他に応じて有償でプログラム改定作業を行い、これを売上高として見込んでおります。
 しかしながら、制度上の改定等の範囲、規模、複雑性や高度性が当社の業務処理能力を上回った場合、あるいは、作成した改定プログラムに重要な欠陥やバグが含まれてしまった場合、当社が見込んでいた制度上の改定が全く発生しなかった場合、当社の財政状態及び経営成績に影響を与える可能性があります。

 

(9) プログラム変更作業の発生による業績の変動について

当社の営業サポート社員は、新規顧客への営業活動と既存顧客に対する保守サービス等のサポート活動の双方を担当しております。そのためプログラム変更に伴う改定作業が必要となった場合、既存顧客に対するサポート活動の増加により、新規顧客に対する営業活動に支障が生じるおそれがあります。また、2年に一度の医療保険制度の改正及び3年に一度の介護保険制度の改正に係る診療報酬改定は4月に、歯科用貴金属の価格改定に伴う医療保険制度の診療報酬改定は3か月ごとに発生する傾向があります。またこれら以外にも、臨時的に診療報酬改定等が発生する場合もあります。そのため、当該プログラム変更の規模・業務量・頻度によっては、当社の財政状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。

 

(10) 新商品・サービスの開発及び技術革新等によるプログラム修正について

当社は同業他社との競争に勝ち抜くため、最新の情報技術を活用した歯科医院向けのコンピューターシステムの開発に注力しております。しかし、開発の全てが順調に進み新商品・サービスを提供できるとは限らず、開発途中における修正や見直し等により新商品・サービスの投入に遅れが生じたり、開発そのものが中止された場合には、当社の財政状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。
 また、当社の提供するWindows搭載サーバーやiPadなどの各端末に搭載されるOS(Operating System)の提供者により、それらのガイドラインや機能が変更され、当社が提供するコンピューターシステムのプログラム修正が必要となった場合、その修正の程度によっては、当社の財政状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。

 

(11) オンライン資格確認等システムについて

厚生労働省が推進しております「オンライン資格確認等システム」事業は、健康保険証のオンラインによる本人確認・資格確認を行う制度であり、2021年10月20日に運用を開始しております。

2023年4月1日からの本格稼働に向け、オンライン資格確認等システムの導入が義務付けられ駆け込み需要が見込まれております。本格稼働後につきましては一段落することが想定されています。

今後も何らかの不具合や予期せぬトラブル等が発生した場合、当社の財政状態・経営成績に影響を及ぼす可能性があります。

 

 

(12) 人財の採用及び教育について

当社が安定的な成長を確保していくためには、「歯科医療や保険診療等の電子カルテメーカーとして必須の専門知識」と「ソフトウェア及びハードウェアに係るITスキル」「知識とスキルを駆使して行う説明会講師や顧客ニーズを引き出すコミュニケーション能力」を備えた人財の確保が重要となります。当社の経営理念を理解し、賛同しうる人財の確保を重要課題として、新卒の採用だけでなく、他業種を含めた職業キャリアの採用(中途採用)など、優秀な人財の獲得に取り組んでおります。また、人財教育に関しましては、OJTといった現場での実践を通じた教育に加え、専任講師による専門知識を習得する機会を増やし、プロフェッショナルとなり得る人物を育成しております。
 しかしながら各都道府県への支社・支店、営業所の進出に対して、人財確保及び育成が追いつかない場合には、当社の財政状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。

 

(13) 人財の流出について

上述のように、当社が安定的な成長を確保していくためには優秀な人財の確保及び育成が重要となります。しかしながら、マクロ的な経済環境・雇用環境の変化や、個人の家庭環境・属性により当社を退職する社員が一定数存在しております。当社が提供する地域密着型のサポートサービスを維持するために必要な人員数を割り込む程の人財流出が発生した場合、当社の財政状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。

 

(14) 知的財産権について

当社が保有する商標権は、ロゴマーク及び商品名である「Hi Dental Spirit 」(歯科電子カルテ統合システム)の2つであります。これらについて当社は、国内の同業他社及び類似業種における当社商標権の侵害の有無を確認しております。
 また、当社が商品開発やプロモーション等を行う場合、必要に応じて第三者の特許権、商標権等の知的財産権の登録・使用状況を外部の弁理士等を通じて調査することで、知的財産権に関わるリスク低減を図っております。
 しかしながら、当該調査をしても第三者の特許権、商標権等の知的財産権の登録・使用状況が明確に判明せず、結果として第三者の保有する特許権、商標権等の知的財産権を使用したこと等により第三者の当該知的財産権を当社が侵害した場合には、当該第三者から損害賠償請求等を受ける可能性があり、当社の財政状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。

 

(15) 個人情報の保護について

当社の主たるシステムは、その性質上、歯科医院の患者情報を扱うことになり、顧客におけるシステム切り替え時のデータコンバートや買替時など、当社も個人情報に関わることがあります。「個人情報の保護に関する法律」が定める個人情報取扱事業者としての義務を果たすためにも、個人情報の保護の徹底を図り個人情報の保護の方針を定め、当該方針の遵守を徹底するよう努めるとともに、個人情報の取扱いに関する社内教育を行い、データも暗号化処理を施すなど、管理・運用面についても慎重を期しております。
 また、社内における個人情報管理に関しても、運用担当者を厳格に定め、サーバー類の運用ルールも厳格なマニュアルに規定し、運用が適正に行われるように取り組んでおります。
 これらを踏まえ、引き続き、第三者認証である個人情報保護マネジメントシステム(PMS)の獲得などを、早急な課題と位置付け取り組んでまいります。
 しかしながら、当社で取扱う個人情報等について、漏洩、改ざん、不正使用、外部からの不正アクセス、その他想定外の事態が発生する可能性が完全に排除されているとはいえず、これらの事態が発生した場合、適切な対応を行うための相当なコストの負担や、当社への損害賠償請求、当社の信用力の低下等によって、当社の事業展開、財政状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。万が一、個人情報が漏洩するような事実が発生した場合は、社会的信用を失墜し、それに伴う不利益は甚大なものとなり、当社の財政状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。

 

 

(16) 内部管理体制について

当社は、企業ブランドの持続的な向上を図るためにも、コーポレート・ガバナンスが有効に機能することが不可欠であると認識しております。そのため、業務の適正性及び財務報告の信頼性の確保、さらに健全な倫理観に基づく法令遵守の徹底が必要であると認識しており、役職員等の社内関係者の不正行為等が発生しないようにコンプライアンス規程を制定し、当社の役職員等が遵守すべき法令及びルールを定め、内部監査等により遵守状況の確認を行っております。
 しかしながら、法令等に抵触する事態や社内関係者による不正行為が発生する事態が生じた場合、あるいは事業の急速な拡大により内部管理体制の構築が追いつかない場合には、当社の財政状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。

 

(17) 特定人物への依存について

当社におきまして、創業者であり代表取締役でもある石井滋久は、当社の経営信条、経営方針、経営理念、事業理念、事業モデル、経営戦略のあらゆる場面で中心的な役割を果たしており、現在も経営戦略、会社の事業推進、営業施策とその推進等において、重要な役割を果たしております。
 当社では取締役会及び執行役員体制を整え、役員及び幹部社員の情報共有や経営組織の強化など権限委譲を図り、同氏に過度に依存しない経営体制の整備を進めておりますが、何らかの理由により同氏が業務執行を継続することが困難となった場合、当社の財政状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。
 

(18) 大規模な自然災害・戦争等の非常事態・感染症による緊急事態等の有事発生時について

当社は、開発の拠点を岡山本社、地域密着型のサポートサービスの拠点を岡山本社とそれ以外の西日本を中心とした主要都市に設置し、商品は岡山本社から各拠点に配送する方式としております。当社の顧客は歯科医院という医療機関であるため、有事発生時であっても当社には従来通りの役割が求められます。そのため、本社や各拠点が被災等の有事発生時に備え、営業・物流も含めたサービス提供機能の維持を課題として取り組んでおります。
 現状、これら自然災害・緊急事態等が発生した場合に備え、BCP(事業継続計画)策定により有事発生時への対処策を立案し、顧客、事業及び財務状況への影響を最小化するよう努めております。しかしながら、本社又は各拠点が自然災害や非常事態により被害を受け、その物的・人的損害が甚大である場合、感染症その他により地域的又は全国的に緊急事態宣言が発出され、経済活動よりも安全や健康が優先されるべき事態となった場合、当社の業務活動の継続自体が困難又は不可能となり、当社の財政状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。

 

(19) 新型コロナウイルス感染症について

新型コロナウイルス感染症に対して当社は、取引先、関係者及び従業員の安全を第一に考え、社員へのワクチン接種の徹底、時差出勤の実施、不要不急の外出の自粛、一定の距離を確保した事務所内の配置、可能な社員についての在宅勤務、テレビやWEBを活用した会議や面接の実施、パーティションによるセクション区切り等の施策を全社的に取り組んだ上で、個々人においては日常的なうがい・手洗い消毒・検温等を行い、予防と早期発見を図っております。
 当社におきましては、上記の状況から概ね回復しており足許での影響は相当程度に限定的であることを確認できておりますが、今後、新型コロナウイルス感染症の蔓延状況が悪化し、その影響が長期かつ広範囲に拡大した場合、当社の財政状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。

 

(20) 大株主について

当社の代表取締役石井滋久(資産管理会社である有限会社エス・イーを含む)の所有株式数は、今般の株式上場に当たり所有株式数の一部を売却いたしましたが、本書提出日現在で発行済株式総数の71.5%を保有する大株主であります。
 同氏は、安定株主として引き続き一定の議決権を保有し、その議決権行使にあたっては株主共同の利益を追求するとともに、少数株主の利益にも配慮する方針を有しております。
 当社といたしましても、同氏は安定株主であると認識しておりますが、将来的に何等かの事情により大株主である同氏の持分比率が低下した場合、当社株式の市場価格及び議決権行使の状況等に影響を及ぼす可能性があります。

 

4 【経営上の重要な契約等】

 

相手先

契約の内容

契約品目

契約期間

株式会社日立製作所

特約店契約書 (注)1

PCサーバー、ビジネスパーソナルコンピューター、日立オープンミドルウェア、日立指静脈認証装置

2021年7月1日を開始日とする1年単位の自動更新(注)2

 

(注) 1.特約店契約の解除事由として下記の定めがあります。

手形の不渡り・差押さえ・仮差押さえ・仮処分・競売・破産・民事再生・会社更生・債務不履行等

2.当社と株式会社日立製作所とは、1992年3月21日に特約店契約を締結し、その後円滑な取引関係を維持してまいりましたが、外部経営環境の変化に対応して契約内容の精査を行ったところ、2021年6月15日付で当該契約を更新いたしました。

 

2 【主要な設備の状況】

 

 

2022年9月30日現在

事業所名
(所在地)

設備の
内容

帳簿価額(千円)

従業員数

(名)

建物

構築物

車両運搬具

工具、器具及び備品

土地
(㎡)

ソフト
ウエア

ソフト
ウエア
仮勘定

合計

本社

(岡山市北区)

本社機能

208,721

827

14,693

22,330

126,381

(937.31)

82,206

46,538

501,700

47

セミナーハウス

(岡山市北区)

研修及び宿泊設備

129,791

1,502

246

58,133

(363.40)

189,674

2

本社別館

(岡山市北区)

本社

駐車場

165,414

(826.78)

165,414

 

(注) 1.現在休止中の主要な設備はありません。

2.従業員数は就業人員(当社から社外への出向者を除き、社外から当社への出向者を含む。)であり、臨時雇用者数は従業員数の100分の10未満であるため、記載を省略しております。

3.当社は、歯科医院向けシステム事業の単一セグメントであるため、セグメント別の記載はしておりません。

 

① 【株式の総数】

 

種類

発行可能株式総数(株)

普通株式

7,800,000

7,800,000

 

 

① 【ストックオプション制度の内容】

 

該当事項はありません。

 

② 【ライツプランの内容】

 

該当事項はありません。

 

(5) 【所有者別状況】

 

 

 

 

 

 

 

2022年9月30日現在

区分

株式の状況(1単元の株式数 100株)

単元未満
株式の状況
(株)

政府及び
地方公共
団体

金融機関

金融商品
取引業者

その他の
法人

外国法人等

個人
その他

個人以外

個人

株主数
(人)

4

15

25

10

3

1,078

1,135

所有株式数
(単元)

57

308

7,975

333

5

13,576

22,254

2,600

所有株式数
の割合(%)

0.256

1.384

35.836

1.496

0.022

61.004

100.00

 

 

(6) 【大株主の状況】

  2022年9月30日現在

氏名又は名称

住所

所有株式数
(株)

発行済株式
(自己株式を
除く。)の
総数に対する
所有株式数
の割合(%)

石井 滋久

岡山市北区

812,800

36.48

有限会社エス・イー

岡山市北区津島東四丁目15番20-3

779,800

35.00

石井 惠美子

岡山市北区

50,000

2.24

猪子 久美子

岡山市北区

45,600

2.05

東和ハイシステム社員持株会

岡山市北区

45,088

2.02

 MSIP CLIENT SECURITIES
(常任代理人モルガン・スタンレーMUFG証券株式会社)

25 CABOT SQUARE,CANARY WHARF,LONDON E14 4QA,U.K
(千代田区大手町1丁目9-7大手町フィナンシャルシティサウスタワー)

25,800

1.16

河野 圭哉

岡山市北区

19,300

0.87

平尾 丈

東京都板橋区

18,200

0.82

石井 滋雅

岡山市北区

15,000

0.67

石垣 康治

仙台市若林区

9,900

0.44

1,821,488

81.75

 

(注)発行済株式の総数に対する所有株式数の割合は、小数点以下第3位を四捨五入しております。

 

① 【貸借対照表】

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

(単位:千円)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

前事業年度

(2021年9月30日)

当事業年度

(2022年9月30日)

資産の部

 

 

 

流動資産

 

 

 

 

現金及び預金

2,159,858

1,798,580

 

 

売掛金

285,911

143,627

 

 

商品

163,040

236,743

 

 

前払費用

24,342

35,485

 

 

未収入金

2,512

1,665

 

 

預け金

44,618

 

 

流動資産合計

2,635,664

2,260,720

 

固定資産

 

 

 

 

有形固定資産

 

 

 

 

 

建物(純額)

※1 357,530

※1 339,997

 

 

 

構築物(純額)

※1 2,212

※1 2,330

 

 

 

車両運搬具(純額)

※1 3,101

※1 14,693

 

 

 

工具、器具及び備品(純額)

※1 27,055

※1 26,730

 

 

 

土地

349,929

349,929

 

 

 

有形固定資産合計

739,829

733,681

 

 

無形固定資産

 

 

 

 

 

ソフトウエア

59,222

82,206

 

 

 

ソフトウエア仮勘定

13,725

46,538

 

 

 

その他

2,227

2,122

 

 

 

無形固定資産合計

75,175

130,867

 

 

投資その他の資産

 

 

 

 

 

投資有価証券

500,000

854,460

 

 

 

敷金及び保証金

33,661

33,156

 

 

 

繰延税金資産

31,703

31,332

 

 

 

その他

2,130

1,533

 

 

 

投資その他の資産合計

567,495

920,482

 

 

固定資産合計

1,382,500

1,785,032

 

資産合計

4,018,165

4,045,753

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

(単位:千円)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

前事業年度

(2021年9月30日)

当事業年度

(2022年9月30日)

負債の部

 

 

 

流動負債

 

 

 

 

買掛金

97,185

52,901

 

 

未払金

222,007

215,511

 

 

未払法人税等

99,294

85,714

 

 

未払消費税等

27,782

12,264

 

 

預り金

7,209

6,220

 

 

賞与引当金

8,720

11,119

 

 

その他

7,330

※2 24,685

 

 

流動負債合計

469,529

408,417

 

固定負債

 

 

 

 

退職給付引当金

45,594

47,536

 

 

固定負債合計

45,594

47,536

 

負債合計

515,123

455,953

純資産の部

 

 

 

株主資本

 

 

 

 

資本金

343,080

343,080

 

 

資本剰余金

 

 

 

 

 

資本準備金

297,480

297,480

 

 

 

資本剰余金合計

297,480

297,480

 

 

利益剰余金

 

 

 

 

 

利益準備金

10,000

10,000

 

 

 

その他利益剰余金

 

 

 

 

 

 

固定資産圧縮積立金

15,080

14,226

 

 

 

 

別途積立金

170,900

170,900

 

 

 

 

繰越利益剰余金

2,666,500

2,760,830

 

 

 

利益剰余金合計

2,862,481

2,955,957

 

 

株主資本合計

3,503,041

3,596,517

 

評価・換算差額等

 

 

 

 

その他有価証券評価差額金

6,717

 

 

評価・換算差額等合計

6,717

 

純資産合計

3,503,041

3,589,799

負債純資産合計

4,018,165

4,045,753

 

② 【損益計算書】

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

(単位:千円)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

前事業年度

(自 2020年10月1日

 至 2021年9月30日)

当事業年度

(自 2021年10月1日

 至 2022年9月30日)

売上高

2,369,643

※1 2,215,419

売上原価

 

 

 

商品期首棚卸高

58,018

163,040

 

当期商品仕入高

545,941

468,220

 

当期製品製造原価

144,928

191,496

 

合計

748,887

822,757

 

商品期末棚卸高

163,040

236,743

 

売上原価合計

585,847

586,013

売上総利益

1,783,795

1,629,405

販売費及び一般管理費

※2※3 1,182,194

※2※3 1,212,917

営業利益

601,601

416,487

営業外収益

 

 

 

受取利息

382

11

 

有価証券利息

5,330

16,902

 

受取配当金

17,500

 

受取手数料

2,281

1,258

 

投資有価証券売却益

21,809

 

その他

179

1,083

 

営業外収益合計

8,173

58,564

営業外費用

 

 

 

株式交付費

9,379

 

株式公開費用

27,183

 

投資有価証券償還損

1,832

 

その他

169

 

営業外費用合計

38,564

経常利益

571,210

475,052

特別利益

 

 

 

固定資産売却益

※4 3,196

 

特別利益合計

3,196

特別損失

 

 

 

減損損失

※5 31,659

 

特別損失合計

31,659

税引前当期純利益

539,551

478,248

法人税、住民税及び事業税

162,051

158,659

法人税等調整額

1,932

3,313

法人税等合計

163,984

161,972

当期純利益

375,566

316,275